JP3155213B2 - 埋設管等の施工高さ測定装置 - Google Patents

埋設管等の施工高さ測定装置

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JP3155213B2
JP3155213B2 JP28831896A JP28831896A JP3155213B2 JP 3155213 B2 JP3155213 B2 JP 3155213B2 JP 28831896 A JP28831896 A JP 28831896A JP 28831896 A JP28831896 A JP 28831896A JP 3155213 B2 JP3155213 B2 JP 3155213B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱尺を用いた埋設
管等の施工高さ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水道管等の地中配管やマンホールを施
工するときには、埋設管の管口部の底部高さを測定する
必要がある。その場合、実開平1−84001に示され
るような埋設管の施工高さ測定装置を用いる測定方法が
知られている。この方法について簡単に説明する。図7
に示すように、地上の作業員がマンホール40の上部か
ら箱尺50を挿し入れ、箱尺50の下端部に取付けられ
た当接板51の上面を埋設管62の管口部の頂点62a
に当てがった状態にして支持し、スコープ53にて箱尺
50の目盛寸法Sを読み取る。なお、別途、スコープ5
3の視準高さhを測定しておく。ここで、埋設管62の
内径dは予め判っているから、地表から管口部の底部ま
での深さDは、D=S+d−hにて求められる。そし
て、上記の深さDをその地点の標高Hから減じた値が求
めるべき管口部の底部高さとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
例において、地表から管口部の底部までの深さDを直接
測定しようとしても、図7に想像線で示したように、箱
尺50の下端がマンホール40の底面44に当たってし
まい不可能な場合がある。したがって、上述の計算が必
要となり煩わしかった。また、同図に示すように、口径
より中間部や底部の径の方が大きいマンホールの場合、
地上からでは距離的に測定部位の見当をつけ難いので当
接板51を管口部に適正に当てがうことが難しく、正確
な測定を能率良く行うことが難しかった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、地表から管口
部の底部までの深さを直接測定することができるように
するとともに、箱尺の軸心から測定部位までの水平距離
を設定できるようにして測定作業が確実かつ迅速にでき
るようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、以下のような埋設管等の施工高さ測定装置を創作し
た。すなわち、請求項1の発明は、箱尺の下端部に、埋
設管等の測定部位に当接させる当接部材を備えた埋設管
等の施工高さ測定装置であって、この当接部材は箱尺と
直交する方向に延びて先端部が斜め下前方に屈曲する形
状に形成されてその表面に該箱尺と直交する方向に延び
る横方向目盛が付されてなり、しかも、該当接部材は前
記箱尺に対し、該箱尺と同心上の軸線回りに回動可能で
かつ該軸線と直交する方向に進退移動可能に取付けられ
ていることを要旨とする。
【0006】上記の施工高さ測定装置を使用するとき
は、マンホールに箱尺を挿入したうえ、箱尺の下端部に
取付けられた当接部材の先端を測定部位、つまり、埋設
管の管口部の底部に当接させて箱尺の目盛寸法を読み取
るようにする。
【0007】その際、マンホールの形状等測定条件に合
わせて箱尺の下端部から当接部材の先端までの水平長さ
を予め調整しておくことができるから、マンホールの開
口円内で箱尺を支持する位置が決め易く、埋設管の管口
部の適正な位置に当接部を当接させることが容易にな
る。
【0008】また、当接部材の先端部は斜め下前方に屈
曲する形状であるから、マンホールの底面が埋設管の管
口部の底部より若干高くなっていたとしても、管口部の
底部を正確に測定することができる。そして、当接部材
が箱尺と同心上の軸線回りに回動可能に形成されている
ことから、箱尺を360度自由に回転させてその目盛の
ある面をスコープから簡単に見易くすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図1〜図4を参照して説明する。図1は埋設管等の施工
高さ測定装置の正面図、図2は同測定装置の要部を説明
する部分断面図、図3及び図4は使用状態の説明図であ
る。図1〜図3に示すように、埋設管等の施工高さ測定
装置(以下、単に「測定装置」という。)1は、箱尺1
0の下端部に、その箱尺の軸線回りに回動自在に形成し
た支持部20を設け、その支持部20に当接部材30を
前記軸線直角方向に進退移動可能に取付けてなる概略構
成である。
【0010】上記の箱尺10は、口径の異なった複数の
中空筒体10a〜10nが口径順の多段状に最大径の中
空筒体(基端筒体ともいう)10a内に収納されて伸縮
自在に形成されたものである。そして基端筒体10aの
下端部に挿し込まれてねじ止め固定された支持部材1
2,13にて、基端筒体10aに同心状に挿し込まれた
回動軸14が回動自在に支持されている。すなわち、支
持部材12を貫通した回動軸14の上端部はワッシャと
ナットが取付けられて抜け止めがなされ、支持部材12
を貫通した回動軸14の下端部は保持部材21にねじ込
まれて一体化している。なお、図中の15は、支持部材
12と13をつなぐ補強メンバである。また、中空筒体
10a〜10nの表面には後述する当接部材30の先端
位置を基準(零点)としてそこからの高さを示す目盛1
1が表示されている。
【0011】上記の保持部材21は図示形状に形成され
箱尺10の軸線直角方向(水平方向)にのびる凹部22
を有し、その凹部22に当接部材30の棒状の真直部3
1が水平方向にスライド(進退移動)可能に係合してい
る。そして、保持部材21の凹部22が真直部31の基
端部付近を支持する状態で、固定ネジ23をねじ込むこ
とによって真直部31、すなわち当接部材30を適宜な
突出長さにして固定できるようになっている。
【0012】また、当接部材30は、棒状の真直部31
から斜め下前方に屈曲する傾斜部32を有する形状に形
成され、傾斜部32の先端33からの距離を表示する横
方向目盛34が真直部31の下辺に沿って表示され、真
直部31先端の角35からの距離を表示する横方向目盛
36が上辺に沿って表示されている。
【0013】次に、上記の測定装置1の作用説明をす
る。その前にマンホールの一例を説明すると、図5及び
図6に示すマンホール40は、図示断面形状とされ、底
版ブロック41の上に所定形状の躯体ブロック42を積
み上げたものであり、底部面積より上端開口部のほうが
はるかに狭くなっている。図中、43は蓋である。そし
て、マンホール40に接続される上流側埋設管61と下
流側埋設管62の間に、管底部に高さを合わせて傾斜す
る流路(底面)44がコンクリート及びモルタルにて形
成されている。
【0014】さて、埋設管61,62の施工高さを測定
するときには、対象となるマンホール40の形状に合わ
せて予め当接部材30の位置調整をする。すなわち、支
持部20に設けてある固定ねじ23を緩めて当接部材3
0を前後にスライドさせ、横方向目盛34の読みが所望
の値、例えばマンホール底部の半径とほぼ一致するよう
に当接部材30の突出長さを設定しておく。そして、図
3に示すように、マンホール40の上に立った作業員が
箱尺10の中間部を手で持って下端部を挿し入れ、当接
部材30の先端33を埋設管61又は62の底部に当接
させ、このときの箱尺10の目盛11の読みSをスコー
プ53で読みとる。このようにして、埋設管61又は6
2の開口部の底部の高さを直接測定することができる。
【0015】また、同様にして埋設管61又は62の開
口部の管頂部の高さを測定することもできる。その場合
には、マンホール40に挿し入れた箱尺10をやや引き
上げるように操作し、図4に示すように、当接部材30
の角35を埋設管61又は62の管頂部に当接させる。
ただし、管頂部の高さは、箱尺10の目盛11の読みS
から傾斜部32の高さ寸法Cを減ずる必要がある。な
お、この場合にも予め当接部材30の突出長さを調整を
し、角35の位置を適宜に設定することができる。
【0016】ところで、箱尺10の支持方法は、上述の
ように作業員が直接手で支えても良いが、適宜なスタン
ドを使用するようにしても良い。また、本測定装置は、
埋設管に限らず他の構造物の高さ測定にも利用できる。
この他、当業者の知識に基づき、種々の変更を加えた態
様で本発明を実施し得ることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】本発明の埋設管等の施工高さ測定装置に
よれば、マンホールの底面が埋設管の管口部の底部より
若干高くなっていたとしても、管口部の底部を直接測定
することができる。したがって、測定が正確になり、従
来例のように管頂部の測定値から管径を差し引く計算の
煩わしさが軽減される。また、当接部材の先端から箱尺
の軸心までの水平距離を適宜に設定できるので箱尺の操
作時に測定部位の見当をつけ易く、作業が正確かつ容易
になる。また、当接部材が箱尺と同心上の軸線回りに回
動自在であるので、該箱尺を360度自由に回転させて
その目盛のある面をスコープに簡単に向けることができ
る。これらのことから、測定作業が簡易迅速にでき、作
業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る埋設管等の施工高さ測定装置の
正面図である。
【図2】同測定装置の要部を示し、(a)は部分断面正
面、(b)は部分断面側面図である。
【図3】同測定装置の使用状態を説明するである。
【図4】同測定装置の使用状態を説明する部分図であ
る。
【図5】マンホールを説明する断面図である。
【図6】図5のB−B断面図である。
【図7】従来例に係る施工高さ測定装置の使用状態を説
明する図である。
【符号の説明】
1 埋設管等の施工高さ測定装置(測定装置) 10 箱尺 11 目盛 14 回動軸 20 支持部 30 当接部材 31 真直部 32 傾斜部 34,36 横方向目盛 40 マンホール 61 上流側埋設管 62 下流側埋設管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱尺の下端部に、埋設管等の測定部位に
    当接させる当接部材を備えた埋設管等の施工高さ測定装
    置であって、この 当接部材は箱と直交する方向に延びて先端部が斜
    め下前方に屈曲する形状に形成されてその表面に該箱尺
    と直交する方向に延びる横方向目盛が付されてなり、し
    かも、当接部材は前記箱尺に対し、該箱尺と同心上
    軸線回りに回動可能かつ軸線と直交する方向に進退
    移動可能に取付けられていることを特徴とする埋設管等
    の施工高さ測定装置。
JP28831896A 1996-10-30 1996-10-30 埋設管等の施工高さ測定装置 Expired - Lifetime JP3155213B2 (ja)

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