JP3157103U - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】管体内の層流および乱流による熱伝導能力および熱性能係数を向上させる熱交換器を提供する。【解決手段】管体4および導流デバイス5からなり、管体4は、流体の流路となるチャンバ41を有する。導流デバイス5は、チャンバ41内に配置され、導流デバイス5は、螺旋状を呈する本体51を有する。本体51は、両側に延伸した複数の障害部52を形成し、複数の障害部52は、それぞれ独立して配列されており、チャンバ41の内壁に相対する自由端521を有する。障害部52と本体51とは、ともに少なくとも一つの螺旋一回転した導流部53を画定している。導流デバイス5の螺旋状の障害52部が管体4内の層流および乱流の熱伝導能力および熱性能係数を向上させることにより、良好な熱伝導効果を得る。【選択図】図2
Description
本考案は、熱交換器に関し、特に、導流デバイスの螺旋状の障害部により、管体内の層流および乱流の熱伝導能力および熱性能係数を向上させ、良好な熱伝導効果を得る熱交換器に関する。
従来の熱交換器は、管流の熱伝導強化能力および熱性能係数をさらに向上させ、同時に熱伝導係数のレイノルズ数範囲を効果的に拡大させるため、熱交換器の管体内に螺旋片を設けたり、螺旋波形管内に連続した螺旋片を設けたり、多角形の管内に螺旋片を設けたり、一本の管体内に複数の螺旋片を設けたりする方法を採用していた。
従来の平らな表面を持つ螺旋片は、乱流強度(Turbulent intensity)を向上させて熱伝導能力を強化させることができなかった。また、レイノルズ数範囲も小さかった。
レイノルズ数というのは、慣性力と粘性力との比で定義される無次元数である。このレイノルズ数が小さければ小さいほど、粘性力の流れ場に対する影響は、慣性力より大きくなる。流れ場の速さによる影響は、粘性力のため減少し、流れが穏やかになるが、これが層流(Laminar)と呼ばれる。逆に、このレイノルズ数が大きければ大きいほど,慣性力の流れ場に対する影響は、粘性力より大きくなる。流体流動は、不安定になり、その僅かな変化が乱れを形成し、不規則な乱流(Turbulent flow)の流れ場となる。
以下、従来技術を図面に基づいて説明する。図1を参照する。図1は、従来の熱交換器の断面を示す斜視図である。図1に示すように、従来の平らな表面を持つ螺旋片1は、熱交換器の管体2内に配置され、管体2内で旋回流(Swirling flow)を起こして流れ場に熱伝導係数を与える。
従来の平らな表面を持つ螺旋片1が起こした旋回流3は、管体2内壁面に垂直の流動動量を与えるため、層流域の流れ場に対して好適な熱伝導強化効果を有する。しかし、乱流については流体が振動しているため、管体2内壁面に垂直の流動動量を有する。そのため、従来の平らな表面を持つ螺旋片1は、乱流に対しては、熱伝導強化効果が少なかった。
以上のように、良好な熱伝導強化効果を有する熱交換器が求められていた。
本考案の目的は、管体内の層流および乱流の熱伝導能力および熱性能係数を向上させる熱交換器を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本考案は、熱交換器を提供する。本考案の熱交換器は、管体および導流デバイスからなる。管体は、流体の流路となるチャンバを有する。導流デバイスは、チャンバ内に配置されている。導流デバイスは、螺旋状を呈する本体を有する。本体は、両側に延伸した複数の障害部を形成している。複数の障害部は、それぞれ分離独立して配列されており、チャンバの内壁に対応する自由端を有する。障害部と本体とは、ともに少なくとも一つの螺旋一回転の導流部を画定している。導流デバイスの螺旋状の障害部が管体内の層流および乱流の熱伝導能力および熱性能係数を向上させることにより、良好な熱伝導効果を得る。
本考案の熱交換器は、層流および乱流の熱伝導能力および熱性能係数を向上させることができる。また、熱伝導を強化する効果があるレイノルズ数範囲を増加させることができる。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図2〜7を参照する。図2は、本考案の第1の実施形態による熱交換器を示す分解斜視図である。図3は、図2の導流デバイスの拡大図である。図4は、本考案の第2の実施形態による導流デバイスを示す斜視図である。図5は、本考案の第3の実施形態による導流デバイスを示す斜視図である。図6は、本考案の第1の実施形態による熱交換器を示す断面図である。図7は、本考案の第1の実施形態による熱交換器を示す断面図である。図2〜7に示すように、本考案の熱交換器は、管体4および導流デバイス5からなる。
管体4は、チャンバ41を有する。
導流デバイス5は、チャンバ41内に配置されている。導流デバイス5は、螺旋状を呈する本体51を有する。本体51は、両側に延伸した複数の障害部52を形成している。複数の障害部52は、それぞれ独立して配列されており、チャンバ41の内壁に相対する自由端521を有する。障害部52と本体51とは、ともに少なくとも一つの螺旋を一回転した導流部53を画定している。
管体4は、流入口42および流出口43を有し、流体6を流入口42から管体4内に流入させる。
導流デバイス5は、管体4のチャンバ41内に配置され、本体51が管体4のチャンバ41内壁に接触することにより、本体51とチャンバ41とがともに螺旋流道44を画定している。流体6は、管体4の螺旋流道44内で旋回流を発生し、管体4内に対流の流れ場の導熱係数を与える。
導流デバイス5の本体51および障害部52のねじれ率が増加することにより、熱伝導能力が向上し、効果的にレイノルズ数範囲を増加させる。
障害部52は、形状が板状、針状(図示せず)、柱状または線状(図示せず)のいずれでもよく、本実施形態では、板状(図3参照)であるが、これに限定されるものではない。
複数の障害部52は、その間に少なくとも一つの隙間522を有する。障害部52の長さは、同一の長さ(図3参照)でも、互いに異なる長さ(図4参照)でもよい。また、配列された障害部52が互いに等間隔(図3参照)でも、異なる間隔(図5参照)でもよい。
図7に示すように、導流デバイス5が管体4のチャンバ41内に配置され、管体4の流入口42および流出口43により、流体6が管体4内に流入して熱交換を行う。流体6が流入口42から管体4のチャンバ41内に流入すると、導流デバイス5の本体51が螺旋状に配置されているため、本体51の後方において、せん断応力層および主要流れ場の旋回流の相互作用が起こり、流体6の混合および乱流の強度が向上される。これにより、熱伝導能力が向上し、圧損係数が増加する。導流デバイス5の本体51は、従来の平らな表面を持つ螺旋片を用いた管体と比較して平均ヌセルト数が1.28-2.4倍である。また、層流域における平均ヌセルト数の熱伝導係数は、従来の平らな表面を持つ螺旋片を用いた管体と比較して6.3-9.5倍である。
導流デバイス5の熱伝導を強化する効果的なレイノルズ数範囲は、従来の平らな表面を持つ螺旋片と比較して大きい。導流デバイス5ねじれ率の増加により、熱伝導能力が向上し、効果的にレイノルズ数範囲を増加させる。
Fanningの式による圧損係数がレイノルズ数とともに変化することから、導流デバイス5は、流れ場において、層流から乱流に転換するのを抑圧することがわかる。
導流デバイス5の本体51は、従来の平らな表面を持つ螺旋片と比較して、さらに高い熱伝導強化値を有し、熱性能係数も改善する。
本実施形態において、導流デバイス5は、管体の熱伝導能力および熱性能係数を向上させることができるが、複数の導流デバイス5を用いれば、熱伝導能力および熱性能係数をさらに向上させることができる。また、導流デバイス5のねじれ率が適切に選択されると層流および乱流の熱伝導能力および熱性能係数を同時に向上させることができる。
本考案では好適な実施形態を前述の通りに開示したが、これらは決して本考案を限定するものではなく、当該技術を熟知する者は誰でも、本考案の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の保護の範囲は、実用新案請求の範囲で指定した内容を基準とする。
4 管体
5 導流デバイス
6 流体
41 チャンバ
42 流入口
43 流出口
44 螺旋流道
51 本体
52 障害部
53 導流部
521 自由端
522 隙間
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Claims (8)
- 流体の流路となるチャンバを有する管体と、
前記チャンバ内に配置され、螺旋状を呈する本体を有し、前記本体は両側に延伸した複数の障害部を形成し、前記複数の障害部はそれぞれ分離独立して配列されており、その先端は前記チャンバの内壁に相対する自由端をなし、前記障害部と前記本体とはともに少なくとも一つの螺旋一回転の導流部を画定している導流デバイスとからなる、ことを特徴とする熱交換器。 - 前記障害部は、形状が板状、針状、柱状又は線状であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記導流デバイスは、前記チャンバとともに螺旋流道を画定していることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記複数の障害部は、それらの間に少なくとも一つの隙間を有することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記複数の障害部は、長さが同じであることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記複数の障害部は、長さが異なることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記複数の障害部は、等間隔で配列されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記複数の障害部は、異なる間隔で配列されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
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JP2009008144U JP3157103U (ja) | 2009-11-13 | 2009-11-13 | 熱交換器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015134996A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 日工株式会社 | アスファルト混合物製造装置 |
CN106358424A (zh) * | 2016-10-18 | 2017-01-25 | 池州脉纬散热器有限责任公司 | 一种含有静态混合器的水冷散热器 |
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2009
- 2009-11-13 JP JP2009008144U patent/JP3157103U/ja not_active Expired - Fee Related
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