JP3162736U - 容器転倒防止ホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】場所をとらずに、種々の形状、大きさの飲料等の容器を安定して保持して転倒を防止することができ、かつ簡易に製造できる容器転倒防止ホルダを提供する。【解決手段】容器転倒防止ホルダHは、容器保持部1と、容器保持部1と着脱自在に係合して容器収容スペース3を縮小可能とする仕切部材20と、容器保持部1における底壁部の下面に接着され、テーブル等の天板と接する下面側に、容器保持部1を天板上面に対して再剥離及び再固定可能に固定可能な接着力を有する平板状の固定体30とを備える。容器保持部1は、矩形に形成される底壁部と、底壁部の周縁から上方に延びる4つの側壁からなる側壁部7とを備え、側壁部7における、仕切部材20により縮小された際の容器収容スペース3の周壁となる部位には、容器の把手を受容可能に把手用開放部7aが設けられる。【選択図】図1

Description

本考案は主に飲料容器を卓上に保持して転倒を防止するための容器転倒防止ホルダに関する。
オフィスや家庭等において何らかの作業中、飲料の入った容器を傍らのデスクやテーブル上に載置しておく場合に、何かの拍子にそれらの容器に衝撃を与えて転倒させてしまい、こぼれた飲料によりデスク上の書類を汚したり、電子機器を故障させてしまうことがある。そのような事態を未然に防ぐべく、飲料容器を安定してデスク等の天板上面に保持して転倒を防止するための器具が、種々提供されている。
特開2005−40462号公報
例えば、特許文献1は、カップ等の容器を保持する略円筒形あるいは逆円錐台形の容器保持部と、容器保持部の底部下面に、デスク等の天板上面に吸着可能な吸盤体を備える容器転倒防止ホルダを開示する。しかし、容器保持部の底部下面に吸盤体を備える構成では、容器保持部の底部下面に吸盤を固着させるための構造が複雑であり、簡易に製造できない。また、オフィス等において仕事中に飲む飲料の容器は、マグカップ、ペットボトル、牛乳に代表される四角筒形状の紙パック等、形状や大きさが多岐に亘るところ、容器保持部が円筒形状であるものは、主にマグカップを収容することを想定したものであって、牛乳パックのような四角筒形状の容器を収容できず、仮に円筒形状としたホルダで四角筒形状の紙パックを収容するとすれば、径をかなり大きくする必要があり、デスク等における設置面積が大きくなってしまい望ましくない。
そこで、本考案は、場所をとらずに、種々の形状、大きさの飲料等の容器を、デスクやテーブル等の天板上面に安定して保持して転倒を防止することができ、かつ簡易に製造できる容器転倒防止ホルダを提供することを目的とする。
本考案に係る容器転倒防止ホルダは、矩形に形成される底壁部と、前記底壁部の周縁から上方に延びる4つの側壁からなる側壁部と、を備えて、上方が開口した箱形に形成される容器保持部と、
前記容器保持部と着脱自在に係合して容器収容スペースを縮小可能とする仕切部材と、
前記側壁部における、前記仕切部材により縮小された際の前記容器収容スペースの周壁となる部位に、容器の把手を受容可能に形成される開放部と、
前記容器保持部における前記底壁部の下面に接着され、テーブル等の天板と接する下面側に、前記容器保持部を天板上面に対して再剥離及び再固定可能に固定可能な接着力を有する平板状の固定体と、
を備えることを特徴とする。
このように構成された容器転倒防止ホルダは、容器保持部が、底壁部を矩形とする箱型に形成されているため、牛乳パック等の四角筒形状の紙パック入り飲料容器を、最小限の設置面積で保持することができる。
また、着脱自在の仕切部材を備えるため、大きな飲料容器には仕切部材を使用せず、小さな容器には仕切部材を使用して、容器の大きさに合わせて容器収容スペースを縮小することができるから、飲料容器をがたつきなく保持することができる。
また、側壁部における、仕切部材により縮小された容器収容スペースの周壁となる部位に、把手用開放部が形成されているため、容器収容スペースが縮小されない状態と縮小された状態の両方において、マグカップ等の把手付きの飲料容器を、把手を摘まみやすい態様で保持することができる。
また、容器保持部の底壁部の下面には、テーブル等の天板と接する下面側に、天板上面に対して容器保持部を再剥離及び再固定可能に固定可能な接着力を有する固定体が接着されるため、容器保持部が天板上面に対して接着固定されて、飲料容器のずれや転倒を防止し、飲料のこぼれを防止できる。固定体は平板状に形成され、容器保持部の底壁部の下面に単に接着されるもののため、複雑な取付構造を要さず、簡易に容器転倒防止ホルダを製造することができる。また、固定体は再剥離可能及び再固定可能に形成されるため、容易に容器転倒防止ホルダを一の場所から取り外し、移動させて別の場所に再度固定することができ、繰り返し使用することができる。また、この構成では、底壁部の面積以上の設置面積を必要としないため、場所をとらずに飲料容器を保持することができる。なお、本明細書における接着とは、粘着を含む広義の接着をいう。
上述の容器転倒防止ホルダにおいて、仕切部材による容器収容スペースの縮小構造を、次のように構成することが望ましい。すなわち、側壁部における、1対の対向する側壁である第一側壁対の対向する位置に、上下方向に直線状に延びる一対の第一凹溝対を形成する一方、もう一対の対向する側壁である第二側壁対の対向する位置に、上下方向に直線状に延びる一対の第二凹溝対を形成する。一方、仕切部材は、第二凹溝対に挿入される平板状の第一仕切板と、第一凹溝対に挿入される平板状の第二仕切板とを備えて構成し、第一仕切板に、第二凹溝対に挿入された際に第一凹溝対と対応する位置に上端縁から下方に延びる上向係合溝を形成し、第二仕切板における、第一凹溝対に挿入された際に第二凹溝対と対応する位置に下端縁から上方に延びる下向係合溝を形成する。
この構成によれば、第二凹溝対に挿入された第一仕切板は、第一凹溝対と対応する位置に上向係合溝を備える一方、第一凹溝対に挿入される第二仕切板が第二凹溝対と対応する位置に下向係合溝を備えるため、各々の係合溝の嵌合により、第一仕切板と第二仕切板は、交差した状態で容器収容スペース内に配置されて、縮小した容器収容スペースを形成することができる。どちらか片方の仕切板のみを使用することもできるから、より多種の大きさ、形状の容器をがたつきの無い密な状態で保持することができる。また、仕切部材が、各々板状の仕切板で構成されるため、仕切部材を使用しない際の収納が容易となる。
また、上述の構成においては、第一凹溝対と第二凹溝対とを、それぞれ複数設け、第一仕切板における上向係合溝を、第一凹溝対の数に対応して複数配置し、第二仕切板における下向係合溝も、第二凹溝対の数に対応して複数配置することが望ましい。この構成によれば、複数の各凹溝対の内、飲料容器の形状や大きさに合った位置の凹溝対に各仕切板を挿入して、容器収容スペースを多段階に縮小できるから、小さな湯呑から牛乳パックまで、また把手の有無にかかわらず、種々の形状、大きさの飲料容器を、がたつき無く密に保持して、転倒や飲料のこぼれを防止することができる。
また、仕切部材を2枚の仕切板から構成する場合には、容器保持部の外周側における任意の位置に、上部が開口した有底の収納用区画をさらに設けることとすれば、不使用時の仕切部材を収容したり、ペンや携帯電話等を立てておくことができる。
また、本考案に係る容器転倒防止ホルダにおいて、固定体を、衝撃吸収性を有して、上面と下面の両方に再剥離及び再固定可能な接着力を備えるゲル状粘着マットから構成すれば、ゲル状粘着マットを容器保持部の底壁部の下面に押し付けるようにして粘着させるだけで固定体とすることができるから、接着剤等を必要とせず、簡易に容器転倒防止ホルダを製造することができる。また、粘着力が弱まったとき等に、容器保持部から容易に取り外して洗い、粘着力を復活させて、再度容器保持部に固定させることができる。さらに、その衝撃吸収性により、ホルダに衝撃が加わった場合に、その衝撃をある程度吸収し、容器保持部に保持された飲料容器の転倒や飲料のこぼれを防止することができる。
固定体がゲル状粘着マットから構成される場合には、側壁部における、少なくとも前記仕切部材により縮小された際の容器収容スペースの周壁となる部位に、側壁部を貫通する開口部を設けることが望ましい。これによれば、熱い飲料の入った飲料容器が収容された場合に、飲料から伝わる熱が開口部から放出されて、容器収容スペース内に熱がこもることが防止され、熱によりゲル状粘着マットの粘着力が弱まることを防止することができる。
本考案に係る容器転倒防止ホルダは、場所をとらずに、種々の形状、大きさの飲料等の容器を、デスクやテーブル等の天板上面に安定して保持して転倒を防止することができ、かつ簡易に製造できる。
本考案の実施例である容器転倒防止ホルダの分解斜視図である。 容器保持部の斜視図である。 第一仕切板と、第二仕切板との正面図である。 容器保持部の底面を示す斜視図である。 第一仕切板と、第二仕切板とを装着した状態の容器転倒防止ホルダを示す斜視図である。 仕切部材を使用した場合の使用状態を示す図である。 収納用区画を備えた変形例を示す図である。
以下に本考案の望ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本考案の一実施形態である容器転倒防止ホルダH(以下、単にホルダHということがある)は、飲料等の容器を保持する容器保持部1と、容器保持部1における容器収容スペース3を縮小するのに使用される仕切部材20と、容器保持部1の底壁下面に配置されて、容器保持部1を、デスクやテーブル等の天板上面に固定する固定体30と、を備えて構成される。
図2に示すように、容器保持部1は、矩形の底壁部5と、底壁部5の4辺の周縁から上方に延びる4つの側壁からなる側壁部7を備えて、上方が開口した箱型に形成されるもので、底壁部5と、側壁部7とに囲まれる空間を容器収容スペース3とする。底壁部5は、本実施形態では縦横約9.5cmの略正方形に形成される。側壁部7は、前壁部11と、前壁部11と対向する後壁部12と、前壁部11と後壁部12とを連結して対向する右壁部13と左壁部14と、から構成される。本実施形態では、前壁部11、後壁部12、右壁部13及び左壁部14はいずれも高さ約6cmに形成されている。この容器保持部1の大きさは、後述する仕切部材20を使用しない場合に、一辺が約7cmの四角筒形状の紙パック製飲料容器を収容可能な大きさである。
図1,2に示すように、前壁部11の左右方向における中心から若干左側にずれた位置には、前壁部11の一部を、マグカップ等の把手を受容可能に、上下に亘って切り欠くようにして形成した開放部7aが設けられている。開放部7aの右側における前壁部11の内周側には、前壁部11の上端から下端まで直線状に延びる凹溝11bが形成されている。凹溝11bは、後述する第二仕切板25を挿入させるための部位で、本実施形態では、3本の凹溝11bが、略等間隔に並設されている。
前壁部11と対向する後壁部12は、内周側における、左右方向において前壁部11の凹溝11bと対向する位置に、3本の凹溝12bを備える。凹溝12bは、凹溝11bと同様、後壁部12の上端から下端まで延びる直線状に形成されている。凹溝11bと凹溝12bとは、第二仕切板25を挿入させる第一凹溝対17を構成する。なお、前壁部11と後壁部12とを、第一側壁対41という。
右壁部13と左壁部14とは、開放部7aから離れた後縁側における相互に対向する位置に、凹溝11b,12bと同様、各壁部13,14の上端から下端まで直線状に延びる凹溝13b,14bを備える。本実施形態では、各々3本の凹溝13b,14bが前後方向において略等間隔に並設されている。凹溝13bと凹溝14bとは、後述する第一仕切板23を挿入させる第二凹溝対19を構成する。なお、右壁部13と左壁部14とを、第二側壁対43という。
容器保持部1の容器収容スペース3を縮小するのに使用される仕切部材20は、容器保持部1に着脱自在に構成されるもので、本実施形態では、容器収容スペース3を前後方向に区画する第一仕切板23と、左右方向に区画する第二仕切板25と、から構成される。
図1〜3に示すように、第一仕切板23は、横長の略矩形の平板状部材であって、上述した第二側壁対43(右壁部13,左壁部14)に形成される第二凹溝対19(凹溝13b,14b)に挿入されて、容器収容スペース3を前後方向に区画するものである。第一仕切板23は、左右方向の寸法W2を、凹溝13b,14bに挿入可能に、容器収容スペース3の左右方向の寸法W1より若干大きくし、上下方向の寸法を、本実施形態では、容器収容スペース3の上下方向の寸法に略一致させて形成されている。第一仕切板23における、第二凹溝対19に挿入された際に、第一側壁対41(前壁部11,後壁部12)に形成される第一凹溝対17(凹溝11b,12b)と、左右方向において対応する位置には、上端縁23cから下方に延びるスリット状の上向係合溝23aが形成されている。本実施形態では、3個形成される第一凹溝対17と対応し、3個の上向係合溝23aが設けられている。なお、本実施形態における各上向係合溝23aは、第一仕切板23の上下方向の寸法の略1/2の長さに形成されている。
第二仕切板25は、第一仕切板23と同様、横長の略矩形に形成される平板状部材であって、上述した第一側壁対41(前壁部11,後壁部12)に形成される第一凹溝対17(凹溝11b,12b)に挿入されて、容器収容スペース3を左右方向に区画するものである。第二仕切板25は、前後方向の寸法L2を、凹溝11b,12bに挿入可能に、容器収容スペース3の前後方向の寸法L1より若干大きくし、上下方向の寸法を、本実施形態では、容器収容スペース3の上下方向の寸法に略一致し、第一仕切板23の上下方向の寸法と略同一の寸法に形成されている。第二仕切板25における、第一凹溝対17に挿入された際に、第二側壁対43(右壁部13,左壁部14)に形成される第二凹溝対19(凹溝13b,14b)と、前後方向において対応する位置には、下端縁25bから上方に延びるスリット状の下向係合溝25aが形成されている。本実施形態では、3個形成される第二凹溝対19と対応し、3個の下向係合溝25aが設けられている。なお、本実施形態における各下向係合溝25aは、第二仕切板25の上下方向の寸法の略1/2の長さに形成されている。
図4に示すように、固定体30は、容器保持部1の底壁部5の下面5aに配置されるもので、テーブルや机等の天板上面に対して、容器保持部1を、ずれや転倒が無いように固定するものである。本実施形態における固定体30は、一般に、耐震マット、耐震用粘着マット等と呼ばれる、スチレン系、ポリウレタン系等の熱可塑性エラストマー等に粘着付与剤等を配合する等して製造される、平板状のゲル状粘着マットMから構成されている。本実施形態では、厚みを3mmとし、寸法を4cmx4cmとしたものを使用している。このゲル状粘着マットMは、粘着性と衝撃吸収性を有し、家具や精密機械等の底面に貼着されて、家具等を設置床面に対して粘着固定させ、地震等の際に家具等に伝わる衝撃を減衰し、転倒を防止するのに使用される平板状のマット材で、高い粘着性を持つが、床面等に跡を残さず剥離でき、また、再固定可能なものである。本実施形態において固定体30を構成するゲル状粘着マットMは、上面30a(図1参照)、下面30bの両面において再剥離、再固定可能な粘着性を備えるもので、容器保持部1の底壁5の下面5aに、上面30aの粘着性により粘着されている。本実施形態の固定体30として使用されるのに好ましいゲル状粘着マットとしては、粘着性の高さの観点から、株式会社デビカが「地震番」の商品名で販売するものや、アイリスオーヤマ株式会社が、「転倒防止粘着マット」の商品名で販売するものが挙げられるが、同程度の粘着性を有するものであれば、これに限られるものではない。
このように構成される容器転倒防止ホルダHの使用方法について次に説明する。
まず、牛乳パック等の比較的大きな飲料容器LCを保持させる際には、仕切部材20を装着しない状態で、容器保持部1を、軽くテーブル等の天板上面に押し付けるようにして載置する。すると、底壁部5の下面5aに配置された固定体30が、天板上面に対して粘着する。この状態で、図7の二点鎖線に示すように飲料容器LCを容器保持部1の容器収容スペース3に収容すれば、天板上面に対して粘着固定されたホルダHが、飲料容器LCを保持して、転倒することを防止する。
比較的小さな飲料容器SCを保持させる際には、仕切部材20を使用して、容器収容スペース3を縮小する。具体的には、まず、固定体30により、容器保持部1が、天板上面に対して粘着された状態で、第一仕切板23を、図1,5及び6に示すように、凹溝13b,14bからなる3本の第二凹溝対19のうち、飲料容器SCの大きさに適合する位置のものに挿入する。そして次に、第二仕切板25を、凹溝11b,12bからなる3本の第一凹溝対17のうち、容器SCの大きさに適合する位置のものに挿入する。その際、第一仕切板23と第二仕切板25とが、第一仕切板23に形成された上向係合溝23aと第二仕切板25に形成された下向係合溝25aとを利用して図1,5に示すように嵌合し、交差した状態で、容器収容スペース3に収容される。すると、図6に示すように、容器収容スペース3が、縮小収容スペース3A(図5,6)として縮小され、小さな飲料容器SCを密に収容させ、安定して保持することができる。飲料容器SCが把手Tを備える場合は、図6に示すように、把手Tを開放部7aに配置すれば、容器を持ち上げる際に、把手Tを摘まみやすい。
テーブル等の掃除の際や、ホルダH自体を移動させたい時は、容器保持部1を掴み、捻るようにすれば、固定体30としてのゲル状粘着マットMが、容易に天板から剥離し、ホルダHが天板から分離される。
以上のように構成された容器転倒防止ホルダHは、容器保持部1が、底壁部5を矩形とする箱型に形成されているため、牛乳パック等の四角筒形状の紙パック入り飲料容器を、最小限の設置面積で保持することができる。
また、着脱自在の仕切部材20を備えるため、大きな飲料容器には仕切部材20を使用せず、小さな容器には仕切部材20を使用して、容器の大きさに合わせて容器収容スペース3を縮小することができるから、飲料容器をがたつきなく保持することができる。
また、側壁部7における、仕切部材20により縮小された縮小収容スペース3Aの周壁となる部位に、容器の把手Tを受容するための開放部7aが形成されているため、容器収容スペース3が縮小されない状態と縮小された状態の両方において、マグカップ等の把手付きの飲料容器を、把手Tを摘まみやすい態様で保持することができる。
また、容器保持部1の底壁部5の下面5aには、テーブル等の天板と接する下面30b側に、天板上面に対して容器保持部1を再剥離及び再固定可能に固定可能な接着力を有する固定体30としてのゲル状粘着マットMが接着されているため、容器保持部1が安定して天板上面に対して接着固定されて、飲料容器のずれや転倒を防止し、飲料のこぼれを防止できる。固定体30は、平板状に形成されるものを、容器保持部1の底壁部5の下面5aに単に接着により固定して構成しているため、複雑な取付構造を要さず、簡易に容器転倒防止ホルダHを製造することができる。また、固定体30は、安定して容器保持部1を天板上面に対して固定できる程度の接着力(粘着力)を有する一方、再剥離可能及び再固定可能に形成されるため、容易にホルダHを一の場所から取り外し、移動させて別の場所に再度固定することができ、繰り返し使用することができる。また、この構成では、底壁部5の面積以上の設置面積を必要としないため、場所をとらずに飲料容器を保持することができる。
また、実施形態の容器転倒防止ホルダHでは、側壁部7における、1対の対向する側壁である第一側壁対41(すなわち、前壁部11と後壁部12)の対向する位置に、上下方向に直線状に延びる第一凹溝対17が形成される一方、もう一対の対向する側壁である第二側壁対43(すなわち、右壁部13と左壁部14)の対向する位置に、上下方向に直線状に延びる第二凹溝対19が形成される。一方、仕切部材20は、第二凹溝対19に挿入される平板状の第一仕切板23と、第一凹溝対17に挿入される平板状の第二仕切板25とを備え、第一仕切板23は、第二凹溝対19に挿入された際に第一凹溝対17と対応する位置に上端縁23cから下方に延びるように形成される上向係合溝23aを備え、第二仕切板25は、第一凹溝対17に挿入された際に第二凹溝対19と対応する位置に下端縁25bから上方に延びるように形成される下向係合溝25aを備える。
この構成によれば、第二凹溝対19に挿入された第一仕切板23は、第一凹溝対17と対応する位置に上向係合溝23aを備える一方、第一凹溝対17に挿入される第二仕切板25が第二凹溝対19と対応する位置に下向係合溝25aを備えるため、各々の係合溝23a,25aの嵌合により、第一仕切板23と第二仕切板25は、交差した状態で容器収容スペース3内に配置されて、縮小した収容スペース3Aを形成することができる。どちらか片方の仕切板23/25のみを使用することもできるから、より多種の大きさ、形状の容器をがたつきの無い密な状態で保持することができる。また、仕切部材20が、各々板状の仕切板23,25で構成されるため、仕切部材20を使用しない時に、2枚の板に分離でき、収納が容易となる。なお、図7に示すように、容器保持部1の外周側における任意の位置に、上部が開口した有底の収納用区画50をさらに設けることとすれば、不使用時の仕切板23,25を収容したり、ペンや携帯電話等を立てておくことができる。
また、本実施形態の容器転倒防止ホルダHでは、第一凹溝対17と第二凹溝対19とが、それぞれ複数個の3対ずつ設けられ、第一仕切板23における上向係合溝23aが、第一凹溝対17の数に対応して複数個の3個配置され、第二仕切板25における下向係合溝25aも、第二凹溝対19の数に対応して複数個の3個配置される。この構成によれば、複数の各凹溝対17,19の内、飲料容器の形状や大きさに合った位置の凹溝対に各仕切板を挿入して縮小収容スペース3Aの大きさを多段階に調節できるから、小さな湯呑から牛乳パックまで、また把手の有無にかかわらず、種々の形状、大きさの飲料容器を、がたつき無く密に保持して、転倒や飲料のこぼれを防止することができる。もちろん、各凹溝対17,19の数は、3本に限られるものではなく、2本ずつとしてもよい。また、第一凹溝対17と第二凹溝対19の数を、相互に違えてもよい。さらに、上述の利点を考慮しなければ、凹溝対17,19を1本ずつとしてもよく、また、一方を1本とし、他方を複数本としてもよい。
なお、仕切部材20を、2枚の仕切板23と25とから構成しない場合には、断面L字形の1個の仕切部材を前壁11と左壁14に係合させる態様で配置したり、または、予め十字に交差した形状の1個の仕切部材を容器収容スペース3内に配置することにより、容器収容スペース3を縮小することとしてもよい。
実施形態の容器転倒防止ホルダHでは、固定体30が、衝撃吸収性を有して、上面30aと下面30bの両方に再剥離、再固定可能な粘着性を備えるゲル状粘着マットMから構成されているので、ゲル状粘着マットMを容器保持部1の底壁部5の下面5aに押し付けるようにして粘着させるだけで固定体30を作ることができるから、接着剤等を必要とせず、簡易に容器転倒防止ホルダHを製造することができる。また、粘着力が弱まったとき等に、容器保持部1から容易に取り外して洗い、粘着力を復活させて、再度容器保持部1に固定させることができる。さらに、その衝撃吸収性により、ホルダHに衝撃が加わった場合に、その衝撃をある程度吸収し、容器保持部1に保持された飲料容器の転倒や飲料のこぼれを防止することができる。
なお、固定体30をゲル状粘着マットMから構成する場合には、図6において二点鎖線で示すように、側壁部7における、少なくとも仕切部材20(23,25)により縮小された際の縮小収容スペース3Aの周壁となる部位に、側壁部7を貫通する開口部60を設けてもよい。この構成によれば、熱い飲料が入った飲料容器SCが収容された場合に、飲料から伝わる熱が開口部60から放出され、収容スペース3,3A内に熱がこもることが防止されるため、熱によりゲル状粘着マットMの粘着力が弱まるのを防止することができる。
上面と下面の両面に粘着性を備えるゲル状粘着マットは、素材自体が自己粘着性を有するものと、ゲル状の基材の上面と下面の両方に粘着層を形成したものがあるが、どちらでもよい。また、容器保持部1からの取り外しを考慮しなければ、下面30b側のみに、テーブル等の天板上面へ再剥離及び再固定可能な接着力を有するものであればよく、容器保持部1への固定は、任意の接着剤を使用して永続的な固定としてもよい。
1 ・・・ 容器保持部
3 ・・・ 容器収容スペース
5 ・・・ 底壁部
5a ・・・ 下面
7 ・・・ 側壁部
7a ・・・ 開放部
17 ・・・ 第一凹溝対
19 ・・・ 第二凹溝対
20 ・・・ 仕切部材
23 ・・・ 第一仕切板
23a ・・・ 上向係合溝
23c ・・・ 上端縁
25 ・・・ 第二仕切板
25a ・・・ 下向係合溝
25b ・・・ 下端縁
30 ・・・ 固定体
30a ・・・ 上面
30b ・・・ 下面
41 ・・・ 第一側壁対
43 ・・・ 第二側壁対
50 ・・・ 収納用区画
60 ・・・ 開口部
M ・・・ ゲル状粘着マット
H ・・・ 容器転倒防止ホルダ

Claims (6)

  1. 矩形に形成される底壁部と、前記底壁部の周縁から上方に延びる4つの側壁からなる側壁部と、を備えて、上方が開口した箱形に形成される容器保持部と、
    前記容器保持部と着脱自在に係合して容器収容スペースを縮小可能とする仕切部材と、
    前記側壁部における、前記仕切部材により縮小された際の前記容器収容スペースの周壁となる部位に、容器の把手を受容可能に形成される開放部と、
    前記容器保持部における前記底壁部の下面に接着され、テーブル等の天板と接する下面側に、前記容器保持部を天板上面に対して再剥離及び再固定可能に固定可能な接着力を有する平板状の固定体と、
    を備えることを特徴とする容器転倒防止ホルダ。
  2. 前記側壁部における、1対の対向する側壁である第一側壁対の各々の対向する位置に、上下方向に直線状に延びる一対の第一凹溝対が形成され、
    前記側壁部における、もう1対の対向する側壁である第二側壁対の各々の対向する位置に、上下方向に直線状に延びる一対の第二凹溝対が形成され、
    前記仕切部材が、前記第二凹溝対に挿入される平板状の第一仕切板と、前記第一凹溝対に挿入される平板状の第二仕切板とを備え、第一仕切板は、前記第二凹溝対に挿入された際に前記第一凹溝対と対応する位置に上端縁から下方に延びるように形成される上向係合溝を備え、第二仕切板は、前記第一仕切板と交差して前記第一凹溝対に挿入されるように、前記第一凹溝対に挿入された際に前記第二凹溝対と対応する位置に下端縁から上方に延びるように形成される下向係合溝を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の容器転倒防止ホルダ。
  3. 前記第一凹溝対と前記第二凹溝対とがそれぞれ複数配置され、
    前記第上向係合溝が前記第一凹溝対の数に対応して複数配置され、
    前記第下向係合溝が前記第二凹溝対の数に対応して複数配置される
    ことを特徴とする、請求項2に記載の容器転倒防止ホルダ。
  4. 前記容器保持部の外周側に、上部が開口した有底の収納用区画をさらに備えることを特徴とする、請求項2または請求項3のいずれかに記載の容器転倒防止ホルダ。
  5. 前記固定体が、衝撃吸収性を有して、上面と下面の両方に再剥離及び再固定可能な接着力を備えるゲル状粘着マットからなることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の容器転倒防止ホルダ。
  6. 前記側壁部における、少なくとも前記仕切部材により縮小された際の前記容器収容スペースの周壁となる部位に、前記側壁部を貫通する開口部が形成されることを特徴とする請求項5に記載の容器転倒防止ホルダ。

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