JP3023600U - マンホール管底高測定用標尺 - Google Patents

マンホール管底高測定用標尺

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JP3023600U
JP3023600U JP1995011658U JP1165895U JP3023600U JP 3023600 U JP3023600 U JP 3023600U JP 1995011658 U JP1995011658 U JP 1995011658U JP 1165895 U JP1165895 U JP 1165895U JP 3023600 U JP3023600 U JP 3023600U
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JP1995011658U
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好美 丹
実 柴▲崎▼
敏造 関口
孝 田中
功 進藤
定雄 小野田
雄二 沢田
雄一 佐藤
健 岡野
Original Assignee
伊田テクノス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水準測量によるマンホールの管口の管底高の直
接測定を可能として必要な数値を簡便かつ高精度に出
し、工期短縮及び工費軽減を図る。 【解決手段】マンホール管底高測定用標尺は、目盛11
が軸線Cの長手方向に設けられて目盛の原点が下端より
外側の仮想原点Oである標尺本体1と、標尺本体1の目
盛11の軸線C上の仮想原点Oから直角方向に間隔Dを
おいて配置され、管底の測点を指示する測点指示部2
と、標尺本体1と測点指示部2とを一体的に連結する中
間部3と、標尺本体1の鉛直性を確認するために標尺本
体1及び中間部3に設けられる水準器4(垂直ゲージ4
a)とで、構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、マンホール施工完了後に水準測量によって、マンホールの管口の管 底高を測定するのに用いる標尺に関する。
【0002】
【従来の技術】
管きょの下水路工事においてマンホールを必要とする場合、マンホール施工完 了後に管口(例えば、排水側下水管)の管底高が、施工書の数値どうり完工され たのであるか確認される必要がある。従来、水準測量によってマンホールの蓋の 設置位置が水準点を基準にして先ず測定され、マンホールの蓋の地上位置の高さ 数値を出す。次に、この蓋の地上位置からマンホール内の排水側管底の測点まで の深さを巻尺等によって測定して数値を出し、両数値を合算して求める管底高の 測定値を算出している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のマンホールの蓋の地上位置数値にマンホール内の管底までの深さ数値を 、各々別に測定して合算する方法では、手間と時間を費やしてしまい、工期短縮 及び工費軽減の要請に反している。また、最低2回の目視による目盛の読みとり 及びこの読み取り数値を合算するために、必ずしも精度の高い測定値が得られな い。 他方、管底を測点として水準測量によって直接測定しようした場合。マン ホールの蓋径はマンホール内径より小さい(例えば、1号マンホールでは蓋径6 0cm、内径90cm;日本下水道協会制定の下水道施設設計標準による。)。 このために、排水側下水管口が蓋の鉛直線上に位置せず、管底の測点から直接地 上まで従来の標尺を立てることができず、水準測量によって直接測定することが できない。 本考案は上記問題点にかんがみなされたもので、その目的とするところは、水 準測量によるマンホールの管口の管底高の直接測定を可能として必要な数値を簡 便かつ高精度に出し、工期短縮及び工費軽減を図ることのできるマンホール管底 高測定用標尺を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係るマンホール管底高測定用標尺は、 目盛が軸線の長手方向に直線状に設けられ、目盛の原点が長手方向の端部より 外側に仮想原点として配置される標尺本体と、 前記標尺本体の目盛の軸線上の仮想原点から直角方向に間隔をおいて配置され 、管底の測点を指示する測点指示部と、 前記標尺本体と前記測点指示部とを一体的に連結する中間部と、 前記標尺本体の鉛直性を確認するため、前記標尺本体又は前記中間部の少なく ともどちらか一方に設けられる整準確認部材とで、構成される。 また、請求項2に係るマンホール管底高測定用標尺は、 上記中間部と上記標尺本体とが上記標尺本体の目盛の軸線に対する水平面にお いて相互に回動可能に係合し、上記整準確認部材が水準器である。 また、請求項3に係るマンホール管底高測定用標尺は、 上記中間部が任意長さに調節できる。 さらに、請求項4に係るマンホール管底高測定用標尺は、 上記中間部と上記標尺本体とが上記標尺本体の目盛の軸線に対する水平面にお いて相互に回動可能に係合し、上記中間部が任意長さに調節でき、上記整準確認 部材が水準器である。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下に請求項1乃至請求項4に係る本考案の実施の各形態を、図面に基づいて 順次説明する。 請求項1に対応する実施の第1形態のマンホール管底高測定用標尺は、図1に 示すように、標尺本体1と測点指示部2と中間部3及び水準器4を要部として構 成されている。
【0006】 標尺本体1は、3段構造の箱尺であり伸縮自在となっており、長手方向の軸線 Cに沿って目盛11を有している。目盛11の原点は長手方向の下端より外側に 仮想原点Oとして配置され、標尺本体1には目盛11が中間数値から目盛られて いる。標尺本体1は箱尺に限定されることなく、スタッフ、ロッドと通常呼ばれ る標尺も含まれ、板状,棒状等の形状で引抜式,ヒンジ式等となっており、軽合 金製,木製,合成樹脂製などの一般材料が使用される。目盛11は一般測量用, 簡易測量用だけでなく精密用の1,2級水準測量用(例えば、インバール帯付精 密標尺)であり、目盛線のパターン目盛を示す数字又はその位置等は各々製造メ ーカにより異なる既存の構成である。また、物指しが1つのシングルスケールの 外に、両側に目盛が施されるダブルスケールも採用される。また、読み取り方式 も自読式だけでなく目標式を用いることができる。更にバーコード目盛も採用で きる。
【0007】 測点指示部2は下水管の管底の測点を直接指示するものであり、標尺本体1の 目盛11の軸線Cの仮想原点Oから直角方向に間隔Dをおいて配置される。測点 指示部2はピン形状で中間部3にねじ止めされ、先端の石突21が円弧状となっ て円弧状の管底52に安定して設置される。測点が標尺本体1の軸線C上になく 、間隔Dだけ離れていても測定可能となる。また、マンホールの底は、インバー タ53が一般に配設されて傾斜しているが、測点指示部2の先端と標尺本体1の 下端とを結ぶ線が傾斜するために、底の傾斜に十分に対応できる。足の長さ違う 複数の測点指示部2を適宜交換して用いれば、異なる傾斜に対応できる。なお、 測点指示部2は固定されたピン状に限定されず他の形式も採用される。例えば、 図示を省略する、おねじを全体に切った測点指示部2と、めねじを切って測点指 示部2を中に入れられる中間部3と、測点指示部2をロックするためのロックナ ットとで構成する。この場合、1本の測点指示部2の足の長さを自在に調節する ことができ、マンホールの底の傾斜の変化に簡単に対応できる。このとき、変化 させた足の長さ分だけ目盛11の数値を変える必要がある。 中間部3は標尺本体1と測点指示部2とを一体的に連結して、両者の位置関係 を固定する。なお、上記測点指示部2及び中間部3の使用材料は、標尺本体1と 同様に軽合金製,木製等である。 整準確認部材である水準器4は中間部3に設けられ、同じく垂直ゲージ4aが 標尺本体1に設けられ、標尺本体1の鉛直性を確認するため利用される。この水 準器4は気泡管で中間部3の水平性を検出して整準し、間接的に標尺本体1の鉛 直性を検出して整準する。垂直ゲージ4aは直接的に鉛直性を検出して整準する 。中間部3及び標尺本体1の両方に一緒に設置される必要はなく、中間部3側又 は標尺本体1側の一方に設置してもよい。なお、整準確認部材としては気泡管の 水準器4が一般的であるが、下げ振り(垂球)を利用して標尺本体1に設ける構 成でもよい。
【0008】 次に、上述した構成のマンホール管底高測定用標尺を用いて、排水側下水管の 管底高を水準測量によって測定する。 図2において、図中符号5は測量対象のマンホールであり、6は水準儀、7は 別の一般標尺、Bは水準点もしくは標高の確定した地点である。一般標尺7を水 準点Bに立てる。マンホール5の口環51から標尺本体1が突き出るように設置 し、測点指示部2を排水側管底52へ設置する。このとき、標尺本体1に対して 、マンホール底のインバート53の傾斜が障害とならない。標尺本体1の垂直ゲ ージ4a又は中間部3の水準器4によって標尺本体1の鉛直性を合わせて整準す る。そして、整準した水準儀6によって両標尺1,7を視準して目盛を読んで記 録すれば、求めるマンホール5の管口の管底高が直接かつ精度良く、短時間に簡 単に得ることができる。
【0009】 次に、請求項2に対応した実施の第2形態のマンホール管底高測定用標尺を説 明する。上述した第1形態に対して、図3に示すように、標尺本体1と中間部3 とが切り離され、その間にヒンジ8を配設した構成が異なる。中間部3と標尺本 体1とが、目盛11の軸線Cに対する水平面において相互に回動可能に係合し、 標尺本体1の目盛11が180゜の広い方位から水準儀6によって視準可能とな り、作業性が向上する。また、目盛11が標尺本体1の表裏両面に設けられてい れば、360゜の全方位から水準儀6によって視準可能となる。なお、標尺本体 1が円柱又は多角柱などのロッドであれば、このヒンジ8によって標尺本体1を 回転させる必要ない。しかし、長板等は目盛11の表示面が広いために視認性の 面からロッドより優れる。他の構成及び使用法は上述した第1形態と同様である 。
【0010】 次に、請求項3に対応した実施の第3形態のマンホール管底高測定用標尺を説 明する。上述した第1形態に対して、図4に示すように、中間部3が外筒31と 内棒32との二段構造となって伸縮自在となった点で異なる。33はロック用の ねじである。従って、マンホール5内に立てた標尺本体1から管底52の測点ま での距離がマンホールごとに異なっても、中間部3を伸縮させることで測点指示 部2の設置に十分対応できる。他の構成及び使用法は上述した第1形態と同様で ある。
【0011】 さらに、請求項4に対応した実施の第4形態のマンホール管底高測定用標尺を 説明する。上述した第2形態及び第3形態を合わせた構成であり、図示は省略す るが、標尺本体1と中間部3との間にヒンジ8を配設し、中間部3を伸縮自在と した構成である。標尺本体1を回転させて広い方位から水準儀6によって視準可 能となり、マンホール5内に立てた標尺本体1から管底52の測点までの距離が マンホールごとに異なっても、測点指示部2の設置に十分対応できる。他の構成 及び使用法は上述した第1形態と同様である。
【0012】
【考案の効果】
以上のように構成した請求項1に係る標尺であれば、水準測量によるマンホー ルの管口の管底高の直接測定を可能として必要な数値を簡便かつ高精度に出し、 工期短縮及び工費軽減を図ることができる。また、請求項2の標尺であれば、目 盛の視認性を確保して広い方位から水準儀によって視準可能となる。また、請求 項3の標尺であれば、標尺本体から管底の測点までの距離がマンホールごとに異 なっても、測点指示部の設置に十分対応できる。さらに、請求項4の標尺であれ ば、前記請求項2と請求項3の効果を同時に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態の標尺の正面図である。
【図2】第1形態の標尺を用いたマンホール管底高の測
定作業の説明概略図である。
【図3】第2形態の標尺の標尺本体と中間部との相互状
態を示す平面図である。
【図4】第3形態の標尺の中間部を示す一部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 標尺本体 2 測点指示部 3 中間部 4 水準器 5 マンホール 6 水準儀 C 目盛の軸線 O 仮想原点 B 水準点
フロントページの続き (72)考案者 田中 孝 埼玉県東松山市松本町2丁目1番1号 伊 田テクノス株式会社内 (72)考案者 進藤 功 埼玉県東松山市松本町2丁目1番1号 伊 田テクノス株式会社内 (72)考案者 小野田 定雄 埼玉県東松山市松本町2丁目1番1号 伊 田テクノス株式会社内 (72)考案者 沢田 雄二 埼玉県東松山市松本町2丁目1番1号 伊 田テクノス株式会社内 (72)考案者 佐藤 雄一 埼玉県東松山市松本町2丁目1番1号 伊 田テクノス株式会社内 (72)考案者 岡野 健 埼玉県東松山市松本町2丁目1番1号 伊 田テクノス株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目盛が軸線の長手方向に直線状に設けら
    れ、目盛の原点が長手方向の端部より外側に仮想原点と
    して配置される標尺本体と、 前記標尺本体の目盛の軸線上の仮想原点から直角方向に
    間隔をおいて配置され、管底の測点を指示する測点指示
    部と、 前記標尺本体と前記測点指示部とを一体的に連結する中
    間部と、 前記標尺本体の鉛直性を確認するため、前記標尺本体又
    は前記中間部の少なくともどちらか一方に設けられる整
    準確認部材とで、構成されることを特徴とするマンホー
    ル管底高測定用標尺。
  2. 【請求項2】 上記中間部と上記標尺本体とが上記標尺
    本体の目盛の軸線に対する水平面において相互に回動可
    能に係合し、上記整準確認部材が水準器であることを特
    徴とする、請求項1に記載されるマンホール管底高測定
    用標尺。
  3. 【請求項3】 上記中間部が任意長さに調節できること
    を特徴とする、請求項1に記載されるマンホール管底高
    測定用標尺。
  4. 【請求項4】 上記中間部と上記標尺本体とが上記標尺
    本体の目盛の軸線に対する水平面において相互に回動可
    能に係合し、上記中間部が任意長さに調節でき、上記整
    準確認部材が水準器であることを特徴とする、請求項1
    に記載されるマンホール管底高測定用標尺。
JP1995011658U 1995-10-06 1995-10-06 マンホール管底高測定用標尺 Expired - Lifetime JP3023600U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006274639A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Daiwa House Ind Co Ltd 杭打止レベル確認装置及び杭打止レベル確認方法

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