JP3162581U - 防護板付きエスカレーター - Google Patents

Abstract

【課題】エスカレーターの乗客がエスカレーターの運転時にエスカレーターのステップ側面に出来るエスカレーターのステップの座面と欄干のスカートガードとの対接面に靴や衣服などを巻き込まれることがないエスカレーターを提供する。【解決手段】エスカレーターのステップ１ａ、１ｂの側面に、エスカレーターのステップの座面と欄干４のスカートガード５との対接面を覆う防護板３を取り付ける。【選択図】図１

Description

本考案はエスカレーターに関し、特にエスカレーターの安全性に関する。

エスカレーターについては、その安全性に関し、従来いろいろな配慮がなされてきた。特に、靴やサンダルなど履物をエスカレーターのステップの座面と、欄干のスカートガードとの間に巻き込まれる事故に関しては、以前より懸案となっており、注意を促す放送や特開２００４−１８２６８号に開示されているような発明等様々な対策が考えられ、また実施されている。

特開２００４−１８２６８号 公報

しかしながら、上記の問題に関しては未だに、抜本的な解決策が採られていないのが現状である。本考案の課題は、上記の事故を未然に防ぐエスカレーターを提供することにある。

本考案のエスカレーターは、運転時にエスカレーターのステップの側部に出来る、エスカレーターのステップの座面とスカートガードとの対接面をエスカレーターのステップに取り付けた防護板によって覆う事を特徴とする。

上記の様な防護板を取り付ける事に因り、乗客は直接エスカレーターの欄干のスカートガードと接する事が無くなり、履物や衣類をステップの座面とスカートガードの間に巻き込まれる事故が無くなる。

本考案の一実施例のエスカレーターの側面図。 本考案の一実施例のエスカレーターの上面図。

エスカレーターの運転時に前段のステップの縁となる部分の両側面から、後段のステップの縁となる部分の両側面に向けて、前記前段のステップと前記後段のステップとの座面の段差の側面に出来る欄干のスカートガードとの対接面を覆う防護板を、ビス等を用いて回動可能に取り付ける。
前記防護板の一方の取り付け部分は、次の段の前記防護板の取り付け部分と重ならないように、前記防護板の厚さ以上の幅分、前記防護板本体から突出している。

以下、添付図面に沿って、本考案の一実施例を説明する。
図１は本考案の一実施例のエスカレーターの側面図である。
エスカレーターの前段のステップ１ａの縁の側面と、後段のステップ１ｂの縁の側面に、ビス２を用いて、ステンレス製の防護板３が回動可能に取り付けられている。

防護板３はエスカレーターの運転時に前後のステップ間の座面の段差の側面に出来る略三角形の欄干４のスカートガード５との対接面を覆い得る大きさに選定されている。
なお、本実施例では防護板３の素材にステンレスを用いているが、防護板３の素材は金属、プラスチック等、何であっても構わない。また、本実施例では防護板３の取り付けにビス２を用いているが、回動可能に取り付けられれば、固定具はボルトやネジ等何を用いても構わない。

防護板３の後段のステップ１ｂへの取り付け部分６は、欄干４側に張り出している（図２）。その幅は、防護板３の厚みよりも大きく選定されている。
なお、本実施例では、防護板３の取り付け部分６は、欄干４側に突出しているが、ステップ１ｂ側に突出していても構わない。また、防護板３の前段のステップ１ａへの取り付け部分が欄干４側、もしくは、ステップ１ａ側に突出していても構わない。

１ａ、１ｂ エスカレーターのステップ
２ ビス
３ 防護板
４ 欄干
５ スカートガード
６ 防護板のエスカレーターの後段のステップへの取り付け部分

Claims (4)

1. 運転時にエスカレーターのステップの側面に出来るエスカレーターのステップの座面とスカートガードとの対接面を覆う防護板を取り付けたエスカレーター。
   
2. 運転時にエスカレーターのステップの側面に出来るエスカレーターのステップの座面とスカートガードとの対接面の全体を覆う上記防護板を取り付けた請求項１のエスカレーター。
   
3. 運転時にエスカレーターのステップの側面に出来るエスカレーターのステップの座面とスカートガードとの対接面の一部を覆う上記防護板を取り付けた請求項１のエスカレーター。
   
4. 上記防護板のエスカレーターのステップへの取り付け部分の一方が、該防護板の厚みの幅よりも該防護板本体より突出した該防護板を取り付けた請求項１、２もしくは３のエスカレーター。
   
   
   
   
   

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