JP2012195207A - 電線ヒューズ - Google Patents
電線ヒューズ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012195207A JP2012195207A JP2011059297A JP2011059297A JP2012195207A JP 2012195207 A JP2012195207 A JP 2012195207A JP 2011059297 A JP2011059297 A JP 2011059297A JP 2011059297 A JP2011059297 A JP 2011059297A JP 2012195207 A JP2012195207 A JP 2012195207A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer case
- cap
- fuse
- electric wire
- connection sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Fuses (AREA)
Abstract
【解決手段】外ケース本体30とキャップ31で構成され、ヒューズ本体1を収容する外ケース2から電線13接続用の接続スリーブ7を突出させた電線ヒューズにおいて、前記外ケース本体30とキャップ31に雄ネジ33a、雌ネジ33bを設けて前記キャップ31が、ネジにより着脱自在に結合できるようにする。一方、着脱自在とした外ケース本体30とキャップ31間及びキャップ31を貫通する接続スリーブ7の貫通孔37に防水パッキン20a、bを設け防水構造とする。こうすることで、リサイクル時にネジによる結合を解除して、外ケース本体30とキャップ31とを分離し、収容されたヒューズ本体1を取り出して分別できるようにする。
【選択図】図1
Description
このような電力用機材の一つとして、柱上トランスの二次側と需要家の引き込み口とを接続する電線に取り付けられる電力用ヒューズがある。
この電力用ヒューズは、例えば、図5の特許文献1に示すように、ヒューズ本体1と外ケース2とからなっており、ヒューズ本体1は、ヒューズエレメント3を封入したガラス管4の両端から、閉塞用の断熱部材5を介して突出させた接続端子6に、電線13と接続するための接続スリーブ7を圧縮して取りつけた構造となっている。
一方、外ケース2は、円筒で透明な外ケース本体8とそのケース本体8の両端に取り付けられるキャップ9とで構成されており、前記キャップ9に、接続スリーブ7を挿通するための貫通孔10を設けた構造となっている。
このように、電線ヒューズは、外ケース8やヒューズ本体1の断熱部材などを構成する樹脂、ガラス管4のガラス、ヒューズエレメント3を形成する銅、ハンダなど、種類や材質の異なった部材が使用されている。
例えば、分別のため、ヒューズ本体と外ケースを分離して金属と樹脂とを分別しようとしても、外ケース本体とキャップを接着する接着剤やシール材を取り除くのが困難である。
一方、粉砕して分別するには、大掛かりな粉砕機が必要である。したがって、電線ヒューズの処理個数が少ないとコストが掛かり過ぎる問題がある。
因みに、粉砕した電線ヒューズから回収する金属は主に銅である。このとき、銅の回収には、簡単な磁力による吸着方法が使えないので粉砕した破片の中から手作業で分別しなければならず、磁力以外の方法を採用しようとすると、手間やコストが掛かり過ぎる問題も発生する。
また、このとき、溶融のためには大掛かりな溶融装置を準備しなければならず、処理数量が少ないと、コストが掛かりすぎる問題も発生する。
こうすることで、従来と同様に使用したのち、キャップを外してヒューズ本体と外ケースの分別ができる。
図1に示すように、この発明の電線ヒューズは、ヒューズ本体1と外ケース2とで構成されており、防水用パッキン20a、bと固定用パッキン21を用いて組み立てるようになっている。
すなわち、ヒューズ本体1は、図2(a)に示すように、ガラス管4の両端から閉塞用の断熱部材(例えば、シリコンゴム)5を介して突出させたヒューズエレメント3の接続端子6に、電線13と接続するための接続スリーブ7を圧縮(カシメ)して取り付け、円筒状の内栓22を取り付けた構造となっている。
ここで、円筒状の内栓22は、例えば、ポリカーボネート製で、図2(b)のように、接続スリーブ7を被い、かつ、ガラス管4の端部の周縁23を被うように取り付けてシールするようにしてある。こうすることで、ガラス管4内への湿気(水)の侵入を防止(防水)するとともに、接続スリーブ7を保持して、後述のように、キャップ31を着脱自在としたことに対する保持力の低下を保障する。
雄ネジ33aは、それぞれケース本体30の外周に、ケース端から中央に向けて形成されており、ネジの終端には図1のように、鍔状のストッパー34が設けてある。
キャップ31は、釣り鐘形状をしたもので、接続スリーブ7を挿通するための貫通孔36を設けた突出部37が形成されている。また、キャップ31は、開口の内側に係合手段33として雌ネジ33bが形成されており、外ケース本体30端部の雄ネジ33aと螺合させて取り付けるようになっている。このキャップ31の開口には、図2(b)に示すように、開口縁を厚くした結合部38が形成されており、前記結合部38は、外ケース本体30のストッパー34と接するようになっている。
なお、前記パッキン20a、bは、Oリングも使用可能であるが、ここでは、図1に示す幅広のワッシャ状のものを用いることにより、例えば、貫通孔36用のパッキン20aでは、圧縮して潰さなくても、貫通孔36と接続スリーブ7の隙間に嵌めるだけでシールできるようになっている。
固定用のパッキン21は、この形態では、ゴム、シリコン系ゴム、軟質性樹脂などを、図1に示すように、円錐形に形成したものである。
この固定用のパッキン21は、外ケース本体30に取り付けたキャップ31の内側と外ケース本体30に収容したヒューズ本体1の内栓22との間に形成される隙間を埋める形状及び大きさに形成されており、前記隙間を埋めてキャップ31と一体化して強度を向上するようになっている。
また、この円錐形のパッキン21には、軸を貫く貫通孔40が設けられており、前記貫通孔40に接続スリーブ7を挿通するようになっている。
こうすることで、例えば、電線13と接続した接続スリーブ7が、引っ張り力を受けると、固定用パッキン21が内栓22に押されてキャップ31の内側に当たる。そのため、外ケース2に収容されたヒューズ本体1は、引っ張り力を直接受けることはなく、ヒューズ本体1の破損を防止できるので、電線ヒューズ全体の引っ張り強度を向上できる。
次に、外ケース本体30に挿入したヒューズ本体1から突出する接続スリーブ7に固定用パッキン21を挿通して嵌める。そして、その固定用パッキン21を嵌めた接続スリーブ7にキャップ31の貫通孔36を挿通して嵌めたのち、前記キャップ31の雌ネジ33bと外ケース本体30の雄ネジ33aとを螺合してキャップ31の結合部38が外ケース本体30のストッパー34と接して止まるまで締め付ける。
このように締め付けることで、防水用パッキン20bを圧縮してシールできるようにする。また、このように防水用パッキン20bを圧縮することにより、その伸長力でキャップ31の締め付けが緩むのを防ぐ効果も期待できる。
最後にキャップ31の突出部37から突出した接続スリーブ7と貫通孔36との隙間に防水用パッキン20aを嵌め込んで完成する。
このとき、電線ヒューズは引っ張られることになるが、引っ張り力は電線13の接続された接続スリーブ7→固定用パッキン21→キャップ31→外ケース本体30→対向するキャップ31→固定用パッキン21→接続スリーブ7→電線13へと伝わり、二次側から引き込み口、あるいは、引き込み口から二次側へと伝わるので、前記引っ張り力は外ケース30に収容されるヒューズ本体1へは加わらない。したがって、ヒューズ本体1が壊れることは無い。
また、揺れに対しても、固定用のパッキン21がキャップ31に当たってヒューズ本体1は外ケース30と一体動くので、ヒューズ本体1が壊れることは無い。
引き抜いたヒューズ本体1は、図3の切断代26をケーブルカッターなどで切断すると、ヒューズエレメント(銅)1と接続スリーブ(他の合金)7とに分けることができる。
このとき、切断代26は圧縮していないので接続スリーブ7からヒューズ本体1の端子6を容易に取り外すことができる。
また、このとき、切断代26を圧縮部19の内側(内栓側)に設けたことにより、分別できる長さを長く(量を多く)できる。
こうして、仕分けしたヒューズ本体1は、内栓22、断熱部材5、ガラス管4などが付いているが、これらは、ペンチなどの簡単な工具で外すことができる。
このように、電線ヒューズを簡単な工具を使って分別することができるため、大掛かりな設備を必要とせず、分別も容易にできる。したがって、分別が低コスト(処理本数が少ない場合でも)でできる。
図4(a)に示すものは、図1と逆に、キャップに雄ネジ33aを形成し、外ケース本体30に雌ネジ33bを形成したものである。
図4(b)に示すものは、実施形態の雄ネジ33aと雌ネジbに代えて、キャップ31の内周に凹部50を設け、外ケース本体30の端部の外周に突部51を設けて、その凹部50と突部51がキャップ31を外ケース本体30に押し込むことで嵌まり込み、着脱自在に取り付けられるようにしたものである。このようにしたことにより、組み立て時の作業性を向上できる。
2 外ケース
3 ヒューズエレメント
4 ガラス管
6 接続端子
7 接続スリーブ
19 圧縮部
20a 防水用パッキン
20b 防水用パッキン
21 固定用パッキン
22 内栓
26 切断代
30 外ケース本体
31 キャップ
33 係合手段
33a 雄ネジ
33b 雌ネジ
36 貫通孔
Claims (4)
- ヒューズエレメントを封入したガラス管の両端の閉塞用の断熱部材を介して突出させた接続端子に電線と接続するための接続スリーブを圧縮して取り付けたヒューズ本体と、前記ヒューズ本体を収容する外ケースとで構成され、
前記ヒューズ本体は、ガラス管の両端に、接続スリーブとガラス管端部の接続部分を被う内栓が取り付けられ、
一方、外ケースは、筒状の外ケース本体とその外ケース本体の両端に取り付けるキャップとからなり、前記外ケース本体の両端部とキャップとに係合手段を設けて着脱自在とし、かつ、前記キャップに、接続スリーブを挿通するための貫通孔を設け、
前記ヒューズ本体を外ケース本体に収容し、その外ケース本体に収容されたヒューズ本体の接続スリーブをキャップの貫通孔に挿通して、前記キャップを外ケース本体に取り付ける際に、外ケース本体とキャップ及びキャップの貫通孔とスリーブ間にパッキンを装着することにより、廃棄の際に、外ケースからキャップを外して収容されたヒューズ本体を取り出せるようにして外ケースとの分別を可能にした電線ヒューズ。 - 上記係合手段を、外ケースとキャップの一方に雄ネジを形成し、他方に雌ネジを形成したものとして、両者をネジで結合するようにした請求項1に記載の電線ヒューズ。
- 上記ヒューズ本体の接続端子とスリーブとの圧縮部を内栓から切断代を置いて設けた請求項1または2に記載の電線ヒューズ。
- 上記外ケース本体に収容されたヒューズ本体の接続スリーブをキャップの貫通孔に挿通して外ケース本体に取り付ける際に、内栓とキャップの裏面との隙間を埋める固定用のパッキンを介してキャップを取り付けるようにした請求項1乃至3に記載の電線ヒューズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011059297A JP5634921B2 (ja) | 2011-03-17 | 2011-03-17 | 電線ヒューズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011059297A JP5634921B2 (ja) | 2011-03-17 | 2011-03-17 | 電線ヒューズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012195207A true JP2012195207A (ja) | 2012-10-11 |
JP5634921B2 JP5634921B2 (ja) | 2014-12-03 |
Family
ID=47086903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011059297A Active JP5634921B2 (ja) | 2011-03-17 | 2011-03-17 | 電線ヒューズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5634921B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106601566A (zh) * | 2017-01-10 | 2017-04-26 | 上海查尔斯光电科技有限公司 | 一种保险丝 |
WO2018116188A1 (zh) * | 2016-12-22 | 2018-06-28 | 东南华有限公司 | 熔断器 |
CN110660626A (zh) * | 2019-10-23 | 2020-01-07 | 戴文忠 | 一种熔断器绝缘防护套及其制备方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54107039U (ja) * | 1978-01-12 | 1979-07-27 | ||
JP2003297220A (ja) * | 2002-04-04 | 2003-10-17 | Energy Support Corp | 電線ヒューズ |
JP3159022U (ja) * | 2010-01-29 | 2010-05-06 | 日動電工株式会社 | 密閉形電線ヒューズ |
-
2011
- 2011-03-17 JP JP2011059297A patent/JP5634921B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54107039U (ja) * | 1978-01-12 | 1979-07-27 | ||
JP2003297220A (ja) * | 2002-04-04 | 2003-10-17 | Energy Support Corp | 電線ヒューズ |
JP3159022U (ja) * | 2010-01-29 | 2010-05-06 | 日動電工株式会社 | 密閉形電線ヒューズ |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018116188A1 (zh) * | 2016-12-22 | 2018-06-28 | 东南华有限公司 | 熔断器 |
US10903032B2 (en) | 2016-12-22 | 2021-01-26 | Group Talents Limited | Fuse |
CN106601566A (zh) * | 2017-01-10 | 2017-04-26 | 上海查尔斯光电科技有限公司 | 一种保险丝 |
CN110660626A (zh) * | 2019-10-23 | 2020-01-07 | 戴文忠 | 一种熔断器绝缘防护套及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5634921B2 (ja) | 2014-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7094094B2 (en) | Electrical connector including insulating boots and associated methods | |
US7311563B2 (en) | Insulated water-tight connector assembly including a set screw driver and plug | |
US7705240B2 (en) | Cord seal for swimming pool and spa light niches | |
EP2587594A1 (en) | Seal member, charging connector provided thereof, and mounting method for a seal member | |
US7717740B2 (en) | Electrical connector including viewing window assembly and associated methods | |
CA2646841C (en) | Submersible electrical connector | |
JP2011258380A (ja) | ケーブル用コネクタの防水構造、それを用いたプラグコネクタ、ソケットコネクタ、および、ケーブル用コネクタ | |
WO2015077110A1 (en) | Sealing cover boot and cover and interconnection junctions protected thereby | |
CN102422493A (zh) | 连接器 | |
JP5634921B2 (ja) | 電線ヒューズ | |
MX2008015619A (es) | Conector electrico que incluye sellos de extremo de cable y metodos relacionados. | |
PT1143479E (pt) | Porta-fusíveis em caixa em forma de cotovelo | |
US6997759B1 (en) | Electrical connector including moveable cable seating indicators and associated methods | |
US7927119B2 (en) | Electrical connector including cable end seals with tear stop member and related methods | |
EP3518349B1 (en) | Protective cover element and waterproof housing for electrically functional components | |
CN1845383B (zh) | 用于电缆的水密连接器 | |
KR100751518B1 (ko) | 저압전선 접속용 분기슬리브 | |
US7056137B1 (en) | Electrical connectors having a sealing element | |
US20120325548A1 (en) | Watertight seal assembly | |
KR100611574B1 (ko) | 이탈방지 및 방수구조를 갖는 콘센트와 플러그 | |
KR101423948B1 (ko) | 접지용 절연플러그의 절연캡 | |
US7118427B2 (en) | Electrical connector including removable tether and cap assemblies and associated methods | |
JP2010129519A (ja) | 集魚灯用給電ケーブル接続用コネクタ | |
AU2019226253B2 (en) | Packing member for waterproof electric connector | |
CN215933907U (zh) | 一种新型航插 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131016 |
|
RD13 | Notification of appointment of power of sub attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433 Effective date: 20131016 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20131016 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140603 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140728 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140916 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141015 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5634921 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |