JP3154559U - ディーゼルポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】高い燃料圧力でも高い信頼性を有し、小型化、軽量化も可能なディーゼルポンプを提供する。【解決手段】ハウジング3にシリンダ5が設けられ、シリンダ5内のプランジャ7が駆動機構9に駆動されて往復する。駆動機構9は、回転中心からオフセットしたライダー軸部21を有し、ライダー軸部21の両側の第1主軸部23及び第2主軸部25にて前記ハウジングに支持されるドライブシャフト11と、ライダー軸部21に回動可能に設けられ、ライダー軸部21の回転に伴ってプランジャ7を押すライダー13とを有する。ライダー軸21とライダー13の間にライダー軸受31が設けられ、第1主軸部23及び第2主軸部25とハウジング3の間に第1主軸受33及び第2主軸受35がそれぞれ設けられ、ライダー軸受31、第1主軸受33及び第2主軸受35が、転がり軸受である。【選択図】図1

Description

本考案は、ディーゼルエンジンへと高圧で燃料を供給するディーゼルポンプに関し、特に、高い燃料圧力でも高い信頼性を有し、小型化、軽量化も可能なディーゼルポンプを提供する技術に関する。
ディーゼルエンジンは、燃料を高圧で供給するためのディーゼルポンプを備えている。従来一般にはエンジンの各気筒に1つのディーゼルポンプが備えられていた。しかし、最近は、高圧化の要求に応えるため、コモンレールシステムが一般化している。コモンレールシステムは、ディーゼルポンプからコモンレールを介して複数の気筒に燃料を供給するように構成される。
従来、商業車用のディーゼルエンジンでは、燃料圧力が1000bar(100MPa)以下であった。この場合、インナープランジャタイプのディーゼルポンプが一般に使われていた。この種のディーゼルポンプでは、プランジャをポンプ中心へ向けて駆動することにより燃料が加圧される。
これに対して、最近の乗用車用のディーゼルエンジンでは、燃料圧力が1400bar(140Mpa)以上であり、2000bar(200Mpa)に達している。燃料圧力はさらに増大すると予想される。このようなディーゼルエンジンでは、アウタープランジャタイプのディーゼルポンプが採用されている。この場合、複数のプランジャが放射状に設けられ、それらプランジャが外向きに押されて燃料が加圧される。プランジャの数は一般に2又は3本である。
従来のアウタープランジャタイプのディーゼルポンプは、例えば、文献1に開示されている。
特開2003−49745号公報
従来、ディーゼルポンプにおけるプランジャの駆動機構としては、ライダー機構が知られている。ライダー機構は、ドライブシャフトとライダーで構成される。ドライブシャフトは、ライダー軸部とその両側の主軸部を有し、両主軸部がハウジングに軸支される。ライダー軸部は、主軸部からオフセットして設けられ、ライダー軸部にライダーが回動可能に支持される。ライダーは、両端の平坦面でプランジャに接している。
このようなライダー機構では、ドライブシャフトがエンジン回転力等によって回転すると、オフセットしたライダー軸部の回転に伴ってライダーが往復動し、プランジャがライダーに押されてシリンダー内で往復動し、燃料が加圧される。
従来のプランジャ駆動機構において、ドライブシャフトの両主軸部とハウジングの間の軸受は、一般にブッシングメタルと呼ばれる滑り軸受である。また、ライダーとライダー軸部の間の軸受も、ブッシングメタルと呼ばれる滑り軸受である。
しかし、近年、2000bar(200MPa)を超える勢いで燃料圧力が増大しており、ライダーを経由してドライブシャフトに作用する荷重も1ton近くになり、ドライブシャフトを経由してライダーの両側の軸受が受ける反力も比例して大きくなる。これに対して、ドライブシャフトの外径は、一般に20mm程度と小さい。そのため、上記のように加重が増大すると、従来の滑り軸受では、必要な最小油膜厚さが得られなくなり、十分な軸受寿命及び耐久性を確保できなくなる可能性がある。
また、加重の増大により、滑り軸受が高い面圧を受けて摺動することになるので、かじり、焼き付き等の損傷も生じやすくなる。
また、寒冷地で、野外駐車の車両が早朝にエンジンを始動するような状況では、燃料である軽油が部分的にシャーベット状になることがある。また、薄いブッシングメタルがアルミニウム合金製のハウジングに圧入される構造では、ハウジングが低温で収縮し、そのために十分な軸受隙間を確保できない可能性がある。そして、このような要因により、かじり、張り付き等の損傷が生じる可能性もある。
上記のように、従来のディーゼルポンプは、ライダー及びその両側の軸部の軸受が、滑り軸受であり、そのため、燃料圧力が増大すると信頼性が十分といえなくなる可能性がある。更に、ディーゼルポンプにはできるだけ小型化及び軽量化することも求められる。
本考案は上記背景の下でなされたものであり、その目的は、高い燃料圧力でも高い信頼性を有し、小型化、軽量化も可能なディーゼルポンプを提供することにある。
本考案のディーゼルポンプは、シリンダが設けられたハウジングと、前記シリンダに往復可能に設けられたプランジャと、前記プランジャを駆動する駆動機構とを備えるディーゼルポンプにおいて、前記駆動機構は、回転中心からオフセットしたライダー軸部を有し、前記ライダー軸部の両側の第1主軸部及び第2主軸部にて前記ハウジングに支持されるドライブシャフトと、前記ライダー軸部に回動可能に設けられ、前記ライダー軸部の回転に伴って前記プランジャを押すライダーとを有し、前記ライダー軸と前記ライダーの間にライダー軸受が設けられ、前記第1主軸部及び前記第2主軸部と前記ハウジングの間に第1主軸受及び第2主軸受がそれぞれ設けられ、前記ライダー軸受、第1主軸受及び第2主軸受が、転がり軸受である。
また、複数の前記シリンダが前記駆動機構を中心に放射状に配置されてよく、前記複数のシリンダに複数の前記プランジャがそれぞれ設けられてよく、前記駆動機構が前記ポンプハウジングの外方向に前記複数のプランジャを駆動して燃料を加圧してよい。
また、前記ライダー軸受が、保持器付き針状ころ軸受であってよい。
また、前記保持器付き針状ころ軸受が、円周上で2分割される保持器を有してよい。
また、前記第1主軸部及び前記第2主軸部の少なくとも一方が、前記ライダー軸部の半径とオフセット量の差以下の半径を有し、外周に装着されたカラーを介して軸支されてよく、前記保持器付き針状ころ軸受が、一体型保持器を有してよい。
また、前記第1主軸部が、前記ライダー軸から見て、回転力が前記ドライブシャフトに入力される側の軸部であってよく、前記第1主軸受が、保持器付き針状ころ軸受又は円筒ころ軸受であってよい。
また、前記第2主軸部が、前記ライダー軸から見て、回転力が前記ドライブシャフトに入力される側と反対側の軸部であってよく、前記第2主軸受が、深溝玉軸受であってよい。
また、前記第1主軸受及び前記第2主軸受が、円すいころ軸受であってよい。
本考案は、上記のように、プランジャ駆動機構におけるドライブシャフトのライダー軸部及びその両側の軸部に転がり軸受を設けたことにより、高い燃料圧力でも高い信頼性を有するディーゼルポンプを提供できる。
また、転がり軸受を用いることにより、ディーゼルポンプの小型化及び軽量化も可能になる。
本実施の形態におけるディーゼルポンプの断面図である。 本実施の形態におけるディーゼルポンプの外観図である。 本実施の形態におけるディーゼルポンプの断面図である。 ライダー軸部用の針状ころ軸受(2分割型保持器付き)を示す図である。 別の実施の形態におけるディーゼルポンプの断面図である。 図5の実施の形態に適用されるライダー軸部用の針状ころ軸受(一体型保持器付き)を示す図である。 さらに別の実施の形態におけるディーゼルポンプの断面図である。
以下に本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1〜図3は、本実施の形態に係るディーゼルポンプを示している。図1、図3は断面図であり、これらの図は、ポンプ構造が分かりやすいようにポンプの断面を示しており、そのため、断面が一つの単純な平面でないことがある。
図示のように、ディーゼルポンプ1は、ポンプハウジング3と、ポンプハウジング3に放射状に設けられた2つのシリンダ5と、2つのシリンダ5に往復可能にそれぞれ設けられる2つのプランジャ7と、2つのプランジャ7を駆動する駆動機構9とを備える。駆動機構9はライダー機構であり、ドライブシャフト11とライダー13で構成されており、ポンプハウジング3の中央部にて2つのシリンダ5の間に設けられている。
本実施の形態では、上記のようにシリンダ5の数が2つである。しかし、本考案はこれに限定されない。3つ以上のシリンダが設けられてもよい。
ポンプハウジング3は、高圧の燃料にはさらされない部品である。そこで、ポンプハウジング3は、アルミニウム合金又は鋳鉄等の、入手しやすく、加工性を含めた生産性の良い材料で作られてよい。本実施の形態では、ポンプハウジング3の材料がアルミニウム合金である。ポンプハウジング3は、概略的には、中央のライダーケース部15と、ライダーケース部15から両側に突き出す2つのシリンダ保持部17とで構成されている。
ライダーケース部15の内部は、ライダー室19である。ライダー室19には、ドライブシャフト11が回転可能に軸支されている。ドライブシャフト11は例えばエンジン回転力によって回転される。
ドライブシャフト11は、中央のライダー軸部21とその両側の第1主軸部23及び第2主軸部25を有する。第1主軸部23はライダー軸部21から見て被駆動側の軸であり、第2主軸部25は被駆動側と反対側の軸である。被駆動側とは、回転力(ポンプ駆動力)を受ける側であり、回転力が被駆動側から入力される。ドライブシャフト11の被駆動側(第1主軸部23の側)の端部がポンプハウジング3から突き出しており、このシャフト端部にベルトプーリ又は歯車等(図示せず)が取り付けられ、エンジンの回転力が入力される。
ドライブシャフト11は、第1主軸部23及び第2主軸部25にてポンプハウジング3に軸支されており、また、ライダー軸部21にてライダー13を軸支する。ライダー軸部21とライダー13の間にライダー軸受31が設けられ、第1主軸部23及び第2主軸部25とポンプハウジング3の間に第1主軸受33及び第2主軸受35がそれぞれ設けられ、ライダー軸受31、第1主軸受33及び第2主軸受35が、転がり軸受で構成される。これら軸受関連の構成については後述にて詳細に説明する。
ライダー軸部21(オフセットジャーナル)は、ドライブシャフト11に一体的に設けられている。ライダー軸部21は円形であり、ライダー軸部21の中心がドライブシャフト11の回転中心からオフセットしている。したがって、ドライブシャフト11が回転すると、ライダー軸部21の中心は円軌跡を描く。
ライダー13は、ライダー軸部21の外側に嵌っている。ライダー13は、両側に平坦部13aを有し、それら平坦部13aにて2つのプランジャ7に接している。これらプランジャ7にライダー13の回転が制限される。したがって、ドライブシャフト11が回転すると、ライダー13は、同じ姿勢を保ったままライダー軸部21の中心の軌跡に沿って移動する。その結果、ライダー13は、シリンダ5(プランジャ7)の軸方向に対して垂直方向に揺動しながら、両側のプランジャ7に向かって往復し、2つのプランジャ7を押す。ライダー13は、2つのプランジャ7を交互に押し、プランジャスプリング41と協働して、各プランジャ7をシリンダ9内で往復動させる。
次に、シリンダ5とその周辺部分の構成について説明する。シリンダ5はシリンダ保持部17に保持されており、シリンダ5にプランジャ7が設けられている。プランジャ7は、プランジャスプリング41によりポンプ中心の駆動機構9(ライダー13)に向けて付勢されている。シリンダ5に対して軸方向に外側には、インレットバルブ43(入口バルブ)及びインレットバルブシート45が配置されている。インレットバルブ43は、インレットバルブスプリングにより外側に向けて付勢されて、インレットバルブシート45に接している。インレットバルブ43の外側では、ヘッドプラグ47がポンプハウジング3の開口を塞いでいる。
シリンダ5は、超高圧機器に用いられる硫黄レスといわれる特殊合金鋼で作られている。この特殊合金鋼は、硫黄のような偏析の可能性の高い成分を出来る限り少なく、又は出来る限りゼロに近づけた合金鋼である。例えば、1800bar(180MPa)を超える超高圧条件で使用される機器では、耐久性、信頼性を確保するためにこのような特殊合金鋼が好適に用いられる。このような特殊合金鋼を、本明細書においては、硫黄レス合金鋼と呼ぶ。
シリンダ5は、ポンプハウジング3とは別体の部品であり、筒型の形状を有している。本実施の形態では、シリンダ5は2分割構造を有しており、軸方向に垂直な面で内側部分5a(摺動部分)と外側部分5b(吸排部分)に分割されている。内側部分5aは主にプランジャ7の摺動機能を提供し、外側部分5bは燃料加圧室51を有し、燃料の吸排及び加圧機能を提供する。シリンダ5は、シリンダ保持部17を貫通する段差付きの保持孔に保持されている。内側部分5aが保持孔に挿入され、更に外側部分5bが保持孔に軽圧入され、内側部分5aを段差に押圧し、固定している。
プランジャ7はシリンダ5に挿入されており、シリンダ5の中心軸方向に往復可能である。プランジャ7はプランジャ軸とプランジャフランジ部とを有する。プランジャ軸がシリンダ5に挿入されており、プランジャフランジ部がライダー室19でライダー13の平坦部13aに接している。また、シリンダ5とポンプハウジング3間にスプリング隙間が形成されており、スプリング隙間にプランジャスプリング41が設けられている。プランジャスプリング41はコイルスプリングであり、プランジャフランジ部を押圧し、プランジャ7をライダー13に向けて付勢している。
インレットバルブシート45は、シリンダ5の先端側(軸方向外側)の凹部に受け入れられている。そして、インレットバルブシート45にインレットバルブ43が挿入されている。インレットバルブ43はシリンダ5の中心軸に沿って往復可能である。インレットバルブ43は、負圧によって開くポペット弁であり、シリンダ5の先端部の加圧室51に燃料を吸い込むために機能する。インレットバルブ43は、インレットバルブスプリング(コイルスプリング)によって、シリンダ5から離れる方向に、すなわち軸方向に外側へ向けて付勢されている。インレットバルブスプリングは、ワッシャ及びe型クリップを用いて取り付けられている。
インレットバルブシート45及びインレットバルブ43の外側には、ヘッドプラグ47が設けられている。ヘッドプラグ47は外周におねじを有し、ポンプハウジング3のシリンダ保持部17の保持孔に締結されている。ヘッドプラグ47は、インレットバルブシート45を押さえており、また、ヘッドプラグ47は、保持孔を塞いでいる。ヘッドプラグ47とシリンダ5の端面の間にはシリンダ端空間53が形成されている。シリンダ端空間53はシリンダ5への燃料供給経路の一部を構成する。ヘッドプラグ47とポンプハウジング3の間にはOリングが配置されている。
また、シリンダ5に対して横方向にアウトレットジョイント55(図2参照)が取り付けられている。アウトレットジョイント55は、図1のシリンダ軸に対して直角に配置されている。アウトレットジョイント55も硫黄レス合金鋼製であり、加圧された燃料をシリンダ5の加圧室51から排出するための管状の部品であり、先端がシリンダ5に直接当接している。シリンダ5の加圧室51には、シリンダ軸に直角に燃料排出孔が設けられており、この燃料排出孔にアウトレットジョイント55が連通する。アウトレットジョイント55には、球型のアウトレットバルブ(出口バルブ)とアウトレットバルブスプリングが設けられている。燃料経路は、アウトレットジョイント55からディーゼルエンジンのコモンレールへと通じている。
次に、ディーゼルポンプ1の燃料経路について説明する。ディーゼルポンプ1へは、圧力5〜6bar(0.5〜0.6MPa)の燃料が供給される。燃料供給経路は、通路61、63、65、67、69を通ってシリンダ端空間53に至る。シリンダ端空間53はシリンダ5の先端部に位置しており、より詳細にはシリンダ5、外側のヘッドプラグ47及び周囲のポンプハウジング3により作られる空間である。シリンダ5の端面の溝が通路69に面しており、シリンダ端空間53への通路69の開口を提供している。さらに、燃料供給経路は、インレットバルブシート45内の通路71を通り、シリンダ5の加圧室51へ至る。通路71は、インレットバルブ43によって開閉される。
図3は、燃料供給経路に沿ってディーゼルポンプ1を切断した断面図である。図示のように、通路61は、管状部品であるフューエルコネクタ73によって形成されている。そしてフューエルコネクタ73(通路61)は、フューエルボルト75を介して通路63に接続されている。より詳細には、燃料は、通路61からフューエルボルト75内の通路を通って通路63に至る。
また、フューエルボルト75の取付孔の底部には、オリフィス77が設けられている。オリフィス77は、燃料供給経路をライダー室19と連通している。燃料がオリフィス77を介してライダー室19に供給されて、駆動機構9(ライダー機構)が燃料により潤滑される。さらに、フューエルリターンジョイント79がライダー室19から燃料を排出し、循環するように設けられている。
「軸受構造」
次に、本実施の形態に特徴的な、ドライブシャフト11及びライダー13の軸受構造について説明する。
既に説明したように、ドライブシャフト11は、その回転軸上に第1主軸部23及び第2主軸部25を有し、そして、第1主軸部23、第2主軸部25の間にオフセットしたライダー軸部21を有する。ドライブシャフト11は、第1主軸部23及び第2主軸部25にてポンプハウジング3に軸支されており、また、ライダー軸部21にてライダー13を軸支する。ライダー軸部21とライダー13の間にライダー軸受31が設けられ、第1主軸部23及び第2主軸部25とポンプハウジング3の間に第1主軸受33及び第2主軸受35がそれぞれ設けられ、ライダー軸受31、第1主軸受33及び第2主軸受35が、転がり軸受である。これら軸受は以下のような構成である。
「ライダー軸受31」
ライダー軸部21は、ドライブシャフト11の中央に位置している。ライダー軸受31としては、保持器付き針状ころ軸受が用いられる。保持器付き針状ころ軸受は、一般にはニードルローラベアリングと呼ばれる。
図4は、本実施の形態のライダー軸受31を示している。図4に示されるように、本実施の形態では、保持器を円周上で二分割したタイプの保持器付き針状ころ軸受が用いられている。このような軸受は、例えば2サイクルエンジンのコネクティングロッドの大端部に用いられている。
この点に関し、本実施の形態では、3箇所の軸受寿命が均等になるように3つの軸径が設計されており、両主軸部23、25がある程度の大きさを必要とする。そのため、一体型保持器を有する軸受はライダー軸部21に組み付けられないので、上述の如く図4の分割タイプの保持器を有する軸受が採用されている。
また、ドライブシャフト11には、潤滑用の通路81、83、85が設けられている。これらのうち、通路81は、ドライブシャフト11の軸方向に延びており、通路83は通路81から直角に延びてライダー軸部21に達している。そして、ポンプハウジング3のライダー室19内の燃料が、通路81、83を通ってライダー軸部21に供給される。
「第1主軸受33」
第1主軸部23は、既に説明したように被駆動側の軸であり、回転力を入力される側の軸である。ドライブシャフト11の被駆動側(第1主軸部23の側)の端部には、直接ベルトプーリ又は歯車等を固定した直接駆動などにより駆動力が入力され、したがって、第1主軸部23には外部から高いラジアル荷重が作用する。
そこで、外部から受ける高いラジアル荷重にも耐えられるよう、第1主軸受33としては、一体型保持器付き針状ころ軸受、或いは、円筒ころ軸受が用いられる。円筒ころ軸受は、一般にローラベアリングと呼ばれる。図1の例では、第1主軸受33が、前者の一体型保持器付き針状ころ軸受である。
第1主軸受33の一方の側面はポンプハウジング3のライダー室19の壁面に当接している。他方の側面とライダー軸部21の間には、スペーサ87が介在している。また、ドライブシャフト11の軸方向の通路81から直角に通路85が延びており、通路85が第1主軸部23に達している。これら通路81、85を通って、潤滑のために燃料が第1主軸部23に供給される。
「第2主軸受35」
第2主軸部25は、ライダー軸部21から見て被駆動側と反対側の軸である。第2主軸受35としては、ライダー13からの反力のほぼ半分のラジアル荷重を受けると同時に、ヘリカルギヤ(はすば歯車)等によるドライブシャフト11の直接駆動などによって作用するスラスト荷重も受けられるように、一般にボールベアリングと呼ばれる深溝玉軸受が採用されている。
図示のように、第2主軸部25とライダー軸部21の間にはスペーサ89が介在している。また、ドライブシャフト11の端部には雄ねじ部が設けられ、この雄ねじ部にナット91及びワッシャ93が組み付けられ、これらによって第2主軸受35が固定されている。
以上に、ドライブシャフト11及びライダー13関連の軸受構造について説明した。次に、ディーゼルポンプ1の動作を説明する。
駆動機構9のドライブシャフト11が回転すると、ライダー13が上下に動き、プランジャ7を往復させる。より詳細には、ドライブシャフト11のライダー軸部21が回転し、ライダー軸部21の中心が円形の軌跡を描く。ライダー軸部21の回転により、ライダー13が往復し、ライダー13の平坦部13aがプランジャ7を周期的に押圧する。ライダー13の押圧力とプランジャスプリング41の付勢力によってプランジャ7が往復する。
プランジャ7の中心(シリンダ5の中心)は、ドライブシャフト11の中心からオフセットしている。これは、プランジャ7の燃料加圧過程においてプランジャ7の中心とライダー中心(ライダー軸部中心)をより接近させるためである。このオフセットにより、プランジャ7の傾きを低減することができる。
図1では、上側のプランジャ7がライダー13に押されて上死点に位置している。ライダー13が回転すると、ライダー13の平坦部13aが下がり、プランジャ7がプランジャスプリング41の付勢力で下降する。プランジャ7の下降により負圧が加圧室51に生じ、インレットバルブ43が下降して開く。そして、燃料が、シリンダ端空間53からインレットバルブシート45を通ってシリンダ5の加圧室51に吸い込まれる。
図1の下側のプランジャ7は下死点にある。プランジャ7は下死点を過ぎて上昇する。プランジャ7が上昇すると、インレットバルブ43が閉じ、加圧室51の燃料がプランジャ7により加圧される。プランジャ7が上昇し、加圧室51の圧力がアウトレットジョイント55のアウトレットバルブスプリングの付勢力に打ち勝つと、アウトレットバルブが開く(図示せず)。加圧された燃料は、アウトレットジョイント55の通路を通ってディーゼルエンジンのコモンレールへと排出される。
上記の動作では、加圧室51に高圧が繰り返し作用する。しかし、本実施の形態では、シリンダ5が硫黄レス合金鋼でできているので、硫黄の偏析がシリンダ5の内面に現れることがなく、クラックの起点が存在しない。したがって、高い耐久性と信頼性が得られる。2000bar(200MPa)レベルの高圧下でも耐久性と信頼性を確保できる。しかも、本実施の形態では、シリンダ5がポンプハウジング1と別体であり、サイズが小さく、加工箇所も少ない。したがって、生産性の大幅低下とコストの大幅増加を避けることができる。こうして、高圧下での耐久性を向上でき、生産性が高く、低コストなディーゼルポンプ1を提供できる。
また、本実施の形態では、ライダー軸受31、第1主軸受33及び第2主軸受35が転がり軸受である。これにより、2000bar(200MPa)レベル下でも、軸受部分の寿命や耐久性を確保し、かじり、焼き付き等の損傷を防いで、信頼性を向上できる。更には、転がり軸受を用いることにより、ディーゼルポンプの小型化、軽量化も可能となる。これらの利点については更に後述する。
次に、本考案の別の実施の形態について説明する。上述の実施の形態では、組付けの都合上、ライダー軸受が、二分割タイプの保持器を有する針状ころ軸受であった。これに対して、本実施の形態では、軸径の設定の変更により、一体型保持器を有する針状ころ軸受を使用可能にしている。また、上述の実施の形態とは第1主軸受のタイプが異なり、すなわち本実施の形態では第1主軸受が円筒ころ軸受である。以下の説明において、上述の実施の形態と重複する事項の説明は適宜省略する。
図5は本実施の形態のディーゼルポンプ101を示しており、図6は本実施の形態で使われるライダー軸受を示している。図5に示されるように、本実施の形態では、第2主軸部103の径が小さく設定されている。第2主軸部103の外周にはカラー105が装着され、カラー105の外周に第2主軸受35が設けられている。カラー105は、ライダー軸部21側にフランジ部を有し、フランジ部がライダー軸部21と第2主軸受35のスペーサとして機能する。
そして、図5の構成では、ライダー軸受107が、円周一体型保持器を有する保持器付き針状ころ軸受(図6)である。組立の際は、ライダー軸受107がライダー軸部21に嵌められ、カラー105が第2主軸部103に嵌められ、それからカラー105に第2主軸受35が嵌められる。
本実施の形態では、第2主軸部103の半径が、ライダー軸部21の半径とオフセット量の差以下であればよい。これにより、シャフト回転中心からライダー軸部21の外周までの距離の最小値(図5においてシャフト回転中心からライダー軸部21の下端までの距離)が、第2主軸部103の半径以上にになり、上記のように一体型保持器を有する保持器付き針状ころ軸受をライダー軸受107としてライダー軸部21に組み付け可能になる。図5の例では、第2主軸部103の半径が、ライダー軸部21の半径とオフセット量の差とほぼ等しい。
以上に本実施の形態について説明した。上述の説明ように、本実施の形態では、スラスト荷重を負担する側の第2主軸受35(玉軸受)とドライブシャフト11の間にカラー105を挿入することで、第2主軸部103の軸径を小さくし、これにより、一体型保持器を有するライダー軸受107を組み付け可能にしている。ただし、上述の図1の構成の方が、ドライブシャフトの剛性が高く、軸受耐久性も高くでき、また、組立の生産性も高く、これらの点で有利である。
また、図1では、第1主軸受33が一体型保持器付き針状ころ軸受であったのに対して、図5では、第1主軸受111として円筒ころ軸受である。前述したように、第1主軸受には、外部から受ける高いラジアル荷重にも耐えることが求められ、円筒ころ軸受も適している。第1主軸受111とライダー軸部21の間にはスペーサ113が介在している。
図7は、本考案の更に別の実施の形態を示している。図7では、第1主軸受及び第2主軸受が、円すいころ軸受である。これら第1主軸受、第2主軸受は、中央のライダーを挟み込んでおり、スラスト荷重も受けるように設けられている。このような構成でも、本考案の利点を好適に得ることができる。
以上に、本考案の実施の形態について説明した。上述したように、本考案によれば、プランジャ駆動機構におけるドライブシャフトのライダー軸部及びその両側の軸部に転がり軸受を設けたことにより、高い燃料圧力でも高い信頼性を提供することができる。
特に、近年、2000bar(200MPa)を超える勢いで燃料圧力が増大しており、ライダーを経由してドライブシャフトに作用する荷重も1ton近くになり、ドライブシャフトを経由してライダーの両側の軸受が受ける反力も比例して大きくなる。しかし、ドライブシャフトの外径は、一般に20mm程度と小さい。そのため、従来一般に適用される滑り軸受では、必要な最小油膜厚さが得られなくなり、十分な軸受寿命及び耐久性を確保できなくなる可能性がある。これに対して、本考案では、転がり軸受を用いており、小径、かつ狭い軸受幅の条件でも十分な寿命・耐久性を確保できる。
また、従来の滑り軸受を用いる構成に比べ、転がり軸受を用いる本考案の構成は、圧倒的に機械的損失が少ない。滑り軸受けを用いた構成では、高い面圧を受けて摺動することに起因してかじり、焼き付き等の損傷が生じやすくなるのに対し、このような損傷に対するタフネスに関しても、転がり軸受けを用いた本考案の構成は圧倒的な優位性を持つ。
また、寒冷地で、野外駐車の車両が早朝にエンジンを始動するような状況では、燃料である軽油が部分的にシャーベット状になることがある。また、薄いブッシングメタルがアルミニウム合金等のハウジングに圧入される構造では、ハウジングが低温で収縮し、そのために十分な軸受隙間を確保できない可能性がある。そして、このような要因により、かじり、張り付き等の損傷が生じる可能性もある。このような損傷に対するタフネスに関しても、転がり軸受けを用いた本考案の構成は数段優れている。
また、本考案は、ディーゼルポンプの小型、軽量化にも寄与する。まず、上述したように、本考案では、転がり軸受を用いているので、小径、かつ狭い軸受幅の条件でも十分な寿命・耐久性を確保できる。このことにより、ドライブシャフト径や軸受サイズを大きくしないですむので、ポンプ全体としては小型化が可能になる。
更に、滑り軸受に比べ、転がり軸受は高速回転に適しているため、ポンプ1回転ごとの高圧燃料の排出量を下げ、その分回転数を上げることで、結果的に小型、軽量化の効果を得られる。
以上に本考案の好適な実施の形態を説明した。しかし、本考案は上述の実施の形態に限定されず、当業者が本考案の範囲内で上述の実施の形態を変形可能なことはもちろんである。
以上のように、本考案に係るディーゼルポンプは、高圧下での信頼性を向上でき、小型、軽量化も可能であり、例えば高圧用ディーゼルポンプとして有用である。
1 ディーゼルポンプ
3 ポンプハウジング
5 シリンダ
7 プランジャ
9 駆動機構
11 ドライブシャフト
13 ライダー
21 ライダー軸部
23 第1主軸部
25 第2主軸部
31 ライダー軸受
33 第1主軸受
35 第2主軸受

Claims (8)

  1. シリンダが設けられたハウジングと、
    前記シリンダに往復可能に設けられたプランジャと、
    前記プランジャを駆動する駆動機構とを備えるディーゼルポンプにおいて、
    前記駆動機構は、
    回転中心からオフセットしたライダー軸部を有し、前記ライダー軸部の両側の第1主軸部及び第2主軸部にて前記ハウジングに支持されるドライブシャフトと、
    前記ライダー軸部に回動可能に設けられ、前記ライダー軸部の回転に伴って前記プランジャを押すライダーとを有し、
    前記ライダー軸と前記ライダーの間にライダー軸受が設けられ、前記第1主軸部及び前記第2主軸部と前記ハウジングの間に第1主軸受及び第2主軸受がそれぞれ設けられ、前記ライダー軸受、第1主軸受及び第2主軸受が、転がり軸受であることを特徴とするディーゼルポンプ。
  2. 複数の前記シリンダが前記駆動機構を中心に放射状に配置されており、前記複数のシリンダに複数の前記プランジャがそれぞれ設けられ、前記駆動機構が前記ポンプハウジングの外方向に前記複数のプランジャを駆動して燃料を加圧することを特徴とする請求項1に記載のディーゼルポンプ。
  3. 前記ライダー軸受が、保持器付き針状ころ軸受であることを特徴とする請求項1または2に記載のディーゼルポンプ。
  4. 前記保持器付き針状ころ軸受が、円周上で2分割される保持器を有することを特徴とする請求項3に記載のディーゼルポンプ。
  5. 前記第1主軸部及び前記第2主軸部の少なくとも一方が、前記ライダー軸部の半径とオフセット量の差以下の半径を有し、外周に装着されたカラーを介して軸支され、
    前記保持器付き針状ころ軸受が、一体型保持器を有することを特徴とする請求項3に記載のディーゼルポンプ。
  6. 前記第1主軸部が、前記ライダー軸から見て、回転力が前記ドライブシャフトに入力される側の軸部であり、前記第1主軸受が、保持器付き針状ころ軸受又は円筒ころ軸受であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のディーゼルポンプ。
  7. 前記第2主軸部が、前記ライダー軸から見て、回転力が前記ドライブシャフトに入力される側と反対側の軸部であり、前記第2主軸受が、深溝玉軸受であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のディーゼルポンプ。
  8. 前記第1主軸受及び前記第2主軸受が、円すいころ軸受であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のディーゼルポンプ。
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