JP3163123U - 納骨壇 - Google Patents

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Abstract

【課題】故人との確かな絆を感じられ、お供えが自由にでき、保守・管理者側の負担を軽減できる納骨壇を提供する。【解決手段】複数の納骨庫2を有するロッカー式の納骨壇1であって、各納骨庫2は個別に扉3を備え、扉3の中央部に画像表示器6が取り付けられ、画像表示器6には、故人に関する画像、あるいは仏像や仏画を含む宗教的な画像が表示される。参拝の都度扉3を開ける必要がないように、画像表示器6の電源スイッチ7は扉3の外側にある。また、扉3の手前には供物などを供えるためのスペースが設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、複数の納骨庫を有し、各納骨庫の扉には画像表示器が設けられ、扉の手前にはお供えができるスペースのある納骨壇に関するものである。
少子化や核家族化、さらに経済的な理由から、納骨堂などの共同墓の利用者が増加の一途である。共同墓の態様の一つにロッカー式の納骨壇がある。納骨壇とは、骨壷などの遺骨を収納した容器を収容するための設備であり、この納骨壇に関する発明も、特許文献1をはじめ複数提案されている。
特開平7−4117号公報
しかし、従来のロッカー式の納骨壇に対しては、「味気ない」、「お供えができない」、「故人との絆が感じられない」といった声が多く寄せられていた。また、参拝者の中には果物や生菓子などを備えたまま、扉を閉めて帰ってしまう人もいるため、お供え物が腐ったりカビが生じたりして悪臭を放つことも珍しくなかった。そのため、納骨壇の保守・管理者側はこれらの腐ったお供え物の除去や清掃などを日常的に強いられていた。
さらに、特許文献1に記載のように、扉に家名、家紋などを彫刻してある納骨堂もあるが、新たに墓地の購入などで利用をとりやめる檀家も少なくないので、利用者の変更に伴う保守・管理も手間のかかるものであった。
そこで、本考案は、以上の問題点に鑑み、故人との確かな絆を感じられ、お供えが自由にでき、保守・管理者側の負担を軽減できる納骨壇の提供を課題とした。
上記の目的を達するために、請求項1に記載の考案は、
複数の納骨庫を有するロッカー式の納骨壇であって、各納骨庫は中央部に画像表示器が取り付けられた扉を備え、前記画像表示器には、故人に関する画像(例えば、戒名や遺影など)を含む任意の画像が表示されることを特徴とする。
戒名や遺影などの画像はもちろんのこと、故人の在りし日の写真、故人の残した思い出の品々(絵、文、趣味で作った作品など)の画像も表示させれば、故人を思い出させるものとなり、故人としっかり向き合っているという実感が得られる。これにより、従来の納骨壇に対して多かった「味気ない」という不満や「義務的なお参り」という後ろめたさが解消されるのである。
なお、画像表示器に表示される画像データは通常遺族によって準備される。
上記の目的を達するために、前記画像表示器に給電するための電源スイッチが前記扉の外側に取り付けられているとよい。
これにより、参拝者が訪れる都度、扉の開閉に納骨壇運営側の職員が立ちあう必要がなく、扉の鍵を参拝者に渡す必要もない。
上記の目的を達するために、納骨庫の扉の手前に、供物などを備えるスペースがあるとよい。
これにより、扉の外側にお供えができるので、納骨庫内にカビや悪臭が発生するおそれがなく、参拝者は気兼ねせずにお供えができる。管理者側も、それに伴う作業から解放される。
参拝者は、普通のお墓と同じようにお花や故人の好物をお供えすることができる。また故人ゆかりの画像を通して、故人とのつながりを一層実感することができる。
管理者側も、管理・運営のための仕事を軽減することができる。
本実施形態の納骨壇の正面図である。 本実施形態の納骨壇の部分斜視図である。 本実施形態の納骨壇のA−A線断面図である。
図面を参照しながら、本考案の一実施の形態について説明する。
納骨壇1は全体としてアルミニウム板によって成形されており、複数の納骨庫2と、当該納骨庫2を開閉する扉3がそれぞれ設けられている。図1に示すように、本実施形態の納骨壇1は、所定間隔を隔てて設けられた2枚の仕切板4と、仕切板4間に所定間隔で設けられた3枚の棚板5とによって12個の納骨庫2を構成している。ただし、これは例示であって、仕切板4および棚板5の枚数、つまり納骨庫2の個数に制限はない。また、複数基の納骨壇1を横方向に隣接並置させることが可能なことも言うまでもない。
各納骨庫2の扉3は片開きであり、扉3のほぼ中央部には画像表示器4が,隅には画像表示器6に給電するための電源スイッチ7が、画像表示器6の下方などの適当な位置に名札入れ8が、それぞれ取り付けられている。
画像表示器6としては、本考案の出願時点ではデジタルフォトフレームと呼ばれる製品が適当である。画像表示器6の電源コード、電源アダプタなどは扉3の裏側或いは納骨壇1の土台部分などに設けられるが、説明および図示は省略する。
図2は、納骨壇1の最上段の3つの納骨庫2A,2B,2Cを示す斜視図である。納骨庫2A,2Bは扉3が閉じられており、納骨庫2Cは扉3が開いている。なお、図中納骨庫2Cは扉3を省略して示してある。図3の断面図から明らかなように、各納骨庫2は、お供えのためのスペース10と遺骨収納容器を安置するスペース11とが扉3によって仕切られている。遺骨収納容器を安置するスペース11の奥行きを十分にとれば、複数の故人の遺骨を安置することができる。これは、設計時に任意に決めればよい。
納骨庫2Aの表示画面9には家名が表示されている。参拝に訪れた納骨庫2Aの利用者は、名札入れ8の名札を参照して自分の家の納骨庫であることを確認すると、電源スイッチ7をONにする。画像表示器6に給電が開始されると、画像表示器6と接続しているUSBメモリなどの記憶媒体(図示せず)から画像データが自動的に読み出されて表示される。
納骨庫の利用者は、利用契約締結時などに画像データを格納した記憶媒体を納骨壇1の運営管理者に預ける。この記憶媒体は、扉3の裏側にある画像表示器6のコネクタ(図示せず)に挿した状態にしておく。画像データの追加や変更が必要になったときは、扉3をあけて記憶媒体を取り出す必要があるが、通常は挿したままでよい。
本考案の特徴の一つは、納骨庫の正面に画像表示器6を配置する点であるが、この意義は次のとおりである。すなわち、現在は納骨壇を利用していても墓地の購入などの理由により利用を中止したり、逆に新規に利用を開始したりして、納骨壇の利用者は変わっていくと想定される。そのたびに家名や戒名など変えなければならないが、本考案では画像表示器を利用するので、画像データを格納した記憶媒体の変更だけで、戒名や家名などの変更に対応できる。それらが納骨庫に直接印字されていれば、その変更は容易ではない。
故人にゆかりのある画像、例えば在りし日の故人の写真や、故人が好んでいた花やペットの画像など種々の画像を表示できる。要は、故人を偲ぶにふさわしいと思う画像データを表示させればよく、納骨壇は味気ないといった先入観を払拭できる。納骨壇に限らず、墓地などの納骨施設一般に対して暗いイメージがもたれがちであるが、本考案の納骨壇であれば、「義務感からのお参り意識」も払拭できる。
本考案の他の特徴として、扉3の手前にはお供えができるスペース10が設けられていることが挙げられる。
扉3の外側のスペース10に、故人の好物やお花などを供えることができ、参拝を終えて帰るときに、お供えをそのままにしておくことができる。
従来の多くの納骨壇は、扉の外側にお供えのためのスペースがないので、扉の内側にお供えを置いて帰る参拝者が多いといわれている。参拝者は帰るときに扉を閉めるので、お供えが腐って悪臭を発生させるまではお供えがあることがわからない。そのため、管理運営者側は、毎日のように各扉を開けてお供えの有無を点検しなくてはならない。
しかし、本考案は図2の納骨庫2Bのように扉の外側にお供えがあるので、納骨壇を清潔に保つことが容易である。
参拝者は帰るとき、電源スイッチ75をオフにし、表示画面7を消す。このように、通常参拝者の動作は電源スイッチ7をONにし、お供えをあげ、祈り、帰る時に電源スイッチ7をOFFにする。つまり、記憶媒体の変更や骨壷の入れ替えなどがない限り、扉3の開閉を行う必要はない。したがって、扉3の開閉の管理などの手間は非常に少なく、参拝者が訪れるたびに職員が立ち会う場面は殆んどないので管理運営者側の負担が少ない。
以上、本考案の実施の形態について説明したが、これは一例にすぎない。
上記の実施形態では画像表示器としてデジタルフォトフレームを使用しているが、今後デジタルフォトフレームと同様にパソコンなどの制御によらず独自に動作可能な機器が市販されるようになれば、その機器を使用してもかまわない。
画像を表示するだけでなく、各扉にスピーカーを備え、故人が好きだった音楽などを流してもよい。
地価の高騰、交通の便のよい墓地に空きがないなどの理由で墓を建立できない人々のニーズに応えるために、寺院が納骨設備を設けることが多くなってきている。参拝者が故人と向き合っていると実感でき、かつ、自由にお供えもできる本考案の納骨壇は、納骨設備を設ける寺院などからの需要が見込まれると期待できる。
1:納骨壇、2:納骨庫,3:扉,4:仕切板.5:棚板.6:画像表示器.
7:電源スイッチ.8:名札入れ,9:表示画面.
10:お供えのためのスペース.11:遺骨収納容器を安置するスペース

Claims (3)

  1. 複数の納骨庫を有するロッカー式の納骨壇であって、
    各納骨庫は、中央部に画像表示器が取り付けられた扉を備え、前記画像表示器には故人に関する画像を含む任意の画像が表示されることを特徴とする納骨壇。
  2. 前記画像表示器に給電するための電源スイッチが前記扉の外側に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の納骨壇。
  3. 納骨庫の扉の手前に、供物などを備えるスペースがあることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の納骨壇。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013112931A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Kobori Inc 納骨壇

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