JP3163254U - 皮革素材の加飾構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】アート感覚で、立体感や手触り、風合を高めて華やかさや高級感を醸し出すことができるようになした皮革素材の加飾構造を提供する。【解決手段】先ず、柔軟な皮革素材1の表面に、適宜の種類の羽毛2、2、2を適宜の位置及び向きに配置する。次に、その上に、下面に部分的に感熱接着剤3により適宜のパターンの模様を描画した熱転写シート4を被せる。次に、該熱転写シート4の上から熱盤5により加圧、加熱して感熱接着剤3を皮革素材1及び羽毛2に転着する。最後に前記熱転写シート4を剥離する。【選択図】図1
Description
本考案は皮革素材の加飾構造に関するものである。
鹿や牛、馬等の皮革をなめした皮革素材は、そのままの色や着色を施されて鞄や財布、名刺入れ、その他の雑貨用の素材として用いられている。
しかし、従来の皮革素材は、平面的であって装飾性に乏しく、華やかさや高級感を醸し出すことができるものが存在しなかった。
本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、アート感覚で、立体感や手触り、風合を高めて華やかさや高級感を醸し出すことができるようになした皮革素材の加飾構造を提供しようとするものである。
而して、本考案の要旨とするところは、柔軟な皮革素材の表面に、適宜の種類の羽毛を適宜の位置及び向きに配置し、その上に、下面に部分的に感熱接着剤により適宜のパターンの模様を描画した熱転写シートを被せ、更に該熱転写シートの上から加圧、加熱して感熱接着剤を皮革素材及び羽毛に転着し、最後に前記熱転写シートを剥離してなる皮革素材の加飾構造にある。
また、上記構造において、柔軟な素材としては、なめした皮革素材か好ましい。
また、上記構造において、羽毛としては、鳥の羽が好ましい。
本考案によれば、アート感覚で、立体感や手触り、風合を高めて華やかさや高級感を醸し出すことができるようになした皮革素材の加飾構造を提供することができるものである。
以下、本考案の実施形態について、図面を参照して説明する。
先ず、柔軟な皮革素材1の表面に、適宜の種類の羽毛2、2、2を適宜の位置及び向きに配置する。該柔軟な皮革素材1としては、なめした皮革素材が好ましく、牛や馬の皮でもよいが、特に鹿の皮をなめしたものが最適である。また、羽毛2としては鳥の羽が好ましい。そしてまた、鳥の羽は、形や色の異なる複数の種類の鳥の羽を、適宜の位置及び向きに配置するものである。
次に、上記柔軟な皮革素材1及び羽毛2の上に、下面に部分的に感熱接着剤3により適宜のパターンの模様を描画した熱転写シート4を被せる。尚、該熱転写シート4は例えばポリプロピレンからなるものである。該感熱接着剤3は、加熱により軟化して粘着性を帯び、温度が下がると固化して接着するホットメルト型の感熱接着剤を用いる。また、適宜のパターンの模様としては、図示した例の如く縞模様としたり、図示はしないが色々な形状をしたドットを大小散り散りに配したもの等が好ましい。
次に、前記熱転写シート4の上から熱盤5により加圧、加熱して感熱接着剤3を皮革素材1及び羽毛2に転着する。そして、最後に熱転写シート4を剥離する。これにより羽毛2は皮革素材1の表面に固定される。また、転着された感熱接着剤3は、その転着部分において感熱接着剤3の色に変色して皮革素材1自体の色と異なる色となり、そしてこの異なる色によって感熱接着剤3が施された部分の色が縞模様やドット状の模様となって現れる。且つまた、皮革素材1の感熱接着剤3が転着された部分は羽が露出することが阻まれ、感熱接着剤の施されていない部分は羽が直接露出することになる。したがって、この露出した羽の部分は直接手に触れることができ、また、パターンの隙間から食み出した羽毛の先端部分等は自然に浮き立った状態となり、立体的な感じになる。
上記実施形態に係る加飾構造の皮革素材1は、図3に示す如く、なめして柔軟性を有する皮革素材(本実施形態では鹿革)1の表面には、感熱接着剤3によって形や色の異なる複数の種類の羽毛(鳥の羽)2、2、2が適宜の位置及び向きに固定される。また、皮革素材1の感熱接着剤3が転着された部分は羽に食い込んで窪み、したがって、凹凸の模様となる。また、固定された羽毛2は、感熱接着剤3が縞模様やドット状の模様であることから、該感熱接着剤3が転着されていない部分は表面に露出した状態である。したがって、この部分は手に触れることができて手触りが良く、またパターンの隙間から食み出した羽毛2の先端部分等は自然に浮き立った状態となり、立体的な感じになる。そしてまた、図示した例に限らず、羽毛2の種類の組み合わせを変え、或いは感熱接着剤3の模様を変え、更には羽毛2の種類と感熱接着剤3の模様との取り合わせを考慮することにより様々なバリエーションが可能となるものである。
而して、本考案に係る加飾構造の皮革素材は、鞄、ポーチ、財布、名刺入れ、小物入れ、ブックカバー、キーホルダー、その他あらゆる雑貨に用いて極めて好適である。
以上の例で示す如く、本考案によれば、アート感覚で、立体感や手触り、風合を高めて華やかさや高級感を醸し出すことができるようになした皮革素材の加飾構造を提供することができるものである。
1 柔軟な皮革素材
2 羽毛
3 感熱接着剤
4 熱転写シート
2 羽毛
3 感熱接着剤
4 熱転写シート
Claims (3)
- 柔軟な皮革素材の表面に、適宜の種類の羽毛を適宜の位置及び向きに配置し、その上に、下面に部分的に感熱接着剤により適宜のパターンの模様を描画した熱転写シートを被せ、更に該熱転写シートの上から加圧、加熱して感熱接着剤を皮革素材及び羽毛に転着し、最後に前記熱転写シートを剥離してなる皮革素材の加飾構造。
- 柔軟な皮革素材が、なめした皮革素材である請求項1記載の皮革素材の加飾構造。
- 羽毛が、鳥の羽である請求項1又は2記載の皮革素材の加飾構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010004947U JP3163254U (ja) | 2010-07-23 | 2010-07-23 | 皮革素材の加飾構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010004947U JP3163254U (ja) | 2010-07-23 | 2010-07-23 | 皮革素材の加飾構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3163254U true JP3163254U (ja) | 2010-10-07 |
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ID=54874775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3163254U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017095698A (ja) * | 2015-11-11 | 2017-06-01 | 日東電工株式会社 | 粘着テープ |
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2010
- 2010-07-23 JP JP2010004947U patent/JP3163254U/ja not_active Expired - Fee Related
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