JP3160022U - ゲーム機の硬貨投入装置 - Google Patents

Abstract

【課題】使用者が片手で硬貨投入の動作ができるようになり、硬貨投入のスピードを速め、かつ硬貨が落ちずにすむゲーム機の硬貨投入装置を提供する。【解決手段】制御台に設置され、溝があり硬貨を入れ、制御者に近い側に導出溝面があり、導出溝面に平面導出溝、導引溝、硬貨集め溝及び硬貨導引溝をもつ。平面導出溝が溝の底から上へ延伸し、角度のある傾斜を持っており、溝の底から上へ拡大する形状を持ち、導引溝が平面導出溝の上へ延伸しある角度に傾斜し、そして下から上へ縮まる形状になり、硬貨集め溝が平面導出溝の中央上にあり、硬貨導引溝が硬貨集め溝の上より導引溝の内部縮んだ端へ延伸し、内部縮んだ端に垂直の壁が形成される。垂直の壁の下における硬貨導引溝の底にまた貫通した一枚の硬貨が入る硬貨投入穴があり、硬貨導引溝は硬貨投入穴より下向きに傾斜する角度になっている。【選択図】図１

Description

本考案はゲーム機の硬貨投入装置に係り、特に片手で硬貨投入の操作を制御でき、硬貨投入のスピードを上げ硬貨を落とすことのないゲーム機の硬貨投入装置に関する。

従来のゲーム機というのは、特許文献１、２及び３の如く、基本構造が包括一スクリーン、制御台、硬貨投入穴及び硬貨退出穴であり、硬貨の投入を早め、便利にするため、硬貨投入穴の外に導引台を設け、導引台の下向き傾斜角度を持つ導引溝があり硬貨を積み重ねて置かせることにより、順に硬貨をその硬貨投入穴に投入させる。なお、あるゲーム機は硬貨退出穴のところに硬貨退出溝を増設し退出された硬貨を受け入れるものである。

特許文献１の技術は、主に硬貨投入穴の外に導引台を設け、導引台に下向き傾斜角度を持つ導引溝があり硬貨を積み重ねて置くことにより、順に硬貨をその硬貨投入穴に投入させることである。

しかし、従来のゲーム機は硬貨排出穴のところに硬貨排出溝を増設し排出された硬貨を受け入れ、硬貨が硬貨排出溝から離れない上に、片手で順に硬貨を硬貨排出溝の通路に平行に当て、一つ一つ動かし硬貨投入穴へ送る。ただし、このような硬貨投入の仕方は硬貨が落ちることはないが、スピードが遅い。

特許文献1、２及び３に記載している技術は、片手で他所または硬貨排出溝から複数の硬貨を取り出してから両手で硬貨をひと重ねに整理した後、それらの硬貨を導引溝に置き、順に硬貨投入穴へ投入することができるようにさせ、導引溝内の硬貨が使い切ってから順に上記の手順を繰り返す。ただし、硬貨取り、硬貨整理及び硬貨投入の手順は複雑で時間がかかる一方、硬貨投入のスピードに影響してしまい、それに硬貨がゲーム機と両手との間を伝送するうちに落ちることが頻発し、特に両手で硬貨をひと重ねに整理するとき、制御者はゲーム機または他の操作を同時にできないことになる。

台湾実用新案登録第Ｍ２４４５５３９号明細書 台湾実用新案登録第Ｍ２７１４１３８号明細書 台湾実用新案登録第Ｍ２７５０００６号明細書

そこで、本考案の主な目的は、使用者が片手で硬貨投入を操作できるようにし、硬貨投入スピードを速め、さらに硬貨も落ちずにすむができるゲーム機の硬貨投入装置を提供することにある。

上記の問題を解決するために、本考案は、ゲーム機の硬貨投入装置であって、制御台に設置され、溝があり硬貨を入れられ、溝が制御者に近い側に導出溝面があり、導出溝面に平面導出溝、導引溝、硬貨集め溝及び硬貨導引溝をもち、その平面導出溝が溝の底から上向きに延伸し、傾斜する角度を持ち、溝の底から上へ拡大する形状を持ち、導引溝が平面導出溝の上へ延伸しある角度に傾斜し、そして下から上へ縮まる形状になり、硬貨集め溝が平面導出溝の中央上にあり、硬貨導引溝が硬貨集め溝の上より導引溝の内部縮んだ端へ延伸し、内部縮んだ端に垂直の壁が形成され、それに垂直の壁の下における硬貨導引溝の底にまた貫通しており一枚の硬貨が入る硬貨投入穴があり、硬貨導引溝は硬貨投入穴より下向きに傾斜する角度になっていることを特徴とする。

本考案のゲーム機の硬貨投入装置によれば、掌が溝の底より硬貨をすくい取ったとき、導出溝面で角度を持つ平面導出溝により硬貨を平面に導かせ、合わせた指に積み重ね、そして硬貨集め溝により導引溝中央上端に押された硬貨を集め、列にし、導引溝により指に積み重ねた硬貨を中央向きに硬貨導引溝へ集中させ、そして他の順に積み重ねていない硬貨を両サイドから排出させ、硬貨導引溝で列に並んでいる硬貨が硬貨導引溝の傾斜度にあわせ、積み重ねた硬貨の底に対し緩めたり、抑えたりする力をかける方式により、硬貨を順に硬貨投入穴へ投入できることで、片手で硬貨投入の操作ができ、硬貨投入スピードを上げかつ硬貨落ち防止などの効果を発揮できる。

本考案の硬貨ゲーム機の立体図である。 本考案の硬貨ゲーム機の局所立体拡大図である。 本考案の好適な実施例１の立体図である。 本考案の好適な実施例１の俯瞰図である。 本考案の好適な実施例１の断面図である。 図５からとったＡ−Ａラインの断面図である。 図５からとったＢ−Ｂラインの断面図である。 本考案の好適な実施例１における硬貨の平面導出溝での動きイメージ図である。 本考案の好適な実施例１における硬貨の導引溝での動きイメージ図である。 本考案の好適な実施例１における硬貨の投入されるときの動きイメージ図である。 本考案の好適な実施例１において硬貨が投入されるときの動きイメージ図である。 本考案の好適な実施例２の立体図である。 本考案の好適な実施例２における硬貨の定位溝での動きイメージ図である。 本考案の好適な実施例３の立体図である。 本考案の好適な実施例３において硬貨が投入されるときの動きイメージ図である。

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。

図１と図２に示すように、この新案における第1実施例には、スクリーン1、制御台10及び硬貨投入装置2が含まれ、スクリーン1がゲームの画面を表示し、制御台10がスクリーン1の一側に設けられ、操作及びゲーム手順選択のために提供され、硬貨投入装置2が制御台10の上に設置され、排出された硬貨を受け入れそして制御者の硬貨投入によるゲーム起動のために提供される。中に、硬貨投入装置2は開口部が上向きの溝20をもっており、ゲーム機から排出された硬貨を置き、溝20の操作者に近いところに導出溝面30があり、導出溝面30の対面側の溝壁には硬貨排出穴21がある。

図３乃至図５に示すように、この新案におけるゲーム機の硬貨投入装置の具体的な実施について、導出溝面30には平面導出溝31、導引溝32、硬貨集め溝33及び硬貨導引溝34を持っており、中に平面導出溝31が溝20の底から上へ延伸し、傾斜する角度を持ち、それに溝20底から上に拡大する形状を持っている。導引溝3が平面導出溝31の上へ延伸し一側にある角度で傾斜しており、そして下から上へ縮める形状になっている。硬貨集め溝33が平面導出溝31の中央上にあり、平面導出溝31の中央にある硬貨を集め列にさせる。硬貨導引溝34が導引溝32の中央にあり、硬貨集め溝33の上端から導引溝32の内縮端へ延伸すること、内縮端に垂直状の壁340があり、なお壁340の下の硬貨導引溝34の底に貫通した一枚の硬貨が入れる硬貨投入穴341があり、また、硬貨導引溝34が硬貨投入穴341より下へある角度に傾斜しており、硬貨集め溝33で並んでいる硬貨を順に硬貨投入穴341へ導引させる。

図６に示すように、平面導出溝31は二つの両側から中央に傾斜する導引平面310からなり、掌が溝20の底よりすくい取った硬貨を平面導出溝31の上に移動する際に、その二つの導引平面310により中央へ傾斜する設計は、両側の硬貨を中央の硬貨集め溝33へ集中させることができる。

図７に示すように、導引溝32は二つの両側から中央に傾斜する導引面320からなり、硬貨が導引溝32において硬貨投入穴341の方へ移動するとき、その二つの導引面320により中央へ傾斜する設計は、両側の硬貨を中央の硬貨集め溝34へ集中させることができる。

図６及び図８に示すように、掌が溝20の底よりすくい取った硬貨を平面導出溝31の上に移動する際に、平面導出溝31が角度を持つ傾斜度及び二つの導引平面310の両側から中央へ傾斜する設計により、硬貨が倒れ、あわせた指に積み重なる。

図７及び図９に示すように、硬貨は導引溝32において硬貨投入穴341へと移動するとき、導引溝32の形状が縮み、そして二つの導引面320が中央へ傾斜する設計は、導引溝32において順にあわせた指に積み重ねている硬貨を中央向きに硬貨導引溝34へ集中させ、そして他の順に積み重ねていない硬貨を両サイドから排出させる。

図１０Ａ及び図１０Ｂ に示すように、硬貨が硬貨導引溝34において積み重ねられ、指がその積み重ねられた硬貨の底からそれを壁340に押すとき、最前端の一枚目の硬貨は二枚目の硬貨と壁340と硬貨投入穴341の上に挟まれる（図10(A)のごとく）。指が後ろに移動しその積み重ねられた硬貨への力が緩むと、二枚目以後の硬貨はその硬貨導引溝34の傾斜する角度に沿いある距離下がり、一枚目の硬貨が挟まれずに硬貨投入穴341に落ちることになる（図10(B)の如く）。こうすると、上記のようにその積み重ねた硬貨の底に対し緩めたり、抑えたりする力により、それら積み重ねられた硬貨を早く順番に硬貨投入穴341へ投入できる。

図１１及び図１２に示すように、この考案の好適な実施例２であり、その構造は好適な実施例１とほぼ同じであるが、好適な実施例２の導出溝面20にさらに定位溝35があり、定位溝35が硬貨投入口341から硬貨導引溝34と硬貨集め溝33の中央を経、平面導出溝31の下方中央へ延伸し、定位溝35の幅は硬貨の厚みより小さく、そして両側の溝際がそれぞれ定位円弧面350になり、定位溝35の上より経由する硬貨はその溝際両側の定位円弧面350の矯正により硬貨が自動的に整然と列になる効果がある。

図１３及び図１４に示すように、この考案における好適な実施例３であり、その構造は好適な実施例１とほぼ同じであるが、実施例３において壁340の上に突き出し36があり、そのトップが硬貨投入穴341へ向く方向にフランジ360があり、硬貨が押された壁340に当たるとき、その突き出し36の妨げにより、大きな施力の原因で壁340の上から落ちることはない。

本考案は、片手で溝20の底から硬貨を掬い取り、硬貨を平面導出溝31及び導引溝32に沿わせ硬貨投入穴341へと移動させ、硬貨は自動にひと重ねに整理し硬貨集め溝33に沿い、硬貨導引溝34に集め積み重ねられ、そして指でその積み重ねた硬貨の底に対し連続に緩めたり、抑えたりする力をかける方式により、硬貨が順に硬貨投入穴341へ投入できる。こうすると片手で硬貨を取ったり、整理したり、投入したりする一連の操作ができ、硬貨を投入してもゲーム機の操作に影響せずに、それに硬貨が投入されるとき手を硬貨投入装置2から離さないでよいので、大幅に硬貨の投入スピードを速めることができ、硬貨も落ちずにすむ。

本考案に係るゲーム機の硬貨投入装置は工業製造技術により大量に製造できる。

１：スクリーン、１０：制御台、２：硬貨投入装置、２０：溝、２１：硬貨排出穴、３０：導出溝面、３１：平面導出溝、３１０：導引平面、３２：導引溝、３２０：導引面、３３：硬貨集め溝、３４：硬貨導引溝、３４０：壁、３４１：硬貨投入穴、３５：定位溝、３５０：定位円弧面、３６：突き出し、３６０：フランジ、

Claims (6)

1. ゲーム機の硬貨投入装置であって、
   ゲーム機がスクリーン及び制御台を持ち、硬貨投入装置は制御台に設置され、上向きの溝があり硬貨を入れ、溝において制御者に近い側に導出溝面を持ち、導出溝面に平面導出溝、導引溝、硬貨集め溝及び硬貨導引溝があり、
   平面導出溝というのは、溝の底から上へ延伸し傾斜角度を持ち、溝の底から上へ拡大する形状を持ち、掌が溝の底よりすくい取った硬貨を平面に導かせ、合わせた指に積み重ね、
   導引溝というのは、平面導出溝の上へ延伸しある角度に傾斜し、そして下から上へ縮める形状になり、合わせた指に積み重ねる硬貨を中央に集中させ、順に積み重ねていない硬貨を両サイドより排出させ、
   硬貨集め溝というのは、平面導出溝の中央上にあり、平面導出溝中央にある硬貨を集め、列にし、
   硬貨導引溝というのは、導引溝中央にあり、硬貨集め溝の上より導引溝の内部縮め端へ延伸し、内部縮んだ端に垂直の壁が形成され、それに垂直の壁の下における硬貨導引溝の底にまた貫通した一枚の硬貨が入る硬貨投入穴があり、硬貨導引溝は硬貨投入穴より下向きに傾斜する角度になり、硬貨集め溝に並んでいる硬貨を順に硬貨投入穴へ導引させることを特徴とする、ゲーム機の硬貨投入装置。
2. 請求項１に記載のゲーム機の硬貨投入装置において、平面導出溝が二つの両側から中央に傾斜している導引平面より構成され、導引溝が二つの両側から中央に傾斜している導引平面より構成されることを特徴とする、ゲーム機の硬貨投入装置。
3. 請求項１に記載のゲーム機の硬貨投入装置において、導出溝面に定位をもち、定位溝は硬貨投入穴が硬貨導引溝及び硬貨集め溝の中央により平面導出溝中央の下に延伸し、定位溝の幅が硬貨の厚みより狭く、両側の溝際にはそれぞれ定位円弧面を持っていることを特徴とする、ゲーム機の硬貨投入装置。
4. 請求項１または３に記載のゲーム機の硬貨投入装置において、壁の上に上向きの突き出しがあることを特徴とする、ゲーム機の硬貨投入装置。
5. 請求項４に記載のゲーム機の硬貨投入装置において、最上部が硬貨投入穴の方へ向く方向の突き出し際を持っていることを特徴とする、ゲーム機の硬貨投入装置。
6. 請求項１に記載のゲーム機の硬貨投入装置について、溝にある導出溝面の向こう側の壁に硬貨排出穴があることを特徴とする、ゲーム機の硬貨投入装置。