JP3159022U - 密閉形電線ヒューズ - Google Patents

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雄一 白井
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Abstract

【課題】信頼性を維持しながら、所望の溶断特性が容易に得られる密閉形電線ヒューズを提供する。【解決手段】配電線路における引込線に接続される密閉形電線ヒューズにおいて、引込線に接続される一対の接続端子1L,1Rと、過負荷電流域で溶断する可溶体11と、短絡電流域で溶断する一対のしゃ断体12L,12Rと、を有し、一対の接続端子1L,1R間に電流通路を形成するように、一対のしゃ断体12L,12Rの一端部を可溶体11の両端部に鋳造成形により接合し、他端部を一対の接続端子1L,1Rに接合する。【選択図】図2

Description

本考案は、配電線路における引込線に接続される密閉形電線ヒューズに関するものである。
従来の密閉形電線ヒューズとして、例えば、過負荷電流域で溶断する可溶体が、はんだにより長尺に鋳造成形され、この可溶体の両端部に、銅または黄銅製の一対のリベットからなる可溶体リードが、はんだにより包み込まれて可溶体の鋳造成形により接合されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示の密閉形電線ヒューズにおいては、一方の可溶体リードに、しゃ断体収容室を形成する仕切板を保持する仕切ピンを介してしゃ断体が接合され、これにより可溶体としゃ断体とが直列接続されたヒューズエレメントが形成されている。そして、このヒューズエレメントのしゃ断体の遊端が、引込線に接続される一方の接続端子に接合され、他方の可溶体リードの遊端が、引込線に接続される他方の接続端子に接合されて、ヒューズエレメント全体が外装部材で密閉されている。
なお、しゃ断体は、仕切ピンの接合部と接続端子の接合部との間の中央部分が、短絡電流域で溶断するようにプレス加工により平板状に形成されているとともに、外装部材およびヒューズエレメントとの線膨張率の違いにより発生する熱応力を吸収するように湾曲して形成されている。
実用新案登録第3131231号公報
上記特許文献1に開示の密閉形電線ヒューズにおいては、はんだを鋳造成形して可溶体を構成するとともに、その鋳造成形により、一対の可溶体リードの頭部をはんだで包み込むように可溶体に接合している。したがって、可溶体を構成するはんだ組織に「溶融した部分」と「溶融していない部分」との境界が生じることがなく、はんだ組織を一様にできるので、熱応力による不所望な亀裂等の発生を有効に防止でき、信頼性を向上できる利点がある。
しかしながら、本発明者らによる検討によると、上記の密閉形電線ヒューズには、さらに改良すべき点があることが判明した。すなわち、上記の密閉形電線ヒューズは、しゃ断体が可溶体の一端部側にのみ接続されている。このため、過負荷電流域でのしゃ断体の発熱が、近傍の可溶体の一方の側に偏って作用することになり、所望の溶断特性を得るのが比較的難しい。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本考案の目的は、信頼性を維持しながら、所望の溶断特性が容易に得られる密閉形電線ヒューズを提供することにある。
上記目的を達成する本考案は、配電線路における引込線に接続される密閉形電線ヒューズにおいて、
前記引込線に接続される一対の接続端子と、
過負荷電流域で溶断する可溶体と、
短絡電流域で溶断する一対のしゃ断体と、を有し、
前記一対の接続端子間に電流通路を形成するように、前記一対のしゃ断体の一端部が前記可溶体の両端部に鋳造成形により接合され、前記一対のしゃ断体の他端部が前記一対の接続端子に接合されている、ことを特徴とするものである。
本考案の好適実施の形態においては、前記可溶体の近傍で、前記一対のしゃ断体の少なくとも一方に蓄熱体が結合されている、ことを特徴とするものである。
さらに、本考案の好適実施の形態においては、前記一対のしゃ断体の少なくとも一方は湾曲した熱緩衝部を有する、ことを特徴とするものである。
本考案によると、一対の接続端子間に電流通路を形成するように、可溶体が、その両端部側において、それぞれしゃ断体を介して接続端子に接続されているので、可溶体に対して両端部側のしゃ断体の発熱を一様に作用させることができ、所望の溶断特性を容易に得ることが可能となる。しかも、可溶体の両端部に接合されるしゃ断体は、それぞれ可溶体の鋳造成形により接合されているので、可溶体に熱応力が集中しにくくなり、信頼性を維持することが可能となる。
本考案の一実施の形態に係る密閉形電線ヒューズの全体構成を示す外観図および断面図である。 図1のヒューズエレメントの構成を示す外観図および断面図である。
以下、本考案の実施の形態について、図を参照して説明する。
図1および図2は、本考案の一実施の形態に係る密閉形電線ヒューズを示すもので、図1(a)および(b)は全体構成を示す外観図および縦断面図、図2(a)および(b)は図1のヒューズエレメントの構成を示す外観図および縦断面図である。本実施の形態に係る密閉形電線ヒューズは、配電線路における引込線に接続されるもので、引込線に直列に接続される一対の接続端子1L,1Rと、これら接続端子1L,1R間に接続されたヒューズエレメント2と、ヒューズエレメント2を収容する絶縁性の内筒3および外筒4とを備える。
接続端子1L,1Rは、例えば銅製で、表面にはすずめっきが施されている。内筒3は、例えば透明な耐熱ガラスからなり、その両端部は接続端子1L,1Rを貫通して設けられた絶縁性のパッキン5L,5Rにより水密に閉塞されている。パッキン5L,5Rは、例えばシリコンゴムからなり、内筒3の両端部に装着後、接続端子1L,1Rに被せられた固定カラー6L,6Rにより接続端子1L,1Rに固定される。なお、固定カラー6L,6Rは、例えば銅製で、表面にはすずめっきが施されている。
外筒4は、例えば透明なポリカーボネート樹脂からなり、内筒3を収容するように配置されている。この外筒4の両端部は、固定カラー6L,6Rを貫通して設けられた例えばポリカーボネート樹脂からなる絶縁性の内蓋7L,7Rにより閉塞されている。また、外筒4の両端部は、固定カラー6L,6Rを覆うように接続端子1L,1Rを貫通して設けられた、例えばポリカーボネート樹脂からなる絶縁性のキャップ8L,8Rで覆われている。これらキャップ8L,8Rから露出する接続端子1L,1Rは、例えば塩化ビニル樹脂からなる絶縁性の端子カバー9L,9Rで覆われるようになっている。
ヒューズエレメント2は、所望の溶断特性(例えば250V,50A)に対応するもので、図2に詳細に示すように、可溶体11と、この可溶体11を接続端子1L,1R間に直列に接続する一対のしゃ断体12L,12Rとを備える。可溶体11は、過負荷電流域で溶断するように、はんだを鋳造成形して長尺に形成されている。はんだは、例えばJIS Z 3238で規定されているSn96.5-Ag3-Cu0.5が使用される。
しゃ断体12L,12Rは、可溶体11に接続されるそれぞれの一端部の頭部が皿状に形成された銅リベット(薄平リベットまたは冷間成形リベット皿)が用いられる。また、しゃ断体12Lには、可溶体11の近傍に位置するように一端部側に銅製の六角状の蓄熱体(ラジエータ)13Lが圧着されている。さらに、しゃ断体12Lは、蓄熱体13Lと他端部との間が、短絡電流域で溶断するように平板状にプレス加工されているとともに、この平板状部分に、内筒3および外筒4の外装部材とヒューズエレメント2との線膨張率の違いにより発生する熱応力を吸収するように、湾曲された熱緩衝部14Lが形成されている。同様に、しゃ断体12Rにも、可溶体11の近傍に位置するように一端部側に銅製の六角状の蓄熱体13Rが圧着され、この蓄熱体13Rと他端部との間に、平板状にプレス加工されて、かつ湾曲された熱緩衝部14Rが形成されている。
しゃ断体12L,12Rは、それぞれ蓄熱体13L,13Rが圧着され、かつ熱緩衝部14L,14Rが形成された状態で、それらの一端部が可溶体11の両端部に接合され、他端部が接続端子1L,1Rに接続される。本実施の形態においては、しゃ断体12L,12Rのそれぞれの一端部側が、可溶体11のはんだに包み込まれるように、可溶体11をはんだにより鋳造成形する際に、可溶体11に両端部に同時に接合される。その後、しゃ断体12Lの他端部が、接続端子1Lの接続端部に形成された接続穴に挿入されて、該接続端部が例えば六角状に圧縮されることにより接続端子1Lに接続される。同様に、しゃ断体12Rの他端部が、接続端子1Rの接続端部に形成された接続穴に挿入されて、該接続端部が例えば六角状に圧縮されることにより接続端子1Rに接続される。これにより、接続端子1L,1R間にヒューズエレメント2が接続される。
本実施の形態に係る密閉形電線ヒューズを製造するにあたっては、先ず、上述したようにして、接続端子1L,1R間にヒューズエレメント2を接続して、接続端子1L,1R間に電流通路を形成した後、内筒3およびパッキン5L,5Rを装着して、ヒューズエレメント2を水密に密封する。次に、接続端子1L,1Rに、固定カラー6L,6Rを被せて内筒3を固定してから、外筒4および内蓋7L,7Rを装着し、さらに、絶縁性のキャップ8L,8Rを装着して、外筒4を固定する。その後、必要に応じて、キャップ8L,8Rに端子カバー9L,9Rを取り付けて、密閉形電線ヒューズを製造する。
以上説明したように、本実施の形態に係る密閉形電線ヒューズは、一対の接続端子1L,1R間に電流通路を形成するように、可溶体11が、その両端部において、しゃ断体12L,12Rを介して対称に接続端子1L,1Rに接続されている。したがって、可溶体11に対して、両端部側のしゃ断体12L,12Rの発熱が一様に作用するので、可溶体11の溶断特性を容易に所望の特性とすることができる。しかも、可溶体11の両端部に接合されたしゃ断体12L,12Rは、可溶体11をはんだにより鋳造成形する際に同時に接合されるので、はんだに熱応力が集中しにくくなり、上記特許文献1の場合と同様の信頼性を維持することができる。
また、可溶体11の近傍に位置するように、しゃ断体12L,12Rに蓄熱体13L,13Rを装着するようにしたので、それらの装着位置や大きさ等を適宜変更することにより、可溶体11の溶断特性を容易に調整することができる。さらに、しゃ断体12L,12Rに湾曲した熱緩衝部14L,14Rが形成されているので、これら熱緩衝部14L,14Rにより、内筒3および外筒4の外装部材とヒューズエレメント2との線膨張率の違いにより発生する熱応力を吸収でき、ヒューズエレメント2の不所望な破断を確実に防止することができる。
なお、上記実施の形態で説明した各構成要素の材料は、一例であって、適宜、変更可能である。また、しゃ断体12L,12Rの熱緩衝部14L,14Rは、省略することもできるし、いずれか一方のみ湾曲させるようにしてもよい。また、しゃ断体12L,12Rの蓄熱体13L,13Rは、省略することもできるし、いずれか一方のみ設けることもできる。
1L,1R 接続端子
2 ヒューズエレメント
3 内筒
4 外筒
5L,5R パッキン
6L,6R 固定カラー
7L,7R 内蓋
8L,8R キャップ
9L,9R 端子カバー
11 可溶体
12L,12R しゃ断体
13L,13R 蓄熱体
14L,14R 熱緩衝部

Claims (2)

  1. 配電線路における引込線に接続される密閉形電線ヒューズにおいて、
    前記引込線に接続される一対の接続端子と、
    過負荷電流域で溶断する可溶体と、
    短絡電流域で溶断する一対のしゃ断体と、を有し、
    前記一対の接続端子間に電流通路を形成するように、前記一対のしゃ断体の一端部が前記可溶体の両端部に鋳造成形により接合され、前記一対のしゃ断体の他端部が前記一対の接続端子に接合されている、ことを特徴とする密閉形電線ヒューズ。
  2. 前記一対のしゃ断体の少なくとも一方は湾曲した熱緩衝部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の密閉形電線ヒューズ。
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