JP3160962U - トナーカートリッジおよび現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1開口からの現像剤の漏れを防止しながら、第1開口の開閉に係る操作性の低下を抑制することができるトナーカートリッジ、および、このトナーカートリッジが着脱可能に装着される現像装置を提供すること。【解決手段】トナーシール92において、第1シール部126の外側筐体82に対する接触圧は、第2シール部127の外側筐体82に対する接触圧よりも高い。これにより、外側筐体82に対する接触圧が相対的に高い第1シール部126によって、内側通過口89からのトナーの漏れを、内側縁135において、確実に防止することができる。そして、外側筐体82に対する第2シール部127の接触圧は、外側筐体82に対する第1シール部126の接触圧より低くなる。これにより、内側通過口89の開閉動作において、外側筐体82とトナーシール92との間における摺動抵抗を低減することができる。【選択図】図12

Description

本考案は、レーザプリンタなどの画像形成装置に装備される現像装置およびトナーカートリッジに関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置に装備され、現像剤を収容するトナーカートリッジが知られている。
たとえば、このようなトナーカートリッジとして、特許文献1に記載のトナーボックスは、トナーを収容する容器本体と、容器本体を収容して回動可能に支持する外装体とを備える二重構造である。
そして、容器本体には、トナーの排出口が形成され、外装体には、排出口と対向可能な開口が形成されている。このトナーボックスでは、容器本体を回動させることによって、排出口と開口とを互いに対向させて排出口を開き、容器本体内のトナーを排出することができる。一方で、容器本体を回動させることによって、排出口と開口とを互いにずらして排出口を閉じ、排出口からのトナーの排出を規制することができる。
また、容器本体の外周面には、シール部材が、排出口を取り囲むように設けられている。このシール部材は、外装体の内周面に接触して容器本体と外装体との間の隙間を塞いでおり、これによって、排出口からの現像剤の漏れが防止される。
特開2003−29515号公報
特許文献1のトナーボックスでは、現像剤の漏れを防止するために、シール部材を外装体の内周面に常に接触させる必要がある。その状態で容器本体を回動させると、シール部材と外装体の内周面との摩擦によって容器本体の回動に抵抗が生じるので、排出口の開閉に係る操作性が低下するおそれがある。
本考案の目的は、第1開口からの現像剤の漏れを防止しながら、第1開口の開閉に係る操作性の低下を抑制することができるトナーカートリッジ、および、このトナーカートリッジが着脱可能に装着される現像装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の考案は、トナーカートリッジであって、現像剤を収容し、現像剤が通過するための第1開口が形成された第1フレームと、前記第1開口を開閉する第2フレームと、前記第1フレームおよび前記第2フレームのいずれか一方に設けられ、他方に接触することで前記第1開口からの現像剤の漏れを防止するためのシール部材とを備え、前記第1フレームは、前記第1開口を形成する第1縁部を有し、前記シール部材は、前記第2フレームが前記第1開口を閉じたときに前記第1縁部に配置される第1シール部と、前記第2フレームが前記第1開口を閉じたときに前記第1開口に対して前記第1シール部よりも離れた位置に配置される第2シール部とを含み、前記他方に対する前記第1シール部の接触圧は、前記他方に対する前記第2シール部の接触圧よりも高いことを特徴としている。
また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、前記第1フレームおよび前記第2フレームのいずれか一方に設けられ、前記他方へ向けて突出し、前記第1シール部を前記他方へ向けて押圧する突起を備えていることを特徴としている。
また、請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の考案において、前記突起は、前記第1フレームにおいて前記第1縁部に設けられていることを特徴としている。
また、請求項4に記載の考案は、請求項3に記載の考案において、前記第2フレームは、前記第1フレームの外側に配置され、前記第2フレームが前記第1開口を開いたときに、前記第1シール部は、前記突起の突出方向において、前記第2フレームの外側に位置することを特徴としている。
また、請求項5に記載の考案は、請求項4に記載の考案において、前記第2フレームは、前記第1フレームを収容し、前記第1フレームと前記第2フレームとは、互いに相対移動可能であり、前記第2フレームには、前記第1開口より大きく、前記第1開口に対向したときに前記第1開口を開放する第2開口が形成されていることを特徴としている。
また、請求項6に記載の考案は、請求項3ないし5のいずれかに記載の考案において、前記突起は、前記第1縁部の全周に亘って設けられていることを特徴としている。
また、請求項7に記載の考案は、請求項3ないし6のいずれかに記載の考案において、前記シール部材は、前記第1シール部が前記突起に配置されるように、前記第1フレームに設けられていることを特徴としている。
また、請求項8に記載の考案は、現像装置であって、現像剤を収容するトナーカートリッジと、前記トナーカートリッジが着脱可能な筐体とを備え、前記トナーカートリッジは、現像剤を収容し、現像剤が通過するための第1開口が形成された第1フレームと、前記第1開口を開閉する第2フレームと、前記第1フレームおよび前記第2フレームのいずれか一方に設けられ、他方に接触することで前記第1開口からの現像剤の漏れを防止するためのシール部材とを備え、前記第1フレームは、前記第1開口を形成する第1縁部を有し、前記シール部材は、前記第2フレームが前記第1開口を閉じたときに前記第1縁部に配置される第1シール部と、前記第2フレームが前記第1開口を閉じたときに前記第1開口に対して前記第1シール部よりも離れた位置に配置される第2シール部とを含み、前記他方に対する前記第1シール部の接触圧は、前記他方に対する前記第2シール部の接触圧よりも高く、前記筐体には、前記第1開口に対向して現像剤を受け入れ可能な第3開口が形成されていることを特徴としている。
また、請求項9に記載の考案は、請求項8に記載の考案において、前記第1フレームおよび前記第2フレームのいずれか一方に設けられ、前記他方へ向けて突出し、前記第1シール部を前記他方へ向けて押圧する突起を備えていることを特徴としている。
また、請求項10に記載の考案は、請求項9に記載の考案において、前記突起は、前記第1フレームにおいて前記第1縁部に設けられていることを特徴としている。
また、請求項11に記載の考案は、請求項10に記載の考案において、前記第2フレームは、前記第1フレームの外側に配置され、前記第2フレームが前記第1開口を開いたときに、前記第1シール部は、前記突起の突出方向において、前記第2フレームの外側に位置することを特徴としている。
また、請求項12に記載の考案は、請求項11に記載の考案において、前記第2フレームは、前記第1フレームを収容し、前記第1フレームと前記第2フレームとは、互いに相対移動可能であり、前記第2フレームには、前記第1開口より大きく、前記第1開口に対向したときに前記第1開口を開放する第2開口が形成されていることを特徴としている。
また、請求項13に記載の考案は、請求項11または12に記載の考案において、前記突起は、前記第1縁部の全周に亘って設けられていることを特徴としている。
また、請求項14に記載の考案は請求項11ないし13のいずれかに記載の考案において、前記シール部材は、前記第1シール部が前記突起に配置されるように、前記第1フレ
ームに設けられていることを特徴としている。
また、請求項15に記載の考案は、請求項11ないし14のいずれかに記載の考案において、前記トナーカートリッジが前記筐体に装着された状態において、前記第1シール部は、前記筐体に接触していることを特徴としている。
また、請求項16に記載の考案は、請求項15に記載の考案において、前記トナーカートリッジが前記筐体に装着された状態において、前記突起のうち、前記第1開口に対して下側に位置する部分は、前記第1開口に対して上側に位置する部分よりも前記突出方向に突出していることを特徴としている。
また、請求項17に記載の考案は、請求項8ないし16のいずれかに記載の考案において、前記トナーカートリッジが前記筐体に装着された状態において、前記第1シール部は、前記筐体に接触し、前記第1シール部のうち、前記第1開口に対して下側に位置する部分の、前記筐体に対する接触圧は、前記第1開口に対して上側に位置する部分の、前記筐体に対する接触圧よりも高いことを特徴としている。
請求項1および8に記載の考案によれば、第2フレームが第1開口を開閉するときには、第1フレームおよび第2フレームのいずれか一方に設けられたシール部材が他方に摺擦する。そのため、静止時だけでなく、第1開口の開閉動作中においても、第1開口から第1フレームと第2フレームとの間へ現像剤の漏れることを防止することができる。
また、シール部材において、第2フレームが第1開口を閉じたときに第1縁部に配置される第1シール部の、他方に対する接触圧は、第2フレームが第1開口を閉じたときに第1開口に対して第1シール部よりも離れた位置に配置される第2シール部の、他方に対する接触圧よりも高い。これにより、他方に対する接触圧が相対的に高い第1シール部によって、第1開口からの現像剤の漏れを、第1縁部において、確実に防止することができる。そして、他方に対する第2シール部の接触圧は、他方に対する第1シール部の接触圧より低くなるので、第2シール部での接触圧が第1シール部での接触圧と等しい場合と比べて、第1開口の開閉動作において、他方とシール部材との間における摺動抵抗を低減することができる。
また、シール部材は、第1シール部だけでなく、第2シール部も含んでいるので、シール部材が第1シール部のみを含む場合に比べて、第1開口の開閉においてシール部材が剥がれることを防止することができる。
それらの結果、第1開口からの現像剤の漏れを防止しながら、第1開口の開閉に係る操作性の低下を抑制することができる。
請求項2および9に記載の考案によれば、突起が第1シール部を他方へ向けて押圧する。そのため、簡易な構成により、他方に対する第1シール部の接触圧を、他方に対する第2シール部の接触圧より高くすることができる。
請求項3および10に記載の考案によれば、突起は、第1フレームにおいて第1縁部に設けられている。そのため、突起は、第1シール部を第2フレームに向けて押圧するので、第2フレームに対する第1シール部の接触圧を、第2フレームに対する第2シール部の接触圧より高くすることができる。
請求項4に記載の考案によれば、第2フレームが第1開口を開いたときに、第1シール部は、突起の突出方向において、第2フレームの外側に位置する。そのため、第1フレームの現像剤をトナーカートリッジ以外の装置に供給する場合には、第1シール部をその装置に接触させることで、第1開口と装置との間で現像剤が漏れることを防止することができる。
請求項5および12に記載の考案によれば、第2フレームが第1フレームを収容することで、トナーカートリッジを2重構造にすることができる。そして、第2フレームに形成され、第1開口に対向したときに第1開口を開放する第2開口は、第1開口より大きいので、第2フレームが第1開口を開いたときに、第1シール部を、第2フレームの外側に確実に配置することができる。
請求項6および13に記載の考案によれば、突起は、第1縁部の全周に亘って設けられているので、第2フレームに対する第1シール部の接触圧を、第1縁部の全周に亘って、第2フレームに対する第2シール部の接触圧より高くすることができる。これにより、第1開口からの現像剤の漏れを、第1縁部の全周に亘って、確実に防止することができる。
請求項7および14に記載の考案によれば、シール部材は、第1開口が形成された第1フレームに設けられている。そして、第1シール部が突起に配置されるので、突起は、第1シール部を、第2フレームへ向けて確実に押圧することができる。
請求項11に記載の考案によれば、第2フレームが第1開口を開いたときに、第1シール部は、突起の突出方向において、第2フレームの外側に位置する。そのため、第1開口を筐体の第3開口に対向させて第1フレームの現像剤を筐体に供給する場合には、第1シール部を筐体に接触させることで、第1開口と第3開口との間で現像剤が漏れることを防止することができる。
請求項15に記載の考案によれば、トナーカートリッジが筐体に装着された状態において、第1シール部は、筐体に接触しているので、第1開口と筐体との間で現像剤が漏れることを防止することができ、筐体の第3開口では、第1開口から現像剤を円滑に受け入れることができる。
請求項16に記載の考案によれば、トナーカートリッジが筐体に装着された状態において、突起のうち、第1開口に対して下側に位置する部分は、第1開口に対して上側に位置する部分よりも突出方向に突出している。これにより、突起に押圧される第1シール部においても、第1開口に対して下側に位置する部分は、第1開口に対して上側に位置する部分よりも突出方向に突出する。そのため、第1シール部において、少なくとも第1開口に対して下側に位置する部分を、筐体に確実に接触させることができるので、第1開口と装置との間で、第1開口の下側へ現像剤が漏れることを防止できる。
請求項17に記載の考案によれば、トナーカートリッジが筐体に装着された状態において、第1シール部は、筐体に接触するので、第1開口と筐体との間で現像剤が漏れることを防止することができ、筐体の第3開口では、第1開口から現像剤を円滑に受け入れることができる。
そして、第1シール部のうち、第1開口に対して下側に位置する部分の、筐体に対する接触圧は、第1開口に対して上側に位置する部分の、筐体に対する接触圧よりも高いので、第1開口と装置との間で、第1開口の下側へ現像剤が漏れることを確実に防止できる。
1.レーザプリンタの全体構成
図1は、本考案の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。図2(a)は、図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジ(トナーカートリッジが装着され、揺動アームが押圧位置にある状態)の側断面図である。図2(b)は、図2(a)の要部拡大図である。なお、図2では、説明の便宜上、後述するトナーシールを塗り潰して示している。
このレーザプリンタ1は、図1に示すように、本体ケーシング2内に用紙3を給紙する
ための給紙部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5と、画像が形成された用紙3を排紙する排紙部6と、を備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、ボックス形状に形成されており、その一方側の側壁には、開放口が形成され、その開放口を開閉するフロントカバー7が設けられている。そのフロントカバー7を開くことにより、現像装置の一例としてのプロセスカートリッジ17(後述する)を、本体ケーシング2に対して、図示太線矢印方向に沿って着脱させることができる。
なお、以下の説明では、フロントカバー7が設けられる側を前側(正面側)とし、その反対側を後側(背面側)とする。また、図1における紙厚方向手前側を左側とし、図1における紙厚方向奥側を右側とする。また、左右方向と幅方向とは同義である。また、後述するプロセスカートリッジ17およびトナーカートリッジ31の説明においては、後述するフレーム側通過口34およびカートリッジ側通過口47が略水平方向に向いている状態を基準とする。
(2)給紙部
給紙部4は、給紙トレイ9と、給紙ローラ10と、給紙パッド11と、紙粉取ローラ12および13と、レジストローラ14と、用紙押圧板15とを備えている。用紙押圧板15の最上位にある用紙3は、給紙ローラ10と給紙パッド11とで1枚毎に送り出されて各種ローラ12〜14を通った後、画像形成部5の転写位置(後述する)に搬送される。(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスカートリッジ17、および、定着部18を備えている。
(3−1)スキャナユニット
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず)、回転駆動されるポリゴンミラー19、複数のレンズ20および複数の反射鏡21を備えている。画像データに基づいてレーザ発光部から発光されるレーザビームは、1点鎖線で示すように、ポリゴンミラー19で反射され、複数のレンズ20および複数の反射鏡21を通過または反射して、プロセスカートリッジ17の感光ドラム25(後述する)の表面へ走査される。
(3−2)プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ17は、本体ケーシング2内においてスキャナユニット16の下方に配置され、本体ケーシング2に対して着脱可能に装着される。
プロセスカートリッジ17は、図2に示すように、用紙3の通過を許容する転写パス29が形成された筐体の一例としてのプロセスフレーム22と、プロセスフレーム22のカートリッジ収容部33(後述する)に着脱可能に装着されるトナーカートリッジ31とを備えている。
プロセスフレーム22において、その前後方向における略中央位置には、上下方向に延びる仕切壁57が設けられている。プロセスフレーム22において、仕切壁57の後側部分は現像部32とされ、仕切壁57の前側部分は、上述したカートリッジ収容部33とされている。仕切壁57には、第3開口の一例としてのフレーム側通過口34が形成されている。
現像部32内には、感光ドラム25、スコロトロン型帯電器26、転写ローラ28、供給ローラ36、現像ローラ37および層厚規制ブレード38が備えられている。
感光ドラム25は、プロセスフレーム22に回転自在に支持されている。スコロトロン型帯電器26は、感光ドラム25の上方において、感光ドラム25と間隔を隔てて、プロセスフレーム22に支持されている。転写ローラ28は、感光ドラム25の下側から感光ドラム25と対向配置され、プロセスフレーム22に回転自在に支持されている。現像ローラ37は、感光ドラム25の前側に対向配置されている。供給ローラ36は、現像ロー
ラ37の前側に対向配置されている。現像ローラ37および供給ローラ36は、プロセスフレーム22に回転自在に支持されている。層厚規制ブレード38は、薄板形状に形成される板バネ部材45と、その板バネ部材45の下端部に設けられる圧接ゴム46とを備えている。板バネ部材45の上端部は、プロセスフレーム22に固定され、圧接ゴム46は、板バネ部材45の弾性力により現像ローラ37の表面を押圧している。
トナーカートリッジ31は、プロセスフレーム22に対して、カートリッジ収容部33において、着脱自在に装着されている。トナーカートリッジ31は、略円筒形状に形成されている。トナーカートリッジ31には、内側と外側とを連通させるためのカートリッジ側通過口47が形成されている。
トナーカートリッジ31内には、アジテータ93が、回転自在に設けられている。また、トナーカートリッジ31内には、現像剤の一例としての、非磁性一成分の正帯電性トナーが収容されている。
トナーカートリッジ31内のトナーは、アジテータ93の回転により攪拌され、カートリッジ側通過口47からフレーム側通過口34に受け入れられて、現像部32内へ放出される。放出されたトナーは、供給ローラ36に供給される。
供給ローラ36に供給されたトナーは、供給ローラ36の回転により、現像ローラ37に供給される。このとき、このトナーは、供給ローラ36と現像ローラ37との間で正極性に摩擦帯電される。続いて、現像ローラ37に供給されたトナーは、現像ローラ37の回転に伴なって、圧接ゴム46と現像ローラ37との間に進入し、それらの間で層厚が規制されながら、現像ローラ37の表面に薄層として担持される。
そして、感光ドラム25の表面は、感光ドラム25の回転に伴なって、まず、スコロトロン型帯電器26により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームにより露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ37の回転により、現像ローラ37の表面に担持されているトナーが、感光ドラム25に対向して接触するときに、感光ドラム25の表面に形成されている静電潜像に供給される。これによって、静電潜像は現像(可視像化)されて、感光ドラム25の表面にトナー像が担持される。このトナー像は、転写パス29において感光ドラム25と転写ローラ28との間(転写位置)に搬送された用紙3上に転写される。
(3−3)定着部
定着部18は、図1に示すように、プロセスカートリッジ17の後側に設けられている。定着部18は、加熱ローラ48と、加熱ローラ48に対して下側から圧接される加圧ローラ49と、それらの後側に配置される1対の搬送ローラ50とを備えている。
定着部18では、転写位置において用紙3に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ48と加圧ローラ49との間を通過する間に熱定着させる。その後、この用紙3は、1対の搬送ローラ50によって、排紙部6に搬送される。
(4)排紙部
排紙部6は、排紙パス51、排紙ローラ52および排紙トレイ53を備えている。そして、定着部18から排紙パス51に搬送された用紙3は、排紙パス51から排紙ローラ52に搬送され、排紙ローラ52によって排紙トレイ53上に排紙される。
2.プロセスカートリッジの詳細
図3は、図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジ(トナーカートリッジが離脱され、揺動アームが押圧解除位置にある状態)の側断面図である。図4は、プロセスカートリッジを斜め右前側から見た一部切欠斜視図である。図5は、プロセスカートリッジを斜め右前側から見た分解斜視図である。図6は、プロセスカートリッジ(トナーカートリッジ離脱状態)の、シャッタを省略した斜視図である。
(1)プロセスフレーム
プロセスフレーム22は、図3に示すように、上記した現像部32およびカートリッジ収容部33を一体的に備えている。
(1−1)現像部
現像部32は、図3および図4に示すように、上壁54、底壁55、両側壁56、および、上述した仕切壁57を一体的に備えている。両側壁56は、幅方向において互いに間隔を隔てて対向配置されている。各側壁56は、前後方向に沿って配置されている。
現像ローラ37は、両側壁56の前側部に回転自在に支持されることにより、プロセスフレーム22に支持されている。
供給ローラ36は、現像ローラ37の前側において、両側壁56の前側部に回転自在に支持されることにより、プロセスフレーム22に支持されている。
図3に示すように、仕切壁57には、上下方向途中おいて、トナーカートリッジ31の外周面に沿う湾曲部分が形成されている。
図6に示すように、仕切壁57の湾曲部分には、上記したフレーム側通過口34が形成されている。
フレーム側通過口34は、具体的には、幅方向に間隔を隔てて3つ形成されている。各フレーム側通過口34は、幅方向に細長い略矩形状に形成されている。
仕切壁57の湾曲部分には、フレーム側通過口34からのトナーの漏れを防止するためのフレームシール62が設けられている。
フレームシール62は、フェルトなどの弾性材料から、幅方向に延びる帯状に形成されており、各フレーム側通過口34に対応して切欠部分が形成されている。フレームシール62は、各切欠部分が各フレーム側通過口34に対向するように、幅方向に沿って貼着されている。
これによって、フレームシール62は、各フレーム側通過口34の周縁部を被覆し、かつ、各フレーム側通過口34の間に連続するように、仕切壁57の湾曲部分の表面(前面)に設けられる。なお、フレームシール62は、説明の便宜上、図6以外の図においては、表れていない。
(1−2)カートリッジ収容部
カートリッジ収容部33は、図5に示すように、両側板63および底板64を備えている。両側板63および底板64は、現像部32の両側壁56および底壁55と連続し、これらと一体的に形成されている。
両側板63の幅方向内側面には、シャッタ支持部65がそれぞれ設けられている。シャッタ支持部65は、側板63の幅方向内側面から内側に膨出する略矩形状をなし、側板63の後端部において、上下方向に延びるように設けられている。
シャッタ支持部65の幅方向内側面には、シャッタガイド部78が設けられている。シャッタガイド部78は、シャッタ支持部65の幅方向内側面から内側に膨出する凸条をなし、仕切壁57の湾曲部分と前後方向にわずかな間隔を隔てて対向配置されている。シャッタガイド部78は、仕切壁57の湾曲部分とほぼ同じ曲率の湾曲形状に形成されている。
シャッタ支持部65の上端面は、対応する側板63の上端縁よりやや下方に位置している。シャッタ支持部65の上端面は、上側固定部66とされている。
底板64には、前端縁の幅方向中央において、前側にわずかに突出する下側固定部67が形成されている。
また、カートリッジ収容部33には、フレーム側通過口34を開閉するシャッタ68が設けられている。なお、シャッタ68は、プロセスフレーム22の一部として取り扱う。つまり、シャッタ68も筐体の一例とする。
シャッタ68は、幅方向に延びる略矩形板状をなし、仕切壁57の湾曲部分とほぼ同じ曲率の湾曲形状に形成されている。シャッタ68は、幅方向において各シャッタガイド部78の間に延び、上下方向において各シャッタガイド部78よりやや短く延びるように、形成されている。シャッタ68には、各フレーム側通過口34に対応して、それらに対向できる3つのシャッタ開口部69が形成されている。シャッタ開口部69は、第3開口の一例として機能する。
シャッタ68は、図3に示すように、仕切壁57の湾曲部分に対向配置され、その幅方向両端部が、仕切壁57と各シャッタガイド部78との間でスライド自在に挟持されている。
これによって、シャッタ68は、各シャッタガイド部78に沿って、フレーム側通過口34を開放する開放位置(図2参照)と、フレーム側通過口34を閉鎖する閉鎖位置(図3および図5参照)との間を上下方向に揺動自在に、支持される。シャッタ68が開放位置にあるとき、図2に示すように、各フレーム側通過口34は、対応するシャッタ開口部69と対向し、外側(前側)に開放される。シャッタ68が閉鎖位置にあるとき、図3に示すように、各フレーム側通過口34は、シャッタ68においてシャッタ開口部69よりも下側の部分によって、前側から閉鎖される。
また、図5に示すように、カートリッジ収容部33には、揺動アーム70が設けられている。揺動アーム70は、平面視略U字状に形成されている。揺動アーム70は、幅方向に延びる把持杆71と、その把持杆71の幅方向両端部から後側に延びるアーム側板72とを一体的に備えている。
各アーム側板72の後端部には、幅方向外方に突出するボス73が設けられている。各ボス73は、対応する側板63に形成されている丸穴74に回動自在に支持されている。
また、各アーム側板72の後端部の上側縁には、下側へ窪むように切り欠かれる受入凹部75が形成されている。
揺動アーム70は、各アーム側板72のボス73を支点として、各アーム側板72の下端縁が底板64の前端縁と接触する押圧解除位置(図3、図5および図6参照)と、トナーカートリッジ31がカートリッジ収容部33に収容されたときに、トナーカートリッジ31を前側から押圧する押圧位置(図2および図4参照)と、の間を揺動する。
(2)トナーカートリッジ
図7(a)は、トナーカートリッジの内側筐体(トナーシールが貼着される前の状態)を斜め左後側から見た斜視図である。図7(b)は、図7(a)に示す内側筐体の、内側通過口における要部側断面図である。図8(a)は、トナーシールの背面図である。図8(b)は、トナーシールの側断面図である。図9(a)は、図7(a)において、トナーシールが貼着された状態を示す。図9(b)は、図7(b)において、トナーシールを貼着した状態を示す。図10(a)は、トナーカートリッジ(内側筐体が開放位置にある状態)を斜め左後側から見た斜視図である。図10(b)は、図10(a)に示すトナーカートリッジの、カートリッジ側通過口における要部側断面図である。図11(a)は、トナーカートリッジ(内側筐体が開放位置と閉鎖位置との間にある状態)を斜め左後側から見た斜視図である。図11(b)は、図11(a)に示すトナーカートリッジの、カートリッジ側通過口における要部側断面図である。図12(a)は、トナーカートリッジ(内側筐体が閉鎖位置にある状態)を斜め左後側から見た斜視図である。図12(b)は、図12(a)に示すトナーカートリッジの、カートリッジ側通過口における要部側断面図である。なお、図10(b)、図11(b)および図12(b)では、説明の便宜上、トナーシールを塗り潰して示している。
トナーカートリッジ31は、図7ないし図12に示すように、トナーを収容する第1フ
レームの一例としての内側筐体81と、内側筐体81を収容する第2フレームの一例としての外側筐体82とを備えている。
(2−1)内側筐体
内側筐体81は、図7(a)に示すように、幅方向に延びる円筒形状の内側周壁83と、内側周壁83の幅方向両端部を閉鎖する円板形状の1対の内側側壁84とを一体的に備えている。
内側側壁84には、中心部において、幅方向に膨出する厚板円板形状のボス部85が設けられている。
内側側壁84には、その上側部分であって、ボス部85より径方向外側において、スライド突起86が設けられている。スライド突起86は、内側側壁84の外周面に沿う側面視円弧形状(中心角約60°の円弧形状)に形成されており、内側側壁84から幅方向外側へ突出するように設けられている。
内側側壁84には、その後側部分において、周端面から径方向に突出する1対の挟持突起87が設けられている。1対の挟持突起87は、内側側壁84の周端面において、互いに周方向に間隔(シャッタ68の周方向長さに相当する間隔)を隔てて、配置されている。
内側周壁83には、幅方向両側に配置される1対の挟持突起87(4つの挟持突起87)に囲まれる囲繞部分88において、カートリッジ側通過口47の一部をなす内側通過口89が形成されている。内側通過口89は、第1開口の一例として機能する。
内側通過口89は、囲繞部分88の上側部分に形成されている。内側通過口89は、具体的には、3つのフレーム側通過口34(図6参照)に対応して、幅方向に間隔を隔てて3つ形成されている。画像形成時には、各内側通過口89は、幅方向において対応する位置にあるフレーム側通過口34(図6参照)と対向する。
各内側通過口89は、幅方向に細長い背面視略矩形状に形成されている。なお、幅方向中央に位置する内側通過口89は、他の内側通過口89に比べて、幅方向に約2倍程長い。ここで、内側周壁83において各内側通過口89を形成する縁(第1開口の縁および第1縁部の一例としての内側縁135という。)のうち、上側部分を内側上縁120といい、下側部分を内側下縁121という。内側上縁120と内側下縁121とは、上下方向(内側周壁83の周方向)に互いに間隔を隔てて、幅方向に沿って平行に延びている。
また、内側周壁83の外周面には、各内側縁135において、突起122が設けられている。突起122は、内側縁135の全周に亘って設けられ、内側周壁83の径方向外側(図7では後方)へ向かって突出するように、形成されている(図7(b)参照)。詳しくは、各内側通過口89に対応して設けられる各突起122は、背面視において(径方向外側から見て)、対応する内側通過口89を縁取る略矩形状である。そして、突起122の突出方向下流側端面(図7では後端面)は、略平坦面である。また、突起122の後端面において内側通過口89から離れた側にある端縁と内側周壁83とは、突起122の後端面および内側周壁83の両方に対して傾斜する傾斜面によって繋がれている(図7(b)参照)。ここで、突起122のうち、内側通過口89に対して上側に位置する部分を、突起上側部分136といい、内側通過口89に対して下側に位置する部分を、突起下側部分137という。突起上側部分136および突起下側部分137は、内側通過口89を挟んで、幅方向に沿って平行に延びている。
また、図9に示すように、囲繞部分88の上側部分には、各内側縁135において、内側通過口89からのトナーの漏れを防止するためのシール部材の一例としてのトナーシール92がそれぞれ貼着されている。
図8に示すように、トナーシール92は、フェルトなどの弾性材料から、背面視におい
て幅方向に長手の矩形状かつ、前後方向にほぼ均一な長さ(厚さ)を有する帯状に形成されている。ここで、トナーシール92において外枠を形成する縁のうち、上側部分をシール外枠上縁133といい、下側部分をシール外枠下縁134という。シール外枠下縁134は、第1縁の一例として機能する。シール外枠上縁133とシール外枠下縁134とは、上下方向に互いに間隔を隔てて、幅方向に沿って平行に延びている。また、トナーシール92において、背面視における略中央位置には、各内側通過口89に対応して、トナーシール92を前後方向に貫通する切欠部分123が形成されている。切欠部分123は、対応する内側通過口89とほぼ等しい大きさの背面視略矩形状に形成されている。ここで、トナーシール92において切欠部分123を形成する縁のうち、上側部分をシール内側上縁124といい、下側部分をシール内側下縁125という。シール内側下縁125は、第1縁の一例として機能する。シール内側上縁124とシール内側下縁125とは、上下方向に互いに間隔を隔てて、幅方向に沿って平行に延びている。
図9(a)に示すように、各トナーシール92は、切欠部分123が対応する内側通過口89に対向するように、かつ、シール内側上縁124およびシール内側下縁125が内側縁135に沿うように、幅方向に沿って貼着されている。この状態において、トナーシール92において切欠部分123を形成する略矩形状の縁部(シール内側上縁124およびシール内側下縁125が形成されており、以下では、第1シール部126という。)は、内側縁135に沿って、突起122上に配置されている(図9(b)参照)。詳しくは、各トナーシール92において、第1シール部126以外の部分(切欠部分123および内側通過口89に対して第1シール部126よりも離れた部分であり、第2シール部127という。)は、内側周壁83の外周面に沿って貼着される。その一方で、第1シール部126は、突起122上に配置されることで、第2シール部127に比べて径方向外側(図9では後方)へ一段突出している(図9(b)参照)。
ここで、第1シール部126において外枠を形成する縁(切欠部分123に対してシール内側上縁124およびシール内側下縁125よりも離れた位置にある縁)のうち、上側部分をシール外側上縁130といい、下側部分をシール外側下縁131という。シール外側上縁130は、第1縁の一例として機能する。シール外側上縁130は、シール内側上縁124の上方において、シール内側上縁124と平行に延びている。シール外側下縁131は、シール内側下縁125の下方において、シール内側下縁125と平行に延びている。
また、第1シール部126のうち、内側通過口89に対して上側に位置する部分を、シール上側部分138といい、内側通過口89に対して下側に位置する部分を、シール下側部分139という。シール上側部分138およびシール下側部分139は、内側通過口89を挟んで、幅方向に沿って平行に延びている。シール上側部分138において、上側の縁がシール外側上縁130であり、下側の縁がシール内側上縁124である。また、シール下側部分139において、上側の縁がシール内側下縁125であり、下側の縁がシール外側下縁131である。
図2(a)に示すように、内側筐体81内には、アジテータ93が設けられている。アジテータ93は、幅方向に延びるアジテータ軸94と、そのアジテータ軸94から径方向外側に延びる攪拌羽根95とを備えている。アジテータ軸94は、両内側側壁84に回転自在に支持されており、画像形成時において、モータ(図示せず)からの駆動力により回転する。
(2−2)外側筐体
外側筐体82は、内側筐体81を回動自在に収容すべく、内側筐体81より幅方向および径方向においてやや大きく形成されている。外側筐体82は、図12(a)に示すように、幅方向に延びる略円筒形状の外側周壁101と、外側周壁101の幅方向両端部を閉
鎖する略円板形状の1対の外側側壁102とを一体的に備えている。
なお、外側周壁101は、その上側および前側の上側部分の外周面が、平坦形状に形成されているが、外側周壁101の内周面は、断面円形状に形成されている。
外側側壁102には、ボス部85を受け入れる円形のボス穴103が形成されている。外側側壁102には、ボス穴103の上側部分において、スライド突起86が挿通されるスライド穴104が形成されている。スライド穴104は、幅方向においてスライド突起86と対向するように配置されている。スライド穴104は、スライド突起86よりも長い側面視円弧形状に形成されている。
外側側壁102の周端面の後側上方には、後側に突出する上側被固定部105が形成されている。上側被固定部105の後端部には、幅方向外側に突出する位置決めボス106が設けられている。
外側周壁101には、幅方向両端部において、1対の挟持突起87(4つの挟持突起87)がそれぞれ挿通される4つの長孔108が形成されている。各長孔108は、径方向において各挟持突起87と対向するように配置されている。長孔108は、背面視おいて上下方向に延びる略矩形状をなし、シャッタ68の開放位置と閉鎖位置との間の揺動範囲に相当する長さで、形成されている。
外側周壁101には、4つの長孔108の間(上側の2つの長孔108と下側の2つの長孔108との間)において、カートリッジ側通過口47の一部をなす外側通過口109が形成されている。外側通過口109は、第2開口の一例として機能する。
外側通過口109は、具体的には、3つの内側通過口89およびフレーム側通過口34(図6参照)に対応して、幅方向に間隔を隔てて3つ形成されている。画像形成時には、各外側通過口109は、幅方向において対応する位置にある内側通過口89およびフレーム側通過口34の両方に対向する。
各外側通過口109は、対応する内側通過口89(詳しくは、対応するトナーシール92の第1シール部126の外枠形状)よりも大きい背面視略六角形状に形成されている。ここで、外側周壁101において各外側通過口109を形成する縁のうち、上側部分を外側上縁128といい、下側部分を外側下縁129という。外側上縁128および外側下縁129は、他方の縁および第2縁の一例として機能する。外側上縁128は、背面視において(径方向外側から見て)、幅方向に沿って延びる線と交差する略逆V字をなし、外側下縁129は、背面視において、幅方向に沿って延びる線と交差する略V字をなしている。詳しくは、外側上縁128は、内側筐体81およびトナーシール92の、後述する開放位置から閉鎖位置への移動方向における上流側から下流側へ向かって略V字状に窪むように傾斜している。そして、外側下縁129は、内側筐体81およびトナーシール92の、後述する閉鎖位置から開放位置への移動方向における上流側から下流側へ向かって略V字状に窪むように傾斜している。
また、外側周壁101において各外側通過口109を形成する縁と外側周壁101の内周面とは、傾斜面132で接続されている(図12(b)参照)。なお、外側周壁101において各外側通過口109を形成する縁の周辺は、面取りされている。
また、外側周壁101の前側には、幅方向中央において、把持部113が設けられている。
図2(a)に示すように、把持部113は、外側周壁101の上側から前側へ突出する略矩形状の上把持板114と、上把持板114の下方において下側に延びる側面視略J字形状の係止アーム115とを備えている。係止アーム115の上端部は、上把持板114の下方に設けられる支持軸116に揺動自在に支持されている。係止アーム115の下端
部には、下側固定部67に係止する係止爪117が設けられている。係止アーム115の上端部近傍には、前側へ突出する略矩形状の下把持板118が一体的に設けられている。下把持板118は、上把持板114と間隔を隔てて略平行に延びるように、配置されている。
上把持板114と下把持板118との間には、それらを離間する方向に付勢する圧縮ばね(図示せず)が介在されている。
(2−3)内側筐体と外側筐体との相対配置
内側筐体81は、外側筐体82内に回動自在に収容されている。
具体的には、内側周壁83の外周面は、外側周壁101の内周面に対して、周方向に摺動自在に内嵌されている。詳しくは、内側周壁83の外周面に設けられたトナーシール92が外側周壁101の内周面に接触しており、このトナーシール92が、主として、外側周壁101の内周面に対して摺動する。
図10(a)に示すように、ボス穴103には、対応するボス部85が回動自在に支持されている。スライド穴104には、対応するスライド突起86が挿通されている。長孔108には、対応する挟持突起87が挿通され、挟持突起87は、長孔108から径方向外側へ突出されている。
内側筐体81は、外側筐体82に対して、内側通過口89が外側通過口109と対向しない閉鎖位置(図12参照)と、内側通過口89が外側通過口109と対向する開放位置(図2および図10参照)との間において、ボス部85を支点とする相対回動が許容されている。
なお、内側筐体81内のトナーは、対向状態にある内側通過口89および外側通過口109を、後述するように、略水平方向(換言すれば径方向)に沿って、通過する(図2(a)参照)。これに対し、内側筐体81は外側筐体82に対して周方向に沿って回動する。つまり、内側筐体81および外側筐体82の、互いに対する相対移動方向は、周方向であり、内側通過口89でのトナーの通過方向(径方向)と直交する。
(2−3−1)内側筐体の閉鎖位置から開放位置への移動
内側筐体81が閉鎖位置にあるときには、図12(a)に示すように、各スライド突起86は各スライド穴104の前端部に配置され、各挟持突起87が各長孔108の上端部に配置され、内側通過口89が外側通過口109より上側に配置され、外側通過口109が囲繞部分88の下側部分によって閉鎖されている。換言すれば、内側通過口89は、外側筐体82によって閉じられている。
ここで、上述したように、内側筐体81が、外側筐体82に収容されていない単体の状態にある場合、各トナーシール92において、突起122に配置された第1シール部126は、第2シール部127に比べて径方向外側へ突出している(図9参照)。そのため、内側筐体81が外側筐体82に収容され、かつ、閉鎖位置に配置されると、第1シール部126は、突起122によって外側周壁101へ押圧されることで、外側周壁101と内側周壁83との間で、第2シール部127よりも圧縮される(図12(b)参照)。換言すれば、この状態において、外側周壁101の内周面に対する第1シール部126の接触圧は、外側周壁101の内周面に対する第2シール部127の接触圧よりも高い。
また、シール外枠下縁134は、外側上縁128および外側下縁129のいずれにも接触しない状態で、外側通過口109内に露出されている。
そして、内側通過口89が外側通過口109に向かう方向(下側)へ向けて、ボス部85を支点として、外側筐体82に対して内側筐体81を相対回動させる。すると、図11(a)に示すように、各スライド突起86は各スライド穴104を前端部から後端部に向かってスライドし、各挟持突起87は各長孔108を上端部から下端部に向かってスライ
ドする。しばらくすると、第1シール部126において、シール下側部分139が、外側上縁128に接触しながら下降し、外側通過口109から露出され始める。これにより、シール下側部分139では、外側周壁101と内側周壁83との間での圧縮が解除される。そして、シール下側部分139の後端部(径方向外側端部)は、外側通過口109から、傾斜面132に案内されながら、外側周壁101の径方向外側に突出し始める(図11(b)参照)。このとき、シール下側部分139のシール外側下縁131およびシール内側下縁125が、外側上縁128から逃げるように、外側上縁128に順に接触する。
内側筐体81を引き続き回動させると、シール外側下縁131およびシール内側下縁125が、外側上縁128に対して順に離間し、シール外側下縁131およびシール内側下縁125と外側上縁128との接触が順に解消される。これにより、シール下側部分139が、外側通過口109内に完全に露出され、外側周壁101の径方向外側に突出する。
一方、シール外枠下縁134が、図示されていないが、内側筐体81の回動方向において外側下縁129に対向するように、外側下縁129に接触し始める。ここで、上述したように、シール外枠下縁134は、幅方向に沿って延びている一方で、外側下縁129は、背面視において(径方向外側から見て)、幅方向に沿って延びる線と交差する略V字をなしている。そのため、互いに接触するシール外枠下縁134と外側下縁129とは、背面視では、互いに交差する。また、シール外枠下縁134と外側下縁129とは、幅方向に対称となるように間隔を隔てた2箇所で接触(点接触)しており、これらの接触箇所は、内側通過口89が外側通過口109に向かって下降するのに伴って、幅方向において互いに接近していく。
また、第1シール部126において、シール上側部分138が、図示されていないが、外側上縁128に接触しながら下降し、外側通過口109から露出され始める。これにより、第1シール部126では、シール下側部分139だけでなくシール上側部分138でも、外側周壁101と内側周壁83との間での圧縮が解除され、シール上側部分138の後端部が、外側通過口109から、傾斜面132に案内されながら、外側周壁101の外側に突出し始める。このとき、シール上側部分138のシール内側上縁124およびシール外側上縁130が、外側上縁128から逃げるように、外側上縁128に順に接触する。
内側筐体81を引き続き回動させると、図10(a)に示すように、シール内側上縁124およびシール外側上縁130が、外側上縁128に対して順に離間し、シール内側上縁124およびシール外側上縁130と外側上縁128との接触が順に解消される。これにより、シール上側部分138が、外側通過口109内に完全に露出され、外側周壁101の径方向外側に突出する。
また、シール外枠下縁134が、外側下縁129に対して離間して外側周壁101の径方向内側に潜り込み(図10(b)参照)、シール外枠下縁134と外側下縁129との接触が解消される。
また、各スライド突起86が各スライド穴104の後端縁に当接し、各挟持突起87が各長孔108の下端縁に当接し、これにより、内側筐体81が開放位置に配置される。
内側筐体81が開放位置に配置されると、各スライド突起86は各スライド穴104の後端部に配置され、各挟持突起87が各長孔108の下端部に配置され、内側通過口89が対応する外側通過口109と対向し、これらが連通して開放される。換言すれば、内側通過口89は、外側筐体82によって開かれる。
また、内側筐体81が開放位置に配置されると、各トナーシール92の第1シール部126の全てが、対応する外側通過口109から露出され、外側周壁101よりも径方向外側へ突出する(図10(b)参照)。この状態において、径方向外側から見ると、第1シ
ール部126は、外側通過口109内において、外側上縁128および外側下縁129から離れて配置されている。換言すれば、シール内側上縁124、シール内側下縁125、シール外側上縁130およびシール外側下縁131も、外側通過口109内において、外側上縁128および外側下縁129から離れて配置されている。また、各トナーシール92の第2シール部127は、対応する内側通過口89および外側通過口109を取り囲むように、外側周壁101と内側周壁83との間で圧縮されている(図10(b)参照)。これにより、連通状態にある内側通過口89および外側通過口109から、外側周壁101と内側周壁83との間へのトナー漏れが防止されている。
(2−3−2)内側筐体の開放位置から閉鎖位置への移動
内側筐体81が開放位置にある状態で、内側通過口89が外側通過口109から離間する方向(上側)へ向けて、ボス部85を支点として、外側筐体82に対して内側筐体81を相対回動させる。すると、図11(a)に示すように、第1シール部126において、シール上側部分138が、外側上縁128に接触しながら上昇し、傾斜面132に案内されながら、外側周壁101の径方向内側に潜り込んでいく(図11(b)参照)。これにより、シール上側部分138は、外側周壁101と内側周壁83との間で圧縮され始める。また、各スライド突起86は各スライド穴104を後端部から前端部に向かってスライドし、各挟持突起87は各長孔108を下端部から上端部に向かってスライドする。
このとき、図示されていないが、シール上側部分138のシール外側上縁130が、内側筐体81の回動方向において外側上縁128に対向するように、外側上縁128に接触する。ここで、上述したように、シール外側上縁130は、幅方向に沿って延びている一方で、外側上縁128は、背面視において(径方向外側から見て)、幅方向に沿って延びる線と交差する略逆V字をなしている。そのため、シール外側上縁130と外側上縁128とは、背面視において、互いに交差した状態で接触する。詳しくは、シール外側上縁130と外側上縁128とは、幅方向に対称となるように間隔を隔てた2箇所で点接触する。これらの接触箇所は、内側通過口89が外側通過口109から離間して上昇するのに伴って、幅方向において互いに接近していく。また、シール内側上縁124が、シール外側上縁130に遅れて、外側上縁128から逃げるように、外側上縁128に接触する。
内側筐体81を引き続き回動させると、シール外側上縁130およびシール内側上縁124が、外側上縁128に対して順に離間し、シール外側上縁130およびシール内側上縁124と外側上縁128との接触が順に解消される。そして、シール上側部分138が、外側周壁101の径方向内側に完全に潜り込み、外側周壁101と内側周壁83との間で圧縮される(図11(b)参照)。
また、シール外枠下縁134が、外側上縁128および外側下縁129のいずれにも接触しない状態で、外側通過口109内に露出される。
そして、内側筐体81を引き続き回動させると、第1シール部126において、シール下側部分139が、外側上縁128に接触しながら上昇し、傾斜面132に案内されながら、外側周壁101の径方向内側に潜り込んでいく。これにより、シール下側部分139は、外側周壁101と内側周壁83との間で圧縮され始める。
このとき、シール下側部分139のシール内側下縁125が、内側筐体81の回動方向において外側上縁128に対向するように、外側上縁128に接触する。ここで、上述したように、シール内側下縁125は、幅方向に沿って延びている一方で、外側上縁128は、背面視において(径方向外側から見て)、幅方向に沿って延びる線と交差する略逆V字をなしている。そのため、シール内側下縁125と外側上縁128とは、背面視において、互いに交差した状態で接触する。詳しくは、シール内側下縁125と外側上縁128とは、幅方向に対称となるように間隔を隔てた2箇所で点接触する。これらの接触箇所は、内側通過口89が外側通過口109から離間して上昇するのに伴って、幅方向において
互いに接近していく。また、シール外側下縁131が、シール内側下縁125に遅れて、外側上縁128から逃げるように、外側上縁128に接触する。
内側筐体81をさらに回動させると、シール内側下縁125およびシール外側下縁131が、外側上縁128に対して順に離間し、シール内側下縁125およびシール外側下縁131と外側上縁128との接触が順に解消される。そして、シール下側部分139が、外側周壁101の径方向内側に完全に潜り込み、外側周壁101と内側周壁83との間で圧縮される(図12(b)参照)。
その後、各スライド突起86が各スライド穴104の前端縁に当接し、各挟持突起87が各長孔108の上端縁に当接すると、図12(a)に示すように、内側筐体81が閉鎖位置に配置される。このとき、第1シール部126は、完全に外側周壁101の径方向内側に潜り込んでおり、第2シール部127とともに、外側周壁101と内側周壁83との間で圧縮される(図12(b)参照)。
(3)プロセスフレームに対するトナーカートリッジの着脱
(3−1)プロセスフレームに対するトナーカートリッジの装着
トナーカートリッジ31をプロセスフレーム22へ装着するには、図5に示すように、上把持板114および下把持板118を、圧縮ばね(図示せず)の付勢力に抗して、それらが近接する方向に挟持する。そして、トナーカートリッジ31(内側筐体81が閉鎖位置に配置されているトナーカートリッジ31)を、カートリッジ収容部33(シャッタ68が閉鎖位置に配置されており、揺動アーム70が押圧解除位置に配置されているカートリッジ収容部33)へ装着する。
これにより、トナーカートリッジ31が底板64上に載置される。このとき、各位置決めボス106が各上側固定部66上に載置され、図4に示すように、各スライド突起86が各受入凹部75に嵌合され、かつ、図2(a)に示すように、幅方向両側の1対の挟持突起87が、シャッタ68の幅方向両端部の上端縁および下端縁をそれぞれ挟持する。
その後、上把持板114および下把持板118の挟持を解除すると、圧縮ばねの付勢力によって係止アーム115が揺動して、係止爪117が下側固定部67に係止され、トナーカートリッジ31がカートリッジ収容部33に収容される。
外側筐体82は、上側固定部66に対して位置決めボス106が載置され、かつ、下側固定部67に対して係止爪117が係止されていることから、カートリッジ収容部33に固定される。
そして、揺動アーム70を、押圧解除位置から押圧位置へ揺動させる。これにより、各受入凹部75に嵌合されている各スライド突起86が、各アーム側板72の揺動に伴なって、各スライド穴104を後側へスライドして、各スライド穴104の後端部に配置される(図4参照)。それに伴って、幅方向両側の1対の挟持突起87が、シャッタ68を挟持したまま、各長孔108を下側へスライドして、各長孔108の下端部に配置される(図10(a)参照)。
これによって、内側筐体81が開放位置に配置され、図2(a)に示すように、各内側通過口89が、対応する各外側通過口109と、略水平方向に対向して、これらが連通される。また、シャッタ68が開放位置に配置され、フレーム側通過口34が、対応するシャッタ開口部69およびカートリッジ側通過口47(内側通過口89および外側通過口109)と、略水平方向に対向して、これらが連通される。また、上述したように、内側筐体81が開放位置にあるときに外側周壁101の径方向外側まで突出する各第1シール部126(図2(b)参照)が、対応するシャッタ開口部69を取り囲むように、シャッタ68に圧接され、内側通過口89とシャッタ開口部69との間の隙間を塞ぐ。
そして、画像形成時には、アジテータ93の攪拌により、内側筐体81内のトナーが、内側通過口89、外側通過口109、シャッタ開口部69およびフレーム側通過口34を、略水平方向に沿って通過して、現像部32内へ供給される。
(3−2)プロセスフレームに対するトナーカートリッジの離脱
プロセスフレーム22からトナーカートリッジ31を離脱させるには、まず、揺動アーム70を、押圧位置から押圧解除位置へ揺動させる。
揺動アーム70を押圧位置から押圧解除位置へ揺動させると、各受入凹部75に嵌合されている各スライド突起86(図4参照)が、各アーム側板72の揺動に伴なって、図12(a)に示すように、各スライド穴104を前側へスライドして、各スライド穴104の前端部に配置される。すると、幅方向両側の1対の挟持突起87が、シャッタ68を挟持したまま、各長孔108を上側へスライドして、各長孔108の上端部に配置される。
これによって、内側筐体81が閉鎖位置に配置され、囲繞部分88の下側部分が外側通過口109と対向して、外側通過口109が閉鎖される。また、シャッタ68が閉鎖位置に配置され、フレーム側通過口34が、シャッタ68と対向して閉鎖される(図3参照)。
そして、図2(a)に示す上把持板114および下把持板118を、それらが近接する方向に挟持すると、係止爪117の下側固定部67に対する係止が解除される。そのため、図5に示すように、そのままトナーカートリッジ31をカートリッジ収容部33から前側へ引き出せば、トナーカートリッジ31は、プロセスフレーム22から脱離される。
3.実施形態の作用効果
このトナーカートリッジ31では、外側筐体82が内側通過口89を開閉するときには、図12(b)に示すように、内側筐体81に設けられたトナーシール92が外側筐体82(詳しくは外側周壁101)に摺擦する。そのため、静止時だけでなく、内側通過口89の開閉動作中においても、内側通過口89から内側筐体81と外側筐体82との間へトナーの漏れることを防止することができる。
また、トナーシール92において、第1シール部126の外側筐体82(詳しくは外側周壁101)に対する接触圧は、第2シール部127の外側筐体82に対する接触圧よりも高い。これにより、外側筐体82に対する接触圧が相対的に高い第1シール部126によって、内側通過口89からのトナーの漏れを、内側縁135において、確実に防止することができる。そして、外側筐体82に対する第2シール部127の接触圧は、外側筐体82に対する第1シール部126の接触圧より低くなる。これにより、第2シール部127での接触圧が第1シール部126での接触圧と等しい場合と比べて、内側通過口89の開閉動作において、外側筐体82とトナーシール92との間における摺動抵抗を低減することができる。
また、トナーシール92は、第1シール部126だけでなく、第2シール部127も含んでいるので、トナーシール92が第1シール部126のみを含む場合に比べて、内側通過口89の開閉においてトナーシール92が剥がれることを防止することができる。
それらの結果、内側通過口89からのトナーの漏れを防止しながら、内側通過口89の開閉に係る操作性の低下を抑制することができる。
また、突起122が第1シール部126を外側筐体82へ向けて押圧する。そのため、簡易な構成により、外側筐体82に対する第1シール部126の接触圧を、外側筐体82に対する第2シール部127の接触圧より高くすることができる。
また、突起122は、内側筐体81において内側縁135に設けられている。そのため、突起122は、第1シール部126を外側筐体82に向けて押圧するので、外側筐体82に対する第1シール部126の接触圧を、外側筐体82に対する第2シール部127の
接触圧より高くすることができる。
また、外側筐体82が内側通過口89を開いたときに、図2(b)に示すように、第1シール部126は、突起122の突出方向(径方向)において、外側筐体82の外側に位置する。そのため、内側筐体81のトナーをトナーカートリッジ31以外の装置に供給する場合には、第1シール部126をその装置に接触させることで、内側通過口89と装置との間でトナーが漏れることを防止することができる。詳しくは、内側通過口89をプロセスフレーム22のフレーム側通過口34に対向させて内側筐体81のトナーをプロセスフレーム22に供給する場合には、図2(a)に示すように、第1シール部126をプロセスフレーム22(詳しくはシャッタ68)に接触させる。これにより、内側通過口89と、フレーム側通過口34およびシャッタ開口部69との間でトナーが漏れることを防止することができる。
また、外側筐体82が内側筐体81を収容することで、トナーカートリッジ31を2重構造にすることができる。そして、外側筐体82に形成され、内側通過口89に対向したときに内側通過口89を開放する外側通過口109は、図10に示すように、内側通過口89より大きいので、外側筐体82が内側通過口89を開いたときに、第1シール部126を、外側筐体82の外側に確実に配置することができる。
また、突起122は、図7に示すように、内側縁135の全周に亘って設けられているので、図12(b)に示すように、外側筐体82に対する第1シール部126の接触圧を、内側縁135の全周に亘って、外側筐体82に対する第2シール部127の接触圧より高くすることができる。これにより、内側通過口89からのトナーの漏れを、内側縁135の全周に亘って、確実に防止することができる。なお、第1シール部126を、内側縁135の全周に亘って、外側筐体82に接触させることができるのであれば、突起122は、内側縁135に対して部分的に設けられてもよい。
また、トナーシール92は、内側通過口89が形成された内側筐体81に設けられている。外側筐体82にトナーシール92を設けると、内側筐体81が移動したときに、トナーシール92が内側通過口89からずれてしまうので、内側通過口89からのトナー漏れを防ぐために、シールが別途必要になるが、内側筐体81にトナーシール92を設けることにより、そのようなシールを別途設ける必要はない。
そして、第1シール部126が突起122に配置されるので、突起122は、第1シール部126を、外側筐体82へ向けて確実に押圧することができる。
また、トナーカートリッジ31がプロセスフレーム22に装着された状態において、図2(a)に示すように、第1シール部126は、プロセスフレーム22(詳しくはシャッタ68)に接触している。これにより、内側通過口89とプロセスフレーム22との間でトナーが漏れることを防止することができ、プロセスフレーム22のフレーム側通過口34およびシャッタ開口部69では、内側通過口89からトナーを円滑に受け入れることができる。
4.変形例
(1)変形例1
上記した実施形態では、図1に示すように、プロセスカートリッジ17は感光ドラム25と現像ローラ37とを一体的に備えており、そのプロセスカートリッジ17を本体ケーシング2に着脱自在に装着させている。これに加えて、たとえば、プロセスカートリッジ17を、感光ドラム25を備えない現像カートリッジとする一方で、感光ドラム25を備える別のユニット(ドラムカートリッジ)を設け、このドラムカートリッジに対して現像カートリッジを着脱自在に装着してもよい。また、プロセスカートリッジ17を本体ケーシング2に装着したまま、トナーカートリッジ31のみを着脱自在に構成してもよい。
さらに、本体ケーシング2に、感光ドラム25、スコロトロン型帯電器26および転写ローラ28を設けて、その本体ケーシング2に、現像カートリッジを着脱自在に装着することもできる。
(2)変形例2
上記した実施形態では、モノクロのレーザプリンタ1を例示したが、たとえば、本考案の画像形成装置は、カラーレーザプリンタ(タンデムタイプ、中間転写タイプを含む。)として構成することもできる。
(3)変形例3
トナーを、現像部32とトナーカートリッジ31との間で循環してもよい。その場合、現像部32内に、たとえば、オーガを設ける。そして、幅方向中央のカートリッジ側通過口47(図10(a)参照)およびフレーム側通過口34(図6参照)を介して、トナーカートリッジ31のトナーを現像部32内に供給し、このトナーを、オーガによって幅方向両側に搬送しながら供給ローラ36に供給する。その一方で、供給ローラ36に供給しきれなかったトナーを、幅方向両側のフレーム側通過口34およびカートリッジ側通過口47を介して、トナーカートリッジ31内へ戻す。
(4)変形例4
図13(a)は、変形例4に係るトナーシールの背面図である。図13(b)は、変形例4に係るトナーシールの側断面図である。
上記した実施形態では、外側周壁101に対する第1シール部126の接触圧を、外側周壁101に対する第2シール部127の接触圧よりも高くするために、図9に示すように、トナーシール92を内側周壁83に貼着したときに、第1シール部126を、第2シール部127に比べて径方向外側へ突出させている。詳しくは、上述したように、各内側通過口89の内側縁135に突起122を設けることで、均一な前後方向長さ(厚さ)のトナーシール92(図8(b)参照)を内側周壁83に貼着したときに、第1シール部126を、第2シール部127に比べて径方向外側へ突出させている(図9(b)参照)。
これに代えて、トナーシール92が内側周壁83に貼着される前の状態において、第1シール部126が第2シール部127に比べて径方向外側へ突出するように、トナーシール92を形成してもよい。詳しくは、図13(b)に示すように、トナーシール92において、第1シール部126が、第2シール部127に比べて厚く設定されている。詳しくは、第1シール部126の後端面(トナーシール92が内側周壁83に貼着されたときに径方向外側に配置される端面)が、第2シール部127の後端面よりも後側に一段突出している。
そのため、内側周壁83に突起122を設けなくても、トナーシール92を内側周壁83に貼着したときに、第1シール部126を、第2シール部127に比べて径方向外側へ突出させることができる。
(5)変形例5
図14(a)は、変形例5に係るトナーシールの背面図である。図14(b)は、変形例5に係るトナーシールの側断面図である。
上記した実施形態および変形例では、外側周壁101に対する第1シール部126の接触圧を、外側周壁101に対する第2シール部127の接触圧よりも高くするために、トナーシール92を内側周壁83に貼着したときに、第1シール部126を、第2シール部127に比べて径方向外側へ突出させている。そして、そのために、突起122を設けたり、第1シール部126が第2シール部127に比べて厚くなるようにトナーシール92を形成したりしている。
これに代えて、図14に示すように、トナーシール92の厚さは均一のままで、第1シール部126(図示斜線部分)の剛性を第2シール部127の剛性よりも高くすることで対応してもよい。
この場合、図12(b)を参照して、外側周壁101と内側周壁83との間で圧縮されたときにおける、第1シール部126の復元力は、第2シール部127の復元力よりも大きくなる。換言すれば、外側周壁101に対する第1シール部126の接触圧を、外側周壁101に対する第2シール部127の接触圧よりも高くすることができる。
(6)変形例6
図15は、図10(b)に変形例6を適用した図である。なお、図15では、説明の便宜上、トナーシールを塗り潰して示している。
図15に示すように、突起122において、突起下側部分137を、突起上側部分136よりも、突出方向(径方向外側)へ所定量Xだけ突出させてもよい。これにより、内側通過口89を開くと、突起下側部分137に配置されるシール下側部分139が、突起上側部分136に配置されるシール上側部分138よりも、外側周壁101の径方向外側へ突出する。
これにより、トナーカートリッジ31がプロセスフレーム22に装着された状態では、プロセスフレーム22(詳しくはシャッタ68)に対するシール下側部分139の接触圧は、プロセスフレーム22に対するシール上側部分138の接触圧よりも高くなる。これにより、少なくともシール下側部分139をプロセスフレーム22に確実に接触させることができる。そのため、内側通過口89とプロセスカートリッジ17(詳しくはプロセスフレーム22)との間で、トナーが内側通過口89から下側へ漏れることを防止できる。
また、突起下側部分137の突出量は突起上側部分136の突出量と同一のままで、かつ、トナーシール92の厚さは均一のままで、シール下側部分139の剛性をシール上側部分138の剛性よりも高くすることで対応してもよい。
この場合、プロセスフレーム22(詳しくは、シャッタ68)に圧接されるシール下側部分139の復元力は、シール上側部分138の復元力よりも大きくなる。換言すれば、プロセスフレーム22に対するシール下側部分139の接触圧を、プロセスフレーム22に対するシール上側部分138の接触圧よりも高くすることができる。これにより、内側通過口89とプロセスカートリッジ17(詳しくはプロセスフレーム22およびシャッタ68)との間で、内側通過口89の下側へトナーが漏れることを確実に防止できる。
(7)変形例7
上記した実施形態では、内側通過口89が外側通過口109に向かって下降するように、内側筐体81を閉鎖位置から開放位置へ回動させているが、これに代え、内側通過口89が外側通過口109に向かって上昇するように、内側筐体81を閉鎖位置から開放位置へ回動させてもよい。
また、上記した実施形態では、内側筐体81が外側筐体82に対して回動しているが、これに代えて、外側筐体82が内側筐体81に対して回動してもよい。詳しくは、外側筐体82が開放位置と閉鎖位置との間を回動し、外側筐体82が開放位置にあるときには、内側通過口89が外側通過口109と対向して開放される一方で、外側筐体82が閉鎖位置にあるときには、内側通過口89が、外側周壁101における外側通過口109以外の部分で閉鎖される。
さらには、トナーカートリッジ31は、外側筐体82が内側筐体81を収容する2重構造でなくてもよく、その場合、外側筐体82は、内側筐体81の外側に配置され、内側周壁83の外周面に対してスライド自在なシャッタであってもよい。外側筐体82がシャッタであれば、内側通過口89に外側通過口109を対向させることで内側通過口89を開
放しなくても、外側筐体82自体を内側通過口89からずらすだけで、内側通過口89を開くことができるので、外側筐体82に外側通過口109を形成しなくてもよい。
また、内側通過口89が開かれたときに第1シール部126を外側周壁101の径方向外側へ突出させたい場合、トナーシール92は、内側筐体81でなく、外側筐体82に設けてもよい。その場合、第1シール部126が外側通過口109内に露出されるように、トナーシール92を外側周壁101の内周面に貼着する。これにより、内側通過口89が外側通過口109に対向すると、外側通過口109内に露出された第1シール部126が、内側通過口89の縁に設けられた突起122に押圧されて、外側周壁101の外側へ突出する。もちろん、この場合においても、内側筐体81が外側筐体82に対して回動してもよく、外側筐体82が内側筐体81に対して回動してもよい。
また、外側周壁101と内側周壁83との間で、第1シール部126を、第2シール部127よりも圧縮したい場合、突起122を、内側筐体81でなく、外側筐体82に設けてもよい。その場合、突起122は、外側周壁101の内周面に設けられ、外側周壁101の径方向内側(内側周壁83の外周面)へ向かって突出するように、形成される。そして、第1シール部126が突起122上に配置されるように、トナーシール92を外側周壁101の内周面に貼着する。これにより、内側筐体81が外側筐体82に収容されると、第1シール部126は、突起122によって内側周壁83の外周面へ押圧されるので、外側周壁101と内側周壁83との間で、第2シール部127よりも圧縮される。換言すれば、この状態において、内側周壁83の外周面に対する第1シール部126の接触圧は、内側周壁83の外周面に対する第2シール部127の接触圧よりも高くできる。なお、突起122を外側周壁101および内側周壁83のいずれか一方に設け、トナーシール92を外側周壁101および内側周壁83のいずれか他方に設けることもでき、さらに、内側筐体81が外側筐体82に対して回動してもよく、外側筐体82が内側筐体81に対して回動してもよい。いずれの場合においても、外側筐体82が内側通過口89を閉じたときに、第1シール部126が内側通過口89の縁(内側縁135)に配置され、第2シール部127が内側通過口89に対して第1シール部126よりも離れた位置に配置されればよい。これにより、内側通過口89からのトナーの漏れを防止しながら、内側通過口89の開閉に係る操作性の低下を抑制することができる。
本考案の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。 図2(a)は、図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジ(トナーカートリッジが装着され、揺動アームが押圧位置にある状態)の側断面図である。図2(b)は、図2(a)の要部拡大図である。 図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジ(トナーカートリッジが離脱され、揺動アームが押圧解除位置にある状態)の側断面図である。 プロセスカートリッジを斜め右前側から見た一部切欠斜視図である。 プロセスカートリッジを斜め右前側から見た分解斜視図である。 プロセスカートリッジ(トナーカートリッジ離脱状態)の、シャッタを省略した斜視図である。 図7(a)は、トナーカートリッジの内側筐体(トナーシールが貼着される前の状態)を斜め左後側から見た斜視図である。図7(b)は、図7(a)に示す内側筐体の、内側通過口における要部側断面図である。 図8(a)は、トナーシールの背面図である。図8(b)は、トナーシールの側断面図である。 図9(a)は、図7(a)において、トナーシールを貼着した状態を示す。図9(b)は、図7(b)において、トナーシールを貼着した状態を示す。 図10(a)は、トナーカートリッジ(内側筐体が開放位置にある状態)を斜め左後側から見た斜視図である。図10(b)は、図10(a)に示すトナーカートリッジの、カートリッジ側通過口における要部側断面図である。 図11(a)は、トナーカートリッジ(内側筐体が開放位置と閉鎖位置との間にある状態)を斜め左後側から見た斜視図である。図11(b)は、図11(a)に示すトナーカートリッジの、カートリッジ側通過口における要部側断面図である。 図12(a)は、トナーカートリッジ(内側筐体が閉鎖位置にある状態)を斜め左後側から見た斜視図である。図12(b)は、図12(a)に示すトナーカートリッジの、カートリッジ側通過口における要部側断面図である。 図13(a)は、変形例4に係るトナーシールの背面図である。図13(b)は、変形例4に係るトナーシールの側断面図である。 図14(a)は、変形例5に係るトナーシールの背面図である。図14(b)は、変形例5に係るトナーシールの側断面図である。 図10(b)に変形例6を適用した図である。
17 プロセスカートリッジ
22 プロセスフレーム
31 トナーカートリッジ
34 フレーム側通過口
68 シャッタ
69 シャッタ開口部
81 内側筐体
82 外側筐体
89 内側通過口
92 トナーシール
109 外側通過口
122 突起
126 第1シール部
127 第2シール部
135 内側縁
136 突起上側部分
137 突起下側部分
138 シール上側部分
139 シール下側部分

Claims (17)

  1. 現像剤を収容し、現像剤が通過するための第1開口が形成された第1フレームと、
    前記第1開口を開閉する第2フレームと、
    前記第1フレームおよび前記第2フレームのいずれか一方に設けられ、他方に接触することで前記第1開口からの現像剤の漏れを防止するためのシール部材と
    を備え、
    前記第1フレームは、前記第1開口を形成する第1縁部を有し、
    前記シール部材は、前記第2フレームが前記第1開口を閉じたときに前記第1縁部に配置される第1シール部と、前記第2フレームが前記第1開口を閉じたときに前記第1開口に対して前記第1シール部よりも離れた位置に配置される第2シール部とを含み、
    前記他方に対する前記第1シール部の接触圧は、前記他方に対する前記第2シール部の接触圧よりも高いことを特徴とする、トナーカートリッジ。
  2. 前記第1フレームおよび前記第2フレームのいずれか一方に設けられ、前記他方へ向けて突出し、前記第1シール部を前記他方へ向けて押圧する突起を備えていることを特徴とする、請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記突起は、前記第1フレームにおいて前記第1縁部に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記第2フレームは、前記第1フレームの外側に配置され、
    前記第2フレームが前記第1開口を開いたときに、前記第1シール部は、前記突起の突出方向において、前記第2フレームの外側に位置することを特徴とする、請求項3に記載のトナーカートリッジ。
  5. 前記第2フレームは、前記第1フレームを収容し、
    前記第1フレームと前記第2フレームとは、互いに相対移動可能であり、
    前記第2フレームには、前記第1開口より大きく、前記第1開口に対向したときに前記第1開口を開放する第2開口が形成されていることを特徴とする、請求項4に記載のトナーカートリッジ。
  6. 前記突起は、前記第1縁部の全周に亘って設けられていることを特徴とする、請求項3ないし5のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  7. 前記シール部材は、前記第1シール部が前記突起に配置されるように、前記第1フレームに設けられていることを特徴とする、請求項3ないし6のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  8. 現像剤を収容するトナーカートリッジと、前記トナーカートリッジが着脱可能な筐体とを備え、
    前記トナーカートリッジは、
    現像剤を収容し、現像剤が通過するための第1開口が形成された第1フレームと、
    前記第1開口を開閉する第2フレームと、
    前記第1フレームおよび前記第2フレームのいずれか一方に設けられ、他方に接触することで前記第1開口からの現像剤の漏れを防止するためのシール部材と
    を備え、
    前記第1フレームは、前記第1開口を形成する第1縁部を有し、
    前記シール部材は、前記第2フレームが前記第1開口を閉じたときに前記第1縁部に配置される第1シール部と、前記第2フレームが前記第1開口を閉じたときに前記第1開口
    に対して前記第1シール部よりも離れた位置に配置される第2シール部とを含み、
    前記他方に対する前記第1シール部の接触圧は、前記他方に対する前記第2シール部の接触圧よりも高く、
    前記筐体には、前記第1開口に対向して現像剤を受け入れ可能な第3開口が形成されていることを特徴とする、現像装置。
  9. 前記第1フレームおよび前記第2フレームのいずれか一方に設けられ、前記他方へ向けて突出し、前記第1シール部を前記他方へ向けて押圧する突起を備えていることを特徴とする、請求項8に記載の現像装置。
  10. 前記突起は、前記第1フレームにおいて前記第1縁部に設けられていることを特徴とする、請求項9に記載の現像装置。
  11. 前記第2フレームは、前記第1フレームの外側に配置され、
    前記第2フレームが前記第1開口を開いたときに、前記第1シール部は、前記突起の突出方向において、前記第2フレームの外側に位置することを特徴とする、請求項10に記載の現像装置。
  12. 前記第2フレームは、前記第1フレームを収容し、
    前記第1フレームと前記第2フレームとは、互いに相対移動可能であり、
    前記第2フレームには、前記第1開口より大きく、前記第1開口に対向したときに前記第1開口を開放する第2開口が形成されていることを特徴とする、請求項11に記載の現像装置。
  13. 前記突起は、前記第1縁部の全周に亘って設けられていることを特徴とする、請求項11または12に記載の現像装置。
  14. 前記シール部材は、前記第1シール部が前記突起に配置されるように、前記第1フレームに設けられていることを特徴とする、請求項11ないし13のいずれかに記載の現像装置。
  15. 前記トナーカートリッジが前記筐体に装着された状態において、前記第1シール部は、前記筐体に接触していることを特徴とする、請求項11ないし14のいずれかに記載の現像装置。
  16. 前記トナーカートリッジが前記筐体に装着された状態において、前記突起のうち、前記第1開口に対して下側に位置する部分は、前記第1開口に対して上側に位置する部分よりも前記突出方向に突出していることを特徴とする、請求項15に記載の現像装置。
  17. 前記トナーカートリッジが前記筐体に装着された状態において、前記第1シール部は、前記筐体に接触し、
    前記第1シール部のうち、前記第1開口に対して下側に位置する部分の、前記筐体に対する接触圧は、前記第1開口に対して上側に位置する部分の、前記筐体に対する接触圧よりも高いことを特徴とする、請求項8ないし16のいずれかに記載の現像装置。
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