JP3162312U - 排水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾式トラップを備え、既設の設備を流用でき、シンプルな構造でメンテナンスが容易な排水構造を提供する。【解決手段】排水構造1を、下端側(下流側)に向かって狭小に形成された流入口部2と、排水管3に接続される排水管接続口4と、流入口部2と排水管接続口4とを連通する排水通路5と、排水通路5に配設されて排水を排水管3側に流通させる逆止弁10と、逆止弁10に支持され塵芥を捕集するフィルタ17と、で構成する。流入口部2を、排水構造1の開口した上端縁から排水通路5に向かって椀状で狭小となるように形成する。流入口部2の内面を、コーキング樹脂層343で形成して、その表面を滑らかな仕上げ面6に形成する。【選択図】図1

Description

本考案は、既設の設備を流用することができる、シンプルな構造でメンテナンスが容易な排水構造に関する。
従来、施設内に設置された床排水金物50は、図11に示すように、鋳物で形成された椀本体30と、椀本体30の上部から挿入された調節管9と、調節管9に支持される排水目皿7と、を備えて構成されていた。排水目皿7には、水を流すための挿通溝701が多数形成されていた。椀本体30の下部には、排水管3が配管され、椀本体30は、排水通路5を形成する円筒状の内壁301と、椀本体30の内壁301と同軸で下流側を閉塞して内壁301に対して一体形成される円筒状の外壁302と、を備えていた。内壁301の上面には、複数形成されたリブ561を当接させたワントラップ56が配置されていた。ワントラップ56は、鋳物で形成されてお碗形に形成され、開口された部位を下方にして内壁301に上方から挿入したものである。このワントラップ56を挿入することにより、内壁301の上端面と、ワントラップ56の下端面とで挟まれるW−Wの範囲に水溜り部58が形成されていた。水溜り部58の範囲に水57がたまることで、下水管から流れてくる悪臭の防止や害虫の侵入防止がなされていた。(これらを湿式トラップという。) ここで、乾式トラップとは、従来における封水を用いる湿式トラップに対して、水を用いずに排水管からの下水臭、害虫の侵入を防止するトラップをいう。
しかし、ワントラップ56によるいわゆるトラップ封水(湿式トラップ)では、自己サイホン作用、吸出し作用、はね出し作用、毛管現象、蒸発等によって、水溜り部58の水57が無くなることにより、通気状態となるので下水臭が発生する。
また、水溜り部58の位置は、構造上床面Tから深くなってしまう。椀本体30は、内壁301と外壁302とで断面略U字状に形成されているからゴミが堆積しやすい。そのため、床排水金物50内部の日常的な清掃をすることが困難である。
さらに、椀本体30とワントラップ56の錆びつき、固着が発生する、といった問題があった。
本考案は、上記事情に鑑み、従来の湿式トラップを用いずに、本出願人が先に出願した、排水管からの下水臭、害虫の侵入を防止することができるトラップ(実用新案登録第3155258号 これを乾式トラップとする。)を備え、既設の設備を流用でき、シンプルな構造でメンテナンスが容易な排水構造を提供することを目的とする。
請求項1記載の考案は、下流側に向かって狭小に形成された流入口部と、排水管に接続される排水管接続口と、該流入口部と該排水管接続口とを連通する排水通路と、該排水通路に配設されて排水を排水管側に流通させる逆止弁と、を備え、
該流入口部の内面が、耐水性を有する素材による滑らかな仕上げ面に形成されていることを特徴とする。
請求項2記載の考案は、該仕上げ面が、エポキシ樹脂層の表面を滑らかに仕上げていることを特徴とする。
請求項3記載の考案は、該逆止弁が、管体と、薄板状の可撓性弁部材とを備え、該管体の一方の端面側の端部が、該排水通路の該流入口部側の端部で着脱可能に支持され、該管体の他方の端面には、管軸に対して斜め方向に切断した傾斜面部及び該傾斜面部によって囲まれた開口面が形成され、該可撓性弁部材は、該開口面を開閉可能に配設されていることを特徴とする。
請求項4記載の考案は、該管体の一方の端面側の端部には、水を流入させる貫通孔が複数形成されていることを特徴とする。
請求項5記載の考案は、該管体の一方の端面には、塵芥を捕集するフィルタを支持する支持面が形成され、該支持面は、該管体の管軸と直交する平面に形成されていることを特徴とする。
請求項6記載の考案は、該流入口部の下端位置を鉛直方向に高くする、かさ上げ手段が形成されていることを特徴とする。
請求項7記載の考案は、該かさ上げ手段が、該排水通路を形成する円筒状の内壁と、該内壁と同軸で該内壁より大径であり下流側を閉塞して該内壁に対して一体形成される円筒状の外壁と、を備えた床排水金物の椀本体に適用されるものであって、該内壁から延設された増設内管と、該外壁から延設された調節管と、を備え、該内壁及び該内壁から延設された増設内管と、該外壁及び該外壁から延設された調節管との間に形成された充填部に、充填材を充填して形成されていることを特徴とする。
請求項8記載の考案は、該かさ上げ手段が、該排水通路を形成する円筒状の内壁と、該内壁と同軸で該内壁より大径であり下流側を閉塞して該内壁に対して一体形成される円筒状の外壁と、を備えた床排水金物の椀本体に適用されるものであって、該内壁から延設された増設内管と、該外壁から延設された調節管と、を備え、該内壁及び該内壁から延設された増設内管と、該外壁及び該外壁から延設された調節管との間に形成された中空部の該流入口部側の端部に、該仕上げ面形成時に下地となる環状の保持緩衝材を配設して形成されていることを特徴とする。
請求項9記載の考案は、下流側に向かって狭小に形成された流入口部と、該流入口部の下流側に形成され排水管に接続される排水管接続口と、該排水管接続口に配設されて排水を排水管側に流通させる逆止弁と、を備え、該流入口部の内面が、耐水性を有する素材による滑らかな仕上げ面に形成されていることを特徴とする。
請求項1記載の考案では、排水構造の排水通路に排水を排水管側に流通させる逆止弁を配設している。これにより、排水管からの下水臭、害虫の侵入を軽減することができる。また、下流側に向かって狭小に形成された流入口部の内面を、耐水性を有する素材による滑らかな仕上げ面に形成している。これにより、排水構造内部の錆の発生を防止して、堆積したごみを拭いやすくすることができるため、清掃を容易にすることが出来る。
請求項2記載の考案では、仕上げ面について、エポキシ樹脂層の表面を滑らかに仕上げて形成している。エポキシ樹脂を用いることにより硬度の高い仕上げ面となるため、堆積したごみを拭いやすくすることができる。
請求項3記載の考案では、逆止弁を管体と、薄板状の可撓性弁部材とを備える構成にして、管体の一方の端面側の端部を、排水通路の流入口部側の端部で着脱可能に支持している。これにより、逆止弁を外すことが可能になり、排水管内洗浄、排水構造内清掃、逆止弁の脱着確認、交換、修理を容易にすることができる。
また、管体の他方の端面に、管軸に対して斜め方向に切断した傾斜面部及び傾斜面部によって囲まれた開口面を形成して、可撓性弁部材を、開口面に対して開閉可能に配設している。逆止弁を配設することにより、排水管の管内圧力変動、蒸発、毛細管現象による従来の椀形トラップの封水切れがなくなるので、排水管からの下水臭、害虫の侵入を防止することができる。
請求項4記載の考案では、管体の一方の端面側の端部には、水を流入させる貫通孔を複数形成している。これにより、逆止弁を排水通路より上流側に突出させて支持させた場合でも貫通孔から水が通過可能となり、水がたまらず排水の流れを円滑にすることができる。
請求項5記載の考案では、管体の一方の端面には、塵芥を捕集するフィルタを支持する支持面を形成して、支持面を管体の管軸と直交する平面に形成している。これにより、フィルタを支持面に支持させてフィルタで流入口部から侵入する塵芥を捕集可能になり、排水通路、排水管の汚れを防止するとともに、フィルタの交換、清掃のみで流入口部の清掃を可能とすることができる。
請求項6記載の考案では、流入口部の高さを鉛直方向に高くする、かさ上げ手段を形成している。これにより、例えば、床面から下に深い位置に椀本体が配設されている場合に、床面に近い位置に流入口部の下端位置を形成することができ、逆止弁の脱着が容易となるとともに、排水構造内の清掃が可能となる。
請求項7記載の考案では、内壁から延設された増設内管と、外壁から延設された調節管と、を備えたかさ上げ手段を、内壁及び内壁から延設された増設内管と、外壁及び外壁から延設された調節管との間に形成された充填部に、充填材を充填して形成している。これにより、既設の床排水金物の椀本体を流用することができ、床面に近い位置に流入口部の下端位置を形成することができ、逆止弁の脱着が容易となるとともに、排水構造内の清掃が可能となる。
請求項8記載の考案では、内壁から延設された増設内管と、外壁から延設された調節管と、を備えたかさ上げ手段を、内壁及び内壁から延設された増設内管と、外壁及び外壁から延設された調節管との間に形成された中空部の流入口部側の端部に、仕上げ面形成時に下地となる環状の保持緩衝材を配設して形成している。これにより、中空部の流入口部側の端部に、環状の保持緩衝材を配設するのみで、仕上げ面形成時の仕上げ面の下地が形成されるので、かさ上げ作業の工数削減、コスト削減をすることができる。
請求項9記載の考案では、排水を排水管側に流通させる逆止弁を、流入口部の下流側に形成された排水管接続口に配設している。床面から近い位置まで排水管が延びている場合に、排水管からの下水臭、害虫の侵入を軽減することができる。また、下流側に向かって狭小に形成された流入口部の内面を、耐水性を有する素材による滑らかな仕上げ面に形成している。これにより、排水構造内部の錆の発生を防止して、堆積したごみを拭いやすくすることができるため、清掃を容易にすることが出来る。
本考案の第1の実施形態の排水構造が設置された状態の断面図である。 本考案の第1の実施形態の排水構造の逆止弁の斜視図である。 本考案の第1の実施形態の排水構造の逆止弁の分解断面図である。 図2の逆止弁の弁部の部分拡大図である。 図2の正面図である。 逆止弁を掛止フックで取り外した状態図である。 本考案の第2の実施形態の排水構造が設置された状態の断面図である。 本考案の第3の実施形態の排水構造が設置された状態の断面図である。 本考案の第4の実施形態の排水構造が設置された状態の断面図である。 逆止弁の変形例の断面図である。 既存の床排水トラップが設置された状態の断面図である。
以下に、本考案の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明では、後述する排水目皿7側を上とし、排水管3側を下とする。
施設内の風呂場や便所内の床面Tには、図1に示すように、排水構造1が配置されている。
排水構造1は、図1に示すように、下端側(下流側)に向かって狭小に形成された流入口部2と、排水管3に接続される排水管接続口4と、流入口部2と排水管接続口4とを連通する排水通路5と、排水通路5に配設されて排水を排水管3側に流通させる逆止弁10と、逆止弁10に支持されるフィルタ17を備えている。
流入口部2は、排水構造1の開口した上端縁から排水通路5に向かって、椀形状で狭小となるように形成されている。流入口部2の内面は、後述するコーキング樹脂層343が形成され、その表面が滑らかな仕上げ面6に形成されている。
排水構造1の上端側には、排水を通過させる排水目皿7を支持する目皿受け8と、排水構造1の高さを調節する調節管9と、が配設されている。排水目皿7には、排水を流すため複数の挿通溝701が形成されている。
排水構造1の下端側には、排水管接続口4を有する既設の椀本体30が配設されている(図11参照)。椀本体30は、排水通路5を形成する円筒状の内壁301と、椀本体8の内壁301と同軸で内壁301より大径であり下流側を閉塞して内壁301に対して一体形成される円筒状の外壁302と、を備えている。
流入口部2の下端位置を鉛直方向上側に高くするかさ上げ手段35は、既設の椀本体30に適用されるものであって、内壁301から延設された増設内管31と、外壁302から延設された調節管9と、を備えている。
排水通路5を形成する増設内管31は塩化ビニルで形成され、図1に示すように、椀本体30の内壁301の上端面に配設されエポキシ樹脂等で形成された漏水防止材43と、その上側に配設され、塩化ビニル製のソケット32の突状部321を介して、椀本体30の内壁301と連結されている。調節管9は、後述する外壁302の雌ネジ部303で螺合されている。
椀本体30の内壁301及び内壁301から延設された円筒状の増設内管31と、椀本体30の外壁302及び外壁302から延設された調節管9との間には、充填材34が充填される充填部33が形成されている。
充填部33には、最下層に充填材34として砂341が充填されている。砂341が充填された上側には、モルタルが充填されたモルタル仕上げ層342が形成されている。モルタル仕上げ層342の上側には、エポキシ樹脂が充填されたコーキング樹脂層343が形成され、流入口部2が形成されている。流入口部2の内面すなわち、コーキング樹脂層343の表面は、凹凸をなくして排水を流れやすくした滑らかな仕上げ面6が形成されている。
椀本体30の外壁302には、上端部に調節管9を螺合する雌ネジ部303が形成されるとともに、下端部に排水管3をネジ締結するための雌ネジ304が形成されている。
逆止弁10は、排水通路5を形成する増設内管31の流入口部2側の端部で、着脱可能に支持されている。逆止弁10についての以下の説明では、排水通路5に支持された状態時の上流側を上とし、下流側を下とする。
逆止弁10は、図2、3に示すように、下端側に傾斜面部111を有する主管体(管体)11と、主管体11の傾斜面部111に密着して装着された可撓性弁部材(以下、弁部という)12と、を備えて構成されている。
主管体11は、塩化ビニル製の管体で形成された主管本体11aと、主管本体11aに別部材を外嵌して大径に形成された装着部13と、を有して形成されている。
主管体11の下端側には、管軸に対して斜め方向に切断した傾斜面部111及び傾斜面部111によって囲まれた開口面114が形成されている。傾斜面部111の上端には、主管体11の管軸に対して直交する水平面部112が形成されている。水平面部112の上方には、図3に示すように、傾斜面部111から延設された溝部113が、主管体11の下端側に向かって屈曲して形成されている。溝部113は、後述する弁部12の一端を挿入して止着できる程度の厚みと深さを有して形成されている。
弁部12は、図3、4に示すように、薄板状の可撓性部材で形成され、開口面114を開閉可能に配設されている。弁部12は、主管体11の傾斜面部111に密着して開口面114を閉塞させる本体部121と、本体部121の一端で主管体11に形成された溝部113に挿入可能な折返し部122とから形成されている。
図4に示すように、折返し部122は、弁部12の一端が折り返されて、挿入される溝部113の奥側に配置される部位が二重に、挿入口側に配置される部位が三重に形成されている。溝部113に挿入された弁部12は、本体部121と折返し部122との境界部分で屈曲して、開口面114を開閉可能に形成されている。図5に示すように、主管本体11aの傾斜面部111と、水平面部112との境界付近の2箇所には、弁部12を溶着する熱溶着部123が形成されている。
装着部13は、図2、3に示すように、主管本体11aより大径筒状で弾性を有する樹脂製のカラー部材15を外嵌させて、さらにカラー部材15より大径筒状で塩化ビニル製の保持管部材16をカラー部材15に外嵌させて形成されている。
保持管部材16の上端側には、図3に示すように、塵芥を捕集するフィルタ17を支持する支持面161が形成されている。支持面161は、主管体11の管軸と直交する平面に形成されている。保持管部材16の外周面には、平滑に形成されて、排水通路5を形成する増設内管31と着脱可能に支持される、装着面162が形成されている。保持管部材16の上端部には、水を流入させ、かつ、図6に示すように、後述する掛止フック18を挿通可能で径方向に挿通する貫通孔163が、周方向に沿って等間隔に四か所形成されている。保持管部材16の上端部には、水を流入させる切り欠き164が、各貫通孔163の間に配置され周方向に沿って等間隔に四か所形成されている。
フィルタ17は、図1に示すように、保持管部材16の支持面161に支持されている。フィルタ17は、図3に示すように、円環平板状に形成された枠部171と、塵芥を捕集する網部172と、を備えて構成されている。枠部171は、網部172の外周端縁を挟み込んでカシメられて保持管部材16の支持面161と当接可能に形成されている。網部172は、支持面161に支持された際に、主管本体11aと干渉しないように枠部171より小径に形成されている。
既存の床排水金物50から本実施形態の排水構造1への改装方法を、以下に説明する。
床排水金物50は、図11に示すように、施設内の床面Tに設置されている。排水目皿7及びワントラップ56を取り外して、排水管3及び椀本体30内の錆び、塵芥を取った後、錆び、塵芥を水で洗浄する。水分が残るとコーキング剤が付かなくなるので、図示しない乾燥装置(ここでは、ガストーチ)で椀本体30及び調節管9内を乾燥させる。
図1に示すように、椀本体30の内壁301の上端面にエポキシ樹脂等で形成された漏水防止材43を塗布して、ソケット32を椀本体30の内壁301に外嵌させる。ソケット32の突状部321を漏水防止材43の上側になるように配設して、ソケット32に増設内管31を嵌入させて、排水通路5を形成する。これによって、椀本体30の内壁301及び内壁301から延設された円筒状の増設内管31と、椀本体30の外壁302及び外壁302から延設された調節管9との間には、下端側が閉塞した充填部33が形成される。
充填部33に、充填材34として砂341を充填する。砂341を充填した上側に、充填材34としてモルタルを充填してモルタル仕上げ層342を形成する。モルタル仕上げ層342の上側に、充填材34としてエポキシ樹脂を充填してコーキング樹脂層343を形成する。コーキング樹脂層343を、調節管9の上端開口縁から増設内管31の上端開口縁に向かって狭小に形成し、流入口部2を形成する。流入口部2の内面すなわち、コーキング樹脂層343の表面を、凹凸がなく排水が流れやすい滑らかな仕上げ面6に形成する。
増設内管31の内壁に、逆止弁10の保持管部材16の装着面162部分を嵌入して支持させる。保持管部材16の支持面161にフィルタ17の枠部171を当接させて支持させる。排水目皿7を目皿受け8で支持させて排水構造1への改装が完了する。
本実施形態の排水構造1では、排水構造1の排水通路5に排水を排水管3側に流通させる逆止弁10を配設している。これにより、排水管3からの下水臭、害虫の侵入を軽減することができる。また、下流側に向かって狭小に形成された流入口部2の内面を耐水性を有する素材による滑らかな仕上げ面6で形成している。これにより、排水構造1内部の錆の発生を防止して、堆積したごみを拭いやすくすることができるため、清掃を容易にすることが出来る。
また、仕上げ面6を、エポキシ樹脂によって形成している。エポキシ樹脂により硬度の高い仕上げ面6となるため、堆積したごみを拭いやすくすることができる。
また、逆止弁10を主管体11と、薄板状で可撓性を有する弁部12とを備える構成にして、主管体11の上端面側の端部を、排水通路5の流入口部2側の端部で着脱可能に支持している。これにより、逆止弁10を外すことが可能になり、排水管3内洗浄、排水構造1内清掃、逆止弁10の脱着確認、交換、修理を容易にすることができる。
また、主管体11の下端側の端面に、管軸に対して斜め方向に切断した傾斜面111部及び傾斜面部111によって囲まれた開口面114を形成して、弁部12を、開口面114に対して開閉可能に配設している。逆止弁10を配設することにより、排水管3の管内圧力変動、蒸発、毛細管現象による従来の椀形トラップの封水切れがなくなるので、排水管3からの下水臭、害虫の侵入を防止することができる。
上述のように、実施形態の逆止弁10は、弁部12を薄板状の可撓性部材で形成するとともに、弁部12の一端を折り返して形成している。これにより、折返し部122に対して本体部121を弾性的に変形することができることから、変形した後に自らの付勢力で復帰できる。そのため、弁部12の折返し部122を、主管体11の溝部113に挿入することにより、弁体としての逆止弁10を簡易な構成で廉価に製作することができる。
また、主管体11の保持管部材16の上端部には、水を流入させる貫通孔163を四か所形成している。これにより、逆止弁10を排水通路5より上流側に突出させて支持させた場合でも貫通孔163から水が通過可能となり、水がたまらず排水の流れを円滑にすることができるとともに、図6に示すように、掛止フック18を挿通して逆止弁10を引っ掛けて外すことができる。
また、主管体11の保持管部材16の上端面には、塵芥を捕集するフィルタ17を支持する支持面161を形成して、支持面161を主管体11の管軸と直交する平面に形成している。これにより、フィルタ17を支持面161で支持させてフィルタ17で流入口部2から侵入する塵芥を捕集可能になり、排水通路5及び排水管3の汚れを防止するとともに、フィルタ17の交換、清掃のみで流入口部2の清掃を可能とすることができる。
また、内壁301から延設された増設内管31と、外壁302から延設された調節管9と、を備えたかさ上げ手段35を、椀本体30の外壁302及び外壁302から延設された調節管9と、椀本体30の内壁301及び内壁301から延設された増設内管31との間に形成された充填部33に、充填材34を充填して形成している。充填材34として砂341を充填して、砂341を充填した上側に、充填材34としてモルタルを充填することでモルタル仕上げ層342を形成して、モルタル仕上げ層342の上側に、充填材34としてエポキシ樹脂を充填してコーキング樹脂層343を形成している。これにより、床面Tから下に深い位置に椀本体30が配設されている場合に、既設の椀本体30部分を改修して、床面Tに近い位置に流入口部2の下端位置を形成することができ、逆止弁10の脱着が容易となるとともに、排水構造1内の清掃が可能となる。
本考案の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。第1の実施形態と共通する構成については、説明を省略する。
排水構造1Aでは、かさ上げ手段35として、図7に示すように、椀本体30の内壁301及び内壁301から延設された円筒状の増設内管31と、椀本体30の外壁302及び外壁302から延設された調節管9との間には、下端側が閉塞した中空部36が形成されている。
中空部36の流入口部2側の端部、かつ、増設内管31と調節管9との間には、仕上げ面6形成時に仕上げ面6の下地となる、ポリスチレン製で環状の保持緩衝材37が、嵌入されている。保持緩衝材37の上側には、エポキシ樹脂によるコーキング樹脂層343が形成されている。
施工法については、第1の実施形態における、椀本体30の内壁301の上端面と、増設内管31の下端面とをソケット32を介して連結させて、排水通路5を形成するまでは、同様である。その後、増設内管31と調節管9との間に保持緩衝材37を嵌入する。保持緩衝材37の上側に、充填材34としてエポキシ樹脂を充填してコーキング樹脂層343を形成する。以後は、第1実施形態と同様である。
本考案の第2の実施形態の排水構造1Aでは、内壁301から延設された増設内管31と、外壁302から延設された調節管9と、を備えたかさ上げ手段35を、椀本体30の外壁302及び外壁302から延設された調節管9と、椀本体30の内壁301及び内壁301から延設された増設内管31との間に形成された中空部36の流入口部2側の端部に、コーキング樹脂層343の下地となる、ポリスチレン製で環状の保持緩衝材37を配設して形成している。これにより、中空部36の流入口2部側の端部に、環状の保持緩衝材37を配設するのみで、仕上げ面6形成時に仕上げ面6の下地が形成されるので、かさ上げ作業の工数削減、コスト削減をすることができる。
本考案の第3の実施形態を図面に基づいて説明する。第1の実施形態と共通する構成については、説明を省略する。
排水構造1Bは、図11に示すような床排水金物50のような椀形トラップが設置されておらず、下流側に図示しないP型等の管トラップが設置されている場合や、トラップ自体が設置されていない場合に用いることができる。
排水構造1Bでは、図8に示すように、床面Tに排水管3Bより大きい直径の敷設孔40Bが設けられている。敷設孔40Bの周壁401Bと排水管3Bとの間に、塩化ビニル製で円筒状の補助外管38Bが配設されている。補助外管38Bの上端部には、排水目皿7Bを支持する目皿受け8Bが嵌入されている。
補助外管38Bと、敷設孔40Bの底壁402Bと、排水管3Bとで囲まれた部分には、充填材34としてエポキシ樹脂を充填した、コーキング樹脂層343Bが形成されている。コーキング樹脂層343Bは、補助外管38Bの上端部から排水管3Bの上端部に向かって椀形状で狭小となるように形成され、流入口部2が形成されている。流入口部2の内面すなわち、コーキング樹脂層343Bの表面は、凹凸をなくして排水を流れやすくした滑らかな仕上げ面6に形成されている。流入口部2の下端側には、排水管3Bと接続する排水管接続口4Bが形成されている。排水管接続口4Bには、逆止弁10が嵌入されている。
補助外管38Bと敷設孔40Bの周壁401B及び底壁402Bとで囲まれた部分には、充填材34としてモルタルを充填した、モルタル仕上げ層342Bが形成されている。モルタル仕上げ層342Bの上側には、敷設孔40Bの周壁401Bと目皿受け8Bの隙間を埋める、強化モルタルによる目地仕上げ層344が形成されている。
排水構造1Bの施工方法は、既存の下流側に図示しないP型等の管トラップが設置されている又はトラップ自体が設置されていない床面Tの排水管3Bの流入口部2の周りに、排水管3Bより大きい直径で50〜100mm程度の深さの敷設孔40Bを設ける。その際、排水管3Bも敷設孔40Bの底壁402Bから突出させた状態で切断する(図9二点鎖線参照)。
排水管3Bの錆び、塵芥を取った後、錆び、塵芥を水で洗浄する。水分が残るとコーキング剤が付かなくなるので、図示しない乾燥装置(ここでは、ガストーチ)で排水管3Bを乾燥させる。
敷設孔40Bの周壁401Bと、排水管3Bとの間に補助外管38Bを配置する。
補助外管38Bと、敷設孔40Bの底壁402Bと、排水管3Bとで囲まれた部分に、充填材34としてエポキシ樹脂を充填して、補助外管38Bの上端部から排水管3Bの上端部に向かって椀形状で狭小となるようにコーキング樹脂層343Bを形成し、流入口部2を形成する。流入口部2の下端側に、排水管3Bと接続する排水管接続口4Bを形成する。流入口部2の内面すなわち、コーキング樹脂層343Bの表面を、凹凸がなく排水が流れやすい滑らかな仕上げ面6に形成する。
補助外管38Bと敷設孔40Bの周壁401B及び底壁402Bとで形成された空間に、充填材34としてモルタルを充填して、モルタル仕上げ層342Bを形成する。
補助外管38Bに排水目皿7Bを支持する目皿受け8Bを嵌入する。目皿受け8Bと、敷設孔40Bの周壁401Bとの間に、強化モルタルによる目地仕上げ層344を形成する。
排水管接続口4Bに、逆止弁10を嵌入して、排水目皿7Bを目皿受け8Bで支持させて排水構造1Bの施工が完成する。
本考案の第3の実施形態の排水構造1Bでは、床面Tに排水管3Bより大きい直径の敷設孔40Bを設けている。また、敷設孔40Bの周壁401Bと排水管3Bとで囲まれた部分に、塩化ビニル製で円筒状の補助外管38Bを配設して、補助外管38Bと、敷設孔40Bの底壁402Bと、排水管3Bとで形成された空間に、充填材34としてエポキシ樹脂を充填して、補助外管38Bの上端部から排水管3Bの上端部に向かって椀形状で狭小となるようにコーキング樹脂層343Bを形成している。これにより、椀形トラップが設置されておらず、下流側に図示しないP型等の管トラップが設置されている場合や、トラップ自体が設置されていない場合に、逆止弁10を配設することが可能となり、排水管3Bからの下水臭、害虫の侵入を軽減することができるとともに、日常的な清掃が可能となる。
本考案の第4の実施形態を図面に基づいて説明する。第1の実施形態と共通する構成については、説明を省略する。
排水構造1Cでは、図9に示すように、目皿受け8Cは、排水目皿7Cを支持するとともに、コーキング樹脂層343Cの土台となり略円錐筒状に形成された本体枠41と、後述する嵌入管39Cとともに排水管接続口4Cを構成する接続部42と、を有して一体形成されている。
排水管3Cと目皿受け8Cは、排水管3Cの上端部と、目皿受け8Cの接続部42とを螺合して連結されている。
排水管3Cの上端部には、接続部42とともに排水管接続口4Cを構成して、排水通路5を形成する嵌入管39Cが嵌入されている。嵌入管39Cの上端部には、逆止弁10が嵌入されている。
本体枠41の内面には、目皿受け8Cの上端部から嵌入管39Cの上端面に向かって椀状で狭小となるように、エポキシ樹脂を塗布したコーキング樹脂層343Cが形成されている。コーキング樹脂層343Cの表面は、凹凸をなくして排水を流れやすくした椀状で滑らかな仕上げ面6が形成されている。
排水構造1Cの施工法について説明する。
既設の目皿受け8C及び排水管3Cの錆び、塵芥を取った後、錆び、塵芥を水で洗浄する。水分が残るとコーキング剤が付かなくなるので、図示しない乾燥装置(ここでは、ガストーチ)で排水管3Cを乾燥させる。
排水管3C上端部に嵌入管39Cを嵌入させる。
目皿受け8Cの上端部から嵌入管39Cの上端面に向かって、椀状で狭小となるようにエポキシ樹脂を塗布して、コーキング樹脂層343Cを形成し、流入口部2を形成する。流入口部2の内面すなわち、コーキング樹脂層343Cの表面を、凹凸がなく排水が流れやすい椀状で滑らかな仕上げ面6に形成して、流入口部2を形成する。流入口部2の内面すなわち、コーキング樹脂層343Cの表面を、凹凸がなく、排水が流れやすい滑らかな仕上げ面6に形成する。さらに、嵌入管39Cの上端部に逆止弁10を嵌入することで、排水構造1Cの施工が完成する。
本考案の第4の実施形態の排水構造1Cでは、排水目皿7Cを支持する目皿受け8Cを、コーキング樹脂層343Cの土台となり略円錐状に形成した本体枠41と、排水管接続口4Cを有する接続部42と、を有して一体形成している。これにより、充填材34を用いることなく排水構造1Cを敷設することができる。また、排水管3Cと接続部42の規格を合わせることで、目皿受け8Cの生産コストを下げることが可能となる。
また、目皿受け8Cの上端部から嵌入管39Cの上端面に向かって、椀状で狭小となるようにエポキシ樹脂が塗布されたコーキング樹脂層343Cを形成し、流入口部2を形成する。流入口部2の内面すなわち、コーキング樹脂層343Cの表面を、凹凸をなくして排水が流れやすくした滑らかな仕上げ面6に形成している。これにより、排水の流れを円滑にするとともに、目皿受け8Cの錆つきを防止することができる。
逆止弁10の変形例を、図面に基づいて説明する。以下の説明以外の構成は第1の実施形態の逆止弁10と、同様のものとする。
逆止弁10Dは、図10に示すように、傾斜面部111及び傾斜面部111によって囲まれた開口面114が形成された主管本体11Daより、拡径して筒状に一体形成された支持管体としての装着部13Dが形成されている。装着部13Dは、主管体11の上端側に形成され、塵芥を捕集するフィルタ17を支持する支持面131を備えている。装着部13Dの外周面には、平滑に形成されて、排水通路5を形成する増設内管31と着脱可能な装着面132が形成されている。装着部13Dの上端側には、水を流入させかつ、後述する掛止フック18が挿通可能で径方向に挿通する貫通孔133が周方向に沿って等間隔に四か所形成されている。装着部13Dの上端部には、水を流入させる切り欠き134が、各貫通孔133の間に配置され周方向に沿って等間隔に四か所形成されている。装着部13Dの支持面131の内周面には、排水を通り易くするためのテーパ面135が形成され、縮径された主管本体11Daの内周端面には、テーパ面115Dが形成されている。
逆止弁10Dは、同一部材で一体形成されているので、排水通路5の内径が同一な場合には、射出成型等での量産が可能となりコストを低減することができる。
また、弁部12は、折返し部122を保持して本体部121を本体部121の面に直交する方向に押圧することにより、折返し部122に対して本体部121が屈曲し、押圧解除することにより弾性復帰できる性質を有している。なお、弁部12は、上述と同様の性質を有するものであればプラスチック製ではなく、ゴム製等の樹脂材であってもよい。
また、水平面部112は、主管体11の元部側において、傾斜面部111より下端側に向かって突出して形成されていれば、管軸に直交する水平面でなくてもよく、傾斜して形成されていたり、また山状に形成されていたり等の盛り上がったものでもよい。
また、流入口部2は、排水構造1の開口した上端縁から排水通路5に向かって、椀形状で狭小となるように形成されているが、これにはこだわらない。例えば、テーパ状や段付きテーパ状に形成してもよい。
また、充填材34としては、ポリウレタン、ポリスチレン等の既存の全ての隙間充填材を用いることができる。
また、保持緩衝材37としては、発泡ウレタンなどの既存の全ての隙間充填材を用いることができる。
また、第3の実施形態においては、補助外管38Bと敷設孔40Bの周壁401B及び底壁402Bとで囲まれた部分には、何も充填せずに空間部分として形成してもよい。
また、第3、4の実施形態においては、下流側に図示しないP型、S型等の管トラップが設置されている場合について説明したが、第1、2の実施形態のように、椀形トラップが設置されている場合にも適用することができる。
また、いずれの実施形態においても、施設内の床面Tだけでなく、排水側溝に設置されている床排水金物50にも適用することができる。
1、1A 排水構造
2 流入口部
3、3B、3C 排水管
4、4B、4C 排水管接続口
5 排水通路
6 仕上げ面
8C 目皿受け
9 調節管
10、10D 逆止弁
11 主管体
11a、11Da 主管本体
13 装着部
111 傾斜面部
114 開口面
12 弁部
121 本体部
131 支持面
133 貫通孔
161 支持面
163 貫通孔
17 フィルタ
31 増設内管
33 充填部
34 充填材
343、343B、343C コーキング樹脂層
35 かさ上げ手段
36 中空部
37 保持緩衝材
38C 嵌入管

Claims (9)

  1. 下流側に向かって狭小に形成された流入口部と、排水管に接続される排水管接続口と、該流入口部と該排水管接続口とを連通する排水通路と、該排水通路に配設されて排水を排水管側に流通させる逆止弁と、を備え、
    該流入口部の内面が、耐水性を有する素材による滑らかな仕上げ面に形成されていることを特徴とする排水構造。
  2. 該仕上げ面が、エポキシ樹脂層の表面を滑らかに仕上げていることを特徴とする請求項1記載の排水構造。
  3. 該逆止弁が、管体と、薄板状の可撓性弁部材とを備え、該管体の一方の端面側の端部が、該排水通路の該流入口部側の端部で着脱可能に支持され、
    該管体の他方の端面には、管軸に対して斜め方向に切断した傾斜面部及び該傾斜面部によって囲まれた開口面が形成され、
    該可撓性弁部材は、該開口面を開閉可能に配設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の排水構造。
  4. 該管体の一方の端面側の端部には、水を流入させる貫通孔が複数形成されていることを特徴とする請求項3記載の排水構造。
  5. 該管体の一方の端面には、塵芥を捕集するフィルタを支持する支持面が形成され、
    該支持面は、該管体の管軸と直交する平面に形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の排水構造。
  6. 該流入口部の下端位置を鉛直方向に高くする、かさ上げ手段が形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の排水構造。
  7. 該かさ上げ手段が、該排水通路を形成する円筒状の内壁と、該内壁と同軸で該内壁より大径であり下流側を閉塞して該内壁に対して一体形成される円筒状の外壁と、を備えた床排水金物の椀本体に適用されるものであって、
    該内壁から延設された増設内管と、該外壁から延設された調節管と、を備え、
    該内壁及び該内壁から延設された増設内管と、該外壁及び該外壁から延設された調節管との間に形成された充填部に、充填材を充填して形成されていることを特徴とする請求項6記載の排水構造。
  8. 該かさ上げ手段が、該排水通路を形成する円筒状の内壁と、該内壁と同軸で該内壁より大径であり下流側を閉塞して該内壁に対して一体形成される円筒状の外壁と、を備えた床排水金物の椀本体に適用されるものであって、
    該内壁から延設された増設内管と、該外壁から延設された調節管と、を備え、
    該内壁及び該内壁から延設された増設内管と、該外壁及び該外壁から延設された調節管との間に形成された中空部の該流入口部側の端部に、該仕上げ面形成時に下地となる環状の保持緩衝材を配設して形成されていることを特徴とする請求項6記載の排水構造。
  9. 下流側に向かって狭小に形成された流入口部と、該流入口部の下流側に形成され排水管に接続される排水管接続口と、該排水管接続口に配設されて排水を排水管側に流通させる逆止弁と、を備え、
    該流入口部の内面が、耐水性を有する素材による滑らかな仕上げ面に形成されていることを特徴とする排水構造。
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KR20190078938A (ko) * 2017-12-27 2019-07-05 서영춘 이중구조를 갖는 배수구
CN114369998A (zh) * 2022-02-08 2022-04-19 中交二公局第三工程有限公司 一种用于市政道路的排水结构

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