JP3157398U - 血液補助循環装置およびこれに組み込み可能な清潔トレイパック - Google Patents

血液補助循環装置およびこれに組み込み可能な清潔トレイパック Download PDF

Info

Publication number
JP3157398U
JP3157398U JP2009008059U JP2009008059U JP3157398U JP 3157398 U JP3157398 U JP 3157398U JP 2009008059 U JP2009008059 U JP 2009008059U JP 2009008059 U JP2009008059 U JP 2009008059U JP 3157398 U JP3157398 U JP 3157398U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood
circuit
guide
side liquid
guide part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2009008059U
Other languages
English (en)
Inventor
輝行 林
輝行 林
Original Assignee
国立循環器病センター総長
平和物産株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 国立循環器病センター総長, 平和物産株式会社 filed Critical 国立循環器病センター総長
Priority to JP2009008059U priority Critical patent/JP3157398U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3157398U publication Critical patent/JP3157398U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

【課題】第1に、装置内部への充填剤(輸液)の充填および装置内部からの空気の除去を容易かつ確実に行うことができる血液補助循環装置を提供し、第2に、該血液補助循環装置に組み込み可能な清潔トレイパックを提供する。【解決手段】分断部24を有する脱血用回路17と送血用回路18とからなる術野側送液回路10と、術野側送液回路10と接続された器械側送液回路11と、器械側送液回路11に介設されたポンプ12およびポンプ12に圧送された血液に酸素を付与し二酸化炭素を排出するガス交換装置13と、器械側送液回路11と接続された輸液送液回路14と、輸液送液回路14に接続された輸液収容容器15とを備え、患者に脱血用回路17および送血用回路18を接続するために、術野側送液回路10を分断部24で分断する血液補助循環装置において、術野側送液回路10に他の部分より内径が小さい狭窄部23を設ける。【選択図】図1

Description

本考案は、主に心肺補助法による循環補助や呼吸補助、さらには救命救急領域での心肺蘇生等の処置を迅速に実現できる血液補助循環装置およびこれに組み込み可能な清潔トレイパックに関するものである。
従来、図7に示すように、患者の心臓と肺を補助するために使用されている血液補助循環装置100は、遠心ポンプ101と、該遠心ポンプ101の吐出側から膜型人工肺103まで血液を圧送する器械側送液回路102と、器械側送液回路102において遠心ポンプ101から圧送された血液を送入し多孔性膜を通して血液に酸素を付与するとともに血液から二酸化炭素を外部に排出し、血液を送出する膜型人工肺103と、該膜型人工肺103から送出された血液を術野側を通って遠心ポンプ101の吸込側に送液する術野側送液回路104とからなる閉鎖型流路により形成されている。そして、術野側送液回路104の遠心ポンプ101側には、輸液送液回路105の下端が接続されている。輸液送液回路105の上端は、使用前に、血液代用剤等の輸液が収容された輸液収容容器106と、血液補助循環装置100全体の最も高い位置で接続するようになっている。図8に示すように、術野側送液回路104の一部は、ガイド部107に巻回した状態で外部から汚染を防止するために清潔トレイパック108の内部に収納されている。
この血液補助循環装置100を患者に対して利用可能にするために、器械側送液回路102および術野側送液回路104に輸液が充填された状態にしなければならない。そうするために、輸液送液回路105の上端と、血液代用剤等の輸液が収容された輸液収容容器106とを血液補助循環装置100全体の最も高い位置で接続することにより、輸液収容容器106の輸液を重力落下させて器械側送液回路102および術野側送液回路104側へ輸液を送液している。
重力落下した輸液は、最初に術野側送液回路104に進入する。進入した輸液により、術野側送液回路104の内部の空気は押され、膜型人工肺103の多孔性膜から外部へと排出される。次に、重力落下した輸液は、器械側送液回路102に進入する。術野側送液回路104に滞留して排出されない空気は、熟練者が、鉗子で術野側送液回路104を挟んで所望の方向と逆方向への空気の移動を制限するとともに、鉗子で挟んだ部分を移動させ手動で圧力を加えることにより空気を所望の方向へ誘導して排出し、輸液を術野側送液回路104に充填していた。器械側送液回路102も、術野側送液回路104と同様にして、輸液を充填していた。この状態で、器械側送液回路102および術野側送液回路104の内部に微小空気が残留しているので、遠心ポンプ101を駆動し、器械側送液回路102および術野側送液回路104に圧力を加えることにより、微小空気を膜型人工肺103の多孔性膜から外部へと排出していた。
器械側送液回路102および術野側送液回路104の内部の空気が十分に抜けていない状態で、遠心ポンプ101を駆動すると微小空気が多く発生し器械側送液回路102および術野側送液回路104の輸液から空気を完全に排除することは困難になる。このように、器械側送液回路102および術野側送液回路104の内部に滞留する空気を排出するには熟練した技術が必要である。
一方、救命救急領域における心肺蘇生では、急性心室機能不全をはじめ、難治性不整脈や種々のショック状態など広範囲に及び、心肺補助法の適用に際しては緊急度が高く、患者に対して迅速な処置が要求される。
このような場合に、現場に熟練者が必ず居合わせるとは限らない。また、現場に熟練者が居合わせた場合でも、緊急時に、器械側送液回路102および術野側送液回路104から空気を排除して確実に輸液を充填することは熟練者にとっても容易なことではない。そのような理由で、熟練者はもちろんのこと、熟練者以外の医師および看護師であっても、器械側送液回路102および術野側送液回路104の空気を抜き輸液を充填して容易に血液補助循環装置100の立ち上げができることが望まれていた。
本考案は、第1に、装置内部への充填剤(輸液)の充填および装置内部からの空気の除去を容易かつ確実に行うことができる血液補助循環装置を提供すること、第2に、該血液補助循環装置に組み込み可能な清潔トレイパックを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本考案の血液補助循環装置は、患者の体内の血液を取り出すための脱血部が一端に設けられた脱血用回路と、前記取り出した血液を前記患者の体内に戻すための送血部が一端に設けられた送血用回路とが連続した1本となるように設けられるとともに、前記脱血部と前記送血部の間に前記脱血部と前記送血部とに分断可能な分断部が設けられた術野側送液回路と、前記脱血用回路の他端と前記送血用回路の他端と接続された器械側送液回路と、前記器械側送液回路に介設され、前記患者の体内から取り出した血液を圧送するポンプと、前記器械側送液回路に介設され、前記ポンプにより圧送された血液に酸素を付与し前記血液中の二酸化炭素および前記器械側送液回路の気体を外部に排出するガス交換装置と、前記術野側送液回路、および、前記器械側送液回路より上方に配設され、前記ポンプにより圧送される血液代用剤または血液を収容するとともに、下方に排出口が設けられた輸液収容容器と、前記輸液収容容器の排出口と前記術野側送液回路、または、前記器械側送液回路と接続された輸液送液回路とを備え、前記患者に前記脱血部および前記送血部を接続するために、前記連続した術野側送液回路の分断部を、前記脱血用回路の脱血部と前記送血用回路の送血部とに分断して術者に渡す血液補助循環装置において、前記術野側送液回路に、前記術野側送液回路の他の部分より内径が小さくなるように形成された狭窄部を設けるようにした。
この構成によれば、術野側送液回路に狭窄部があるため、ポンプにより血液代用剤または血液を圧送すると、狭窄部の上流の圧力が高くなる。そして、その上流側にガス交換装置があるため、狭窄部の上流側の空気はガス交換装置から抜ける。
前記脱血用回路は前記ポンプの吸込側から連続して立ち上がるように配置され、前記送血用回路は前記ガス交換装置側から連続して立ち上がるように配置され、前記輸液送液回路は前記ポンプの吸込側の器械側送液回路と接続され、前記術野側送液回路の最も高い位置に、空気抜き回路を設けることが好ましい。この構成によれば、輸液送液回路から輸液を器械側送液回路へ送液し、輸液によって脱血用回路および送血用回路に空気を滞留させることなく上昇させ、脱血用回路および送血用回路からなる術野側送液回路において最も高い位置の空気抜き回路から空気を排出できる。
前記脱血用回路の一部および前記送血用回路の一部を収納する収納部材を設け、前記収納部材に、前記脱血用回路の他部および前記送血用回路の他部を外部に露出するように取り出すための取り出し部と、前記取り出し部から内部に向けて8の字状に前記脱血用回路の一部および前記送血用回路の一部を巻き付け可能なガイド部を設けることが好ましい。この構成によれば、収納部材により脱血用回路の一部および送血用回路の一部が外部に露出するのを防止できる。ガイド部により、取り出し部から内部に向けて8の字状に脱血用回路の一部および送血用回路の一部を巻き付け可能になっているので、収納部材に脱血用回路の一部および送血用回路の一部を収納した状態で、脱血用回路の一部および送血用回路の一部の途中で空気が滞留するのを回避できる。
前記ガイド部は第1ガイド部、該第1ガイド部と一対をなす第2ガイド部、前記第1ガイド部および前記第2ガイド部と前記取り出し部との間に位置し前記第1ガイド部と対角位置にある第3ガイド部と、前記第1ガイド部および前記第2ガイド部と前記取り出し部との間に位置し前記第3ガイド部と一対をなすとともに前記第2ガイド部と対角位置にある第4ガイド部とからなり、前記取り出し部は前記第1ガイド部および前記第4ガイド部の側に位置する第1取り出し部と、該第1取り出し部と一対をなすとともに前記第2ガイド部および前記第3ガイド部の側に位置する第2取り出し部とからなり、前記送血用回路の送血部を前記第2ガイド部の前記取り出し部と反対側に配置し、前記送血回路の一部を前記第2ガイド部に外側から巻き付け、前記第4ガイド部に外側から巻き付け、前記第2取り出し部から前記収納部材の外部に取り出すともに、前記脱血用回路の脱血部を前記第1ガイド部の前記取り出し部と反対側に配置し、前記脱血用回路の一部を前記第1ガイド部に外側から巻き付け、前記送血回路と交差させた後、前記第3ガイド部に外側から巻き付け、前記送血回路と交差させた後、前記第1取り出し部から前記収納部材の外部に取り出すことが好ましい。この構成によれば、第1ガイド部ないし第4ガイド部により、8の字状に脱血用回路、および、送血用回路を巻き付けることができる。これにより、収納部材に脱血用回路の一部および送血用回路の一部を収納した状態で、脱血用回路の一部および送血用回路の一部の途中で空気が滞留するのを回避できる。そして、各交差部分において、脱血用回路、および、送血用回路の一方に対して、他方が同じ側に位置するように、脱血用回路の一部、および、送血用回路の一部をガイド部に巻き付けているので、脱血用回路および送血用回路からなる術野側送液回路を収納部材から取り出す際、ねじれが形成されるのを回避できる。
前記送血用回路に血液を取り出すためのサンプリング回路を設けることが好ましい。この構成によれば、サンプリング回路を通して送血用回路の血液を取り出すことができる。
本考案によれば、ポンプにより血液代用剤または血液を圧送し、狭窄部の上流の圧力を高めることにより、狭窄部の上流側の空気をガス交換装置から抜くことができる。このようにして、術野側送液回路および器械側送液回路の空気を容易かつ確実に排出でき、術野側送液回路および器械側送液回路に血液代用剤または血液を充填できる。したがって、熟練者はもちろんのこと、熟練者以外の医師および看護師であっても、ポンプを駆動するだけで器械側送液回路および術野側送液回路に充填した輸液から空気を完全に抜くことができ容易に血液補助循環装置の立ち上げができる。
患者の体内の血液を取り出すための脱血部が設けられた一端に設けられた脱血回路と前記取り出した血液を患者の体内に戻すための送血部が一端に設けられた送血回路とが連続した1本となるように設けられるとともに、脱血回路と送血回路の間に脱血回路と送血回路とに分断可能な分断部が設けられた術野側送液回路の一部を内部に収納する収納部材を備えるトレイパックを、脱血回路の他端および送血回路の他端で装置側と接続することにより血液補助循環装置に組み込むことができる。
本考案にかかる血液補助循環装置の概略図。 本考案にかかる血液補助循環装置の収納部材を示す斜視図。 収納部材の容器に収納された術野側送液回路を示す図。 容器に蓋が固定された収納部材を示す図。 収納部材の容器のガイド部の変形例を示す図。 収納部材の容器のガイド部の変形例を示す図。 従来の血液補助循環装置の概略図。 従来の術野側送液回路の容器への収納状態を示す図。
以下、本考案の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本考案の実施形態に係る血液補助循環装置の概略図である。この血液補助循環装置1は、術野側送液回路10、器械側送液回路11、ポンプ12、膜型人工肺(ガス交換装置)13、輸液送液回路14、輸液収容容器15および収納部材16を備えている。なお、本明細書では、収納部材16内にあって術野に引き渡される送液回路を術野側といい、収納部材16外にあってポンプ12や膜型人工肺13側に位置する送液回路を器械側という。
術野側送液回路10は、脱血用回路17と送血用回路18とからなっている。
脱血用回路17は、患者の体内の血液を取り出すためのものであり、患者の静脈血を脱血する脱血カニューレ(図示せず)と接続する脱血部19が一端に設けられている。脱血用回路17の他端は、収納部材16の外側の任意の点P1で器械側送液回路11の一端と接続されている。脱血用回路17は、ポンプ12の吸込側から連続して立ち上がるように配置されている。
送血用回路18は、脱血用回路17を通して患者の体内から取り出した血液を患者の体内に戻すためのものであり、患者の動脈血として送血する送血カニューレ(図示せず)と接続する送血部21が一端に設けられている。送血用回路18の他端は、収納部材16の外側の任意の点P2で器械側送液回路11の他端と接続されている。送血用回路18は膜型人工肺13側から連続して立ち上がるように配置されている。
脱血用回路17と送血用回路18は、はさみにより切断可能なゴム製チューブにより連続した1本となるように形成されている。脱血用回路17と送血用回路18とからなる術野側送液回路10に、術野側送液回路10の他の部分より内径が小さくなるように形成された狭窄部23が設けられている。狭窄部23は、脱血用回路17および送血用回路18と直接接着剤で接着することにより、または、アダプタを介して接着剤で接着することにより接続されている。狭窄部23は、術野側送液回路10の最も高い位置となるように配設されている。本実施形態において、狭窄部23の流路の内径は5mmであり、狭窄部23以外の流路の内径は10mmである。術野側送液回路10の狭窄部23の両側には、脱血部19と送血部21とに分断可能な分断部24がそれぞれ設けられている。術野側送液回路10と器械側送液回路11とにより、外部からの侵入が遮断された閉鎖型流路を形成している。
狭窄部23には、前記閉鎖型流路内部の空気を前記閉鎖型流路の外部へ排出する空気抜き回路25が術野側送液回路10から分岐するように設けられている。空気抜き回路25は、狭窄部23より高い位置、すなわち、術野側送液回路10の中で最も高い位置に配設されている。空気抜き回路25は、狭窄部23側から順に一方弁26および疎水性フィルター27を備えている。一方弁26は、狭窄部23側から疎水性フィルター27側への一方向のみの通過を許容する弁である。疎水性フィルター27は多孔性のフィルターである。内圧が大気圧より高くなっている閉鎖型流路においては、疎水性フィルター27により液体の通過は阻止され気体のみが内側から外側に通過できるようになっている。
器械側送液回路11に、患者の体内から取り出した血液を圧送するポンプ12が介設されている。器械側送液回路11は、ポンプ12の吸込側の吸込回路20と、ポンプ12の吐出側の吐出回路28とからなっている。ポンプ12の吸込回路20は、脱血用回路17と点P1で接続されている。ポンプ12の吐出回路28は、送血用回路18と点P2で接続されている。本実施形態において、ポンプ12はインペラ(図示せず)と該インペラを駆動するモータ(図示せず)とが別体となっている遠心型のマグネットポンプである。インペラ(図示せず)とは、ポンプ12の吸込側から吐出側へ揚液にエネルギーを与えるための羽根をもつ回転体である。ポンプ12のインペラ(図示せず)は閉鎖型流路内部に配置され、モータ(図示せず)は閉鎖型流路外部に配置されている。ポンプ12のインペラの回転軸(図示せず)部分には磁石が埋め込まれており、モータ(図示せず)に設けられた磁石が回転することによって、互いの引力によって引き寄せ合うようにしてインペラ(図示せず)を回転させるようになっている。
器械側送液回路11の吐出回路28側に、ポンプ12により圧送された血液に酸素を付与し前記血液中の二酸化炭素および前記器械側送液回路の気体を外部に排出する膜型人工肺13が介設されている。膜型人工肺13の送入側29は、吐出回路28の上流側となるように配置されている。膜型人工肺13の送出側30は、吐出回路28の下流側となるように配置されている。膜型人工肺13は、一側が送入側29、他側が送出側30となる流路が多数の微細孔を有した中空糸膜の束により形成されている。膜型人工肺13のケーシング(図示せず)には、内部を通過する血液に酸素を供給する酸素供給装置(図示せず)が接続されている。また、ケーシング(図示せず)の内部の気体を外部へ排出できるようになっている。膜型人工肺13は、中空糸膜の内側を血液が流れ、外側を酸素が取り巻き、中空糸膜の微細孔を通して血液に酸素を供給し、血液から二酸化炭素を排出できるようになっている。
膜型人工肺13の下流側の吐出回路28には、吐出回路28から分岐するように、血液を取り出すためのサンプリング回路31が設けられている。サンプリング回路31は、吐出回路28側から順に一方弁32および疎水性フィルター33を備えている。一方弁32は、吐出回路28側から疎水性フィルター33側への一方向のみの通過を許容する弁である。疎水性フィルター33は多孔性のフィルターである。内圧が大気圧より高くなっている閉鎖型流路においては、疎水性フィルター33により液体の通過は阻止され気体のみが内側から外側に通過できるようになっている。
器械側送液回路11の吸込回路20には、輸液送液回路14の一端が接続されている。輸液送液回路14の他端は、輸液収容容器15と接続されるようになっている。
輸液収容容器15は、血液代用剤または血液を収容するものである。本実施形態において、血液代用剤は乳酸リンゲル液である。輸液収容容器15には、下方に排出口34が設けられている。排出口34は、輸液送液回路14と接続されるようになっている。輸液収容容器15は図示しない吊り下げ台に取り付けられ、術野側送液回路10、器械側送液回路11、および、輸液送液回路14より上方となるように配設されている。本実施形態において、輸液収容容器15の排出口34は、輸液送液回路14により器械側送液回路11と接続されているが、脱血用回路17、または、送血用回路18と接続されていてもよい。
収納部材16は、外部からの汚染を防止するために、術野側送液回路10の一部を収納するものである。図2に示すように、収納部材16は、容器35と蓋36とを備えている。
容器35は、一面開口の略直方体であり、透明なプラスチックにより形成されている。開口面の短手方向と隣接する容器35の側面には、術野側送液回路10の他部を外部に露出するように取り出すための取り出し部37が設けられている。取り出し部37は、第1取り出し部38と第2取り出し部39とから構成されている。第1取り出し部38は、後述する第1ガイド部40および第4ガイド部43の側に配設されている。第2取り出し部39は、後述する第2ガイド部41および第3ガイド部42の側に配設されている。本実施形態において、取り出し部38,39は断面がU字状に形成された取り出し溝であり、前記開口面とU字の開いた部分とが連続するように配設されている。
容器35の開口面と対向する面には、該面から略直交して延び術野側送液回路10を位置決めする突起状のガイド部44が設けられている。ガイド部44は、上側ガイド部45と下側ガイド部46とから構成されている。
上側ガイド部45は、前記開口面と対向する面の取り出し部38,39側とは反対側に配設され、一対をなす第1ガイド部40と第2ガイド部41とから構成されている。
下側ガイド部46は、前記開口面と対向する面の上側ガイド部45と取り出し部38,39との間に上側ガイド部45と間隔をあけて配設され、一対をなす第3ガイド部42と第4ガイド部43とから構成されている。
第1ガイド部40、第2ガイド部41、第3ガイド部42および第4ガイド部43は、それぞれ、前記開口面と対向する面と平行な同一平面での断面が楕円の一部となるように配設されている。つまり、第1ガイド部40と第3ガイド部42とは互いに対角位置にあり、第2ガイド部41と第4ガイド部43とは互いに対角位置にあるように配設されている。取り出し部38,39を通して容器35の内側に収納された術野側送液回路10の一部は、第1ガイド部40、第2ガイド部41、第3ガイド部42および第4ガイド部43に対して、8の字状に巻き付け可能となっている。第1ガイド部40、第2ガイド部41、第3ガイド部42および第4ガイド部43は、前記開口面を僅かに越えて容器35の外側まで延びている。
蓋36は、透明なプラスチックでできており、一面開口の略直方体である。蓋36は、容器35に被せて前記開口面を覆うようになっている。蓋36の、容器35の第1取り出し部38、第2取り出し部39と対応する部分には、蓋側第1取り出し部47、蓋側第2取り出し部48が設けられている。蓋側第1取り出し部47および蓋側第2取り出し部48は、断面がU字状に形成された取り出し溝であり、蓋36の開口面とU字の開いた部分とが連続するように配設されている。蓋36の第1ガイド部40、第2ガイド部41、第3ガイド部42および第4ガイド部43に対向する部分には、それぞれ、抜け防止部49が設けられている。
術野側送液回路10、および、収納部材16は、清潔トレイパックを構成している。
続いて、本考案にかかる血液補助循環装置の一部を構成する術野側送液回路10の収納部材16への収納について説明する。
図3に示すように、容器35の内部で、狭窄部23を第1ガイド部40と第2ガイド部41の間の、第1取り出し部38および第2取り出し部39と反対側に配置し、送血用回路18の送血部21を第2ガイド部41の第2取り出し部39と反対側に配置し、送血用回路18の一部を第2ガイド部41に外側から巻き付け、第4ガイド部43に外側から巻き付け、第2取り出し部39から収納部材16の外部に取り出す。その際、空気抜き回路25は、狭窄部23の第1取り出し部38および第2取り出し部39と反対側に位置するように収納する。
次に、脱血用回路17の脱血部19を第1ガイド部40の第1取り出し部38と反対側に配置し、脱血用回路17の一部を第1ガイド部40に外側から巻き付け、送血用回路18と蓋36側で交差させた後、第3ガイド部42に外側から巻き付け、送血用回路18と蓋36側で交差させた後、第1取り出し部38から収納部材16の外部に取り出す。
このようにして、脱血用回路17の一部、および、送血用回路18の一部を第1ガイド部40、第2ガイド部41、第3ガイド部42および第4ガイド部43に巻き付ける。脱血部19側で交差した交差部分50、および、取り出し部38,39側で交差した交差部分51のそれぞれにおいて、前記開口面に対向した面を基準とした、脱血用回路17と送血用回路18の相対的位置関係は同一である。本実施形態では、送血用回路18、脱血用回路17の順に巻き付けているが、脱血用回路17、送血用回路18の順に巻き付けてもよい。
収納部材16に脱血用回路17の一部および送血用回路18の一部を収納した状態で、脱血用回路17の一部および送血用回路18の一部の途中で空気が滞留するのを回避できる。そして、交差部分50,51において、脱血用回路17、および、送血用回路18の一方に対して、他方が同じ側に位置するように、脱血用回路17の一部、および、送血用回路18の一部をガイド部44に巻き付けているので、脱血用回路17および送血用回路18からなる術野側送液回路10を収納部材16から取り出す際、ねじれが形成されるのを回避できる。
上述したように、術野側送液回路10を容器35に収納した後、図4に示すように、容器35の第1取り出し部38および第2取り出し部39と、蓋36の蓋側第1取り出し部47、蓋側第2取り出し部48とを一致させるようにして、容器35に蓋36を被せる。その後、第1取り出し部38および第2取り出し部39と反対側の収納部材16の外側に被吊り下げ部52を有するマジックテープ(登録商標)53により容器35に蓋36を固定する。
次に、本考案にかかる血液補助循環装置1の立ち上げについて説明する。
図示しない吊り下げ台に、マジックテープ(登録商標)53の被吊り下げ部52を通して清潔トレイパックを吊り下げる。次に、輸液収容容器15を、術野側送液回路10より高い位置となるように、図示しない吊り下げ台に吊り下げる。本実施形態における輸液収容容器15の吊り下げ位置は約2mの高さである。そして、輸液送液回路14を輸液収容容器15の排出口34と接続する。
輸液送液回路14が輸液収容容器15の排出口34と接続されると、乳酸リンゲル液は重力により落下し、術野側送液回路10および器械側送液回路11の空気を、空気抜き回路25およびサンプリング回路31より排出しつつ術野側送液回路10および器械側送液回路11の中に進入する。術野側送液回路10の脱血用回路17、および、送血用回路18は、収納部材16の第1ガイド部40、第2ガイド部41、前記第3ガイド部42および第4ガイド部43に8の字状に巻き付けられ立ち上がるように配設されているので、進入した乳酸リンゲル液は、空気を押し上げる。したがって、脱血用回路17、および、送血用回路18に空気が滞留するのを回避し、脱血用回路17、および、送血用回路18の最も高い位置の空気抜き回路25に空気を移動させ、空気抜き回路25から空気を確実に排出できる。そして、術野側送液回路10および器械側送液回路11のほぼ全体にわたって、乳酸リンゲル液を充填できる。なお、乳酸リンゲル液の液面がサンプリング回路31の高さより上昇した後、サンプリング回路31から空気は排出されない。また、乳酸リンゲル液は、疎水性フィルター33に阻止されるので、サンプリング回路31から流出しない。
このようにして乳酸リンゲル液を空気抜き回路25まで充填する。そして、乳酸リンゲル液は、術野側送液回路10の脱血用回路17、および、送血用回路18の内部で押し上げてきた空気を、術野側送液回路10の最も高い所に位置する空気抜き回路25の疎水性フィルター27から排出する。そして、空気抜き回路25の内部は、疎水性フィルター27により阻止された乳酸リンゲル液によって満たされる。しかしながら、この状態では、術野側送液回路10および器械側送液回路11の内部にまだ空気が残存している。この残存した空気を完全に排出するため、ポンプ12を始動する。そうすると、ポンプ12により、乳酸リンゲル液は、術野側送液回路10および器械側送液回路11の内部で圧送される。そして、膜型人工肺13の送出側30から送出された乳酸リンゲル液は、術野側送液回路10の狭窄部23により流路が狭められる結果、膜型人工肺13側の狭窄部23とポンプ12の間で加圧される。これにより、膜型人工肺13側の狭窄部23とポンプ12の間に滞留している空気を膜型人工肺13から排出することができる。また、術野側送液回路10および器械側送液回路11に残存する空気を順次、閉鎖型流路から完全に排出することができる。このようにして、術野側送液回路10および器械側送液回路11に空気が残留しない状態で乳酸リンゲル液を充填することができる。
術野側送液回路10の一部は収納部材16の内部に収納されているので、術者に渡すまでの間、外部に露出することはなく外部からの汚染を防止できる。
上述したようにして、本考案にかかる血液補助循環装置1の立ち上げが完了した後、収納部材16のマジックテープ(登録商標)を剥離し、収納部材16から蓋36を取り外す。そして、容器35に収納された術野側送液回路10を術者が取り出せる状態にして術野側送液回路10を術者に渡す。このようにすれば、術者が汚染の無い術野側送液回路10を得ることができる。そして、術者は、術野側送液回路10をはさみにより分断部24を切断して狭窄部23を除去することにより、脱血部19と送血部21とに分断することができる。このようにして、分断した脱血部19を患者の脱血カニューレ(図示せず)に接続し、送血部21を患者の送血カニューレ(図示せず)に接続することができる。そして、血液補助循環装置1を始動して処置を開始できる。
本考案にかかる血液補助循環装置1はサンプリング回路31を備えているので、血液補助循環装置1が患者と接続され循環が開始された後、サンプリング回路31を通して、血液を取り出すことができる。
なお、本考案の血液補助循環装置1は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、図5に示すように、第1ガイド部40と第2ガイド部41とを一体化して上側ガイド部45とし、第3ガイド部42と第4ガイド部43とを一体化して下側ガイド部46としてもよい。また、図6に示すように、ガイド部44として容器35の中に溝を形成して上側ガイド部45および下側ガイド部46としてもよい。
1 血液補助循環装置
10 術野側送液回路
11 器械側送液回路
12 ポンプ
13 膜型人工肺(ガス交換装置)
14 輸液送液回路
15 輸液収容容器
16 収納部材
17 脱血用回路
18 送血用回路
19 脱血部
20 吸込回路
21 送血部
23 狭窄部
24 分断部
25 空気抜き回路
26 一方弁
27 疎水性フィルター
28 吐出回路
29 送入側
30 送出側
31 サンプリング回路
32 一方弁
33 疎水性フィルター
34 排出口
35 容器
36 蓋
37 取り出し部
38 第1取り出し部
39 第2取り出し部
40 第1ガイド部
41 第2ガイド部
42 第3ガイド部
43 第4ガイド部
44 ガイド部
45 上側ガイド部
46 下側ガイド部
47 蓋側第1取り出し部
48 蓋側第2取り出し部
49 抜け防止部
50 交差部分
51 交差部分
52 被吊り下げ部
53 マジックテープ(登録商標)

Claims (10)

  1. 患者の体内の血液を取り出すための脱血部が一端に設けられた脱血用回路と、前記取り出した血液を前記患者の体内に戻すための送血部が一端に設けられた送血用回路とが連続した1本となるように設けられるとともに、前記脱血部と前記送血部の間に前記脱血部と前記送血部とに分断可能な分断部が設けられた術野側送液回路と、
    前記脱血用回路の他端と前記送血用回路の他端と接続された器械側送液回路と、
    前記器械側送液回路に介設され、前記患者の体内から取り出した血液を圧送するポンプと、
    前記器械側送液回路に介設され、前記ポンプにより圧送された血液に酸素を付与し前記血液中の二酸化炭素および前記器械側送液回路の気体を外部に排出するガス交換装置と、
    前記術野側送液回路、および、前記器械側送液回路より上方に配設され、前記ポンプにより圧送される血液代用剤または血液を収容するとともに、下方に排出口が設けられた輸液収容容器と、
    前記輸液収容容器の排出口と前記術野側送液回路、または、前記器械側送液回路と接続された輸液送液回路と
    を備え、
    前記患者に前記脱血部および前記送血部を接続するために、前記連続した術野側送液回路の分断部を、前記脱血用回路の脱血部と前記送血用回路の送血部とに分断して術者に渡す血液補助循環装置において、
    前記術野側送液回路に、前記術野側送液回路の他の部分より内径が小さくなるように形成された狭窄部を設けたことを特徴とする血液補助循環装置。
  2. 前記脱血用回路は前記ポンプの吸込側から連続して立ち上がるように配置され、
    前記送血用回路は前記ガス交換装置側から連続して立ち上がるように配置され、
    前記輸液送液回路は前記ポンプの吸込側の器械側送液回路と接続され、
    前記術野側送液回路の最も高い位置に、空気抜き回路を設けたことを特徴とする請求項1に記載の血液補助循環装置。
  3. 前記脱血用回路の一部および前記送血用回路の一部を収納する収納部材を設け、
    前記収納部材に、前記脱血用回路の他部および前記送血用回路の他部を外部に露出するように取り出すための取り出し部と、前記取り出し部から内部に向けて8の字状に前記脱血用回路の一部および前記送血用回路の一部を巻き付け可能なガイド部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の血液補助循環装置。
  4. 前記ガイド部は第1ガイド部、該第1ガイド部と一対をなす第2ガイド部、前記第1ガイド部および前記第2ガイド部と前記取り出し部との間に位置し前記第1ガイド部と対角位置にある第3ガイド部と、前記第1ガイド部および前記第2ガイド部と前記取り出し部との間に位置し前記第3ガイド部と一対をなすとともに前記第2ガイド部と対角位置にある第4ガイド部とからなり、
    前記取り出し部は前記第1ガイド部および前記第4ガイド部の側に位置する第1取り出し部と、該第1取り出し部と一対をなすとともに前記第2ガイド部および前記第3ガイド部の側に位置する第2取り出し部とからなり、
    前記送血用回路の送血部を前記第2ガイド部の前記取り出し部と反対側に配置し、前記送血回路の一部を前記第2ガイド部に外側から巻き付け、前記第4ガイド部に外側から巻き付け、前記第2取り出し部から前記収納部材の外部に取り出すともに、
    前記脱血用回路の脱血部を前記第1ガイド部の前記取り出し部と反対側に配置し、前記脱血用回路の一部を前記第1ガイド部に外側から巻き付け、前記送血回路と交差させた後、前記第3ガイド部に外側から巻き付け、前記送血回路と交差させた後、前記第1取り出し部から前記収納部材の外部に取り出すことを特徴とする請求項3に記載の血液補助循環装置。
  5. 前記送血用回路に血液を取り出すためのサンプリング回路を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の血液補助循環装置。
  6. 患者の体内の血液を取り出すための脱血部が設けられた一端に設けられた脱血回路と前記取り出した血液を前記患者の体内に戻すための送血部が一端に設けられた送血回路とが連続した1本となるように設けられるとともに、前記脱血回路と前記送血回路の間に前記脱血回路と前記送血回路とに分断可能な分断部が設けられた術野側送液回路の一部を内部に収納する収納部材を備えるトレイパックにおいて、
    前記術野側送液回路に、前記術野側送液回路の他の部分より内径が小さくなるように形成された狭窄部を設けたことを特徴とする清潔トレイパック。
  7. 前記脱血用回路は、前記脱血用回路側の術野側送液回路の他部から前記送血用回路までの部分が連続して立ち上がるように配置され、
    前記送血用回路は、前記送血用回路側の術野側送液回路の他部から前記脱血用回路までの部分が連続して立ち上がるように配置され、
    前記術野側送液回路の最も高い位置に、空気抜き回路を設けたことを特徴とする請求項6に記載の清潔トレイパック。
  8. 前記収納部材に、前記脱血用回路側の術野側送液回路の他部および前記送血用回路側の術野側送液回路の他部を外部に露出するように取り出すための取り出し部と、前記取り出し部から内部に向けて8の字状に前記脱血用回路の一部および前記送血用回路の一部を巻き付け可能なガイド部を設けたことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の清潔トレイパック。
  9. 前記ガイド部は第1ガイド部、該第1ガイド部と一対をなす第2ガイド部、前記第1ガイド部および前記第2ガイド部と前記取り出し部との間に位置し前記第1ガイド部と対角位置にある第3ガイド部と、前記第1ガイド部および前記第2ガイド部と前記取り出し部との間に位置し前記第3ガイド部と一対をなすとともに前記第2ガイド部と対角位置にある第4ガイド部とからなり、
    前記取り出し部は前記第1ガイド部および前記第4ガイド部の側に位置する第1取り出し部と、該第1取り出し部と一対をなすとともに前記第2ガイド部および前記第3ガイド部の側に位置する第2取り出し部とからなり、
    前記送血用回路の送血部を前記第2ガイド部の前記取り出し部と反対側に配置し、前記送血回路の一部を前記第2ガイド部に外側から巻き付け、前記第4ガイド部に外側から巻き付け、前記第2取り出し部から前記収納部材の外部に取り出すともに、
    前記脱血用回路の脱血部を前記第1ガイド部の前記取り出し部と反対側に配置し、前記脱血用回路の一部を前記第1ガイド部に外側から巻き付け、前記送血回路と交差させた後、前記第3ガイド部に外側から巻き付け、前記送血回路と交差させた後、前記第1取り出し部から前記収納部材の外部に取り出すことを特徴とする請求項8に記載の清潔トレイパック。
  10. 前記送血用回路に血液を取り出すためのサンプリング回路を設けたことを特徴とする請求項6ないし請求項9のいずれか1項に記載の清潔トレイパック。
JP2009008059U 2009-11-11 2009-11-11 血液補助循環装置およびこれに組み込み可能な清潔トレイパック Expired - Lifetime JP3157398U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009008059U JP3157398U (ja) 2009-11-11 2009-11-11 血液補助循環装置およびこれに組み込み可能な清潔トレイパック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009008059U JP3157398U (ja) 2009-11-11 2009-11-11 血液補助循環装置およびこれに組み込み可能な清潔トレイパック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3157398U true JP3157398U (ja) 2010-02-18

Family

ID=54861071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009008059U Expired - Lifetime JP3157398U (ja) 2009-11-11 2009-11-11 血液補助循環装置およびこれに組み込み可能な清潔トレイパック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3157398U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5383854A (en) Portable and modular cardiopulmonary bypass apparatus and associated aortic balloon catheter and associated method
US6942633B2 (en) System for treating tissue swelling
US8366649B2 (en) Manually operated disposable single-needle circuit for extracorporeal treatment of blood
CN105494312B (zh) 用于离体肺护理的系统和方法
US8172832B1 (en) Fat harvesting container
JP5188780B2 (ja) 血液浄化装置及びそれによる治療終了の報知方法
US20030163078A1 (en) Support devices for surgical systems
JPH01129855A (ja) 返還用自己血の処理装置
US8361042B1 (en) Fat harvesting container
JP5698676B2 (ja) 体液をガスで富化させる自動プライミング可能なシステム
JP3157398U (ja) 血液補助循環装置およびこれに組み込み可能な清潔トレイパック
JP2012510859A (ja) 閉塞検出能力を有し体液をガスで富化させるシステム
JP2012510860A (ja) 二重機能電源スイッチ機構を有し体液をガスで富化させるシステム
JP2022547332A (ja) 酸素化オプションを備えた臓器容器
JP2012510862A (ja) 情報記録要素を含む取り外し可能ガス富化装置を有し体液をガスで富化させるシステム
JP2009285128A (ja) 血液浄化装置及びそのプライミング液用ドリップチャンバの液溜まり形成方法
JP2021010466A (ja) 中空糸膜及び人工肺
ES2884853T3 (es) Método de cebado de un circuito de sangre extracorpóreo de un aparato para el tratamiento de sangre extracorpóreo y aparato para el tratamiento de sangre extracorpóreo
RU2414248C1 (ru) Аппарат для одноигольного плазмафереза
JP5404458B2 (ja) 血液浄化装置及び血液浄化装置における血液回路内の液体排出方法
JP2728814B2 (ja) 心肺補助装置
EP1522323A1 (en) Device for eliminating carbon dioxide from the blood and a crrt apparatus provided with said device
CN213466218U (zh) 心包腔血液自动抽吸及过滤系统
JP2023038410A (ja) 医療パッケージ
ES2688398T3 (es) Kit para recolección de sangre del cordón umbilical

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3157398

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140127

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term