JP3160108U - パイプ状消火用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯に便利で、且つ、フライヤー火災を確実に消火できるパイプ状消火用具を提供する。【解決手段】パイプ状消火用具10は、所要量の消火剤をパイプ状容器12内に封入してなり、消火時には、火元まで運び、先端をフライヤーの縁の内側に位置させ、基端側の放出駆動フック14を引張ることによって、内部の先端側栓28を、先端吐出口24から離間してこれを開口させ、パイプ状容器12内の消火剤が、先端のシャワーノズル部36の細孔36Aからフライヤーなどの火元に、油を飛散させることなく放出されるようにしたものである。【選択図】図1

Description

この考案は、消火用具に関するものであり、特に、店舗・食品工場などの業務用のフライヤー火災の消火に用いて好適なパイプ状消火用具に関する。
近年、店舗・食品工場などにおいて、フライヤーの油が発火するフライヤー火災が増加している。
このフライヤー火災に対しては、一般的な消火用具は使用方法がわかりにくく、又、投てき型の消火用具をフライヤーに投入したりすると、却って油が飛散し、消火不可能となってしまうという問題点があり、又、燃えている油に接近すると危険であるので、どうしても離れた位置から消火せざるを得ず、迅速な消火が困難となり、本来は初期消火できるフライヤー火災も店舗や工場全体に及ぶ大きな損害になってしまうという問題点がある。
更にフライヤー火災に対して、大型の消火器を用いた場合は、鎮火後の油及び消火剤の処理が大掛かりとなってしまうために、店舗や食品工場などでの業務に支障が出てしまうという問題点がある。
特許文献1には、油の飛散による火災の拡大を最小限に抑え、より容易に油火災に対応可能な消火方法及び消火器具が提案されている。
この消火方法及び消火器具は、モータにより駆動されるポンプを備えた大型の薬液タンクを有し、この薬液タンクからホースを介してノズルの先端の排出口に薬液を導き、発火した油を含む高温の油を飛散させること無く、なおかつ風圧により炎を高く舞い上がらせること無しに消火するようにしたものである。
しかしながら、この特許文献1記載の消火方法及び消火器具では、薬液タンクが大きく、広い設置面積が必要であると共に、可搬性に乏しく、薬液タンクから一定距離以上離れた場合は消火できないという問題点がある。
特開2009−273692号公報
この考案は、消火方法がわかりやすく、且つ、火元から離れた位置からでも、油を飛散させたりすること無く容易にフライヤー火災を消火できるパイプ状消火用具を提供することを課題とする。
本考案によるパイプ状消火用具は、消火剤が内部に封入されているパイプ状容器と、このパイプ状容器の先端吐出口を開口可能に閉じている先端側栓と、この先端側栓に一体的に連結され、且つ、前記パイプ状容器の内部を通って基端側端面から突出され、突出端部が外方に引張られたとき、前記先端側栓を前記パイプ状容器内に引き込んで、前記先端吐出口を開く放出駆動部材と、前記パイプ状容器における先端を覆って取付けられ、前記先端吐出口を囲む副室を形成するとともに、先端面に複数の細孔からなるシャワーノズル部を備えたノズルキャップと、を有することにより、上記目的を達成するものである。
この考案に係るパイプ状消火用具は、パイプ形状の容器に消火剤が収納されていて、容易に運ぶことができ、火元から離れた位置で保持しつつ、燃えている油の表面に消火剤をシャワー状に放出して、迅速に拡散させて、安全且つ迅速な消火をすることができるという効果を有する。
本考案の実施例に係るパイプ状消火用具の断面図 図1のII−II線に沿う拡大平面図 同パイプ状消火用具の使用時の状態を示す断面図
以下、本考案の実施の形態について、詳細に説明する。
以下、本考案の実施例に係るパイプ用消火用具10について詳細に説明する。
このパイプ状消火用具10は、消火剤が内部に封入されているパイプ状容器12の、基端側に設けられた放出駆動フック14を引張って開栓し、先端のノズルキャップ16からシャワー状に、パイプ状容器12内の消火剤を放出するものであり、例えば、左手で、パイプ状容器12の長手方向中間部を持ち、右手で、ノズルキャップ16と反対側の基端部を持って、ノズルキャップ16から放出される消火剤を、例えば油が燃えているフライヤー内に注入して、消火するものである。
パイプ状容器12は、ポリ塩化ビニル(PCV)の円形パイプからなるパイプ部18と、このパイプ部18の先端開口を塞ぐ先端キャップ20と、パイプ部18の基端開口を塞ぐ基端キャップ22とから構成されている。
先端キャップ20の先端側(図1において下側)の中央には、先端吐出口24が設けられている。又、基端キャップ22の基端側(図1において上側)の中央位置には、基端側開口26が形成されている。
先端吐出口24は、先端側栓28により、開口可能に閉じられている。又、この先端側栓28の、内側(図1において、パイプ状容器12の内側)面には、パイプ状の連結部材30の先端が一体的に連結されている。
パイプ上の連結部材30は、基端側開口26を通って、外方(図1において上方)に突出し、その突出端部に、前記放出駆動フック14が連結されている。又、連結部材30の、前記基端側開口26を通る部分には、外周側に2本のオーリング32A、32Bが嵌合されていて、その外周が基端側開口26の内周に接触することによって、基端側栓32を構成している。
前記放出駆動フック14、連結部材30は、放出駆動部材34を構成している。又、先端側栓28は、円盤状部材の外周に2本のオーリング28A、28Bを取付けたものであり、このオーリング28A、28Bが、先端吐出口24の内周に弾力的に接触することによって、パイプ状容器12内の消火剤を封入している。
放出駆動部材34を、放出駆動フック14を介して図1において上方に引っ張ったとき、先端側栓28は先端吐出口24から上方に抜け、又、基端側栓32も、基端側開口26から上方に抜け、これによって、パイプ状容器12内の消火剤が先端吐出口24から下方に放出されるようになっている。
ノズルキャップ16は、先端キャップ20の更に先端側に嵌合して取付けられたキャップ状部材であって、先端吐出口24を囲む副室21を形成するようになっている。又、ノズルキャップ16は、先端面(図1において下端面)に、図2に示されるように、複数の細孔36Aからなるシャワーノズル部36を有している。
シャワーノズル部36を構成する細孔36Aは、例えば図2に示されるように、先端面に均一に配置されている。
基端キャップ22の一側には、吊下げ用ヒモ38を通すリブ22Aが一体的に設けられている。この実施例に係るパイプ状消火用具10は、オーリング28A、28B、32A、32B及び吊下げ用ヒモ38を除き、その材料は、PCVとされている。
又、パイプ状消火用具10におけるパイプ状容器12は、長さがほぼ80〜100cm、内容量が1000〜1500mlとされ、内部に収納される消火剤が、例えば油火災の消火に最適な炭酸カリウムの38wt%水溶液からなり、業務用フライヤー火災の消火に十分な消火液を収納している。
内容量が1000ml未満の場合は、業務用フライヤー火災の消火に不十分であり、又、1500mlを超えると、パイプ状消火用具10の重さが過大となり、消火作業が容易でないことになる。
又、パイプ状容器12の長さが80cm未満の場合は、ノズルキャップ16から放出される消火剤をフライヤーに放出する際に、消火作業者とフライヤーとの距離が短すぎて危険であり、又、100cmを超えた場合は、パイプ状消火用具10の取扱いや収納が不便となる。
この実施例に係るパイプ状消火用具10は、例えば厨房の壁に、吊下げ用ヒモ38を介して吊下げておけば、簡単に取外して、火元まで容易に運ぶことができる。
このパイプ状消火用具10により、フライヤー火災を消火する場合は、先ず、パイプ状消火用具10を吊下げ箇所から外して、火元となるフライヤー近くまで運ぶ。
次に、パイプ状容器12のほぼ中間部を一方の手で持ち、他方の手は、放出駆動フック14又はその近傍を持ち、ノズルキャップ16を、火元のフライヤーの縁の内側に位置させる。このとき、パイプ状消火用具10は、図3に示されるように先端側を下げた傾斜状態に維持する。
次に、放出駆動フック14を引張ると、放出駆動部材34が、図3において右上に引張られ、先端側栓28はパイプ状容器12の内側に抜け、又、基端側栓32は、基端側開口26から外方に抜け出る。
これによって、基端側開口26から空気が入り込むことができ、パイプ状容器12内の消火剤は、先端吐出口24を経て、重力によって流出し、副室21を満たしてから、シャワーノズル部36の細孔36Aから火元のフライヤー内に放出される。
消火剤は、多数の細孔36Aからなるシャワーノズル部36から放出されるので、燃えているフライヤー内の油に激しく衝突することはなく、従って、油も周囲に飛散しない。
消火作業中は、作業者の一方の手がパイプ状容器12の中間部にあり、火元のフライヤーの縁との距離が50cm程度となるので、作業者の手が炎に煽られることはない。パイプ状容器12内には、充分な量の消火剤が収容されているので、フライヤー火災は完全に消火される。
上記実施例において、先端側栓28と基端側栓32とは、パイプ状の連結部材30により連結されているが、これは、引張部材、例えば樹脂ワイヤのような部材であってもよい。
又、このパイプ状消火用具10において、消火剤の収納部分が、従来はホースとなるようなパイプ状容器12に収容されているので、ホースとは別途に消火剤タンクを設けたりする必要が無い。従って、持ち運びが便利であり、使用場所に限定が無い。
この考案のパイプ状消火用具は、フライヤー火災などの油火災に用いて好都合である。
10…パイプ状消火用具
12…パイプ状容器
14…放出駆動フック
16…ノズルキャップ
18…パイプ部
20…先端キャップ
21…副室
22…基端キャップ
22A…リブ
24…先端吐出口
26…基端側開口
28…先端側栓
28A、28B、32A、32B…オーリング
30…連結部材
32…基端側栓
34…放出駆動部材
36…シャワーノズル部
36A…細孔
38…吊下げ用ヒモ

Claims (5)

  1. 消火剤が内部に封入されているパイプ状容器と、このパイプ状容器の先端吐出口を開口可能に閉じている先端側栓と、この先端側栓に一体的に連結され、且つ、前記パイプ状容器の内部を通って基端側端面から突出され、突出端部が外方に引張られたとき、前記先端側栓を前記パイプ状容器内に引き込んで、前記先端吐出口を開く放出駆動部材と、前記パイプ状容器における先端を覆って取付けられ、前記先端吐出口を囲む副室を形成するとともに、先端面に複数の細孔からなるシャワーノズル部を備えたノズルキャップと、を有してなるパイプ状消火用具。
  2. 請求項1において、
    前記パイプ状容器の、前記基端側端面に、基端側開口が設けられ、前記放出駆動部材の基端部は、前記基端側開口に引抜き可能に嵌合された基端側栓、及び、この基端側栓の外側端に連結された放出駆動フックから構成されたことを特徴とするパイプ状消火用具。
  3. 請求項1において、
    前記パイプ状容器は、パイプ部と、このパイプ部の先端開口を塞ぐ先端キャップ及び基端開口を塞ぐ基端キャップとから構成され、前記先端吐出口は前記先端キャップに形成され、前記ノズルキャップは、前記先端キャップに嵌合されたキャップ状部材であることを特徴とするパイプ状消火用具。
  4. 請求項2において、
    前記パイプ状容器は、パイプ部と、このパイプ部の先端開口を塞ぐ先端キャップ及び基端開口を塞ぐ基端キャップとから構成され、前記基端側開口は、前記基端キャップに形成され、前記基端側栓は、前記基端側開口の内周に弾力的に嵌合するように、前記放出駆動部材に取付けられたオーリングを含んで構成されたことを特徴とするパイプ状消火用具。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記パイプ状容器は、長さがほぼ80〜100cm、内容量が1000〜1500mlとされていることを特徴とするパイプ状消火用具。
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