JP3155323U - ベルトの吊り下げ式装着具 - Google Patents

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【課題】装着具のベルトに対する固定力を向上する。【解決手段】第一の縦杆部9、第二の縦杆部10、第三の縦杆部11を横並びに並設すると共に、これらの間に腰ベルト6が挿通可能な第一の空隙12、第二の空隙13を形成する。第一の空隙12、第二の空隙13にはベルト6が係止可能な上部12A,13Aを有する。腰ベルト6の上縁6Aを穴上部5A、第一の上部9A、第二の上部10A、第三の上部11Aに沿って一直線状に配置でき、腰ベルト6に緊張力が一様に作用することで、ツールホルダを吊り下げた腰ベルト6を腰まわりに密着して安定性良く取付けすることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、工具類を収容する吊り下げ式ツールホルダ、携帯電話類を収容する吊り下げ式携帯電話ケースなどのベルトに吊り下げて使用するベルトの吊り下げ式装着具に関するものである。
従来、この種のツールホルダとして、収納部を有するツールホルダ本体の上部に腰ベルトへの装着部が設けられ、この装着部には腰ベルトが横向きとなって貫通する横向きのベルト通し穴が設けられており、このベルト通し穴は挿入した腰ベルトとの隙間は大きく形成されている(例えば、特許文献1)。
また、腰ベルトの挿通具を設けた横長なベルト本体と、このベルト本体に設けられる工具類の吊り下げ用受け部を備えた工具類の吊り下げ用ベルトも知られている(例えば、特許文献2)。
実用新案登録第3077056号公報 実用新案登録第3152318号公報
従来技術においては、腰ベルトが貫通する横向きのベルト通し穴によってツールホルダを確実に吊り下げて保持できるものであったが、ベルト通し穴と腰ベルトとの間の固定力が比較的小さいので、ツールホルダが腰ベルトに対して横滑りしてしまい、ツールホルダを腰ベルトの定位置に保持しにくかったという問題があった。
解決しようとする問題点は、ベルト通し穴を備えたベルトの吊り下げ式装着具において、装着具のベルトに対する固定力を向上する点である。
請求項1の考案は、装着具本体のベルトの通し方向の途中に縦杆部を設けると共に、該縦杆部に隣接して前記ベルトが挿通可能な空隙を設け、該空隙の空隙上部に前記ベルトが係止可能に設けられることを特徴とするベルトの吊り下げ式装着具である。
請求項2の考案は、装着具本体の表面のベルトの通し方向にベルト通し穴を設け、前記通し方向の途中に前記表面との間に前記ベルトを挿入可能な第一の縦杆部と、第二の縦杆部を横並びし、前記第一の縦杆部及び前記第二の縦杆部間に前記ベルトが挿通可能な第一の空隙を設け、この第一の空隙の第一の空隙上部に前記ベルトが係止可能に設けられることを特徴とするベルトの吊り下げ式装着具である。
請求項3の考案は、前記第一の縦杆部の第一の上部及び前記第二の縦杆部の第二の上部を前記ベルト通し穴の穴上部とほぼ同じ高さにそれぞれ前記表面に固定したことを特徴とする請求項2記載のベルトの吊り下げ式装着具である。
請求項4の考案は、前記第二の縦杆部と前記表面との間に前記ベルトを挿入可能に設け、前記第一の縦杆部における前記第二の縦杆部の反対側で前記通し方向の途中に前記表面と間に前記ベルトを挿入可能な第三の縦杆部を横並びすると共に、この第三の縦杆部と前記表面には第三の縦杆部の第三の上部を前記ベルト通し穴の穴上部とほぼ同じ高さに前記表面に固定し、前記第二の縦杆部及び前記第三の縦杆部間に前記ベルトが挿通可能な第二の空隙を設け、該第二の空隙の第二の空隙上部に前記ベルトが係止可能に設けることを特徴とする請求項3記載のベルトの吊り下げ式装着具である。
請求項5の考案は、前記第二の縦杆部を前記表面に固定し、前記第一の縦杆部における前記第二の縦杆部に対向する縦縁に、突部を設けたことを特徴とする請求項3記載のベルトの吊り下げ式装着具である。
請求項6の考案は、前記縦杆部の下部を自由端に形成したことを特徴とする請求項4に記載のベルトの吊り下げ式装着具である。
請求項7の考案は、前記第一の縦杆部の第一の下部を自由端に形成したことを特徴とする請求項5記載のベルトの吊り下げ式装着具である。
請求項8の考案は、前記第一の縦杆部、前記第二の縦杆部及び前記第三の縦杆部において、隣接する一方の前記縦杆部の前記下部を前記表面側に向け、他方の前記縦杆部の前記下部を前記表面側と反対側に向け、前記ベルトが腰ベルトであって、前記縦杆部の縦長さより、前記下部と前記ベルト通し穴の穴下部間の高さを大きく形成したことを特徴とする請求項6記載のベルトの吊り下げ式装着具である。
請求項1考案によれば、ベルトが隙間上部係止部に係止されるとベルトが縦杆部に圧着して装着具本体をベルトに固定することができる。
請求項2考案によれば、ベルトが隙間上部に係止されるとベルトが第一の縦杆部及び第二の縦杆部に圧着して装着具本体をベルトに固定することができる。
請求項3の考案によれば、ベルトを穴上部、第一の上部、第二の上部に沿って一直線状に配置でき、この結果ベルトに緊張力が一様に作用することができる。
請求項4の考案によれば、ベルトが第一の縦杆部、第二の縦杆部及び第三の縦杆部に圧着して装着具本体をベルトに固定することができる。
請求項5の考案によれば、ベルトに突部が局部的に圧接して、固定力を発揮することができる。
請求項6の考案によれば、ベルトを自由端の下部より簡単に縦杆部側に挿入することができる。
請求項7の考案によれば、ベルトを第一の下部の自由端の下部より簡単に縦杆部側に挿入することができる。
請求項8の考案によれば、穴下部側に挿入したベルトを上方へ移動させて縦杆部、空隙に挿入するようにすることで、装着具本体を簡単にベルトに取り付けることができる。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
図1〜図3は実施例1を示しており、ベルトの吊り下げ式装着具であるツールホルダの装着具本体であるツールホルダ本体1には、上部を開口した収納部材2が取り付けられ、この収納部材2の外側には収納ポケット3が設けられている。そして、収納部材2や収納ポケット3に種々の工具類や部品類等被収納物(いずれも図示せず)を収納するようになっている。
ツールホルダ本体1の裏面側の表面4に左右一対のベルト通し穴5が平行に設けられている。尚、表面4は表面側、或いは内面側にあるようなものでもよい。このベルト通し穴5は、ツールホルダ本体1の表面4のベルトである腰ベルト6の通し方向A、実施例では横向きになっている腰ベルト6に対して、表面4の左右に縦向きのベルト通し部材7が設けられており、このベルト通し部材7によって左右方向に貫通部が向かうベルト通し穴5が設けられ、これら左右一対のベルト通し穴5を接続することで腰ベルト6の通し方向Aが形成されるようになっている。ベルト通し部材7は穴上部5A側を折り返してその表面4側の端部7Aを表面4に接続し、ベルト通し部材7の下部7Bを表面4に接続している。
腰ベルト6の通し方向Aの途中であって、左右一対のベルト通し穴5の中間に配置される腰ベルト6の固定具8は、横並びする一対の細く縦長な板状や棒状などの第一の縦杆部9と縦長な第二の縦杆部10、さらに第一の縦杆部9の右側、すなわち第二の縦杆部10と反対側に縦長な第三の縦杆部11を設けている。縦杆部は実施例のように単独で設けられる他に、他の部材と共に縦長形状に設けられるようなものでもよい。 このため、通し方向Aの途中であって、第一の縦杆部9と第二の縦杆部10間に第一の空隙12を設けると共に、第一の縦杆部9と第三の縦杆部11の間に第二の空隙13を形成している。第一の空隙12と第二の空隙13は縦長形状に形成されている。前記第一の縦杆部9、第二の縦杆部10及び第三の縦杆部11のそれぞれの縦長さLは、腰ベルト6の縦幅Mとほぼ同じ長さかやや長く形成されており、また、第一の縦杆部9、第二の縦杆部10及び第三の縦杆部11、さらに第一の空隙12、第二の空隙13の横幅Nは、腰ベルト6の厚みOより大きく形成されている。また、第一の縦杆部9、第二の縦杆部10及び第三の縦杆部11のそれぞれの第一の上部9A、第二の上部10A及び第三の上部11Aは、ベルト通し穴5の穴上部5Aとほぼ同じ高さにそれぞれ配置されている。これら第一の上部9A、第二の上部10A及び第三の上部11Aは縦断面がL字状に形成されて、表面4より外側に張り出して設けられており、この張り出し長さは腰ベルト6の厚みOと同じかほぼ同じ程度に形成されていることで、第一の縦杆部9と表面4との間、第二の縦杆部10と表面4との間及び第三の縦杆部11と表面4との間には、それぞれ腰ベルト6が通し可能な隙間14が形成されている。そしてこれらは一つの取り付け座15の先端に接続されており、この取り付け座15の基端が表面4に鋲や接着など固定手段15Aを介して固定されている。一方、第一の縦杆部9、第二の縦杆部10及び第三の縦杆部11のそれぞれの第一の下部9B、第二の下部10B及び第三の下部11Bは、自由端となっており、両側に配置される第二の下部10B及び第三の下部11Bは、表面4側に向くように下向きに形成されており、第一の下部9Bは、表面4と反対側に向くように下向きに形成されている。そして、第一の空隙12、第二の空隙13のそれぞれの第一の空隙上部12A,第二の空隙上部13Aは第一の上部9A、第二の上部10A及び第三の上部11Aとほぼ同じ高さに配置されており、これら第一の空隙上部12A,第二の空隙上部13Aにベルト6の上縁6Aが係止するようになっている。
また、第一の縦杆部9の第一の上部9Aと第一の下部9B間などの縦長さLより、第一の下部9Bと第一のベルト通し穴5の穴下部5B間の高さHを大きく形成している。第二の縦杆部10、第三の縦杆部11も同様に形成されている。
次に前記構成について、その作用を説明する。ツールホルダ本体1に腰ベルト6を取り付けるには、まず腰ベルト6の先端を一方のベルト通し穴5に通した後に、この先端を第二の縦杆部10と表面4との間に挿入し、そして先端を第一の空隙12に通して第一の縦杆部9の外側に配置する。さらに先端を第二の空隙13に通して第三の縦杆部11と表面4との間を通した後に、他方のベルト通し穴5に挿入するものである。そして、腰ベルト6を腰に巻き付けて使用する。
このようなベルト通し方法とは別に、二点鎖線に示すように、腰ベルト6の先端を一方のベルト通し穴5の穴下部5B側に通した後、第二の縦杆部10、第一の縦杆部9、第三の縦杆部11のそれぞれの第二の下部10B、第一の下部9B、第三の下部11Bに触れないようにして他方のベルト通し穴5の下部側に先端を通す。次に、腰ベルト6を上方に移動すると共に、この腰ベルト6の途中を第二の縦杆部10と表面4、第一の縦杆部9の外側、第三の縦杆部11と表面4との間を通すように配置し、そして、腰ベルト6を腰に巻き付けて使用するようにしてもよい。
腰に腰ベルト6を介してツールホルダ本体1を装着した状態において、ツールホルダ本体1に工具や部品類(いずれも図示せず)を収納することで、工具や部品類の重量が左右一対のベルト通し部材7に負荷されてツールホルダ本体1がやや落ち込んで腰ベルト6に緊張力が生ずると、腰ベルト6のたわみが取れて、この結果腰ベルト6は、その上縁6A側が第一の空隙上部12A,第二の空隙上部13Aに係止し、さらに第二の縦杆部10の表面4側、第一の縦杆部9の外側、第三の縦杆部11の表面4側に圧着して両者間に摩擦抵抗が生ずる。このように、工具や部品類の重量によってツールホルダ本体1が第一の縦杆部9、第二の縦杆部10、第三の縦杆部11に対して相対的に降下することで、腰ベルト6の上縁6Aに第一の上部9A、第二の上部10A、第三の上部11Aが載置し、腰ベルト6を定位置、すなわち上縁6Aをベルト通し穴5の上部に配置できることで、上縁6Aを一直線状に配置でき、この結果ツールホルダ本体1を吊り下げて装着した腰ベルト6を腰周りに密着して安定性よく体に取り付けることができる。
以上のように、前記実施例では請求項1に対応して、ツールホルダ本体1の腰ベルト6の通し方向Aの途中に第一の縦杆部9を設けると共に、第一の縦杆部9に隣接してベルト6が挿通可能な第一の空隙12を設け、第一の空隙12の第一の空隙上部12Aに腰ベルト6が係止可能に設けられることで、ツールホルダ本体1に工具類を収容すると、ツールホルダ本体1自体、工具類の重量がベルト通し穴5を介して腰ベルト6に伝達されて腰ベルト6が緊張することで、腰ベルト6が第一の縦杆部に圧着してツールホルダ本体1を腰ベルト6に固定することができる。
前記実施例では請求項2に対応して、ツールホルダ本体1の表面4の腰ベルト6の通し方向Aにベルト通し穴5を設け、この通し方向Aの途中に第一の縦杆部9及び第二の縦杆部10を横並びに並設し、第一の縦杆部9及び第二の縦杆部10間に腰ベルト6が挿通可能な第一の空隙12を設け、この第一の空隙12の第一の空隙上部12Aにベルト6が係止可能に設けられることで、ツールホルダ本体1に工具類を収容すると、ツールホルダ本体1自体、工具類の重量がベルト通し穴5を介して腰ベルト6に伝達されて腰ベルト6が緊張することで、腰ベルト6が第一の縦杆部9及び第二の縦杆部10に圧着してツールホルダ本体1を腰ベルト6に固定することができる。
前記実施例では請求項3に対応して、第一の縦杆部9の第一の上部9A及び第二の縦杆部10の第二の上部10Aをベルト通し穴5の穴上部5Aとほぼ同じ高さにそれぞれ配置したことで、腰ベルト6の上縁6Aを穴上部5A、第一の上部9A、第二の上部10Aに沿って一直線状に配置でき、この結果腰ベルト6に緊張力が一様に作用するので、ツールホルダを吊り下げた腰ベルト6を腰まわりに密着して安定性良く取付けすることができる。
前記実施例では請求項4に対応して、前記第二の縦杆部10と前記表面4との間に腰ベルト6を挿入可能に設け、第一の縦杆部9における第二の縦杆部10の反対側に第三の縦杆部11を横並びに並設すると共に、この第三の縦杆部11の第三の上部11Aをベルト通し穴5の穴上部5Aとほぼ同じ高さに配置し、第二の縦杆部10及び第三の縦杆部11間に腰ベルト6が挿通可能な第二の空隙13を設け、第二の空隙13の第二の空隙上部13Aにベルト6が係止可能に設けられることにより、腰ベルト6を第二の縦杆部10、第一の空隙12、第一の縦杆部9、第二の空隙13及び第三の縦杆部11に通すことで、いっそう確実な固定力を発揮することができる。
前記実施例では請求項6に対応して、第一の縦杆部9、第二の縦杆部10、第三の縦杆部11の第一の下部9B、第二の下部10B、第三の下部11Bを自由端に形成したで、腰ベルト6を下方より第一の縦杆部9、第一の空隙12等に簡単に挿入することができる。
前記実施例では請求項7に対応して、第二の下部10B、第三の下部11Bを表面4側に向け、第一の下部9Bを表面4側と反対側に向けたことで、第二の縦杆部10、第三の縦杆部11では腰ベルト6は表面4側に向けた第二の下部10B、第三の下部11Bにより案内されて外側より、すなわち表面4と反対側より挿入し易くなり、第一の縦杆部9では腰ベルト6は表面4側と反対側に向けた第一の下部9Bにより案内されて内側より、表面4側より挿入し易くなり、簡単に腰ベルト6を第一の縦杆部9、第一の空隙12等にいっそう簡単に挿入することができる。さらに、請求項7に対応して、第一の縦杆部9の第一の上部9A間と第一の下部9B間の縦長さL、すなわち第二の縦杆部10の第二の上部10Aと第二の下部10B間、第三の縦杆部11の第三の上部11Aと第三の下部11B間も同じ縦長さLより、第一の下部9Bとベルト通し穴5の穴下部5B間の高さH、すなわち第二の下部10Bとベルト通し穴5の穴下部5B間、第三の下部11Bとベルト通し穴5の穴下部5B間の高さHを大きく形成したことで、直接腰ベルト6の先端を挿入するのではなく、いったん腰ベルト6を第一の縦杆部9等と触れるようなことなく、二点鎖線に示すようにベルト通し穴5の穴下部5B側間に挿入した後に、この腰ベルト6を上方へ移動させると共に、第一の縦杆部9、第一の空隙12に挿入するようにすることで、ツールホルダを簡単に腰ベルト6に取り付けることができる。
次に他の実施例について説明する。尚、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図4〜図7は実施例2を示しており、実施例2においては、表面4の上部中央にベルト通し部材7を介してベルト通し穴5が腰ベルト6の通し方向Aが横向きになるように設けられている。そして、このベルト通し穴5の左右に、腰ベルト6の固定具8´が設けられている。この固定具8´は、表面4と間に腰ベルト6を挿入可能な隙間14を有する第一の縦杆部9と、表面4に鋲、接着など固定手段15Aを介して密着した第二の縦杆部10と並設し、第一の縦杆部9及び第二の縦杆部10間に腰ベルト6が挿通可能な第一の空隙12を設け、さらに第一の縦杆部9における第二の縦杆部10に対向する縦縁9Cに、突部16を縦縁9Cの長さ方向に沿って複数並設したものである。そして、第一の縦杆部9の第一の下部9Bは自由端に形成されると共に、外側に下向きとなって傾斜している。
したがって、腰ベルト6をベルト通し穴5に通してその先端を第一の空隙12を通して第一の縦杆部9と表面4との隙間14を通らせる。そしてツールホルダ本体1に工具類を収容すると、そのツールホルダ本体1自体の重量、さらには工具類の重量によって第一の縦杆部9は腰ベルト6に相対的に下降し、腰ベルト6の上縁6Aは第一の上部9Aに当接し、さらに前記重量が腰ベルト6に負荷されると、腰ベルト6に緊張力が生じて一直線状に形成される。このようにベルトが直線的に形成されると、第一の縦杆部9に当接する腰ベルト6は表面4側に、一方第二の縦杆部10に当接する腰ベルト6は外側、すなわち表面4とは反対側に位置することになり、この結果腰ベルト6は第一の空隙12において平面視では斜めになり、その腰ベルト6の外側表部は突部16に対向すると共に、突部16が外側表部に圧接して腰ベルト6に第一の縦杆部9、ひいてはツールホルダ本体1を固定することができる。
以上のように、前記実施例では、前述のように腰ベルト6が緊張することで、腰ベルト6が第一の縦杆部9に圧着してツールホルダ本体1を腰ベルト6に固定することができる他に、請求項5に対応して、第二の縦杆部10を表面4に固定し、第一の縦杆部9における第二の縦杆部10に対向する縦縁9Cに、突部16を設けたことで、腰ベルト6に突部16が局部的に圧接して、固定力を発揮することができる。
また、請求項8に対応して、第一の縦杆部9の第一の下部9Bを自由端に形成したことで、腰ベルト6を自由端となっている第一の下部9B側の開口側より簡単に挿入することができる。
図8に示した実施例3においては、実施例2における突部16がないもので、このような第一の縦杆部9における直線状な縦縁9Cであっても、腰ベルト6が緊張することで、腰ベルト6が第一の縦杆部9に圧着してツールホルダ本体1を腰ベルト6に固定することができる。
図9、10に示した実施例4においては、装着具本体である工具類の吊り下げ用ベルト21は、腰ベルト6のベルト通し穴5´を形成するベルト通し部材7´を設けた横長なベルト本体22と、このベルト本体22に設けられる工具類の吊り下げ用受け部23を備えたものである。そして、吊り下げ用ベルト21における腰ベルト6の通し方向Aの両端に、腰ベルト6の固定具8´が設けられている。この固定具8の第一の縦杆部9の第二の縦杆部10に対向する縦縁9Cに、突部16を縦縁9Cの長さ方向に沿って複数並設している。
従って、腰ベルト6をベルト通し穴5に通してその先端を第一の空隙12を通して第一の縦杆部9と表面4との隙間14を通らせる。そしてベルト本体22の吊り下げ用受け部23に工具類を吊り下げると、そのベルト本体22自体の重量、さらには工具類の重量によって第一の縦杆部9は腰ベルト6に相対的に下降し、腰ベルト6の上縁6Aは第一の上部9Aに当接し、さらに前記重量が腰ベルト6に負荷されると、腰ベルト6に緊張力が生じて一直線状に形成される。このようにベルトが直線的に形成されると、第一の縦杆部9に当接する腰ベルト6は表面4側に、一方第二の縦杆部10に当接する腰ベルト6は外側、すなわち表面4とは反対側に位置することになり、この結果腰ベルト6は第一の空隙12において平面視では斜めになり、その腰ベルト6の外側表部は突部16に対向すると共に、突部16が外側表部に圧接して腰ベルト6に第一の縦杆部9、ひいてはベルト本体22を固定することができる。
以上のように、前記実施例では、前述のように腰ベルト6が緊張することで、腰ベルト6が第一の縦杆部9に圧着してベルト本体22を腰ベルト6に固定することができる他に、第一の縦杆部9における第二の縦杆部10に対向する縦縁9Cに、突部16を設けたことで、腰ベルト6に突部16が局部的に圧接して、固定力を発揮することができる。
図11に示した実施例5においては、実施例4における突部16がないもので、このような第一の縦杆部9における直線状な縦縁9Cであっても、腰ベルト6が緊張することで、腰ベルト6が第一の縦杆部9に圧着してベルト本体22を腰ベルト6に固定することができる。
以上のように本考案にかかるベルトの吊り下げ式装着具は、前記実施例に限定されず、例えば携帯電話ホルダー、キーホルダーなどあらゆるベルトの吊り下げ式装着具に適用できる。
本考案の第1実施例を示す全体斜視図である。 同要部の斜視図である。 同断面図である。 本考案の第2実施例を示す正面図である。 同腰ベルトを通した状態の正面図である。 同要部の斜視図である。 同固定具の正面図である。 本考案の第3実施例を示す正面図である。 本考案の第4実施例を示す正面図である。 同要部の正面図である。 本考案の第5実施例を示す正面図である。
1 ツールホルダ本体(装着具本体)
4 表面
5 ベルト通し穴
5A 穴上部
6 腰ベルト(ベルト)
9 第一の縦杆部
9A 第一の上部
9B 第一の下部
9C 縦縁
10 第二の縦杆部
10A 第二の上部
10B 第二の下部
11 第三の縦杆部
11A 第三の上部
11B 第三の下部
12 第一の空隙
12A 第一の空隙上部
13 第二の空隙
13A 第二の空隙上部
16 突部
A 通し方向
L 縦長さ
H 高さ

Claims (8)

  1. 装着具本体のベルトの通し方向の途中に縦杆部を設けると共に、該縦杆部に隣接して前記ベルトが挿通可能な空隙を設け、該空隙の空隙上部に前記ベルトが係止可能に設けられることを特徴とするベルトの吊り下げ式装着具。
  2. 装着具本体の表面のベルトの通し方向にベルト通し穴を設け、前記通し方向の途中に前記表面との間に前記ベルトを挿入可能な第一の縦杆部と、第二の縦杆部を横並びし、前記第一の縦杆部及び前記第二の縦杆部間に前記ベルトが挿通可能な第一の空隙を設け、この第一の空隙の第一の空隙上部に前記ベルトが係止可能に設けられることを特徴とするベルトの吊り下げ式装着具。
  3. 前記第一の縦杆部の第一の上部及び前記第二の縦杆部の第二の上部を前記ベルト通し穴の穴上部とほぼ同じ高さにそれぞれ前記表面に固定したことを特徴とする請求項2記載のベルトの吊り下げ式装着具。
  4. 前記第二の縦杆部と前記表面との間に前記ベルトを挿入可能に設け、前記第一の縦杆部における前記第二の縦杆部の反対側で前記通し方向の途中に前記表面と間に前記ベルトを挿入可能な第三の縦杆部を横並びすると共に、この第三の縦杆部と前記表面には第三の縦杆部の第三の上部を前記ベルト通し穴の穴上部とほぼ同じ高さに前記表面に固定し、前記第二の縦杆部及び前記第三の縦杆部間に前記ベルトが挿通可能な第二の空隙を設け、該第二の空隙の第二の空隙上部に前記ベルトが係止可能に設けることを特徴とする請求項3記載のベルトの吊り下げ式装着具。
  5. 前記第二の縦杆部を前記表面に固定し、前記第一の縦杆部における前記第二の縦杆部に対向する縦縁に、突部を設けたことを特徴とする請求項3記載のベルトの吊り下げ式装着具。
  6. 前記縦杆部の下部を自由端に形成したことを特徴とする請求項4に記載のベルトの吊り下げ式装着具。
  7. 前記第一の縦杆部の第一の下部を自由端に形成したことを特徴とする請求項5記載のベルトの吊り下げ式装着具。
  8. 前記第一の縦杆部、前記第二の縦杆部及び前記第三の縦杆部において、隣接する一方の前記縦杆部の前記下部を前記表面側に向け、他方の前記縦杆部の前記下部を前記表面側と反対側に向け、前記ベルトが腰ベルトであって、前記縦杆部の縦長さより、前記下部と前記ベルト通し穴の穴下部間の高さを大きく形成したことを特徴とする請求項6記載のベルトの吊り下げ式装着具。
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