JP3160542U - スプリンクラー消火設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】水道管が生活用に開放・使用されたままの状態でスプリンクラー消火設備が作動した場合、スプリンクラー消火設備に所望の圧力の水道水を供給させ、スプリンクラー消火設備から消火に必要な量の水を噴出させ、効果的に消火させることができるスプリンクラー消火設備を提供する。【解決手段】水道水の供給源から生活使用箇所に至る生活用水道配管の途中から分岐してスプリンクラーに至る消火用水道配管と、生活用水道配管の該消火用水道配管が分岐した箇所と生活使用箇所との間に設けられた常時開状態にある電動弁と、火災感知器の出力信号によって電動弁に閉動作をさせる制御装置とを設けた。ここで、電動弁の水道水供給源側から電動弁を迂回して生活使用箇所に至る迂回水道配管を設け、迂回水道配管の途中に常時閉状態にある止水弁を設けるのが好ましい。【選択図】図1

Description

本考案は、生活用の水道管に直結させたタイプのスプリンクラー消火設備に関するものである。
従来、消防法では、延べ床面積が1000m以上の大規模福祉施設についてはスプリンクラー消火設備の設置が義務付けられていたが、1000m未満の小規模福祉施設についてはスプリンクラー消火設備の設置は義務付けられていなかった。
ところが、小規模福祉施設における火災により多くのお年寄りが亡くなられたことを契機に消防法施行令等の一部改正が行われ、延べ床面積が1000m未満でも275m以上の小規模福祉施設についてもスプリンクラー消火設備の設置が義務付けられた。
そして、延べ床面積275m以上、1000m未満の施設に設置するスプリンクラー消火設備の技術上の基準については、従来延べ床面積が1000m以上の大規模福祉施設について求められていた技術上の基準よりも緩い、生活用の水道管に直結させたタイプのスプリンクラー消火設備の設置が許容されている。
特開2009−131660号公報 特開2006−93318号公報
しかし、生活用の水道管に直結させたタイプのスプリンクラー消火設備は、炊事で水道水を使っていたり、お風呂にお湯を入れていたり、シャワーを使っていたり、洗面で水道を使っていたり、トイレの水槽に水を貯めていたり、洗濯機で洗濯をしていたりと、各種の生活場面で水道を使用していると、水道管内の水圧が低下する。
水道管内の元々の水圧が高ければ水圧の低下はそれほど問題はないが、元々の水圧があまり高くない場合、水道水が生活用に大量に使用されていると、水圧が足りなくなり、スプリンクラーヘッドから消火に必要な量の水が噴出されず、効果的に消火できないおそれがある。
本考案が解決しようとする問題点は、水道管が生活用に開放・使用されたままの状態でスプリンクラー消火設備が作動した場合、スプリンクラーヘッドに所望の水圧の水道水が供給されず、スプリンクラーヘッドから消火に必要な量の水が噴出されず、効果的に消火できないおそれがある点である。
本考案は、生活使用箇所の側に向かう水道管の途中からスプリンクラーヘッドに向かう水道管を分岐させ、この分岐箇所から生活使用箇所の側に向かう水道管の途中に、火災感知器の出力信号によって閉動作させる電動弁を設けたことを最も主要な特徴とする。
すなわち、本考案は、水道水の供給源から生活使用箇所に至る生活用水道配管の途中から分岐してスプリンクラーヘッドに至る消火用水道配管と、該生活用水道配管の該消火用水道配管が分岐した箇所と該生活使用箇所との間に設けられた常時開状態にある電動弁と、火災感知器の出力信号によって該電動弁に閉動作をさせる制御装置とを備えたことを特徴とするものである。
ここで、火災の際に火災感知器の出力信号によって直ちに電動弁を閉動作させると、生活使用箇所の水道に水が行かなくなり、生活使用箇所の水道を使用した初期消火ができなくなるおそれがあるので、前記電動弁の水道水供給源側から該電動弁を迂回して生活使用箇所に至る迂回水道配管と、該迂回水道配管の途中に設けられた常時閉状態にある止水弁とを設けておくのが好ましい。
また、生活使用箇所における水道水の使用でスプリンクラーヘッドに向かう消火用水道配管の水圧が低下し易い施設では、前記水道水の供給源と前記スプリンクラーヘッドとの間に該スプリンクラーヘッドに向けて水道水を加圧送水するポンプを設けてもよい。
更に、消火用水道配管内の死水対策のために、前記消火用水道配管の途中に常時閉状態の電動弁を設け、前記制御装置に、火災感知器の出力信号によって該電動弁に開動作をさせる開動作機構を設け、消火用水道配管内を空にしておけるようにしてもよい。
本考案のスプリンクラー消火設備は、火災の際は生活使用箇所に至る生活用水道配管が電動弁によって閉じられるので、水道水が生活用に使用中でも、消火用水道配管の圧力の低下が抑えられ、スプリンクラーヘッドに消火に必要な量の水道水が供給されるという利点がある。
また、本考案に係るスプリンクラー消火設備は、前記電動弁の水道水供給源側から該電動弁を迂回して生活使用箇所に至る迂回水道配管と、該迂回水道配管の途中に常時閉状態にある止水弁を設けた場合、止水弁を開けて生活使用箇所から水道水を出し、これを初期消火に使用することができるという利点がある。
また、本考案に係るスプリンクラー消火設備は、前記迂回水道配管に前記止水弁を設けた場合、該止水弁は、開動作させた後、予め設定された時間の経過後に自動的に閉じる自動閉動作機構を備えているのが好ましい。自動閉動作機構は、止水弁に一体的に設けられた機械的なものでも良いし、制御装置の方から止水弁を電気的に閉じるように制御するものでも良い。
止水弁を開け、初期消火のために生活使用箇所に水道水が供給できるようにした後、うっかり止水弁を閉め忘れた場合、あるいは火災の状況次第で止水弁を閉める余裕が無い場合に、止水弁が所定時間経過後に自動的に閉じられるので、スプリンクラーヘッドが本格的に放水消火している時に消火用水道配管の圧力の低下が抑えられ、スプリンクラーヘッドに設計通りの水道水が供給されるという利点がある。
また、本考案に係るスプリンクラー消火設備は、前記水道水の供給源と前記スプリンクラーヘッドの間に該スプリンクラーヘッドに向けて水道水を加圧送水するポンプを設けた場合、スプリンクラーヘッドに所望の圧力の水を供給することができるので、スプリンクラーヘッドから消火に必要な量の水道水を放出させることができるという利点がある。
また、本考案に係るスプリンクラー消火設備は、前記消火用水道配管の途中に常時閉状態の電動弁を設け、前記制御装置に火災感知器の出力信号によって該電動弁に開動作をさせる開動作機構を設けた場合、消火用水道配管の途中を空にし、消火用水道配管内における死水の生成を無くすことができるという利点がある。
図1は本考案に係るスプリンクラー消火設備の水道配管の要部を示す説明図である。 図2は本考案に係るスプリンクラー消火設備のスプリンクラーヘッド側の構造を示す説明図である。 図3は本考案に係るスプリンクラー消火設備の作動工程を示す説明図である。
水道管が生活用に開放・使用されたままの状態でスプリンクラー消火設備が作動した場合、消火に必要な量の水道水をスプリンクラーヘッドに供給させ、スプリンクラーヘッドから消火に必要な量の水を噴出させ、効果的に消火させるという目的を、簡単な構成で、生活用の水道水と消火用の水道水のいずれにも不都合を生じさせることなく実現した。
図1は本考案に係るスプリンクラー消火設備の水道配管の要部を示す説明図、図2は本考案に係るスプリンクラー消火設備のスプリンクラーヘッド側の構造を示す説明図である。これらの図において、10は水道水の供給源(図示せず)から生活使用箇所(図示せず)に至る生活用水道配管であり、生活用水道配管10の途中には分岐部12が設けられている。
分岐部12からは消火用水道配管14が枝分かれし、消火用水道配管14はスプリンクラーヘッド16に向けて設けられている。生活用水道配管10の分岐部12と生活使用箇所(図示せず)との間には常時開状態にある電動弁18が設けられている。
福祉施設内には火災感知器20が設けられ、火災感知器20の火災発生信号は火災報知設備受信盤22が受け取り、火災報知設備受信盤22は火災発生信号を電動弁制御装置24に送るようになっている。電動弁制御装置24は火災感知器の火災発生信号によって電動弁18に閉動作させる閉動作信号を出すようになっている。
水道水の供給源(図示せず)側から電動弁18を迂回して生活使用箇所(図示せず)に至る迂回水道配管26が設けられ、迂回水道配管26の途中には常時閉状態にある止水弁28が設けられている。止水弁28は開動作後、予め設定された時間の経過後に自動的に閉じる自動閉動作機構(図示せず)を備えている。
水道水の供給源とスプリンクラーヘッド16の間にはスプリンクラーヘッド16に向けて水道水を加圧送水するポンプ(図示せず)を設けても良い。ポンプ(図示せず)を設けた場合、スプリンクラーヘッド16に消火に必要な量の水を供給することができるので、より効果的に消火することができる。
消火用水道配管14の途中に常時閉状態の電動弁(図示せず)を設け、制御装置に、火災感知器の出力信号によって該電動弁に開動作をさせる開動作機構を設けてもよい。開動作機構を設けた場合、消火用水道配管の途中を空にし、死水の生成を解消することができる。
次に、本考案に係るスプリンクラー消火設備の作動について、図3の工程図を参照しながら説明する。
まず、福祉施設内で火災が発生すると、火災感知器20が火災を感知し、火災報知設備受信盤22に火災発生信号を送る。火災感知器20が火災を感知する前に人間が火災に気付いた場合は、人間が手動で火災発信器30をONにし、火災発信器30が火災報知設備受信盤22に火災発生信号を送る。
火災発生信号が送られた火災報知設備受信盤22は電動弁制御装置24に火災発生信号を送る。火災発生信号を送られた電動弁制御装置24は電動弁を閉状態にする電動弁制御信号を電動弁18に送り、電動弁18は閉状態になる。
電動弁制御装置24には電動弁18を手動で閉状態に操作できる電動弁閉鎖釦(図示せず)が設けられており、電動弁制御信号が送られる前、あるいは電動弁制御信号が何らかのトラブルで送られなかった場合、電動弁閉鎖釦(図示せず)を手動で操作して電動弁18を閉状態にすることができる。
電動弁18が閉状態になると、生活使用箇所に水道水が送給されなくなり、消火用水道配管14の水圧の低下が防止され、スプリンクラーヘッドに水道水が所望圧力で送給される。
スプリンクラー消火設備のスプリンクラーヘッド16は火災の熱で放水口を止めているはんだが融けて開状態になっており、水道水の供給でスプリンクラーヘッド16から水道水が放出され、火災現場の消火が行われる。
なお、火災が発生すると電動弁18が自動的に閉状態になり、生活使用箇所に水道水が行かなくなる。これでは火災が初期状態で、生活使用箇所の水道蛇口から水を汲んで初期消火をしたい場合に初期消火をすることができないので、初期消火をしたい場合は、迂回水道配管26の止水弁28を開状態にし、水道水が迂回水道配管26を通って生活使用箇所の水道蛇口に行くようにすればよい。
止水弁28は、開動作後に予め設定された時間の経過後に自動的に閉じる自動閉動作機構を備えているので、止水弁28を閉め忘れた場合、あるいは止水弁28を閉める余裕が無い場合に、止水弁28は所定時間経過後に自動的に閉じられる。
10 生活用水道配管
12 分岐部
14 消火用水道配管
16 スプリンクラーヘッド
18 電動弁
20 火災感知器
22 火災報知設備受信盤
24 電動弁制御装置
26 迂回水道配管
28 止水弁
30 火災発信機

Claims (5)

  1. 水道水の供給源から生活使用箇所に至る生活用水道配管の途中から分岐してスプリンクラーに至る消火用水道配管と、該生活用水道配管の該消火用水道配管が分岐した箇所と該生活使用箇所との間に設けられた常時開状態にある電動弁と、火災感知器の出力信号によって該電動弁に閉動作をさせる制御装置とを備えていることを特徴とするスプリンクラー消火設備。
  2. 前記電動弁の水道水供給源側から該電動弁を迂回して生活使用箇所に至る迂回水道配管と、該迂回水道配管の途中に設けられた常時閉状態にある止水弁とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のスプリンクラー消火設備。
  3. 前記止水弁は開動作後、予め設定された時間の経過後に自動的に閉じる自動閉動作機構を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスプリンクラー消火設備。
  4. 前記水道水の供給源と前記スプリンクラーの間には該スプリンクラーに向けて水道水を加圧送水するポンプを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスプリンクラー消火設備。
  5. 前記消火用水道配管の途中に常時閉状態の電動弁が設けられ、前記制御装置に、火災感知器の出力信号によって該電動弁に開動作をさせる開動作機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスプリンクラー消火設備。
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