JP3159108U - 遠赤土鍋

Info

【課題】遠赤外線により熱伝導率を高め、調理効果並びに保温効果を高めることができる土鍋を提供する。【解決手段】土鍋の底部を構成する陶土の中心部に、平面状に炭素繊維を入れ、底部を三層構造とする。【選択図】図１

炭素繊維は強度があり、不燃性、腐食性であり、輻射熱として遠赤外線を放出する。
遠赤外線は、水分に対し熱伝導力があり、食材の中まで熱を浸透させる効果がある。
炭素繊維の有するこのような特性を活かし、調理に使用される土鍋を、さらに熱伝導と保温力を高めることにより、熱効率が高く使い勝手の良いものにする。

従来の土鍋は、鉄や銅等の金属を素材にした鍋と比較すると、熱伝導が遅く、重量がある、壊れやすい等の欠点はあった。

従来の土鍋に比較して、炭素繊維を使用することにより、強度を高めることにより軽量化を図るとともに、遠赤外線効果により熱伝導と保温力を高めること考案した。

課題を解決する為の手段

上記の課題を解決するために、土鍋を製造する過程で、原型を構成する粘土の中間に、平面状にシート状の炭素繊維を挟み込んで形成し、焼成する方法を考案した。

土鍋の製造工程の成型の段階で、［書類名］図面の［図１］で示すとおり、土質（粘土）と土質（粘土）の中間に、平面状の炭素繊維を挟んで成形し製造する。

考案の効果

炭素繊維を使用することにより、土鍋の強度があがり軽量化が図れるとともに、炭素繊維が輻射熱として放出する遠赤外線は、水分に対する熱伝導が良いため調理効果が上がり、燃料を削減する効果がある。

の土鍋底部の断面図に示したごとく、土鍋を成形するとき、土質（粘土）部分（１）の中心に平行して層をなすように平面状の炭素繊維（２）を入れて焼成する。

〔書類名〕図面の符号は、以下のとおりである。
（１）土質（粘土）部分
（２）炭素繊維

土鍋の底部を示した断面図である。土鍋の底部の断面の一部を拡大して示した断面図である。