JP3162726B2 - プロモーター - Google Patents

プロモーター

Info

Publication number
JP3162726B2
JP3162726B2 JP53242797A JP53242797A JP3162726B2 JP 3162726 B2 JP3162726 B2 JP 3162726B2 JP 53242797 A JP53242797 A JP 53242797A JP 53242797 A JP53242797 A JP 53242797A JP 3162726 B2 JP3162726 B2 JP 3162726B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cells
gene
tec
dna
promoter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP53242797A
Other languages
English (en)
Inventor
博行 間野
恒昭 坂田
護 長谷川
Original Assignee
株式会社ディナベック研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ディナベック研究所 filed Critical 株式会社ディナベック研究所
Application granted granted Critical
Publication of JP3162726B2 publication Critical patent/JP3162726B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/79Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts
    • C12N15/85Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts for animal cells
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/10Transferases (2.)
    • C12N9/12Transferases (2.) transferring phosphorus containing groups, e.g. kinases (2.7)
    • C12N9/1205Phosphotransferases with an alcohol group as acceptor (2.7.1), e.g. protein kinases
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N5/00Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
    • C12N5/10Cells modified by introduction of foreign genetic material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2830/00Vector systems having a special element relevant for transcription
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2830/00Vector systems having a special element relevant for transcription
    • C12N2830/80Vector systems having a special element relevant for transcription from vertebrates
    • C12N2830/85Vector systems having a special element relevant for transcription from vertebrates mammalian

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は遺伝子工学の分野、特に遺伝子治療の分野に
関する。
背景技術 先天的または後天的に遺伝子に欠陥があるために発症
する病気、即ち遺伝子病に対して、欠陥遺伝子そのもの
を正常な遺伝子と入れ換えたり、補ったりして、病気を
治療しようとするのが遺伝子治療である。遺伝子治療に
関しては、これまで様々な治療技術の検討がなされてき
たが、現在成功を収めているものは、アデノシン・デア
ミネース(ADA)欠損症など、ごく僅かなものに限られ
ている。その大きな理由として、治療用遺伝子の標的細
胞への有効な導入法や導入された遺伝子を細胞内で発現
させる方法の確立が遅れていることが挙げられる。治療
用遺伝子の標的細胞への導入には、これまでリポソー
ム、HVJ−リポソームやレトロウイルスなどがキャリア
ーとして用いられてきた。しかし、遺伝子の導入効率
は、いずれも満足のいくものではなかった。一方、導入
された遺伝子を発現効率を高めるために、プロモーター
の改良を行うなど様々な試みがなされてきた。しかし、
いずれも目的の遺伝子の発現効率が悪く、遺伝子治療を
行うために充分な量には至っていなかった。そこで、遺
伝子治療の分野において、様々な標的細胞内で治療用遺
伝子を高発現させるベクターの提供が望まれていた。
一方、血液学の分野では、造血幹細胞の増殖にも関与
していると考えられているタンパク質である、Tecチロ
シンキナーゼが、マウスの肝臓において高発現してお
り、さらに、腎臓、心臓や卵巣においても発現している
ことが知られていた(Oncogene.,5,1781−1786(199
0))。また、ヒトにおいては、広範囲の血液系・リン
パ系細胞で高発現をしていることが知られていた(LEUK
EMIA.,8,1663−1672(1994))。
発明の開示 本発明は、広範囲の血液系・リンパ系細胞や肝臓など
の器官の細胞で高度に機能するプロモーターを組み込ん
だベクターを作成し、該ベクターを血液系・リンパ系細
胞における遺伝子治療技術として提供することを目的と
する。
本発明者らは、造血幹細胞の増殖に関与していると考
えられているタンパク質である、Tecチロシンキナーゼ
が広範囲の血液細胞、リンパ系細胞または肝臓などの器
官の細胞で高発現をしていることに着目した。そして、
Tecチロシンキナーゼのプロモーターを、マウスのゲノ
ムDNAから単離した。次いで、該プロモーターを組み込
んだベクターを作成し、該プロモーターの下流に外来遺
伝子を直結させて、細胞内での外来遺伝子の発現を試み
た。この結果、外来遺伝子が、実際に、細胞内で高発現
することを見い出し、本発明を完成した。即ち、本発明
は、 (1) 配列番号:1に記載の塩基配列の少なくとも一部
を含みプロモーター活性を有するDNA、 (2) (1)記載のDNAを含む発現ベクター、および (3) (2)記載の発現ベクターを保持する細胞、 に関する。
本発明において、「プロモーター活性を有するDNA」
とは、該DNAに隣接するDNA領域の転写を誘導する活性を
有するDNAのことを指す。本発明には、配列番号:1に記
載された塩基配列を有するDNAの他に、該塩基配列の一
部を有するDNAでプロモーター活性を有するものも含ま
れる。本発明のDNAは、一般に50bp程度以上の長さを有
するものが好ましく、100bp程度以上の長さを有するも
のがより好ましく、200bp程度以上の長さを有するもの
がより好ましく、300bp程度以上の長さを有するものが
より好ましい。
また、本発明においてプロモーター活性を有するDNA
が導入される骨格となる「ベクター」としては、基本的
には全ての遺伝子導入用ベクターが用いられるが、特に
遺伝子治療においては、レトロウイルスベクター、アデ
ノウイルスベクター、アデノ随伴ウイルスベクターなど
のウイルスベクターの他、リポソームなどの非ウイルス
ベクターが好適である。
さらに、本発明において「発現ベクターを保持する細
胞」としては、あらゆる種類の細胞が考えられるが、実
際にTecチロシンキナーゼ遺伝子の発現が確認されてい
る造血幹細胞、骨髄系血液細胞、B細胞、T細胞などの
血液細胞、リンパ系細胞や、肝臓、腎臓、心臓、卵巣な
どの体内の器官の細胞が好ましい。
図面の簡単な説明 図1は、本発明におけるマウスのTec遺伝子の5′フ
ランキング領域の塩基配列を示す図である。
図2は、マウスのTec遺伝子の5′フランキング領域
の断片及びそれに直結したルシフェラーゼ遺伝子を組み
込んだpUCOOLucをBA/F3細胞及びNIH 3T3細胞に導入した
際のルシフェラーゼ活性を示す図である。なお、コント
ロールとして、Tec遺伝子の5′フランキング領域の断
片を組み込まないpUCOOLucが用いられている。
発明を実施するための最良の形態 以下実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1] マウスゲノムライブラリーの構成 高分子ゲノムDNAをBA/F3細胞から抽出した。次いで、
このDNAをSau3A I(宝酒造社製)で部分分解し、バクテ
リアのアルカリフォスファターゼ(BAP:宝酒造社製)で
脱リン酸化した。次に、このDNA断片をBamH Iで切断し
たEMBL3ベクター(ストラタジーン社製)に組み込み、
「Gigapack Gold extracts」(ストラタジーン社製)を
用いてインビトロ(in vitro)でパッケイジングし、こ
の組換えファージを大腸菌株LE392に感染させた。
[実施例2] マウスのTecプロモーターのスクリーニ
ング マウスのTec遺伝子のプロモーター領域を得るため
に、次に述べるようにPCRによってスクリーニングプロ
ーブを作製した。まず、tec cDNA(配列番号:2/On coge
ne,8,417−424(1993)参照)の15〜32番目及び122〜14
1番目のヌクレオチドに対応するヌクレオチドのプライ
マーを合成し、マウスのtec cDNAの5′領域を増幅する
ために使用した。PCRによる増幅は、10ngのマウスのtec
cDNAを鋳型として行った。次に、このPCR生成物(約12
7bp)を精製し、32Pで放射標識し、これをプローブとし
てマウスのゲノムライブラリーに対しスクリーニングを
行った。ハイブリダイゼーションは、5X SSC(1X SSC:1
50mM NaCl,15mM Na−Citrate)、5Xデンハルト溶液(1m
g/mlポロビニルピロリドン、1mg/mlウシ血清アルブミ
ン、1mg/mlフィコール)、0.5%SDS、100ng/mlサケ精子
DNA、及び、32Pで放射標識したPCR断片を含む溶液中
で、65℃、一晩行った。フィルターは、2X SSC/0.1%SD
S中、55℃で20分間2回洗浄し、次いで、0.2X SSC/0.1
%SDS中、55℃で20分間2回洗浄した。シグナルは、増
幅スクリーンと共に、フィルターを「Kodak XAR Films
(Kodak)」に−80℃で24〜72時間さらすことにより検
出した。この結果、13個の陽性クローンを得た。この得
られた陽性クローンに対し、tec cDNAの15〜39番目の配
列に対応するヌクレオチドを同様に放射標識してプロー
ブとして用い、二次スクリーニングを行った。ハイブリ
ダイゼーションは、温度条件を55℃とした以外は、上記
の場合と同様の条件で行い、洗浄は、2X SSC/0.1%SDS
中、55℃で20分間2回行った。この結果、2個の陽性ク
ローンが得られた。
[実施例3] マウスのTec遺伝子の転写開始部位の解
析 マウスのTec遺伝子の転写開始部位の解析を行うため
に、次に述べるようにRACE−PCRを行った。まず、BA/F3
細胞から5μgのmRNAを抽出し、これに対しアンチセン
スプライマーとしてtec cDNAの358〜374番目(以下塩基
の番号は配列番号:2に従う)のヌクレオチドに対応する
ヌクレオチドである5′−TTAGCATCATGAACAAC−3′
(プライマー1)を用いて、アニーリングを行い、さら
にcDNAの合成及びd(A)テイリングを行った。次い
で、これを鋳型として、tec cDNAの227〜247番目のヌク
レオチドに対応するヌクレオチドである5′−CCTTACCC
TCATAGTAGCTCA−3′(プライマー2)及び5′−GACTC
GAGTCGACATCGATTTTTTTTTTTTTTTTT−3′(プライマー−
3)をプライマーとして用い、一次PCRを行った。一次P
CRは、94℃で40秒、55℃で2分、72℃で3分を40サイク
ル行った。さらに、プライマー2及びプライマー3に代
えて、tec cDNAの122〜141番目のヌクレオチドに対応す
るヌクレオチドである5′−TCAACACTATCCTAGAAGAG−
3′(プライマー4)及び5′−GACTCGAGTCGACATCG−
3′(プライマー5)を用いた以外は、一次PCRと同様
の条件で、二次PCRを行った。なお、本実験のネガティ
ブコントロールとして逆転写酵素を用いずにRACE−PCR
を行った。次いで、このPCR生成物に対しアガロース電
気泳動を行い、エチヂウムブロマイド(EtBr)で染色し
た。この結果、逆転写酵素を用いて、RACE−PCRを行っ
た場合にのみ、約250bpのPCR生成物が検出された。さら
に目的とした領域が増幅されたかを確認するために、PC
R生成物をアガロース電気泳動後に、ニトロセルロース
膜に転写した。これに対し、tec cDNAの15〜39番目のヌ
クレオチドに対応するヌクレオチドである5′−GCAGTT
TGGACGTCGCTCTGTCTTG−3′を32Pで放射標識し、ハイブ
リダイゼーションを行った。この結果、PCR生成物に
は、tec cDNAの5′領域の大部分が含まれており、RACE
−PCRによって正確にtec mRNAが増幅されたことがわか
った。
得られたDNA断片の5′側の配列を決定したところ、
ポリT配列に続いて8クローン中7クローンにおいて同
一の配列(5′−CGCAGTTTGG・・・・)が確認されたの
で、該配列の5′末端の「C」を転写開始点と同定し
た。なお、該転写開始点は図1中矢印で示されている。
[実施例4] マウスのTec遺伝子の5′フランキング
領域の解析 ジデオキシ法によってマウスのTec遺伝子の5′フラ
ンキング領域の塩基配列の決定を行った。決定された配
列を図1及び配列番号:1に示す。この結果、5′フラン
キング領域には、明確にTATAボックスやCAATボックスと
同定できる配列が存在しなかった。その代わり、GATAや
SP−1因子の結合共通配列が存在した(図1)。
[実施例5] マウスのTec遺伝子が5′フランキング
領域のプロモーター活性の解析 マウスのTec遺伝子の5′フランキング領域の一部と
エクソン1(−409〜+22の領域)からなる断片をプロ
モーターを含まない発現ベクターであるpUCOOLucに組み
込み、これをtec mRNAを高発現する細胞であるBA/F3細
胞及びtec mRNAを発現しない細胞であるNIH 3T3細胞に
導入した。この導入には、まず、1X107個の成長期にあ
る細胞をPBSで洗浄後、500μgのDEAE−デキストラン
(ファルマシア社製)及び10μgのレポータープラスミ
ドDNAを室温で25分インキュベートした。次いで、この
細胞を100μMのクロロキンを含む培養液中で、37℃で
1時間培養した。この培養は、5%の二酸化炭素中で行
われた。さらに、この細胞をPBSで洗浄後、培養液中で4
8時間インキュベートし、「Luciferase Assay System」
(プロメガ社製)によるルシフェラーゼ解析のために収
穫した。なお、本実験のコントロールとして5′領域の
断片を組み込まないpUCOOLucを導入したものを用いた。
ルシフェラーゼ活性の解析は常法(「Luciferase Assay
System」(プロメガ社製)のマニュアルに記載の方
法)に従って行った。
この結果、5′領域の断片を組み込んだpUCOOLucを導
入した場合、BA/F3細胞では、NIH 3T3細胞の10倍のルシ
フェラーゼ活性が検出された(図2)。一方、コントロ
ールでは、いずれの細胞でもルシフェラーゼ活性は検出
されなかった(図2)。この結果、マウスのTec遺伝子
の5′フランキング領域には、プロモーター活性がある
ことが示された。
なお、当業者であれば、Exo IIIまたはBal31などのエ
キソヌクレアーゼ分解または制限酵素による分解等を利
用して、配列番号:1に記載の塩基配列を有するプロモー
ターよりも長さの短いDNAを得たのち、本実施例記載の
方法によって、該DNA断片のプロモーター活性を調べる
ことによって、より短い長さのプロモーターを取得し同
定することが可能であることはいうまでもない。
産業上の利用の可能性 本発明によって、広範囲の血液細胞、リンパ系細胞ま
たは肝臓など器官の細胞で高発現をしているTecチロシ
ンキナーゼのプロモーターが、単離され、その構造が解
明された。さらに、本発明によって、該プロモーターを
組み込んだベクターが作成され、造血幹細胞や肝臓細胞
などにおいて外来遺伝子を高発現させることが可能とな
った。これにより、特に、血液細胞や肝臓など器官の細
胞における遺伝子治療の分野において、大きな飛躍が期
待される。
フロントページの続き (56)参考文献 Oncogene,5[12](1990) p.1781−1786 Oncogene,8[2](1993) p.417−424 Biochem.Biophys.R es.Commun.,223[2](14. June.1996)p.422−426 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12N 15/00 - 15/90 BIOSIS(DIALOG) EPAT(QUESTEL) GenBank/EMBL/DDBJ(G ENETYX) JICSTファイル(JOIS) MEDLINE(STN) WPI(DIALOG)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配列番号1に記載の塩基配列の少なくとも
    一部を含みプロモーター活性を有するDNA。
  2. 【請求項2】請求項1記載のDNAを含む発現ベクター。
  3. 【請求項3】請求項2記載の発現ベクターを保持する細
    胞。
JP53242797A 1996-03-12 1997-03-10 プロモーター Expired - Fee Related JP3162726B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5429496 1996-03-12
JP8-54294 1996-03-12
PCT/JP1997/000741 WO1997034007A1 (fr) 1996-03-12 1997-03-10 Promoteur

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3162726B2 true JP3162726B2 (ja) 2001-05-08

Family

ID=12966556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53242797A Expired - Fee Related JP3162726B2 (ja) 1996-03-12 1997-03-10 プロモーター

Country Status (12)

Country Link
US (2) US6225459B1 (ja)
EP (1) EP0894866B1 (ja)
JP (1) JP3162726B2 (ja)
KR (1) KR100490818B1 (ja)
CN (1) CN1187452C (ja)
AT (1) ATE277192T1 (ja)
AU (1) AU2233297A (ja)
CA (1) CA2248541A1 (ja)
DE (1) DE69730825T2 (ja)
DK (1) DK0894866T3 (ja)
HK (1) HK1020583A1 (ja)
WO (1) WO1997034007A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6500943B2 (en) * 1996-03-12 2002-12-31 Dnavec Research Inc. Promoter
US7199107B2 (en) * 2002-05-23 2007-04-03 Isis Pharmaceuticals, Inc. Antisense modulation of kinesin-like 1 expression
JP2010540534A (ja) 2007-09-28 2010-12-24 イントレキソン コーポレーション 生体治療分子の発現のための治療遺伝子スイッチ構築物およびバイオリアクター、ならびにその使用
CN108220312A (zh) * 2017-12-20 2018-06-29 武汉伯远生物科技有限公司 用于分析启动子活性的载体以及基于rna计数的启动子活性分析方法
CN114427000A (zh) * 2022-01-21 2022-05-03 信阳师范学院 一种特定基因转录起始位点的鉴定方法

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Biochem.Biophys.Res.Commun.,223[2](14.June.1996)p.422−426
Oncogene,5[12](1990)p.1781−1786
Oncogene,8[2](1993)p.417−424

Also Published As

Publication number Publication date
WO1997034007A1 (fr) 1997-09-18
CA2248541A1 (en) 1997-09-18
DE69730825T2 (de) 2005-09-29
CN1218511A (zh) 1999-06-02
DK0894866T3 (da) 2004-12-06
AU2233297A (en) 1997-10-01
CN1187452C (zh) 2005-02-02
EP0894866A4 (en) 2000-12-20
HK1020583A1 (en) 2000-05-12
US6225459B1 (en) 2001-05-01
KR19990087708A (ko) 1999-12-27
ATE277192T1 (de) 2004-10-15
KR100490818B1 (ko) 2005-08-04
EP0894866B1 (en) 2004-09-22
EP0894866A1 (en) 1999-02-03
US20010005589A1 (en) 2001-06-28
DE69730825D1 (de) 2004-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Lu et al. Retroviral integration within the Fli-2 locus results in inactivation of the erythroid transcription factor NF-E2 in Friend erythroleukemias: evidence that NF-E2 is essential for globin expression.
Yasuda et al. Structure of the human deoxyribonuclease I (DNase I) gene: identification of the nucleotide substitution that generates its classical genetic polymorphism
JPH0923889A (ja) メタロプロテイナーゼ−3の組織インヒビターに対する新規なプロモーターを用いる細胞特異的遺伝子療法
Kinzig et al. cDNA cloning, genomic structure, and chromosomal localization of a novel murine epidermis-type lipoxygenase
Shakhov et al. Structural analysis of the rabbit TNF locus, containing the genes encoding TNF-β (lymphotoxin) and TNF-α (tumor necrosis factor)
Hosokawa et al. Molecular cloning of guinea pig membrane cofactor protein: preferential expression in testis.
US20070134735A1 (en) Transcriptional regulation of the human beta3-adrenergic receptor gene
JP3329822B2 (ja) Dna断片、それを含む組換えベクター及びそれを用いた外来遺伝子の発現方法
Greeve et al. Hepatic gene transfer of the catalytic subunit of the apolipoprotein B mRNA editing enzyme results in a reduction of plasma LDL levels in normal and Watanabe heritable hyperlipidemic rabbits
JP3162726B2 (ja) プロモーター
US6025195A (en) Liver-specific adenovirus expression vector
Nehlin et al. Genomic organization, sequence, and chromosomal localization of the human helix–loop–helix Id1 gene
Kikuchi et al. Structure of the murine secretory leukoprotease inhibitor (Slpi) gene and chromosomal localization of the human and murine SLPI genes
Frederikse et al. Structure and alternate tissue-preferred transcription initiation of the mouse αB-crystallin/small heat shock protein gene
WO1996014837A1 (en) Gene therapy for hypercholesterolemia
Lee et al. Molecular analysis of the cDNA and genomic DNA encoding mouse RNA helicase A
Kioschis et al. A 900-kb cosmid contig and 10 new transcripts within the candidate region for myotubular myopathy (MTM1)
Gagnon et al. Characterization of the promoter for the human antisense fibroblast growth factor‐2 gene; Regulation by Ets in Jurkat T cells
OZAKI et al. The genomic analysis of human DAN gene
US5773290A (en) Mammary gland-specific promoters
Nakayama et al. Post-transcriptional regulation of complement C4 in low C4-producing strain of mouse
Akiyama et al. Cloning, sequence analysis, and chromosomal assignment of the mouse Apex gene
Kai et al. Transcriptional regulation of the lysozyme gene in airway gland serous cells
JP2859577B2 (ja) 肝実質細胞増殖因子
JP2980889B2 (ja) 肝実質細胞増殖因子

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees