JP3160031U - 墓前用香炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】風雨により燃焼中の線香が途中で消えてしまうことを確実に防止できる墓前用香炉を提供する。【解決手段】有底箱形の香炉本体11の上面開口部12に上蓋13を開閉自在に取り付け、香炉本体11の前面に開口した線香挿入口21に前扉22を開閉自在に取り付け、線香挿入口21より下側で香炉本体11の内部に通気性を有する金網47を設ける。香炉本体11の底板部に吸気穴を穿設し、香炉本体11の左右の側板部11a,11bの上端部に切欠凹溝部43,44を設け、香炉本体11の上面開口部12に閉じた上蓋13の左右の側板部16,17により排気用間隙を介して切欠凹溝部43,44を覆う。香炉本体11内に渦巻線香用の線香立51を棒状に立設し、この線香立51に渦巻線香Bを装着するための渦巻線香装着具52を着脱自在に嵌着する。【選択図】図1

Description

本考案は、墓前に設置する墓前用香炉に関する。
墓前にあげた燃焼中の線香は、風雨などで散乱して墓前を汚したり、最後まで完全燃焼せずに消えてしまうことがある。
このような問題を解決しようとする墓前用香炉としては、石材の中を上部からくり抜いて上部の開口した石材容器を構成し、この石材容器内に線香置き台を置き、その上に線香置き網を敷き、前記線香置き台の下に灰皿を設置し、前記石材容器の側面下方に灰皿引き出し口兼通風口を設け、上方に通風口を設け、そして、石材容器の上から石材の蓋をすることにより、燃焼中の線香は上下四方を石で囲まれた状態となり、風などで散乱することや周辺に燃え移ることがなくなるようにした墓前用香炉がある(例えば、特許文献1参照)。
また、焼香箱部上に屋根部を載置し、焼香箱部の前面に開口部を設け、この開口部から引出し部を出入れする香炉であって、前記焼香箱部は、後壁と天井壁に通気穴を有し、前記屋根部は、焼香箱部上への載置状態において、同箱部の天井壁との間に、前記通気穴から外部に通じる通気路を形成する凹部を有し、前記引出し部は、その出入れに応じて焼香箱部の開口部を開閉する蓋とこれと一体の焼香台とより構成し、そして、線香が雨で濡れないようにし、風で線香の火が飛ばないようにし、線香の燃えかすが外から見えないようにした墓前用香炉がある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、内面に空気溜まりを形成した蓋材と、内部に線香を置くための網体を配置した箱型の香台とから成り、この香台の左右両側枠、前枠および底枠には空気の流入口を設け、前記香台の左右両側枠および前枠には煙の排出溝を設け、そして、雨天時や強風時に、墓石やその周辺を汚すことなく安全に線香の完全燃焼を可能にした墓前用香炉がある(例えば、特許文献3参照)。
特開平10−96339号公報(第2頁、図3) 実用新案登録第3047557号公報(第6頁、図1) 実開平6−82324号公報(第6−7頁、図1)
上記従来の墓前用香炉は、いずれも、ある程度の強さの風雨に対しては効果がある。しかしながら、特許文献1の香炉は、石材容器の側面に風入口および風出口として機能する通風口が外部に向って直接開口しており、特許文献2の香炉は、焼香箱部の後壁面に通気穴が外部に向って直接開口しているとともに、屋根部の前後面に通気路が外部に向って直接開口しており、特許文献3の香炉は、香台の左右両側枠、前枠および底枠に空気の流入口が外部に向って直接開口しているとともに、前記香台の左右両側枠および前枠に煙の排出溝が外部に向って直接開口している。
このため、これらの墓前用香炉が横風を伴なう風雨に晒されたときは、その風向きによっては、上記のような外部に向って直接開口された通風口、通気穴、通気路などから雨が香炉内に浸入し、燃焼中の線香が途中で消えてしまうおそれがある。特に、渦巻線香のような長時間燃焼し続ける線香では、そのような問題が起きやすい。
本考案は、このような点に鑑みなされたもので、風雨により燃焼中の線香が途中で消えてしまうことを確実に防止できる墓前用香炉を提供することを目的とする。
請求項1に記載された考案は、上面が開口された有底箱形の香炉本体と、上記香炉本体の上面開口部に開閉自在に取り付けられた上蓋と、上記香炉本体の前面に開口された線香挿入口と、上記線香挿入口に開閉自在に取り付けられた前扉と、上記線香挿入口より下側で上記香炉本体の内部に設けられた通気性を有する線香受け体と、上記香炉本体の底板部に穿設された吸気穴と、上記香炉本体の上端部に設けられ、上記香炉本体の上面開口部に閉じられた上記上蓋の周側板により排気用間隙を介して覆われた排気用開口部とを具備した墓前用香炉である。
請求項2に記載された考案は、請求項1記載の墓前用香炉において、上記香炉本体内に棒状に立設された渦巻線香用の線香立と、上記線香立に着脱自在に嵌着された渦巻線香を装着するための渦巻線香装着具とを具備したものである。
請求項3に記載された考案は、請求項1または2記載の墓前用香炉において、上記上蓋の内面側に取り付けられた熱反射板を具備したものである。
請求項4に記載された考案は、請求項1乃至3のいずれか記載の墓前用香炉における上記線香受け体として、上記香炉本体内に金網が着脱自在に設けられ、上記金網は、所定間隔ごとに山形断面に折曲加工された複数の突条部を備えたものである。
請求項1記載の考案によれば、香炉本体の前面に開口されて前扉が開閉自在に取り付けられた線香挿入口より下側で上記香炉本体の内部に通気性を有する線香受け体が設けられ、上記香炉本体の底板部に吸気穴が穿設され、上記香炉本体の上端部に、この香炉本体の上面開口部に閉じられた上蓋の周側板により排気用間隙を介して覆われた排気用開口部が設けられた墓前用香炉であるので、この墓前用香炉が横風を伴なう風雨に晒されたときに、上記排気用開口部から上記香炉本体内に浸入しようとする雨を、上記上蓋の周側板によりブロックして、上記香炉本体内への雨の浸入を防止でき、線香受け体上で燃焼中の線香が途中で消えてしまうことを確実に防止できる。
請求項2記載の考案によれば、香炉本体内に棒状に立設された渦巻線香用の線香立に、渦巻線香を装着するための渦巻線香装着具が着脱自在に嵌着されたので、香炉本体の外部で渦巻線香に着火をしてから香炉本体内に容易に設置できるとともに、燃焼時間の長い渦巻線香も燃焼途中で消えてしまうことを確実に防止できる。
請求項3記載の考案によれば、上蓋の内面側に取り付けられた熱反射板により、上蓋の内面側を線香の熱から保護できるとともに、線香に向けて熱を反射することで、燃焼中の線香が途中で消えてしまうことを確実に防止できる。
請求項4記載の考案によれば、線香受け体としての金網の所定間隔ごとに山形断面に折曲加工された複数の突条部により、線香などの荷重を支える金網の曲げ強度を向上できるとともに、金網と線香との間に隙間を生じさせて、金網と線香との接触面積を小さくするとともに隙間から線香に空気を供給しやすくすることで線香の燃焼を良くし、金網上で燃焼中の線香が途中で消えてしまうことを確実に防止できる。
本考案に係る墓前用香炉の一実施の形態を示す線香セット後の上蓋・前扉開放状態での斜視図である。 同上香炉の上蓋および前扉を閉めた状態での斜視図である。 同上香炉の一部を切り欠いた背面図である。 同上香炉の線香セット前の上蓋・前扉開放状態での斜視図である。 同上香炉の下面側の斜視図である。 同上香炉の線香受け体の拡大断面図である。 同上香炉の渦巻線香用の線香立から渦巻線香装着具を取り外した状態を示す斜視図である。
以下、本考案を、図1乃至図7に示された一実施の形態に基いて詳細に説明する。
図1乃至図3に示されるように、有底箱形すなわち角箱状に形成された香炉本体11の上面は開口されており、その上面開口部12に上蓋13が開閉自在に取り付けられている。この上蓋13は、天板部14の4方に周側板としての前板部15、周側板としての左右の側板部16,17および後板部18が設けられている。
香炉本体11の前面には線香挿入口21が開口されており、この線香挿入口21には、前扉22が蝶番23により開閉自在に取り付けられている。
図2に示されるように、香炉本体11、この香炉本体11に対し開閉自在の上蓋13および前扉22、上蓋13の上面に溶接付けされた取手24、香炉本体11の下部4隅に溶接付けされた脚部25などの外観部材は、不燃の材料で構成し、永年使用に耐えるように仕上げる。例えば、鉄材の表面に亜鉛の熔融鍍金を施し、さらに下地塗装をした上で、アクリル樹脂焼付仕上げなどの塗装をすることで、十数年以上の野外使用に耐えるようにする。
図3に示されるように、香炉本体11の背面上部には、1対の軸支筒26が溶接付けされ、これらの軸支筒26で支持された横棒状の支軸27に、上蓋13の後板部18に溶接付けされた軸受環28が回動自在に嵌合され、上蓋13の蝶番が構成されている。
図1に示されるように、上蓋13を開けると、香炉本体11の上面開口部12を開放できるので、この上面開口部12からも、着火した線香Aおよび渦巻線香Bを安全に収納できるようにし、また、上蓋13の内面側には、上蓋閉じ状態で線香Aおよび渦巻線香Bと対向する位置に、複数組のネジ29および雌ネジ30によりステンレス鋼などの熱反射板31が取り付けられている。
図4に示されるように、香炉本体11の右側の側板部11bと、上蓋13の右側の側板部17とに、棒材32を挿入するための横穴33,34が穿設されており、上蓋13にはチェン35の基端がネジ36および雌ネジで固定され、このチェン35の先端に棒材32が連結されているので、本香炉を持ち運ぶ際に、香炉本体11に上蓋13を閉じて、これらの横穴33,34に棒材32を挿入すると、香炉本体11と上蓋13とを一体化でき、上蓋13の取手24のみで本香炉を持ち運ぶことができる。
前扉22は、図2に示されるように、その上部中央に開閉操作用の摘み37を備え、その下部に取り付けられた前記蝶番23を支点に手前下方へ開くとともに上方へ閉じることができ、また、図4に示されるように前扉22の上部中央と香炉本体11の上部中央とに取り付けられた係合金具38,39により閉じ状態を維持できる。
図3乃至図5に示されるように、上蓋13の前板部15および左右の側板部16,17と、香炉本体11の対応する3方との間には、水平方向に設けられた十分な排気用間隙41,42があり、かつ香炉本体11の左右の側板部11a,11bの上端部には、凹状の排気用開口部としての切欠凹溝部43,44がそれぞれ形成され、これらの切欠凹溝部43,44は、香炉本体11の上面開口部に閉じられた上蓋13の左右の側板部16,17により排気用間隙42を介して覆われている。そして、線香Aおよび渦巻線香Bの煙は、これらの切欠凹溝部43,44から上記排気用間隙41,42を通して香炉本体11の3方より外部に排出される。
図5に示されるように、香炉本体11の底板部11cには、複数の吸気穴45が穿設されている。これらの吸気穴45は、通気量が少なすぎると酸欠状態により線香Aおよび渦巻線香Bの火が消え、また通気量が多すぎると風圧により線香Aおよび渦巻線香Bが持ち上がるおそれがあるので、予め調整された大きさに形成されているが、設置場所の状況に応じて現場でも通気量を調整する必要がある。
そこで、これらの吸気穴45には通気量を調整する通気量調整ボルト46がそれぞれ遊嵌され、これらの通気量調整ボルト46と底板部11c上で螺合するナットによりそれぞれ脱落係止されている。これらの通気量調整ボルト46とナットとを例えば緩める方向に調整すると、吸気穴45と通気量調整ボルト46との間隙を経て香炉本体11内に吸い込まれる吸気量を増加させることができる。
香炉本体11内には、線香挿入口21より下側で前板内面と後板内面とに沿って横方向のバー(図示せず)がそれぞれ設けられており、これらの前後のバーに掛け渡すようにして、図1に示されるように通気性を有する線香受け体としてのステンレス鋼製の金網47が着脱自在に架設され、この金網47の上に線香Aを載せるように構成されている。線香受け体としては、通気孔を有する他の不燃性材料を用いてもよい。
金網47の下面は、香炉本体11の底板部11cにて横方向1列に配列された複数の支持ボルト48により支持されている。これらの支持ボルト48は、香炉本体11の底板部11c上でこれらの支持ボルト48に螺合されたナットにより底板部11cに固定されている。
図4に示されるように、金網47は、左右方向の所定間隔ごとに前後方向に図6に示された山形断面に折曲加工された複数の突条部47aを備えたので、これらの突条部47aのみで金網47と線香Aとが接触し、他の箇所では金網47と線香Aとの間に隙間49が形成される。
図4に示されるように、香炉本体11内には、正面から見て左側に渦巻線香用の線香立51が棒状に立設されている。この渦巻線香用の線香立51に、図1および図7に示されるように渦巻線香Bを装着するための渦巻線香装着具52が着脱自在に嵌着されている。
図7に示されるように、この渦巻線香装着具52は、金属直管53に逆ハート型の渦巻線香受板54を溶接付けして、この渦巻線香受板54の外面側に不燃材料を付着させたものであり、金属直管53の頭部55は、渦巻線香受板54より突出しているので、この金属直管53の頭部55に渦巻線香Bの中央部に設けられた穴を嵌着することで、渦巻線香Bを簡単に取り付けることができる。逆ハート型の渦巻線香受板54は、渦巻線香Bの種々の径に対応できる。
金属直管53の下部56は、渦巻線香受板54より下方へ突出しており、金網47を介して線香立51の係止部57により係止される。線香立51の下部は、ネジ棒58を利用し、このネジ棒58の下部に螺合する雌ネジ59を用いて線香立51を香炉本体11の底板部11cに固定するとともに、ネジ棒58の上部に螺合する雌ネジを上記係止部57として、その係止部57の高さを調整する。
次に、この墓前用香炉の使用方法を説明する。
先ず、本香炉を持ち運ぶときは、図2に示されるように香炉本体11に上蓋13を閉じて、これらの横穴33,34に棒材32を挿入し、香炉本体11と上蓋13とを一体化し、上蓋13の取手24を持って移動する。
墓前に本香炉を据える際は、図5に示されるように香炉本体11の底板部11cに設けられた通気量調整ボルト46とナットとを緩めたり締めたりして、吸気穴45と通気量調整ボルト46との間隙を通って香炉本体11内に吸い込まれる吸気量を調整する。
線香Aおよび渦巻線香Bを供えるときは、図1に示されるように棒材32を外して上蓋13を開けると、香炉本体11の上面開口部12を開放できるので、この上面開口部12から、着火した渦巻線香Bを香炉本体11内に収納する。
その際、外部で着火した渦巻線香Bの中央部の穴を、香炉本体11内の線香立51に嵌着された渦巻線香装着具52の頭部55に嵌着すると、渦巻線香Bを簡単にセットできる。また、図7に示されるように香炉本体11内の線香立51から取り外した渦巻線香装着具52に渦巻線香Bをセットしてから、この渦巻線香装着具52を香炉本体11内の線香立51に戻してもよい。
前扉22は、その上部に取り付けられた摘み37を手前下方へ引き操作すると、図4に示されるように線香挿入口21を開くことができるので、この線香挿入口21から着火した線香Aを中に入れ、金網47に載せる。図2に示されるように上蓋13を閉じるとともに前扉22の摘み37を持ち上げて線香挿入口21を閉じると、香炉本体11内の線香Aおよび渦巻線香Bが外気の影響を直接受けることなく燃焼するので、雨の日や、風の日でも、長時間燃焼させることができる。
このような状態でも、空気は、香炉本体11の底部の通気量調整ボルト46とナットの螺合具合で調整された吸気穴45から香炉本体11内に吸込まれ、金網47を透過して線香Aおよび渦巻線香Bに酸素を供給し、これらの燃焼により生じた煙は、図3に示されるように香炉本体11の左右の側板部11a,11bの上部に設けられた切欠凹溝部43,44から、上蓋13の前板部15および左右の側板部16,17と、香炉本体11の対応する3方との間の排気用間隙41,42を通って外部へ流れ出る。
よって、線香Aおよび渦巻線香Bの燃焼を妨げることがないとともに、上蓋13の左右の側板部16,17により隠された位置にある切欠凹溝部43,44からは、横風などに乗った雨でも香炉本体11内へ侵入できない。
燃焼後の線香Aおよび渦巻線香Bの灰は、金網47を透過して香炉本体11内の底板部11c上に溜るので、所定量の灰が溜った段階で、上蓋13を開け、線香立51から渦巻線香装着具52を取り外し、金網47を香炉本体11内から取り出して、灰を香炉本体11の上面開口部12または線香挿入口21から外部へ掻き出す。
次に、この墓前用香炉の効果を説明する。
香炉本体11の前面に開口されて前扉22が開閉自在に取り付けられた線香挿入口21より下側で上記香炉本体11の内部に通気性を有する線香受け体としての金網47が設けられ、上記香炉本体11の底板部11cに吸気穴45が穿設され、上記香炉本体11の上端部に、この香炉本体11の上面開口部12に閉じられた上蓋13の左右の側板部16,17により排気用間隙42を介して覆われた排気用開口部としての切欠凹溝部43,44が設けられた墓前用香炉であるので、この墓前用香炉が横風を伴なう風雨に晒されたときに、上記切欠凹溝部43,44から上記香炉本体11内に浸入しようとする雨を、上記上蓋13の左右の側板部16,17によりブロックして、上記香炉本体11内への雨の浸入を防止でき、金網47上で燃焼中の線香Aが途中で消えてしまうことを確実に防止できる。
香炉本体11の底板部11cに穿設された吸気穴45は、弛緩状態の通気量調整ボルト46により通気可能に塞がれているので、墓石面などで跳ね返って吸気穴45を通り下方から上記香炉本体11内に浸入しようとする雨は、上記通気量調整ボルト46によりブロックされ、上記香炉本体11内へ下方から浸入した雨により燃焼中の線香Aが途中で消えてしまうことを確実に防止できる。
香炉本体11内に棒状に立設された渦巻線香用の線香立51に、渦巻線香Bを装着するための渦巻線香装着具52が着脱自在に嵌着されたので、香炉本体11の外部で渦巻線香Bに着火をしてから香炉本体11内に容易に設置できるとともに、燃焼時間の長い渦巻線香Bも燃焼途中で消えてしまうことを確実に防止できる。
上蓋13の内面側に取り付けられた熱反射板31により、上蓋13の内面側を線香Aおよび渦巻線香Bの熱から保護できるとともに、線香Aおよび渦巻線香Bに向けて熱を反射することで、燃焼中の線香Aおよび渦巻線香Bが途中で消えてしまうことを確実に防止できる。
金網47は、前後方向に山形断面に折曲加工された複数の突条部47aを備えたので、線香Aなどの荷重を支える金網47の前後方向の曲げ強度を向上できるとともに、金網47と線香Aとの間に隙間49を生じさせて、金網47と線香Aとの接触面積を小さくするとともに、この隙間49から線香Aに空気を供給しやすくすることで線香Aの燃焼を良くし、金網47上で燃焼中の線香Aが途中で消えてしまうことを確実に防止できる。
以上のように、本香炉は、墓、墓地などに線香Aまたは渦巻線香Bを少量または年回りなどで多量に供える場合でも、整然と長時間燃焼させることができる。特に、墓や墓地は、通常野外にあるため、雨の日、風の強い日、また寒い地方では雪などの天候に左右されることで、従来は線香を焚くことができないような状況下でも、本香炉は、線香Aまたは渦巻線香Bの長時間の燃焼を保障して、墓参りをする人々の仏様を供養する気持を十分に満たすことができる。
本考案は、墓前用香炉の製造販売等に係る産業において利用できる。
A 線香
B 渦巻線香
11 香炉本体
11c 底板部
12 上面開口部
13 上蓋
16,17 周側板としての左右の側板部
21 線香挿入口
22 前扉
31 熱反射板
42 排気用間隙
43,44 排気用開口部としての切欠凹溝部
45 吸気穴
47 線香受け体としての金網
47a 突条部
51 渦巻線香用の線香立
52 渦巻線香装着具

Claims (4)

  1. 上面が開口された有底箱形の香炉本体と、
    上記香炉本体の上面開口部に開閉自在に取り付けられた上蓋と、
    上記香炉本体の前面に開口された線香挿入口と、
    上記線香挿入口に開閉自在に取り付けられた前扉と、
    上記線香挿入口より下側で上記香炉本体の内部に設けられた通気性を有する線香受け体と、
    上記香炉本体の底板部に穿設された吸気穴と、
    上記香炉本体の上端部に設けられ、上記香炉本体の上面開口部に閉じられた上記上蓋の周側板により排気用間隙を介して覆われた排気用開口部と
    を具備したことを特徴とする墓前用香炉。
  2. 上記香炉本体内に棒状に立設された渦巻線香用の線香立と、
    上記線香立に着脱自在に嵌着された渦巻線香を装着するための渦巻線香装着具と
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の墓前用香炉。
  3. 上記上蓋の内面側に取り付けられた熱反射板
    を具備したことを特徴とする請求項1または2記載の墓前用香炉。
  4. 上記線香受け体として、上記香炉本体内に金網が着脱自在に設けられ、
    上記金網は、所定間隔ごとに山形断面に折曲加工された複数の突条部を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の墓前用香炉。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012012841A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Dainihon Co Ltd 香炉皿

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