JP3163306B2 - パターン検査方法及び装置 - Google Patents

パターン検査方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検査パターンの欠陥
を検出する外観検査に係り、特に、半導体ウェハや液晶
ディスプレイ等のパターンの外観検査に好適なパターン
検査方法、検査装置及び画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被検査パターンの欠陥を検出する
装置としては、例えば特開昭59−192943号公報
に記載されるように、被検査パターンを等速度で移動さ
せつつラインセンサ等の撮像素子でこの被検査パターン
の画像を検出し、得られた画像信号とこれを一定の時間
遅らせた画像信号との時間ずれを定めた時間毎に補正し
て、これら画像信号の濃淡を比較し、濃淡の違いが大き
い領域を不一致(即ち、欠陥)として検出するものであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法によると、比較処理の観点が唯一つであること、即ち
上記した例では、濃淡の大小の比較のみであるため、不
一致の検出には自ずから限界があって検出感度が低く、
また、検出できる欠陥の種類が少ない。このために、多
種の微細な欠陥が検出することができず、真に有効な検
査を実現することはできなかった。
【0004】本発明の目的は、かかる問題を解消し、検
出感度を高め、多種にわたる微細な欠陥を高い信頼性で
もって検出することができるようにしたパターン検出方
法、パターン検査装置及び画像処理装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被検査パターンの画像を検出して得られ
る検出画像信号と基準画像信号に対してパターンのエッ
ジの比較処理とパターンの濃淡の比較処理とを少なくと
も含む複数の異なる比較処理を並列に行なうようにす
る。
【0006】
【作用】検出画像信号と基準画像信号の比較処理は互い
に異なるため、これら比較処理によって検出される欠陥
は互いに種類が異なっており、従って、パターンエッジ
の形状的な欠陥やパターンの濃淡の違いによる欠陥等異
なる観点からみた多種の欠陥が同時に検出されることに
なる。これにより、極めて微小な欠陥をも検出可能にな
り、従来に比べ、飛躍的に欠陥検出の性能が向上する
し、検査の信頼性も高くなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明によるパターン検査方法及び装置の一
実施例を示す構成図であって、1はLSIウェハ、1A
はXYテーブル、2は照明用ランプ、3は対物レンズ、
4はイメージセンサ、5はA/Dコンバータ、6は遅延
メモリ、7(1)〜7(n)は画像処理装置、8は画像
間演算部である。
【0008】同図において、XYテーブル1Aには、2
次元の同一被検査パターンが形成されている複数個のチ
ップが2方向に配列されているLSIウェハ1が載置さ
れ、これらチップの配列方向とXYテーブル1Aの2つ
の移動方向とが一致するようにされており、さらに、1
次元イメージセンサ4の走査がXYテーブル1Aの1つ
の移動方向に一致させている。これにより、照明用ラン
プ2でLSIウェハ1を照明しながら1次元イメージセ
ンサ4を1次元的走査(この走査方向を主走査方向とい
う)の動作を行なわせ、XYテーブル1Aをこの1次元
イメージセンサ4の走査方向とは垂直方向に移動させる
と(この方向を副走査方向という)、LSIウェハ1上
の1つの被検査パターンが1次元イメージセンサ4によ
って、対物レンズ3を介し、主、副走査されて読み取ら
れることになり、従って、1次元イメージセンサ4から
この2次元の被検査パターンの画像信号が得られる。そ
して、XYテーブル1Aを同一方向或いはこれと直交す
る方向に連続して移動させることにより、配列順に被検
査パターンの画像信号が連続して得られることになる。
【0009】イメージセンサ4から出力される画像信号
は、A/Dコンバータ5で8ビットのディジタル画像信
号に変換された後、2分され、その一方が遅延メモリ
によってLSIウェハ1上の1つチップの被検査パター
ン読取り時間分だけ遅延される。A/Dコンバータ5か
ら出力されるディジタルの画像信号(以下、検出画像信
号という)Aと遅延メモリ6で遅延された画像信号(以
下、遅延画像信号という)A´とはn個(但し、nは2
以上の整数)の画像処理装置7(1)〜7(n)に同時
に供給される。
【0010】これら画像処理装置7(1)〜7(n)
は、夫々これら画像信号A、A´比較し、これら間に
不一致部があったとき、これを欠陥として検出する。こ
こで、遅延画像信号A´は検出画像信号Aが得られる被
検査パターンよりも1つ前に読み取られた被検査パター
ンの画像信号であり、上記のように、これら被検査パタ
ーンは同一パターンであるから、これら被検査パターン
に欠陥がなければ、画像信号A、A´は完全に一致する
ことになる。従って、この場合には、いずれの画像処理
装置7(1)〜7(n)からも欠陥を表わす信号(以
下、欠陥検出信号という)が出力されない。
【0011】画像処理装置7(1)〜7(n)は互いに
異なる処理機能を有しており、これら画像信号A、A´
を異なる条件で比較する。例えば、画像処理装置7
(1)は画像信号A、A´のパターンエッジを比較処理
し、画像処理装置7(2)はパターンの濃淡を比較す
る。このようにして、画像処理装置7(1)〜7(n)
では、被検査パターンのいろいろの種類の欠陥が検出さ
れる。
【0012】画像処理装置7(1)〜7(n)から出力
される欠陥検出信号は例えばオア回路からなる画像間演
算部8に供給されて処理され、その処理結果に応じて最
終的な欠陥検出信号が得られる。
【0013】図2は図1における画像処理装置7(1)
〜7(n)の基本構成を示すブロック図であって、20
0a、200bは画像内演算部、210a、210bは
閾値処理部、220a、220bは画像内演算部、23
0は画像間演算部、240は閾値処理部、250は画像
内演算部である。
【0014】同図において、A/Dコンバータ5(図
1)からの検出画像信号Aと遅延メモリ6からの遅延画
像信号A´は夫々、画像内演算部200a、200bに
より、画像の局所的領域で近傍演算であるフィルタリン
グ等(例えば、画像の積分、微分等の処理)等の検出し
ようとする欠陥の種類に応じた処理がなされ、その出力
信号は、閾値処理部210a、210bにより、画素毎
に定めた閾値と比較されて2値化される。これら閾値値
処理部210a、210bからの2値化信号は画像内演
算部220a、220bで例えば所定の大きさの領域が
切り出され、画像間演算部230に供給されて、これら
切り出された信号間で四則演算や論理演算の処理(例え
ば画像信号間の差演算)、EXOR(排他的論理和)演
算処理等がなされ、これらの不一致部が検出される。画
像間演算部230で検出された不一致部のデータは、閾
値処理部240で各画素毎に定めた閾値と比較されて2
値化された後、画像内演算部250で処理されて目的と
する欠陥検出信号が生成される。
【0015】なお、以上は画像処理装置7(1)〜7
(n)の基本構成を示したものであって、画像処理装置
によってはこれと構成が若干異なるものもある。例え
ば、画像内演算部200a、200bに、後に説明する
ように、閾値処理部210a、210bを含ませるよう
にしてもよい。
【0016】次に、かかる基本構成の画像処理装置とし
て、被検査パターンのパターンエッジの欠陥を検出する
ためのものについて説明する。図3はかかる画像処理装
置7を具体的に示したブロック図であって、10a、1
0bは1次微分回路、11a、11bは2次微分回路、
12a、12b、13a、13bは切出し回路、14a
〜14yは極性比較回路、15a〜15yはカウンタ、
16は位置ずれ量検出回路、17a〜17yは遅延回
路、18a〜18yは領域選択回路、19はアンドゲー
トであり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけ
ている。
【0017】図3において、A/Dコンバータ5(図
1)からの例えば8ビットの検出画像信号Aは1次微分
回路10aと2次微分回路11aとに供給されて夫々画
素毎に順次1次微分及び2次微分される。また、遅延メ
モリ6からの遅延画像信号A´も1次微分回路10bと
2次微分回路11bとに供給されて夫々画素毎に順次1
次微分、2次微分される。
【0018】1次微分回路10a、10bは夫々、図2
での閾値処理部210aを含む画像内演算部200a、
閾値処理部210bを含む画像内演算部200bに相当
し、図4に示すように、画像信号A、A´の画素が入力
される毎にその3×3画素を設定し、その中心の画素に
ついて8方向の1次微分データo、p、・・・・・v
(1次微分回路10a)、1次微分データo’、p’、
・・・・・v’(1次微分回路10b)を求める。これ
ら1次微分データは“1”または“0”ビットで表わさ
れる1ビットの正、負の極性データと所定の閾値に対し
て値“1”または“0”と2値化された1ビットの絶対
値データとからなる2ビットのデータであって、これら
1次微分データが全て合成されて16ビットの1次微分
データ100a、100bとして出力される。ここで、
上記極性の“1”は正極性を、“0”は負極性を表わ
す。
【0019】また、2次微分回路11a、11bは、図
4に示した3×3画素に対し、図5に示すように、1、
−2、1なる値のエッジオペレータを適用し、その演算
結果を閾値Thで2値化してパターンエッジの暗い領域
を“1”、それ以外を“0”とし、1ビットの2次微分
データ101a、101bとして出力する。なお、図5
の演算について説明すると、エッジオペレータ1、−
2、1の配置は図4の3×3画素の各画素に対応するも
のである。例えば、図示の左端のオペレータの場合、図
4の3×3画素の中心画素にエッジオペレータ(−2)
を乗算し、その左右の画素にエッジオペレータ(1)を
乗算してこれらを加算するものである。図5の加算値は
その結果を示すものであり、図5の下方に示す条件式が
2値化を行なうものである。
【0020】1次微分回路10a、10bから出力され
る1次微分データ100a、100bは、図2の画像内
演算部220a、220bに相当する切出し回路12
a、12bに供給される。切出し回路12aでは、例え
ば5×5画素の領域が切り出され、1画素分シフトされ
て最大±2画素分シフトした状態の5×5=25個の1
次微分データ102a〜102yが形成され、また、切
出し回路12bでは、この5×5画素の中央位置と同期
した1次微分データ104が形成される。同様に、2次
微分回路11aから出力される2次微分データ101a
は切出し回路13aに供給され、切出し回路12aと同
様にして1画素分ずつシフトされた25個の2次微分デ
ータ103a〜103yが形成され、2次微分回路11
bから出力される2次微分データ101bは切出し回路
13bに供給され、この5×5画素の中央位置と同期し
た2次微分データ105が形成される。
【0021】ここでは25個である極性比較回路14a
〜14yが図2の画像間演算部230に相当する。極性
比較回路14a〜14yは夫々、切出し回路12aから
16ビットの1次微分データ102a〜102yが別々
に、切出し回路12bから16ビットの2次微分データ
103a〜103yが別々に供給され、また、これら極
性比較回路14a〜14yの全てに切出し回路13a、
13bから16ビットの1次微分データ104と1ビッ
トの2次微分データ105とが夫々供給される。そし
て、後に詳しく説明するが、極性比較回路14aでは、
2次微分データ103a、105の条件のもとに、1次
微分データ102a、103aの極性比較が、……、極
性比較回路14yでは、2次微分データ103y、10
5の条件のもとに、1次微分データ102y、103y
の極性比較が夫々行なわれる。これによると、例えば極
性比較回路14aにおいては、2次微分回路11a、1
1bにより抽出されたパターンエッジの暗い領域におい
て、1次微分回路10aから出力される検出画像信号A
の1次微分データ100aの切出し回路12aで切り出
された1次微分データ102aと1次微分回路10bか
ら出力される遅延画像信号A´の1次微分100bの切
出し回路12bで切り出された1次微分データ102a
とを、図4で示した8つの方向o〜v毎に、それらの1
次微分データの極性と絶対値の大小を比較し、これら1
次微分データの少なくともいずれか1つの絶対値が大
(値“1”)であるときの極性が一致しない画素を不一
致画像とし、この画素に対して値“1”の不一致パルス
107aを出力する。同様にして、極性比較回路14b
〜14yも、不一致画素があると、不一致パルス107
b〜107yを出力する。
【0022】極性比較回路14a〜14yにおいて、検
出画像信号Aと遅延画像信号A´の1次微分データ10
2、104の極性比較に2次微分データ103、105
で条件付けるのは、後述するように、不一致画素を
出するのを防止するためである。そして、かかる条件だ
けで正しい不一致画素が検出できれば、図示するように
複数の極性比較回路14a〜14yは必要でなく、唯1
つの極性比較回路で充分であり、その出力パルスを欠陥
検出信号とすることができる。
【0023】しかし、図1に示したLSIウェハ1上で
の各被検査パターンは、実際には、それらの形状等に若
干の違いが生じ、これによっても、極性比較回路14a
〜14yが不一致パルスを発生する。かかる誤った不一
致パルスを除くために、切出し回路12a、12b、1
3a、13bでもって1画素分ずつシフトした1次微分
データを形成し、これらに対して複数の極性比較回路1
4a〜14yを設けるとともに、これらからの不一致パ
ルスをアンドゲート19に供給するようにしている。
【0024】また、極性比較回路14a〜14yのいず
れかから異常に多くの不一致パルスが出力されると、こ
れによってアンドゲート19が誤動作し、欠陥を正しく
表わす不一致パルス以外の誤った不一致パルスも欠陥検
出信号としてしまうおそれがある。領域選択回路18a
〜18yはこのような極性比較回路の出力不一致パルス
をマスキングするためのものであり、カウンタ15a〜
15y及び位置ずれ検出回路16はかかる極性比較回路
を判別するためのものである。
【0025】なお、領域選択回路18a〜18yが図2
の閾値処理部240に相当し、アンドゲート19が同じ
く画像内処理部250に相当する。
【0026】カウンタ15a〜15yは夫々、例えば検
出画像信号Aの画素数である1024画素×256画素
毎に極性比較回路14a〜14yから出力される値
“1”の信号、即ち不一致パルスを計数する。位置ずれ
量検出回路16は、カウンタ15a〜15yから得られ
る不一致パルス数を解析し、これら不一致パルス数が予
め設定された閾値より小さい極性比較回路14a〜14
yを判定し、これに対応した領域選択回路18a〜18
yに“1”の選択信号を供給する。位置ずれ量検出回路
16は、図6に示すように、切出し回路12aでの5×
5画素の切出し領域に対応させて、この領域の中心に対
してX方向の位置ずれΔX、Y方向の位置ずれΔYを想
定し、位置ずれ量(ΔX、ΔY)でもって極性比較回路
14a〜14y(従って、カウンタ15a〜15y)と
領域選択回路18a〜18yとを対応させている。これ
により、例えばカウンタ15aの計数値が上記閾値以下
であると、このカウンタ15aに対する位置ずれ量(Δ
X、ΔY)が図6のように判明し、この位置ずれ量(Δ
X、ΔY)に対する領域選択回路が領域選択回路18a
であると判定できるので、この領域選択回路18aに
“1”の選択信号が供給される。
【0027】一方、極性比較回路14a〜14yから出
力される不一致パルス107a〜107yは夫々、遅延
回路17a〜17yで位置ずれ量検出回路16で位置ず
れ量(ΔX、ΔY)が求められるまで遅延された後、領
域選択回路18a〜18yに供給され、位置ずれ量検出
回路16から選択信号が送られている領域選択回路18
a〜18yに供給されたもののみがこれを通過してアン
ドゲート19に供給され、その他の不一致パルスはマス
キングされる。これにより、アンドゲート19から値
“1”の真に欠陥を表わす欠陥検出信号が出力される。
【0028】次に、図3の各部を更に詳しく説明する。
まず、図2の画像内演算部200aをなす図3の1次微
分回路10a,10bについて説明するが、これらは同
じ構成をなしているので、その一方の1次微分回路10
aについて図7により説明する。但し、図7において、
20a、20bはシフトレジスタ、21a〜21iはラ
ッチ回路、22a〜22hは減算回路、23a〜23h
は2値化回路である。
【0029】8ビットの検出画像信号Aは、シフトレジ
スタ20a,20bにより、順次イメージセンサ4(図
1)の1走査期間の時間ずつ遅延される。ラッチ回路2
1a、21d、21gが夫々検出画像信号Aを1画素ず
つ順次ラッチし、ラッチ回路21b、21e、21hが
夫々ラッチ回路21a、21d、21gから出力される
画素をラッチし、ラッチ回路21c、21f、21iが
夫々ラッチ回路21b、21e、21hから出力される
画素をラッチする。これにより、ラッチ回路21a〜2
1iに図4に示すように3×3画素の領域が切り出さ
れ、検出画像信号Aの入力とともにこの領域が移動して
いく。ここで、ラッチ回路21eにこの領域の中心画素
f(x、y)が記憶され、ラッチ回路21aに画素f
(x+1、y+1)が記憶され、ラッチ回路21iに画
素f(x−1、y−1)が記憶されるというように、各
画素が記憶される。
【0030】この3×3画素から図4に示した8方向の
1次微分を引算器22a〜22hで算出するのである
が、ここで、引算器22aでラッチ回路21cの画素f
(x−1、y+1)からラッチ回路21eの画素f
(x、y)を引算することにより、図4の1次微分演算
値sが得られ、引算器22hでラッチ回路21iの画素
f(x−1、y−1)からラッチ回路21eの画素f
(x、y)を引算することにより、図4の1次微分演算
値qが得られ、以下同様にして、ラッチ回路21a、2
1b、21d、21f、21g、21hにラッチされた
画素f(x+1、y+1)、画素f(x、y+1)、画
素f(x+1、y)、画素f(x−1、y)、画素f
(x+1、y−1)、画素f(x、y−1)からラッチ
回路21eの画素f(x、y)を引算することにより、
図4の1次微分演算値u、t、v、r、o、pが得られ
ることになる。引算器22a〜22hから出力されるこ
れら1次微分演算値は、正、負の極性(1、0)を表わ
す1ビットの符号データと、絶対値を表わす8ビットの
絶対値データとからなっている。
【0031】図2の閾値処理部210aである2値化回
路23a〜23hは夫々、引算器22a〜22hからの
1次微分の絶対値が閾値Eth以上であれば“1”を、
閾値Ethより小さければ“0”を夫々表わすように、
1次微分データの絶対値を2値化し、1ビット(1また
は0)の2値化絶対値データを出力する。このようにし
て得られたこれら引算器22a〜22hからの符号デー
タとこれに対応する2値化回路23a〜23hからの2
値化絶対値データとの対が1次微分演算値o、p、q、
r、s、t、u、vに対する1次微分データo、p、
q、r、s、t、u、vであり、これらは合成されて1
6ビットの1次微分データ100aとして出力される。
このように、図7は、図2の閾値処理部210aが画像
内演算部200aに内蔵されている場合である。
【0032】次に、図2の画像内演算部200aである
2次微分回路11a,11bについて説明するが、これ
らは同じ構成をなしているので、一方の2次微分回路1
1aについて図8により説明する。但し、24a、24
bはシフトレジスタ、25a〜25iはラッチ回路、2
6は加算器、27は掛算器、28は加算器、29は2値
化回路である。
【0033】シフトレジスタ24a,24bは図7での
シフトレジスタ20a、20bと同様のものであり、ま
た、ラッチ回路25a〜25iも図7のラッチ回路21
a〜21iと同様のものであって、これらの配置関係も
図7と同様である。従って、検出画像信号Aが入力され
ると、この検出画像信号Aの図7と同じ3×3画素の領
域が切り出される。
【0034】この切り出された3×3画素を用いて図5
に示した処理がなされ、2値のエッジパターンを抽出す
るのであるが、いま、その1つの演算処理について説明
すると、ラッチ回路25dにラツチされた画素f(x+
1、y)とラッチ回路25fにラツチされた画素f(x
−1、y)とが加算器26で加算され、また、ラッチ回
路25eにラツチされた画素f(x、y)に掛算器27
で係数(−2)が掛算され、これらが加算器28で加算
される。従って、この演算は図5の左端に示した1、−
2、1なるエッジオペレータによる演算であって、加算
器28から出力される演算結果は図5に示すf(x−
1、y)+f(x+1、y)−2f(x、y)となる。
この演算結果は、図2の閾値処理部13である2値化回
路29により、予め設定された閾値Dthで2値化さ
れ、被検査パターンのエッジの暗い領域を“1”とし、
それ以外の領域を“0”にした1ビット構成の2次微分
データ101aが得られる。
【0035】図5に示す他の3種類のエッジオペレータ
も、図示しないが、同様の方法で、ラッチ回路25b、
25hにラッチされた画素とラッチ回路25eにラッチ
された画素とにより、ラッチ回路25a、25iにラッ
チされた画素とラッチ回路25eにラッチされた画素、
ラッチ回路25c、25gにラッチされた画素とラッチ
回路25eにラッチされた画素とにより、図5に示した
f(x、y−1)+f(x、y+1)−2f(x、
y)、f(x+1、y+1)+f(x−1、y−1)−
2f(x、y)、f(x−1、y+1)+f(x+1、
y−1)−2f(x、y)夫々の2値化された2次微分
データが得られる。
【0036】次に、図2の画像内演算部220a、22
0bである図3の切出し回路12a,12bの一具体例
を図9により説明する。但し、30a〜30fはシフト
レジスタ、31a〜31y及び32a〜32cはラッチ
回路である。
【0037】図9において、図7で示した1次微分回路
10aからの16ビットの1次微分データ100aが切
出し回路12aに供給され、図7と同様の構成をなす1
次微分回路10b(図3)からの16ビットの1次微分
データ100bが切出し回路12bに供給される。
【0038】切出し回路12aにおいては、1次微分デ
ータ100aが、シフトレジスタ30a〜30dによ
り、順次イメージセンサ4(図1)の1走査期間の時間
分ずつ遅延される。ラッチ回路31a〜31eが夫々入
力1次微分データ100aを1画素分ずつ順次ラッチ転
送していき、同様に、ラッチ回路31f〜31jがシフ
トレジスタ30aの出力データを、ラッチ回路31k〜
31oがシフトレジスタ30bの出力データを、ラッチ
回路31p〜31tがシフトレジスタ30cの出力デー
タを、ラッチ回路31u〜31yがシフトレジスタ30
dの出力データを夫々1画素分ずつ順次ラッチ転送して
いく。これにより、ラッチ回路31a〜31yに5×5
画素の領域が切り出され、1次微分回路10aの出力1
次微分データ100aの入力とともにこの領域が移動し
ていく。ここで、ラッチ回路31mにこの領域の中心画
素の1次微分データが記憶され、ラッチ回路31aにこ
の中心画素よりも(順次イメージセンサ4の2走査期間
+2画素)分遅れた画素の1次微分データが記憶され、
ラッチ回路31yにこの中心画素よりも(順次イメージ
センサ4の2走査期間+2画素)分進んだ画素の1次微
分データが記憶されるというように、各画素の1次微分
データが記憶される。
【0039】かかる切出し回路12aからは、ラッチ回
路31a、31b、……、31yの16ビットのラッチ
データは1次微分データ102a、102b、……、1
02yとして出力される。そして、これら1次微分デー
タ102a、102b、……、102yは極性比較回路
14a、14b、……、14yに別々に供給される。
【0040】また、切出し回路12bにおいては、1次
微分データ100bが、シフトレジスタ30e、30f
により、順次イメージセンサ4(図1)の1走査期間の
時間ずつ遅延される。ラッチ回路32a〜32cが夫々
シフトレジスタ30fの出力データを1画素分ずつ順次
ラッチ転送していく。従って、シフトレジスタ30fか
ら出力される1次微分データは、切出し回路12aにお
けるシフトレジスタ30も出力される中心画素の1次微
分データが切出し回路12aに入力されたタイミングと
同じタイミングで切出し回路12bに入力されたもので
ある。即ち、シフトレジスタ30fから出力される1次
微分データは、切出し回路12bを切出し回路12aと
全く同じ構成としたときに切り出される5×5画素の領
域での中心画素の1次微分データということになる。
【0041】このラッチ回路32cから出力される1次
微分データ104は、極性比較回路14a、14b、…
…、14yに同時に供給される。
【0042】図3における切出し回路13a,13bも
夫々切出し回路12a,12bと同様の構成をなしてお
り、これを図10に示す。但し、同図において、33a
〜33fはシフトレジスタであって図9のシフトレジス
タ33a〜33fに対応し、34a〜34y及び35a
〜35cはラッチ回路であって図9のラッチ回路31a
〜31y及び32a〜32cに夫々対応する。切出し回
路13aは図8に示した2次微分回路11aから2次微
分データ101aが供給されて、図9の切出し回路12
aと同様に動作し、切出し回路13bも同じ構成の2次
微分回路11bから2次微分データ101bが供給され
て、図9の切出し回路12bと同様に動作する。
【0043】切出し回路13aから出力される1ビット
の2次微分データ103a、103b、……、103y
は極性比較回路14a、14b、……、14yに別々に
供給され、切出し回路13bから出力される1ビットの
2次微分データ105は極性比較回路14a、14b、
……、14yに同時に供給される。
【0044】次に、図3における極性比較回路14a〜
14yの一具体例について説明するが、これらは同一構
成をなしているので、図11により、その1つの極性比
較回路14aについて説明する。但し、36aはEXO
R回路、36bは入力反転ナンドゲート、36cはアン
ドゲート、37a〜37hは比較回路、38、39はオ
ア回路、40はアンドゲートである。
【0045】同図において、極性比較回路14aには、
1次微分回路10a(図3)で得られる図4に示した1
次微分データo、p、q、r、s、t、u、v毎の比較
回路37a〜37hが設けられており、これら比較回路
37a〜37hはいずれもEXOR回路36a、入力反
転ナンドゲート36b及びアンドゲート36cからなっ
ている。
【0046】この極性比較回路14aには、上記のよう
に、図7でのラッチ回路31aから出力される16ビッ
トの1次微分データ102aが供給され、この1次微分
データ102a中の2ビットの1次微分データoが比較
回路37aに供給され、以下、1次微分データp、q、
……、uが夫々比較回路37b、37c、……、37g
(以上図示せず)に、1次微分データvが比較回路37
hに夫々供給される。また、図9の切出し回路12bか
らも16ビットの1次微分データ104が供給され、こ
の1次微分データ104中の2ビットの1次微分データ
o´が比較回路37aに供給され、以下、1次微分デー
タp´、q´、……、u´が夫々比較回路37b、37
c、……、37g(以上図示せず)に、1次微分データ
v´が比較回路37hに夫々供給される。
【0047】ここで、比較回路37a〜37hの構成、
動作は同じであるので、比較回路37aについて説明す
ると、1次微分データo、o´の“1”または“0”の
符号データはEXOR回路36aに供給され、これらが
一致したとき“0”、不一致のとき“1”となるデータ
が生成される。また、これら1次微分データo、o´の
“1”または“0”の2値化絶対値データは入力反転ナ
ンドゲート36bに供給され、これらがともに“0”の
とき“0”、それ以外の少なくともいずれか一方が
“1”のとき“1”となるデータ(即ち、論理和演算結
果と同様のデータ)が生成される。これらEXOR回路
36a、入力反転ナンドゲート36bの出力データはア
ンドゲート36cに供給される。従って、このアンドゲ
ート36cからは、1次微分データo、o´の符号デー
タが不一致で、かつ2値化絶対値データの少なくともい
ずれか一方が“1”のときのみ“1”となるデータ10
8aが出力される。
【0048】かかる動作により、比較回路37aは、1
次微分データo、o´の少なくともいずれか一方の絶対
値が大となる領域でのみ、これらが極性比較による不一
致を有効とするのである。このことは他の比較回路37
b〜37hについても同様であり、供給される2つの1
次微分データの少なくともいずれか一方の絶対値が大と
なるときのみ、これらの極性が一致しないと、“1”の
データ108a〜108hを出力する。
【0049】これら比較回路37a〜37hの出力デー
タ108a〜108hは、オア回路38を介し、アンド
ゲート40に供給される。また、このアンドゲート40
には、図10における切出し回路13aのラッチ回路3
4aから出力される1ビットの2次微分データ103a
と、図10における切出し回路13bから出力される1
ビットの2次微分データ105とが、オア回路39を介
して供給される。従って、このアンドゲート40から
は、比較回路37a〜37hの出力データの少なくとも
いずれか1つと、1ビットの2次微分データ103a、
105の少なくともいずれか一方とが同時に“1”のと
きのみ“1”となるデータが出力される。
【0050】ここで、オア回路39の出力データ109
が“1”であるということは、上記のことから、検出画
像信号Aと遅延画像信号A´のいずれかに、即ち、切出
し回路13a、13bで被検査パターンを形成するエッ
ジパターンが検出されたことを示すものである。従っ
て、アンドゲート40は、このエッジパターン内でオア
回路38から“1”が出力されたとき、“1”の不一致
パルス107を出力するものである。
【0051】そこで、いま、イメージセンサ4(図1)
が現在読み取っている被検査パターンを図4(a)に示
すパターンP0とし、これより1つ前に読み取られた被
検査パターンを図4(b)に示すパターンP1として、
この被検査パターンP0のパターンエッジに欠陥Def
があるとし、さらに、図12において、この被検査パタ
ーンP0の読み取り信号波形が同図(a)に示す実線の
波形f1、この被検査パターンP1の読み取り信号波形が
同図(a)に示す破線の波形g1とし、かつこの読み取
り信号波形f1に対する1次微分データ102aを同図
(b)の実線、この読み取り信号波形g1に対する1次
微分データ104を同図(b)の破線とすると、かかる
1次微分データ102a、104が極性比較回路14a
の比較回路37aに供給される。但し、1次微分データ
102a、104は、説明の便宜上、符号データに応じ
て極性を異ならせており、その振幅はその絶対値が図7
に示した閾値Ethで2値化されているものとする。ま
た、図12の信号波形f1、g1の落込みは被検査パター
ンP0、P1のパターンエッジを表わしており、これらは
同一パターンであるから、この落込みのタイミングは一
致するはずであるが、図4(a)に示したように、一方
の被検査パターンP0 のパターンエッジに欠陥Defが
あるため、これら信号波形f1、g1の落込みのタイミン
グがWだけずれている。
【0052】そこで、この欠陥Defによる信号波形f
1、g1の落込みのタイミングずれWに伴って、図12
(b)に示すように、1次微分データ102aが正値で
1次微分データ104が負値となる期間Wが生じ、この
期間Wでは、1次微分データ102a、104のいずれ
もその絶対値が“1”であるから、この期間Wが比較回
路37aで検出されて、図12(c)に示すように、不
一致パルス107aが得られる。
【0053】なお、図11の比較回路37a〜37hが
EXOR回路36a、……のみからなり、供給される1
次微分データの極性(符号データ)の不一致のみを検出
するものである場合には、図13(a)に示す図12
(a)と同様の信号波形f1、g1に対する符号データの
みからなる1次微分データ102a´、104´は図1
3(b)に示す実線、破線の波形となり、従って、これ
ら波形により、図13(c)に示すように、比較回路3
7aからは、Wの幅の欠陥による不一致パルス107a
のほかに、被検査パターンの正常な部分からも不一致パ
ルス107a´が得られることになり、誤動作が生ず
る。この実施例では、1次微分データ102、104の
絶対値も不一致の検出条件にすることにより、かかる誤
動作が生じないようにしている。
【0054】さらに、被検査パターンが微細化すると、
図14に示すように、同一であるべき信号波形f2、g2
の僅かなずれにより、これらの1次微分データ102a
〃、104〃にもずれW´が生じ(図14(b))、図
14(c)に示すように、信号波形f2、g2の落込み部
分以外の被検査パターンの正常な部分からも不一致パル
ス107a〃が生じてしまう。これを防止するために、
この実施例では、図11で説明したように、2次微分デ
ータも欠陥検出の条件としているのである。
【0055】この検出条件を図15で説明すると、図1
5(a)に示す2つの信号波形f3、g3に対し、これら
の2次微分波形は、図15(b)に示すように、信号波
形f3、g3の落込み部分で正値となる波形103a´、
105´であって、これを図8で説明したように閾値D
thで2値化すると、図15(c)に示すように、信号波
形f3、g3の落込み部分で“1”となる2次微分データ
103a、105が得られる。かかる2次微分データ1
03a、105を図11のオア回路39に供給すること
により、このオア回路39からは、信号波形f3、g3
落込み部分をいずれも含むゲートパルス108が得ら
れ、従って、アンドゲート40では、オア回路38から
出力される不一致パルス107のうちのこのゲートパル
ス108に含まれる不一致パルス、即ち、欠陥を真に表
わす不一致パルスのみが抽出される。信号波形f3、g3
の落込み部分以外の被検査パターンの正常な部分からは
不一致パルスが生じない。
【0056】次に、図16に示す多層回路パターンを被
検査パターンの例とし、この検査パターンに対する以上
の処理過程と、併せて図3での位置ずれ量検出回路1
6、領域選択回路18a〜18y及びアンドゲート19
の必要性について説明する。
【0057】図16(a)は検出多層パターンF2を、
同図(b)は基準多層パターンG2を夫々示すが、検出
多層パターンF2に欠陥Defが存在するとともに、これ
ら検出多層パターンF2、基準多層パターンG2間で2つ
の層の重なり部分の長さ(分断線A−A´、B−B´に
沿う方向での上層の長さ)が異なっている。そこで、検
出多層パターンF2の検出画像信号Aと基準多層パター
ンG2の記憶画像信号A´とに対する信号波形は、図1
6(c)に示すように、夫々実線f2、破線g2となる
が、これら信号波形f2、g2から明らかなように、両者
の間に、欠陥Defによる落込み部のずれαばかりでな
く、上記検出多層パターンF2、基準多層パターンG2
で2つの層の重なり部分の長さの違いによる落込み部の
ずれβが発生する。従って、1次微分回路10a,10
bから得られる信号波形f2、g2に対する1次微分デー
タ100a、100bでは、図16(d)に示すよう
に、これらのずれα、βに対応した極性のずれα´、β
´が生じ、極性比較回路14a〜14yでかかる1次微
分データ100a、100bの極性を比較しただけで
は、図16(e)に示すように、欠陥Defによる正しい
不一致パルス107ばかりでなく、上記落込み部のずれ
βによる誤った不一致パルス107´も得られることに
なる。このため、極性比較回路14a〜14yからの不
一致パルス107をそのまま欠陥検出信号と判定する
と、その判定結果は誤ったものとなる。以下、かかる判
定結果を判定結果Iということにする。
【0058】これに対し、多層パターンF2から得られ
た検出画像信号Aに対しては、1次微分データ100a
を切出し回路12aで上記のように切り出し、基準多層
パターンG2から得られる記憶画像信号A´に対して
は、1次微分データ100bを切出し回路12bで、上
記よりも図16(b)で図面上左方にシフトさせたよう
にして、切り出すようにする。このようになされた夫々
の信号波形を示すと、図17(a)にf3、g3として示
すようになる。
【0059】かかる信号波形f3、g3では、図16
(c)の場合に比べ、信号波形g3が信号波形f3に対し
て図面上左方に移動していることになる。このため、信
号波形f3、g3の落込み部がずれている部分は、図16
(c)に示した場合とは異なるβ1、β2となり、これ
ら信号波形f3、g3の1次微分データ100a、100
bでは、図17(b)に示すように、これらのずれ部分
3、g3に対応して極性のずれ部分β1´、β2´が生
ずる。従って、極性比較回路14a〜14yから、図1
7(c)に示すように、これらずれ部分β1´、β2´
に対する誤った不一致パルス107´が得られる。
【0060】なお、この場合、図17(a)での欠陥D
efによる落込みのずれ部αも変化するが、極性比較回路
14a〜14yのいずれかからこの欠陥Defに対する正
しい不一致パルス107が得られる。以上のことから、
この場合でも、極性比較回路14a〜14yからの出力
データを全て欠陥検出信号とすると、その判定結果は誤
ったものとなる。以下、かかる判定を判定結果IIという
ことにする。
【0061】以上のことからすると、図16で説明した
判定結果Iと図17で説明した判定結果IIとでは、図1
6(d)に示した1次微分データ100a、100bの
極性不一致点β´と図17(b)に示した1次微分デー
タ100a、100bの極性不一致点β1´、β1´と
はタイミングが一致せず、極性不一致点α´、α1´が
一致する。従って、これら判定結果I、IIの論理積をと
ることにより(即ち、図16(e)に示した不一致パル
スと図17(c)に示した不一致パルスとをアンドゲー
トに通すことにより、図18に示すように、最終判定結
果である真に欠陥による不一致パルスが得られることに
なる。
【0062】図3における切出し回路12aを図9に示
したように構成し、互いに直交するX、Y方向に1画素
分ずつシフトされた(最大シフト量が±2画素分)5×
5個の1次微分データ102a〜102yを形成するよ
うにするのは、図16(d)、図17(b)に示した1
次微分データのように、互いに直交するX、Y方向に1
画素分ずつシフトした1次微分データを形成するためで
ある。そして、図11に示したような構成の極性比較回
路14a〜14yは、1次微分データ102a〜102
y毎に、上記の固定されたものとする多層パターンF2
に対する1次微分データに相当する切出し回路13aか
らの1次微分データ104と極性比較するものであり、
これは、夫々の極性比較が図16(e)、図17(c)
のような判定結果を得るようにすることに相当する。そ
して、図3におけるアンドゲート19が、極性比較回路
14a〜14yからの不一致パルスを、図16(e)、
図17(c)の判定結果を論理積処理して図18に示し
た欠陥による真の不一致パルスを検出することに相当す
る処理を行なう。
【0063】しかし、単に、極性比較回路14a〜14
y全てからの不一致パルス107をアンドゲート19で
論理積演算するだけでは、これら極性比較回路14a〜
14yのうちで不一致パルスを非常に多く発生するもの
があると、図16、図17で説明したようなパターンが
正常な部分で発生する不一致パルスのタイミングが一致
する確率が高くなり、従って、アンドゲート19から誤
った欠陥検出信号が洩れ出るおそれがある。このため
に、領域選択回路18a〜18yを設け、位置ずれ量検
出回路16の検出出力によって制御して、かかる不一致
パルスの発生量が規定量よりも多い極性比較回路14
a、14b、……、または14yからの不一致パルスを
マスクするようにしている。
【0064】図3のカウンタ15a〜15y、位置ずれ
量検出回路16、遅延回路17a〜17y及び領域選択
回路18a〜18yについて、いま一度詳しく説明する
と、極性比較回路14a、14b、……、14yから出
力される不一致パルスは、夫々遅延回路17a、17
b、……、17yで位置ずれ量検出回路16が検出結果
を出力するまで遅延された後、領域選択回路18a、1
8b、……、18yに供給される。一方、カウンタ15
a、15b、……、15yは夫々極性比較回路14a、
14b、……、14yから出力される不一致パルスを、
上記のように、例えばイメージセンサ4(図1)が1被
検査パターン(1024×256画素)を走査する期間
毎にカウントする。位置ずれ量検出回路16はこれらカ
ウンタ15a、15b、……、15yのかかる期間のカ
ウント値を分析して、図19に示すように、閾値Fth以
下のカウント値に対する位置ずれ量、即ち、カウンタ1
4a〜14yのうちの上記期間に閾値Fth以下の不一致
パルスを発生したものを検出し、これに対する“1”の
検出結果(ΔX、ΔY)を出力する。
【0065】かかる検出結果(ΔX、ΔY)を受けた領
域選択回路18a、18b、……、または18yは動作
し、遅延回路17a、17b、……、または17yから
出力される不一致パルスをアンドゲート19に送る。例
えば、位置ずれ検出回路16により、カウンタ14a、
14yが上記期間に閾値Fth以下の不一致パルスを発生
したものとすると、領域選択回路18a、18yのみが
遅延回路17a、17yからの不一致パルスをアンドゲ
ート19に送ることになる。この場合、“1”の検出結
果(ΔX、ΔY)が供給されない領域選択回路は、その
入力不一致パルスをマスクする。これにより、上記の様
に、アンドゲート19からは真の欠陥検出信号が得られ
ることになる。
【0066】図20はかかる領域選択回路18a〜18
yの一具体例をアンドゲート19とともに示すブロック
図と領域選択回路18a〜18yの動作を示す図であ
る。ここでは、領域選択回路18a〜18yは関数ゲー
トで構成されている。
【0067】同図において、遅延回路17a〜17y
(図3)によって遅延された極性比較回路14a〜14
y(図3)の出力不一致パルス107は、切出し回路1
2a,12b,13a,13b(図3)によって±2画
素シフトされた位置で検出画像信号Aと記憶画像信号A
´との極性を比較した結果得られる不一致点の2値化信
号であり、これと位置ずれ量検出回路16(図3)で得
られる位置ずれ量(ΔX,ΔY)に基づいて領域選択回
路18a〜18yに入力される2値化信号が“1”なる
信号として選択される。領域選択回路18a〜18yに
おいては、遅延回路17a〜17yを通った極性比較回
路14a〜14yからの不一致2値化信号をD、位置ず
れ量検出回路16から選択された2値化信号をE、領域
選択回路18a〜18yの出力をOとすると、これらに
対して図20(b)に示す関数演算がとられ、図17に
示すように位置ずれ量が定めた閾値Fth(Sth)以上を
マスキングし、アンドゲート19により±2画素の範囲
でそれらの論理積をとり、図18に示した判定を実現す
ることができる。
【0068】図21は図1における画像処理装置7
(1)〜7(n)の上記とは他の機能を有するものの一
具体例を示すブロック図であって、41は引算器、42
は2値化回路である。
【0069】同図において、入力される8ビットの検出
画像信号Aは引算器41で同じく入力される8ビットの
記憶画像信号A´が引算され、その差値の絶対値が2値
化回路42で、閾値Gthにより、2値化される。この閾
値Gthは変色のような濃淡差が大きい欠陥を検出できる
ように設定する。これにより、図示しないが、広い範囲
にわたってパターンの膜厚が異なり、これによって生ず
る変色による欠陥(明るさの違い)等の検出が可能であ
る。勿論、2値化回路42の出力に図2で示した画像内
演算部200aと同様の処理を施すようにしてもよい。
ここで、その処理としては、縮小、拡大処理等の雑音除
去処理が考えられる。
【0070】以上のように、図1においては、パターン
検査のために必要とする種々の処理のための画像処理装
置7(1)〜7(n)を複数個設け、これらに同時に検
出画像信号Aと記憶画像信号とを供給してかかる種々の
処理を並列に行なうものであるから、正常部と異なる微
細な欠陥をより精度良く、かつ変色欠陥や形状の異常等
種々の欠陥を見逃すことなく検出できる。従って、従来
の技術に比べ、飛躍的に欠陥検出性能および信頼性が向
上することになる。
【0071】また、画像処理装置7(1)〜7(n)
は、図2に示したように、画像内演算部200a、20
0b、220a、220b、250、画像間演算部23
0及び閾値処理部210a、210b、240という基
本要素からなっており、画像内の演算や画像間の演算
は、四則演算、或いは論理演算或いは定めた関数演算で
あって、個々の構成要素は既存の技術で実現可能であ
る。なお、図2において、必要に応じていずれかの構成
要素は省略可能である。また、閾値処理部210a、2
10bと画像内演算部220a、220bは順番を入れ
替えることが可能であることは言うまでもない。さら
に、上記したように、画像の位置合せなどを行う処理も
上記構成により実現可能である。
【0072】ここで、重要なことは、各構成要素の接続
は、基本的に任意に変えられる構成をもたせておくと、
柔軟性が向上することである。この接続の変更は各演算
部や処理部の入出力に関するものであり、いずれの内部
構造も、パイプライン構成のたれ流し演算であるため、
容易に実現できるものである。入出力のビット数を合わ
せることだけが特に必要である。
【0073】比較処理する画像については、複数の比較
処理すべてに共通であってもよく、例えば、基準の画像
信号は、検出した画像信号を定めた時間遅らせたものを
用いることができる。また、比較処理する画像は、複数
の比較処理に対し、いづれか1つが共通であってもよ
い。この比較処理は、通常、2種類の入力と1種類の出
力を有するものであるが、複数の出力を有する構成でも
構わない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自由に多様な観点から被検査パターンの比較ができ、こ
れによって極めて微小な多種の欠陥を検出することが可
能となる。従って、従来の技術に比べて飛躍的に欠陥の
検出性能が向上し、その信頼性が高かまることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパターン検査方法及び装置の一実
施例を示す構成図である。
【図2】図1における画像処理装置の基本構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図1における画像処理装置の1つの一具体例を
示すブロック図である。
【図4】1次微分処理を説明するための図である。
【図5】2次微分処理を説明するための図である。
【図6】位置合せを説明するための図である。
【図7】図3における1次微分回路の一具体例を示す図
である。
【図8】図3における2次微分回路の一具体例を示す図
である。
【図9】図3における切出し回路の一具体例を示す図で
ある。
【図10】図3における他の切出し回路の一具体例を示
す図である。
【図11】図3における極性比較回路の一具体例を示す
図である。
【図12】図3における微分回路から極性比較回路まで
の基本動作を示す図である。
【図13】図3における極性比較回路が1次微分データ
の極性だけを比較したときの誤動作を示す図である。
【図14】図11で示した極性比較回路が比較回路のみ
からなる場合の誤動作の一例を示す図である。
【図15】図11に示した極性比較回路の動作を示す図
である。
【図16】図11に示した極性比較回路での不一致パル
スの発生過程の一例を示す図である。
【図17】図11に示した極性比較回路での不一致パル
スの発生過程の他の例を示す図である。
【図18】図16(e)、図17(c)の判定結果から
得るべき真の欠陥検出信号を示す図である。
【図19】図3に示す位置ずれ量検出回路の動作を示す
図である。
【図20】図3における領域選択回路の一具体例を示す
図である。
【図21】図1における画像処理装置の他の1つの一具
体例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ウェハ 4 イメージセンサ 5 A/Dコンバータ 6 遅延メモリ 7(1)〜7(n) 画像処理装置 8、 画像内演算部 200a、200b 画像内演算部 210a、210b 閾値処理部 220a、220b 画像内演算部 230 画像間演算部 240 閾値処理部 250 画像内演算部 10a、10b 1次微分回路 11a、11b 2次微分回路 12a、12b、13a、13b 切出し回路 14a〜14y 極性比較回路 15a〜15y カウンタ 16 位置ずれ量検出回路 17a〜17y 遅延回路 18a〜18y 領域選択回路 19 アンドゲート 20a、20b シフトレジスタ 21a〜21i ラッチ回路 22a〜22h 引算器 23a〜23h 2値化回路 24a、24b シフトレジスタ 25a〜25i ラッチ回路 26 加算器 27 掛算器 28 加算器 29 2値化回路 30a〜30f シフトレジスタ 31a〜31y、32a〜32c ラッチ回路 33a〜33f シフトレジスタ 34a〜34y、35a〜35c ラッチ回路 36a EXOR回路 36b 入力反転ナンドゲート 36c アンドゲート 37a〜37h 比較回路 38、39 オア回路 40 アンドゲート 41 引算器 42 2値化回路
フロントページの続き (72)発明者 牧平 坦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 生産技術研究所 内 (72)発明者 広井 高志 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 生産技術研究所 内 (56)参考文献 特開 平4−282442(JP,A) 特開 平3−278057(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 G06T 1/00 - 9/40

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査パターンの画像を検出して検出画
    像信号を得、該検出画像信号と記憶手段に記憶しておい
    た比較画像信号とを比較することにより、該被検査パタ
    ーンの欠陥を検出する方法であって、 該検出画像信号と該比較画像信号とに対してパターンの
    エッジの比較処理とパターンの濃淡の比較処理とを少な
    くとも含む複数の異なる比較処理を並列に行なうことに
    より、複数の種類の欠陥を検出することを特徴とするパ
    ターン検査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記比較画像信号が、前記被検査パターンの画像を検出
    して得られた検出画像信号であることを特徴とするパタ
    ーン検査方法。
  3. 【請求項3】 被検査パターンの欠陥を検出するパター
    ン検査方法であって、 該被検査パターンを撮像して該
    被検査パターンの画像信号を得、 該画像信号と予め記憶手段に記憶しておいた比較画像信
    号とを用いてパターンのエッジの比較処理とパターンの
    濃淡の比較処理とを少なくとも含む複数の異なる画像処
    理を行ない、 該複数の異なる画像処理によって得られた複数の出力信
    号を処理することにより、該被検査パターンの欠陥を検
    出することを特徴とするパターン検査方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記比較画像信号が、前記被検査パターンを撮像して得
    られた前記被検査パターンの画像信号であることを特徴
    とするパターン検査方法。
  5. 【請求項5】 被検査パターンを撮像して該被検査パタ
    ーンの検出画像信号を得る撮像手段と、比較画像信号を
    記憶する記憶手段と、該撮像手段によって得られた該被
    検査パターンの検出画像信号と該記憶手段に記憶してお
    いた比較画像信号とを比較することにより該被検査パタ
    ーンの欠陥を検出する欠陥検出手段とを備えたパターン
    検査装置であって、 該欠陥検出手段が、該撮像手段で撮像して得られた該被
    検査パターンの検出画像信号と該記憶手段に記憶してお
    いた比較画像信号とを用いてパターンのエッジを比較
    処理する比較処理部とパターンの濃淡を比較処理する比
    較処理部とを少 なくとも含む複数の比較処理部を備え、 該複数の比較処理部で該検出画像信号と該比較画像信号
    とに対して複数の異なる比較処理を並列に行なうことを
    特徴とするパターン検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記記憶手段は、前記被検査パターンを撮像して得られ
    た検出画像信号を、前記比較画像信号として、記憶する
    ことを特徴とするパターン検査装置。
  7. 【請求項7】 被検査パターンの欠陥を検出するパター
    ン検査装置であって、 被検査パターンを撮像して該被検査パターンの画像信号
    を得る撮像手段と、 比較画像信号を記憶する記憶手段と、 該撮像手段で該被検査パターンを撮像して得られた画像
    信号と予め該記憶手段に記憶しておいた比較画像信号と
    を用いてパターンのエッジの比較処理とパターンの濃淡
    の比較処理とを少なくとも含む複数の異なる画像処理を
    行なうパイプライン構成の画像処理手段と、 該画像処理手段での複数の異なる画像処理によって得ら
    れた複数の出力信号を処理することにより、該被検査パ
    ターンの欠陥を検出する欠陥検出手段とを備えたことを
    特徴とするパターン検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記記憶手段は、前記被検査パターンを撮像して得られ
    た前記被検査パターンの画像信号を、前記比較画像信号
    として、記憶することを特徴とするパターン検査装置。
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