JP3156880U - ノート用紙面 - Google Patents

Abstract

【課題】 通常のノート用紙面と同様に、文章を書き易く、且つ、書いた文章が読み取り易いと共に、図表等を描画する場合には、方眼紙としても機能し、文章、及び図表等の何れであっても同一紙面上に描画し易いノート用紙面を提供する。【解決手段】 紙面上に縦横の罫線が印刷されたノート用紙面であって、縦罫線の幅寸法と比較して、横罫線の幅寸法が大きく印刷された構成とする。【選択図】 図１

Description

本考案は、グラフ等の描画、及び通常のノートのいずれの用途にも使用しうるノート用紙面に関する。

一般的な大学ノート等のノート用紙面には所定行数の罫線が印字されおり、上記罫線に従って文章を記載できるように形成されている。
一方、方眼紙とは予め定められた寸法の升目が印字された紙面であり、用途に応じて様々な升目寸法のものが知られている。
上記方眼紙は、升目によって寸法を把握することができることから、グラフ、表、及び図形を描画する際には非常に有効であるが、その一方で、縦横に罫線が印字されていることから、文章を記載した場合は、通常のノート用紙面に文字を記載する場合と比較して、文字が書きにくく、且つ記載した文字も読み取り難い。
従って、文字はノート用紙面上に直接記載し、グラフ、表等は方眼紙上に描画し、描画したグラフ等を、必要に応じて上記ノート用紙面上に糊等で貼付して使用することが多く、非常に使い勝手が悪いという不具合を有していた。

本考案の解決する課題は、通常のノート用紙面と同様に、文章を書き易く、且つ、書いた文章が読み取り易いと共に、図表等を描画する場合には、方眼紙としても機能し、文章、及び図表等の何れであっても同一紙面上に描画し易いノート用紙面を提供することにある。

上記課題を解決するために、請求項１の考案にかかるノート用紙面は、紙面上に縦横の罫線が印刷されたノート用紙面であって、縦罫線の幅寸法と比較して、横罫線の幅寸法が大きく印刷されていることを特徴とする。
従って、縦罫線と比較して横罫線がより際立つことから、通常のノート用紙面の外観イメージを保持しつつ、細かい図形等を描画する場合には、縦罫線を参照することによって、方眼紙としても機能する。

また、請求項２の考案にかかるノート用紙面は、上記縦罫線及び横罫線は点線で形成され、上記縦罫線の点の間隔寸法と比較して、横罫線の点の間隔寸法が小さく印刷されていることを特徴とする。従って、文字筆記時には縦罫線がより目立ち難くなる。

また、請求項３の考案にかかるノート用紙面は、上記縦罫線及び横罫線は薄青色で印字されていることを特徴とする。従って、記載した文字、及び図形の視認性が縦横の罫線に阻害され難い。

請求項１の考案にあっては、縦横の罫線が印刷されたノート用紙面であって、
縦罫線の幅寸法と比較して、横罫線の幅寸法が大きく印刷されていることから、通常のノート用紙面と同様に、文章を書き易く、且つ、書いた文章が読み取り易いと共に、図表等を描画する場合には、方眼紙としても機能し、文章、及び図表等の何れであっても同一紙面上に描画し易いノート用紙面を提供することができる。

特に、請求項２の考案にあっては、縦罫線及び横罫線は点線で形成され、上記縦罫線の点の間隔寸法と比較して、横罫線の点の間隔寸法が小さく印刷されていることから、縦罫線が更に目立ち難く、文字を記載するときに縦罫線が妨げとなり難い。
また、請求項３の考案にあっては、縦罫線及び横罫線は薄青色で印字されていることから、文字及び図表等を任意の色で記載した場合であっても、罫線によって、記載した文字、図形等の視認性が低下することがない。

本考案の一実施の形態を示し、実施例の形態におけるノート用紙面の（ａ）は全体平面図、円内の（ｂ）は一部拡大図である。

本考案の実施するための形態について図面を用いて説明する。
図１（ａ），（ｂ）に示すように、本実施例に係るノート用紙面１０は、紙面上１１に、縦罫線１２と比較して、横罫線１３の幅寸法が大きく印刷されている。
また、上記縦罫線１２及び横罫線１３は点線で形成され、上記縦罫線１２と比較して、上記横罫線１３の点の間隔寸法を小さく印字されている。
また、上記縦罫線１２及び横罫線１３は薄青色で印字されている。

以下に、図面を用いて本実施例について詳細を説明する。
図１は、本実施例の形態におけるノート用紙面の（ａ）は全体平面図、円内の（ｂ）は一部拡大図である。
図１（ａ）に示すように、ノート用紙面１０の紙面上１１はＢ６サイズ（横１２８ｍｍ×縦１８２）の紙面例である。
上記紙面上１１には、縦罫線１２が２１本、及び横罫線１３が２６本によって、２０列×２５行、一マスのサイズが約６ｍｍ（Ｌ３）×６ｍｍ（Ｌ４）のマス目が印刷されている。
上記縦罫線１２は、太さ０．１１ｍｍ、点長０．１１ｍｍ、点間距離Ｌ２は０．８９ｍｍに形成され、上記横罫線１３は、太さ０．２ｍｍ、点長０．２ｍｍ、点間距離Ｌ１は０．５５ｍｍに形成されている。
従って、図１（ｂ）に示すように、上記ノート用紙面１０の紙面上１１を視認した場合、縦罫線１２と比較して、横罫線１３がより視認され易く、横書きノートの使用間隔のまま、文字を記載することが可能である。
また、定規等（図１には図示せず）を当てて、グラフ及び図等を作成する場合は、縦罫線１２を参考に作図が可能であることから、方眼紙としても使用し易い。
また、上記縦罫線１２、横罫線１３は薄青色で印字されているため、文字及び図表が読み取り易い。
以上のように、一枚で通常の大学ノートと方眼紙の両方の特徴を併せ持った、ノート用紙面を提供することができる。

なお、本実施例においては、紙面サイズをＢ６サイズとして説明したが、縦罫線及び横罫線の太さ、点長、及び点間距離の仕様が同様であれば、紙面サイズ、縦罫線及び横罫線の数は、適宜変更しても、本実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
また、罫線の色についても、淡色系の色彩であり、記載した文字及び図形の視認性を阻害しなれば、自由に選択することができる。

本考案は、グラフ等の描画、及び通常のノートのいずれの用途にも使用しうるノート用紙面に関する。

１０ ノート用紙面
１１ 紙面上
１２ 縦罫線
１３ 横罫線
Ｌ１ 横罫線点間距離
Ｌ２ 縦罫線点間距離
Ｌ３ 縦罫線間隔
Ｌ４ 横罫線間隔

Claims (3)

1. 紙面上に縦横の罫線が印刷されたノート用紙面であって、
   縦罫線の幅寸法と比較して、横罫線の幅寸法が大きく印刷されている特徴とするノート用紙面。
2. 上記縦罫線及び横罫線は点線であり、上記縦罫線の点の間隔寸法と比較して、横罫線の点の間隔寸法が小さく印刷されていること特徴とする請求項１記載のノート用紙面。
3. 上記縦罫線及び横罫線は薄青色で印刷されていることを特徴とする請求項１又は２いずれか１項に記載のノート用紙面。