JP3155173U - 鉄クローラの滑り止め装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】着脱作業が容易で使用中にプレートがずれるのを防止する、車両系建設機械等の鉄クローラに突起付プレートを装着する滑り止め装置を提供する。【解決手段】滑り止めプレートを突起5付プレートとフックプレート7,9で構成し、主プレート1に接合したフックプレートを鉄クローラの一側縁部に装着したあと、それと相対する側縁部に他のフックプレートを装着して主プレートにボルト2で締結する。主プレートの裏面に溶接した脚体6を、鉄クローラの凹条部に受容させることによって、主プレートがずれ動くのを防止できる。着脱作業も、特殊な工具を用いることなく未習熟者でも容易に実施できる。【選択図】図1
Description
本考案は、作業機械や工事機械に使用される鉄クローラの滑りを防止するための装置に関するものである。
作業機械や工事機械においては、現場での不整地などでは、通常の車両では凹凸に阻まれたり、機械の重量で地面にめりこんだりして、走行が困難である。それらの問題を解決する目的で、鉄クローラが開発され、ほとんどの重機に利用されている。しかし、鉄クローラは氷雪路面や軟弱路面等において滑りやすいという問題があった。この氷雪面等での滑りを防止するために、クローラの接地面に様々な突起や爪を直接溶接する方法がなされている。
直接溶接する方法には現場作業または工場作業などがある。現場作業は作業習熟者が、溶接機など直接持ち込み現場作業し、工場作業においては、作業機械や工事機械を工場へ持ち込み溶接作業を行う。
いずれも溶接作業に要する時間や労働力がかかることが、従来技術の問題点であった。
いずれも溶接作業に要する時間や労働力がかかることが、従来技術の問題点であった。
本考案は、このような直接溶接の問題点を解決するためのもので、氷雪路面等においてズレ動きがなく、しかも鉄クローラへの脱着作業が容易な滑り止め装置を提供するものである。
本考案の請求項1は、主プレートとフックプレートから成り、主プレートの接地側表面に突起を、裏面にラグの凹条部に受容させる脚体を設けるとともに、一側面にフックプレートを接合し、これと相対する側面付近にナットを付設して、このナットにボルト穴を有するフックプレートをボルトによって締結する滑り止め装置である。
主プレートの接地側表面に設けた突起は、氷雪路面等に食い込んで滑りを防止し、裏面の脚体は、凹条部に受容させることによって主プレートがラグ頂面でずれ動くのを阻止する。
主プレートとフックプレートはボルトによって締結するため、緩みなく装着することができる。たとえ走行中にフックプレートが緩んでも、ボルトを増し締めするだけで容易に再緊張できるため、主プレートのずれ動きが防止される。
主プレートとフックプレートはボルトによって締結するため、緩みなく装着することができる。たとえ走行中にフックプレートが緩んでも、ボルトを増し締めするだけで容易に再緊張できるため、主プレートのずれ動きが防止される。
この滑り止め装置を鉄クローラに装着するには、まず、主プレートに接合したフックプレートのフックを鉄クローラの側縁部に挟み込む。次に、主プレートの裏面をラグ頂面に当接するとともに、脚体をクローラ凹条部に受容させた状態で両プレートをボルト締結する。
この装着作業は、特殊な工具を用いることなくボルトの締結のみで実施できるため習熟も必要ない。装置を外す作業も同様に容易である。
この装着作業は、特殊な工具を用いることなくボルトの締結のみで実施できるため習熟も必要ない。装置を外す作業も同様に容易である。
請求項2は主プレートの一側面およびこれと相対する側面付近の両方にナットを付設し、これらのナットにそれぞれボルト穴を有するフックプレートをボルト締結する請求項1の滑り止め装置である。寸法の異なるフックプレートに取り替えることによって、ラグの厚さの異なるクローラにも対処できるようにしたものである。
本考案の請求項3は、主プレートの裏面に設ける脚体が1本または直列に配置された複数本の円柱または角柱の鋼材であって、それらの側面を主プレートの裏面に溶接する。鋼材はラグ凹条部よりもやや細いものが望ましい。これによって主プレートのずれを防止するとともに、脚体による凹条部の損傷を軽減できる。凹条部には、鉄シューを固定するためのボルト頭が突出していて支障となる。1本の脚体を使用する場合は、脚体にボルト穴を受容するための穴または空間を設けなければならないが、複数本の脚体を用いる場合は、ボルト頭付近を空けて直列に断続配置することによって解決できる。
請求項4は、主プレートがラグに隣接する2条の凹条部にそれぞれ1本または1列の脚体が受容される。これは滑り止め装置をクローラに一層強固に固定するためのものである。
請求項5はフックプレートの断面形状がL字状である請求項1ないし請求項4の滑り止め装置である。このL字状フックプレートと主プレートとでコ字状の断面を形成し、その底面をラグ側縁部に装入固定する。
上述したように本考案の鉄クローラの滑り止め装置は、氷雪路面等において滑り止めプレートがずれ動いて滑るのを防止するとともに、鉄クローラへの着脱作業を容易に実施できる効果がある。
以下、本考案の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1は本考案の滑り止め装置を、接地面を上向きにした斜視図である。主プレート▲1▼とフックプレート▲9▼を結合するためのボルト▲2▼は、フックプレート▲9▼のボルト穴▲3▼を貫通して、主プレートの端面に設けたナット▲4▼に締結される。
図1は本考案の滑り止め装置を、接地面を上向きにした斜視図である。主プレート▲1▼とフックプレート▲9▼を結合するためのボルト▲2▼は、フックプレート▲9▼のボルト穴▲3▼を貫通して、主プレートの端面に設けたナット▲4▼に締結される。
主プレート▲1▼は、接地面の滑り止め突起▲5▼と裏面の脚体▲6▼を有している。氷雪面等に食い込ませる突起▲5▼は角状の鋼片を溶接したものである。脚体▲6▼は、ラグ間の凹状部よりもやや細めの角鋼の側面を主プレートの裏面に溶接したもので、ラグの凹状部に受容される態様で当接される。脚体の一側面にフックプレートが接合されていて、相対する側面の主プレート裏面▲8▼にナット▲4▼が溶接されている。
フックプレート▲9▼は、脚部の上部に設けたボルト穴▲3▼にボルト▲2▼を通してナット▲4▼に締め込む。
図2は、本装置を裏面側から見た斜視図である。脚体▲6▼は2本の角鋼を適度の間隔を空けて長手方向に直列に配置し、角鋼側面を主プレートの裏面に溶接したもので2列設けられている。フックプレート▲7▼の断面はL字状で、主プレートとの組み合わせでコの字断面を形成する。フック▲9▼も同様である。
図3は本装置を鉄クローラに装着する前の当接した状態を示す。2本の脚体▲6▼は隣接する2条の凹条部▲13▼、▲14▼に受容されている。脚体の端面に接合されているフックプレート▲7▼はクローラの左側縁部に挟み込まれる。
図4は本装置を鉄クローラに装着した状態を示す。フックプレート▲9▼をクローラーの右側面に挟み込み、ボルト▲2▼をボルトの穴▲3▼に通しナット▲4▼に締めこんだ状態である。
図5はフックプレート▲9▼2個を、主プレートの一端面およびこれと相対する側面の両方にボルト締結する滑り止め装置を示す。
▲1▼ 主プレート
▲2▼ ボルト
▲3▼ ボルトの穴の位置
▲4▼ ナット
▲5▼ 突起
▲6▼ 脚体
▲7▼ フックプレート
▲8▼ 主プレートの端面
▲9▼ フックプレート
▲10▼ 鉄クローラのラグ
▲11▼ 鉄クローラのラグ
▲12▼ 鉄クローラのラグ
▲13▼ 鉄クローラの凹条部
▲14▼ 鉄クローラの凹条部
▲2▼ ボルト
▲3▼ ボルトの穴の位置
▲4▼ ナット
▲5▼ 突起
▲6▼ 脚体
▲7▼ フックプレート
▲8▼ 主プレートの端面
▲9▼ フックプレート
▲10▼ 鉄クローラのラグ
▲11▼ 鉄クローラのラグ
▲12▼ 鉄クローラのラグ
▲13▼ 鉄クローラの凹条部
▲14▼ 鉄クローラの凹条部
Claims (5)
- 車両系建設機械用鉄クローラの相対する両方の側縁部に、フックプレートを用いて着脱する滑り止めであって、主プレートとフックプレートから成り、主プレートの接地側表面に突起を、裏面にラグ間の凹条部に受容させる脚体を設けるとともに、一側面にフックプレートを接合し、これと相対する側面付近にナットを付設して、このナットにボルト穴を有するフックプレートをボルトで締結する滑り止め装置
- 主プレートの一側面およびこれと相対する側面付近の両方にナットを付設し、これらのナットにそれぞれボルト穴を有するフックプレートをボルト締結する請求項1の滑り止め装置
- 脚体が1本または直列に配置された複数本の円柱または角柱の鋼材であって、これらの側面を主プレートの裏面に溶接した請求項1または請求項2の滑り止め装置
- 隣接する2条の凹条部に受容させる2本または2列の脚体を有する請求項1ないし請求項3の滑り止め装置
- フックプレートの断面形状がL字状である請求項1ないし請求項4の滑り止め装置
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JP2009004263U JP3155173U (ja) | 2009-06-01 | 2009-06-01 | 鉄クローラの滑り止め装置 |
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CN114454978A (zh) * | 2022-02-21 | 2022-05-10 | 河南科技大学 | 一种仿山羊蹄履带花纹结构 |
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2009
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