JP3156277B2 - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置及び無線通信方法

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JP3156277B2
JP3156277B2 JP16079091A JP16079091A JP3156277B2 JP 3156277 B2 JP3156277 B2 JP 3156277B2 JP 16079091 A JP16079091 A JP 16079091A JP 16079091 A JP16079091 A JP 16079091A JP 3156277 B2 JP3156277 B2 JP 3156277B2
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泰寛 石崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コードレス電話など
に用いられる無線通信装置及び無線通信方に係わり、
特に隣接タイムスロットからの妨害を除去できる例えば
TDMA−TDD通信装置などの無線通信装置及び無線
通信方に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば特開昭64−60135
号公報に示された従来の時分割方向制御通信措置、TD
MA−TDD通信装置における多重度1(タイムスロッ
トが受信用で1、送信用で1である)を示すブロック線
図であり、図において、11は変調のための発振信号を
出力する変調用発振器、12はこの変調用発振器11か
らの発振信号を、入力される送信データに従って変調す
るための変調器、13はこの変調器12からの変調され
た発振信号を、局部発振器14からの搬送波に従って送
信周波数からなる送信信号に変換するための送信ミキ
サ、15はこの送信ミキサ14からの送信信号を、送受
信制御信号に基づいて指定された区間(タイムスロッ
ト)のみ伝達するためのスイッチである。なお、この送
受信制御信号は、送信及び受信の切り換え、指定区間で
の送信、指定区間での受信、送信区間と受信区間との同
期等を制御するための信号である。
【0003】16はこのスイッチ15を介して入力され
る上記送信ミキサ13からの送信信号を電力増幅する高
電力増幅器、17は上記送受信制御信号に基づいて送信
時間及び受信時間を切り換えるための切り換えスイッチ
で、第1及び第2の切換接点と固定接点とを有し、第1
の切換接点が上記高電力増幅器16の出力に接続され
る。18は送信信号と受信信号の周波数帯域を制限する
ためのバンドパスフィルタで、上記切り換えスイッチ1
7の固定接点に接続されている。19はこのバンドパス
フィルタ18及び上記切り換えスイッチ17を介して入
力される上記高電力増幅器16にて増幅された送信信号
を電波に変換して送信するとともに受信電波を受けて受
信信号として取り込むためのアンテナである。
【0004】20は上記切換スイッチ17の第2の切換
接点に接続され、この切り換えスイッチ17及び上記バ
ンドパスフィルタ18を介して入力される上記アンテナ
19にて受信された受信信号を増幅する低雑音増幅器、
21はこの低雑音増幅器にて増幅された受信信号を局部
発振器14からの搬送波に従って中間周波数からなる受
信信号に変換する受信ミキサ、22はこの受信ミキサ2
1からの中間周波数からなる受信信号を、復調用発振器
23からの復調のための発振信号によって再生データ
(受信データ)に復調し、この再生データを出力する復
調器である。
【0005】次に、このように構成された従来の時分割
方向制御通信装置の動作について説明する。まず、電波
を受信する場合について説明する。この時、送受信制御
信号を受けたスイッチ15はオフ状態となるとともに、
切り換えスイッチ17は第2の切換接点側に接続されて
いる。そして、アンテナ19にて受信した電波は、高周
波信号からなる受信信号に変換され、バンドパスフィル
タ18にて不要成分が除去された後、切り換えスイッチ
17を介して低雑音増幅器20に入力される。低雑音増
幅器20では入力されて受信信号を増幅し、この増幅さ
れた受信信号は受信ミキサ21に入力されて局部発振器
14からの搬送波と混合され、中間周波数からなる受信
信号に変換される。
【0006】この受信ミキサ21からの中間周波数から
なる受信信号は復調器22に入力され、この復調器22
にて復調用発振器23からの復調のための発振信号と乗
算され同期検波によりベースバンド信号に復元される。
この復元されたベースバンド信号が再生データ(受信デ
ータ)として信号処理部(図示せず)に送られることに
なる。
【0007】一方、送信データを送信する場合には、送
受信御信号を受けたスイッチ1はオン状態となると
ともに、切り換えスイッチ17は第1の切換接点側に接
続され、送信データを受けた変調器22が、変調用発振
器11からの発振信号を変調し、変調された発振信号を
送信ミキサ13に出力する。送信ミキサ13ではこの変
調された発振信号と局部発振器14からの搬送波の周波
数に近い周波数(変調用発振器11からの発振信号の周
波数だけ搬送波より低い周波数)である高周波信号とを
混合し、送信周波数からなる送信信号を出力する。
【0008】この送信ミキサ13からの送信信号はスイ
ッチ15を介して高電力増幅器16に入力されて増幅さ
れ、切り換えスイッチ17を介してバンドパスフィルタ
18に入力される。バンドパスフィルタ18では入力さ
れた送信信号における不要成分を除去した後、アンテナ
19に送られ、電波に変換されて送信されることにな
る。
【0009】なお、上記に示したものにおいては多重度
1の場合であるが、多重度が複数、例えば3の場合は次
のようになると考えられる。受信時においては、図5
に、上記のように構成された時分割方向制御通信装置を
用いた親機BS1と子機HSIAとにおける周波数f1
でのタイムスロット図を示すように、3分割された区間
の内の指定された区間(R1,T1)だけにデータが送信
されて来る受信となり、復調器22からの再生データか
ら指示区間を示すIDデータを知り、自分に送信されて
来たデータのみを信号処理部に送ることになる。また。
送信時においては、図5に示す分割区間の指定された区
間のみ、つまりタイムスロット期間に同期させて送信デ
ータを指定した区間(T1,R1)のみに送信することに
なる。
【0010】この点についてさらに説明を加えると、図
5において親機をBS1及びBS2として示し、親機B
S1と通信する子機(移動機)をHS1A及びHS1B
として示すとともに親機BS2に接続される子機をHS
2として示している。そして、親機BS1は、キャリア
センスを周波数f1が使用可能であると判断すれば、子
機HS1Aに対して周波数f1のタイムスロット1を指
定し、子機HS1Bに対して周波数f1のタイムスロッ
ト3を指定するため、この指示に従い子機HS1Aは受
信タイムスロットR1と送信タイムスロットT1を使用
し、子機HS1Bは受信タイムスロットR3と送信タイ
ムスロットT3を使用することとなる。
【0011】このように親機B1が各タイムスロット
を生成するため、親機BS1の指示する送信タイムスロ
ットT1、T2、T3(子機HS1A及びHS1BのR1
2、R3)と受信タイムスロットR1、R2、R3(子機
HS1A及びH1BのT1、T2、T3)とは同期が取ら
れており、隣接するタイムスロットからの妨害を受ける
ことがない。この時、子機HS1Aの受信タイムスロッ
トR1と子機HS1Bの受信タイムスロットR3の間のタ
イムスロットR2が使用されていないため、親機BS2
がキャリアセンスを使用可能であると判断すると、子機
HS2に対して周波数f1のタイムスロットR2を指定す
る。このようにして親機BS1と子機HS1A、HS1
Bとの間の送受信と、親機BSと子機HS2の間の
送受信とが多重度3によって行えることになるものであ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のよう
に構成された従来の時分割方向制御通信装置を用いて多
重度を複数にして送受信を行おうとすると、子機HS1
親機BS1におけるシステムの電波を受信するため
機BS1におけるシステムのタイムスロットと同期し
たタイムスロットを生成することができるものの、親
BS1BS2におけるシステムの基準信号が通常異な
るため、初期設定時に両方のシステムにおけるタイムス
ロットの時間関係は良好であるが、時間の経過に伴い両
方のシステムにおける時間関係が、例えば図5に示すよ
うに時間ずれtdとして示すように良好な状態が保たれ
なくなり、子機HS1Aの受信タイムスロッR1と親機
BS2及び子機HS2の送信タイムスロットT1’及び
受信タイムスロットR1’とに重なり期間(時間ずれt
dに相当)が生じてしまい、子機HS1Aはこのタイム
スロットR1において親機BS2と子機HS2との間の
送信電波によって妨害を受けることになってしまうもの
である。
【0013】従って、上記した従来の時分割方向制御通
信装置にあっては、同一周波数で複数の受信を行うため
に、受信に対する各指定区間の同期を取るとともに、送
信に対する指定区間と受信に対する指定区間との同期を
取る上に、さらに、他のシステムと一緒に使用する場合
には他のシステムにおける指定区間との同期をも取る必
要があり、制御が非常に複雑になるという問題点を有す
るものであった。
【0014】この発明は、上記した点に鑑みてなされた
ものであり、他のシステムとの同期を考慮することな
く、他のシステムとの干渉、妨害を抑制できるTDMA
−TDD通信装置などの無線通信装置及び無線通信方式
を得ることを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係わる無線通信置は、送信信号を出力する送信信号処
理手段と、受信信号を処理する受信信号処理手段と、こ
れら送信信号処理手段と受信信号処理手段とを第1の所
定時間毎に切り換えるための送受信切換手段と、それぞ
れが異なった偏波面を持った複数のアンテナと、送受信
切換手段と複数のアンテナとを第1の所定時間より短い
第2の所定時間毎に切り換え接続するアンテナ切換手段
とを設けたものである。
【0016】この発明の第2の発明に係わる無線通信方
は、異なった特性の複数のアンテナを備えた複数の無
線通信装置間で、送信区間と受信区間とが所定時間毎に
切り換えて送受信ものにおいて、送信区間複数
の区間に分割、隣りあった区間では異なった偏波面を
持つアンテナ使用、かつ受信区間複数の区間に分
、隣りあった区間では異なった偏波面を持つアンテ
使用るようにしたものである。
【0017】この発明の第3の発明に係わる無線通信方
は、異なった特性の複数のアンテナを備えた複数の無
線通信装置間で、送信区間と受信区間とが所定時間毎に
切り換えて送受信ものにおいて、送信区間複数
の区間に分割、隣りあった区間では異なった偏波面を
持つアンテナ使用、かつ受信区間複数の区間に分
、隣りあった区間では異なった偏波面を持つアンテ
使用、受信区間における指定された区間における
アンテナにて受信された受信信号のキャリアレベル
るとともに、この指定区間の隣接区間における、指
定区間におけるアンテナとは偏波面の異なったアンテナ
にて受信された受信信号のキャリアレベル測定るよ
うにしたものである。
【0018】この発明の第4の発明に係わる無線通信方
は、異なった特性の複数のアンテナを備えた複数の無
線通信装置間で、送信区間と受信区間とが所定時間毎に
切り換えて送受信ものにおいて、送信区間複数
の区間に分割、隣りあった区間では異なった偏波面を
持つアンテナ使用、かつ受信区間複数の区間に分
、隣りあった区間では異なった偏波面を持つアンテ
使用、受信区間における異なった偏波面を持った
アンテナにて受信された受信信号のキャリアレベル
、その測定結果に基づいて受信区間における指定さ
れた区間に使用されるアンテナ決定るようにしたも
のである。
【0019】この発明の第5の発明に係わる無線通信方
は、異なった特性の複数のアンテナを備えた複数の無
線通信装置間で、送信区間と受信区間とが所定時間毎に
切り換えて送受信ものにおいて、送信区間複数
の区間に分割、隣りあった区間では異なった偏波面を
持つアンテナ使用、かつ受信区間複数の区間に分
、隣りあった区間では異なった偏波面を持つアンテ
使用、受信区間における異なった偏波面を持った
アンテナにて受信された受信信号のキャリアレベル
、その測定結果に基づいて通信相手における使用ア
ンテナ指示るようにしたものである。
【0020】
【作用】この発明の第1の発明にあっては、送受信切換
手段が、送信信号を出力する送信信号処理手段と受信信
号を処理する受信信号処理手段とを第1の所定時間毎に
切り換え、アンテナ切換手段がそれぞれ異なった偏波面
を持った複数のアンテナと送受信切換手段とを第1の所
定時間より短い第2の所定時間毎に切り換え、受信に際
して他のシステムからの送信電波による妨害、干渉を抑
制せしめる。
【0021】この発明の第2の発明にあっては、送信区
間及び受信区間それぞれを複数の区間に分割し、送信区
間及び受信区間それぞれにおいて隣り合った区間では異
なった偏波面を持つアンテナを使用し、受信に際して他
のシステムからの送信電波による妨害、干渉を抑制せし
める。
【0022】この発明の第3の発明にあっては、送信区
間及び受信区間それぞれを複数の区間に分割し、送信区
間及び受信区間それぞれにおいて隣り合った区間では異
なった偏波面を持つアンテナを使用し、受信区間におけ
る指定された区間におけるアンテナにて受信された受信
信号のキャリアレベルと、この指定区間の隣接区間にお
ける、指定区間におけるアンテナとは偏波面の異なった
アンテナにて受信された受信信号のキャリアレベルとを
測定し、指定区間で最適な受信を行わせしめるアンテナ
を決定せしめる。
【0023】この発明の第4の発明にあっては、送信区
間及び受信区間それぞれを複数の区間に分割し、送信区
間及び受信区間それぞれにおいて隣り合った区間では異
なった偏波面を持つアンテナを使用し、受信区間におけ
る異なった偏波面を持ったアンテナにて受信された受信
信号のキャリアレベルを測定し、その測定結果に基づい
て受信区間における指定された区間に使用されるアンテ
ナを決定し、受信に際して他のシステムからの送信電波
による妨害、干渉を抑制せしめ、指定区間で最適な受信
を行わせしめる。
【0024】この発明の第5の発明にあっては、送信区
間及び受信区間それぞれを複数の区間に分割し、送信区
間及び受信区間それぞれにおいて隣り合った区間では異
なった偏波面を持つアンテナを使用し、受信区間におけ
る異なった偏波面を持ったアンテナにて受信された受信
信号のキャリアレベルを測定し、その測定結果に基づい
て通信相手における使用アンテナを指示して、受信に際
して他のシステムからの送信電波による妨害、干渉を抑
制せしめ、指定区間で最適な受信を行わせしめる。
【0025】
【実施例】図1はこの発明の実施例におけるTDMA−
TDD通信装置を示すブロック線図であり、図におい
て、1及び19はそれぞれ送信信号を電波に変換して送
信するとともに受信電波を受けて受信信号として取り込
むための第1及び第2のアンテナで、互いに偏波面が異
なるものであり、別々の構成のものでも良く、同一構成
のもので接地の向きを変えたものであっても良いもので
ある。2は第1の切換接点に上記第1のアンテナ1が、
第2の切換接点に第2のアンテナ19がそれぞれ接続さ
れ、アンテナ切換制御信号によって切り換え制御される
アンテナ切り換えスイッチ、6は送信データの生成及び
再生データの処理を行う信号処理回路である。
【0026】11は変調のための発振信号を出力する変
調用発振器、12はこの変調用発振器11からの発振信
号を、上記信号処理回路6からの送信データに従って変
調するための変調器、13はこの変調器12からの変調
された発振信号を、局部発振器14からの高周波信号で
ある搬送波に従って送信周波数からなる送信信号に変換
するための送信ミキサ、15はこの送信ミキサからの送
信信号を、送受信性御信号に基づいて指定された区間
(タイムスロット)のみ伝達するためのスイッチであ
る。
【0027】16はこのスイッチ15を介して入力され
る上記送信ミキサ13からの送信信号を電力増幅する高
電力増幅器、17は同一周波数で送信及び受信するため
に、上記送受信制御信号に基づいて送信時間及び受信時
間を切り換えるための送受信切り換えスイッチで、第1
及び第2の切換接点と固定接点とを有し、第1の切換接
点が上記高電力増幅器16の出力に接続される。18は
送信信号と受信信号の周波数帯域を制限するためのバン
ドパスフィルタで、上記送受信切り換えスイッチ17の
固定接点に接続されるとともに上記アンテナ切り換えス
イッチ2の固定接点に接続されるものである。
【0028】20は上記送受信切り換えスイッチ17の
第2の切換接点に接続され、この送受信切り換えスイッ
チ17と上記バンドパスフィルタ18と上記アンテナ切
り換えスイッチ2を介して入力される上記アンテナ1あ
るいはアンテナ19にて受信された受信信号を増幅する
低雑音増幅器、21はこの低雑音増幅器20にて増幅さ
れた受信信号を局部発振器14からの搬送波に従って中
間周波数からなる受信信号に変換する受信ミキサ、3は
この受信ミキサからの中間周波数からなる受信信号を増
幅する中間周波増幅器、22はこの中間周波増幅器から
の増幅された中間周波数からなる受信信号を、復調用発
振器23からの復調のための発振信号によって再生デー
タ(受信データ)に復調し、この再生データを上記信号
処理回路6に出力する復調器である。
【0029】4は上記中間周波増幅器3からの増幅され
た中間周波数からなる受信信号における振幅を検出する
キャリヤ検出器、5は上記スイッチ15及び送受信切り
換えスイッチ17への上記送受信制御信号を発生すると
ともに上記アンテナ切り換えスイッチ2への上記アンテ
ナ切換制御信号を発生し、上記局部発振器14の発振周
波数を設定するための周波数設定データを上記局部発振
器14に出力し、上記キャリヤ検出器4からの検出信号
を受けてその出力レベルを判定し、上記信号処理回路6
との間の受信タイミング及び送信タイミングのやりとり
を行うための制御部である。なお、上記変調用発振器1
1、変調器12、送信ミキサ13及び高電力増幅器16
によって送信信号を出力する送信信号手段を構成し、上
記低雑音増幅器20、受信ミキサ21、中間周波増幅器
3、復調器22及び復調用発振器23によって受信信号
を処理する受信信号処理手段を構成しているものであ
る。
【0030】次に、このように構成されたTDMA−T
DD通信装置の動作について、多重度3のTDMA−T
DD通信を行う場合を説明する。この場合においても、
上記で説明したと同様に、図1に示したTDMA−TD
D通信装置の構成を有した親機BS1は、キャリアセン
スを周波数f1が使用可能であると判断すれば、図1に
示したTDMA−TDD通信装置の構成を有した子機H
S1Aに対して周波数f1のタイムスロット1を指定
し、図1に示したTDMA−TDD通信装置の構成を有
した子機HS1Bに対して周波数f1のタイムスロット
3を指定するため、この指示に従い子機HS1Aは受信
タイムスロットR1と送信タイムスロットT1を使用し、
子機HS1Bは受信タイムスロットR3と送信タイムス
ロットT3を使用することとなる。
【0031】このように親機BS1が各タイムスロット
を生成するため、親機BS1の指示する送信タイムスロ
ットT1、T2、T3(子機HS1A及びHS1BのR1
2、R3)と受信タイムスロットR1、R2、R3(子機
HS1A及びHS1BのT1、T2、T3)とは同期が取
られており、隣接するタイムスロットからの妨害を受け
ることがない。この時、子機HS1Aの受信タイムスロ
ットR1と子機HS1Bの受信タイムスロットR3の間の
タイムスロットR2が使用されていないため、図1に示
したTDMA−TDD通信装置の構成を有した親機BS
2がキャリアセンスを使用可能であると判断すると、図
1に示したTDMA−TDD通信装置の構成を有した子
機HS2にたいして周波数f1のタイムスロットR2を指
定する。
【0032】そして、図2に示すように親機BS1、子
機HS1A及び親機BS2においては、これら親機BS
1、子機HS1A及び親機BS2をそれぞれ構成する図
1に示したTDMA−TDD通信装置におけるアンテナ
切り換えスイッチ2が、タイムスロットごとに切り換え
るための制御部5からのアンテナ切換制御信号によって
制御され、第1のアンテナ1と第2のアンテナ19がタ
イムスロット毎に選択的にバンドパスフィルタ18に接
続されることになる。なお、子機HS1B及び子機HS
2についても同様に構成されているものである。例え
ば、親機BS1においては、図2に示すように、送信タ
イムスロットT1−送信タイムスロットT2−送信タイム
スロットT3−受信タイムスロットR1−受信タイムスロ
ットR2−受信タイムスロットR3におけるタイムスロッ
トに対応して偏波面Aを持つ第1のアンテナ1−偏波面
Bを持つ第2のアンテナ19−第1のアンテナ1−第1
のアンテナ1−第2のアンテナ19−第1のアンテナ1
と切り換えられるものである。
【0033】この親機BS1と送受信する子機HS1A
においても、親機BS1と同期して同様に、受信タイム
スロットR1−受信タイムスロットR2−受信タイムスロ
ットR3−送信タイムスロットT1−送信タイムスロット
2−送信タイムスロットT3におけるタイムスロットに
対応して偏波面Aを持つ第1のアンテナ1−偏波面Bを
持つ第2のアンテナ19−第1のアンテナ1−第2のア
ンテナ19−第1のアンテナ1と切り換えられるもので
ある。また、親機BS2においても、親機BS1と同様
に送信タイムスロットT1−送信タイムスロットT2−送
信タイムスロットT3−受信タイムスロットR1−受信タ
イムスロットR2−受信タイムスロットR3におけるタイ
ムスロットに対応して偏波面Aを持つ第1のアンテナ1
−偏波面Bを持つ第2のアンテナ19−第1のアンテナ
1−第1のアンテナ1−第2のアンテナ19−第1のア
ンテナ1と切り換えられるものである。
【0034】その結果、子機HS1Aの受信タイムスロ
ットR1において、親機BS1の送信タイムスロットT1
において親機BS1における偏波面Aを持つ第1のアン
テナ1から送信された送信信号を、子機HS1Aにおけ
る偏波面Aを持つ第1のアンテナ1にて受信している場
合に、例え、子機HS1Aの受信タイムスロットR1
偏波面Bを持つ第2のアンテナ19からの送信信号が送
信されている親機BS2の送信タイムスロットT2’と
が重なる時間ずれtdが生じたとしても、子機HS1A
においては、偏波面Aを持つ第1のアンテナ1にて受信
しているので、親機BS2の第2のアンテナ19からの
送信信号によって妨害、干渉されないものである。
【0035】この点について図1及び図2に従い子機H
S1Aを中心としてさらに説明を加える。今、親機BS
1から送信タイムスロットT1において偏波面Aを持つ
第1のアンテナ1から送信されていると、子機HS1A
において受信タイムスロットR1で次のように動作す
る。この受信タイムススロットR1において、制御部5
からの送受信制御信号を受けたスイッチ15はオフ状態
となるとともに、切り換えスイッチ17は第2の切換接
点側に接続され、制御部5からのアンテナ切換制御信号
を受けたアンテナ切換スイッチ2は第1接点側に接続さ
れて第1のアンテナ1を選択するようにされている。
【0036】そして、親機BS1における偏波面Aを持
つ第1のアンテナからの電波は、同じ偏波面Aを持つ第
1のアンテナ1にて受信されるため、この第1のアンテ
ナ1にて効率的に高周波信号からなる受信信号に変換さ
れてアンテナ切換スイッチ2を介してバンドパスフィル
タ18に入力される。その後、バンドパスフィルタ18
にて不要成分が除去された後、送受信切り換えスイッチ
17を介して低雑音増幅器20に入力される。低雑音増
幅器20では入力された受信信号を増幅し、この増幅さ
れた受信信号は受信ミキサ21に入力されて制御部5に
て設定された受信チャンネル周波数f1に対応した局部
発振機14からの搬送波と混合され、中間周波数からな
る受信信号に変換される。
【0037】この受信ミキサ21からの中間周波数から
なる受信信号は中間周波数増幅器3にて増幅されて復調
器22に入力されるとともに、一部がキャリア検出器4
に入力される。キャリア検出器4では、中間周波数から
なる受信信号の振幅が検出されて制御部に対して受信電
波の有無及びアンテナ選択での判定基準となる強度判定
のためのデータを与える。また、復調器22では、復調
用発振器23からの復調のための発振信号と乗算され同
期検波によりベースバンド信号に復元される。この復元
されたベースバンド信号が再生データ(受信データ)と
して信号処理部6に送られることになる、信号処理回路
6では、受信信号及び送受信タイムスロットの同期のた
めの制御信号などを発生して制御部5に出力している。
【0038】一方、子機HS1Aから送信データをタイ
ムスロットT1において送信する場合には、制御部5か
らの送受制御信号を受けたスイッチ15はオン状態とな
るとともに、切り換えスイッチ17は第1の切換接点側
に接続され、制御部5からのアンテナ切換制御信号を受
けたアンテナ切換スイッチ2は第1の切換接点側に接続
されている。信号処理回路6からの送信データを受けた
変調器22が、変調用発振器11からの発振信号を変調
し、変調された発振信号を送信ミキサ13に出力する。
送信ミキサ13ではこの変調された発振信号と局部発振
器14からの搬送波の周波数に近い周波数(変調用発振
器11からの発振信号の周波数だけ搬送波より低い周波
数)である高周波信号とを混合し、送信周波数からなる
送信信号を出力する。
【0039】この送信ミキサ13からの送信信号はスイ
ッチ15を介して高電力増幅器16に入力されて増幅さ
れ、送受切り換えスイッチ17を介してバンドパスフィ
ルタ18に入力される。バンドパスフィルタ18では入
力された送信信号における不要成分を除去した後、アン
テナ切換スイッチ2を介して第1のアンテナ1に送ら
れ、電波に変換されて送信されることになる。
【0040】上記した実施例においては、子機HS1A
において、親機BS1からの送信信号による受信信号に
より、各タイムスロットの位置を把握でき、自身の送信
タイムスロットを制御部5にて生成できるものであり、
親機BS1においては、この親機BS1と通信する複数
の子機HS1A及びHS1Bからの送信信号による受信
信号により、自身の送信タイムスロットの調整を行って
送信してゆくため、親機BS1のシステムの中では各タ
イムスロットの相対関係は、常に一定に保たれることに
なる。
【0041】また、親機BS1及びBS2と子機HS1
A及びHS1B及びHS2においては所定時間毎に切り
換わるタイムスロット毎に異なった偏波面を持つ第1及
び第2のアンテナ1及び19に切り換えているため、異
なったシステムにおいて時間ずれtdが生じたとして
も、一方のシステムが他方のシステムからの送信電波に
よって妨害を受けることがないものである。具体的に
は、図2で示した時間ずれtdにおいて子機HS1Aの
使用している第1のアンテナ1が親機BS2の使用して
いる第2のアンテナ19の偏波面と合致しないため、親
機BS2からの送信電波を減衰でき、妨害を受けないも
のである。
【0042】次に、上記したTDMA−TDD通信装置
において、隣接タイムスロットに使用されるアンテナの
偏波面が異なる、つまり各タイムスロット毎に第1のア
ンテナ1と第2のアンテナ19を選択的に接続するとい
う条件下に、キャリア検出器4で得られた受信レベルか
ら選択的に接続するアンテナを決定する方法について図
3に示したフローチャートによって説明する。このフロ
ーチャートに基づく処理は制御部5によって行われてい
るものである。
【0043】まず、ステップ1にて第1のアンテナ1を
選択するように制御部5からアンテナ切換制御信号をア
ンテナ切換スイッチ2に出力する。ステップ2でキャリ
ア検出器4にて検出された隣接区間の受信信号のキャリ
アレベルの大小を判定し、小さいとステップ3に進む。
ステップ3ではキャリア検出器4にて検出された指定区
間の受信信号のキャリアレベルの大小を判定し、大きい
とステップ4に進み、第1のアンテナ1を使用アンテナ
と決定する。ステップ3でキャリアレベルが小さいと判
定すると、ステップ5に進んでアンテナ切換制御信号に
よってアンテナ切換スイッチ2を切り換え、第2のアン
テナ19で受信するようにしてステップ6に進む。ステ
ップ6でキャリアレベルが小さいと判定すると、ステッ
プ7にて妨害の小さいほうが第1のアンテナ1であると
して使用アンテナを第1のアンテナ1とする。
【0044】ステップ6で指定区間の受信信号のキャリ
アレベルが大きいと判定するとステップ8に進んで隣接
区間の受信信号のキャリアレベルの大小を判定し、小さ
いとステップ9に進み、隣接区間の受信信号がないと判
断して使用アンテナを第1のアンテナ1とする。ステッ
プ8にて隣接区間の受信信号のキャリアレベルが大きい
と判定するとステップ10に進み、親機における使用ア
ンテナを第1のアンテナにするように信号を送ってステ
ップ11に進んで使用アンテナを第1のアンテナ1とす
る。
【0045】一方、ステップ2で隣接区間の受信信号の
キャリアレベルが大きいと判定するとステップ12に進
んでアンテナ切換制御信号によってアンテナ切換スイッ
チ2を切り換え、第2のアンテナ19で受信するように
してステップ13に進む。ステップ13で隣接区間の受
信信号のキャリアレベルの大小を判定し、大きいとステ
ップ14に進んで指定区間の受信信号のキャリアレベル
の大小を判定する。ステップ14でキャリアレベルが大
きいと判定するとステップ15に進んで使用アンテナを
第2のアンテナ19とする。ステップ14で指定区間の
受信信号のキャリアレベルが小さいと判定すると、ステ
ップ16に進み、使用アンテナを第1のアンテナ1とす
る。
【0046】また、ステップ13で隣接区間の受信信号
のキャリアレベルが小さいと判定すると、ステップ17
に進み、指定区間の受信信号のキャリアレベルの大小を
判定する。ステップ17にてキャリアレベルが大きいと
判定すると、ステップ18に進んで使用アンテナを第2
のアンテナ19とする。ステップ17でキャリアレベル
が小さいと判定すると、ステップ19に進み、親機にお
ける使用アンテナを第2のアンテナにするように信号を
送ってステップ20に進んで使用アンテナを第2のアン
テナ19とする。
【0047】このようにしてキャリア検出器4にて検出
された受信信号のキャリアレベルによって使用アンテナ
を決定しているものであり、受信信号における妨害電波
としては他のシステムの送信電波だけではなく単なる人
工雑音の場合もあり、このような場合でも受信レベルの
高いアンテナにて受信できるように制御されているもの
である。要するに、キャリア検出器4により、受信区間
において、指定区間と隣接区間との受信信号のキャリア
レベルを比較し、隣接区間に妨害信号、つまり他のシス
テムからの送信電波がある時には、隣接区間での受信さ
れたキャリアレベルが最小に、指定区間での受信された
キャリアレベルが最大になるようにアンテナを決定して
いるため、指定区間では偏波面の異なったアンテナから
の受信信号は著しく減衰され希望の受信信号だけが妨
害及び干渉を受けずに受信できることになるものであ
る。
【0048】そして、制御部5によって上記図3で示し
た動作は、要約すると次のような動作を行っているもの
である。 (a)受信時間において、指定区間と隣接区間とを別々
の偏波面を持ったアンテナにて受信し、指定区間の受信
信号のキャリアレベルと隣接区間の受信信号のキャリア
レベルを測定する。 (b)上記(a)で測定した指定区間の受信信号のキャ
リアレベルと隣接区間の受信信号のキャリアレベルによ
って使用アンテナを決定する。 (c)受信時間の指定区間におけるキャルアレベルが最
大となるアンテナと隣接区間におけるキャリアレベルが
最大となるアンテナとの偏波面が同一であるときに、通
信相手のアンテナとしてこの受信しているアンテナの偏
波面と異なるアンテナを使用するように指示する。
【0049】(d)受信時間の指定区間におけるキャリ
アレベルが最小となるアンテナと隣接区間におけるキャ
リアレベルが最小となるアンテナとの偏波面が同一であ
るときに、通信相手のアンテナとしてこの受信している
アンテナの偏波面と異なるアンテナを使用するように指
示する。 (e)受信時間の隣接区間において、異なった偏波面を
持ったアンテナに依存しないキャリアレベルが存在する
と、指定区間において最大のキャリアレベルとなるアン
テナを使用アンテナと決定する。 (f)受信時間の指定区間において、異なった偏波面を
持ったアンテナに依存しないキャリアレベルが存在する
と、隣接区間において最小のキャリアレベルとなるアン
テナを使用アンテナと決定すする。
【0050】なお、上記実施例においては、無線通信装
置としてTDMA−TDD通信装置を示したが、送信と
受信の周波数が異なるだけのTDMA通信装置であって
も同様の効果を奏するものである。また、無線通信装置
としてFDMA通信装置であっても良く、この場合、チ
ャンネルごとに偏波面の異なったアンテナを使用すれ
ば、受信部におけるフィルタを容易なものにすることが
でき、さらに他のシステムからの強力な送信電波があっ
ても、影響を受けることなく、希望の受信ができるもの
である。さらに、上記実施例においては、異なった偏波
面を持ったアンテナを得るために、例えば同じλ/4ア
ンテナ等を用いて水平にしたもの(第1のアンテナ1)
と垂直にしたもの(第2のアンテナ19)とを示した
が、これに限られるものではなく、マイクロストリップ
アンテナ等を用いて給電法によって異なった偏波面を持
ったアンテナを用いても良いものである。
【0051】
【発明の効果】この発明の第1の発明は、以上に述べた
ように、送信信号を出力する送信信号処理手段と受信信
号を処理する受信信号処理手段とを第1の所定時間毎に
切り換えるための送受信切換手段と、それぞれが異なっ
た偏波面を持った複数のアンテナと送受信切換手段とを
第1の所定時間より短い第2の所定時間毎に切り換え接
続するアンテナ切換手段とを設けたので、他のシステム
からの電波による妨害及び干渉を受けずに受信できると
いう効果を有するものである。
【0052】この発明の第2の発明は、送信区間及び受
信区間それぞれを複数の区間に分割し、送信区間及び受
信区間それぞれにおいて隣りあった区間では異なった偏
波面を持つアンテナを使用するものとしたので、受信に
際して他のシステムからの送信電波による妨害、干渉を
抑制できるという効果を有するものである。
【0053】この発明の第3の発明は、送信区間及び受
信区間それぞれを複数の区間に分割し、送信区間及び受
信区間それぞれにおいて隣りあった区間では異なった偏
波面を持つアンテナを使用し、受信区間における指定さ
れた区間におけるアンテナにて受信された受信信号のキ
ャリアレベルと、この指定区間の隣接区間における、指
定区間におけるアンテナとは偏波面の異なったアンテナ
にて受信された受信信号のキャリアレベルとを測定した
ものとしたので、指定区間で最適な受信が行なえるアン
テナによって受信できるという効果を有するものであ
る。
【0054】この発明の第4の発明は、送信区間及び受
信区間それぞれの複数の区間に分割し、送信区間及び受
信区間それぞれにおいて隣り合った区間では異なった偏
波面を持つアンテナを使用し、受信区間における異なっ
た偏波面を持ったアンテナにて受信された受信信号のキ
ャリアレベルを測定し、その測定結果に基づいて受信区
間における指定された区間に使用されるアンテナを決定
するものとしたので、受信に際して他のシステムからの
送信電波による妨害、干渉が抑制でき、指定区間で最適
な受信が行えるという効果を有するものである。
【0055】この発明の第5の発明は、送信区間及び受
信区間それぞれを複数の区間に分割し、送信区間及び受
信区間それぞれにおいて隣り合った区間では異なった偏
波面を持つアンテナを使用し、受信区間における異なっ
た偏波面を持ったアンテナにて受信された受信信号のキ
ャリアレベルを測定し、その測定結果に基づいて通信相
手における使用アンテナを指示するものとしたので、受
信に際して他のシステムからの送信電波による妨害、干
渉を抑制でき、指定区間で最適な受信が行えるという効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示すブロック線図。
【図2】 この発明の一実施例におけるアンテナの偏波
面と各タイムスロットとの組み合わせによる妨害波の除
去を説明するためのタイムチャート。
【図3】 この発明の一実施例における制御部5による
アンテナを決定する動作を説明するフローチャート。
【図4】 従来の時分割方向制御通信装置を示すブロッ
ク線図。
【図5】 TDMA−TDD通信装置における同一周波
数での通信におけるタイムスロット間の妨害状況を説明
するための図。
【符号の説明】
1 第1のアンテナ 2 アンテナ切り換えスイッチ 3中間周波増幅器 4 キャリア検出器 5 制御部 11 変調用発振器 12 変調器 13 送信ミキサ 14 局部発振器 15 スイッチ 16 高電力増幅器 17 送受信切り換えスイッチ 19 第2のアンテナ 20 低雑音増幅器 21 受信ミキサ 22 復調器 23 復調用発振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−223230(JP,A) 特開 平3−66232(JP,A) 特開 平4−151915(JP,A) 特公 昭48−28082(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 H04B 7/00 H04B 7/02 - 7/12 H04L 1/00 - 1/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号を出力する送信信号処理手段、
    受信信号を処理する受信信号処理手段、これら送信信号
    処理手段を受信信号処理手段とを第1の所定時間毎に切
    り換えるための送受信切換手段、それぞれが異なった偏
    波面を持った複数のアンテナ、上記送受信切換手段と上
    記複数のアンテナとを上記第1の所定時間より短い第2
    の所定時間毎に切り換え接続するアンテナ切換手段を備
    えた無線通信装置。
  2. 【請求項2】 異なった特性の複数のアンテナを備えた
    複数の無線通信装置間で、送信区間と受信区間と所定
    時間毎に切り換えて送受信無線通信方におい
    て、上記送信区間複数の区間に分割、隣りあった区
    間では異なった偏波面を持つアンテナ使用、かつ上
    記受信区間複数の区間に分割、隣りあった区間では
    異なった偏波面を持つアンテナ使用することを特徴と
    する無線通信方
  3. 【請求項3】 異なった特性の複数のアンテナを備えた
    複数の無線通信装置間で、送信区間と受信区間と所定
    時間毎に切り換えて送受信無線通信方におい
    て、上記送信区間複数の区間に分割、隣りあった区
    間では異なった偏波面を持つアンテナ使用、かつ上
    記受信区間複数の区間に分割、隣りあった区間では
    異なった偏波面を持つアンテナ使用、かつ上記受信
    区間複数の区間に分割、隣りあった区間では異なっ
    た偏波面を持つアンテナ使用、上記受信区間におけ
    る指定された区間におけるアンテナにて受信された受信
    信号のキャリアレベル測定るとともに、この指定区
    間の隣接区間における、指定区間におけるアンテナとは
    偏波面の異なったアンテナにて受信された受信信号のキ
    ャリアレベル測定することを特徴とする無線通信方
  4. 【請求項4】 異なった特性の複数のアンテナを備えた
    複数の無線通信装置間で、送信区間と受信区間と所定
    時間毎に切り換えて送受信無線通信方におい
    て、上記送信区間複数の区間に分割、隣りあった区
    間では異なった偏波面を持つアンテナ使用、かつ上
    記受信区間複数の区間に分割、隣りあった区間では
    異なった偏波面を持つアンテナ使用、かつ上記受信
    区間複数の区間に分割、隣りあった区間では異なっ
    た偏波面を持つアンテナ使用、上記受信区間におけ
    る異なった偏波面を持ったアンテナにて受信された受信
    信号のキャリアレベル測定、その測定結果に基づい
    て上記受信区間における指定された区間に使用されるア
    ンテナ決定することを特徴とする無線通信方
  5. 【請求項5】 異なった特性の複数のアンテナを備えた
    複数の無線通信装置間で、送信区間と受信区間と所定
    時間毎に切り換えて送受信無線通信方におい
    て、上記送信区間複数の区間に分割、隣りあった区
    間では異なった偏波面を持つアンテナ使用、かつ上
    記受信区間複数の区間に分割、隣りあった区間では
    異なった偏波面を持つアンテナ使用、かつ上記受信
    区間複数の区間に分割、隣りあった区間では異なっ
    た偏波面を持つアンテナ使用、上記受信区間におけ
    る異なった偏波面を持ったアンテナにて受信された受信
    信号のキャリアレベル測定、その測定結果に基づい
    て通信相手における使用アンテナ指示することを特徴
    とする無線通信方
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