JP3159593U - 関節ねじれ防止サポータ - Google Patents
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Abstract
Description
更に、このサポータの場合、一対の部位の血行が不良となり、むくみが出やすいという問題も無視できなかった。
本考案は、これを解決した関節ねじれ防止サポータを提供することを目的としている。
一方、部位1又は2のうちの何れかのみがねじられようとする場合、即ち、関節3に対し部位がねじられようとするときは、上記の中立状態が破られることになるので、中立状態に戻ろうとするバンドS、Sの引っ張り力により部位のねじれが規制されてねじれが防止されることになる。又、この場合、互い違いに巻装された二股状のバンドの二股の中央には膝関節における膝蓋骨や足関節における踝等の関節の出っ張っている部分や屈曲時に出っ張る部分が挟まれて位置するので、バンド同士を反対方向に引っ張って固着することによりバンドによりこれらの部分が固定されると共に保護されることとなる。
(1)従来のサポータでは困難であった関節部分のねじれを防止できるので、ねじれに起因する痛みや障害が解消され、結果的に上記の人体の不自然な動きを規制することができる。
(2)筒状のサポータ本体の強圧力によってねじれを防止するのでなく、互い違いに引っ張った一対のバンドが中立状態に戻ろうとする引っ張り力によりねじれを防止するので、強圧力をもって筒状のサポータ本体で関節部を覆う必要がなく、関節の屈曲方向の運動を規制することなく、日常生活を行いながら装着するサポータが実現される。
(3)同様の理由により、サポータにより血行が不良となり、むくみが出ることがない。
(4)同様の理由により、強圧力を維持するために筒状のサポータ本体の生地を厚くする必要がなく、素材が薄くてもバンドの引っ張り力があれば効果は変わらないので、薄くて軽い装着感が軽快なサポータが実現できる。
(5)バンドを引っ張る力の加減によりねじれ防止の強弱を加減できるので、症状に応じたサポータを実現できる。
(6)簡易な構成なので安価なサポータを実現できる。
本考案のサポータは典型例として、膝関節、足関節、肘関節に実施することが想定し得るが、その他の関節部分にも実施可能なことはいうまでもない。以下、膝関節用のサポータ及び足関節用のサポータの具体的実施例について説明する。尚、肘関節用のサポータについては膝関節用のサポータと略同様の構成となるのでその実施例は記載しない。
尚、この実施例においてはサポータ本体20の両側面に足関節を押圧又は補強するための副金又はクッション材又はこれらの結合からなる補強部材23、23を配している(図1参照)。
サポータ本体20の足の挿入側には足を挿入しやすいように切り欠き21を設けている。又、サポータ本体20の踝F4に対応する箇所には踝F4が露出すべき窓22を設けている。
尚、サポータ本体20はここに開示した筒状のものに限られず、例えばベルト状のものであってもよいことは勿論である。
又、バンド27の結合部27Dには延長片28が結合され、この延長片28の先端裏側にはフック状のベルベットファスナー29が設けられる。又、バンド24の結合部24Dの裏側にはフック状のベルベットファスナー25が設けられる。
(1)足関節F2及びその上下の下腿部F3及び足部F1の一部(以下、「関節部」と称する。)を覆うように、サポータ本体20をこれらに外嵌する(図2参照)。
(2)一方のバンド24の結合部24Dを関節部に対し時計方向に巻き付けると共に股部をもって踝F4に係止する(図2乃至図4参照)
(3)上記のバンド24の結合部24Dをその裏面に設けたベルベットファスナー25によりサポータ本体20の左側面に仮固着する(図5参照)。
(4)他方のバンド27の結合部27Dを関節部に対し反時計方向に巻き付けると共に股部をもって踝F4に係止する(図6参照)。
(5)上記のバンド27の結合部27Dの延長片28を更に反時計方向に巻き付ける(図7参照)。
(6)上記のバンド27の結合部27Dの延長片28を収縮方向の引っ張り力に反してバンド24の結合部24Dまで引っ張り、裏面のベルベットファスナー29によりバンド27の結合部27Dの表面に固着する(図8及び図9参照)。
(7)以上の結果、下腿部F3及び足部F1は一対のバンド24、27により互いに逆方向にねじられようとするが、ねじり方向が逆なので互いのねじり方向への引っ張り力が中立を保つこととなり、足関節F2に対し下腿部又は足部がねじられようとするときは、中立状態に戻ろうとするバンド24、27の引っ張り力によりねじれが防止されることになる。
又、この場合、互い違いに巻装された二股状のバンドの二股の中央には足部F4の踝F4が係止された状態で位置するので、バンド24、27同士が反対方向に引っ張られて固着されることにより足関節が固定されると共に保護されることとなる。
尚、この実施例においてはサポータ本体10の両側面に足関節を押圧又は補強するための副金又はクッション材又はこれらの結合からなる補強部材11、11を配している(図10参照)。
又、膝関節L3箇所の正面には膝関節L3の屈曲を妨げないように膝蓋骨の頂部箇所が露出すべき窓14を設けると共に、この窓14の周囲に膝蓋骨を保護するための副金又はクッション材又はこれらの結合からなる補強部材12を環状に配している(図10参照)。
尚、サポータ本体10はここに開示した筒状のものに限られず、例えばベルト状のものであってもよいことは勿論である。
又、バンド13及び17の表面は後記するバンドのベルベットファスナー18、19のフック部が係止可能なループを有する繊維状としている。これらのバンド13及び17はそれぞれの帯状体13B、17Bの始端がサポータ本体10の図示しない裏側の大腿部L2箇所に固着されると共に、帯状体13A、17Aの始端が同じくサポータ本体10の裏側の下腿部L1箇所に固着される。
この場合、各バンド13及び17は互いの終端13C及び17Cが反対方向を指向するように対称方向に固着される(図10参照)。
又、バンド13の結合部13Dには延長片15が結合され、結合部13D及び延長片15の先端裏側にはそれぞれフック状のベルベットファスナー19及び16が設けられる。又、バンド17の結合部17Dの裏側にはフック状のベルベットファスナー18が設けられる。
(1)膝関節L3及びその上下の大腿部L2及び下腿部L1の一部(以下、「関節部」と称する。)を覆うように、サポータ本体10をこれらに外嵌する(図10参照)。
(2)一方のバンド17の結合部17Dを関節部に対し時計方向に巻き付け、結合部17Dをその裏面に設けたベルベットファスナー18によりサポータ本体10の左側面に仮固着する(図11参照)。
(3)他方のバンド13の結合部13Dを関節部に対し反時計方向に巻き付け、結合部13Dをその裏面に設けたベルベットファスナー19によりサポータ本体10の右側面に仮固着する(図12参照)。
(4)他方のバンド13の結合部13Dの延長片15を更に関節部に反時計方向に巻き付ける(図13参照)。
(5)上記のバンド13の結合部13Dの延長片15を収縮方向の引っ張り力に反してバンド17の結合部17Dまで引っ張り、裏面のベルベットファスナー16によりバンド17の結合部17Dの表面に固着する(図14及び図15参照)。
(6)以上の結果、大腿部L2及び下腿部L1は一対のバンド13、17により互いに逆方向にねじられようとするが、ねじり方向が逆なので互いにねじり方向への引っ張り力が中立を保つこととなり、膝関節L3に対し大腿部又は下腿部がねじられようとするときは、中立状態に戻ろうとするバンド13、17の引っ張り力によりねじれが防止されることになる。
又、この場合、互い違いに巻装された二股状のバンドの二股の中央には膝関節L3の膝蓋骨が挟まれて位置するので、バンド13、17同士が反対方向に引っ張られて固着されることにより膝関節が確実固定されると共に保護されることとなる。
2・・・・関節の一対の部位
3・・・・関節
10・・・・サポータ本体
11・・・・補強部材
12・・・・補強部材
13・・・・バンド
13A・・・・帯状体
13B・・・・帯状体
13C・・・・終端
13D・・・・結合部
14・・・・窓
15・・・・延長片
16・・・・ベルベットファスナー
17・・・・バンド
17A・・・・帯状体
17B・・・・帯状体
17C・・・・終端
17D・・・・結合部
18・・・・ベルベットファスナー
19・・・・ベルベットファスナー
20・・・・サポータ本体
21・・・・切り欠き
22・・・・窓
23・・・・補強部材
24・・・・バンド
24A・・・・帯状体
24B・・・・帯状体
24C・・・・終端
24D・・・・結合部
25・・・・ベルベットファスナー
27・・・・バンド
27A・・・・帯状体
27B・・・・帯状体
27C・・・・終端
27D・・・・結合部
28・・・・延長片
29・・・・ベルベットファスナー
S1・・・・サポータ
S2・・・・サポータ
S3・・・・サポータ
S・・・・バンド
SA・・・・帯状体
SB・・・・帯状体
SC・・・・終端
L1・・・・下腿部
L2・・・・大腿部
L3・・・・膝関節
F1・・・・足部
F2・・・・足関節部
F3・・・・下腿部
F4・・・・踝
Claims (10)
- 足関節及びその上下の下腿部及び足部の一部を関節の屈曲を妨げない程度の押圧力をもって覆うベルト状又は筒状のサポータ本体と、終端において結合すると共に本体において一対の帯状体として二股状に独立している弾性素材よりなるバンドを一対備えたサポータにして、二股のそれぞれの帯状体を足関節を挟んだサポータ本体表側の下腿部及び足部箇所に振り分けて固着した各バンドをそれぞれ互い違い方向に足関節及びその上下の下腿部及び足部に対して巻装自在とすると共に、巻装時に各バンドの終端の股部をもって踝に係止自在とし、更に各バンドの終端同士を固着自在としたことを特徴とする関節ねじれ防止サポータ。
- サポータ本体の踝に対応する箇所を窓状に切り欠いた請求項1記載の関節ねじれ防止サポータ。
- サポータ本体の両側面に、サポータの全長方向に沿った補強部材を配した請求項1又は請求項2に記載の関節ねじれ防止サポータ。
- 終端において結合すると共に本体において一対の帯状体として独立している二股状の弾性素材よりなるバンドを対称方向に一対備えたサポータにして、各バンドのそれぞれの帯状体を関節により結合されている人体の一対の部位に振り分けて装着する手段を備えると共に、人体の一対の部位に対して互い違いに巻装する各バンドの終端を固定する手段を備えたことを特徴とする関節ねじれ防止サポータ。
- 関節付近の人体の一対の部位を覆うサポータ本体に対し、二股状のバンドのそれぞれの帯状体を固着することにより、バンドの帯状体を人体の一対の部位に振り分けて装着する手段とした請求項4に記載の関節ねじれ防止サポータ。
- 関節により結合されている人体の一対の部位は、膝関節により結合されている大腿部及び下腿部である請求項4又は請求項5に記載の関節ねじれ防止サポータ。
- 関節により結合されている人体の一対の部位は、肘関節により結合されている上腕部及び前腕部である請求項4又は請求項5に記載の関節ねじれ防止サポータ。
- 関節により結合されている人体の一対の部位は、足関節により結合されている下腿部及び足部である請求項4又は請求項5に記載の関節ねじれ防止サポータ。
- 膝関節及びその上下の大腿部及び下腿部の一部を関節の屈曲を妨げない程度の押圧力をもって覆うベルト状又は筒状のサポータ本体と、終端において結合すると共に本体において一対の帯状体として二股状に独立している弾性素材よりなるバンドを一対備えたサポータにして、二股のそれぞれの帯状体を膝関節を挟んだサポータ本体裏側の大腿部及び下腿部箇所に振り分けて固着した各バンドをそれぞれ互い違い方向に膝関節及びその上下の大腿部及び下腿部に対して巻装自在とすると共に、各バンドの終端同士を固着自在としたことを特徴とする関節ねじれ防止サポータ。
- サポータ本体の両側面に、サポータの全長方向に沿った補強部材を配した請求項9に記載の関節ねじれ防止サポータ。
Priority Applications (1)
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JP2010001426U JP3159593U (ja) | 2010-03-05 | 2010-03-05 | 関節ねじれ防止サポータ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010001426U JP3159593U (ja) | 2010-03-05 | 2010-03-05 | 関節ねじれ防止サポータ |
Publications (1)
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JP3159593U true JP3159593U (ja) | 2010-05-27 |
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ID=54862848
Family Applications (1)
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JP2010001426U Expired - Lifetime JP3159593U (ja) | 2010-03-05 | 2010-03-05 | 関節ねじれ防止サポータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3159593U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020523129A (ja) * | 2017-06-15 | 2020-08-06 | アヴェント インコーポレイテッド | スチームポップを低減し、高周波アブレーション中に組織の安定性を高めるためのデバイス |
-
2010
- 2010-03-05 JP JP2010001426U patent/JP3159593U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020523129A (ja) * | 2017-06-15 | 2020-08-06 | アヴェント インコーポレイテッド | スチームポップを低減し、高周波アブレーション中に組織の安定性を高めるためのデバイス |
US12029617B2 (en) | 2017-06-15 | 2024-07-09 | Avent, Inc. | Device to reduce steam pops and increase tissue stability during radiofrequency ablation |
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