JP3155950B2 - スコップ - Google Patents

スコップ

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JP3155950B2
JP3155950B2 JP25761399A JP25761399A JP3155950B2 JP 3155950 B2 JP3155950 B2 JP 3155950B2 JP 25761399 A JP25761399 A JP 25761399A JP 25761399 A JP25761399 A JP 25761399A JP 3155950 B2 JP3155950 B2 JP 3155950B2
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韮沢  昇
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ニラサワ製販株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スコップとしてだ
けでなく、例えば、突き刺し具などのスコップ以外の手
持ち具として使用することも可能となるスコップに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
この種スコップとしては色々なものがある。
【0003】本発明者は、この種スコップの実用性を更
に追求するために製品開発を進め、試行錯誤するうち
に、スコップ板に差込筒を設け,この差込筒に柄杆の先
端部を着脱自在に差し込み挿入固定し得るように構成し
たスコップに、このスコップ板の差込筒から柄杆を挿脱
した際にこの柄杆の先端にスコップ以外の用途の工具部
を設ければ、スコップとして使用できるだけでなく、ス
コップ板を外したときにはスコップ以外の用途の手持ち
具として使用できて一層実用性が向上することになるの
ではないかと着眼した。
【0004】そして、この発想に基づいて更に試作実験
を重ね、スコップとしてだけでなく、スコップ以外の手
持ち具としても使用できることになる簡易構造の画期的
なスコップを完成させた。
【0005】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0006】スコップ板1に差込筒2を設け、この差込
筒2に柄杆3の先端部を着脱自在に差し込み挿入固定し
得るように構成したスコップにおいて、前記柄杆3の先
端部にスコップ以外の用途の工具部4を設けると共に、
この工具部4は前記差込筒2に挿入収納され得るように
構成し、前記スコップ板1を柄杆3から取り外すと、前
記工具部4が露出してスコップ以外の用途の手持ち具A
として使用できるように構成したことを特徴とするスコ
ップに係るものである。
【0007】また、スコップ板1に差込筒2を設け、こ
の差込筒2に柄杆3を着脱自在に差し込み固定し得るよ
うに構成したスコップにおいて、前記柄杆3の先端部に
スコップ以外の用途の工具部4を着脱自在に装着し得る
装着部5を設け、この装着部5に装着する前記工具部4
は,前記差込筒2に挿入収納し得るように構成するか若
しくは少なくとも柄杆3の先端側に収納部6を設けてこ
の収納部6に挿入収納し得るように構成し、前記スコッ
プ板1を柄杆3から取り外し、この柄杆3の先端部の前
記装着部5に前記工具部4を装着すると、スコップ以外
の手持ち具Aとして使用できるように構成したことを特
徴とするスコップに係るものである。
【0008】また、前記柄杆3の先端部に,突き刺し用
途や掘削用途に使用する刃物部7を前記工具部4として
付設するか若しくは、前記柄杆3の先端部の前記装着部
5に,突き刺し用途や掘削用途に使用する刃物部7を工
具部4として着脱自在に装着し得るように構成したこと
を特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のスコ
ップに係るものである。
【0009】また、前記柄杆3は、金属製杆材を採用し
て構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
項に記載のスコップに係るものである。
【0010】また、前記工具部4に、この工具部4の少
なくとも外周を隠蔽する保護キャップ8を着脱自在に被
嵌装着し、この保護キャップ8を装着した工具部4を前
記差込筒2に挿入収納し得るように構成したことを特徴
とする請求項1,3,4のいずれか1項に記載のスコッ
プに係るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0012】請求項1記載の発明のスコップは、スコッ
プ板1を柄杆3から取り外すと、差込筒2に挿入収納さ
れていた工具部4が露出し、この先端の工具部4により
スコップ以外の用途の手持ち具Aとして使用できる。
【0013】また、請求項2記載の発明においては、ス
コップ板1を柄杆3から取り外すと、差込筒2に挿入収
納されるか若しくは柄杆3の収納部6に挿入収納されて
いる工具部4を取り出し可能となり、この取り出した工
具部4を柄杆3の先端部の装着部5に装着すると、この
先端の工具部4によりスコップ以外の手持ち具Aとして
使用できることになる。
【0014】従って、本発明は、スコップとしても、ス
コップ以外の用途の手持ち具Aとしても使用できる実用
性・商品性に秀れたスコップとなり、しかも、請求項1
記載の発明においては単にスコップ板1を柄杆3から取
り外すだけでスコップ以外の用途の手持ち具Aにできる
し、請求項2記載の発明においてはスコップ板1を取り
外した後に柄杆3の先端部に工具部4を装着するだけで
スコップ以外の用途の手持ち具Aにできるので、このス
コップと手持ち具Aとの切り替え操作も極めて容易に行
うことでき、その上この本発明の構成は、柄杆3の先端
部にスコップ板1を着脱自在に差し込み挿入固定し得る
ように構成した既存のスコップに適用して簡易に構成で
きるので、容易に設計実現可能な構成であり量産性に秀
れ安価に構成できることになるなど秀れた構成の画期的
なスコップとなる。
【0015】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0016】本実施例は、スコップ板1に差込筒2を設
け、この差込筒2に柄杆3の先端部を着脱自在に差し込
み挿入固定し得るように構成したスコップに適用してい
る。更に具体的には、図1〜図3に示すように、樹脂製
のスコップ板1に差込筒2を一体成形してこの差込筒2
に柄杆3を差し込み挿入固定し得るように構成し、この
差込筒2の上部に雄ネジ部2Aを形成すると共に、この
雄ネジ部2Aに螺合するナット筒9を柄杆3に被嵌状態
に配設してこのナット筒9を柄杆3の先端寄り位置に回
動自在な位置決め状態に設け、前記差込筒2に柄杆3を
差し込み係止しこのナット筒9を前記雄ネジ部2Aに螺
着することにより柄杆3を差込筒2に固定し得るように
構成した既存のスコップに適用している。図中符号10は
ナット筒9を柄杆3に対して回動自在な状態で位置決め
保持する保持部材、11は差込筒2に設けられてナット筒
9のねじ込み限度位置となり得るねじ込みストッパー、
12は差込部2に設けた割溝、13は柄杆3に設けた回り止
め突体であって、この回り止め突体13が前記割溝12に係
止することで、柄杆3に対してスコップ板1を回り止め
状態に固定できるように構成している。
【0017】図1〜図6は、請求項1記載の発明に属す
る第一実施例を示している。
【0018】本実施例は、前記スコップにおいて、柄杆
3の先端部にスコップ以外の用途の工具部4を設けると
共に、この工具部4は前記差込筒2に挿入収納され得る
ように構成し、前記スコップ板1を柄杆3から取り外す
と、前記工具部4が露出してスコップ以外の用途の手持
ち具Aとして使用できるように構成している。
【0019】具体的に説明すると、前記柄杆3の先端部
に、突き刺し用途や掘削用途に使用する刃物部7を前記
工具部4として付設した構成としている。即ち、本実施
例では、前記スコップ板1を取り外した際、図4に示す
ような突き刺し用途や掘削用途に使用する手持ち具Aと
なるように構成している。
【0020】この刃物部7について更に説明すると、本
実施例では、図3,図4に示すように、金属製筒体7A
で成る構成とし、更にこの金属製筒体7Aの一側端部を
図示のように斜めにカットして鋭利な形状に形成すると
共に、この鋭利部の先端部分に櫛歯状の突き刺し刃7B
を突出形成した構成としている。
【0021】また、この刃物部7の柄杆3先端部(スコ
ップ板1への連結先端部)への取付構造について説明す
ると、図3に示すように、本実施例の柄杆3はパイプ杆
を採用して構成し、前記刃物部7を構成する金属製筒体
7Aの外形寸法を、この柄杆3の内径に略合致する径寸
法に設定して、この金属製筒体7Aの基部を柄杆3の先
端部にガタつかない状態で挿入配設している。そして、
この柄杆3の先端部の金属製筒体7Aの基部が挿入配設
されている部位に柄杆3の長さ方向と直交する方向に配
した係止ピン14を貫通係止することにより柄杆3の先端
部に金属製筒体7A(刃物部7)を固定し、この刃物部
7の鋭利先端部を柄杆3の先端部より突出させた構成と
している。尚、この係止ピン14の一端を柄杆3の外周面
より突出するように構成し、本実施例ではこの係止ピン
14の突出端部を前記回り止め突体13とした場合を示して
いる。
【0022】また、本実施例の柄杆3は、金属製(本実
施例では鋼製)のパイプ杆を採用して構成し、これによ
り前記刃物部7を利用して突き刺し作業や掘削作業を行
う際には、この柄杆3が簡単に壊れてしまうことがな
く、且つこの柄杆3が十分な強度を有する上に適度な重
量も有するために、柄杆を樹脂製やアルミ製とした場合
に比べて前記作業を確実に行える構成としている。
【0023】また、本実施例では、前記工具部4に、こ
の工具部4(刃物部7)の外周並びに先端部を隠蔽する
保護キャップ8を着脱自在に被嵌装着している。
【0024】更に説明すると、この保護キャップ8は、
図3に示すような有底筒状のキャップ形状に形成し、刃
物部7の外周と先端の突き刺し刃7Bとを確実に被覆隠
蔽し得るように構成している。
【0025】尚、この保護キャップ8は、刃物部7の外
周だけを隠蔽する底のない筒状キャップでも良いが、こ
の底のない筒状キャップとした場合には、キャップを装
着した際にキャップ先端から刃物部7の先端部が突出す
ることがないように保護キャップ8の長さ寸法を設定す
る。
【0026】従って、この保護キャップ8を装着してお
くことにより、例えば万一工具部4(刃物部7)が人に
当たったりした際に怪我することを防止でき、秀れた安
全性を発揮する。
【0027】また、本実施例では、この保護キャップ8
を装着した工具部4を前記差込筒2にガタつかない状態
で挿入収納し得るように、差込筒2の径寸法と、工具部
4並びに保護キャップ8の径寸法とを設定構成してい
る。
【0028】従って、これによりスコップ板1を取り外
した際には保護キャップ8が先ず露出することになるか
ら、取り外し作業中の刃物部7による怪我を防止でき、
この刃物部7を使用するときにだけ保護キャップ8を取
り外すことにより極めて安全に取り扱うことができる秀
れた構成となる。
【0029】また、本実施例では、柄杆3の把手部15に
氷割り具16を設けた場合を示している。
【0030】具体的に説明すると、図5に示すように、
氷割り具16は棒状体16Aで成る構成とし、更にこの棒状
体16Aの一端部を円錐状に形成して、この円錐状の鋭利
端部を氷割りに使用できる氷割り部16Bとしている。
【0031】一方、本実施例の把手部15は樹脂製とし、
この把手部15の握り杆15Aを図示のように中空の筒状に
一体成形することにより握り杆15A内に取付孔17を形成
し、この取付孔17に前記棒状の氷割り具16をその氷割り
部16Bが外方に向かって突出するように挿入係止してい
る。
【0032】また、この取付孔17の中程部をその他の部
分よりも、径小に形成すると共に、この径小孔部17Aに
挿入係止し得る係止凸部16Cを前記氷割り具16(棒状体
16A)の他端部に突設してこの係止凸部16Cを径小孔部
17Aに挿入係止した上、この氷割り具16を挿入係止した
取付孔17の反対側からこの径小孔部17Aより径大な座金
18をこの径小孔部17Aに重合状態に配設し、この座金18
を介してねじを採用した取付具19を径小孔部17Aから反
対側に露出している係止凸部16Cに螺着することによ
り、把手部15に氷割り具16を固定した場合を示してい
る。
【0033】また、この氷割り具16の鋭利先端には氷割
り用キャップ20を着脱自在に装着した構成とし、氷割り
具16の不使用時にはこの氷割り用キャップ20を装着して
おくことで、氷割り具16で怪我などをしないように構成
している。
【0034】また、この氷割り用キャップ20は、樹脂な
どの撓み弾性を有する素材で構成すると共に、開口周縁
部に内方へ向かって突出する係止突片20Aを有する構成
とし、一方、この係止突片20Aを係止する係合溝を前記
氷割り具16の氷割り部16Bの根元部周面に設けて、この
氷割り用キャップ20を氷割り部16Bに被覆して氷割り部
16Bの根元に向かって押圧することにより、係止突片20
Aが係合溝に圧入係止して氷割り用キャップ20を装着し
得る構成としている。また、この氷割り用キャップ20を
取り外す際には、単にこの氷割り用キャップ20を外方に
向かって引っ張ることで取り外すことができる構成とし
ている。
【0035】この氷割り具16の使用方法について説明す
ると、スコップ板1が付いたままで使用しても良いが、
図6に示すように、スコップ板1を取り外した状態で柄
杆3の先端部を持って使用する方が使い易いので好まし
い。また、この際、前記保護キャップ8を工具部4に装
着しておくと、この工具部4(刃物部7)によって怪我
することを防止できるので好ましい。
【0036】図7〜図11は、請求項2記載の発明に属
する第二実施例を示している。
【0037】本実施例は、前記柄杆3の先端部にスコッ
プ以外の用途の工具部4を着脱自在に装着し得る装着部
5を設けた構成としている。
【0038】また、この装着部5に装着する前記工具部
4は,柄杆3の先端部に設けた収納部6に挿入収納し得
るように構成し、前記スコップ板1を柄杆3から取り外
し、この柄杆3の先端部の前記装着部5に前記工具部4
を装着すると、スコップ以外の手持ち具Aとして使用で
きるように構成している。
【0039】具体的に説明すると、本実施例の柄杆3
は、前記第一実施例と同様の金属製パイプ杆を採用して
構成し、この柄杆3の先端側内部を前記収納部6とする
と共に、この柄杆3の中程位置に図11に示すようにス
トッパーピン21を貫通固定して、このストッパーピン21
により収納部6に挿入収納した工具部4が柄杆3の先端
側内部に収納保持されるように構成している。
【0040】本実施例の工具部4は、図7,図9に示す
ように、ツルハシ形状の刃物部7により構成した場合を
示している。即ち、本実施例では、前記スコップ板1を
取り外した際、図9に示すようなツルハシとして使用で
きる手持ち具Aとなるように構成している。
【0041】装着部5は、図11に示すように、柄杆3
の先端側内周面に形成した雌ネジ部5Aと、この雌ネジ
5Aに螺着するビス形の螺着体5Bとから成る構成とし
ている。また、この螺着体5Bのねじ棒部は、中空状に
形成し、後述するように収納部6に刃物部7(ツルハ
シ)を挿入収納する際には、この中空のねじ棒部内にツ
ルハシの端部を挿入し得るように構成している。
【0042】工具部4(刃物部7)の装着部5への取付
構造について説明すると、刃物部7たるツルハシの中央
部に取付用穴22を形成すると共に、この取付用穴22の径
寸法を前記螺着体5Bのねじ棒部を丁度嵌挿し得る径寸
法に設定し、この取付用穴22に螺着体5Bのねじ棒部を
挿通した上で、この螺着体5Bのねじ棒部の挿通先端を
雌ネジ部5Aに螺着すると、螺着体5Bのねじ頭部によ
って刃物部7が抜け止め状態に固定される構成としてい
る。また、逆に螺着体5Bを雌ネジ部5Aから取り外す
ことで、刃物部7は容易に取り外しできる。
【0043】また、刃物部7の収納構造について説明す
ると、図8に示すように、柄杆3の先端部から前記収納
部6内に刃物部7(ツルハシ)を挿入収納し、続いてこ
の柄杆3の先端部に位置するツルハシの端部を前記螺着
体5Bの中空のねじ棒部内に挿入すると共に、この螺着
体5Bを柄杆3の先端部の雌ネジ部5Aに螺着してツル
ハシ7が抜脱しない状態に保持する。
【0044】また、本実施例では、この装着部5に装着
した刃物部7を柄杆3に対して回り止め状態とする回り
止め機構23を、この刃物部7と装着部5とに設けてい
る。
【0045】この回り止め機構23を具体的に説明する
と、図10,図11に示すように、前記柄杆3の先端部
に連結筒体24を嵌挿固定してこの連結筒体24の先端部が
前記刃物部7(ツルハシ)取付用穴22の穴周縁に当接係
止するように構成すると共に、この連結筒体24の先端部
の一部に前記柄杆3の先端方向に突出する係止突体24A
を設けている。また、本実施例では、この連結筒体24の
内周面に前記雌ネジ部5Aを形成した場合を示してい
る。
【0046】一方、前記刃物部7の取付用穴22の穴縁の
一部を凹設することにより係合凹部25を形成し、この係
合凹部25に前記係止突体24Aを係止した状態で前記螺着
体5Bを雌ネジ部5Aに螺着すると、この係合凹部25と
前記係止突体24Aとの係止作用によって柄杆3に対して
刃物部7が回り止め状態で固定される構成としている。
【0047】尚、本実施例では、刃物部7としてのツル
ハシを一体だけ備える構成としたが、用途の異なる複数
種の刃物部7を揃えておき、用途に応じて適当な刃物部
7を選択して装着使用できるように構成しても良い。ま
た、この場合には複数種の刃物部7の全部が収納部6に
収納できなくとも良く、複数の刃物部7だけを別のケー
スに入れて収納したり持ち運べるようにしても良い。
【0048】尚、本実施例では、第一実施例とは異な
り、氷割り具16を備えていない構成としている。また、
以上に詳述した以外の構成は、前記第一実施例と同様で
ある。本発明の第一,第二実施例では上述のように構成
したので、既存の樹脂製スコップに適用して本実施例の
スコップを簡易に設計実現可能となる秀れた構成のスコ
ップとなる。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、ス
コップとしても、スコップ以外の用途の手持ち具として
も使用できる実用性・商品性に秀れたスコップとなり、
しかも、請求項1記載の発明においては単にスコップ板
を柄杆から取り外すだけでスコップ以外の用途の手持ち
具にできるし、請求項2記載の発明においてはスコップ
板を取り外した後に柄杆の先端部に工具部を装着するだ
けでスコップ以外の用途の手持ち具にできるので、この
スコップと手持ち具との切り替え操作も極めて容易に行
うことでき、その上この本発明の構成は、柄杆の先端部
にスコップ板を着脱自在に差し込み挿入固定し得るよう
に構成した既存のスコップに適用して簡易に構成できる
ので、容易に設計実現可能な構成であり量産性に秀れ安
価に構成できることになるなど秀れた構成の画期的なス
コップとなる。
【0050】また、請求項3記載の発明においては、工
具部を突き刺し用途や掘削用途に使用できる極めて実用
性に秀れたスコップとなる。
【0051】また、請求項4記載の発明においては、例
えば、工具部を突き刺し用途や掘削用途に使用できるよ
うに構成した場合には、手持ち具としてこの作業を行う
際に柄杆にも非常に大きな力が加わるが、本発明ではこ
の柄杆が強度のある金属製杆材を採用しているために、
このような作業を行う際にも柄杆が簡単に壊れてしまう
ようなことがない上、柄杆が十分な強度を発揮するため
にこのような作業を確実に行うことができる極めて実用
性に秀れたスコップとなる。
【0052】また、請求項5記載の発明においては、工
具部に保護キャップを装着しておけば、この工具部で人
を傷つけたりすることを防止できることとなり、しか
も、この保護キャップを装着した工具部を前記差込筒に
挿入収納し得るように構成しているから、スコップ板を
取り外した際には保護キャップが先ず露出することとな
って取り外し作業中の工具部による怪我も防止でき、工
具部を使用するときにだけこの保護キャップを取り外す
ようにすることで極めて安全に取り扱うことができる秀
れた構成のスコップとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例を示す斜視図である。
【図2】第一実施例を示す分解斜視図である。
【図3】第一実施例のスコップ板と柄杆との連結構造並
びに刃物部の構造を示す部分拡大説明図である。
【図4】第一実施例の手持ち具としての使用状態を示す
斜視図である。
【図5】第一実施例の氷割り具の構造を示す部分拡大説
明図である。
【図6】第一実施例の氷割り具としての使用状態を示す
斜視図である。
【図7】第二実施例を示す分解斜視図である。
【図8】第二実施例の収納部に収納した刃物部を取り出
す途中の状態を示す説明斜視図である。
【図9】第二実施例の手持ち具(ツルハシ)としての使
用状態を示す斜視図である。
【図10】第二実施例の柄杆に対する刃物部の回り止め
構造を示す部分拡大説明図である。
【図11】第二実施例の手持ち具(ツルハシ)としての
使用状態における要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 スコップ板 2 差込筒 3 柄杆 4 工具部 5 装着部 6 収納部 7 刃物部 8 保護キャップ A 手持ち具

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スコップ板に差込筒を設け、この差込筒
    に柄杆の先端部を着脱自在に差し込み挿入固定し得るよ
    うに構成したスコップにおいて、前記柄杆の先端部にス
    コップ以外の用途の工具部を設けると共に、この工具部
    は前記差込筒に挿入収納され得るように構成し、前記ス
    コップ板を柄杆から取り外すと、前記工具部が露出して
    スコップ以外の用途の手持ち具として使用できるように
    構成したことを特徴とするスコップ。
  2. 【請求項2】 スコップ板に差込筒を設け、この差込筒
    に柄杆を着脱自在に差し込み固定し得るように構成した
    スコップにおいて、前記柄杆の先端部にスコップ以外の
    用途の工具部を着脱自在に装着し得る装着部を設け、こ
    の装着部に装着する前記工具部は,前記差込筒に挿入収
    納し得るように構成するか若しくは少なくとも柄杆の先
    端側に収納部を設けてこの収納部に挿入収納し得るよう
    に構成し、前記スコップ板を柄杆から取り外し、この柄
    杆の先端部の前記装着部に前記工具部を装着すると、ス
    コップ以外の手持ち具として使用できるように構成した
    ことを特徴とするスコップ。
  3. 【請求項3】 前記柄杆の先端部に,突き刺し用途や掘
    削用途に使用する刃物部を前記工具部として付設するか
    若しくは、前記柄杆の先端部の前記装着部に,突き刺し
    用途や掘削用途に使用する刃物部を工具部として着脱自
    在に装着し得るように構成したことを特徴とする請求項
    1,2のいずれか1項に記載のスコップ。
  4. 【請求項4】 前記柄杆は、金属製杆材を採用して構成
    したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載のスコップ。
  5. 【請求項5】 前記工具部に、この工具部の少なくとも
    外周を隠蔽する保護キャップを着脱自在に被嵌装着し、
    この保護キャップを装着した工具部を前記差込筒に挿入
    収納し得るように構成したことを特徴とする請求項1,
    3,4のいずれか1項に記載のスコップ。
JP25761399A 1999-09-10 1999-09-10 スコップ Expired - Lifetime JP3155950B2 (ja)

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CN102960086A (zh) * 2012-11-28 2013-03-13 程琳琳 一种便携式铁锹

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