JP3158307U - 超音波肉厚測定装置 - Google Patents

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健治 山田
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安良 大矢
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Abstract

【課題】管寄せに設けられた検査孔と管寄せに接続されたボイラチューブの位置関係によりボイラチューブの肉厚測定が制約を受けにくい超音波肉厚測定装置を提供する。【解決手段】超音波肉厚測定装置は、管寄せに設けられた第1検査孔から管寄せに接続されたボイラチューブ内に超音波肉厚測定用のセンサプローブを挿入するためのガイド管10を具備する。ガイド管10は、フレキシブルホース11を備える。フレキシブルホース11は、フレキシブルホース11に曲げる力が作用したときに曲がり、曲げる力が作用しなくなっても曲がった形状が維持される構造を備える。【選択図】図2

Description

本考案は、超音波肉厚測定装置に関し、特にボイラの肉厚測定に好適な超音波肉厚測定装置に関する。
ボイラチューブは、定期的な肉厚測定が必要である。ボイラチューブ内を水で満たし、ボイラチューブ内に配置された超音波センサを用いてボイラチューブの肉厚を測定するインナーUTが行われている。
特許文献1は、インナーUTに関連する技術として、センサ挿入装置を開示している。センサ挿入装置は、超音波センサをボイラチューブに挿入するための送水管を備える。送水管は、屈曲機構と、屈曲機構を操作するためのワイヤとを備える。送水管は管寄せの端部に設けられた検査孔から管寄せの軸方向に管寄せ内に挿入され、送水管の先端がボイラチューブの方を向くようにワイヤが操作され、送水管の先端がボイラチューブに挿入される。その後、超音波センサが送水管に挿入され、超音波センサは水圧によりボイラチューブに挿入される。
特許文献2は、インナーUTに関連する技術として、超音波センサをボイラチューブに挿入するために誘導ノズルを開示している。誘導ノズルは、2つの関節部と、誘導ノズルの先端部に設けられた電磁石とを備える。誘導ノズルが上管寄せの上部に設けられた検査孔から上管寄せ内に挿入され、誘導ノズル内に挿入されたCCDカメラによる観察に基づいて関節部が屈曲され、電磁石により誘導ノズルの先端部がボイラチューブに固定される。
特許文献3は、インナーUTとは別の技術として、ボイラの配管内部内視方法を開示している。配管内部内視方法において、可撓性を有する金属製芯線を管寄せの上部に設けられた検査孔から管寄せ内に挿入して管寄せの底部に沿って配置し、可撓性を有するガイド管をガイド管内に金属製芯線が通されるように検査孔から管寄せ内に挿入し、ガイド管の先端部が金属製芯線から外れるまでガイド管を金属製芯線に沿って押し進め、ガイド管の先端部を管寄せの底部に接続されたボイラチューブ内に落とし入れ、金属製芯線をガイド管から引き抜いた後にガイド管を介してCCDカメラをボイラチューブに挿入する。
しかしながら、特許文献1のセンサ挿入装置は、検査孔が管寄せの上部に設けられたボイラに適用することが難しい。特許文献2の誘導ノズルは、柔軟性を有しない複数の管が関節部を介して接続された構造を有しているため、検査孔の真下付近にないボイラチューブに超音波センサを誘導することが難しい。特許文献3のガイド管は、ガイド管の先端部が重力によりボイラチューブ内に落とし入れられるため、ボイラチューブが管寄せの底部に接続されないボイラに適用することが難しい。
特開昭60−260815号公報 特開2001−305110号公報 特許第3578572号公報
本考案の目的は、管寄せに設けられた検査孔と管寄せに接続されたボイラチューブの位置関係によりボイラチューブの肉厚測定が制約を受けにくい超音波肉厚測定装置を提供することである。
以下に、(考案を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(実用新案登録請求の範囲)の記載と(考案を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(実用新案登録請求の範囲)に記載されている考案の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本考案に係る超音波肉厚測定装置は、管寄せ(100)に設けられた第1検査孔(101)から前記管寄せに接続されたボイラチューブ(111〜117)内に超音波肉厚測定用のセンサプローブ(30)を挿入するためのガイド管(10)を具備する。前記ガイド管は、フレキシブルホース(11)を備える。前記フレキシブルホースは、前記フレキシブルホースに曲げる力が作用したときに曲がり、前記曲げる力が作用しなくなっても曲がった形状が維持される構造を備える。
前記フレキシブルホースは、前記第1検査孔から前記管寄せ内に挿入された前記ガイド管の先端(13)が前記管寄せの内周面(100a)に略垂直に接触した状態で前記ガイド管を押し込むと前記先端が前記管寄せの軸方向に移動し、更に前記ガイド管を押し込むと前記先端が前記軸方向に垂直な面内で反転する構造を備える。
前記フレキシブルホースは、前記先端が前記管寄せの前記内周面に略垂直に接触した状態で前記ガイド管を押し込むと、前記フレキシブルホースがコの字状に曲がった状態を維持したまま前記先端が前記軸方向に移動する構造を備える。
前記フレキシブルホースは、帯状部材(20)を備える。前記帯状部材は、前記帯状部材の幅方向(W)の両側にそれぞれ設けられた第1側縁部(21)及び第2側縁部(22)を備える。前記第1側縁部は、第1部分(21a)を備える。前記第2側縁部は、前記第1部分と前記帯状部材の長手方向の位置が異なる第2部分(22a)を備える。前記帯状部材は、前記第1部分と前記第2部分が係合するようにコイル状に形成される。前記第1部分は、前記幅方向に一定の範囲で前記第2部分に対して移動可能なように、前記第2部分に挟まれる。
前記ガイド管の見かけの密度は水の密度より小さい。
上記超音波肉厚測定装置は、輪(29)が付いた支持ワイヤ(28)を更に具備する。前記フレキシブルホースは、前記フレキシブルホースが前記輪に通された状態で前記輪が引っかかる螺旋状の凸構造(22)を備える。
前記ガイド管は、前記フレキシブルホースに接続された筒状のガイド管先端部(13)を備える。前記ガイド管先端部は、先細りのテーパ管である。
前記ガイド管は、柔軟性と弾力とを有する中間筒(12)と、前記中間筒を介して前記フレキシブルホースに接続された筒状のガイド管先端部(13)と、前記ガイド管先端部に取り付けられて前記フレキシブルホースに沿って配置される第1操作ワイヤ(15)とを備える。
前記ガイド管は、前記ガイド管先端部に取り付けられて前記フレキシブルホースに沿って配置される第2操作ワイヤ(16)と、前記ガイド管先端部に取り付けられて前記フレキシブルホースに沿って配置される第3操作ワイヤ(17)とを備える。
前記ガイド管先端部は、磁性体を備える。
上記超音波肉厚測定装置は、前記センサプローブを更に具備する。前記センサプローブは、ケーブル(32)と、前記ケーブルの先端に取り付けられたセンサプローブ先端部(31)とを備える。前記センサプローブ先端部は、同一面内の放射方向を向く複数の超音波センサ(44)を備える。
前記センサプローブ先端部は、開閉機能を有する第1調芯具(41)と、開閉機能を有する第2調芯具(42)とを備える。前記複数の超音波センサは、前記第1調芯具及び前記第2調芯具の間に配置される。
前記ケーブルは、前記フレキシブルホースより柔軟性が高い。
前記管寄せに設けられた第2検査孔(102)を通過可能な形状を有するCCDカメラ(60)を更に具備する。
本考案によれば、管寄せに設けられた検査孔と管寄せに接続されたボイラチューブの位置関係によりボイラチューブの肉厚測定が制約を受けにくい超音波肉厚測定装置が提供される。
図1は、本考案の第1の実施形態に係る超音波肉厚測定装置の測定対象であるボイラの斜視図である。 図2は、第1の実施形態に係るガイド管の側面図である。 図3は、ガイド管のA−A断面図である。 図4は、ガイド管が中間筒において曲がった状態を示す。 図5は、ガイド管のフレキシブルホースの断面図である。 図6は、フレキシブルホースの断面図である。 図7は、第1の実施形態に係るセンサプローブの側面図である。 図8は、第1の実施形態に係る超音波肉厚測定装置を用いたボイラの肉厚測定方法を説明するための管寄せの縦断面図である。 図9は、第1の実施形態に係る超音波肉厚測定装置を用いたボイラの肉厚測定方法を説明するための管寄せの縦断面図である。 図10は、第1の実施形態に係る超音波肉厚測定装置を用いたボイラの肉厚測定方法を説明するための管寄せの縦断面図である。 図11は、第1の実施形態に係る超音波肉厚測定装置を用いたボイラの肉厚測定方法の第1変形例を説明するための管寄せの縦断面図である。 図12は、第1の実施形態に係る超音波肉厚測定装置を用いたボイラの肉厚測定方法の第2変形例を説明するための管寄せの縦断面図である。 図13は、第1の実施形態に係る超音波肉厚測定装置を用いたボイラの肉厚測定方法を説明するための管寄せの横断面図である。 図14は、第1の実施形態に係る超音波肉厚測定装置を用いたボイラの肉厚測定方法を説明するためのボイラチューブの縦断面図である。
添付図面を参照して、本考案による超音波肉厚測定装置を実施するための形態を以下に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、ボイラの斜視図である。ボイラは、管寄せ100と、ボイラチューブ111〜117を備える。管寄せ100は、ボイラの天井部付近に配置される。ボイラチューブ111〜117は、水蒸気の通り道となる複数の小径管であり、管寄せ100から下方に延びている。ボイラチューブ111〜117は、管寄せ100の軸方向に沿って配列されている。ボイラチューブ111〜117の各々は、一端が管寄せ100の斜め下側部分に接続され、他端は焼却炉や過熱器に接続される。管寄せ100の上部に点検用の検査孔101及び102が設けられている。検査孔101及び102は、管寄せ100の軸方向に異なる位置に配置されている。ボイラチューブ114は、管寄せ100に最も近い部分114aを備える。部分114aは、管寄せ100から斜め下に延びている。管寄せ100の軸方向位置に関して、ボイラチューブ114は検査孔101と検査孔102の間に位置する。
ここで、検査孔101及び102の軸と部分114aの軸とがねじれの位置関係にあるため、上述した従来の方法では検査孔101又は102からボイラチューブ114に超音波センサを挿入することが難しい。
以下に説明する本考案の第1の実施形態に係る超音波肉厚測定装置によれば、検査孔101からボイラチューブ114に超音波センサを挿入し、ボイラチューブ114の肉厚を測定することが可能である。
図2を参照して、本実施形態に係る超音波肉厚測定装置が備えるガイド管10を説明する。ガイド管10は、フレキシブルホース11と、中間筒12と、ガイド管先端部13を備える。ガイド管先端部13は、中間筒12を介してフレキシブルホース11に接続される。フレキシブルホース11は、コイル状に巻かれた樹脂製の細長い帯状部材20を備える。帯状部材20は、帯状部材20の幅方向の両側にそれぞれ設けられた第1側縁部21及び第2側縁部22を備える。第1側縁部21及び第2側縁部22は、帯状部材20の長手方向に沿って延びている。帯状部材20の幅方向は、フレキシブルホース11の長手方向にほぼ平行である。中間筒12は、ゴムのような柔軟性と弾力とを有する材料で形成されている。ガイド管先端部13は、先細りのテーパ管である。ガイド管先端部13は、鉄のような磁性体を備え、防錆性を有する。
図3を参照して、ガイド管10は、3本の操作ワイヤ15〜17を備える。操作ワイヤ15〜17は、それぞれガイド管先端部13に取り付けられ、フレキシブルホース11に沿って配置される。フレキシブルホース11は、操作ワイヤ15〜17をそれぞれ案内する操作ワイヤガイド25〜27を備える。操作ワイヤ15〜17は、ガイド管10の周方向に沿って120度ピッチで配置されている。
図4を参照して、操作ワイヤ15〜17のうちの1本又は2本に力を加えることで、ガイド管先端部13が所望の方向に首振りするように中間筒12を曲げることが可能である。操作ワイヤ15〜17のうちの1本又は2本に加えていた力を除くことで、中間筒12の弾力によりガイド管先端部13は中立位置に戻る。操作ワイヤ15〜17に加えていた力を除くだけでガイド管先端部13が中立位置に戻るため、ガイド管先端部13の首振りの操作性が優れている。なお、ガイド管先端部13の首振りのための操作ワイヤの本数は、4本以上であってもよい。
図5及び図6を参照して、フレキシブルホース11の構造を説明する。図5は、縮んだ状態のフレキシブルホース11又は曲がったフレキシブルホース11の内側部分を示している。図6は、伸びた状態のフレキシブルホース11又は曲がったフレキシブルホース11の外側部分を示している。第2側縁部22は、フレキシブルホース11の表面に螺旋状の凸構造を形成している。第1側縁部21は、第1部分21aを備える。第2側縁部22は、第2部分22aを備える。第1部分21aと第2部分22aとは、帯状部材20の長手方向の位置が異なり、フレキシブルホース11の周方向の位置が一致している。第1部分21a及び第2部分22aは、連結するように係合している。より具体的には、第1部分21aは、帯状部材20の幅方向Wに一定の範囲で第2部分22aに対して移動可能なように、第2部分22aに挟まれている。
したがって、フレキシブルホース11は、フレキシブルホース11に曲げる力が作用したときに曲がり、曲げる力が作用しなくなっても曲がった形状が維持される構造を備える。言い換えると、フレキシブルホース11は、曲げに対する柔軟性と、形状維持性とを有する構造を備える。
更に、フレキシブルホース11は、伸縮が可能であり、フレキシブルホース11の中心線まわりにねじる力に対して剛性を有する。
図7を参照して、本実施形態に係る超音波肉厚測定装置が備える超音波測定用のセンサプローブ30を説明する。センサプローブ30は、センサプローブ先端部31と、ケーブル32とを備える。センサプローブ先端部31は、ケーブル32の先端に取り付けられている。センサプローブ先端部31は、調芯具41及び42と、重り43と、複数の超音波センサ(UTセンサ)44を備える。重り43は、センサプローブ先端部31の先端に配置される。複数の超音波センサ44は、同一面内の放射方向を向くように、調芯具41及び42の間に配置されている。調芯具41及び42は、それぞれ開閉機能を有する。ケーブル32は、ワイヤ類51と、ワイヤ類51を覆う皮膜52とを備える。ワイヤ類51は、調芯具41及び42の開閉機能を操作するための操作ワイヤと、超音波センサ44の信号線を含む。皮膜52は、ガイド管10やボイラチューブ111〜117の形に合わせて曲がることができる柔軟性と、ガイド管10やボイラチューブ111〜117内で座屈しない程度の剛性と、小さい表面摩擦抵抗とを有する。
以下、本実施形態に係る超音波肉厚測定装置を用いたボイラの肉厚測定方法を説明する。
図8を参照して、本実施形態に係る超音波肉厚測定装置は、検査孔102を通過可能な形状を有するCCDカメラ60と、CCDカメラ60を支持する支持棒61とを備える。はじめに、CCDカメラ60を検査孔102から管寄せ100内に挿入し、管寄せ100内でCCDカメラ60をボイラチューブ114の方向に向ける。次に、ガイド管10を検査孔101から管寄せ100内に挿入し、ガイド管先端部13を管寄せ100の内周面100aの底部に斜めに押し付けて、ガイド管先端部13がボイラチューブ114の方向を向くようにフレキシブルホース11を曲げる。
図9を参照して、ガイド管先端部13が内周面100aの上部に突き当たるまでガイド管10を管寄せ100内に更に押し込む。このとき、フレキシブルホース11の各部位は、矢印Aで指された位置に来たときにガイド管10を押し込む力と内周面100aの底部からの反力とにより曲がる。そのため、フレキシブルホース11はコの字状(カギ状)に曲がる。フレキシブルホース11が最大に曲がったときの曲率半径が管寄せ100の直径程度であると、ガイド管先端部13が内周面100aの上部に略垂直に突き当たる。フレキシブルホース11が最大に曲がったときの曲率半径は、管寄せ100の直径以上であってもよい。
図10を参照して、ガイド管先端部13が内周面100aの上部に略垂直に接触した状態で、ガイド管10を管寄せ100内に更に押し込んでガイド管先端部13をボイラチューブ114付近まで誘導する。このとき、フレキシブルホース11の各部位は、矢印Aで指された位置に来たときにガイド管10を押し込む力と内周面100aの底部からの反力とにより曲がり、矢印Bで指された位置に来たときにガイド管10を押し込む力とガイド管先端部13に作用する内周面100aの上部からの反力とにより圧縮されて真直ぐな状態に縮められる。したがって、フレキシブルホース11がコの字状に曲がった状態を維持したままガイド管先端部13が管寄せ100の軸方向に移動する。
図11を参照して、ガイド管10の見かけの密度(ガイド管10とガイド管10内の空間とを合わせた全体の密度)が水の密度より小さい場合、ガイド管10を水に浮かせた状態でガイド管先端部13をボイラチューブ114付近まで誘導することが可能である。具体的には、CCDカメラ60で確認しながらボイラチューブ111〜117の接続口の高さに水面80が達するまで管寄せ100内に水を注入してガイド管10を水に浮かせた後、ガイド管10を押し込んでガイド管先端部13をボイラチューブ114付近まで誘導する。このようにすることで、ガイド管10と管寄せ100との摩擦により内周面100aを傷つけることなく、簡単且つ迅速にガイド管先端部13をボイラチューブ114付近まで誘導できる。なお、ガイド管10の見かけの密度が水の密度より大きい場合であっても、浮力によりガイド管10と管寄せ100との摩擦を低減できる。
図12を参照して、支持ワイヤ28を用いてガイド管先端部13をボイラチューブ114付近まで誘導することが可能である。具体的には、支持ワイヤ28の両端がそれぞれ検査孔101及び102から外に出て、支持ワイヤ28の両端の間の部分が管寄せ100内に配置される状態になるように、検査孔101及び102間に支持ワイヤ28を渡す。その後、支持ワイヤ28に付いた輪29にフレキシブルホース11の螺旋状の凸構造(第2側縁部22)を引っ掛け、検査孔102から支持ワイヤ28を引っ張る。なお、ラジオコントロールカーを利用すると支持ワイヤ28を検査孔101及び102間に簡単に渡すことができる。
図13を参照して、ガイド管先端部13をボイラチューブ114付近まで誘導した後、ガイド管10を更に押し込んでガイド管先端部13をボイラチューブ114に接続する。ガイド管10が押し込まれることで、ガイド管先端部13は、内周面100aに沿って管寄せ100の軸方向に垂直な面内で反転してボイラチューブ114に接続する。このとき、ガイド管先端部13は、内周面100aの上部からボイラチューブ114の方へ管寄せ100の周方向に移動する。このように、検査孔101及び管寄せ100の間の曲がりと、管寄せ100及びボイラチューブ114の間の曲がりとの距離の離れた2ヶ所の曲がりがある場合でも、ガイド管先端部13をボイラチューブ114に接続することができる。ここで、CCDカメラ60で見ながら操作ワイヤ15〜17を操作することで、ガイド管先端部13をボイラチューブ114に容易に接続することができる。また、ガイド管先端部13がテーパ管に形成されているため、ボイラチューブ114の径の大小にかかわらずガイド管先端部13がボイラチューブ114に接続される。接続後、ボイラチューブ114の接続口の外側に磁石を配置してガイド管先端部13をボイラチューブ14に固定する。
次に、センサプローブ30を押し込んでガイド管10内に通し、センサプローブ先端部31がボイラチューブ114の奥に達するまでセンサプローブ30をボイラチューブ114内に挿入する。ここで、調芯具41及び42が測定時以外は閉じた状態をとるため、ガイド管10内及びボイラチューブ114内のセンサプローブ30の移動抵抗が低減される。ケーブル32がフレキシブルホース11より柔軟性が高いため、センサプローブ先端部31は、ガイド管10に沿って検査孔101、管寄せ100、ボイラチューブ114と進んでいくことができる。また、フレキシブルホース11が内圧に対して剛性を持つため、センサプローブ30がフレキシブルホース11の内壁に当たった場合、ケーブル32がフレキシブルホース11の形状に沿って曲がる。センサプローブ30は、管寄せ100から下方に延びるボイラチューブ114内を重り43の重みによって下に進む。
図14を参照して、センサプローブ30を引き戻してセンサプローブ先端部31を引き上げながら、ボイラチューブ114の超音波肉厚測定を行う。このとき、調芯具41及び42が開くことで、ボイラチューブ114の径の大小にかかわらず、複数の超音波センサ44がボイラチューブ114に対して正しい位置及び姿勢にセットされる。このとき、複数の超音波センサ44は、ボイラチューブ114の中心線に垂直な面内の中心線を中心とする放射方向を向く。したがって、ボイラチューブ114の全周の肉厚測定を同時に行うことができる。
本実施形態に係る超音波肉厚測定装置は、検査孔101とボイラチューブ111〜1117の位置関係による制約を受けずに肉厚測定を行うことができる。したがって、ボイラチューブ111〜117の全てを検査可能になり、ボイラのメンテナンスの精度及び信頼性が向上する。
本実施形態について様々な変更を加えることが可能である。例えば、予めガイド管10内にセンサプローブ30を配置した状態でガイド管10を検査孔101から管寄せ100内に挿入してガイド管先端部13をボイラチューブ114に接続してもよい。
10…ガイド管
11…フレキシブルホース
12…中間筒
13…ガイド管先端部
15〜17…操作ワイヤ
20…帯状部材
21…第1側縁部
22…第2側縁部
21a…第1部分
22a…第2部分
25〜27…操作ワイヤガイド
28…支持ワイヤ
29…輪
30…センサプローブ
31…センサプローブ先端部
32…ケーブル
41、42…調芯具
43…重り
44…超音波センサ(UTセンサ)
51…ワイヤ類
52…皮膜
60…CCDカメラ
61…支持棒
80…水面
100…管寄せ
100a…内周面
101、102…検査孔
111〜117…ボイラチューブ
114a…部分
W…帯状部材の幅方向

Claims (14)

  1. 管寄せに設けられた第1検査孔から前記管寄せに接続されたボイラチューブ内に超音波肉厚測定用のセンサプローブを挿入するためのガイド管を具備し、
    前記ガイド管は、フレキシブルホースを備え、
    前記フレキシブルホースは、前記フレキシブルホースに曲げる力が作用したときに曲がり、前記曲げる力が作用しなくなっても曲がった形状が維持される構造を備える
    超音波肉厚測定装置。
  2. 前記フレキシブルホースは、前記第1検査孔から前記管寄せ内に挿入された前記ガイド管の先端が前記管寄せの内周面に略垂直に接触した状態で前記ガイド管を押し込むと前記先端が前記管寄せの軸方向に移動し、更に前記ガイド管を押し込むと前記先端が前記軸方向に垂直な面内で反転する構造を備える
    請求項1の超音波肉厚測定装置。
  3. 前記フレキシブルホースは、前記先端が前記管寄せの前記内周面に略垂直に接触した状態で前記ガイド管を押し込むと、前記フレキシブルホースがコの字状に曲がった状態を維持したまま前記先端が前記軸方向に移動する構造を備える
    請求項2の超音波肉厚測定装置。
  4. 前記フレキシブルホースは、帯状部材を備え、
    前記帯状部材は、前記帯状部材の幅方向の両側にそれぞれ設けられた第1側縁部及び第2側縁部を備え、
    前記第1側縁部は、第1部分を備え、
    前記第2側縁部は、前記第1部分と前記帯状部材の長手方向の位置が異なる第2部分を備え、
    前記帯状部材は、前記第1部分と前記第2部分が係合するようにコイル状に形成され、
    前記第1部分は、前記幅方向に一定の範囲で前記第2部分に対して移動可能なように、前記第2部分に挟まれる
    請求項1乃至3のいずれかに記載の超音波肉厚測定装置。
  5. 前記ガイド管の見かけの密度は水の密度より小さい
    請求項1乃至4のいずれかに記載の超音波肉厚測定装置。
  6. 輪が付いた支持ワイヤを更に具備し、
    前記フレキシブルホースは、前記フレキシブルホースが前記輪に通された状態で前記輪が引っかかる螺旋状の凸構造を備える
    請求項1乃至5のいずれかに記載の超音波肉厚測定装置。
  7. 前記ガイド管は、前記フレキシブルホースに接続された筒状のガイド管先端部を備え、
    前記ガイド管先端部は、先細りのテーパ管である
    請求項1乃至6のいずれかに記載の超音波肉厚測定装置。
  8. 前記ガイド管は、
    柔軟性と弾力とを有する中間筒と、
    前記中間筒を介して前記フレキシブルホースに接続された筒状のガイド管先端部と、
    前記ガイド管先端部に取り付けられて前記フレキシブルホースに沿って配置される第1操作ワイヤと
    を備える
    請求項1乃至6のいずれかに記載の超音波肉厚測定装置。
  9. 前記ガイド管は、
    前記ガイド管先端部に取り付けられて前記フレキシブルホースに沿って配置される第2操作ワイヤと、
    前記ガイド管先端部に取り付けられて前記フレキシブルホースに沿って配置される第3操作ワイヤと
    を備える
    請求項8の超音波肉厚測定装置。
  10. 前記ガイド管先端部は、磁性体を備える
    請求項7乃至9のいずれかに記載の超音波肉厚測定装置。
  11. 前記センサプローブを更に具備し、
    前記センサプローブは、
    ケーブルと、
    前記ケーブルの先端に取り付けられたセンサプローブ先端部と
    を備え、
    前記センサプローブ先端部は、同一面内の放射方向を向く複数の超音波センサを備える
    請求項1乃至10のいずれかに記載の超音波肉厚測定装置。
  12. 前記センサプローブ先端部は、
    開閉機能を有する第1調芯具と、
    開閉機能を有する第2調芯具と
    を備え、
    前記複数の超音波センサは、前記第1調芯具及び前記第2調芯具の間に配置された
    請求項11の超音波肉厚測定装置。
  13. 前記ケーブルは、前記フレキシブルホースより柔軟性が高い
    請求項11又は12の超音波肉厚測定装置。
  14. 前記管寄せに設けられた第2検査孔を通過可能な形状を有するCCDカメラを更に具備する
    請求項1乃至13のいずれかに記載の超音波肉厚測定装置。
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