JP3153900U

JP3153900U - リベッター

Info

Publication number: JP3153900U
Application number: JP2009004803U
Authority: JP
Inventors: 崇源何; 定國 ▲呉▼
Original assignee: 崇源何; 定國 ▲呉▼
Priority date: 2008-09-25
Filing date: 2009-07-10
Publication date: 2009-09-24
Anticipated expiration: 2019-07-10
Also published as: US20100071182A1; DE202008016641U1; TWI337115B; TW201012600A

Abstract

【課題】スムーズに作動することを可能にするリベッターを提供する。【解決手段】リベッターは、ハウジング、シャフト２８、固定あご５４および旋転軸４６を備える。ハウジングは、貫通口１６を有する。シャフト２８は、ハウジングの貫通口１６の中に装着され、かつ貫通口１６に沿って往復運動を行なうことが可能である。固定あご５４は、シャフト２８の前側に装着され、かつシャフト２８に伴い移動することが可能である。旋転軸４６は、一端がハウジングの後端に差し込まれ、かつ駆動を受けて回転することによってシャフト２８を往復運動させることが可能である。ハウジングの貫通口１６の側壁に誘導溝が配置され、シャフト２８に誘導溝に対応する陥没部３６が配置され、かつシャフト２８の移動に伴って生じる摩擦を減少させるために誘導溝と陥没部３６の中にステンレスボール４４が配置される。【選択図】図２

Description

本考案は、工具に関し、詳しくはリベッターに関するものである。

ブラインドリベット（ｂｌｉｎｄｒｉｖｅｔ）は二つの締結母材の締結によく使用されている。ブラインドリベットを使用する際、まず締結母材に穴を開け、ブラインドリベットを穴に差し込む。続いてリベッター（ｒｉｖｅｔｅｒ）によってブラインドリベットの末端を挟み、ブラインドリベットを引っ張って切断すれば、二つの締結母材はブラインドリベットによってしっかり締結される。

前述のリベッターは、固定あご、シャフトおよび旋転軸を備える。固定あごは、ブラインドリベットを挟むのに用いられる。シャフトは固定あごに連結され、リベッターにおいて往復運動を行なうことが可能である。旋転軸は、シャフトの駆動に用いられる。このようなリベッターを使用するには、気動工具または電動工具と組み合せる必要がある。旋転軸は気動工具または電動工具に接続されるため、気動工具または電動工具を操作すれば、リベッターを駆動することが可能である。

従来のリベッターは貫通口を有し、シャフトは貫通口に装着され、貫通口に沿って往復運動を行う。シャフトと貫通口との間に摩擦力が生じるため、リベッターの作動に支障をきたすだけでなく、ひどい場合、ひっかかって作動できなくなる可能性がある。また切断されたブラインドリベットの一部分がリベッター内に残留するため、抜きにくい場合がある。

本考案の主な目的は、スムーズに作動することを可能にするリベッターを提供することである。

本考案のもう一つの目的は、リベッター内に切断されて残留したブラインドリベットの一部分をスムーズに抜き出すことを可能にするリベッターを提供することである。

上述の目的を達成するために、本考案によるリベッターは、ハウジング、シャフト、若干の固定あごおよび旋転軸を備える。ハウジングは、貫通口を有する。シャフトは、ハウジングの貫通口の中に装着され、かつ貫通口に沿って往復運動を行なうことが可能である。固定あごは、シャフトの前側に装着され、かつシャフトに伴い移動することが可能である。旋転軸は、一端がハウジングの後端に差し込まれ、かつ駆動を受けて回転することによってシャフトを往復運動させることが可能である。本考案の特徴は、ハウジングの貫通口の側壁に若干の誘導溝が配置され、シャフトに誘導溝に対応する若干の陥没部が配置され、かつシャフトの移動に伴って生じる摩擦を減少させるために誘導溝と陥没部の中にステンレスボールが配置されることである。

本考案は、固定あごの後方に釘抜き器が配置される。ブラインドリベットがハウジングに差し込まれると釘抜き器が圧縮され、そののち固定あごがブラインドリベットを解放すると、リベッターがブラインドリベットを押し出す。

本考案の一実施形態によるリベッターの斜視図である。本考案の一実施形態によるリベッターの分解斜視図である。図１の３−３線断面を示す断面図である。図１の４−４線断面を示す断面図である。本考案の一実施形態においてリベッターを操作する作動状態を示す模式図である。本考案の一実施形態においてリベッターを操作する作動状態を示す模式図である。本考案の一実施形態においてリベッターを操作する作動状態を示す模式図である。

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
（一実施形態）
図１から図３に示すように、本考案の一実施形態によるリベッターは、ハウジング１０、シャフト２８、旋転軸４６、二つの固定あご５４および釘抜き器６０を備える。

ハウジング１０は、ヘッド部１２および胴部１４がねじ山によって合わさることによって構成される。ハウジング１０は貫通口１６を有し、前端に前開口部１８を有し、後端に後開口部２０を有する。前開口部１８は側壁にねじ山を有する。ヘッド部ユニット２２は、中央に穿孔２４を有し、外周面にねじ山を有する。ヘッド部ユニット２２は前開口部１８中に締め付けられるため、穿孔２４が貫通口１６と連続する。貫通口１６は側壁に三つの誘導溝２６を有し、誘導溝２６は二等辺三角形の頂角に別々に位置付けられる。

シャフト２８は、中央に二段穿孔を有し、孔径の比較的大きい部位が第一孔３０と定義され、孔径の比較的小さい部位が第二孔３２と定義される。シャフト２８は、前端に近い外周面にねじ山を有する。シャフト２８は、後端に第二孔３２と連続するねじ孔３４を有する。シャフト２８は、外周面に三つの陥没部３６を有する。管状物３８は、後端に近い部位にシャフト２８のねじ山と噛み合うねじ山を有する。管状物３８は、内側面に固定あご駆動部４０を有する。シャフト２８および管状物３８はハウジング１０の貫通口１６中に装着され、そのうちの管状物３８はハウジング１０の前端に向かい、シャフト２８はハウジング１０の後端に向かう。ハウジング１０の貫通口１６は、内部にシャフト２８を押して前進させるスプリング４２を有する。図３に示すように、ハウジング１０の三つの誘導溝２６とシャフト２８上の三つの陥没部２６とは互いに対応し、その中にステンレスボール４４が配置される。シャフト２８が貫通口１６に沿って往復運動する際、ステンレスボール４４の作用がベアリングの如くであるため、摩擦力を減少させ、シャフト２８をスムーズに移動させることが可能である。

旋転軸４６は、一端がハウジング１０の後端に差し込まれる。旋転軸４６は、ハウジング１０の外部に露出する部位に接続部４８を有し、接続部４８は図示しない電動工具または気動工具との接続に用いられる。ハウジング１０は、内部にねじ山部位５０を有する。旋転軸４６のねじ山部位５０は、シャフト２８の後端のねじ孔３４中に締め付けられる。旋転軸４６が旋転する際、シャフト２８を移動させるか、シャフト２８を後退させることが可能である。

二つの固定あご５４は、管状物３８内に装着され、かつ内端に歯５６を有し、外端に突出状輪面５８を有する。固定あご５４の突出状輪面５８は、管状物３８の内側の固定あご駆動部４０に突き当たるため、シャフト２８を後退させる際、固定あご５４は駆動されて奥へ移動する。

釘抜き器６０は、座体６２を有し、前端に孔６４および孔６４内に装着されるブロック６６を有する。孔６４は内部に第１スプリングとしてのスプリング６８を有し、スプリング６８はブロック６６を外部へ押し出すのに用いられる。座体６２はシャフト２８の第一孔３０に装着され、第一孔３０は内部に第２スプリングとしてのスプリング７０を有し、スプリング７０は外に向かって座体６２に突き当たる。

ハウジング１０は、後端に後開口部２０を囲む環状の陥没溝７２を有する。陥没溝７２は、外側の壁に第１ねじ山としてのねじ山７４を有する。連結匡体７６は、二つの半円形の枠７８、８０が合わさることによって構成される。連結匡体７６は第２ねじ山としてのねじ山８２を有し、ねじ山８２はハウジング１０の後端の陥没溝７２中に締め付けられ、ねじ山７４と噛み合う。連結匡体７６は、旋転軸４６の露出部分を囲む。本実施形態によるリベッターが図示しない電動工具または気動工具に接続された後、連結匡体７６は電動工具または気動工具に接触し、回転部位、即ち図示しない電動工具または気動工具の出力軸および旋転軸４６、を囲むため、危険を避けることが可能である。

図５に示すように、ブラインドリベット８４は、ヘッド部ユニット２２の穿孔２４中に差し込まれ、固定あご５４の間を貫通し、釘抜き器６０のブロック６６を後退させ、スプリング６８を圧縮する。図示しない電動工具または気動工具によって旋転軸４６を回転させる際、旋転軸４６のねじ山部位５０とシャフト２８のねじ孔３４との作用によって、管状物３８、固定あご５４および釘抜き器６０は、シャフト２８とともに後へ引っ張られる。このとき固定あご５４は、管状物３８の固定あご駆動部４０と固定あご５４の突出状輪面５８の作用によって奥へ移動し、ブラインドリベット８４をしっかり挟む。電動工具または気動工具によって旋転軸４６を持続的に回転させれば、ブラインドリベット８４が引っ張られ、切断される。続いて、電動工具または気動工具の回転方向を切り替え、再びねじ山部位５０とねじ孔３４とを噛み合せ、シャフト２８を前進させれば、図７に示すように、固定あご５４は切断されて残留したブラインドリベット８４’を解放し、スプリング６８はブロック６６を前に押し、切断されて残留したブラインドリベット８４’を押し出す。

１０：ハウジング、１２：ヘッド部、１４：胴部、１６：貫通口、１８：前開口部、２０後開口部、２２：ヘッド部ユニット、２４：穿孔、２６：誘導溝、２８：シャフト、３０：第一孔、３２：第二孔、３４：ねじ孔、３６：陥没部、３８：管状物、４０：固定あご駆動部、４２：スプリング、４４：ステンレスボール、４６：旋転軸、４８：接続部、５０：ねじ山部位、５４：固定あご、５６：歯部、５８：突出状輪面、６０：釘抜き器、６２：座体、６４：孔、６６：ブロック、６８：スプリング（第１スプリング）、７０：スプリング（第２スプリング）、７２：陥没溝、７４：ねじ山（第１ねじ山）、７６：連結匡体、７８：枠、８０：枠、８２：ねじ山（第２ねじ山）、８４：ブラインドリベット、８４’：切断されて残留したブラインドリベット

Claims

貫通口を有するハウジングと、
前記ハウジングの前記貫通口の中に装着され、前記貫通口に沿って往復運動を行なうことが可能であるシャフトと、
前記シャフトの前側に装着され、前記シャフトに伴い移動することが可能である固定あごと、
一端が前記ハウジングの後端に差し込まれ、かつ駆動を受けて回転することによって前記シャフトを往復運動させることが可能である旋転軸と、
を備えるリベッターであって、
前記ハウジングの前記貫通口の側壁に誘導溝が配置され、前記シャフトに前記誘導溝に対応する陥没部が配置され、かつ前記シャフトの移動に伴って生じる摩擦を減少させるために前記誘導溝と前記陥没部の中にステンレスボールが配置されることを特徴とするリベッター。
さらに前記固定あごの後方に位置付けられる釘抜き器を備え、
前記釘抜き器は、ブロックと前記ブロックに突き当たる第１スプリングとを有するため、ブラインドリベットを前記ハウジングに差し込むと前記ブロックが後退し、前記第１スプリングを圧縮することを特徴とする請求項１に記載のリベッター。
前記釘抜き器は、座体を有し、
前記座体は、孔を有し、
前記ブロックと前記第１スプリングとは、前記座体の前記孔に装着されることを特徴とする請求項２に記載のリベッター。
前記シャフトは、第一孔を有し、
前記座体と外に向かって前記座体を押す第２スプリングとは、前記第一孔中に装着されることを特徴とする請求項３に記載のリベッター。
前記旋転軸上の前記ハウジングの外部に露出する部位を囲むため、前記ハウジングの後端に装着される環状の連結匡体を有することを特徴とする請求項１に記載のリベッター。
前記ハウジングは、後端に環状陥没溝を有し、側壁に第１ねじ山を有し、
前記連結匡体は、第２ねじ山を有することを特徴とする請求項５に記載のリベッター。
前記連結匡体は、二つの半円形の枠が合わさることによって構成されることを特徴とする請求項５に記載のリベッター。
前記シャフトは、後端にねじ孔を有し、
前記旋転軸は、前記シャフトの前記ねじ孔の中に締め付けられるねじ山部位を有することを特徴とする請求項１に記載のリベッター。