JP3155238U - イヤチップマイクおよびアタッチメント - Google Patents
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Abstract
【課題】測定用の超小型マイクを外耳道入口の所定の位置に簡単かつ確実に設置できるイヤチップマイクおよびそのアタッチメントを提供する。【解決手段】挿入端をドーム状に隆起形成した中空ドーム形状のイヤチップ1と、イヤチップ1中空ドーム内側に取り付けた超小型マイク2と、超小型マイク2に接続したリード線3でイヤチップマイクを構成し、イヤチップ1と同じ中空ドーム形状のコネクタ4と、コネクタ4に結合するスティック5でアタッチメントを構成する。【選択図】図1
Description
本考案は、イヤチップ(耳栓)に超小型マイクを取り付けて外耳道入口での音圧信号を測定するイヤチップマイクとそのアタッチメント(装着具)に関する。
ステレオイヤホン受聴において正確な音像定位を実現し、臨場感のある音場再生を行うためには、音源から両耳の外耳道入口までの頭部伝達関数を測定し、音圧特性を補償する必要がある。
頭部伝達関数は、受聴者の頭部形状、耳介形状、外耳道形状などに依存し、個人差があるので各人の両耳の外耳道入口に超小型マイクを設置して外耳道入口での音圧信号を測定する必要がある。
頭部伝達関数は、受聴者の頭部形状、耳介形状、外耳道形状などに依存し、個人差があるので各人の両耳の外耳道入口に超小型マイクを設置して外耳道入口での音圧信号を測定する必要がある。
そのため従来は超小型マイクを外耳道入口付近に挿入し、マイク位置が動かないようにマイクのリード線をテープで耳介の後部の耳たぶの下に固定して設置していた。
この場合、マイクがリード線による片持ち支持のみで固定されるため、マイク位置が不安定になると共に、イヤホン装着時にはリード線を圧迫してマイク位置が移動しないよう慎重に装着する必要があり、イヤホンの装着が面倒であった。
また、マイク位置が見ずらい上、鏡や照明などの道具を必要とするので、被験者毎に異なる外耳道入口の正確な位置にマイクが設置されたかどうかの目視確認が困難であった。
この場合、マイクがリード線による片持ち支持のみで固定されるため、マイク位置が不安定になると共に、イヤホン装着時にはリード線を圧迫してマイク位置が移動しないよう慎重に装着する必要があり、イヤホンの装着が面倒であった。
また、マイク位置が見ずらい上、鏡や照明などの道具を必要とするので、被験者毎に異なる外耳道入口の正確な位置にマイクが設置されたかどうかの目視確認が困難であった。
マイク位置が不安定にならないようしっかり固定するため、非特許文献1にはプローブチューブ式マイクをイヤモールドに挿入してマイクを設置する例が示されている。
しかしながらオーダーメイド耳栓であるイヤモールドは、被験者1人ひとりの耳型を採取して金型を作り、成形する必要がある。金型製作には多大な労力と費用がかかり、時間もかかるので容易ではない。
しかしながらオーダーメイド耳栓であるイヤモールドは、被験者1人ひとりの耳型を採取して金型を作り、成形する必要がある。金型製作には多大な労力と費用がかかり、時間もかかるので容易ではない。
F.Wightman,D.Kistler, "Headphone simulation of free-field listening.I:Stimulus synthesis", J.Acoust.Soc.Am.85(2),February 1989
解決しようとする問題点は以上のような点であり、本考案は、測定用の超小型マイクを外耳道入口の所定の位置に簡単かつ確実に設置できるようにすることを目的になされたものである。
そのため本考案は、挿入端をドーム状に隆起形成した中空ドーム形状のイヤチップの内側に超小型マイクを取り付けたイヤチップマイクを用いてマイクを設置する。
上記イヤチップマイクの装着に用いるアタッチメントを棒状のスティックと中空ドーム形状のコネクタで構成し、スティックの先端にコネクタを一体に取り付け、このコネクタをイヤチップマイクの内側に差し込んで遊嵌保持し、遊嵌保持したイヤチップマイクを耳孔内に挿入した後、スティックを引き抜いてイヤチップマイクとアタッチメントを分離し、これよりイヤチップマイクを耳孔に装着する。
上記イヤチップマイクの装着に用いるアタッチメントを棒状のスティックと中空ドーム形状のコネクタで構成し、スティックの先端にコネクタを一体に取り付け、このコネクタをイヤチップマイクの内側に差し込んで遊嵌保持し、遊嵌保持したイヤチップマイクを耳孔内に挿入した後、スティックを引き抜いてイヤチップマイクとアタッチメントを分離し、これよりイヤチップマイクを耳孔に装着する。
本考案は、中空ドーム形状のイヤチップの内側に超小型マイクを取り付けたイヤチップマイクを用いてマイクを設置するので、マイク位置がしっかり固定されると共に、確実に外耳道入口の正確な位置にマイクを設置できる。また、市販のイヤチップを利用すれば、短時間で安く、簡単にイヤチップマイクを製作できる。
また、本考案のアタッチメントを用いることで、イヤチップマイクを指やピンセットで摘んで装着する場合に比べ、耳掻きと同じ要領で片手で簡単に装着できる。
また、本考案のアタッチメントを用いることで、イヤチップマイクを指やピンセットで摘んで装着する場合に比べ、耳掻きと同じ要領で片手で簡単に装着できる。
以下、本考案の実施の形態について説明する。
図1に、本考案を実施したイヤチップマイクとアタッチメントの分解斜視図を示す。
イヤチップマイクは、挿入端をドーム状に隆起形成した中空ドーム形状のイヤチップ1と、イヤチップ1中空ドーム内側に取り付けた超小型マイク2と、超小型マイク2に接続したリード線3で構成し、イヤチップ1中空ドームの天井部を開口してベント(通気孔)aを設け、これより挿入端を開放(オープンエア)して装着時の密閉感を減らし、自然の聴こえに近づける。
イヤチップマイクは、挿入端をドーム状に隆起形成した中空ドーム形状のイヤチップ1と、イヤチップ1中空ドーム内側に取り付けた超小型マイク2と、超小型マイク2に接続したリード線3で構成し、イヤチップ1中空ドームの天井部を開口してベント(通気孔)aを設け、これより挿入端を開放(オープンエア)して装着時の密閉感を減らし、自然の聴こえに近づける。
イヤチップ1は、さまざまなかたちや輪郭を持つ不特定多数の受聴者の耳孔bにぴったりフィットさせるため、人間の皮膚の柔らかさに近く、柔軟性と密着性に優れたシリコンゴムで形成するとともに、例えばS、M、Lなどの複数サイズを用意して適正なサイズを任意に選択できるようにする。また、シリコンゴムにすることで中性洗剤などによる洗浄を可能にし、繰り返し使用できるようにする。
超小型マイク2は、イヤチップ1中空ドームの内側凹面に、収音面をドーム内に向けて接着剤などを用いて固定する。
リード線3は、一端を超小型マイク2に接続してイヤチップ1中空ドーム内側から引き出し、他端を増幅器(不図示)に接続して収音したマイク出力信号を増幅する。
超小型マイク2は、イヤチップ1中空ドームの内側凹面に、収音面をドーム内に向けて接着剤などを用いて固定する。
リード線3は、一端を超小型マイク2に接続してイヤチップ1中空ドーム内側から引き出し、他端を増幅器(不図示)に接続して収音したマイク出力信号を増幅する。
アタッチメントは、イヤチップ1と同じ中空ドーム形状のコネクタ4と、コネクタ4に結合するスティック5で構成し、コネクタ4中空ドームの頂点から内側に向けて植立した突起筒6の筒孔cにスティック5の先端部を挿入してコネクタ4とスティック5を一体化する。
コネクタ4は、イヤチップ1と同じシリコンゴムで形成することでイヤチップ1に合体した際の密着性を高めることができる。
スティック5は、綿棒などの市販品を代用することで簡単に、安く、早く、作ることができる。
コネクタ4は、イヤチップ1と同じシリコンゴムで形成することでイヤチップ1に合体した際の密着性を高めることができる。
スティック5は、綿棒などの市販品を代用することで簡単に、安く、早く、作ることができる。
イヤチップマイクとアタッチメントは以上のような構成で、イヤチップマイクを耳孔bに装着する際は、まず、図2に示すように、イヤチップ1とコネクタ4をスティック5で串刺し保持する。このときイヤチップ1中空ドームの内側凹面にコネクタ4中空ドームの外側凸面を差し込んでイヤチップ1にコネクタ4を遊嵌する。
次に、図3に示すように、スティック5を把持してコネクタ4を介してスティック5の先端に遊嵌保持したイヤチップ1を耳孔bに当て、位置を確認したらイヤチップ1を耳孔b内に押し込む。
次に、図4に示すように、イヤチップ1に遊嵌するコネクタ4と一体のスティック5をイヤチップ1から引き抜いてイヤチップマイクとアタッチメントを分離する。以上でイヤチップマイクだけが耳孔b内に残留し、イヤチップマイクの耳孔bへの装着が完了する。
耳孔bに装着したイヤチップマイクはピンセットなどを用いて取り外すことができる。
次に、図3に示すように、スティック5を把持してコネクタ4を介してスティック5の先端に遊嵌保持したイヤチップ1を耳孔bに当て、位置を確認したらイヤチップ1を耳孔b内に押し込む。
次に、図4に示すように、イヤチップ1に遊嵌するコネクタ4と一体のスティック5をイヤチップ1から引き抜いてイヤチップマイクとアタッチメントを分離する。以上でイヤチップマイクだけが耳孔b内に残留し、イヤチップマイクの耳孔bへの装着が完了する。
耳孔bに装着したイヤチップマイクはピンセットなどを用いて取り外すことができる。
1 イヤチップ
2 超小型マイク
3 リード線
4 コネクタ
5 スティック
6 突起筒
a ベント
b 耳孔
c 筒孔
2 超小型マイク
3 リード線
4 コネクタ
5 スティック
6 突起筒
a ベント
b 耳孔
c 筒孔
Claims (6)
- 挿入端をドーム状に隆起形成した中空ドーム形状のイヤチップの内側に超小型マイクを取り付けたことを特徴とするイヤチップマイク。
- 前記超小型マイクが収音面をドーム内に向けて取り付けたものであることを特徴とする請求項1記載のイヤチップマイク。
- 前記イヤチップが中空ドームの天井部を開口するベント付きイヤチップであることを特徴とする請求項1記載のイヤチップマイク。
- 前記イヤチップがシリコンゴムで作成されたものであることを特徴とする請求項1記載のイヤチップマイク。
- 請求項1〜4記載のイヤチップマイクの装着に用いるアタッチメントであって、
棒状のスティックと中空ドーム形状のコネクタで構成し、
スティックの先端にコネクタを一体に取り付け、
このコネクタをイヤチップマイクの内側に差し込んで遊嵌保持し、
遊嵌保持したイヤチップマイクを耳孔内に挿入した後、
スティックを引き抜いてイヤチップマイクとアタッチメントを分離し、
これよりイヤチップマイクを耳孔に装着することを特徴とするアタッチメント。 - 前記コネクタがシリコンゴムで作成されたものであることを特徴とする請求項5記載のアタッチメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009005544U JP3155238U (ja) | 2009-08-05 | 2009-08-05 | イヤチップマイクおよびアタッチメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009005544U JP3155238U (ja) | 2009-08-05 | 2009-08-05 | イヤチップマイクおよびアタッチメント |
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JP3155238U true JP3155238U (ja) | 2009-11-12 |
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Family Applications (1)
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JP2009005544U Expired - Fee Related JP3155238U (ja) | 2009-08-05 | 2009-08-05 | イヤチップマイクおよびアタッチメント |
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JP (1) | JP3155238U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018123252A1 (ja) * | 2016-12-29 | 2018-07-05 | ソニー株式会社 | 収音装置 |
JP2022078346A (ja) * | 2018-04-02 | 2022-05-24 | 株式会社Jvcケンウッド | マイク、及び収音方法 |
-
2009
- 2009-08-05 JP JP2009005544U patent/JP3155238U/ja not_active Expired - Fee Related
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JPWO2018123252A1 (ja) * | 2016-12-29 | 2019-10-31 | ソニー株式会社 | 収音装置 |
US10841700B2 (en) | 2016-12-29 | 2020-11-17 | Sony Corporation | Sound pickup device |
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JP7268771B2 (ja) | 2018-04-02 | 2023-05-08 | 株式会社Jvcケンウッド | マイク、及び収音方法 |
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