JP3153919B2 - ディスク状記録媒体、トラッキング方法、再生装置および再生方法 - Google Patents

ディスク状記録媒体、トラッキング方法、再生装置および再生方法

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JP3153919B2
JP3153919B2 JP27653091A JP27653091A JP3153919B2 JP 3153919 B2 JP3153919 B2 JP 3153919B2 JP 27653091 A JP27653091 A JP 27653091A JP 27653091 A JP27653091 A JP 27653091A JP 3153919 B2 JP3153919 B2 JP 3153919B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディスク状記録媒
体、トラッキング方法、再生装置および再生方法、特に
1ビームの差動プッシュプルで、3ビームの差動プッシ
ュプル方式と同等のトラッキング制御を可能とするディ
スク状記録媒体、トラッキング方法、再生装置および再
生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体、例えば、光デイスクのトラッ
キング制御の方式としては、1ビームの差動プッシュプ
ル方式がある。この1ビームの差動プッシュプル方式に
ついて図9及び図10を参照して説明する。
【0003】図9に示されるように、光デイスクに形成
されているランドL3にビームスポットが照射され、該
ビームスポットの一部が隣接するグルーブG2、G4に
照射されている状態に於いて、ランドL3、グルーブG
2、G4からレーザ光が反射される。
【0004】ランドL3からは0次回折光LS30が得
られ、グルーブG2、G4からは1次回折光LS21、
LS41が得られる。上述の0次回折光LS30、1次
回折光LS21、LS41は、図示せぬ光学ピックアッ
プ内に設けられているデイテクタ65に導かれ、該デイ
テクタ65に図10に示されるように照射される。
【0005】図10に示されるように、デイテクタ65
に於いて、0次回折光LS30の照射される範囲AR30
が実線にて円形の部分として示され、また、斜線の付さ
れている範囲AR21、AR41は、0次回折光LS30及
び、1次回折光LS21、LS41の照射される範囲で
ある。
【0006】デイテクタ65では、1次回折光LS2
1、LS41が光電変換され電気信号に変換される。従
って、光強度のレベル差が電気信号のレベル差に変換さ
れる。そして、該電気信号のレベル差〔ELA−ELB〕が
トラッキングエラー信号として用いられる。
【0007】上述の1ビームの差動プッシュプル方式
は、光デイスクが傾いていたり、或いは、光デイスクに
偏心があると、レベル差〔ELA−ELB〕が生じてDCオ
フセットとなり、これによって、デトラックと誤判断さ
れるという問題点があった。
【0008】そこで、これを解決するために3ビームの
差動プッシュプル方式が提案されるに至った。この3ビ
ームの差動プッシュプル方式について図11及び図12
を参照して説明する。
【0009】図11に示されるように、レーザダイオー
ド71からのレーザ光がコリメータレンズ72で平行光
とされ、グレーテイング73によって、回折光が形成さ
れる。該回折光は、対物レンズ74により3つのビーム
スポットに収束されて、図12に示されるように光デイ
スクに照射される。
【0010】ビームスポットは、メインビームスポット
MBSと、2つのサイドビームスポットSBS1、SBS2で
あり、光量のレベルは、メインビームスポットMBSが約
80%、サイドビームスポットSBS1、SBS2が夫々、
約5%である。
【0011】図12に於いて、メインビームスポットM
BSはサイドビームスポットSBS1、SBS2間の中心に位
置している。また、サイドビームスポットSBS1、SBS
2は、メインビームスポットMBSを中心として相互に反
対側に且つ、夫々、半径方向に(1/2)トラックピッ
チTP偏位した状態で位置している。
【0012】上述のメインビームスポットMBS及び、サ
イドビームスポットSBS1、SBS2からの反射光は、図
12に示されるように図示せぬ光学ピックアップ内に設
けられているデイテクタ76〜78に導かれ、照射され
る。
【0013】図12に示されるように、デイテクタ7
6、78はサイドビームスポットSBS1、SBS2からの
反射光に基づいて、プッシュプル信号を得るためのもの
であり、また、デイテクタ77はメインビームスポット
MBSからの反射光に基づいて、プッシュプル信号を得る
ためのものである。
【0014】図12にて明らかなように、デイテクタ7
7から得られるプッシュプル信号とデイテクタ76、7
8から得られるプッシュプル信号とでは逆相になる。従
って、デイテクタ77から得られるプッシュプル信号と
デイテクタ76、78から得られるプッシュプル信号と
の差分を求めることによって、オフセットはキャンセル
され、トラッキングエラー成分は強められる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述の3ビームの差動
プッシュプル方式には以下のような問題点があった。 (1)基本的に3ビームを必要とする。 (2)3ビームスポットを形成するためのグレーテイン
グ73を必要とする。 (3)上述の点から光学系及びデイテクタ76〜78の
構成が複雑になる。
【0016】(4)グレーテイング73を用いるため、
メインビームスポットMBSを形成しているメインビーム
のカップリング効率、即ち、メインビームの対物レンズ
74通過後の出力レベルが低下する。
【0017】(5)メインビームとサイドビームの位相
ズレに弱く、メインビームが半径方向上で直線的に移動
させなければならないという条件、いわゆる〔R-Depend
ance〕が厳しく、スイングアーム方式を採用できない。 (6)外周部で狭トラックピッチとするような可変トラ
ックピッチには対応できない。
【0018】従って、この発明の目的は、1ビームの差
動プッシュプルで、3ビームの差動プッシュプル方式と
同等のトラッキング制御を可能とするディスク状記録媒
体、トラッキング方法、再生装置および再生方法を提供
することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明
は、周方向に分割されたグルーブおよびランドの区間が
交互に形成されるトラックを有するディスク状記録媒体
に於いて、グルーブおよびランドの区間がトラック毎に
交互に配されると共に、トラックが径方向に1/2トラ
ックピッチ毎に配されて形成されるようにした構成とし
ている。
【0020】請求項2および3にかかる発明は、周方向
に分割されたグルーブおよびランドの区間が交互に形成
されるトラックを有し、グルーブおよびランドの区間が
トラック毎に交互に配されると共に、トラックが径方向
に1/2トラックピッチ毎に配されて形成されるディス
ク状記録媒体を用いるトラッキング方法に於いて、2分
割デイテクタと、1スポットの光学ピックアップを少な
くとも備え、ディスク状記録媒体のグルーブおよびラン
の何れか一方での2分割デイテクタの差動出力と、他
での2分割デイテクタの差動出力との差信号によりト
ラッキングサーボを行うようにした構成としている。
た、請求項4および5にかかる発明は、周方向に分割さ
れたグルーブおよびランドの区間が交互に形成されるト
ラックを有し、グルーブおよびランドの区間がトラック
毎に交互に配されると共に、トラックが径方向に1/2
トラックピッチ毎に配されて形成されるディスク状記録
媒体を再生する再生方法に於いて、ディスク状記録媒体
のグルーブおよびランドの何れか一方での2分割デイテ
クタの差動出力と、他方での2分割デイテクタの差動出
力との差信号によりトラッキングサーボを行うようにさ
れ、トラックに沿って光学ピックアップがディスク状記
録媒体のランドを通過しているときには、ランドから再
生データを得ると共にトラッキングのための信号を得、
トラックに沿って光学ピックアップがディスク状記録媒
体のグルーブを通過しているときには、グルーブにより
トラッキングのための信号を得る構成としている。
【0021】
【作用】請求項1に係るディスク状記録媒体では、グル
ーブおよびランドの区間がトラック毎に交互に配される
と共に、トラックが径方向に1/2トラックピッチ毎に
配されて形成されるため、トラックが1/2トラックピ
ッチで配されているにもかかわらず、隣接トラック同士
のランドおよびグルーブの間隔がそれぞれ1トラックピ
ッチとなる。
【0022】請求項2にかかるトラッキング方法または
請求項3にかかる再生装置では、周方向に分割されたグ
ルーブおよびランドの区間が交互に形成されるトラック
を有し、グルーブおよびランドの区間がトラック毎に交
互に配されると共に、トラックが径方向に1/2トラッ
クピッチ毎に配されて形成されるディスク状記録媒体に
対して、ディスク状記録媒体のグルーブおよびランドの
何れか一方での2分割デイテクタの差動出力と、他方で
の2分割デイテクタの差動出力との差信号によりトラッ
キングサーボを行うようにしているため、トラッキング
サーボのためのトラッキングサーボ情報を、サーボ用の
信号を記録することなく得ることができる。また、請求
項4にかかる再生方法または請求項5にかかる再生装置
では、周方向に分割されたグルーブおよびランドの区間
が交互に形成されるトラックを有し、グルーブおよびラ
ンドの区間がトラック毎に交互に配されると共に、トラ
ックが径方向に1/2トラックピッチ毎に配されて形成
されるディスク状記録媒体を再生するときに、ディスク
状記録媒体のグルーブおよびランドの何れか一方での2
分割デイテクタの差動出力と、他方での2分割デイテク
タの差動出力との差信号によりトラッキングサーボを行
うようにされ、トラックに沿って光学ピックアップがデ
ィスク状記録媒体のランドを通過しているときには、ラ
ンドから再生データを得ると共にトラッキングのための
信号を得、トラックに沿って光学ピックアップがディス
ク状記録媒体のグルーブを通過しているときには、グル
ーブによりトラッキングのための信号を得るため、サー
ボ用の信号を記録するために記録容量を減らすことな
く、記録媒体にデータの記録を行うことができる。
【0023】そこで、一の部分通過時に得られるプッシ
ュプル信号と他の部分通過時に得られるプッシュプル信
号との差動出力信号を求めることにより、オフセット成
分はキャンセルされ、トラッキングエラー成分が強めら
れる。これによって、1ビームの差動プッシュプルであ
りながら、3ビームの差動プッシュプル方式と同等のト
ラッキング制御が可能となる。
【0024】
【実施例】以下、この発明について図1乃至図8を参照
して説明する。以下において、原理および一実施例で
は、記録媒体の例として相変化型の光デイスクを説明し
ている。
【0025】図1には、この発明適用できる光デイス
クの記録・再生装置の構成が示され、図2には、この発
明の原理に適用される記録媒体としての光デイスク5の
フォーマットが示されている。
【0026】先ず、記録媒体としての光デイスク5につ
いて説明する。図2に示されるように、光デイスク5の
面5aには、円周方向〔図2中、矢示A方向〕に複数の
領域AR1、AR2、AR3が設定されている。これらの領域
AR1〜AR3の内、領域AR2は、トラッキングサーボ情報
を得るためのサーボエリアとして設定されている。
【0027】領域AR2は、領域AR1或いは領域AR3にて
得られる光量レベルとの比較、演算を行うことで、トラ
ッキングサーボ情報を得るために設定されているもので
ある。従って、領域AR2は、円周方向〔図2中、矢示A
方向〕に於いて、所定間隔毎に、トラッキングサーボ情
報を得るに必要且つ十分な範囲に設定されている。
【0028】上述の領域AR1には、所定のトラックピッ
チTP〔図示の例では1.6 μm〕毎にランドLA1、LA2、
LA3、LA4が設定され、該ランドLA1、LA2、LA3、LA
4間には所定の幅を有するグルーブGA1、GA2、GA3が
形成されている。ランドLAi、グルーブGAiは、半径方
向〔図2中、矢示B方向〕に交互に設けられている。
尚、ランドLAiにはクロック信号CKを得るためのクロッ
クピットを設けてもよい。
【0029】領域AR3には、所定のトラックピッチTP
〔図示の例では1.6 μm〕毎にランドLC1、LC2、LC
3、LC4が設定され、該ランドLC1、LC2、LC3、LC4
間には所定の幅を有するグルーブGC1、GC2、GC3が形
成されている。ランドLCi、グルーブGCiは、半径方向
に設けられている。尚、ランドLCiにはクロック信号CK
を得るためのクロックピットを設けてもよい。
【0030】領域AR2には、所定のトラックピッチ〔図
示の例では1.6 μm〕毎にランドLB1、LB2、LB3、LB
4が設定され、該ランドLB1、LB2、LB3、LB4間には
所定の幅を有するグルーブGB1、GB2、GB3が形成され
ている。ランドLBi、グルーブGBiは、半径方向に交互
に設けられている。
【0031】領域AR2に形成されているランドLBi及び
グルーブGBiは、該ランドLBi及びグルーブGBiの中心
位置が、領域AR1、AR3に形成されているランドLAi、
LCi、グルーブGAi、GCiの中心位置に対して、(1/
2)トラックピッチTP偏位して形成されている。尚、こ
の明細書中、“i”とは、個々の数字に代わる任意の数
を表すものとする。
【0032】次いで、光デイスク5の記録・再生装置に
ついて説明する。図1の構成に於いて、記録時には、記
録データDTが端子1を介して変調回路2に供給され
る。
【0033】変調回路2では、記録データDTに所定の
変調が施されることによって、光学ピックアップ3内部
に設けられているレーザダイオード4を記録レベルで駆
動する駆動制御信号DCOが形成される。該駆動制御信号
DCOは上述のレーザダイオード4に供給される。
【0034】また、再生時には、CPU6によって、変
調回路2が制御される。この再生時には、記録時ほど強
いレーザ光が不要であるため、再生レベルのレーザ光を
出力させるべく変調回路2が制御される。変調回路2
は、上述の記録・再生モードだけでなく、記録・再生装
置の電源のオン/オフが検出されると、CPU6によっ
て制御される。
【0035】変調回路2では、CPU6の制御によっ
て、レーザダイオード4を再生レベルで駆動する駆動制
御信号DC1が形成される。該駆動制御信号DC1は上述の
レーザダイオード4に供給される。
【0036】レーザダイオード4では、駆動制御信号D
CO、DC1に基づいて制御され、各モードに応じたレベル
のレーザ光が出力される。
【0037】レーザダイオード4から出力されるレーザ
光は、光デイスク5の面5aに照射され、ビームスポッ
トBS0が形成される。光デイスク5の面5aから反射さ
れたレーザ光は、光学ピックアップ3内部に設けられて
いるデイテクタ7でRF信号SRFに変換される。
【0038】再生されたRF信号SRFは、トラッキング
エラー検出回路8に供給されると共に、アンプ9を介し
てRF信号レベル検出回路10、端子11に供給され
る。
【0039】トラッキングエラー検出回路8では、RF
信号SRFからトラッキングエラー信号STERが抽出さ
れ、該トラッキングエラー信号STERがサーボ回路12
に供給される。
【0040】サーボ回路12では、上述のトラッキング
エラー信号STERに基づいて、図示せぬアクチュエータ
を駆動制御するためのサーボ信号SSBが形成され、該サ
ーボ信号SSBが図示せぬアクチュエータ、CPU6等に
供給される。アクチュエータでは上述のサーボ信号SSB
に基づいて、光学ピックアップ3に対し、トラッキング
サーボをかける。
【0041】RF信号レベル検出回路10では、RF信
号SRFのレベルが検出される。このRF信号SRFのレベ
ルは、CPU6に供給される。
【0042】CPU6では、RF信号検出回路10から
供給されるRF信号SRFのレベルに基づいて、変調回路
2を介してレーザダイオード4の駆動制御を行う。
【0043】即ち、RF信号SRFのレベルが低ければ、
レーザダイオード4から出力されるレーザ光を強くする
ように、また、RF信号SRFのレベルが高ければ、レー
ザダイオード4から出力されるレーザ光を弱めるように
制御する。
【0044】一方、光デイスク5を回転させるモータ3
2には、FGパルス発生器13が設けられている。該モ
ータ32の回転数に応じてFGパルスがFGパルス発生
器13によって形成され、FGパルスはクロック抽出回
路14に供給される。
【0045】クロック抽出回路14では、FGパルスか
らクロック成分を抽出し、該クロック成分に基づいてク
ロック信号CKが形成される。該クロック信号CKはCPU
6に供給される。
【0046】CPU6では、クロック抽出回路14から
供給されるクロック信号CKに基づき、図示せぬサーボ回
路を介してモータ32の回転速度の制御を行う。
【0047】以下、図3乃至図6を参照して、再生時の
動作について説明する。図3の構成に於いて、光学ピッ
クアップ3に設けられているレーザダイオード4から出
力されるレーザ光がコリメータレンズ20で平行光とさ
れる。該平行光はビームスプリッタ21を介して対物レ
ンズ22に至る。
【0048】上述の平行光は対物レンズ22によって収
束され、光デイスク5の面5aにビームスポットBS0を
形成する。また、光デイスク5の面5aから反射された
レーザ光は、対物レンズ22、ビームスプリッタ21を
介してデイテクタ7に導かれ、該デイテクタ7に照射さ
れる。
【0049】デイテクタ7は、デイテクタ7a、7bと
から構成される2分割デイテクタである。デイテクタ7
に照射された光はデイテクタ7a、7bにて光電変換さ
れ、該光電変換されてなる電気信号は差動アンプ23に
供給される。デイテクタ7aからの出力が差動アンプ2
3の(−)側端子に供給され、デイテクタ7bからの出
力が差動アンプ23の(+)側端子に供給される。
【0050】差動アンプ23では、デイテクタ7a、7
bから出力される信号の差動出力信号が形成される。該
差動出力信号は、サンプルホールド回路24、25、ク
ロック抽出回路26に供給される。
【0051】クロック抽出回路26では、差動アンプ2
3の出力からクロック成分を抽出し、クロック信号CKが
再生される。該クロック信号CKに基づいて、予め規定さ
れた時点t1に達するとサンプリング信号St1が遅延
回路27、サンプルホールド回路25に供給される。
【0052】このクロック抽出回路26にてクロック信
号CKを得ることができるのは、光デイスク5にクロック
信号が記録され或いはクロックピット等が形成されてい
る場合である。従って、光デイスク5にクロック信号が
記録されていない或いはクロックピット等が形成されて
いない場合には、記録・再生装置内の図示せぬ発振器に
よって形成されたクロック信号を用いることができる。
【0053】遅延回路27では、上述のサンプリング信
号St1が供給されると、該サンプリング信号St1を
所定時間遅延させてサンプリング信号St2が形成され
る。そして、サンプリング信号St2がサンプルホール
ド回路25に供給される。
【0054】サンプルホールド回路24では、上述のサ
ンプリング信号St1の供給されるタイミングで、差動
アンプ23からの出力をサンプルホールドする。ホール
ドされた差動出力信号は差動アンプ28の(−)側端子
に供給される。
【0055】サンプルホールド回路25では、上述のサ
ンプリング信号St2の供給されるタイミングで、差動
アンプ23からの出力をサンプルホールドする。ホール
ドされた差動出力信号は差動アンプ28の(+)側端子
に供給される。
【0056】差動アンプ28では、サンプルホールド回
路24、25から出力される差動出力信号の差分が形成
される。該差分信号が、端子29からトラッキングエラ
ー信号STERとして出力される。
【0057】次いで、プッシュプル信号の形成について
説明する。光学ピックアップ3は、図4中、一点鎖線L
CHに沿って移動する。
【0058】このため、時点t1に於けるビームスポッ
トBS1は、図4中、破線にて示されるように領域AR1の
ランドLA3を中心に照射し、そして、時点t2に於ける
ビームスポットBS2は、領域AR2のグルーブGB2を中心
としてランドLB2、LB3を照射している。時点t1に於
けるデイテクタ7の検出状態が図5に示され、時点t2
に於けるデイテクタ7の検出状態が図6に示されてい
る。
【0059】領域AR1、AR3のランドLAi、LCiと、領
域AR2のランドLBiとの間で、また、領域AR1、AR3の
グルーブGAi、GCiと、領域AR2のグルーブGBiとの間
には夫々、(1/2)トラックピッチTPの偏位がある。
【0060】ビームスポットBSi、即ち、光学ピックア
ップ3が光デイスク5の周方向〔図4中、矢示A方向〕
に於ける一点鎖線LCHに沿って移動しているため、時点
t1で得られるプッシュプル信号と、時点t2で得られ
るプッシュプル信号とは逆相になる。
【0061】そこで、時点t1、t2に於けるプッシュ
プル信号の差分を求めることにより、オフセット成分は
キャンセルされ、トラッキングエラー成分は強められる
ことになる。
【0062】この発明の原理にかかる光デイスク5によ
れば、光デイスク5の面5aの領域AR2に形成されてい
るランドLBi、グルーブGBiは、領域AR1、AR3に形成
されているランドLAi、LCi、グルーブGAi、GCiに対
し、(1/2)トラックピッチTP偏位した状態で形成さ
れているので、光学ピックアップ3が光デイスク5の周
方向に於ける一点鎖線LCHに沿って移動している時点t
1に領域AR1から得られるプッシュプル信号と、時点t
2に領域AR2から得られるプッシュプル信号とは逆相と
なる。
【0063】従って、時点t1、t2に於けるプッシュ
プル信号の差分を求めることにより、オフセット成分を
キャンセルでき、トラッキングエラー成分を強めること
ができる。これによって、1ビームの差動プッシュプル
でありながら、3ビームの差動プッシュプル方式と同等
のトラッキング制御機能を実現することができる。
【0064】この発明の原理にかかる記録・再生装置に
よれば、発明の原理に示される光デイスク5に照射され
たレーザ光が反射され、デイテクタ7a、7bで光電変
換され、該電気信号は差動アンプ23に供給されて差動
出力信号が形成され、該差動出力信号は、サンプリング
信号St1の供給されるタイミングで領域AR1のプッシ
ュプル信号としてホールドされ、また、サンプリング信
号St2の供給されるタイミングで領域AR2のプッシュ
プル信号としてホールドされ、これらの領域AR1、AR2
で得られるプッシュプル信号は逆相となることから、時
点t1、t2に於けるプッシュプル信号の差分を求める
ことにより、オフセット成分をキャンセルでき、トラッ
キングエラー成分を強めることができる。
【0065】従って、1ビームの差動プッシュプルであ
りながら、3ビームの差動プッシュプル方式と同等のト
ラッキング制御機能を実現することができる。また、グ
レーテイングを省略できる。
【0066】また、この発明の原理に示す記録・再生装
置では、グレーテイングを省略できるので、コストダウ
ンを実現でき、デイテクタ7を簡素化でき、カップリン
グ効率を向上できてレーザダイオード4の寿命を延ばす
ことができる。
【0067】そして、いわゆる〔R-Dependance〕を緩和
できてスイングアーム方式を採用できる。更に、可変ト
ラックピッチ時のフォーマットに対応する発展性、柔軟
性を持たせることができる。
【0068】更に、デイテクタ7から得られる1ビーム
の差動プッシュプルのダイレクトな出力に基づいている
ため、3ビームの差動プッシュプル方式に於ける調整ズ
レは存在せず、光学ピックアップ3のバラツキの補正を
不要にでき、量産化に好適である。
【0069】図7には、この発明にかかる光デイスクの
実施例を示す。この実施例に示される光デイスク3
5は、前述の発明の原理に示される光デイスク5と同様
に相変化型の光デイスクである。
【0070】この実施例に示される光デイスク35
が、前述の発明の原理に示される光デイスク5と異なる
点は、以下の点である。
【0071】前述の発明の原理では、光デイスク5の面
5aに、サーボ情報を得るためのサーボエリア〔領域AR
2〕を設定しているが、この実施例では、上述の所定
のサーボエリアを設けることなく、光デイスク35の面
35aの全面をデータ記録エリアにすると共に、データ
記録エリアからトラッキングサーボ情報を、サーボ用の
データを記録することなく得られるようにしていること
である。
【0072】即ち、この実施例では、光デイスク35
の面35aの全面を等間隔、例えば、16バイト毎に分
割すると共に、サーボ情報を得るために、各領域のラン
ドLii及びグルーブGiiを、隣接する他の領域のランド
Lii及びグルーブGiiに対して(1/2)トラックピッ
チTP偏位した状態で形成している。
【0073】図7に示されるように、光デイスク35の
面35aに設定されている領域AR00、AR10、AR2
0、AR30は、夫々、円周方向〔図7中、矢示A方向〕
に等しい距離に設定されている。また、領域AR10、AR
30のランドLAi、LCi、グルーブGAi、GC1は、領域
AR00、AR20のランドLEi、LBi、グルーブGE1、GB
iに対して、(1/2)トラックピッチTP偏位した状態
で形成されている。
【0074】これによって、光学ピックアップ3が、図
7中、一点鎖線LCH1に沿って移動している場合、領域
AR10、AR30のランドLA2、LC2に記録されている信
号が読みだされる。
【0075】また、隣接している2つの領域、例えば、
領域AR00、AR10の反射光に基づき、デイテクタ7、
差動アンプ23によって形成される差動出力信号からト
ラッキングサーボ情報を得ることができ、前述の発明の
原理の場合と同様にしてトラッキングサーボ情報を得る
ことができる。
【0076】この実施例では、光学ピックアップ3が
一点鎖線LCH1に沿ってランドLA2、ランドLC2を通過
している時に得られる情報は信号の再生とトラッキング
サーボに用いられ、光学ピックアップ3が一点鎖線LCH
1に沿ってグルーブGE、グルーブGB2を通過している時
に得られる情報はトラッキングサーボにのみ用いられ
る。
【0077】図7に示される光デイスク35では、トラ
ックジャンプが起きると、光学ピックアップ3が一点鎖
線LCH2に沿って移動する。この場合には、ランドLE
3、LB3を通過している時に得られる情報は信号の再生
とトラッキングサーボに用いられ、グルーブGA2、GC2
を通過している時に得られる情報はトラッキングサーボ
にのみ用いられる。尚、その他の内容については、前述
発明の原理と同様であるので、同一部分には同一の符
号を付し重複する説明を省略する。
【0078】この実施例によれば、光デイスク35の
面35aの全面を、サーボ情報を得るために等間隔、例
えば、16バイト毎に分割すると共に、分割された各領
域のランドLii及びグルーブGiiを、隣接する他の領域
のランドLii及びグルーブGiiに対して(1/2)トラ
ックピッチTP偏位した状態で形成し、光学ピックアップ
3が、図7中、一点鎖線LCHに沿って移動している場
合、領域AR10に記録されている信号を再生すると共
に、隣接している2つの領域、例えば、領域AR00、AR
10からの反射光に基づき、デイテクタ7、差動アンプ
23によって差動出力信号を形成してトラッキングサー
ボ情報を得ることができるので、トラッキングサーボ情
報を得るための特別のサーボエリアの設定が不要にな
る。
【0079】図8には、この発明にかかる光デイスク4
の他の実施例を示す。この他の実施例に示される光デ
イスク45は、前述の実施例と同様に光デイスク45
の面45aに所定のサーボエリアを設けることなく、光
デイスク45の面45aの全面をデータを記録するため
のエリアとなしていることである。
【0080】この他の実施例に示される光デイスク45
が、前述の実施例に示される光デイスク35と異なる
点は、相変化型の光デイスクではなく、凹凸のピットを
形成する、いわゆる穴あけ型に対する適用例を示してい
ることである。
【0081】つまり、ピット列を形成することによって
トラックを形成すると共に、或る領域に於けるピット列
の半径方向〔図8中、矢示B方向〕に於ける位置を、隣
接する他の領域に於けるピット列の半径方向に於ける位
置に対して、(1/2)トラックピッチTP偏位した状態
で形成している。
【0082】図8に示されるように、光デイスク45の
面45aに設定されている領域AR000、AR100、AR
200、AR300は、夫々、円周方向〔図8中、矢示A
方向〕に等しい距離に設定されている。
【0083】また、領域AR100、AR300のピット列
PAi、PCiは、領域AR000、AR200のピット列PE
i、PBiに対して、(1/2)トラックピッチTP偏位し
た状態で形成されている。尚、その他の内容について
は、前述の実施例と同様であるので、重複する説明を
省略する。
【0084】の実施例によれば、光デイスク45の面
45aの全面を、サーボ情報を得るために等間隔、例え
ば、16バイト毎に分割すると共に、分割された各領域
のピット列を、隣接する他の領域のピット列に対して
(1/2)トラックピッチTP偏位した状態で形成し、光
学ピックアップ3が、図8中、一点鎖線LCHに沿って移
動している場合、領域AR100に形成されているピット
列に基づいて、信号を再生すると共に、隣接している2
つの領域、例えば、領域AR000、AR100の反射光に
基づき、デイテクタ7、差動アンプ23によって差動出
力信号を形成してトラッキングサーボ情報を得ることが
できるので、トラッキングサーボ情報を得るための特別
のサーボエリアの設定が不要になる。
【0085】
【発明の効果】請求項1にかかる記録媒体では、1つの
ビームスポットが、光デイスクの周方向に移動している
時、一の部分通過時に得られるプッシュプル信号と、他
の部分通過時に得られるプッシュプル信号とでは位相が
反転するようになされているので、一の部分通過時のプ
ッシュプル信号と、他の部分通過時のプッシュプル信号
との差分をとることによって、1ビームの差動プッシュ
プルでありながら、3ビームの差動プッシュプル方式と
同等のトラッキング制御機能を実現できるという効果が
ある。
【0086】請求項2にかかるトラッキング方法または
請求項3にかかる再生装置では、周方向に分割された複
数のエリアにデータを記録および/または再生するため
のグルーブおよびランドが交互に形成され、グルーブお
よびランドの周方向に隣り合う複数のエリアにおける一
の部分が他の部分に対してトラックピッチの1/2偏位
されて形成された記録媒体に対して、1つのビームスポ
ットを記録媒体の周方向に移動させる時、該記録媒体か
らの反射光を2分割デイテクタに照射すると、一の部分
通過時に得られるプッシュプル信号と他の部分通過時に
得られるプッシュプル信号とでは位相が反転することか
ら、一の部分通過時に得られるプッシュプル信号と他の
部分通過時に得られるプッシュプル信号との差動出力信
号を求めることにより、オフセット成分をキャンセルで
き、トラッキングエラー成分を強めることができ、1ビ
ームの差動プッシュプルでありながら、3ビームの差動
プッシュプル方式と同等のトラッキング制御機能を実現
できるという効果がある。
【0087】これによって、グレーテイングを省略する
ことができるという効果がある。
【0088】グレーテイングを省略できるので、コスト
ダウンを実現でき、デイテクタを簡素化でき、カップリ
ング効率を向上できてレーザダイオードの寿命を延ばす
ことができるという効果がある。
【0089】また、いわゆる〔R-Dependance〕を緩和で
きてスイングアーム方式を採用できるという効果があ
る。更に、可変トラックピッチ時のフォーマットに対応
する発展性、柔軟性を持たせることができるという効果
がある。
【0090】デイテクタからのダイレクトな出力に基づ
いているため、3ビームの差動プッシュプル方式におけ
る調整ズレは存在せず、光学ピックアップのバラツキの
補正を不要にでき、量産に適するという効果がある。
た、請求項2にかかるトラッキング方法または請求項3
にかかる再生装置では、周方向に分割されたグルーブお
よびランドの区間が交互に形成されるトラックを有し、
グルーブおよびランドの区間がトラック毎に交互に配さ
れると共に、トラックが径方向に1/2トラックピッチ
毎に配されて形成されるディスク状記録媒体に対して、
ディスク状記録媒体のグルーブおよびランドの何れか一
方での2分割デイテクタの差動出力と、他方での2分割
デイテクタの差動出力との差信号によりトラッキングサ
ーボを行うようにしているため、トラッキングサーボの
ためのトラッキングサーボ情報を、サーボ用の信号を記
録することなく得ることができる効果がある。 さらに、
請求項4にかかる再生方法または請求項5にかかる再生
装置では、周方向に分割されたグルーブおよびランドの
区間が交互に形成されるトラックを有し、グルーブおよ
びランドの区間がトラック毎に交互に配されると共に、
トラックが径方向に1/2トラックピッチ毎に配されて
形成されるディスク状記録媒体を再生するときに、ディ
スク状記録媒体のグルーブおよびランドの何れか一方で
の2分割デイテクタの差動出力と、他方での2分割デイ
テクタの差動出力との差信号によりトラッキングサーボ
を行うようにされ、トラックに沿って光学ピックアップ
がディスク状記録媒体のランドを通過しているときに
は、ランドから再生データを得ると共にトラッキングの
ための信号を得、トラックに沿って光学ピックアップが
ディスク状記録媒体のグルーブを通過しているときに
は、グルーブによりトラッキングのための信号を得るた
め、サーボ用の信号を記録するために記録容量を減らす
ことなく、記録媒体にデータの記録を行うことができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に適用できる記録・再生装置の一例
示すブロック図である。
【図2】この発明に係る光デイスクの原理を示す説明図
である。
【図3】トラッキングエラー信号を抽出する構成を示す
ブロック図である。
【図4】ビームスポットの移動を示す図である。
【図5】デイテクタを示す説明図である。
【図6】デイテクタを示す説明図である。
【図7】この発明に係る光デイスクの実施例を示す説
明図である。
【図8】この発明に係る光デイスクの他の実施例を示す
説明図である。
【図9】0次回折光と1次回折光の形成される状態を示
す従来例の説明図である。
【図10】デイテクタ上に照射される0次回折光と1次
回折光を示す従来例の説明図である。
【図11】3ビームの形成される状態を示す従来例の説
明図である。
【図12】3ビームを用いた差動プッシュプルを示す従
来例の説明図である。
【符号の説明】
3 光学ピックアップ 5、35、45 光デイスク 7、7a、7b デイテクタ 23 差動アンプ 24、25 サンプルホールド回路 28 差動アンプ LAi、LBi、LCi、LEi ランド GAi、GBi、GCi、GEi グルーブ A 周方向 AR0、AR1、AR2、AR3 領域 AR00、AR10、AR20、AR30 領域 AR000、AR100、AR200、AR300 領域 BSi ビームスポット St1、St1 サンプリング信号

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に分割されたグルーブおよびラン
    ドの区間が交互に形成されるトラックを有するディスク
    記録媒体に於いて、 上記グルーブおよびランドの区間がトラック毎に交互に
    配されると共に、上記トラックが径方向に1/2トラッ
    クピッチ毎に配されて形成されることを特徴とするディ
    スク状記録媒体。
  2. 【請求項2】 周方向に分割されたグルーブおよびラン
    の区間が交互に形成されるトラックを有し、上記グル
    ーブおよびランドの区間がトラック毎に交互に配される
    と共に、上記トラックが径方向に1/2トラックピッチ
    毎に配されて形成されるディスク状記録媒体を用いるト
    ラッキング方法に於いて、 2分割デイテクタと、1スポットの光学ピックアップを
    少なくとも備え、 上記ディスク状記録媒体の上記グルーブおよびランド
    何れか一方での上記2分割デイテクタの差動出力と、他
    での上記2分割デイテクタの差動出力との差信号によ
    りトラッキングサーボを行うようにしたことを特徴とす
    るトラッキング方法。
  3. 【請求項3】 周方向に分割されたグルーブおよびラン
    の区間が交互に形成されるトラックを有し、上記グル
    ーブおよびランドの区間がトラック毎に交互に配される
    と共に、上記トラックが径方向に1/2トラックピッチ
    毎に配されて形成されるディスク状記録媒体を再生する
    再生装置に於いて、 2分割デイテクタと、1スポットの光学ピックアップを
    少なくとも備え、 上記ディスク状記録媒体の上記グルーブおよびランド
    何れか一方での上記2分割デイテクタの差動出力と、他
    での上記2分割デイテクタの差動出力との差信号によ
    りトラッキングサーボを行うようにしたことを特徴とす
    る再生装置。
  4. 【請求項4】 周方向に分割されたグルーブおよびラン
    の区間が交互に形成されるトラックを有し、上記グル
    ーブおよびランドの区間がトラック毎に交互に配される
    と共に、上記トラックが径方向に1/2トラックピッチ
    毎に配されて形成されるディスク状記録媒体を再生する
    再生方法に於いて、上記ディスク状記録媒体の上記グルーブおよびランドの
    何れか一方での2分割デイテクタの差動出力と、他方で
    の上記2分割デイテクタの差動出力との差信号 によりト
    ラッキングサーボを行うようにされ、 トラックに沿って光学ピックアップが上記ディスク状
    録媒体の上記ランドを通過しているときには、上記ラン
    ドから再生データを得ると共にトラッキングのための信
    号を得、上記トラックに沿って上記光学ピックアップが
    上記ディスク状記録媒体の上記グルーブを通過している
    ときには、上記グルーブによりトラッキングのための信
    号を得ることを特徴とする再生方法。
  5. 【請求項5】 周方向に分割されたグルーブおよびラン
    の区間が交互に形成されるトラックを有し、上記グル
    ーブおよびランドの区間がトラック毎に交互に配される
    と共に、上記トラックが径方向に1/2トラックピッチ
    毎に配されて形成されるディスク状記録媒体を再生する
    再生装置において、上記ディスク状記録媒体の上記グルーブおよびランドの
    何れか一方での2分割デイテクタの差動出力と、他方で
    の上記2分割デイテクタの差動出力との差信号によりト
    ラッキングサーボを行うようにされ、 上記トラックに沿って光学ピックアップが上記ディスク
    記録媒体の上記ランドを通過しているときには、上記
    ランドから再生データを得ると共にトラッキングのため
    の信号を得、上記トラックに沿って上記1スポットの光
    学ピックアップが上記ディスク状記録媒体の上記グルー
    ブを通過しているときには、上記グルーブによりトラッ
    キングのための信号を得ることを特徴とする再生装置。
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