JP3154415B2 - 量子細線構造及びその製造方法 - Google Patents

量子細線構造及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体デバイス特に電
子の波動性を利用した量子干渉デバイスなどに用いられ
る量子細線の構造及びその作製方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光を利用したシステム(光伝送、
光交換、光コンピューティング)は将来の大容量、超高
速情報処理の鍵を握るものと考えられている。上記シス
テムに用いるところのデバイスとして、光制御型電子デ
バイスがある。これは、デバイスの適当な個所に照射さ
れる光の強弱によって電子デバイス電流をコントロール
するものである。光通信においては、超高速光検出器が
必要とされ、また光交換においては、高密度に集積可能
な光検出器が求められているので、量子干渉電流を光で
高速度で制御する上記の様なデバイスが重要となる。
【0003】量子干渉デバイスは、電子の波動性を利用
し高速且つ高効率を図るものである。しかしながら、電
子の波動性を得る為には、こうした量子干渉デバイスな
いし光制御型電子デバイスの電子を閉じ込める領域を電
子のド・ブロイ波長以下とする必要がある(例えば、〜
400Å以下)。図12はこの種の量子干渉デバイスの
従来例を示している。この提案は、山西等により始めて
提案され、「応用物理学会予稿集、27p−z−1、1
989年秋」に記載されたものである。
【0004】この提案例では、図12に示す様な量子細
線103、104、107からなる電子波に対する干渉
計の片側のアーム103または104を光で照射する。
この時、入射光の光子エネルギーを量子細線103、1
04のバンドギャップ構造の励起子ギャップより十分小
さくして、上記片側のアームに仮想キャリアを発生させ
る。光励起されたアーム103または104に生じた仮
想キャリアは、伝導帯のキャリアとの交換相互作用を通
じて、このアームの伝搬電子波に対する実効ポテンシャ
ルを低下させ、結果として2つのアーム103、104
内を伝搬する電子波間の位相差を変化させる。よって、
この2つの電子波が合波部となった量子細線107で合
波した時の量子干渉を制御することができ、結局、ソー
ス101とドレイン102間を流れる電子電流を、干渉
計の片側のアーム103または104に照射される光量
に応じて制御できる。この時、仮想励起された電子−ホ
ールキャリアペアはコヒーレントなペア励起である為、
伝導には寄与しない。この方法に従った照射光量による
電子電流の変調ないしスイッチングの特徴は、構造が簡
単であり、且つ光による仮想励起によるものである為に
CR時定数や再結合寿命によってデバイスのスイッチン
グ時間が制限されないことである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如き構
成では、電子を波として扱う為に、アーム103、10
4、107には1000Å以下の微細加工が必要であ
る。電子はソース101とドレイン102間をy方向に
流れるが、この時アーム即ちチャネル103、104、
107のx方向の幅が〜400Å以下であると電子はx
方向に波としての振舞いをする。この構成の場合、z方
向の厚さも〜400Å以下である為に電子は幅(x方
向)及び厚み方向(z方向)に閉じ込められている。
【0006】しかしながら、電子を閉じ込める400Å
以下のチャネル103、104、107を作製すること
は容易なことではない。現在、通常のホトリソグラフィ
ーで安定して作製できる線幅は0.5μmが限界だろう
と考えられる。この提案例では、イオンインプランテー
ションにより数1000Å以下の幅のチャネルを作製し
ていたが、再現性良く1000Å以下の幅のチャネルを
作製することは困難である。これに対して、厚さ方向に
は、結晶成長技術の進歩によりMBE、MOCVD等で
1原子層厚(2.8Å)オーダーでの成長が可能となっ
ている。
【0007】従って、本発明の目的は、上記従来例の欠
点に鑑み、量子効果デバイスなどに含まれる安定な構造
の量子細線構造及びその容易且つ安定な作製方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明による量子細線構造においては、基板の溝状に加工さ
れた部分に量子井戸層を含んで積層された積層部に形成
された量子細線構造であって、前記基板の平坦部に積層
された前記積層部がエッチングにより除去されており、
且つ、前記溝状加工部分の斜面に沿って伸びる量子井戸
層の溝底部の厚さが斜面部の厚さよりも大きくなってい
ることで、該量子井戸層の溝底部が十分な狭さで厚さ及
び幅方向にキャリアを閉じ込める構造となっていること
を特徴とする。この場合、より具体的には、前記基板の
溝状に加工された部分がリング状の部分を含んだり、前
記基板が化合物半導体により作成されていたり前記量
子井戸層がGaAs層であり、該GaAs層がAlGa
As層で挟まれていたりする。
【0009】また、上記目的を達成する本発明による他
の量子細線構造においては、基板に加工された凸部の斜
面部に量子井戸層を含んで積層された積層部に形成され
た量子細線構造であって、該斜面部に沿って伸びる積層
部の回りが空気に触れる様に加工されていることによ
り、該量子井戸層が十分な狭さで厚さ及び幅方向にキャ
リアを閉じ込める構造となっていることを特徴とする。
この場合も、より具体的には、前記基板の凸部の斜面部
がリング状の部分を含んだり、前記基板が化合物半導体
により作成されていたり、前記基板の平坦部に積層され
た前記積層部がエッチングにより除去されていたり、前
記量子井戸層がGaAs層であり、該GaAs層がAl
GaAs層で挟まれていたり、前記基板の凸部が台形状
部と3角形状部を含み、該台形状部の斜面部はリング状
となり、3角形状部の斜面部は直線状となっていたりす
る。
【0010】更に、上記目的を達成する本発明による量
子細線構造の製造方法においては、溝又は凸部の斜面部
によりリング状又は直線状に加工された部分を含む基板
に、結晶成長により量子井戸層を含んで積層された積
層部を形成した後、結晶成長で積層された積層部の平坦
部を、溝又は斜面部をレジストで覆ってドライエッチン
グにより除去することによって、前記溝又は斜面部に量
子細線を作成することを特徴としたり、溝又は凸部の斜
面部によりリング状あるいは直線状に加工された部分を
含む基板上に、結晶成長により量子井戸層を含んで積層
された積層部を形成した後、結晶成長で積層された積層
部の平坦部を、溝又は斜面部を残して、p/n選択エッ
チングにより除去することによって、前記溝又は斜面部
量子細線を作成することを特徴とする。
【0011】
【実施例】図1乃至図6は本発明の第1の実施例を説明
する図である。本実施例では、事前に加工した基板24
を用いて、その上に制御性の良いMBE(分子線エピタ
キシー法)、MOCVD(有機金属化学気相堆積法)の
成長法により結晶を積層させ、量子細線構造19、2
0、21を作製しようとするものである。
【0012】平面図である図1は量子効果デバイス11
の全体像を示し、符号12、13、14、15は溝状に
加工された基板24上のチャネルである。図1の2つに
分かれたアーム状のチャネル13、14の部分のA−
A′断面を図2に示し、1つの直線状のチャネル15の
部分のB−B′断面を図3に示す。各層の説明をする図
2において、基板24である半絶縁性GaAs上に、順
に、ノンドープAlGaAs16を1000Å成長さ
せ、ノンドープGaAs井戸層17を100Å形成し、
スペーサ層としてノンドープAlGaAs18を100
Å形成し、更にその上にSnドープAlGaAs25を
1000Å積層している。Snドープ層25のキャリア
濃度は5×1017cm-3としている。
【0013】量子細線の部分19、20、21の溝の深
さ26は、図4の断面図に示す様に、約1ミクロンであ
る。その理由は、溝の先端部が尖っていることが必要で
あるからである。よって、1ミクロン以下でも以上でも
深さは問わないが、現状のエッチング液では溝先端を鋭
利にする為には1ミクロン以上が必要である。
【0014】次に、第1実施例の作成方法を説明する。
先ず、基板24にV字状の溝を形成するのに用いられる
エッチング用液は、NH4OH、H22、H2OをNH4
OH:H22:H2O=3:1:20の割合で混合した
液である。エッチング時間は2分であった。この溝を形
成した基板24上に、MBE法により、上に述べた各層
16、17、18、25を形成した。この際、GaAs
17の成長速度は0.7μm/hであり、AlGaAs
16、18、25中のAl含有率は0.25である。
【0015】符号19、20、21の部分に量子細線を
形成する為には、ノンドープGaAs17の層の溝底部
の部分22の厚みと幅及び斜面部の部分23の層の厚さ
の関係が重要である(図4参照)。部分22と23の厚
さは、この部分が斜面となっているので、基板温度60
0度、As圧1×10-5Torrで行なうと、10:5
程度の成長速度差を示すことにより、差が生じた。よっ
て、部分23のGaAs井戸層厚が狭くて、部分22の
それは広い。
【0016】ここでは、部分22の厚さは100Å程度
としたので部分23の厚さは50Åとなった。厚さ50
Åと100Åの井戸層に形成される量子準位の差は、厚
さが大きい方の部分22(溝の底部)が厚さの小さい方
の部分23(溝の斜面部)より100meV程度低くな
って、形成される。よって、実質的にキャリアは量子準
位の低い方の溝の底部ないし先端部分22に閉じ込めら
れる。更に、溝の先端部分22の幅は成長機構によって
決定されるが、今回の条件では300Å以下に納まって
いると考えられる。
【0017】こうして、AlGaAs25中で活性化し
たキャリアは、GaAs井戸17中に落ち、溝の先端部
分22の量子細線19、20、21に閉じ込められる。
ただし、符号27で示した平坦部では2次元量子井戸と
なっている為、量子細線部19、20、21に比較して
電子に対する散乱が大きく、更に、量子干渉デバイスを
駆動する際は信号に対してノイズとなるので、この平坦
部27は除いた方が良い。これを取り除く方法として
は、通常のホトリソグラフィー又は1ミクロンの溝1
2、13、14、15を利用して行なえば良い。
【0018】これを図5を用いて説明する。先ず、レジ
スト31を一様にスピンナーで積層ウエハ28表面に塗
り(図5(b))、エッチングガス32によるドライエ
ッチングで一様にレジスト31を剥離する(図5
(c)。そして、最後に溝13(図5では溝13のみ示
すが他の溝でも同様である)の上部のレジスト31のみ
を残し(図5d)、これをマスクとし、この後GaAs
17、AlGaAs16、18、25をCF4で基板2
4まで達する様にドライエッチングした。この結果、図
6に示す様に、量子細線部19の廻りの積層部のみが残
る様に形成できる。この様にして、安定的に、幅及び厚
さ方向に十分な狭さでキャリアが閉じ込められる量子細
線19、20、21が形成された図1に示した様な干渉
型デバイスが作製できる。
【0019】次に、図7乃至図11に第2実施例を示
す。平面を示す図7は全体図である。同図において、4
1は量子効果デバイスの全体像であり、51は上面が円
形となった台形突出部であり、52は3角形の突出部で
ある。図8は図7のA−A′断面の図であり、図9はB
−B′断面の図であり、これらの図において、42は基
板であるところの半絶縁GaAs基板である。この基板
42は、ここに形成された台形突出部51の高さ53を
1ミクロンに、幅54を5000Åに、そして干渉デバ
イス長を1ミクロンにする様に加工されている。この台
形突出部51に隣接して、3角形状に加工した部分52
も基板42に形成しておく。
【0020】この基板42上に、順に、ノンドープAl
GaAs(Al混晶比x=0.3)43を形成し、ノン
ドープGaAs井戸層44を200Å厚で形成する。次
に、スペーサ層としてノンドープAlGaAs(x=
0.3)45を150Å厚で形成し、SnドープAlG
aAs(x=0.3)46を2000Å厚で形成した。
キャリア濃度は5×1017cm-3である。更に、その上
にSiドープAlGaAs(x=0.3)56を100
0Å厚で形成している。
【0021】MBE装置を用いて成長すると、平坦部の
方が、斜面部及び3角形状部よりも成長速度が速い。キ
ャリアは、量子井戸層44のエネルギー準位の関係から
平坦部に溜り易いと考えられる(平坦部の井戸層44が
斜面領域及び3角形領域の井戸層部分47、48、49
より厚くなるので、前者の量子準位が低くなりこの様に
なる)。そこで、本実施例では、干渉デバイスの駆動に
障害となる平坦部に積層した積層膜を取り除く。
【0022】その方法として、p/n選択エッチングを
用いる。最上層のAlGaAs56はSiドープであ
り、その為に斜面部57及び3角形状部58ではp型と
なり、平坦部ではn型となる(即ち、平坦部の積層面は
(100)面であるので3族と5族のGaAsに4族の
Siをドープしたものはn型となり、斜面部57及び3
角形状部は(n11)面(nはn<4)であるので3族
と5族のGaAsに4族のSiをドープしたものはp型
となる)。これを利用して選択エッチングを行なった。
NH 4OH:H 22系のエッチャントで行なって平坦部
であるn側をエッチングする。この結果、図10及び図
11に示す如く、斜面部57と3角形状部58のみが残
る。図10及び図11において、斜面部57及び3角形
状部58の廻りは空気ないし真空となるので、キャリア
は井戸層44の中央部(斜線で示す)に閉じ込められる
ことになる。よって、この様にして、安定的に、幅及び
厚さ方向に十分な狭さでキャリアが閉じ込められる量子
細線が形成された効率の良い量子干渉デバイスができ
る。
【0023】ところで、本発明は、基板上に量子細線を
形成する必要のあるデバイスならどのようなものにも適
用でき、また、材料、プロセスについても上記実施例は
あくまで例示である。
【0024】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、加
工した基板上に結晶成長して量子細線構造を形成するこ
とにより、容易に、安定した量子干渉デバイスなどが作
製できる。本発明の本質は、基板上に、結晶成長の高制
御性を利用して微細構造を作製することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の平面図である。
【図2】図1のA−A′断面図である。
【図3】図1のB−B′断面図である。
【図4】図1の溝の態様を説明する断面図である。
【図5】第1実施例の平坦部をエッチングする方法を説
明する図である。
【図6】第1実施例の平坦部をエッチングした状態を示
す図である。
【図7】本発明の第2実施例の平面図である。
【図8】図7のA−A′断面図である。
【図9】図7のB−B′断面図である。
【図10】図8の平坦部をエッチングした状態を示す図
である。
【図11】図9の平坦部をエッチングした状態を示す図
である。
【図12】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
11,41 量子効果デバイ
ス 12,13,14,15 溝(チャネル) 16,43 ノンドープAl
GaAs 17,44 ノンドープGa
As井戸層 18,45 AlGaAsス
ペーサ層 19,20,21 量子細線構造 22 井戸層の溝底部 23 井戸層の斜面部 24,42 半絶縁性GaA
s基板 25,46 SnドープAl
GaAs 26 溝の深さ 27 平坦部 28 ウェハ 31 レジスト 32 エッチングガス 47、48 井戸層の斜面部 49 井戸層の3角形
状部 51 台形突出部 52 3角形突出部 53 台形突出部の高
さ 54 台形突出部の幅 56 SiドープAl
GaAs 57 Siドープ層の
斜面部 58 Siドープ層の
3角形状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の溝状に加工された部分に量子井戸層
    を含んで積層された積層部に形成された量子細線構造で
    あって、前記基板の平坦部に積層された前記積層部がエ
    ッチングにより除去されており、且つ、前記溝状加工部
    分の斜面に沿って伸びる量子井戸層の溝底部の厚さが斜
    面部の厚さよりも大きくなっていることで、該量子井戸
    層の溝底部が十分な狭さで厚さ及び幅方向にキャリアを
    閉じ込める構造となっていることを特徴とする量子細線
    構造。
  2. 【請求項2】前記基板の溝状に加工された部分がリング
    状の部分を含むことを特徴とする請求項1記載の量子細
    線構造。
  3. 【請求項3】前記基板が化合物半導体により作成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の量子細線構造。
  4. 【請求項4】前記量子井戸層がGaAs層であり、該G
    aAs層がAlGaAs層で挟まれていることを特徴と
    する請求項1記載の量子細線構造。
  5. 【請求項5】基板に加工された凸部の斜面部に量子井戸
    層を含んで積層された積層都に形成された量子細線構造
    であって、該斜面部に沿って伸びる積層部の回りが空気
    に触れる様に加工されていることにより、該量子井戸層
    が十分な狭さで厚さ及び幅方向にキャリアを閉じ込める
    構造となっていることを特徴とする量子細線構造。
  6. 【請求項6】前記基板の凸部の斜面部がリング状の部分
    を含むことを特徴とする請求項5記載の量子細線構造。
  7. 【請求項7】前記基板が化合物半導体により作成されて
    いることを特徴とする請求項5記載の量子細線構造。
  8. 【請求項8】前記基板の平坦部に積層された前記積層部
    がエッチングにより除去されていることを特徴とする請
    求項5記載の量子細線構造。
  9. 【請求項9】前記量子井戸層がGaAs層であり、該G
    aAs層がAlGaAs層で挟まれていることを特徴と
    する請求項5記載の量子細線構造。
  10. 【請求項10】前記基板の凸部が台形状部と3角形状部
    を含み、該台形状部の斜面部はリング状となり、3角形
    状部の斜面部は直線状となっていることを特徴とする請
    求項5記載の量子細線構造。
  11. 【請求項11】溝又は凸部の斜面部によりリング状ある
    いは直線状に加工された部分を含む基板上に、結晶成長
    により量子井戸層を含んで積層された積層部を形成した
    後、結晶成長で積層された積層部の平坦部を、溝又は斜
    面部をレジストで覆ってドライエッチングにより除去す
    ることによって、前記溝又は斜面部に量子細線を作成す
    ることを特徴とする量子細線構造の製造方法。
  12. 【請求項12】溝又は凸部の斜面部によりリング状ある
    いは直線状に加工された部分を含む基板上に、結晶成長
    により量子井戸層を含んで積層された積層部を形成した
    後、結晶成長で積層された積層部の平坦部を、溝又は斜
    面部を残して、p/n選択エッチングにより除去するこ
    とによって、前記溝又は斜面部に量子細線を作成するこ
    とを特徴とする量子細線構造の製造方法。
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