JP3155162B2 - 格子状粘着テープ体及びその製造方法 - Google Patents

格子状粘着テープ体及びその製造方法

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JP3155162B2 JP01002895A JP1002895A JP3155162B2 JP 3155162 B2 JP3155162 B2 JP 3155162B2 JP 01002895 A JP01002895 A JP 01002895A JP 1002895 A JP1002895 A JP 1002895A JP 3155162 B2 JP3155162 B2 JP 3155162B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、身体のツボや患部等の
被貼着部に貼着される格子状粘着テープ体及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば身体の腕や指等のツボや患
部には、テーピングの目的から長尺状のテープを治療医
院において適宜長さに切断した後に、複数の切断された
テープを格子状に貼着しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記長
尺状のテープを格子状に貼着する手段では、貼着作業が
面倒で煩雑となり、治療時間を要するという欠点があ
る。
【0004】そこで、所定形状のシート体からなる粘着
テープを格子状のトムソン刃を有するトムソン等の金型
で格子状に打ち抜くことも考えられるが、この場合に
は、格子の目の大きさが限定されてしまい、しかも、小
さな目のものは製造が困難となる。更に、トムソン刃の
目に前記打ち抜きかすが残存して目詰まりが発生し、自
動化が困難となる等の製造上の問題があると共に、トム
ソン刃の目に詰まった残存物が、不用意に脱落して送り
出されている粘着テープに付着してしまい、商品価値を
低下させてしまうおそれもある。
【0005】また、上記トムソンの代わりに円柱状のロ
ータリーダイで粘着テープを打ち抜くことも考えられる
が、この場合には金型が非常に高価となり、用途に応じ
た目の大きさの異なる複数種類のテープを製造するのは
現実的に困難である。
【0006】上記本発明は、上記の如き従来の問題点に
鑑みてなされたもので、ツボや患部等の被貼着部への貼
着を簡単に行え、しかも、安価で且つ容易に製造できる
と共に、自動化を容易に達成することができ、商品価値
を低下させることがないようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、格子状粘着テープ体及びその製造方法とし
てなされたもので、格子状粘着テープ体としての特徴
は、剥離紙3に、粘着剤を介して粘着テープ1が剥離自
在に貼着され、該粘着テープ1は所定間隔を有する複数
条の横線状テープ4と、該横線状テープ4に交差状に接
着され、且つ、所定間隔を有する複数条の縦線状テープ
5とからなり、前記横線状テープ4と縦線状テープ5と
の接着部における接着強度は、粘着テープ1と剥離紙3
との粘着強度よりも強く設定されていることにある。
【0008】格子状粘着テープ体の製造方法としての特
徴は、裏面に剥離紙3が剥離可能に貼着された一方の長
尺状の粘着テープ原反10を切断手段で切断することによ
り、該粘着テープ原反10の幅方向の横線状テープ4を、
該粘着テープ原反10の長手方向に所定間隔を有して複数
条形成する工程と、裏面に剥離紙17が剥離可能に貼着さ
れた他方の長尺状の粘着テープ原反19を切断手段で切断
することにより、該粘着テープ原反19の長手方向の縦線
状テープ5を該粘着テープ原反19の幅方向に所定間隔を
有して複数条形成する工程と、前記剥離紙3に貼着され
た横線状テープ4の上面に、前記剥離紙17から剥離した
縦線状テープ5を格子状に接着することにある。
【0009】また、裏面に剥離紙17が剥離可能に貼着さ
れた長尺状の粘着テープ原反19を切断手段により、その
長手方向に複数条切断する工程と、該粘着テープ原反19
の切断により形成された線状テープ4,5の内、所定の
複数の線状テープ4を剥離紙17から剥離して別の剥離紙
3に平行に貼着させる工程と、一方の線状テープ4を剥
離紙3と共に所定長さに切断し、しかも、該一方の線状
テープ4の上面に、前記剥離紙17から剥離した他方の線
状テープ5を格子状に接着することにある。
【0010】しかも、前記横線状テープ4は等間隔で且
つその長さは所定個数ごとに長く設定され、前記粘着テ
ープ原反10の送り出し時に、長さLの長い横線状テープ
4の端部をセンサー33で検出し、該センサー33の信号に
基づいて前記剥離紙3及び縦線状テープ5を送り出し方
向に所定の長さに切断するのが好ましい。
【0011】
【作用】本発明の格子状粘着テープ体は、横線状テープ
4と縦線状テープ5とから一体的に形成され、横線状テ
ープ4と縦線状テープ5との接着部における接着強度
は、粘着テープ1と剥離紙3との粘着強度よりも強く設
定されているので、該粘着テープ1を剥離紙3から剥が
す場合に、横線状テープ4と縦線状テープ5とが離れる
ことなく、粘着テープ1の状態で容易に剥がしてワンタ
ッチで所定の被貼着部位に貼着することができる。
【0012】また、格子状粘着テープ体の製造方法にお
いては、横線状テープ4及び縦線状テープ5を、それぞ
れの別体の粘着テープ原反10,19から形成した後に、両
テープ4,5を重ね合わせることにより、格子状の粘着
テープを製造するので、トムソン刃あるいはロータリー
ダイ等の金型により格子状に打ち抜く場合に比し、目詰
まりが生じることがなく、任意の目の大きさのものが連
続的に且つ簡単に製造することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に従っ
て説明する。図4において、1は格子状の粘着テープを
示し、該粘着テープ1は矩形状の剥離紙3に複数個貼着
されている。該粘着テープ1は剥離紙3の幅方向に粘着
剤を介して貼着された横線状テープ4と、該横線状テー
プ4上に交差状に接着された縦方向の縦線状テープ5と
からなり、両テープ4,5はそれぞれ所定間隔を有して
複数条平行に設けられている。
【0014】横線状テープ4及び縦線状テープ5の材質
は、例えばレーヨン繊維を編んでなる布から構成されて
いる。また、縦線状テープ5と横線状テープ4との接着
は、縦線状テープ5に設けられた貼着剤の粘着力により
行っても、あるいは、別途接着剤で行っても良いが、横
線状テープ4と縦線状テープ5との接着部における接着
強度は、粘着テープ1と剥離紙3との粘着強度よりも強
く設定されている。粘着テープ1は矩形状の小テープ7
に予めトムソン刃等により切断されており、使用時には
各小テープ7を剥離紙3から適宜剥離して使用すること
ができる。尚、6は上記トムソン刃等により切断され、
横線状テープ4の中央に形成された切断線で、8は同縦
テープ5に形成された切断線である。
【0015】次に、上記格子状粘着テープ体の製造方法
について説明する。先ず、図1(イ)に示す如く、長尺
状の粘着テープ原反10は剥離紙3に貼着された状態でロ
ール状に巻き取られており、その粘着テープ原反10は剥
離紙3と一体に送り出され、粘着テープ原反10の上方に
配置され且つ昇降自在な切断手段としてのトムソン11に
て粘着テープ原反10のみが切断される。即ち、トムソン
11は、図1(ロ)に示す如く矩形状のトムソン刃11aが
複数平行で所定間隔に配置されており、しかも、所定の
位置のトムソン刃11aの長さは他のものよりも長く設定
されている。
【0016】従って、粘着テープ原反10を間欠的又は連
続的に送り出す際に、各トムソン刃11aにより横線状テ
ープ4が剥離紙3上に粘着テープ原反10の長手方向(粘
着テープ原反10の送り方向に所定間隔を有して複数条平
行に形成される。また、図4に示す如く各横線状テープ
4の長さL,L1は、粘着テープ原反10の幅よりも小さ
く設定され、粘着テープ原反10は連続状となっている。
また、横線状テープ4は、所定の個数ごとにその長さL
1が長く設けられている。
【0017】更に、ガイドロール13を通過する粘着テー
プ原反10及び剥離紙3は、互いに剥離され、粘着テープ
原反10の不要な部分はスクラップ15として巻き取られ廃
棄されるが、剥離紙3は上記横線状テープ4が貼着され
た状態で横線状テープ用ロール体16として巻き取られ
る。
【0018】一方、図2(ロ)に示す如く、前記同様に
剥離紙17が貼着された他方の粘着テープ原反19が、間欠
的に又は連続的に送り出され、該粘着テープ原反19の上
方に配置され且つ昇降自在な切断手段としてのトムソン
21にて粘着テープ原反19のみが切断される。即ち、トム
ソン21は、図2(ロ)に示す如く、粘着テープ原反19の
送り方向のトムソン刃21aが複数状平行に配置され、粘
着テープ原反19をその長手方向に複数状順次切断する。
【0019】更に、ガイドロール22を通過する粘着テー
プ原反19は複数状の縦線状テープ5が平行に剥離紙17に
貼着され、残りの剥離される部分はスクラップ25として
廃棄され、且つ、剥離紙17は縦線状テープ用ロール体27
として巻き取られる。
【0020】次に、図3に示す如く前記横線状テープ用
ロール体16は、横線状テープ4が上面となるように順次
送り出され、且つ、前記縦線状テープ用ロール体27も縦
線状テープ5が上面となるように横線状テープ4に向け
て送り出される。尚、縦線状テープ用ロール体27におい
て、剥離紙17が巻き取られ、縦線状テープ5のみが横線
状テープ用ロール体16と同方向に送り出され、縦線状テ
ープ5はガイドロール29を介して横線状テープ4の上面
に押圧される。この縦線状テープ5と横線状テープ4と
の接着は、ガイドロール29で縦線状テープ5を押圧する
ことにより、その粘着力で横線状テープ4に接着させる
ことができる。
【0021】更に、剥離紙3に貼着された横線状テープ
4及び縦線状テープ5は、トムソン30により、所定の大
きさの小テープ7に分断される。このトムソン30と前記
ガイドロール29との間には、前記長さL1の長い横線状
テープ4の端部を検出する光電管等のセンサー33が設け
られ、該センサー33からの信号に基づいて剥離紙3の送
り量を検出し、剥離紙3をカッター手段34にて所定の長
さに切断し、複数個の小テープ7からなる粘着テープ1
と剥離紙3とが一体になった格子状粘着テープ体36を形
成する。
【0022】このような格子状粘着テープ体36は、横線
条テープ用ロール体16及び縦線条テープ用ロール体27を
順次送り出すことにより、連続して簡単に製造すること
か可能となり、しかも、センサー33は所定個数ごとに設
けられた長い横線状テープ4を検出しているので、仮に
横線状テープ4の間隔が狭い場合で且つ、剥離紙3を高
速で送り出しても、センサー33の読み取りミスがなく、
送り量を確実に制御でき、高速での自動化を達成するこ
とができ、生産性の向上を図れる。
【0023】更に、各格子状粘着テープ体36の剥離紙3
全体には、図5に示す如く切断線3aが形成されており、
特に、一枚の粘着テープ1から構成する場合には、該剥
離紙3を中央から容易に剥離することが可能となる。こ
の切断線3aは長尺状の剥離紙3に予め形成しておいて
も、あるいは、格子状粘着テープ体36に切断した後に形
成するようにしても良い。
【0024】また、上記格子状粘着テープ体36を使用す
る場合には、適宜粘着テープ1の小テープ7を剥離紙3
から適宜剥離し、身体のツボや患部に貼着するのである
が、粘着テープ1は横線状テープ4及び縦線状テープ5
が予め格子状に形成されていることから、貼着時の作業
性が良く、治療医院等での治療時間の短縮を図ることが
できる。
【0025】図6及び図7は本発明の第2実施例を示
し、上記第1実施例においては、粘着テープ原反19の残
りはスクラップとして廃棄する場合について例示した
が、図6に示す如くその残りの部分を前記横線状テープ
4を形成する横線条テープ用ロール体16として利用する
ようにしたものである。
【0026】即ち、前記第1実施例と同様に切断手段と
してのトムソン21にて、粘着テープ原反19を平行に複数
状切断した後に、粘着テープ原反19の内、縦線状テープ
5を残した他の部分は、横線状テープ4としてガイドロ
ール46を介して繰り出される離型紙3に順次貼着されて
いくと共に、ロール状に巻回され横線条テープ用ロール
体16が形成されるのである。
【0027】そして、図7に示す如く、上記第1実施例
と同様に縦線状テープ5が順次送り出され、前記横線条
テープ用ロール体16が略直交に配置され、その先端側が
送り出されると共に、カッター47により所定の長さの切
断片48に切断する。更に、この切断片48が縦線状テープ
5の下方に供給されて整列されると、図示省略のコンベ
アにより縦線状テープ5と同速度で送りだされ、縦線状
テープ5は横線状テープ4の上面に接着されるのであ
る。
【0028】次に、カッター49が縦線状テープ5を各切
断片48の大きさに応じて切断することにより、格子状の
粘着テープ1が製造される。本第2実施例では、単体の
粘着テープ原反19で、2種類の横線状テープ4及び縦線
状テープ5とを形成するので、該粘着テープ原反19を有
効に利用することができ、材料コストの削減が図れる利
点がある。
【0029】また、図8(イ)に示す如く、一対のガイ
ドロール38で縦線状テープ用ロール体27の剥離紙17及び
粘着テープ原反19を上方から保持し、両ガイドロール38
間で且つ上方に配置されたガイドロール39にて粘着テー
プ原反19を一端剥離させ、その剥離した粘着テープ原反
19を、粘着テープ原反19の幅方向に間隔を有して配置さ
れた複数のカッター41にて、粘着テープ原反19を長手方
向に切断するようにしても良い。尚、この場合には、粘
着テープ原反19が粘着しないようにガイドロール39の表
面にテフロン加工等の粘着防止加工を施すのが好まし
い。また、同図に仮想線で示す如く、剥離紙17をガイド
ロール39にて下方に屈曲させて粘着テープ原反19から剥
離させても良く、この場合には、上記と異なりガイドロ
ール39の表面にテフロン加工等が不要となる。
【0030】更には、同図(ロ)に示すように、回転軸
43に複数間隔を有して配置された円板状のカッター44
を、粘着テープ原反19に上方から押圧させ、粘着テープ
原反19の送り出し時に、カッター44を回転させながら粘
着テープ原反19を切断するようにしても良い。
【0031】また、上記実施例では、横線状テープ4及
び縦線状テープ5からなる粘着テープ1を、トムソン30
により切断して小テープ7に形成したが、剥離紙3と共
に該横線状テープ4及び縦線状テープ5にミシン目を形
成しておいても、あるいは、ミシン目等の切断手段を設
けることなく、鋏で所定の形状に切断するようにしても
良い。
【0032】また、第1実施例において、前記縦線条テ
ープ用ロール体27は不要な部分を廃棄したが、図9に示
す如く、粘着テープ原反19を幅方向に複数配置したカッ
ター41で切断した後に、所定の間隔まで離間させること
により、縦線状テープ5を形成することもでき、この場
合には、不要な部分がないので、材料コストの削減を図
ることが可能である。
【0033】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば、上記実施例の格子状粘着テープ体36は、
剥離紙3に複数の小テープ7を貼着させたものを例示し
たが、粘着テープ1の大きさは適宜設定可能であり、小
テープ7に分割することなく一枚の粘着テープ1からな
るものであっても良いことは無論である。
【0034】更に、前記横線状テープ4の形状は、図10
(イ)に示す如く傾斜状に配置したものであっても、同
図(ロ)に示す如く湾曲状に形成したものであっても良
く、その形状は特に限定されるものではない。
【0035】その他、上記第1及び第2実施例では、離
型紙3に粘着され且つロール状に巻き取られた粘着テー
プ原反10を送り出す場合について例示したが、ロール状
に巻き取られた一方の長尺状の粘着テープ原反10が送り
出され、その送り出し時に図示省略の粘着剤塗布手段に
より、該粘着テープ原反10の裏面に粘着剤が塗布される
一方、前記粘着テープ原反10の裏面側には、ロール状に
巻き取られた長尺状の剥離紙3が配置され、該剥離紙3
は前記粘着テープ原反10の裏面に貼着しながら、上記一
連の作業を行うようにしても良い。更に、両粘着テープ
原反10,19の材質も上記のものに限定されるものではな
く、合成樹脂フィルム等であっても良い。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明の格子状粘着テープ
体は、横線状テープと縦線状テープとから一体的に形成
され、横線状テープと縦線状テープとの接着部における
接着強度は、粘着テープと剥離紙との粘着強度よりも強
く設定されているので、該粘着テープを剥離紙から剥が
す場合に、横線状テープと縦線状テープとが離れること
なく、粘着テープの状態で容易に剥がしてワンタッチで
所定の被貼着部位に貼着することができ、従って、治療
医院等での貼着作業を迅速に行え非常に便利である。
【0037】また、本発明の格子状粘着テープ体の製造
方法においては、格子状のトムソン刃を有する打抜きに
より製造する場合等に比し、テープの打抜きかすがトム
ソン刃内に残存するおそれがないので、製造が簡単で自
動化を容易に達成することができ、しかも、トムソン等
の金型が不要となり、目の小さなものも含め任意の目の
大きさのものが簡単で且つ安価に製造できる。
【0038】しかも、横線状テープと縦線状テープとを
重ね合わせて接着させる構成であることから、格子状の
トムソン刃を有する打抜きにより製造する場合等に比
し、テープの打抜きかすがテープに付着することもな
く、商品価値が低下することもない。
【0039】また、裏面に剥離紙が剥離可能に貼着され
た長尺状の粘着テープ原反を切断手段により、その長手
方向に複数条切断する工程と、該粘着テープ原反の切断
により形成された線状テープの内、所定の複数の線状テ
ープを剥離紙から剥離して別の剥離紙に平行に貼着させ
る工程と、一方の線状テープを剥離紙と共に所定長さに
切断し、しかも、該一方の線状テープの上面に、前記剥
離紙から剥離した他方の線状テープを格子状に接着する
ので、上記効果に加え粘着テープ原反を有効に使用する
ことができ、材料コストの削減も図ることができる。
【0040】しかも、横線状テープは等間隔で且つその
長さは所定個数ごとに長く設定され、前記粘着テープ原
反の送り出し時に、長さの長い横線状テープの端部をセ
ンサーで検出し、該センサーの信号に基づいて前記剥離
紙及び縦線状テープを送り出し方向に所定の長さに切断
する構成であるので、剥離紙を高速で送り出しても、セ
ンサーの読み取りミスがなく、送り量を確実に制御で
き、高速での自動化を達成することができ、生産性の向
上を図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(イ)は横線状テー
プを製造する工程を示す斜視図、(ロ)はトムソンの底
面図。
【図2】同(イ)は縦線状テープを製造する工程を示す
斜視図、(ロ)はトムソンの底面図。
【図3】同横線状テープ及び縦線状テープを接着させる
工程の斜視図。
【図4】本発明の格子状粘着テープ体を示し、(イ)平
面図、(ロ)は小テープの平面図、(ハ)は断面図。
【図5】同格子状粘着テープ体の裏面図。
【図6】本発明の第2実施例を示し、2種類の線状テー
プを形成する工程の斜視図。
【図7】同横線状テープ及び縦線状テープを接着させる
工程の斜視図。
【図8】本発明の縦線状テープを形成する他の実施例を
示し、(イ)及び(ロ)は斜視図。
【図9】同他の実施例を示す斜視図。
【図10】(イ)及び(ロ)は横線状テープの他の実施例
を示す平面図。
【符号の説明】
1…粘着テープ、3,17…剥離紙、4…横線状テープ、
5…縦線状テープ、10,19…粘着テープ原反、33…セン
サー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 力男 奈良県磯城郡田原本町大字味間820番地 (72)発明者 田中 信孝 大阪府大東市北条7丁目8番9号 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 13/02 A61K 9/70

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離紙(3)に、粘着剤を介して粘着テ
    ープ(1)が剥離自在に貼着され、該粘着テープ(1)
    は所定間隔を有する複数条の横線状テープ(4)と、該
    横線状テープ(4)に交差状に接着され、且つ、所定間
    隔を有する複数条の縦線状テープ(5)とからなり、前
    記横線状テープ(4)と縦線状テープ(5)との接着部
    における接着強度は、粘着テープ(1)と剥離紙(3)
    との粘着強度よりも強く設定されていることを特徴とす
    る格子状粘着テープ体。
  2. 【請求項2】 裏面に剥離紙(3)が剥離可能に貼着さ
    れた一方の長尺状の粘着テープ原反(10)を切断手段で
    切断することにより、該粘着テープ原反(10)の幅方向
    の横線状テープ(4)を、該粘着テープ原反(10)の長
    手方向に所定間隔を有して複数条形成する工程と、裏面
    に剥離紙(17)が剥離可能に貼着された他方の長尺状の
    粘着テープ原反(19)を切断手段で切断することによ
    り、該粘着テープ原反(19)の長手方向の縦線状テープ
    (5)を該粘着テープ原反(19)の幅方向に所定間隔を
    有して複数条形成する工程と、前記剥離紙(3)に貼着
    された横線状テープ(4)の上面に、前記剥離紙(17)
    から剥離した縦線状テープ(5)を格子状に接着するこ
    とを特徴とする格子状粘着テープ体の製造方法。
  3. 【請求項3】 裏面に剥離紙(17)が剥離可能に貼着さ
    れた長尺状の粘着テープ原反(19)を切断手段により、
    その長手方向に複数条切断する工程と、該粘着テープ原
    反(19)の切断により形成された線状テープ(4),
    (5)の内、所定の複数の線状テープ(4)を剥離紙
    (17)から剥離して別の剥離紙(3)に平行に貼着させ
    る工程と、一方の線状テープ(4)を剥離紙(3)と共
    に所定長さに切断し、しかも、該一方の線状テープ
    (4)の上面に、前記剥離紙(17)から剥離した他方の
    線状テープ(5)を格子状に接着することを特徴とする
    格子状粘着テープ体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記横線状テープ(4)は等間隔で且つ
    その長さは所定個数ごとに長く設定され、前記粘着テー
    プ原反(10)の送り出し時に、長さ(L)の長い横線状
    テープ(4)の端部をセンサー(33)で検出し、該セン
    サー(33)の信号に基づいて前記剥離紙(3)及び縦線
    状テープ(5)を送り出し方向に所定の長さに切断する
    請求項2に記載の格子状粘着テープ体の製造方法。
JP01002895A 1995-01-25 1995-01-25 格子状粘着テープ体及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3155162B2 (ja)

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