JP3155069U - 多機能日除け - Google Patents

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Abstract

【課題】顔の日焼け防止や目の保護のために、うちわ面にハンカチや既製の日焼け防止スリーブを取付けて手を挿通し、うちわ部を操作したり、車の運転時の西日による眩しさを防ぐサングラス代用も可能な多機能型の日除けを実現する。【解決手段】うちわとしても兼用可能な半透明のうちわ面1と取っ手面1hを有し、うちわ面1や取っ手面の左右に取付け凹部L,R,l,rを形成して、筒状のハンカチ3や袖状スリーブ2を取付け、ハンカチ3や袖状スリーブ2の中に手を入れて、手が日焼けするのを防止でき、ハンカチで常時素早く汗を拭いたりもできる。うちわ面と取っ手面を有しているので、手に持ってうちわとしても兼用でき、また半透明であるから、日差しの強い屋外でうちわ面から透視すると眩しく無く、ビーチやスポーツ観戦などに好適で、顔面の日焼け防止にもなる。【選択図】図2

Description

本考案は、夏場の顔面の日焼けを防止したり、うちわとしても兼用でき、炎天下でのスポーツ観戦などにも便利な多機能型の日除けに関する。
簡易的に女性の顔と手を日焼けから守る日除けとして、特許文献1記載のように、丸い柄の黒のうちわの芯に黒い和紙を貼り、柄の部分にスカート型の黒い布をはかせて、持った手も日焼けから守り、この黒い布は移動できるようにゴムを入れ、不用の場合は取り外せるようにした扇状の日除けが提案されている。
また、紫外線をさえぎる日よけとして小さく畳んで持ち歩きが楽にできる携帯用日除けとして、特許文献2記載のように、紫外線を通さない布で楕円形を作り、周囲は針金を通して安定させ、共布でポケットを作り、不用の時は小さく畳んでポケットにひっくり返して納められる構造が有る。
さらに、風を起こす機能に加え、お面としたり、頭に乗せて日除けにも使用できるうちわとして、特許文献3に記載のように、うちわの扇面に、目の穴と鼻切込を設け、うちわの両側面に紐穴を設け、その紐穴に紐を設けて、頭や顔面部に止めることによって、顔を覆うお面と頭部の日除けの役目をすることが出来る構造が知られている。
特開2007−275516 実開平5-91419 特開2002−45224 実用新案登録第3145012 号 意匠登録第1294219 号
しかしながら、特許文献1記載の構造は、うちわの芯に黒い和紙を貼ってあるため、炎天下でのスポーツ観戦時の目を保護したり、車の運転時に眩しさを防いだりするためのサングラス代用の透視が不可能で、決定的な欠点である。また、スカート型の黒い布を細い柄にゴムで取付けるので、取付けゴムでハンカチを筒状に取付けて手を挿入可能にしたり、特許文献4や特許文献5のような既製の日焼け防止スリーブを取付けることができない。
これに対し、特許文献2記載の構成は、携帯には適しているが、うちわとして使用できず、かつ特許文献1の場合と同様に、透視が不可能で、多機能性に欠ける。
特許文献3記載の構成は、お面としたり、頭に乗せて日除けにも使用できる利点は有るが、透視機能が無いので、炎天下でのスポーツ観戦や運転時の眩しさ防止は不可能である。
本考案の技術的課題は、このような問題に着目し、甲子園球場における夏の高校野球観戦時のように、炎天下でのスポーツ観戦などをする際に、直射日光による顔面の日焼け防止や目の保護を可能とすると共に、ハンカチや既製の日焼け防止スリーブを取付けて手を挿通し、うちわ部を操作可能にしたり、車の運転時の顔面の日焼け防止や、西日による眩しさを防ぐサングラス代用も可能な多機能型の日除けを実現することにある。
本考案の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、うちわとしても兼用可能な半透明のうちわ面とこのうちわ面から延長した取っ手面を有し、
うちわ面及び/又は取っ手面に、或いはうちわ面と取っ手面との間に、取付けリング及び/又は袖状スリーブの端部開口を取付ける取付け凹部を左右に1段以上有していることを特徴とする透視可能な日除けである。
このように、うちわとしても兼用可能な半透明のうちわ面と取っ手面を有しているので、手に持ってうちわとしても兼用でき、また半透明であるから、日差しの強い屋外でうちわ面から透視すると眩しく無く、スポーツ観戦などに好適で、顔面の日焼け防止にもなる。
また、うちわ面及び/又は取っ手面に、或いはうちわ面と取っ手面との間に、取付けリング及び/又は袖状スリーブ端を取付ける取付け凹部を左右に1段以上有しているので、取付けリングによってハンカチなどを筒状に取付けることができ、また袖状スリーブの端部開口を取付けることによって、ハンカチや袖状スリーブの中に手を入れて、手が日焼けするのを防止できる。ハンカチで常時素早く汗を拭いたりもできる。
取付けリングの取付け凹部と袖状スリーブ端の取付け凹部は、1段だけ設けて、兼用もできるが、2段以上有る場合は、別々に用いることができる。すなわち、取付け凹部が上下2段以上ある場合は、上下位置を選択使用できる。そして、下側の段を袖状スリーブ用の取付け凹部とし、上段の凹部にハンカチをスカート状に取付けて手カバーとすることができる。
請求項2は、車のガラス面及び/又は顔面への取付け手段を通すための凹部及び/又は孔をうちわ面の左右端に有していることを特徴とする請求項1に記載の透視可能な日除けである。
このように、真空吸盤などのような車のガラス面への取付け手段を通すための凹部や孔をうちわ面の左右端に有しているので、うちわ面をフロントガラスに取付けて、西日による眩しさを防ぐことが可能である。運転席側の窓がガラスに取付けると、左右の顔面の日焼けを抑制できる。
紐やごむ紐などのような顔面への取付け手段を引っ掛けたり挿通すための凹部及び/又は孔をうちわ面の左右端に有していると、顔面に被せて取付け可能なため、両手がフリーとなり、うちわ面を手で持つ必要が無く、長時間使用しても手が疲れることもなく、また両手を自由に使える。
請求項3は、前記のうちわ面を花状、果実状又は動物(ヒトも含む)の顔若しくは頭の形状としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の透視可能な日除けである。
このように、前記のうちわ面を花状、果実状又は動物の顔若しくは頭の形状としたため、他人に見られても、可愛らしく見えるので、親しみがわき、好感が持てるし、恥ずかしがる必要も無い。暑い夏場の選挙で運動員が立候補者の似顔絵を表現すれば、選挙運動にも利用でき(合法的な範囲で)、ひいきのタレントやスポーツ選手などの似顔絵を表現すれば、その応援や売り出しにも使える。この場合は、うちわ面に似顔絵を描くが、視野が妨げられない程度に表現する。
請求項4は、前記の取っ手面を萼状(へた部状)又は襟状とすると共に、うちわ面との間に、前記の取付け凹部を左右対に形成してあることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の透視可能な日除けである。
このように、前記取っ手面を萼状すなわち、へた部状や襟状としたので、自然の花や果実や動物(ヒトを含む)の顔に見え、違和感が少なくなる。しかも、花状、果実状又は動物の顔と萼状部又は襟状部との間に、前記の取付け凹部が左右対に形成されるので、取付け凹部が自然で、不自然さが無く、違和感を感じさせない。
請求項5は、薄板状のうちわ面と一体の取っ手面の片面又は表裏両面に板状の取っ手手段を重ねて一体化すると共に、
前記の取っ手手段のうちわ面側の端部を、波状としたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の透視可能な日除けである。
このように、薄板状のうちわ面と一体の取っ手面の片面又は表裏両面に重ねて一体化した板状の取っ手手段のうちわ面側の端部を、波状に形成して幅寸法を徐々に変化させてあるため、波状部における剛性が次第に変化し、うちわ面寄りが最小となるので、うちわ面としての柔軟性も波状部によって次第に変化し、取っ手面寄りが強く、うちわ面寄りが弱くなる。その結果、うちわ面全体を取っ手手段で安定良く保持し支持できると共に、うちわ面の可撓性はうちわ面寄りが徐々に柔軟となるため、うちわとして顔面や頭部をあおいで風を送る際の安定性が良く、またうちわ面が折れて損傷するといった問題も生じない。
請求項6は、図2のように、うちわ面と一体の取っ手面の表裏両面に、薄板状の取っ手手段を重ねて一体化した構造において、表裏両側の波状部を互い違いにずらしてあること、又はぴったり重なるように位置合わせしてあることを特徴とする請求項5に記載の透視可能な日除けである。
このように、うちわ面と一体の取っ手面の表裏両面に、薄板状の取っ手手段を重ねて一体化した構造において、表裏両側の波状部がぴったり重なるように位置合わせしてあるため、波状部における剛性が2倍となり、波状部に挟まれたうちわ面における剛性が強化される。
また、表裏両側の波状部を互い違いにずらしてある場合は、片面側の波状部しか重ならないので、剛性は半減する。その結果、剛性が弱く柔軟性は高いが、互い違いにずらしてあるため、波部のピッチが倍増し、うちわ面の左右両端間の全領域においてより均一に剛性の変化が生じると共に、波高は半減する。
請求項7は、うちわ面の少なくとも外周に装飾用及び/又は補強用及び/又は安全用の縁カバーを被せて一体化してあることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載の透視可能な日除けである。
このように、うちわ面の少なくとも外周に装飾用及び/又は補強用及び/又は安全用の縁カバーを被せて一体化してあるため、うちわ面の外周縁の損傷を抑制して長寿命化でき、安全性も向上する。或いは、装飾性を高めたり、うちわ面の外周の輪郭が明確になるので、うちわ面によって、花状、果実状又は動物の顔若しくは頭を表現する場合に有効である。
請求項8は、うちわ面及び/又は袖状のスリーブ及び/又は手カバー用ハンカチが、UVカット材であることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載の透視可能な日除けである。
このように、うちわ面及び/又は袖状のスリーブ及び/又は手カバー用ハンカチが、UVカット材であるため、うちわ面で蔭になる顔面や目とか袖状スリーブや手カバーハンカチ中の手や腕を紫外線から保護でき、健康的にも有効である。
請求項9は、前記の袖状スリーブの端部開口部に取付けリングとほぼ平行に開閉紐を通すと共に、他端開口及び/又は側壁にスライド開閉式のファスナー(チャックやジッパーとも呼ぶ)を有していることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかに記載の透視可能な日除けである。
このように、袖状スリーブの他端開口及び/又は側壁にスライド開閉式のファスナーを有しているので、財布や折り畳み傘などの小物を出し入れして収納できる。この場合、袖状スリーブの端部開口の取付けリングとほぼ平行に開閉紐を通してあるので、端部開口を開閉したり、閉じて下げ紐として使用できる。
請求項1のように、うちわとしても兼用可能な半透明のうちわ面と取っ手面を有しているので、手に持ってうちわとしても兼用でき、日差しの強い屋外でうちわ面から透視すると眩しく無く、ビーチやスポーツ観戦などに好適で、顔面の日焼け防止にもなる。
また、うちわ面や取っ手面や両者の中間に、取付け凹部部を有するので、袖状スリーブ端を取付けたり、取付けリングによってハンカチなどを筒状に取付けることができ、ハンカチや袖状スリーブの中に手を入れて、手が日焼けするのを防止できる。ハンカチで常時素早く汗を拭いたりもできる。
請求項2のように、真空吸盤などの取付け手段を通すための凹部や孔をうちわ面の左右端に有しているので、うちわ面をフロントガラスに取付けて、西日による眩しさを防ぐことができる。
紐やごむ紐などを挿通する凹部や孔をうちわ面の左右端に有しているので、顔面に被せて取付け可能で、両手がフリーとなり、うちわ面を手で持つ必要が無く、長時間使用しても手が疲れることもなく、また両手を自由に使える。
請求項3のように、うちわ面を花状、果実状又は動物の顔若しくは頭の形状としたため、可愛らしく見えるので、親しみがわき、好感が持てるし、恥ずかしがる必要も無い。
請求項4のように、前記取っ手面を萼状や襟状としたので、自然の花や果実や動物の顔に見え、違和感が少なくなる。しかも、花状、果実状又は動物の顔と萼状部又は襟状部との間に、前記の取付け凹部が左右対に形成されるので、取付け凹部が自然で、不自然さが無く、違和感を感じさせない。
請求項5のように、薄板状のうちわ面と一体の取っ手面の片面又は表裏両面に重ねて一体化した板状の取っ手手段のうちわ面側の端部を、波状に形成して幅寸法を徐々に変化させてあるため、波状部の剛性がうちわ面寄りが最小となり、取っ手面寄りが強くなる。その結果、うちわ面全体を取っ手手段で安定良く保持し支持できると共に、うちわとして顔面や頭部をあおいで風を送る際の安定性が良く、またうちわ面が折れて損傷するといった問題も防げる。
請求項6のように、うちわ面と一体の取っ手面の表裏両面に、表裏両側の波状部がぴったり重なるように位置合わせしてあるため、波状部における剛性が2倍となり、波状部に挟まれたうちわ面における剛性が強化される。
また、表裏両側の波状部を互い違いにずらしてある場合は、剛性が半減するので、剛性が弱く柔軟性は高いが、波部のピッチが倍増し、うちわ面の左右両端間においてより均一に剛性の変化が生じ、波高は半減する。
請求項7のように、うちわ面の外周に装飾用や補強用や安全用の縁カバーを被せて一体化してあるため、うちわ面の外周縁の損傷を抑制して長寿命化でき、安全性も向上する。或いは、装飾性を高めたり、うちわ面の外周の輪郭が明確になるので、うちわ面によって、花状、果実状又は動物の顔若しくは頭を表現する場合に有効である。
請求項8のように、うちわ面や袖状のスリーブや手カバー用ハンカチが、UVカット材であるため、うちわ面で蔭になる顔面や目とか袖状スリーブや手カバーハンカチ中の手や腕を紫外線から保護でき、健康的にも有効である。
請求項9のように、袖状スリーブの他端開口及び/又は側壁にファスナーを有しているので、小物を出し入れして収納できる。
本考案による多機能日除けの基本構成を示す分解正面図である。 図1の袖状スリーブと筒状ハンカチをうちわ面に取付けた状態の正面図である。 うちわ面の各種実施形態を示す図で、(1)は花状、(2)は果実状、(3)は動物の顔や頭状、(4)は側面図である。 うちわ面を車のガラス面に取付け可能とした実施形態の正面図である。 車のサンバイザーにうちわ面を取付けた状態の実施形態を示す正面図である。
次に本考案による多機能日除けが実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1は、本考案による多機能日除けの基本構成を示す分解正面図である。うちわとして使用できるうちわ面1から取っ手面1hが延長しており、うちわ面1と取っ手面1hとの中間位置に、上段の取付け凹部L、Rと下段の取付け凹部l、rを左右対に形成してある。
うちわ状のうちわ面1は半透明なため、日差しの強い屋外でうちわ面1を顔面に当てて透視すれば、スポーツ観戦などができると共に顔の日焼け防止にもなる。また、取っ手面1hを手に持ってあおぐと、風を送るうちわとしても兼用でき、涼を得ることができる。従って、取っ手面1hの最大幅は、3〜4本の指の幅より幾分大きい程度が望ましい。
図1や図2のように袖状に形成されたスリーブ2の一端21の開口に沿って形成したゴム通し孔中に、破線のようなリング状の伸縮性の無い紐やゴム紐2gを通してあるので、図2のように、この袖状スリーブ2中に取っ手面1hを挿入して、左右の取付け凹部l、rに袖状スリーブ端部21を嵌入させると、内部のリング状ゴム2gで、袖状スリーブ2の端部21が取付け凹部l、rに締め付け固定される。
この状態で、袖状スリーブ2の下端から手を挿入して、その内部で取っ手面1hを手に持って扇いだり、半透明のうちわ面1からスポーツ観戦する際に、手が日焼けするのを防止できる。
したがって、夏場のビーチやプールで水着の上から羽織る紫外線対策のフード付きウェアの長袖先端を、袖状スリーブ2に代えて、下段の取付け凹部l、r(上段の取付け凹部L、Rでも可)に取付けると、うちわ面1から眺めたり、扇いで涼を得るのにも好適である。特許文献4、5記載のような、既製の日焼け防止スリーブの先端開口を取付けてもよい。
前記の上段左右の取付け凹部L、Rに、前記袖状スリーブ端21を取付けることも可能だが、輪ゴムないしバンド状の取付けリング5を巻いて、締め付けゴム2g無しの既製の袖状スリーブを取付けることもできる。あるいは、ハンカチなどを鎖線3のように筒状に巻いて、その上端から取っ手面1hを挿入し、左右の取付け凹部L、Rの位置で、筒状ハンカチ3の上から輪ゴム5などを巻き付けると、ハンカチなどを筒状3にして取付けることもできる。
そのため、筒状3に形成したハンカチの中に手を挿入して、取っ手面1hを手に持ってうちわ面1を操作すると、手の日焼けをハンカチで防げるし、常にハンカチを素早く使用して汗を拭いたりもでき、便利である。
取付け凹部L、Rやl、rは、3段以上設けることもできる。また、うちわ面1の左右端に設けてもよいし、取っ手面1hの左右端に設けてもよい。或いは、うちわ面1と取っ手面1hの両方に設けてもよい。1段の場合は、図3(3)のように、うちわ面1と取っ手面1hの間に設けることもできる。
袖状スリーブ2は、図2のようにハンカチを筒状に巻いた形状でもよいが、その下端開口と側面の開放部に、図1のように、スライド開閉式のファスナー(チャックやジッパーとも呼ぶ)22を設けることも可能である。
図1の袖状スリーブ2の場合、操作つまみ23を矢印方向にスライドさせて、下端を開口させると筒状になるので、下端から手を挿入して、上端開口21から挿入された取っ手面1hを持つことができる。
袖状スリーブ2では短い場合は、特許文献4、5記載のような既製の、肩まで届く長めの日焼け防止スリーブを取付けることもできる。
操作つまみ23を上端までスライドさせると、側壁も開いて、図2とほぼ同様な開放状態となるので、通風性が向上し、内部の手が涼しくなる。
図4のように、袖状スリーブ2の上端に操作つまみ26を設けて、下向きにスライドして開けることもできるので、小物入れとして便利である。ファスナー22の全長を開けて、底部開口も側壁も開放すれば、本などのような大型品も収納して持ち運びできる。
図1のように、上端開口21に、締め付けゴム2gと平行に開閉用の紐24を通しておけば、取っ手面1hから取り外して、スライドボタン25を矢印方向にスライドして紐24を締め付けると、上端開口を閉鎖できると共に、小物入れ袋として吊り下げ携帯する場合に好適である。
図3は、前記のうちわ面1を、趣の有る楽しめる形状に工夫した実施例である。(1)は花状に形成し、(2)はトマトやミカンなどの果実状に形成した例である。(3)は動物の顔や頭状に形成した例であり、人間の顔や頭の形状でもよい。
図1のように、うちわ面1から取っ手面1hを延長して一体形成しただけでもよいが、取っ手面1hを持ち易く強化するために、図3(4)のように、表裏両面に別体の板状部材4n・4nを重ねて固定し、一体化するのがよい。このとき、取っ手面1hの片面だけに積層してもよい。
図3の各うちわ面1の取っ手面1hは、このような積層板4や4nを重ねて積層取っ手としたため、図1のようなうちわ面1だけの場合に比べて厚みが増すので、取っ手面1hが持ちやすくなると共に、剛性が増して撓みにくくなり、うちわ面1だけが柔軟に撓むので、扇いで風を送る操作が簡便になる。
また、(1)(2)図の積層板4は、花や果実の萼やへたの形状に形成してあるので、実物の花や果実により近い表現となり、実感が沸いてくる。積層板4を緑色にすると、より実物に近くなる。
花や果実の萼部4は、図示のように波状であり、しかも、その左右の端部は花や果実の部分1からはみ出しているのが通常であるから、境界位置に自然と凹部L、Rが形成される。従って、図1のように、特別に凹部L、Rを形成しなくても、萼部4の両端を利用して、自然と凹部L、Rを形成でき、取付けリング5や袖状スリーブ端21を嵌め込んで取付けるのに好都合である。
さらに、萼部4のうちわ面1側の端部が、三角波やサインカーブなどの波状であるため、波状部4wの高い位置ほど剛性が弱くなる。その結果、うちわとして扇ぐ際の柔軟性も波状部4wにおいて次第に変化し、取っ手面1h寄りが強く、うちわ面1寄りが弱くなる。そのため、うちわ面1全体を取っ手面1hで安定良く保持できると共に、うちわ面1の可撓性がうちわ面1寄りがより柔軟となるため、うちわとして顔面や頭部をあおぐ際の安定性が良く、またうちわ面1が折れ曲がって損傷するといった問題も少ない。なお、波状部4wの波高は自由に設定できる。
(3)のように、うちわ面1を動物やヒトの顔や頭状に形成する場合は、萼状板4に代えて襟状積層板4nに形成するのがよい。売り出したい人やひいきの人の似顔を表現して、大勢の人の中で使用すると、宣伝効果が大きい。動物に似せると可愛く、子ども達が親しみを感じる。
図3のような萼板4や襟状板4nをうちわ面1の両面に積層する場合は、図3(4)のように、サンドイッチされるうちわ面1も、萼板4や襟状板4nと同じ形状に形成するのがよい。隙間が生じないようにするためである。
うちわ面1の片面だけでなく、両面に萼板4を積層する場合は、(1)(2)図に破線で示すように、裏面の波状部4wを約1ピッチ分ずらすことによって、互い違いに形成してある。その結果、三角波の上部では、片面の波状部4wの剛性しか得られないので、剛性が弱く柔軟性は高いが、波状部4wのピッチが半減するので、波状部4wの個数は倍増し、うちわ面1の左右両端間の全領域において小さな多数の波状となる。
表裏の波状部4w・4wをずらさないで、ぴったり重なるように位置合わせすることもできる。この場合は、波状部4wにおける剛性が倍増し、波状部4w・4w間に挟まれたうちわ面1における剛性が強化される。従って、柔軟性は低下する。
図4は、図3(2)の果実状うちわ面1に対し、図1のファスナー付き袖状スリーブ2と筒状ハンカチ3を取付けた状態の正面図である。
上下2段の取付け凹部L、Rとl、rを有しているので、上下位置を選択して使用できる。いま、下段凹部l、rを袖状スリーブ2の端部開口21から挿入して、端部開口21中の輪ゴム2gが下段凹部l、rを締め付けるように装着し、取付けてある。
また、ハンカチも筒状に取付けたい場合は、上段の取付け凹部L、Rにハンカチ3を巻き付けて筒状に形成した状態で、その上から、輪ゴムや環状ひもなどの取付けリング5を巻き付けると、四角いハンカチなどをスカート状に取付けて、手カバーとすることができる。従って、袖状スリーブ2から出ている手の部分が日焼けするのも防止できる。
うちわ面1の材質はアクリル板やポリプロピレンなどの合成樹脂の薄板(例えば0.05〜1.0mm程度)が適しているが、紫外線抑止のために、UVカット膜などを貼ったり、UVカット処理してあることが望ましい。なお、半透明のうちわ面1の透明度は任意であるが、ユーザーの要望に応えられるように、複数種類の透明度を用意しておくのがよい。また、色もグレー調やブラウン調など、複数種類そろえておく。
うちわ面1の外周縁を剥き出しにしないで、装飾用の縁カバー1eを被せて接着したり縫い付けて一体化してあると、うちわ面1の外周縁の損傷を防いで長寿命化でき、安全性も向上する。或いは、装飾性を高めたり、うちわ面1の外周の輪郭がはっきりするので、うちわ面1によって、花状、果実状又は動物の顔や頭を表現する場合に適している。
なお、手や腕の紫外線抑止のために、袖状スリーブ2やハンカチ3もUVカット処理してあることが望ましい。
図2のように、うちわ面1の左右両端に紐用の孔6、7を開けておくと、輪ゴム8、9を挿通して取付け、それぞれの輪ゴム8、9を左右の耳にかけることによって、うちわ面1を顔面に被せた状態に取付け可能となる。
その結果、取っ手面1hを手に持って、顔の前に立てる必要がなく、長時間スポーツ観戦したりする場合に楽である。また、両手が自由になるので、他の作業をすることも可能となる。
孔6、7に挿通した1本の紐やゴム紐を頭に鉢巻き状にかける方法でも、うちわ面1を顔面に面状に被せるように使用できる。従って、日焼け防止に限らず、人物の売り込みや販売促進時の広告宣伝にも有効である。
車に乗る場合にも有効利用できるように、うちわ面1を車のガラス面に取付け可能にしてある。図4のように、図2における孔6、7にスリット6s、7sを開けて、孔6、7を開口させてある。
通常の吸盤の最小径の軸部を開口6s、7sから孔6、7中に挿入した状態で、鎖線で示すように吸盤を車のフロントガラスGに吸着固定させると、うちわ面1をフロントガラスGに取付けることができる。従って、西日に向かって走行するような場合に、うちわ面1によって眩しさを抑制でき、安全運転に好適である。
運転席側のサイドガラスに吸盤で取付けると、運転時の顔の日焼けを防止できる。なお、このように車のガラスに取付ける場合は、袖状スリーブ2やハンカチ3は取り外しておくことは当然であり、また上下逆にして、取っ手面1h側を上向きに取付けるのがよい。
図5のように、うちわ面1を車のサンバイザー10に輪ゴム11、12で取付けることもできる。車のサンバイザー10に輪ゴム11、12を巻き付けた状態で、うちわ面1を逆さにして、サンバイザー10に重ねると共に、輪ゴム11、12を前記の取付け凹部L、R又はl、rに嵌め込んで引っ掛けると、うちわ面1を逆さに吊り下げることができる。
取付け凹部L、R又はl、rに代えて、図4のスリット6s、7sから孔6、7中に輪ゴム11、12を嵌め込んでもよい。
以上のほか、以下のような工夫も可能である。
1.取っ手面1hやうちわ面1にストラップを取付けると、ストラップによって携帯が容易になり、腰やバッグなどに吊り下げたりすることも可能となる。
2.図1の袖状スリーブ2をうちわ面1に取付けた状態で、開閉紐24をストラップ代わりに使用することもできる。
3.取っ手面1hの形状は、図1、図5のようなテーパー状でもよいし、図4のような一定幅でもよく、図3(3)のようなイチョウ葉状でもよい。従って、形状は特に限定されない。
4.ゴムリング5とうちわ面1との間に指4本を挿入して挟むと、取っ手面1hを握らなくても、うちわ面1を顔の前に位置決めでき、楽になる。
5.取付けリング5や締め付けゴム2gが伸縮性のゴムでない場合は、取っ手面1hを曲げて湾曲させるだけで、容易に挿入できるので、特に問題は無い。
以上のように、本考案によると、うちわ面1に取っ手面1hを設けて手に持ち、半透明のうちわ面を通してスポーツ観戦したり、顔の日焼けを防止でき、扇いで涼を得ることもできる。しかも、左右に取付け凹部を有するので、袖状スリーブ端やハンカチを筒状に取付けて、手を挿入することによって、手や腕の日焼けを防止できる。
車のガラスに取付ければ、サングラス代用も可能で、西日に向かって走行する際の眩しさも防止でき、安全運転に好都合である。うちわ面1を、花状、果実状又は動物の顔や頭状に形成することで、可愛く趣が高まり、使用する楽しみも増すので、各種製品の宣伝や販売促進用、人物売り込み用としても好適である。
従って、本考案の多機能日除けは、夏場のビーチやプールサイド、スポーツ観戦やまつり会場、イベント会場など、屋外で威力を発揮できる。
1 うちわ面
1h 取っ手面
L・R 左右の取付け凹部(上段)
l・r 左右の取付け凹部(下段)
2 袖状スリーブ
2g リング状ゴム
21 袖状スリーブの一端
22 スライド開閉式のファスナー
23 操作つまみ(合成樹脂製も可)
24 開閉用の紐
25 スライドボタン
3 筒状に巻いたハンカチ
4 積層板
4w 波状部
4n 襟状部
5 取付けリング
6・7 紐用の孔
6s・7s スリット
8・9 輪ゴム
10 サンバイザー
11・12 輪ゴム

Claims (9)

  1. うちわとしても兼用可能な半透明のうちわ面とこのうちわ面から延長した取っ手面を有し、
    うちわ面及び/又は取っ手面に、或いはうちわ面と取っ手面との間に、取付けリング及び/又は袖状スリーブの端部開口を取付ける取付け凹部を左右に1段以上有していることを特徴とする透視可能な日除け。
  2. 車のガラス面及び/又は顔面への取付け手段を通すための凹部及び/又は孔をうちわ面の左右端に有していることを特徴とする請求項1に記載の透視可能な日除け。
  3. 前記のうちわ面を花状、果実状又は動物の顔若しくは頭の形状としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の透視可能な日除け。
  4. 前記の取っ手面を萼状又は襟状に形成すると共に、前記のうちわ面との間に、前記の取付け凹部を左右対に形成してあることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の透視可能な日除け。
  5. 薄板状のうちわ面と一体の取っ手面の片面又は表裏両面に板状の取っ手手段を重ねて一体化すると共に、
    前記の取っ手手段のうちわ面側の端部を、波状としたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の透視可能な日除け。
  6. うちわ面と一体の取っ手面の表裏両面に、薄板状の取っ手手段を重ねて一体化した構造において、表裏両側の波状部を互い違いにずらしてあること、又はぴったり重なるように位置合わせしてあることを特徴とする請求項5に記載の透視可能な日除け。
  7. うちわ面の少なくとも外周に装飾用及び/又は補強用及び/又は安全用の縁カバーを被せて一体化してあることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載の透視可能な日除け。
  8. うちわ面及び/又は袖状のスリーブ及び/又は手カバー用ハンカチが、UVカット材であることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載の透視可能な日除け。
  9. 前記の袖状スリーブの端部開口部に取付けリングとほぼ平行に開閉紐を通すと共に、他端開口及び/又は側壁にスライド開閉式のファスナーを有していることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかに記載の透視可能な日除け。
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