JP3158746B2 - プリントシステム - Google Patents

プリントシステム

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JP3158746B2
JP3158746B2 JP33447792A JP33447792A JP3158746B2 JP 3158746 B2 JP3158746 B2 JP 3158746B2 JP 33447792 A JP33447792 A JP 33447792A JP 33447792 A JP33447792 A JP 33447792A JP 3158746 B2 JP3158746 B2 JP 3158746B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のプリンタ装置が伝
送路を介して接続されているプリントシステムに係わ
り、詳細にはこれらのプリンタ装置の稼働状況に応じて
全体の印刷業務を円滑に運用するようにしたプリントシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図20は、従来使用されたプリントシス
テムの一例を表わしたものである。このシステムは、印
刷データ作成元11と、これと何らかの伝送路を介して
接続されたネットワークプリンタ装置群12とによって
構成されている。ここで印刷データ作成元11は、印刷
データの生成を行う印刷データ生成部13を備えてい
る。例えば帳票に関する印刷データを作成する場合に
は、この印刷データ生成部13内の図示しない磁気ディ
スク等に格納されたデータから帳票の特定のフォーマッ
トに適用させた印刷データが作成される。
【0003】生成された印刷データ14は、磁気ディス
ク等から構成されている印刷データ格納部15に宛先情
報を付加した状態でスプールファイル(一時格納用ファ
イル)として格納される。そして、ここから逐次読み出
され、ネットワークプリンタ装置群12のどれに送出す
るかによってチャネル接続用転送制御部17、リモート
接続用転送制御部18あるいはLAN(ローカルエリア
ネットワーク)接続用転送制御部19のいずれかに供給
される。
【0004】ここでチャネル接続用転送制御部17は、
ネットワークプリンタ装置群12におけるチャネル接続
用プリンタ装置群21と通信ケーブルによって接続さ
れ、これらのうちの対応するプリンタ装置に印刷データ
の転送を行うようになっている。リモート接続用転送制
御部18は、電話回線、ISDN(サービス総合ディジ
タル網)等の回線網を介して、遠隔地プリンタ装置群2
2と接続され、これらのうちの対応するプリンタ装置に
印刷データの転送を行うようになっている。LAN接続
用転送制御部19は、事業所の敷地内等に敷設されるイ
ーサネット等のローカルエリアネットワークを構成する
プリンタ装置群23と接続され、これらのうちの対応す
るプリンタ装置に印刷データの転送を行うようになって
いる。
【0005】図21は、従来使用されたプリントシステ
ムの他の例を表わしたものである。これは、ソフトバン
クブック(SOFTBANK BOOK)出版の“入門Net Ware”に示
されているものである。ここでは、イーサネット31、
32に複数台の印刷データ作成元33、34が接続され
ており、これらはそれぞれルータ35、36を介して複
数台のプリンタ装置37、38と接続されている。ま
た、図で上側に配置されたイーサネット31と下側に配
置されたイーサネット32とは、それぞれルータ41、
42を介してISDN、高速ディジタル通信網、公衆電
話回線等から成る回線網43と接続されている。
【0006】この結果として、このプリントシステムで
は例えば図の上側に示したイーサネット31におけるい
ずれかの印刷データ作成元33の作成した印刷データは
自身のネットワークのプリンタ装置37を指定して印刷
することができる他、回線網43を介して遠隔地の他の
イーサネット32のいずれかのLANプリンタ装置38
を指定して印刷することも可能である。図で下側に示し
たいずれかの印刷データ作成元34の作成した印刷デー
タについても同一システム内のLANプリンタ装置38
を指定して印刷することができる他、回線網43を介し
て遠隔地のイーサネット31のいずれかのLANプリン
タ装置を指定して印刷することもできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に複数台のプリン
タ装置を備えたこのようなプリントシステムでは、ワー
ドプロセッサやコンピュータが1対1でプリンタ装置に
接続された簡易なプリントシステムとは異なり、印刷デ
ータ作成元がそれぞれのプリンタ装置と距離を置いて配
置されていることが多い。例えばLANプリンタ装置は
オフィスの印刷室等の特定の場所に一括して配置される
場合が多く、居室に配置されるワークステーション等の
印刷データ作成元とかなりの距離があるのが通常であ
る。また、回線網を介して他のLANに接続したような
プリントシステムの場合であると、これらの間の距離が
大きく開いていることは寧ろ当然である。
【0008】したがって、このようなプリントシステム
では個々のプリンタ装置の稼働状況を把握することが困
難であり、通信を行っていたプリンタ装置に印刷用の用
紙が無くなったようなトラブルが発生すると、印刷業務
の中断が発生することになった。このような印刷業務の
障害に対処するため、従来ではそれぞれプリンタ装置を
設置した遠隔地に専任のプリンタオペレータを配置して
いた。そして、用紙やトナーが残り少なくなった場合の
ように障害の発生が予知されるような場合にはプリンタ
装置の警告表示に基づいてプリンタオペレータがこれら
の補充を行い、プリンタ装置の稼働停止を防止してい
た。また、印刷データが要求するフォントが揃っていな
いために印刷が停止してしまったような場合には、プリ
ンタオペレータがプリントシステムのシステム管理者と
連絡をとってその措置を検討するといったことが行われ
ていた。
【0009】このため、従来のプリントシステムでは、
プリンタ装置が多くの箇所に配置されると、専任のプリ
ンタオペレータの数もこれに伴って多く必要とし、しか
もこれらの者に雑多な作業を要求するので、システムの
運用に多くの労力と経費を必要とするといった問題があ
った。また、システム管理者も障害が発生するたびに各
プリンタオペレータと連絡を取り合う必要があるので、
これらの雑用に追われるといった問題があった。
【0010】そこで本発明の目的は、プリントシステム
を構成する個々のプリンタ装置の稼働状況を集中的に把
握することができ、システム全体が効率的に運用される
ようにしたプリントシステムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)伝送路と、(ロ)この伝送路を通じて送られ
てきた印刷データを基にして印刷を行う印刷手段と、こ
の印刷手段の稼働状況について予め定められた事項を
隔を置いて順次判別する稼働状況判別手段と、判別され
たこれらの事項を伝送路に送出する通信手段と、印刷デ
ータの印刷先の変更指示があったとき予め定められた範
囲の印刷処理が終了するまでその印刷を続行し、その後
にこれを終了させる印刷終了手段とをそれぞれ備えた複
数のプリンタ装置と、(ハ)伝送路を介して送られてく
るこれらの稼働状況をプリンタ装置ごとに表示する表示
手段と、印刷データの送信を行う送信手段と、表示手段
の表示内容に応じて印刷データの送信先を変更指示でき
変更指示入力手段と、この変更指示入力手段により変
更指示が入力されたとき該当するプリンタ装置にこれを
伝達する通信手段を備えた印刷データ送信部とをプリン
トシステムに具備させる。
【0012】すなわち請求項1記載の発明では、プリン
トシステムを複数のプリンタ装置と印刷データ管理部お
よびこれらを接続する伝送路で構成している。そして、
ホストコンピュータ等の印刷データ管理部は、各プリン
タ装置ごとの印刷完了予測時間や印刷のために用意され
ている用紙の残量等の稼働状況を稼働状況判別手段によ
るその時々の変化に応じてディスプレイに表示し、必要
な場合には印刷データの送信先を変更させることによっ
て、一部のプリンタ装置に過負荷をかけたり、印刷が中
止されるような事態をできるだけ防ぎ、システム全体が
効率的に運用されるようにしている。
【0013】請求項2記載の発明では、(イ)伝送路
と、(ロ)この伝送路を通じて送られてきた印刷データ
を基にして印刷を行う印刷手段と、この印刷手段の稼働
状況について予め定められた事項を間隔を置いて順次
別する稼働状況判別手段と、判別されたこれらの事項を
伝送路に送出する通信手段と、印刷データの印刷先の変
更指示があったとき予め定められた範囲の印刷処理が終
了するまでその印刷を続行し、その後にこれを終了させ
る印刷終了手段とをそれぞれ備えた複数のプリンタ装置
と、(ハ)伝送路を介して印刷データの送信を行う印刷
データ送信部と、(ニ)伝送路を介して印刷データ送信
部から印刷データを受信する印刷データ受信手段と、受
信した印刷データを送信する送信手段と、伝送路を介し
て送られてくるこれらの稼働状況をプリンタ装置ごとに
表示する表示手段と、表示手段の表示内容に応じて印刷
データの送信先を変更指示できる変更指示入力手段と、
この変更指示入力手段により変更指示が入力されたとき
該当するプリンタ装置にこれを伝達する通信手段を備え
た印刷データ管理部とをプリントシステムに具備させ
る。
【0014】すなわち請求項2記載の発明では、プリン
トシステムを複数のプリンタ装置と、印刷データ送信部
と、これらの間に配置された印刷データ管理部ならびに
これらを接続する伝送路で構成している。そして、ホス
トコンピュータ等の印刷データ送信部が送信した印刷デ
ータは印刷データ管理部に入力される。印刷データ管理
部は、各プリンタ装置ごとの印刷完了予測時間や印刷の
ために用意されている用紙の残量等の稼働状況を稼働状
況判別手段によるその時々の変化に応じてディスプレイ
に表示し、必要な場合には印刷データの送信先を変更さ
せることによって、一部のプリンタ装置に過負荷をかけ
たり、印刷が中止されるような事態をできるだけ防ぎ、
システム全体が効率的に運用されるようにしている。
【0015】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0016】プリントシステムの概要
【0017】図1は本発明の実施例におけるプリントシ
ステムの構成を表わしたものである。このプリントシス
テムは、データの処理とプリンタの選択とを行うホスト
コンピュータ101を備えている。ホストコンピュータ
101は、これとチャネル別の通信ケーブル102によ
って接続されたチャネルプリンタ装置103と、回線網
104によって接続されたリモートプリンタ装置106
と、LAN(ローカルエリアネットワーク)107によ
って接続されたLANプリンタ装置108が接続されて
いる。ただし、チャネルプリンタ装置103、リモート
プリンタ装置106およびLANプリンタ装置108は
それぞれ例示的に1つずつ示している。これらプリンタ
装置103、106、108は、印刷データを順次入手
して印刷処理を行うと共に、印刷完了予測時間や用紙の
残量等のような自身の装置の稼働状況を入手してホスト
コンピュータ側に転送するようになっている。
【0018】図2は、ホストコンピュータの回路構成の
概要を表わしたものである。ホストコンピュータ101
は、CPU(中央処理装置)111を備えている。CP
U111はデータバス等のバス112を通じて各部と接
続されている。このうち作業用メモリ113は各種デー
タあるいはプログラムを一時的に格納するランダム・ア
クセス・メモリである。入力回路115はデータの入力
のための回路であり、これにはキーボード116とタッ
チパネル117が接続されている。
【0019】バス112には、ディスク制御装置118
を介して磁気ディスク119も接続されている。磁気デ
ィスク119にはこのホストコンピュータ101を動作
させるための各種の制御プログラムが格納されている
他、印刷データや印刷資源も格納されるようになってい
る。ここで印刷資源とは、印刷データの印刷のために必
要なフォントセット等の資源をいう。バス112には表
示制御装置121を介してCRT122も接続されてい
る。CRT122は印刷データの作成時や各種プリンタ
103、106、108(図1)への印刷データ等の転
送時等に、必要なデータを表示するようになっている。
タッチパネル117はこのCRT122の前面に取りつ
けられており、表示内容に応じてオペレータが所望箇所
にタッチすると、対応する座標値が入力回路115から
入力されるようになっている。バス112に接続された
通信制御装置123は、ホストコンピュータ101と通
信する他のホストコンピュータや各種プリンタ装置10
3、106、108との接続に用いられている。
【0020】図1に戻ってホストコンピュータ101の
機能的な構成を説明する。ホストコンピュータ101
は、その全体的な管理制御を行うための主制御部131
を備えている。主制御部131は、表示制御部132、
プリンタ情報管理部133およびプリンタアクセス部1
34と接続されており、これらの各部を制御するように
なっている。ここで表示制御部132は表示装置135
の表示制御を行うようになっている。表示装置135は
図2のCRT122がこれに相当し、後に説明するよう
に各プリンタ装置の警告表示等を行うようになってい
る。表示制御部132は、表示のための制御を行う部分
であり、図2の表示制御装置121がこれに相当してい
る。
【0021】表示制御部132およびプリンタ情報管理
部133は、表示内容に関する情報や後に説明するプリ
ンタ情報管理テーブル等を格納した揮発性記憶装置13
6と接続されている。プリンタアクセス部134は3種
類のプリンタ装置103、106、108と論理接続を
行うための3種類のドライバとしての印刷データ出力装
置141〜143とそれぞれ1対1で接続されている。
これら印刷データ出力装置141〜143は、通信ケー
ブル102、回線網104あるいはLAN107と接続
されている。以上説明したホストコンピュータ101
は、3種類の印刷データ出力装置141〜143から構
成される印刷データ出力機能部145と、これ以外の回
路部分から構成されるプリンタ管理機能部146とに分
けることができる。
【0022】プリンタ管理機能部146のプリンタアク
セス部134は、主制御部131からの指示があると事
前に作成されている各プリンタ情報管理テーブルを参照
して各印刷データ出力装置141〜143と接続し、対
応するプリンタ装置103、106、108へ指示され
た制御データを転送依頼する。また、印刷データ出力装
置141〜143のうちの該当するものにプリンタ装置
103(106、108)の変更処理を依頼し、あるい
は印刷データ出力装置141〜143が入手したプリン
タ情報を入手して、これを主制御部131に通知するよ
うになっている。
【0023】プリンタ情報管理部133は、主制御部1
31からの指示によって、入手したプリンタ装置10
3、106、108の各種情報を揮発性記憶装置136
内にプリンタ情報管理テーブルとしてテーブル化するよ
うになっている。表示制御部132は主制御部131の
指示によって、プリンタ情報管理部133の作成した情
報を基にした情報を表示装置135に表示すると共に、
この表示内容に対するオペレータの操作内容を解析し、
該当するプリンタ装置103(106、108)に所望
のコマンドを転送させるための制御データの転送依頼を
行うようになっている。
【0024】図3は、印刷データ出力装置の構成の一例
を表わしたものである。ここでは、図1に示した印刷デ
ータ出力装置141を表わしたが、他の印刷データ出力
装置142、143も構成は実質的にこれと同一であり
説明を省略する。印刷データ出力装置141は、その制
御を行う主制御部151と、これに接続された制御デー
タ受信部152、印刷データ受信部153、処理属性変
更部154および印刷データ出力部155と、処理属性
変更部154および印刷データ出力部155に接続され
た揮発性記憶装置156から構成されている。
【0025】ここで、制御データ受信部152はプリン
タ管理機能部146から制御データを受け付け、その旨
を主制御部151に通知するようになっている。また、
主制御部151の指示によりプリンタ装置103から受
信した制御データをプリンタ管理機能部146に送出す
るようになっている。印刷データ受信部153は、プリ
ンタ管理機能部146から印刷データの受信を順次行う
ようになっている。処理属性変更部154は主制御部1
51からの指示により、印刷データの出力先の変更を行
うようになっている。
【0026】印刷データ出力部155は、主制御部15
1の指示によって、印刷データ受信部153が受信した
印刷データまたは制御データ受信部152が受信した制
御データを、プリンタ装置103に出力する。またプリ
ンタ装置103から制御データが受信された場合にはこ
れを受け付けるようになっている。そして、この受信し
た制御データをプリンタ管理機能部146に受け渡すた
め、主制御部 151にその旨を通知するようになって
いる。
【0027】図4は、プリンタ装置の一例としてチャネ
ルプリンタ装置を表わしたものである。リモートプリン
タ装置106およびLANプリンタ装置108の構成も
チャネルプリンタ装置103と実質的に同一であるの
で、これらについての説明は省略する。
【0028】チャネルプリンタ装置103は、これを制
御する主制御部161と、通信ケーブル102(図1)
によって接続されたチャネルドライバ162を備えてい
る。主制御部161には、データ受信解析部163、入
力処理部164、出力処理部165、プリンタ情報収集
部166、表示制御部167およびハードウェア障害検
出部168が接続されている。また、入力処理部16
4、出力処理部165およびプリンタ情報収集部166
は、不揮発性記憶装置アクセス部169を介して不揮発
性記憶装置170と接続されている。プリンタ情報収集
部166は、また給紙センサ回路172、出力スタッカ
センサ回路173およびトナーセンサ回路174と接続
され、それぞれ給紙用カセット175、印刷済みの用紙
のスタッカ176、現像用カートリッジ177について
の情報を収集するようになっている。表示制御部167
は、表示器178を接続しており、必要な情報をこれに
表示するようになっている。
【0029】ここで主制御部161は、これに接続され
た各部163〜168を制御する他、データ受信解析部
163を指示して制御データの転送処理を行うようにな
っている。チャネルドライバ162は、図1に示した印
刷データ出力装置141を介してホストコンピュータ1
01と論理結合を行うようになっている。データ受信解
析部163は、このチャネルドライバ162と接続さ
れ、これを通じてデータを順次受信し、この受信したデ
ータが印刷データか各種の情報を要求するための要求制
御データであるかどうかの解析を行うようになってい
る。要求制御データの場合には、主制御部161を経由
してプリンタ情報収集部166にその旨の通知を行い、
プリンタ情報収集部166から得られたプリンタ情報応
答データをチャネルドライバ162を通じて要求元に送
信するようになっている。
【0030】入力処理部164は、受信された印刷デー
タを主制御部161の指示によって不揮発性記憶装置1
70に順次格納するようになっている。また、印刷デー
タをレコード単位で解析し、未処理の印刷データの格納
量を示すスプーリングテーブルを作成および更新するよ
うになっている。
【0031】出力処理部165は、主制御部161の指
示に基づいて不揮発性記憶装置170内のスプーリング
テーブルを逐次監視する。また、データ受信解析部16
3によって印刷データが登録された後には、この印刷デ
ータを順次読み出してプリントアウトさせるための処理
を行う。また、読み出した印刷データにエラーがあった
場合には、表示器178にその旨を表示させるために表
示制御部167の表示制御を要求すると共に、その障害
内容をプリンタ管理機能部146に通知するための主制
御部161への通知を行う。更に、出力処理部165
は、不揮発性記憶装置170から印刷データの読み出し
を行うのに伴って、スプーリングテーブルの更新処理も
行う。
【0032】プリンタ情報収集部166は、プリンタ管
理機能部146から送られてきた要求制御データを主制
御部161の指示によって解析し、自己のプリンタ装置
103内の各種のプリンタ情報を収集する。そして、プ
リンタ管理機能部146に印刷データ出力装置141を
経由してこれらのプリンタ情報を転送させるために、そ
の旨を主制御部161に通知する処理を行うようになっ
ている。
【0033】ハードウェア障害検出部168は、このチ
ャネルプリンタ装置103のハードウェア障害を検知し
て情報を収集する。ここでハードウェア障害とは、印刷
が不可能になるような重大な障害の他、幾つか備えられ
た給紙トレイの一部について用紙がなくなったとか、現
像のためのトナーが残り少なくなったといったような場
合によって印刷を続行することができるような軽微な障
害も存在する。収集されたハードウェア障害に関する情
報は、印刷データ出力装置141を介してホストコンピ
ュータ101に通知されるようになっており、ハードウ
ェア障害検出部168はこの転送の際にその旨を主制御
部161に通知する処理を行う。
【0034】プリンタ装置103内の各種の情報を収集
するためのセンサとして、本実施例では給紙センサ回路
172、出力スタッカセンサ回路173およびトナーセ
ンサ回路174を例示的に示している。ここで給紙セン
サ回路172は、給紙用カセット175(図では例示的
に1つのみ示している)に収容された用紙のサイズ、用
紙残量および使用の可否を検出するようになっている。
【0035】用紙のサイズについては、給紙用カセット
175自体が用紙サイズ別のものであれば、カセット識
別用のマグネットの組み合わせの検出等による周知の手
法でサイズを検出することができる。各種サイズの用紙
を収容することができるトレイの場合には、用紙サイズ
の縦横を光センサ等のセンサによって判別することでサ
イズ検出が可能である。用紙残量は、給紙用カセット1
75の高さ方向に配置された光センサアレイが標準的な
用紙の厚さでほぼ50枚置きに収容量を検出するように
なっている。
【0036】使用の可否とは、給紙用カセット175が
使用できる状態にあるかどうかをいい、給紙用カセット
175が確実にプリンタ装置本体に装着されているかの
チェックと、用紙が最低1枚以上存在しているかどうか
のチェックによって決せられるようになっている。これ
らのチェックにはマイクロスイッチや光センサが使用さ
れる。
【0037】出力スタッカ回路173は、出力スタッカ
176(図では例示的に1つのみ示している)の用紙サ
イズ、排出量および使用可否を検出するようになってい
る。、用紙サイズおよび排出量については、給紙用カセ
ットと同一原理で検出が可能である。使用可否について
は、ジャム(紙詰まり)、用紙の収容最大量を越えたか
否か等のチェックによって判定されることになる。
【0038】トナーセンサ回路174は現像用カートリ
ッジ177(図では例示的に1つのみ示している)内の
トナーの残量を検出する回路である。現像用カートリッ
ジ177は現像装置本体とこれにトナーを補給する補給
部から構成されており、補給部のトナー残量を光センサ
等で検出することで残量の判別を行うようになってい
る。補給部のトナーが無くなっても、現像装置本体はそ
の内部に存在するトナーによって所定枚数の印刷を支障
無く行うことができる。
【0039】なお、以上説明した図4ではチャネルプリ
ンタ装置の機能的な構成を示したものである。チャネル
プリンタ装置103は、CPUと、これとバスあるいは
入出力回路を介して接続されたRAM、磁気ディスク装
置、通信制御装置、各種障害検出用センサ等によって構
成されている。そして、磁気ディスク装置に格納された
プログラムを実行することによって図4に示したデータ
受信解析部163等の各部を実現している。
【0040】システムの具体的な説明
【0041】以上、プリントシステムの概要を説明し
た。次にこのプリントシステムの具体的な説明を行う。
このプリントシステムで図1に示したホストコンピュー
タ101のプリンタ管理機能部146は、表示装置13
5に初期画面を表示すると共にオペレータがタッチパネ
ル117を操作したときその要求を受け入れ、その機能
項目ごとにプリンタ装置103(106、108)から
各種情報を取得して表示装置135に表示する処理や、
印刷データ出力装置141(142、143)に対する
出力先の変更依頼処理およびプリンタ情報管理テーブル
の作成処理を行う。このようなプリンタ管理機能部14
6を主体とした処理をプリンタ管理処理と呼ぶことにす
る。
【0042】一方、印刷データ出力機能部145(印刷
データ出力装置141(142、143))では、印刷
データを順次受信してプリンタ装置103(106、1
08)に出力すると共に、プリンタ管理機能部146か
らの指示によって要求制御データをプリンタ装置103
(106、108)に転送する。また、プリントシステ
ムの効率的な運用を行うために、所定の場合には印刷デ
ータの出力先としてのプリンタ装置103(106、1
08)を変更する。このような印刷データ出力機能部1
45を主体とした処理を印刷データ出力処理と呼ぶこと
にする。
【0043】また、各プリンタ装置103(106、1
08)は、印刷データ出力機能部145から印刷データ
を順次受信しプリントアウトを行うと共に、プリンタ管
理機能部146から印刷データ出力装置141(14
2、143)を経由して転送されてきた要求制御データ
を受け取り、プリンタ装置103(106、108)の
各種情報を入手して応答データを作成し、これをプリン
タ管理機能部146に転送する処理や、入力データのエ
ラーやハードウェア障害を検知した場合にプリンタ管理
機能部146にこれらの情報を転送する処理を行う。こ
のような各プリンタ装置103(106、108)を主
体とした処理をプリンタ装置処理と呼ぶことにする。以
上の3つの処理を順に具体的に説明する。
【0044】プリンタ管理処理
【0045】図5はプリンタ管理処理の流れを表わした
ものである。図1に示した主制御部131はホストコン
ピュータ101が起動されると、その直後に表示制御部
132に対して初期画面の表示を依頼する(ステップS
101)。表示制御部132はこれを基にして表示装置
135に初期画面を表示し、この状態でオペレータの入
力操作を待機する(ステップS102)。
【0046】図6は、表示装置に表示された初期画面を
表わしたものである。表示装置135の表示画面には、
“プリンタ管理システム”というタイトル181が表示
され、その下に“プリンタ装置一覧の表示”、“スプー
リング情報の表示”、“印刷完了予測時間別一覧の表
示”、“給紙/スタッカ情報一覧の表示”、“プリンタ
管理システムの停止”の5つの操作キー182〜186
が表示されている。これらは図2に示したタッチパネル
117によって操作することができるようになってい
る。
【0047】ここで“プリンタ装置一覧の表示”操作キ
ー182を押すと、このプリントシステムを構成する全
プリンタ装置103、106、108の一覧が表示され
るようになっている。
【0048】図7は、“プリンタ装置一覧の表示”操作
キーが押されたときの表示画面の一例を表わしたもので
ある。表示装置135には、“プリンタ装置一覧の表
示”というタイトル191が表示され、その下に“自
動”、“手動”、“警告”、“終了”の4つの要求キー
192〜195が表示されている。これらも図2に示し
たタッチパネル117によって操作することができるよ
うになっている。
【0049】ここで自動要求キー192とは、自動要求
を行うときに使用するキーである。自動要求を行うと、
プリンタ稼働状況の確認時間間隔が設定され、この間隔
で自動的に各プリンタ装置103、106、108の確
認が行われ、その内容が表示装置135に表示されるこ
とになる。
【0050】これに対して手動要求キー193とは、手
動によってこの要求を行うとき使用するキーである。警
告キー194とは、プリンタ装置103(106、10
8)に障害が発生したとき、その詳細な情報の表示の要
求を行うとき使用するキーである。また終了要求キー1
95は、終了要求を行うときに使用するキーである。終
了要求を行うと、プリンタ管理機能部146の処理が終
了するようになっている。
【0051】表示画面におけるこれら各要求キー192
〜195の下には、プリンタ情報管理テーブル197が
表示される。また、このプリンタ情報管理テーブル19
7の下には“属性の表示”、“ログ表示”、“スプール
表示”および“次ページ”の4つの要求キー201〜2
04が表示されている。これらも図2に示したタッチパ
ネル117によって操作することができるようになって
いる。
【0052】ここで属性の表示要求キー201は、プリ
ンタ装置103(106、108)の属性の表示を行う
ためのキーである。ログ表示要求キー202は、プリン
タ装置103(106、108)の出力ログ情報の表示
を行うためのキーである。スプール表示要求キー203
は、プリンタ装置103(106、108)に格納され
ている印刷データの情報についての表示を行うためのキ
ーである。また、次ページキーとは、表示内容が次ペー
ジに跨がっている場合に、次ページの内容を表示させる
ためのキーである。
【0053】図8は、図6の“スプーリング情報の表
示”操作キーが押されたときの表示画面の一例を表わし
たものである。“スプーリング情報の表示”操作キー1
83が押されると、表示装置135には、“プリンタ装
置スプーリング情報の表示”というタイトル211が表
示され、その下に“自動”、“手動”、“次ページ”、
“出力装置”、“警告”、“終了”の6つの要求キー2
12〜217が表示されている。これらも図2に示した
タッチパネル117によって操作することができるよう
になっている。
【0054】6つの要求キー212〜217の下には、
各プリンタ装置“Printer1”〜“Printer5”についての
スプーリング状況がグラフ218で表示されている。例
えばプリンタ装置“Printer1”は印刷を行っていない枚
数が2000枚を越えているのに対して、他のプリンタ
装置“Printer2”ではこの枚数が500枚以下である。
【0055】なお、表示すべきプリンタ装置103(1
06、108)の総数がこの例で5つよりも多いときに
は1画面でこれらを表示することができない。この場合
には、“次ページ”要求キー214を押すことで、他の
プリンタ装置の表示を行うことができる。
【0056】各プリンタ装置“Printer1”〜“Printer
5”の下には警告灯219の表示が行われている。印刷
を行う上で何らかの障害が発生しているプリンタ装置1
03(106、108)の警告灯219はその背景色が
点滅(白黒)するようになっている。例えばプリンタ装
置“Printer2”の警告灯219が点滅表示していれば、
スプーリングしている枚数が少なくても、オペレータは
このプリンタ装置を避けて他のプリンタ装置の選択を行
うことができる。
【0057】図9は、図6の“印刷完了予測時間別一覧
の表示”操作キーが押されたときの表示画面の一例を表
わしたものである。“印刷完了予測時間別一覧の表示”
操作キー184が押されると、表示装置135には、
“印刷完了予測時間別一覧の表示”というタイトル22
1が表示され、その下に“自動”、“手動”、“次ペー
ジ”、“出力装置”、“警告”、“終了”の6つの要求
キー222〜227が表示されている。
【0058】6つの要求キー222〜227の下には、
各プリンタ装置“Printer1”〜“Printer5”についての
印刷完了までに要する時間がグラフ228で表示されて
いる。例えばプリンタ装置“Printer1”は高速プリンタ
装置なので16分ほどの所要時間で現在受け付けている
すべての印刷を終了させることができる。プリンタ装置
“Printer3”の場合には、印刷を終了させるまでの時間
が60分以上かかることになる。このように各プリンタ
装置103(106、108)は現在受け付けている印
刷データについての用紙サイズや印刷速度との関係、あ
るいは画像処理に要する時間等との関係で、同じ枚数の
用紙を印刷する場合であってもこれに要する時間に大き
な違いが生じる場合がある。
【0059】各プリンタ装置“Printer1”〜“Printer
5”の下には警告灯229の表示が行われている。この
機能は図8で説明した警告灯219と同様である。“自
動”、“手動”、“次ページ”、“出力装置”、“警
告”、“終了”の6つの要求キー222〜227につい
ても、図8に示した同様の要求キー212〜217と機
能がそれぞれ同一なので、それらの説明を省略する。
【0060】図10は、図6の“給紙/スタッカ情報一
覧の表示”操作キーが押されたときの表示画面の一例を
表わしたものである。“給紙/スタッカ情報一覧の表
示”操作キー185が押されると、表示装置135に
は、“給紙/スタッカ情報一覧の表示”というタイトル
231が表示され、その下に“自動”、“手動”、“次
ページ”、“出力装置”、“警告”、“終了”の6つの
要求キー232〜237が表示されている。
【0061】6つの要求キー232〜237の下には、
各プリンタ装置“Printer1”〜“Printer5”についての
給紙情報とスタッカ情報がグラフ238で表示されてい
る。例えばプリンタ装置“Printer1”は対応する供給ト
レイに3000枚の用紙が収容されており、スタッカに
は700枚程度の用紙が収容されている。オペレータ
は、図8で示したスプーリング状況から供給トレイに差
し引き1000枚弱の用紙が余ることを知り、次に例え
ば500枚の印刷を要求するのであれば、プリンタ装置
“Printer1”でその作業を紙切れなく終了させることが
できることを知ることができる。また、例えばプリンタ
装置“Printer4”では、スタックしている量がかなり多
いので、多量の印刷を依頼するとスタッカに最大許容量
以上の用紙が堆積されてしまうことを知ることができ
る。
【0062】各プリンタ装置“Printer1”〜“Printer
5”の下には警告灯239の表示が行われている。この
機能は図8で説明した警告灯219と同様である。“自
動”、“手動”、“次ページ”、“出力装置”、“警
告”、“終了”の6つの要求キー232〜237につい
ても、図8に示した同様の要求キー212〜217と機
能がそれぞれ同一なので、それらの説明を省略する。
【0063】それでは、図5に戻って説明を続ける。表
示制御部132(図1)は表示装置135に画面を表示
してオペレータがタッチパネル117(図2)を操作す
るのを待機している(ステップS102)。そして、プ
リンタ監視システムの停止操作キー186を押した場合
には(ステップS103;Y)、処理を終了させること
になる。
【0064】オペレータからこれ以外の要求があった場
合(N)、表示制御部132は要求項目をチェックし
て、主制御部131に対して該当する情報をえるための
プリンタ接続要求を行う(ステップS104)。主制御
部131は、これに基づきプリンタ情報管理部133に
対してプリンタ管理情報の取得を要求する(ステップS
105)。プリンタ情報管理部133は、プリンタ情報
管理テーブルから情報を取得する(ステップS10
6)。主制御部131は、これを基にプリンタアクセス
部134へプリンタ装置103(106、108)に対
する接続を要求する(ステップS107)。プリンタア
クセス部134はこれを基に対応する印刷データ出力装
置141(142、143)との接続処理を行う(ステ
ップS108)。
【0065】図11は、プリンタ情報管理テーブルの一
部についてその登録の様子を表わしたものである。プリ
ンタ情報管理テーブルには、プリンタ識別子、接続タイ
プ、接続形式、アドレス/LU名がそれぞれのプリンタ
装置について登録されるようになっている。ここでプリ
ンタ識別子とは、“printer1”等のようにプリンタ装置
103、106、108を特定する名称である。接続タ
イプは本実施例では先に説明したようにチャネル形態と
リモート形態とLAN形態の3種類が存在している。接
続形式の“3211”とはIBM社の規定する接続形式
であり、“タイプ1”および“TCP/IP”もそれぞ
れプロトコルの一形式として規定されたものである。ア
ドレス/LU名の“LU”とは、ロジカルユニットをい
う。
【0066】ステップS108の接続処理の結果、接続
が失敗した場合(ステップS109;N)、プリンタア
クセス部134はエラー情報をセットして(ステップS
110)、ステップS111に進む。対応する印刷デー
タ出力装置141(142、143)との接続が成功し
た場合(ステップS109;Y)、主制御部131はプ
リンタ情報管理部133に情報の格納を依頼する(ステ
ップS111)。プリンタ情報管理部133はこれを基
にして、該当する情報の格納を行う(ステップS11
2)。
【0067】この後、主制御部131は対象となるすべ
てのプリンタ装置103(106、108)の接続の確
認が終了したかどうかをチェックし(ステップS11
3)、終了していなければ(ステップS114;N)、
ステップS105に戻って次のプリンタ装置103(1
06、108)に対して同様の接続処理を行う。すべて
のプリンタ装置103(106、108)の接続の確認
が終了すれば、プリンタの接続確認が終了し、次に要求
した項目を対象とするプリンタ装置103(106、1
08)に確認し、その結果を表示装置135に表示する
処理が行われる(ステップS115)。この後、ステッ
プS102に戻って処理が行われることになる。
【0068】図12は、図5のステップS115におけ
る要求項目確認表示処理の具体的な流れを表わしたもの
である。まず、主制御部131は表示制御部132から
の要求の内容をチェックする(ステップS201)。本
実施例で要求の内容は、次の4つのいずれかである。
【0069】(a)プリンタ装置103(106、10
8)および印刷データ出力装置141(142、14
3)の一覧を表示すること。
【0070】(b)各プリンタ装置103(106、1
08)のスプーリング情報をグラフで表示すること。
【0071】(c)各プリンタ装置103(106、1
08)の印刷完了時間を表示すること。
【0072】(d)各プリンタ装置103(106、1
08)の給紙およびスタッカ情報をグラフで表示するこ
と。
【0073】要求が(a)に示した内容であれば(ステ
ップS202;Y)、主制御部131はこのプリンタ装
置一覧の表示を要求する要求制御データを生成し、プリ
ンタアクセス部134に依頼する(ステップS20
3)。プリンタアクセス部134では、印刷データ出力
装置141(142、143)に要求制御データの転送
を依頼して、プリンタ装置103(106、108)か
らの受信を待機する(ステップS204)。
【0074】図13は、印刷データ出力装置から送出さ
れる要求制御データのフォーマットを示したものであ
る。要求制御データは、制御データの種類を表わす制御
データ識別子と、要求した内容を表わす要求機能コード
と、要求元を示す要求元情報から構成されている。
【0075】ステップS204の処理を行った後、プリ
ンタ装置103(106、108)から該当するプリン
タ情報が応答制御情報として送られてきたら、プリンタ
アクセス部134はこれをプリンタ情報管理部133に
送ってプリンタ情報管理テーブルの更新を依頼する(ス
テップS205)。
【0076】図14は、プリンタ装置から送られてくる
応答制御情報のフォーマットを表わしたものである。応
答制御情報は、制御データの種類を表わす制御データ識
別子と、応答する内容を表わした応答機能識別子と、応
答元のプリンタ装置103(106、108)を表わし
た応答元情報と、その応答元の要求された各種プリンタ
情報から構成されている。
【0077】プリンタ情報管理部133は、この応答制
御情報を基にして揮発性記憶装置136内のプリンタ情
報管理テーブルの更新処理を行う(ステップS20
6)。
【0078】この後、プリンタアクセス部134は該当
するプリンタ装置103(106、108)から応答制
御情報が引き続き送られてきたかどうかをチェックする
(ステップS207)。そして、応答制御情報が受信さ
れていれば(ステップS208;Y)、主制御部131
がプリンタ情報管理テーブルの更新を依頼し(ステップ
S208)、プリンタ情報管理部133は、これに基づ
き揮発性記憶装置136内のプリンタ情報管理テーブル
の更新処理を行う(ステップS210)。そして、表示
制御部132はその要求項目に応じた表示を表示装置1
35に対して行う(ステップS211)。ここではプリ
ンタ装置一覧の表示が要求されているので、図7に示し
たような表示が行われることになる。
【0079】なお、ステップS208でプリンタ装置1
03(106、108)から応答制御情報が送られてき
ていなければステップS211に進んで表示処理が行わ
れる。
【0080】このようにして、要求された該当する複数
のプリンタ装置103(106、108)ついてのプリ
ンタ装置一覧の表示が行われたら、表示制御部132は
図7に示した終了要求キー195が押されているかどう
かをチェックする(ステップS212)。押されていれ
ば(Y)、ステップS115の処理は終了する(エン
ド)。
【0081】終了要求キー195が押されていなければ
(ステップS212;N)、自動要求キー192が押さ
れているか否かの判別が行われる(ステップS21
3)。押されていなければ(N)、表示制御部132は
図7に示した表示画面の下部に示された要求のいずれか
が行われるのを待機する(ステップS214)。これら
の要求とは、属性の表示(プリンタ装置属性の表示)、
ログの表示(プリンタ装置の出力ログ情報の表示)また
はスプールの表示(プリンタ装置に格納されている印刷
データの情報の表示)等である。ただし、これらの要求
が行われることなく表示の終了が依頼されれば(ステッ
プS215;Y)、図12に示す制御を同様に終了させ
てステップS102に処理を進める(エンド)。
【0082】終了以外の要求であれば(ステップS21
5;N)、要求された画面別の処理が行われる(ステッ
プS216)。このうち前記した属性の表示、ログの表
示またはスプールの表示が要求された場合には、表示制
御部132は主制御部131にその旨を通知する。そし
て、プリンタアクセス部134に依頼して該当するプリ
ンタ装置103(106、108)の情報取得処理をす
でに説明した手順と同様に行って、これによって入手し
た情報を表示装置135で表示することになる。これに
ついての詳細な手順の図示は省略する。そして、最終的
に表示の終了が依頼されれば(ステップS217)、ス
テップS202に戻って新たな要求に合った制御が行わ
れることになる。
【0083】一方、ステップS213で自動要求キー1
92が押されていた場合には、所定の時間(確認時間間
隔)が経過した後に同一の要求制御コードが対応する複
数のプリンタ装置103(106、108)に送出さ
れ、定期的に表示内容の更新が行われることになる。こ
のため、この場合にはステップS202に処理を戻し、
確認時間が経過して同一の要求が成立したとき、ステッ
プS203以降に示した処理が再度行われることにな
る。
【0084】以上、要求が(a)に示した内容である場
合について説明したが、要求が(b)に示した内容であ
れば(ステップS218)、ステップS203〜S20
6に対応する処理が行われる(ステップS219)。た
だし、図13に示した要求制御情報における要求機能コ
ードとしては、図8に示したプリンタ装置スプーリング
状況一覧の表示を要求するコードがセットされる。以
下、要求が(c)または(d)の場合も同様である。例
えば要求が(d)の場合には、図13に示した要求制御
情報における要求機能コードとしては、図10に示した
給紙/スタッカ情報一覧の表示を要求するコードがセッ
トされることになる(ステップS220)。
【0085】これら(a)以外の要求に対する処理につ
いて簡単に補足する。まず要求が(b)に示した内容で
ある場合には、(a)と同様の手順を使用して各プリン
タ装置103(106、108)のスプーリング情報を
入手し、スプーリングされているそれぞれのページ数を
表示画面に表示する(図8)。また、自動要求キー19
2が押されていた場合には、同様に確認時間間隔をオペ
レータに設定させて、その時間間隔で表示132は主制
御部131に情報の入手を依頼して、得られた情報の表
示を行う。
【0086】なお、警告灯219は、プリンタ装置10
3(106、108)でエラーが発生した場合にこれか
ら送られてくる応答制御情報によって点滅表示される点
も(a)の要求の際と同様である。オペレータが警告灯
219を選択した場合には、障害の詳細な内容が表示さ
れることも同様である。オペレータがスプーリングの状
況等を配慮してプリンタ装置103(106、108)
の選択を行った場合には、表示制御部132は主制御部
131にその旨を通知する。この場合、主制御部131
は図13に示した要求制御データを作成し、プリンタア
クセス部134を通じて対応する印刷データ出力装置1
41(142、143)にこれを転送する。印刷データ
出力装置141(142、143)は、この要求制御デ
ータに従って印刷データの出力先の変更を行う。この点
については、後に説明する。
【0087】要求が(c)に示した内容である場合、表
示制御部132は各プリンタ装置103(106、10
8)の印刷完了予測時間を入手して、図9に示すように
その内容を表示装置135に表示する。また、要求が
(d)に示す内容の場合には、図10に示すようにその
内容を表示装置135に表示することになる。
【0088】印刷データ出力処理
【0089】図15は、印刷データ出力機能部145を
中心とした印刷データ出力処理を表わしたものである。
ここでは、チャンネルプリンタ103と接続を行う印刷
データ出力装置141について説明する。他の印刷デー
タ出力装置142、143については、その制御内容が
実質的に同一なので説明を省略する。
【0090】さて、図3に示した印刷データ出力装置1
41の主制御部151は、まず各処理部152〜155
を起動させ(ステップS301)、続いて制御データ受
信部152にデータの受信を行っているか否かのチェッ
クを依頼する(ステップS302)。主制御部151は
次に印刷データ受信部153に対してデータの入力を依
頼する(ステップS303)。印刷データ受信部153
はこれを基にデータの受信処理を行う(ステップS30
4)。
【0091】この後、主制御部151は制御データ受信
部152に対してプリンタ管理機能部146から制御デ
ータが転送されているか否かのチェックを依頼する(ス
テップS305)。制御データ受信部152はこれを基
にして、制御データの受信の有無をチェックし、受信さ
れている場合にはその内容を解析する(ステップS30
6)。
【0092】この結果として、制御データが受信されて
いる場合には(ステップS307;Y)、それが印刷デ
ータ出力装置141に対する属性変更データであるかど
うかのチェックが行われる(ステップS308)。属性
変更データの場合(Y)、主制御部151は図示しない
内部処理属性変更テーブルの変更を処理属性変更部15
4に対して依頼する(ステップS309)。処理属性変
更部154は、これに基づいて内部処理属性変更テーブ
ルの変更処理を行い、これにより印刷データの宛先が変
更されることになる。
【0093】この後、印刷データ出力部155はその宛
先のプリンタ装置103に対して印刷データの出力処理
を行う(ステップS311)。印刷データの出力処理
は、データの終了するまで行われ(ステップS31
2)、その間はステップS304からの処理が繰り返し
行われる。なお、ステップS307で制御データが受信
されていないと判別された場合には(N)、ステップS
311に進んで印刷データの出力処理が行われることに
なる。
【0094】一方、ステップS308で印刷データ出力
装置141に対する属性変更データ以外の制御データが
受信されているとされた場合には(N)、主制御部15
1はこれをプリンタ装置103に対して転送するように
依頼する(ステップS313)。印刷データ出力部15
5はこの制御データをプリンタ装置103に送信した
後、応答制御情報の受信を待機する(ステップS31
4)。プリンタ装置103から応答制御情報が送られて
きたら、印刷データ出力部155はこれを主制御部15
1に通知してプリンタ管理機能部146への転送を依頼
する(ステップS315)。これを基に制御データ受信
部152は制御データの転送処理を行い(ステップS3
16)、この後、ステップS311の処理が行われるこ
とになる。
【0095】プリンタ装置処理
【0096】図16、図17および図19は、チャンネ
ルプリンタ装置の処理を主体としたプリンタ装置処理の
流れを表わしたものである。チャンネルプリンタ装置1
03以外のプリンタ装置106、108の制御もこれら
と実質的に同一なので、これらのプリンタ装置106、
108についての説明は省略する。
【0097】図16は、チャンネルプリンタ装置103
におけるデータの入力処理の流れを表わしている。すな
わち、図4に示したチャンネルプリンタ装置103の主
制御部161は、まず各処理部163〜168の起動を
行い(ステップS401)、ハードウェア障害検出部1
68がこれを基にして自己のプリンタ装置108内部の
障害をチェックする(ステップS402)。この結果、
障害が存在した場合(ステップS403;Y)、ハード
ウェア障害検出部168は主制御部161に対して障害
情報を通知する(ステップS404)。
【0098】主制御部161は、これを基にして障害内
容を表わした応答制御データを生成し、これをホストコ
ンピュータ101側に転送する依頼をデータ受信解析部
163に対して行う(ステップS406)。このように
してホストコンピュータ101側に送られた応答制御デ
ータを基にして、プリンタ管理機能部146はその表示
装置135に警告表示を行うことになる。
【0099】一方、データ受信解析部163は送られて
きたデータの受信とその解析を行う(ステップS40
7)。データ受信解析部163の解析の結果、そのデー
タに対応する処理が実行される(ステップS408)。
【0100】図17は、図16のステップS408の処
理を具体的に表わしたものである。このステップS40
8でデータの解析を行った結果、それが制御データでは
なかった場合、すなわち印刷データの通知であった場合
(ステップS501;N)、データ受信解析部163は
その結果を入力処理部164に通知し、入力処理部16
4は不揮発性記憶装置アクセス部169に対して印刷デ
ータの書き込みを依頼する(ステップS502)。不揮
発性記憶装置アクセス部169はこれを基にして不揮発
性記憶装置170に対する印刷データの書込処理を行う
(ステップS503)。入力処理部164は、印刷デー
タが不揮発性記憶装置170内のスプールファイルに書
き込まれる際に、スプーリングテーブルを順次更新する
処理を行う(ステップS504)。
【0101】図18は、スプーリングテーブルの構成の
一例を表わしたものである。スプーリングテーブルに
は、それぞれのスプーリングされたファイルの出力順序
番号、ファイル名、所有者名、処理状況、データ属性、
合計ページ数、レコード数が記されるようになってい
る。
【0102】ここで出力順序番号とは、スプーリング済
みの印刷データファイルの出力優先順位が格納されてい
る。この順位は、1つの印刷データファイルが出力され
るたびに順次繰り上がることになる。ファイル名とは、
印刷データファイルに付けられる“データ1”等の名称
をいう。所有者名とは、印刷データの所有者の名称ある
いは印刷データの出力元の識別名をいう。処理状況とし
ては、処理状態と出力ページ数が記される。ここで処理
状態とは印刷データが入力中であるか、出力中である
か、あるいは出力を待機している状態であるかをいい、
これらのいずれかが記される。出力状態とは、現在処理
されたページ数をいい、出力中であれば出力されたペー
ジ数が、入力中であれば入力されたページ数が記され
る。
【0103】データ属性とは、各種印刷データの属性を
いう。これらは、例えば用紙サイズ、用紙における印刷
方向、現像剤のカラー、フォントの種別、電子フォーム
の種類があり、これらの内容が記されることになる。合
計ページ数とは、印刷データを印刷する場合の合計ペー
ジを示すものであり、レコード数とは各印刷データの入
力レコードの総数をいう。
【0104】図17に戻って説明を続ける。ステップS
501で制御データが受信されたと判別された場合、そ
れがプリンタ管理機能部146からのどのような要求で
あるかによって処理が異なる。まず、それが図12で説
明した(b)に示した内容の要求であった場合を説明す
る。この要求では各プリンタ装置103のスプーリング
情報を表示することが要求されている。
【0105】(b)に示した内容の要求であれば(ステ
ップS505;Y)、主制御部161はプリンタ情報収
集部166に対して情報の収集を依頼する(ステップS
506)。プリンタ情報収集部166はこれを基にスプ
ーリング情報を取得する(ステップS507)。主制御
部161はこのスプーリング情報を格納した応答制御デ
ータを生成し、これを転送依頼する(ステップS50
8)。データ受信解析部163はこの応答制御データを
ホストコンピュータ101側に転送処理する(ステップ
S509)。
【0106】これに対して、制御データの示す要求が
(c)に示した内容のものであれば(ステップS51
0;Y)、各プリンタ装置103の印刷完了時間を表示
するための制御が行われる。この際には、主制御部16
1がプリンタ情報収集部166に対して情報の収集を依
頼し(ステップS511)、プリンタ情報収集部166
はこれを基にプリンタ印刷終了予測時間情報の取得を行
う(ステップS512)。主制御部161はこのプリン
タ印刷終了予測時間情報を格納した応答制御データを生
成し、これを転送依頼する(ステップS513)。デー
タ受信解析部163はこの応答制御データをホストコン
ピュータ101側に転送処理することになる(ステップ
S514)。
【0107】また、例えば制御データの示す要求が
(d)に示した内容のものであれば、各プリンタ装置1
03の給紙およびスタッカ情報をグラフで表示するため
の制御が行われる。この際には、主制御部161がプリ
ンタ情報収集部166に対して情報の収集を依頼し(ス
テップS515)、プリンタ情報収集部166はこれを
基に給紙残量とスタッカ情報の取得を行う(ステップS
516)。主制御部161はこの給紙およびスタッカ情
報を格納した応答制御データを生成し、これを転送依頼
する(ステップS517)。データ受信解析部163は
この応答制御データをホストコンピュータ101側に転
送処理することになる(ステップS518)。
【0108】以上、図16のステップS408の処理を
具体的に説明した。図16に戻ってその後の処理を説明
する。ステップS408の処理が行われたら、主制御部
161はこのプリンタ装置103に対する停止要求が存
在するか否かをチェックする(ステップS409)。そ
して、存在しなければ(ステップS410;N)、ステ
ップS402に戻って処理を繰り返し続行することにな
る。
【0109】一方、停止要求が存在した場合(ステップ
S410;Y)、主制御部161は停止する旨を通知す
る応答制御データを生成し、その転送をデータ受信解析
部163に依頼する(ステップS411)。データ受信
解析部163はこの応答制御データをホストコンピュー
タ101側に転送処理することになる(ステップS41
2)。
【0110】図19は、チャンネルプリンタ装置103
におけるデータの出力処理の流れを表わしている。すな
わち、まずハードウェア障害検出部168が自己のプリ
ンタ装置108内部の障害をチェックする(ステップS
601)。この結果、障害が存在した場合(ステップS
602;Y)、ハードウェア障害検出部168は主制御
部161に対して障害情報を通知する(ステップS60
3)。主制御部161はこの障害情報を組み込んだ応答
制御データを生成し、データ受信解析部163にこの転
送を依頼する(ステップS604)。データ受信解析部
163はこの応答制御データを対応する印刷データ出力
装置141に転送することになる(ステップS60
5)。
【0111】この後、出力処理部165は、主制御部1
61の指示に基づいて不揮発性記憶装置170内の登録
状況を監視する(ステップS606)。そして、印刷デ
ータの登録があったら(ステップS607;Y)、印刷
データをこの不揮発性記憶装置170から読み出す処理
を行う(ステップS608)。そしてその印刷データに
基づくプリントアウトが行われる(ステップS60
9)。
【0112】一方、ステップS602でハードウェア障
害が存在しないと判別された場合には(N)、ステップ
S603〜S605の処理を行わずに、直ちに印刷デー
タの登録が監視される(ステップS606)。また、こ
のとき印刷データの登録が無かった場合には(ステップ
S607;N)、出力処理が終了することになる(リタ
ーン)。
【0113】さて、ステップS609で印刷データの出
力処理が終了したら、ハードウェア障害検出部168が
自己のプリンタ装置108内部の障害を再度チェックす
る(ステップS610)。そして、障害が無ければ(ス
テップS611;N)、そのファイルの印刷データの処
理が終了していない限り(ステップS612;N)、ス
テップS608戻って以上説明した処理が繰り返され
る。そして、そのファイルの印刷データの処理が終了す
れば(ステップS612;Y)、ステップS606に戻
って次の印刷データのファイルが登録されるのを監視す
ることになる。
【0114】また、ステップS611でハードウェア障
害が存在するとされた場合には、ハードウェア障害検出
部168は主制御部161に障害情報を通知し(ステッ
プS613)、主制御部161はこれを組み込んだ応答
制御データを生成し、その転送を依頼することになる
(ステップS614)。この場合、データ受信解析部1
63はこの応答制御データを対応する印刷データ出力装
置141に転送して(ステップS615)、ステップS
612に進むことになる。
【0115】以上説明した実施例では、1つのホストコ
ンピュータが印刷データ出力機能部145とプリンタ管
理機能部146の双方を備えているものとして説明した
が、請求項2に記載したように印刷データ出力機能部1
45をプリンタ管理手段として装置的に独立させ、一ま
たは複数のプリンタ管理機能部146がこれに接続され
るようにしてもよい。
【0116】また、実施例では印刷データ出力機能部1
45がチャネルプリンタ装置用の印刷データ出力装置1
41と、リモートプリンタ装置用の印刷データ出力装置
142、およびLANプリンタ装置用の印刷データ出力
装置143の3種類の印刷データ出力装置を備えたもの
として構成したが、これらのうちのいずれか1つでも備
えていれば良いことはもちろんである。更に、チャネル
プリンタ装置103やリモートプリンタ装置106ある
いはLANプリンタ装置108のそれぞれの個数は特に
限定されるものではないことも当然である。
【0117】
【0118】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ネ
ットワークに接続されている複数のプリンタ装置の稼働
状況を間隔を置いて順次判別しかつ一括管理するので
これらのプリンタ装置が遠隔地に存在しているような場
合でも、稼働の状態を即座に把握することができ、プリ
ントシステムの全体的な運用状態を考慮しながら個々の
印刷データの出力先を動的に変更することができる。し
たがって、各プリンタ装置を有効に活用することができ
ると共に、遠隔地のプリンタ装置であっても印刷が正常
に行われたことを一々連絡する必要がなく、その確認を
行うことができる。
【0119】また、本発明によればそれぞれのプリンタ
装置を一括管理して障害の状況等を逐次把握することが
できるので、これらの障害の原因の追求時間の総計を短
縮することができ、システム管理者およびプリンタオペ
レータの労力やシステムに携わる時間を大幅に削減する
ことが可能になる。
【0120】更に、請求項1記載の発明によれば印刷デ
ータの送信手段とプリンタ装置の管理を行う手段とが一
体として構成されているので、プリントシステム全体を
比較的簡単に構成することができる。
【0121】一方、請求項2記載の発明によれば、印刷
データの送信手段とプリンタ装置の管理を行う手段とを
別個に構成したので、ワークステーション等の印刷デー
タの送出側あるいは作成側の個々の装置に特別な機能を
追加することなく適正なプリンタ装置の選択が行なえる
ようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるプリントシステム
の構成を表わした周波数構成図である。
【図2】 ホストコンピュータの回路構成の概要を表わ
したブロック図である。
【図3】 印刷データ出力装置の構成の一例を表わした
ブロック図である。
【図4】 プリンタ装置の一例としてチャネルプリンタ
装置の構成を表わしたブロック図である。
【図5】 本実施例のプリンタ管理処理の流れを表わし
た流れ図である。
【図6】 プリンタ管理機能部の表示装置に表示された
初期画面を表わした平面図である。
【図7】 “プリンタ装置一覧の表示”操作キーが押さ
れたときの表示画面の一例を表わした平面図である。
【図8】 “スプーリング情報の表示”操作キーが押さ
れたときの表示画面の一例を表わした平面図である。
【図9】 “印刷完了予測時間別一覧の表示”操作キー
が押されたときの表示画面の一例を表わした平面図であ
る。
【図10】 “給紙/スタッカ情報一覧の表示”操作キ
ーが押されたときの表示画面の一例を表わした平面図で
ある。
【図11】 プリンタ情報管理テーブルの一部について
その登録の様子を表わした説明図である。
【図12】 図5のステップS115における要求項目
確認表示処理の具体的な流れを表わした流れ図である。
【図13】 印刷データ出力装置から送出される要求制
御データのフォーマットを示したフォーマット構成図で
ある。
【図14】 プリンタ装置から送られてくる応答制御情
報のフォーマットを表わしたフォーム構成図である。
【図15】 印刷データ出力機能部を中心とした印刷デ
ータ出力処理を表わした流れ図である。
【図16】 チャンネルプリンタ装置におけるデータの
入力処理の流れを表わした流れ図である。
【図17】 図16のステップS408の処理を具体的
に表わした流れ図である。
【図18】 スプーリングテーブルの構成の一例を表わ
した説明図である。
【図19】 チャンネルプリンタ装置におけるデータの
出力処理の流れを表わした流れ図である。
【図20】 従来使用されたプリントシステムの一例を
表わしたシステム構成図である。
【図21】 従来使用されたプリントシステムの他の例
を表わしたシステム構成図である。
【符号の説明】
101…ホストコンピュータ、102…通信ケーブル、
103…チャネルプリンタ装置、104…回線網、10
6…リモートプリンタ装置、107…LAN、108…
LANプリンタ装置、111…CPU、113…作業用
メモリ、116…キーボード、117…タッチパネル、
119…磁気ディスク、122…CRT、123…通信
制御装置、131、151、161…主制御部、135
…表示装置、136…揮発性記憶装置、141〜143
…印刷データ出力装置、145…印刷データ出力機能
部、146…プリンタ管理機能部、152…制御データ
受信部、153…印刷データ受信部、154…処理属性
変更部、155…印刷データ出力部、162…チャネル
ドライバ、163…データ受信解析部、164…入力処
理部、165…出力処理部、166…プリンタ情報収集
部、167…表示制御部、168…ハードウェア障害検
出部、170…不揮発性記憶装置、172…給紙センサ
回路、173…出力スタッカ回路、174…トナーセン
サ回路、182…“プリンタ装置一覧の表示”操作キ
ー、183…“スプーリング情報の表示”操作キー、1
84…“印刷完了予測時間別一覧の表示”操作キー、1
85…“給紙/スタッカ情報一覧の表示”操作キー、1
92、212、223、233…自動要求キー、19
3、213、223、233…手動要求キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 29/38 B41J 29/42 G06F 3/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路と、 この伝送路を通じて送られてきた印刷データを基にして
    印刷を行う印刷手段と、この印刷手段の稼働状況につい
    て予め定められた事項を間隔を置いて順次判別する稼働
    状況判別手段と、判別されたこれらの事項を前記伝送路
    に送出する通信手段と、印刷データの印刷先の変更指示
    があったとき予め定められた範囲の印刷処理が終了する
    までその印刷を続行し、その後にこれを終了させる印刷
    終了手段とをそれぞれ備えた複数のプリンタ装置と、 前記伝送路を介して送られてくるこれらの稼働状況をプ
    リンタ装置ごとに表示する表示手段と、印刷データの送
    信を行う送信手段と、表示手段の表示内容に応じて印刷
    データの送信先を変更指示できる変更指示入力手段と、
    この変更指示入力手段により変更指示が入力されたとき
    該当するプリンタ装置にこれを伝達する通信手段を備え
    た印刷データ送信部とを具備することを特徴とするプリ
    ントシステム。
  2. 【請求項2】 伝送路と、 この伝送路を通じて送られてきた印刷データを基にして
    印刷を行う印刷手段と、この印刷手段の稼働状況につい
    て予め定められた事項を間隔を置いて順次判別する稼働
    状況判別手段と、判別されたこれらの事項を前記伝送路
    に送出する通信手段と、印刷データの印刷先の変更指示
    があったとき予め定められた範囲の印刷処理が終了する
    までその印刷を続行し、その後にこれを終了させる印刷
    終了手段とをそれぞれ備えた複数のプリンタ装置と、 前記伝送路を介して印刷データの送信を行う印刷データ
    送信部と、 前記伝送路を介して印刷データ送信部から印刷データを
    受信する印刷データ受信手段と、受信した印刷データを
    送信する送信手段と、前記伝送路を介して送られてくる
    これらの稼働状況をプリンタ装置ごとに表示する表示手
    段と、表示手段の表示内容に応じて印刷データの送信先
    を変更指示できる変更指示入力手段と、この変更指示入
    力手段により変更指示が入力されたとき該当するプリン
    タ装置にこれを伝達する通信手段を備えた印刷データ管
    理部とを具備することを特徴とするプリントシステム。
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