JP3163014U - 内回転子及びその磁性アセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】磁束量の加算効果を達成し、内回転子の磁力を大幅にアップさせるモータの内回転子及びその磁性アセンブリを提供する。【解決手段】内回転子は、回転軸及び回転軸に設けられた磁性アセンブリを包含する。磁性アセンブリは磁束量が比較的大きい外環磁石を磁束量が比較的小さい内環磁石外周に設置し、外環磁石と内環磁石はいずれも多極異方性径方向充磁の円筒状とされ、且つ両者の間はS極がS極に対応し、N極がN極に対応する排斥の方式で嵌合固定される。【選択図】図7

Description

本考案は複合磁石の技術に係り、特に、モータの内回転子に応用可能で、モータ出力をアップできる内回転子及びその磁性アセンブリに関する。
モータは生活用品、工業用品、例えば、シーリングファン、ファン、加工機械、手持ち電動工具に広く使用されている駆動装置の一種であり、このためモータの発明以来、モータの出力アップのための技術は、ずっと研究開発が続けられている。通常、モータ出力アップの方式は、直接モータ規格を増大することであるが、このような方式はモータ出力をアップすると同時に、往々にしてモータの重量、体積を増加させ、このため全ての生活用品或いは工業用品が、直接モータ規格を増大することで製品出力をアップできるわけではない。
このため、本考案者は、同じ規格(重量・体積)の状況で、モータ出力を有効にアップする手段について研究開発を重ねてきた。図1及び図2は、周知のモータ内回転子の構造表示図、断面図である。そのうち、内回転子90は永久磁石を具え、内回転子90の外周に設置されたコイル91アセンブリに通電されて磁力が発生する時、内回転子90は駆動されて高速回転し、且つ内回転子90の磁束量(磁力)の大きさは、モータ出力に影響を与える重要なポイントである。
上述の周知の内回転子90は回転軸92、回転軸92に設置されたブシュ導磁素子93、ブシュ導磁素子93外に嵌合され且つ永久磁性を有する円筒状磁石94で構成される。前述の周知の内回転子90のブシュ導磁素子93のほとんどはケイ素鋼板或いは軟鉄で構成され、その主要な設置の目的は、回転軸92と磁石94の間を固定することのほか、円筒状磁石94の導磁素子とされることである。
前述の円筒状磁石94の多くは粘着或いは焼結された多極異方性ネオジム鉄ホウ磁性体で構成され、製造時には、まず、磁場、磁束の配列(配向)を行ない、並びに焼結固定後に充磁してなる。ネオジム鉄ホウ磁性体自身の材料特性及び磁束方向の安定度が比較的良好であるため、通常は比較的強い磁力を発生することができる。ただし、円筒状磁石94の発生する磁力線はブシュ導磁素子93の導磁の後、往々にして円筒状磁石94がもともと有している表面磁束量が下降し、これにより全体の内回転子90の現出する磁力効果が低下した。
これを鑑み、本考案者は内回転子及びその磁性アセンブリの構造の研究開発を行ない、内回転子の表面の有効磁束量(磁力)をアップするほか、内回転子の運転時の安定性と静かさを向上することを思い立った。
本考案の主要な目的は、一種の内回転子及びその磁性アセンブリを提供し、内回転子の表面の有効磁束量(磁力)をアップさせることにある。
上述の目的を解決するため、本考案の内回転子は、回転軸及び該回転軸に設けられた磁性アセンブリを包含し、該磁性アセンブリは内環磁石と外環磁石を包含する。
該内環磁石は該回転軸外周に固定され、多極異方性径方向充磁の円筒状とされ、該外環磁石は該内環磁石の外周に嵌合され、多極異方性径方向充磁の円筒状とされる。該外環磁石の磁極数は該内環磁石と同じであり、且つ磁束量は該内環磁石より大きく、そのうち、外環磁石の各S極は内環磁石の各S極に接続し、外環磁石の各N極は内環磁石の各N極に接続する。
外環磁石の磁束量が内環磁石より大きい設計により、実施時に外環磁石は材料特性が比較的良好なネオジム鉄ホウ磁性体とされ、内環磁石は鉄酸素磁性体で構成され、且つ両者はいずれもまず磁場、磁束の配列の配向の後に充磁され、多極異方性径方向充磁の円筒状を呈し、その後、緊密な組み合わせと接触面接合の方式で組合せられる。これにより内環磁石と外環磁石の間のS極がS極に対応し、N極がN極に対応する排斥により、磁性アセンブリ表面に磁束量の加算効果が発生する。
前述の回転軸と内環磁石の間には、振動防止ブロックが設けられて両者の固定に供され、実施時には、内環磁石の内周に少なくとも一つの、該振動防止ブロックとアラインして嵌合される位置決め凸部が設けられ、これにより内回転子が動作時にさらに安定し、安静とされる。
このほか、本考案は必要により外環磁石の外周にさらに磁束量が外環磁石より大きい第2外環磁石が嵌合され、該第2外環磁石もまた多極異方性径方向充磁の円筒状を呈し、並びに該第2外環磁石の各S極と外環磁石の各S極は接続し、該第2外環磁石の各N極は外環磁石の各N極と接続し、これにより磁性アセンブリ表面の磁束量を加算増加する目的を達成する。
従来の技術と比較して、本考案の内回転子及びその磁性アセンブリは、磁束量が比較的大きな外環磁石を磁束量がそれより小さい内環磁石の外周に設置し、内環磁石が導磁と排斥の二つの効果を有することで、磁性アセンブリ及び内回転子の磁力を大幅にアップすることができ、これにより、それを運用するモータの出力を大幅にアップでき、並びに同じ体積規格のモータ中で、最良の出力を達成できる。且つ振動防止ブロックの設置により内回転子の運転を安静に安定して行わせられ、特にシーリングファン等、安静、高安定度が要求されると共にモータ設置空間が有限である電気用品中の応用に適合する。
周知のモータ内回転子の構造表示図である。 周知のモータ内回転子の断面図である。 本考案の第1実施例の立体外観図である。 本考案の第1実施例の立体分解図である。 本考案の第1実施例の内環磁石の断面図である。 本考案の第1実施例の外環磁石の断面図である。 本考案の第1実施例の内回転子の断面図である。 本考案の第2実施例の内回転子の断面図である。
本考案の技術内容、構造特徴、達成する目的を詳細に説明するため、以下に実施例を挙げ並びに図面を組み合わせて説明する。
図3及び図4は本考案の第1実施例の立体外観図及び立体分解図である。図中に示される内回転子は回転軸10、内環磁石20、外環磁石30、及び振動防止ブロック40を包含する。そのうち、内環磁石20及び外環磁石30は内回転子が永久磁力を発生するための磁性アセンブリとされる。上述の内環磁石20は回転軸10に固定された振動防止ブロック40により該回転軸10の外周に位置決めされ、回転軸10を駆動して同期回転させる。上述の外環磁石30は内環磁石20の外周に嵌合されて緊密に組み合わされ並びに接着固定されている。
実施時には内環磁石20内周に少なくとも一つの、前述の振動防止ブロック40にアラインして嵌合される位置決め凸部21が設けられ、該振動防止ブロック40はゴム或いはその他の振動吸収材料で構成され、これにより内回転子の運動をさらに安定させ安静に行わせる。
図4及び図5を参照されたい。そのうち、図5は本考案の第1実施例の内環磁石20断面図であり、実施時に内環磁石20は鉄酸素磁性体で構成され、まず、磁場、磁束の配列配向後に充磁され、複数の、均一に環状に配置されたS極と、複数の、各S極の間に交錯するN極を具備するものとされ、多極異方性径方向充磁の円筒状を呈するものとされる。
図4及び図6を参照されたい。そのうち、図6は本考案の第1実施例の外環磁石30の断面図である。該外環磁石30の磁束量は内環磁石20より大きく、実施時には材料特性が比較的良好なネオジム鉄ホウ磁性体で構成され、製造時には、まず磁場、磁束の配列の配向の後に充磁され、複数の、均一に環状に配置されたS極と、複数の、各S極の間に交錯するN極を具備するものとされ、多極異方性径方向充磁の円筒状を呈するものとされる。
図7は本考案の第1実施例の内回転子の断面図である。組合せ時には、前述したように、外環磁石30を緊密に組合せ並びに接着することで内環磁石20の外周に組合せ、且つ外環磁石30の各S極を内環磁石20のS極に接続し、外環磁石30のN極を内環磁石20のN極に接続する。内環磁石20と外環磁石30の間のS極がS極に対応し、N極がN極に対応する排斥(同性排斥)により、外環磁石30の表面に発生する磁束量の加算効果が発生する。
図8には本考案の第2実施例の内回転子の断面図である。この実施例は第1実施例は、第1実施例の外環磁石30の外周に嵌合(緊密組合せ、接着)された第2外環磁石30aを有する。該第2外環磁石30aもまた多極異方性径方向充磁の円筒状を呈し、且つその磁束量は外環磁石30より大きい。該第2外環磁石30aの各S極と外環磁石30の各S極は接続し、該第2外環磁石30aの各N極は外環磁石30の各N極と接続し、これにより磁性アセンブリ表面の磁束量を加算増加する目的を達成する。
以上述べたことは、本考案の実施例にすぎず、本考案の実施の範囲を限定するものではなく、本考案の権利請求の範囲に基づきなし得る同等の変化と修飾は、いずれも本考案の権利のカバーする範囲内に属するものとする。
10 回転軸
20 内環磁石
21 位置決め凸部
30 外環磁石
30a 第2外環磁石
40 振動防止ブロック
90 内回転子
92 回転軸
93 ブシュ導磁素子
94 円筒状磁石

Claims (7)

  1. 内回転子において、
    回転軸と、
    内環磁石であって、該回転軸外周に固定され、多極異方性径方向充磁の円筒状とされた、上記内環磁石と、
    外環磁石であって、多極異方性径方向充磁の円筒状とされ、磁束量が該内環磁石より大きく、並びに該内環磁石の外周に嵌合され、該外環磁石の磁極数は該内環磁石と同じであり、該外環磁石の各S極は該内環磁石の各S極に接続し、該外環磁石の各N極は該内環磁石の各N極に接続する、上記外環磁石と、
    を包含したことを特徴とする、内回転子。
  2. 請求項1記載の内回転子において、該回転軸と該内環磁石の間に振動防止ブロックが設置されたことを特徴とする、内回転子。
  3. 請求項2記載の内回転子において、該内環磁石の内周に、該振動防止ブロックにアラインし嵌合される少なくとも一つの位置決め凸部が設けられたことを特徴とする、内回転子。
  4. 請求項1記載の内回転子において、該外環磁石の外周に磁束量が該外環磁石より大きい第2外環磁石が設置され、該第2外環磁石は多極異方性径方向充磁の円筒状を呈し、且つ該第2外環磁石の各S極は該外環磁石の各S極に接続され、該第2外環磁石の各N極は該外環磁石の各N極に接続されることを特徴とする、内回転子。
  5. 内回転子の磁性アセンブリにおいて、
    内環磁石であって、多極異方性径方向充磁の円筒状を呈する、上記内環磁石と、
    外環磁石であって、多極異方性径方向充磁の円筒状を呈し、磁束量が該内環磁石の磁束量より大きく、並びに該内環磁石の外周に嵌合され、その磁極数は該内環磁石の磁極数と同じであり、該外環磁石の各S極は該内環磁石の各S極に接続し、該外環磁石の各N極は該内環磁石の各N極に接続する、上記外環磁石と、
    を包含したことを特徴とする、内回転子の磁性アセンブリ。
  6. 請求項5記載の内回転子の磁性アセンブリにおいて、該内環磁石の内周に、該少なくとも一つの位置決め凸部が設けられたことを特徴とする、内回転子の磁性アセンブリ。
  7. 請求項5記載の内回転子の磁性アセンブリにおいて、該外環磁石の外周に磁束量が該外環磁石より大きい第2外環磁石が設置され、該第2外環磁石は多極異方性径方向充磁の円筒状を呈し、且つ該第2外環磁石の各S極は該外環磁石の各S極に接続され、該第2外環磁石の各N極は該外環磁石の各N極に接続されることを特徴とする、内回転子の磁性アセンブリ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014155415A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Jtekt Corp 磁石埋込型ロータ及び磁石埋込型ロータの製造方法

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