JP3158510B2 - 溶接ヒューム用集塵機 - Google Patents

溶接ヒューム用集塵機

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健吾 古谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶接作業時に発生するヒ
ュームを吸引して集塵する溶接ヒューム用集塵機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、溶接作業における環境改善のため
に、バッグフィルタ方式、静電集塵方式等の各種集塵機
が実用化されている。以下、従来の集塵機について説明
する。
【0003】図4および図5に従来からのこの種の集塵
機の構成を示す。図4において1は除塵フィルタや電動
送風機などを内蔵する集塵機の本体、2はホース、3は
ホース2の中間に設けられたスパッタトラップ、4はホ
ース2の先端に接続され、溶接ヒュームの発生源の近く
に設けられるフードである。
【0004】図5はスパッタトラップの構造を示す断面
図である。ホース2の中間に設けられたスパッタトラッ
プ本体5の側面には吸気口6、上面には排気口7が設け
られ、各々ホース2に接続されている。矢印A、矢印B
はヒュームを含んだ空気の流れる方向を示す。スパッタ
トラップ本体5の内部には前記吸気口6に対向して傾斜
板8が設けられている。スパッタトラップ本体5の下部
にはスパッタ受け9が抜挿自在に設けられている。
【0005】以上のように構成された集塵機について、
以下その動作について説明する。ヒュームを含んだ空気
はホース2を通って矢印Aの方向から吸気口6を経てス
パッタトラップ本体5に入ってくる。このとき溶接作業
で発生したスパッタも高温のままで同時にスパッタトラ
ップ本体5に入る。ヒュームを含んだ空気はそのまま傾
斜板8を下方から迂回して、上面に設けられた排気口6
からホース2を経て集塵機本体1に吸引され、除塵フィ
ルタで濾過され、清浄空気が排出される。スパッタトラ
ップ本体5に入ったスパッタは、ヒュームに比べて著し
く直径が大きく、しかも質量も大きいため、傾斜板8に
衝突して落下し、スパッタ受け9に溜る。したがって、
高温のスパッタが集塵機本体1に侵入して内部の樹脂部
品を変形させたり、除塵フィルタなどの可燃物が燃焼し
たりすることを防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、ホースの中間にスパッタトラップを接続しなけ
ればならず、狭い場所への設置には不向きであり、また
集塵機本体のフィルタ、ごみ受け皿の清掃とは別にスパ
ッタ受けに溜ったスパッタを時々清掃せねばならないと
いう問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解消するもの
で、ホースの中間にスパッタトラップを設けることな
く、スパッタが本体内部の樹脂部品あるいは可燃物に至
るのを防止し、したがって樹脂部品の変形、可燃物の燃
焼などがなく、また大きな設置スペースが不要で、清掃
も集塵機本体だけ行えばよい、合理的な溶接ヒューム用
集塵機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の溶接ヒューム用集塵機は、本体内に配置さ
れ、静電集塵電極,プレフィルタおよびごみ受け皿を上
から順に抜挿自在に収納するダストボックスと、ダスト
ボックスの静電集塵電極側に設けた排気口とごみ受け皿
側に設けた吸気口と、内面には発泡ポリウレタンなどか
らなるパッキングが貼付され、閉時には気密を保つよう
にダストボックスの前面を開閉自在に覆う扉と、電動送
風機と、制御装置とを備え、前記プレフィルタを支持す
るためにダストボックス内に設けられた金属板からなる
プレフィルタ受けには、中央部分を残して通気口を設
け、ダストボックスの最下部に抜挿自在に設けられたご
み受け皿の、吸気口と反対方向に面を設け、この面を有
するごみ受け皿の側壁の上端の高さがプレフィルタ受け
と同じかまたはやや高くなるように構成したものであ
る。
【0009】
【作用】この構成によって、ダストボックスのプレフィ
ルタ受けの通気口に挟まれた中央部と、受け皿に設けら
れた吸気口に対向する面がスパッタ衝突・分離板として
機能し、ヒュームおよび高温のスパッタを含んだ空気は
ヒューム用集塵機本体に吸引されて、このスパッタ衝突
・分離板に衝突する。直径および質量ともに小さいヒュ
ームは空気と一緒に上部のフィルタへと流れて行くが、
直径および質量ともに大きい高温のスパッタは落下して
ごみ受け皿に溜る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0011】図1は溶接ヒューム用集塵機の全体構成を
示しており、溶接ヒューム集塵機の本体11のダストボ
ックス12の前面を開閉自在に覆う扉13を開き、内部
の静電集塵電極14、プレフィルタ15、ごみ受け皿1
6を取り出した状態を示している。これら静電集塵電極
14、プレフィルタ15、ごみ受け皿16の3点は運転
時にはダストボックス内部に収納されている。ダストボ
ックス12の両側面には静電集塵電極ガイド17、接点
ばね18、下部にはプレフィルタ受け19が設けてあ
る。扉13の内面には発泡ポリウレタンなどからなるパ
ッキング20が貼付され、扉13が閉まった時にはダス
トボックス12の気密を保つとともに、プレフィルタ1
5、静電集塵電極14、ごみ受け皿16を押さえて、ヒ
ュームを含んだ空気がプレフィルタ15、静電集塵電極
14を通過せずに排気されるのを防止している。また、
ダストボックス12の内部で、静電集塵電極14、プレ
フィルタ15、ごみ受け皿16の3部品が振動して異常
音を発生するのも防止をしている。静電集塵電極14の
両側面には接点ばね18と接触し通電する一対の接点2
1が設けてある。一対の接点21の一方は接地される、
他方は数kVの高電圧が印加される接点である。プレフ
ィルタ15は金属板ケースの中にデミスタを詰めてでき
ている。プレフィルタ受け19は、ダストボックス12
に溶接あるいはねじ止めで固定してある。プレフィルタ
受け19には中央部22を除き、通気口23が設けてあ
り、その中央部22は1つのスパッタ衝突・分離板とし
て働く。ダストボックス12の下方には電動送風機2
4、横には制御回路(図示せず)、操作パネル(図示せ
ず)が設けてある。25は溶接ヒュームの発生源に設け
られるフード、26はフード25と本体11を接続する
ホースである。
【0012】図2は、溶接ヒューム用集塵機の運転時す
なわち扉13が閉まった状態のダストボックス部の縦断
面図である。ダストボックス12の後面中央下部には吸
気口27、その上部には排気口28が設けられている。
一端をフード25に接続されたホース26の他端は吸気
口27に接続されている。排気口28と電動送風機24
とは第2のホース29で接続されている。プレフィルタ
15を支持するプレフィルタ受け19の高さは吸気口2
7よりやや高い位置となっている。プレフィルタ受け1
9は前述したように吸気口27に対向した中央部22を
残して通気口23が設けてある。
【0013】図3に示すごみ受け皿16は、装着時に吸
気口27と対向する前面30を有する側壁が上方に向か
って開口するような傾斜面となっており、この前面30
を有する側壁の吸気口27に対向する面がもう1つのス
パッタ衝突・分離板として働く。31は前面30を有す
る側壁に一体に設けられたごみ受け皿16の抜挿用のハ
ンドルである。
【0014】以上のように構成された溶接ヒューム用集
塵機について、その動作を説明する。 溶接作業場の、
溶接ヒューム、スパッタの発生する場所に設置されたフ
ード25から吸引された溶接ヒュームと高温のスパッタ
を含んだ空気は、ホース26を経て吸気口27から溶接
ヒューム用集塵機の本体11のダストボックス12内に
入ってくる。直径、質量ともに大きい高温のスパッタ
は、ごみ受け皿16の前面30とプレフィルタ受け19
の中央部22に衝突してごみ受け皿16内に落下、堆積
する。直径および質量ともに小さい溶接ヒュームは空気
と一緒にプレフィルタ受け19の通気口23を通過し、
上方のプレフィルタ15、静電集塵電極14で溶接ヒュ
ームが吸着、除塵される。以上のようにして、清浄にな
った空気はダストボックス12上部の排気口28から第
2のホース29と下部の電動送風機24を経て機外に排
出される。
【0015】電動送風機24の運転を停止した時、プレ
フィルタ15と静電集塵電極14で除塵され貯溜されて
いた溶接ヒュームの一部は落下して、スパッタと同様に
ごみ受け皿16に溜る。堆積したスパッタと溶接ヒュー
ムは、プレフィルタ15、静電集塵電極14の清掃時な
どに、扉13を開けた時、ハンドル31を使ってごみ受
け皿16を引き出し廃棄される。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明は、溶接ヒューム用
集塵機本体内部のプレフィルタ受けの中央部とごみ受け
皿の前面がスパッタ衝突・分離板を構成しているので、
高温のスパッタを確実に分離することができる。したが
って、高温のスパッタがダストボックス内部の樹脂部
品、パッキングを変形させたり、可燃性部品を燃焼させ
たりすることを防止できる。さらに、本発明は溶接ヒュ
ーム用集塵機内部の部品と一体にスパッタ衝突・分離板
を構成しているので、従来例のようにホースの中間にス
パッタトラップを設けることが不要で、大きな設置場
所、設置の手間、本体とは別のスパッタ受けを清掃する
手間を省くことができ、さらに、一体化することにより
コストダウンされた、優れた溶接ヒューム用集塵機を実
現できる。
【0017】さらに、本発明では吸気口からダストボッ
クス内に高速で流入する空気を、吸気口に対向する、傾
斜を有するごみ受け皿の前面で緩やかに上方へと偏向さ
せることにより、圧力損失を減らして風量の低下を少な
くするという、別の効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶接ヒューム用集塵機の一実施例を示
す斜視図
【図2】本発明の溶接ヒューム用集塵機のダストボック
ス部の縦断面図
【図3】本発明の溶接ヒューム用集塵機のごみ受け皿の
斜視図
【図4】従来の溶接ヒューム用集塵機を示す斜視図
【図5】従来の溶接ヒューム用集塵機のスパッタトラッ
プの断面図
【符号の説明】
11 本体 12 ダストボックス 13 扉 14 静電集塵電極 15 プレフィルタ 16 ごみ受け皿 19 プレフィルタ受け 20 パツキング 22 中央部 23 通気口 24 電動送風機 27 吸気口 30 前面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B07B 7/04 B03C 3/14 A (56)参考文献 特開 平4−298212(JP,A) 特開 昭52−8577(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 47/00 - 47/18 B01D 45/08 B01D 50/00 B03C 3/02 - 3/88 B07B 7/04 B23K 9/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に配置され、静電集塵電極,プレ
    フィルタおよびごみ受け皿を上から順に抜挿自在に収納
    するダストボックスと、ダストボックスの静電集塵電極
    側に設けた排気口とごみ受け皿側に設けた吸気口と、内
    面には発泡ポリウレタンなどからなるパッキングが貼付
    され、閉時には気密を保つようにダストボックスの前面
    を開閉自在に覆う扉と、電動送風機と、制御装置とを備
    え、前記プレフィルタを支持するためにダストボックス
    内に設けられた金属板からなるプレフィルタ受けには、
    中央部分を残して通気口を設け、ダストボックスの最下
    部に抜挿自在に設けられたごみ受け皿の、吸気口と反対
    方向に面を設け、この面を有するごみ受け皿の側壁の上
    端の高さがプレフィルタ受けと同じかまたはやや高くな
    るようにした溶接ヒューム用集塵機。
  2. 【請求項2】 吸気口をダストボックスの扉と反対側で
    かつごみ受け皿側に設け、ごみ受け皿の吸気口と反対方
    向の側壁の面は下部が吸気口に近くなるような傾斜面と
    して、その傾斜面の、吸気口とは反対の面にハンドルを
    一体に設けたことを特徴とする請求項1記載の溶接ヒュ
    ーム用集塵機。
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