JP3156125B2 - 河川の接触式酸化用処理槽、及び河川の接触式酸化処理装置 - Google Patents

河川の接触式酸化用処理槽、及び河川の接触式酸化処理装置

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JP3156125B2 JP8026297A JP8026297A JP3156125B2 JP 3156125 B2 JP3156125 B2 JP 3156125B2 JP 8026297 A JP8026297 A JP 8026297A JP 8026297 A JP8026297 A JP 8026297A JP 3156125 B2 JP3156125 B2 JP 3156125B2
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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、河川水の水質を
好気的に浄化し、BOD、SSなどを減少するための接
触式酸化用処理槽、及びその処理槽を使用した接触式酸
化処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】底壁を有する四角な箱形で、上流と下流
に向く二つの側壁に夫々通水窓が開設された多数のコン
クリート製の処理槽を、上記通水窓が河川の上流と下流
に向くように、河床の幅と長さに応じて列設し、列設し
た各処理槽の内部に礫、砕石などの接触材を充填し、各
処理槽の側壁の上流に向いた通水窓から槽内に流入した
水流を接触材に付着して繁殖する好気性バクテリアで処
理して下流に向いた通水窓から流出させ、こうして順次
下流側の処理槽中に通水し、河川水のBOD、SSなど
を減少させて浄化する接触式酸化処理装置は従来から公
知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公知の処理装置で
は、列設した各処理槽の内部に強制的に通水して接触材
と接触させるため、各処理槽の上面を蓋で塞がねばなら
ない。従って、処理槽の数に対応した蓋の使用が必要に
なると共に、この蓋によって河川の自然の景観が損なわ
れる。更に、接触材に付着して繁殖する好気性バクテリ
アは、処理槽の上面を塞ぐ蓋によって外気を取り込むこ
とができず、活性を失うため、列設した処理槽の上流に
曝気装置を配置し、この曝気装置で処理槽中に通水する
水の溶存酸素量を高め、接触材に付着して繁殖する好気
性バクテリアの活性を維持しなければならず、蓋の使用
と相俟って設置コストが嵩む。又、接触材が目詰りした
り、吸着限度に達したときなど接触材を洗浄する際には
蓋を取り除いて接触材を処理槽の内部から取出さねばな
らないと共に、洗浄した接触材、或いは新しい接触材を
処理槽の内部に充填した後、再び処理槽の上面を蓋で塞
がねばならないので、これに多大の手数がかゝる。更
に、底壁を有する四角な箱形の処理槽には上流と下流に
向く夫々の側壁に通水窓を開設しなければならないの
で、処理槽をコンクリートで成形するための型枠は複雑
になり、生産性が悪い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した問題
点を解消することを目的に開発されたもので、請求項1
の河川の接触式酸化用処理槽は、底壁と、底壁の周囲か
ら起立した周囲壁を備え、河床を掘り下げた基礎の上に
配列され、開放した上面が河床と同レベルに保たれる箱
形の槽体と、上記槽体の内部に河川の流れを遮る方向に
配置され、槽体の内部を河川の流れに対して接触材を充
填することができる上流室と下流室とに区劃すると共
に、上端が槽体の開放した上面から上に突出して止水部
になっている区劃壁とからなり、前記槽体の底壁と区劃
壁の下端との間に上流室と下流室とを連通する通水部を
設けたことを特徴とする。又、請求項3の河川の接触式
酸化処理装置は、底壁と、底壁の周囲から起立した周囲
壁とからなる上面が開放した箱形の槽体と、上記槽体の
内部に配置されて槽体の内部を二つの室に区劃すると共
に、上端が槽体の開放した上面から上に突出して止水部
になっている区劃壁とからなり、前記槽体の底壁と区劃
壁の下端との間に区劃壁が区劃した槽体の内部の二つの
室を連通する通水部が設けられた多数の処理槽を、河床
を掘り下げた基礎の上に、槽体の上面が河床と同レベル
に保たれ、槽体の上面から突出する区劃壁の止水部が河
川の流れを遮り、前記二つの室の一方が上流、他方が下
流に位置するように、河床の幅と長さに応じて列設する
と共に、列設した各処理槽の区劃壁で区劃された二つの
室の内部に接触材を充填したことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】河床を掘り下げた基礎の上に配列
する処理槽の底壁の周囲から起立した周囲壁のうち、河
川の流れと平行な壁部の高さを、他の壁部よりも高く
し、通水誘導部にすることが好ましい。又、区劃壁によ
り区劃された槽体の内部の二つの室(上流室と下流室)
に充填する接触材は、夫々網袋などに収容し、網袋に収
容したまゝで室内に充填したり、洗浄などのために網袋
ごと室外に引き上げられるようにすることが好ましい。
【0006】
【実施例】図示の各実施例において、10は上面が開放
した処理槽の槽体で、底壁11と、底壁の周囲から起立
した周囲壁12を有し、鉄筋入りのコンクリート製であ
る。槽体の内部の横断面積は開放した上面から底壁に向
かって、成形の都合上、僅かに減少し、テーパーが付い
ている。
【0007】周囲壁12の相対向した内壁部には、槽体
の内部を二分する位置に上下方向の溝13,13が対向
して設けてある。この対向した溝13,13には上から
区劃壁14の両側部を嵌めて区劃壁を落とし込み、区劃
壁14により槽体の内部を二つの室(上流室と下流室)
10a,10bに区劃する。区劃壁の上端は槽体の開放
した上面から上に突出して止水部15になっている。こ
の区劃壁14も鉄筋入りのコンクリート製であってもよ
いが、厚い木板や、合成樹脂板製にしてもよい。
【0008】そして、図1(C),図2(B),図3
(B)に矢印で示すように、上流室10aを下降した水
流を下流室10では上昇させる、所謂サイフォン現象を
処理槽内に生じさせるため、上記両室10a,10bを
連通する通水部17を前記槽体の底壁12と、区劃壁1
4の下端との間に設ける。
【0009】又、上記二つの室10a,10bには夫々
接触材18を充填する。接触材として礫、砕石、木炭、
繊維類が使用できるが、鹿児島県本土に広く分布するシ
ラスに混入している軽石も適材の一つである。それは、
軽石は空隙率が大きいため表面積が大で、不定形である
ため好気性バクテリアの繁殖に適し、且つ軽量のため、
室内への充填、洗浄のための室内から引き上げて取出す
作業を容易に行うことができるからである。又、間伐
材、建設廃材等を炭化した木炭を接触材として使用すれ
ば、軽石と同等の効果と、作業の容易性が得られると共
に、省資源の一助になる。
【0010】接触材は室内の下部に充填するものと、上
部に充填するものに分け、下部に充填するものはシュロ
やビニールのネット19で包み、上部に充填するものは
防蝕被覆した鉄網20で包む。これにより鉄網で包んだ
上部の接触材の重量で下部のシュロやビニールのネット
で包んだ接触材の脱落、流失が防げる。勿論、各室に充
填する接触材の全体を1つのビニールのネットや、防蝕
被覆した鉄網で包んでもよい。又、接触材として前記の
軽石を使用するときは、軽石の上に玉石、礫、砕石など
を載せて包むと、軽石の浮き上がりが防止できる。
【0011】図1は1辺が1mの正方形で、深さが1m
の平面形状が正方形の槽体10による処理槽の一実施例
を示すもので、槽体の内部は相対向した溝13,13に
落し込まれた区劃壁14により二分され、二つの室(上
流室と下流室)10a,10bになっている。槽体の上
面から上に突出した区劃壁14の止水部15は左右に張
出した耳部16,16を有し、この耳部で槽体の周囲壁
の上面に受止められ、この状態で区劃壁の下端は槽体の
底壁11に接触する。区劃壁14は下端部の中央に下向
き長さ約30cm、幅20cmの中央脚14′を有し、
中央脚14の両側が通水部17になっている。
【0012】しかし、通水部17は区劃壁14に設け
ず、図2の実施例に示すように区劃壁14の下端が接触
する槽体の底壁11を区劃壁14の下端よりも下げ、区
劃壁の下に通水部17を設けてもよい。
【0013】又、図3の実施例に示すように区劃壁14
の下向き長さを短くし、止水部の左右の耳部16,16
が槽体の周囲壁12の上面に受止められた状態で区劃壁
の下端が槽体の底壁11から上に離れ、区劃壁の下端と
底壁の上面との間に形成される間隔を通水部17にして
もよい。
【0014】いずれにしても止水部の左右に耳部16,
16を設け、この耳部を槽体の周囲壁12の上面に受止
められるようにすると、耳部16,16と周囲壁12の
上面との間に板片などの適当な介在物を挟むことにより
止水部の上端の高さを増したり、通水部17の断面積を
増したりする調整が可能になる。尚、槽体の開放した上
面から突出する止水部15の高さは、河床上を流れる水
の平常の水深程度で、約10〜20cmである。
【0015】又、図4の実施例に示すように、槽体の周
囲壁のうち、区劃壁14を落し込む相対向した溝13,
13を有する河川の流れと平行な壁部12a,12aの
高さを、他の壁部12b,12bよりも高くし、この高
くした部分を通水誘導部21,21にしてもよい。通水
誘導部21,21の上端と区劃壁14の止水部15の上
端を同レベルにすることにより区劃壁の止水部15の左
右に設けた耳部16,16は不要になる。このように河
川の流れと平行な壁部12a,12aの高さを増して通
水誘導部21,21を設けると、河床上を流れる水は通
水誘導部21,21の間から上流室10aの上に流れ込
み、止水部15に衝突した際に横溢することなく上流室
中を下降して室内の接触材18と接触し、次いで槽体の
底壁と、区劃壁14の下端との間に設けた通水部17を
潜って下流室10b中を、接触材18と接触しながら上
昇し、下流室上から通水誘導部21,21の間を流下す
る。これにより河川の水流を通水誘導部21,21によ
り整流することができる(図7参照)。
【0016】図1〜4に示した各実施例の処理槽の槽体
10は平面形状が正方形のものを示したが、平面形状は
長方形でも、図5に示すように正六角形のハニカム形で
もよい。このハニカム形の場合は、必要に応じ平面形状
が台形の槽体10Aを併用すればよい。この場合も、水
流と平行な壁部12a,12aの高さを他の壁部よりも
高くして通水誘導部21,21とし、その上端と区劃壁
の止水部15の上端を同レベルにして整流作用をもたせ
てよい。
【0017】処理槽の槽体の大きさ、深さは任意である
が、小型トラッククレーンで吊り上げて設置できる程度
の重量(約1.5t)を有するものであることが好まし
い。そして、クレーンで吊上げたり、降ろしたりするた
め、槽体を成形する際に周囲壁12の上面、例えば四隅
に鉄筋に溶接したナット22を埋込んで固定し、成形後
にナットにアイボルト23をねじ込んで立て、このアイ
ボルト23を利用して吊り上げ、吊降しを行い、設置後
はアイボルト23を除去し、ナット22をモルタル、コ
ーキング剤などで埋め、腐食を防止することが好まし
い。
【0018】更に、区劃壁の止水部15の上面や、槽体
の周囲壁12の上面、通水誘導部21の上面には自然石
を埋込んで成形し、河床に設置した際に周囲の自然と調
和するようにしておくことが好ましい。
【0019】上述した処理槽の多数を列設して河川の接
触式酸化処理装置とするには、河床30の途中を掘り下
げ、掘り下げた底に、切込み砂利、或いは均しコンクリ
ートなどで基礎31を形成する。河床からの基礎31の
上面の深さは、基礎の上面上に処理槽を設置した場合に
区劃壁の上部の止水部16や、通水誘導部21を有する
場合は通水誘導部が河床30から上に突出するように定
める。
【0020】河床30の上流から下流に向かっての勾配
αが小さいときは、基礎31の上面は、図6(A)に示
すようにその勾配に対応した傾斜面にしてもよい。又、
勾配が大きいときは基礎31の上面を、図6(B)に示
すように下流に向かって一段宛下がる段階形、ないし雛
段形にする。そして、基礎31の上流端と、下流端に
は、必要に応じ止水矢板32を打込み、また、基礎の上
流から下流方向(前後方向)の長さが長いときは中間に
も止水矢板34を打込み、浸透流路長を長くして漏水を
軽減させ、基礎地盤の空洞化を防ぐ。
【0021】こうして基礎31を形成したら、基礎の上
に上流室10aが上流に、下流室10bが下流に向くよ
うに処理槽を1個宛、トラッククレーンなどで降ろして
設置し、基礎の幅と、長さに応じ一列又は複数列(図
7,8では3列)に配列する。その際、基礎の幅方向、
及び長さ方向に隣接する処理槽の間に耐蝕性のエラスラ
イトを挟むか、処理槽同志の間をコーキング材で塞いで
シール35を行い、処理槽の隣接した間隙に水が浸入す
るのを防止することが好ましい。そして、各処理槽の上
流室10aと下流室10bの内部には接触材18を充填
する。図6,7,8は、図4の通水誘導部21,21を
有する処理槽を配列した場合の例を示したが、勿論、図
1,2,3,5の処理槽を配列してもよい。
【0022】上流から下流方向に並ぶ一列の処理槽の数
は、河川の汚濁度に応じて定め、汚濁が大であれば数を
多くし、小であれば少なくし、基礎の長さもそれに合わ
せる。そして、河川の左右の法面36,36と、基礎の
幅方向の左右の側部37,37との間は蛇籠、ぐり石、
打設したコンクリート壁などの被覆部38,38で被覆
し、河床上を上流から下流に向かって流れる水の全量が
配列した処理槽の列の上を流下するようにする。
【0023】これによって、水は図6(A),(B)の
矢印に示すように各列の処理槽の上流に位置するものか
ら下流に位置するものまで、順番に上流室10a内の接
触材18に接触しながら室内を下向流し、通水部17を
潜って接触材に接触しながら下流室10b内を上向流し
ては下流側の処理槽の上流室に流入し、両室10a,1
0b内の接触材と接触する際に接触材に付着して繁殖す
る好気性バクテリアにBOD成分、SSを吸着されて除
去され、浄化される。従って、各列の最下流側に位置す
る処理槽の下流室からはBOD濃度、SSが低下した処
理水が河床上に放流される。
【0024】
【発明の効果】この発明による河川の接触式酸化用処理
槽は、上面が開放した箱形の槽体と、槽体の内部を上流
室と下流室に区劃すると共に、上部が槽体の上面から突
出する止水部になり、下端は槽体の底壁との間に通水部
を形成する区劃壁とからなり、槽体の周囲壁には通水窓
などを開設する必要がないため、簡単な構造の型枠を使
用して容易にコンクリートで成形できる。従って、生産
性が頗る高い。
【0025】又、河床の途中を掘り下げた基礎の上に上
記処理槽の多数を、止水部が水流を遮るように配列する
ことによって接触式酸化処理装置とすることができる。
この接触式酸化処理装置によれば、水は各列の処理槽の
上流に位置するものから下流に位置するものまで、順番
に上流室内の接触材18に接触しながら室内を下向流
し、通水部を潜って接触材に接触しながら下流室内を上
向流するサイフォン現象を繰返しながら下流側の処理槽
の上流室に流入し、上流室と下流室内の接触材と接触す
る際に接触材に付着して繁殖する好気性バクテリアにB
OD成分、SSを吸着されて除去され、浄化される。特
に流水が各処理槽の内部を、接触材と接触しながらサイ
フォン現象で流れるため、流水が接触材と接触する長
さ、ないし時間は、槽内を直線状に通水して接触材と接
触する従来型に比べ、投影面積当り約2倍になるので、
BOD成分、SSの除去効率は高まり、効果的に河川水
を浄化できる。従って、各列の最下流側に位置する処理
槽の下流室からはBOD濃度、SSが低下した処理水が
河床上に放流される。そして、各処理槽の上面は開放し
ているため、接触材に付着した好気性バクテリアは外気
を取込んで活性を高めるため、上流に曝気装置を設備す
る必要がないと共に、処理槽の上面を塞ぐ蓋を使用しな
いので低コストで設置でき、その上、洗浄のための接触
材の取出し、再充填も容易に行え、且つ河川の自然の景
観を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は処理槽の第1実施例の平面図、(B)
は上記(A)のB−B線での断面図、(C)は上記
(B)のC−C線での断面図である。
【図2】(A)は処理槽の第2実施例の図1(B)と同
様な断面図、(B)は上記(A)のB−B線での断面図
である。
【図3】(A)は処理槽の第3実施例の図1(B)と同
様な断面図、(B)は上記(A)のB−B線での断面図
である。
【図4】処理槽の第4実施例の斜視図である。
【図5】処理槽の他の一実施例の平面図である。
【図6】(A)は下流に向かって緩い下り坂の傾斜面の
基礎上に処理槽を配列した接触式酸化処理装置の断面
図、(B)は下流に向かって一段宛下がった雛段形基礎
の段上に処理槽を配列した接触式酸化処理装置の断面図
である。
【図7】接触式酸化処理装置の平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線での拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
10 処理槽の槽体 10a 槽体内の上流室 10b 槽体内の下流室 11 槽体の底壁 12 槽体の周囲壁 13 溝 14 区劃壁 15 区劃壁の止水部 16 止水部の耳 17 通水部 18 接触材 19 接触材を包むネット 20 接触材を包む鉄網 21 通水誘導部 22 ナット 23 アイボルト 30 河床 31 基礎 32 止水矢板 34 中間止水矢板 35 シール 36 河川の法面 37 基礎の側部 38 被覆部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 3/02 - 3/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁と、底壁の周囲から起立した周囲壁
    を備え、河床を掘り下げた基礎の上に配列され、開放し
    た上面が河床と同レベルに保たれる箱形の槽体と、上記
    槽体の内部に河川の流れを遮る方向に配置され、槽体の
    内部を河川の流れに対して接触材を充填することができ
    る上流室と下流室とに区劃すると共に、上端が槽体の開
    放した上面から上に突出して止水部になっている区劃壁
    とからなり、前記槽体の底壁と区劃壁の下端との間に上
    流室と下流室とを連通する通水部を設けたことを特徴と
    する河川の接触式酸化用処理槽。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の河川の接触式酸化用処
    理槽において、底壁の周囲から起立した周囲壁のうち、
    河川の流れと平行な壁部の高さを、他の壁部よりも高く
    し、通水誘導部にしたことを特徴とする河川の接触式酸
    化用処理槽。
  3. 【請求項3】 底壁と、底壁の周囲から起立した周囲壁
    とからなる上面が開放した箱形の槽体と、上記槽体の内
    部に配置されて槽体の内部を二つの室に区劃すると共
    に、上端が槽体の開放した上面から上に突出して止水部
    になっている区劃壁とからなり、前記槽体の底壁と区劃
    壁の下端との間に区劃壁が区劃した槽体の内部の二つの
    室を連通する通水部が設けられた多数の処理槽を、河床
    を掘り下げた基礎の上に、槽体の上面が河床と同レベル
    に保たれ、槽体の上面から突出する区劃壁の止水部が河
    川の流れを遮り、前記二つの室の一方が上流、他方が下
    流に位置するように、河床の幅と長さに応じて列設する
    と共に、列設した各処理槽の区劃壁で区劃された二つの
    室の内部に接触材を充填したことを特徴とする河川の接
    触式酸化処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の河川の接触式酸化処理
    装置において、基礎上に列設された各処理槽の底壁の周
    囲から起立した周囲壁のうち、河川の流れと平行な壁部
    の高さを、他の壁部よりも高くし、通水誘導部にしたこ
    とを特徴とする河川の接触式酸化処理装置。
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