JP3153749U - 野菜・果物類の収穫具 - Google Patents

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一男 中川
一男 中川
谷口 雅彦
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Abstract

【課題】種々の野菜や果物類を商品価値を低下させることなく確実に把持して、低労力かつスムーズに収穫作業を行える野菜・果物類の収穫具を提供する。【解決手段】1対の操作柄16a、16bを枢軸18回りに開閉操作して1対の切断刃20aを開閉する鋏体12と、切断刃の切断平面の一方側にそれぞれ固定配置され、切断刃20aとともに開閉して、切断刃による茎枝部の切断と同時に該茎枝部を挟持する1対の挟持部材14a、14bと、を備える。1対の挟持部材14a、14bは、閉鎖時に互いに対向する挟持部26を有し、切断刃の切断平面に近接する側の挟持部26の縁端位置が、切断平面から1つの切断刃の刃厚の2倍以上離隔した位置に設定される。【選択図】図1

Description

本考案は、野菜や果物等を収穫する際に利用される手動式の野菜・果物類の収穫具に関する。
ベビーリーフ等の葉野菜又はナス、トマト等の野菜類や、リンゴ、ミカン等の果物類を人手で収穫する際には、一方の手で農園芸用鋏等を操作しつつ、他方の手で野菜や果実等を持ちながらそれらの茎部や枝部を切断して収穫している。このような収穫作業は両手を使う必要があって作業能率も悪く、中腰等の疲れやすい姿勢での長時間作業となり重労働となっていた。これに対し、従来、果実の根元を切ると同時にその切口部を挟持するようにして、片手だけで果樹の収穫を図る果樹鋏が提案されている。特許文献1の果樹鋏は、把杆1,2を有する主体3,4を螺子5で枢着し、主体3に刃部6を該刃部6の衝合部に於いて主体4に受板7を取り付けて且主体3,4の先端に嵌着したビス8,9と前記した螺子5間に弾性板10、10’を設けてなる果樹鋏の構造が開示されており、刃部6と受板7とによって切断した果樹の根部を弾性板10、10’で挟持して保持するものであった。なお、符号は特許文献1に記載されたものである。
実公昭34−15439号公報
特許文献1の果樹鋏では、果実の根部を保持する弾性板自体の幅が極めて狭く、かつ各弾性板が刃部及び受板に対して略隙間無く密接した位置に固定して取り付けられている構造であった。したがって、特許文献1の果樹鋏をベビーリーフのように柔らかくて傷付きやすく、地面から上に伸びているものを収穫するのに用いた場合には、弾性板による強い圧力での挟持状態となるとともに、切口部の端部を挟持するのでベビーリーフを把持した状態の安定性も悪かった。その結果、葉を傷付けて商品として出荷できなかったり価値の低下を招くおそれが高いと同時に、挟持したベビーリーフが不安定になるので結局は他方の手を使う必要があり作業能率が劣る問題があった。さらに、様々な種類の野菜や果物類に応じて挟持位置を調整することができないので、特定の果実の収穫のみに用途が限定されていた。また、果樹鋏の構造は製作段階から専用に加工された特殊な構造であるから既存の農園芸用鋏等を利用して製作できず特注品となり、製造コストも高くついていた。また、切った対象物を全て挟持する構造であるので、商品として出荷対象外となる小さいベビーリーフも含めて収穫してしまう結果、収穫作業後に収穫箱等から別途に小さなものを取り除く分別作業が必要であり煩雑で重労働であった。
本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、種々の野菜や果物類を切断して収穫する際に安定した状態で確実に挟持するとともに商品価値を低下させることもなく、低労力かつスムーズに収穫作業を行える野菜・果物類の収穫具を提供することにある。さらに、他の目的は、簡単な構造で低コストで製造できる野菜・果物類の収穫具を提供することにある。さらに、他の目的は、収穫作業と同時に商品として対象外となる小さな野菜等を除いて収穫できる野菜・果物類の収穫具を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案は、野菜や果物類の茎枝部を切断すると同時に該茎枝部を挟持しながら収穫操作する手動式の野菜・果物類の収穫具であって、1対の操作柄16a、16bを枢軸18回りに開閉操作して1対の切断刃20a、20bを開閉する鋏体12と、切断刃20a、20bの切断平面22の一方側Sにそれぞれ固定配置され、切断刃20a、20bとともに開閉して、切断刃による茎枝部の切断と同時に該茎枝部を挟持する1対の挟持部材14a、14b(14c、14d)(14e、14f)と、を備え、1対の挟持部材14a、14bは、それぞれ切断刃の切断平面22から離隔した位置であって切断刃の長手方向に沿うように延在させて閉鎖時に互いに対向する挟持部26を有し、切断刃の切断平面22に近接する側の挟持部の縁端位置26Eが、切断平面22から1つの切断刃の刃厚の2倍以上離隔した位置に設定されたことを特徴とする野菜・果物類の収穫具10から構成される。鋏体12は、例えば、周知の農園芸用鋏等に挟持部材を取り付けて製造することとしてもよい。
また、操作柄16a、16bに一端側を支持されて、1対の挟持部材14a、14b(14c、14d)(14e、14f)をそれぞれ切断刃20a、20bに固定させる固定手段28が設けられたこととしてもよい。固定手段の一端側の操作柄への支持方法は、例えば、ネジ止め、溶接、クランプ等その他任意の方法でもよい。
また、固定手段28は、一端側を操作柄16a、16bに支持させるとともに、他端側に挟持部材14a、14b(14c、14d)(14e、14f)を接続支持させる中間支持板30、30bを含むこととしてもよい。中間支持板には枢支連結構造等が不要でありシンプルな構造で製造できる。
また、挟持部材14a、14b(14c、14d)(14e、14f)の閉鎖時の対向間隙G幅を変更させ、かつ任意の変更位置で固定する挟持幅調整部50が設けられたこととしてもよい。
また、切断平面22からの挟持部26の離隔距離(H)が異なる複数の挟持部材を有し、それぞれの挟持部材には、中間支持板30a、30bに対して着脱交換可能に取り付けさせる取付部40が設けられたこととしてもよい。着脱交換可能な取付部としては、例えば、ネジ固定、クランプ固定等その他任意の着脱可能な構造を採用してもよい。
また、挟持部材14a、14b(14c、14d)(14e、14f)の閉鎖時の対向間隙Gは、挟持部材の先端側に向けて次第に広くなるように設定されたこととしてもよい。1対の挟持部材の閉鎖時には、挟持部26が略ハ字状に対向するようになっている。
また、挟持部材14a、14b(14c、14d)(14e、14f)の取付部40は、挟持部材の閉鎖時における対向間隙Gの先端側の開放角度と基端側の角度とを同時に変更させる同時変更部48を含むこととしてもよい。
また、挟持部材14a、14b(14c、14d)(14e、14f)は、挟持部26が切断刃の切断平面22に対して十分な離隔位置に配置されて該挟持部と切断平面22との間に十分な幅の空隙52が形成されたこととしてもよい。空隙52の幅は1つの切断刃の肉厚の2倍以上に設定されるとよい。
また、挟持部材14a、14b(14c、14d)(14e、14f)は、切断刃20a、20bからの起立部分を含めてコ字状、逆L字状、T字状のいずれかに形成されたこととしてもよい。
また、挟持部材14a、14b(14c、14d)(14e、14f)の挟持部26は、挟持する茎枝部を傷付けるのを防止しながら滑り止めする滑り止めゴム部材44で構成されたこととしてもよい。
本考案の野菜・果物類の収穫具によれば、野菜や果物類の茎枝部を切断すると同時に該茎枝部を挟持しながら収穫操作する手動式の野菜・果物類の収穫具であって、1対の操作柄を枢軸回りに開閉操作して1対の切断刃を開閉する鋏体と、切断刃の切断平面の一方側にそれぞれ固定配置され、切断刃とともに開閉して、切断刃による茎枝部の切断と同時に該茎枝部を挟持する1対の挟持部材と、を備え、1対の挟持部材は、それぞれ切断刃の切断平面から離隔した位置であって切断刃の長手方向に沿うように延在させて閉鎖時に互いに対向する挟持部を有し、切断刃の切断平面に近接する側の挟持部の縁端位置が、切断平面から1つの切断刃の刃厚の2倍以上離隔した位置に設定されたことから、野菜や果物類の茎や枝等の切断位置からある程度離隔した位置で該野菜や果物類を挟持させるので、切断した野菜や果物類を安定した状態で確実に挟持できるとともに、挟持する野菜や果物類を傷つけにくく、収穫物の商品価値を維持しながら片手だけで効率良く、軽労力でスムーズに収穫作業を行える。
また、操作柄に一端側を支持されて、1対の挟持部材をそれぞれ切断刃に固定させる固定手段が設けられた構成とすることにより、焼入れにより高硬度の刃が形成されて加工しにくい切断刃側には加工を施す必要がなく、比較的簡単に加工できる操作柄に支持させた固定手段を介して挟持部材を適切な切断平面からの離隔位置に簡単に取り付けることができ、製作しやすい。さらに、切断刃の形状に左右されず挟持部材を安定した状態で支持させることができる。よって、既設の鋏等に挟持部材を簡単に取り付けて低コストで製造することができる。
また、固定手段は、一端側を操作柄に支持させるとともに、他端側に挟持部材を接続支持させる中間支持板を含む構成とすることにより、重量化、複雑化、大型化させることなく、簡単な構成で低コストで固定手段を実現できる。
また、挟持部材の閉鎖時の対向間隙幅を変更させ、かつ任意の変更位置で固定する挟持幅調整部が設けられた構成とすることにより、1つの収穫具だけで、収穫対象の野菜や果物類の種類や栽培状況等に応じて挟持部材の対向間隙幅を変更しながら収穫できる。したがって、収穫時に野菜や果物類を傷つけて商品価値を低下させるようなことがなく、確実に野菜等を挟持して収穫でき、作業性を向上できる。
また、切断平面からの挟持部の離隔距離が異なる複数の挟持部材を有し、それぞれの挟持部材には、中間支持板に対して着脱交換可能に取り付けさせる取付部が設けられた構成とすることにより、収穫対象の野菜や果物類の種類等に応じて挟持部材を着脱交換して、切断平面からの挟持部の離隔位置を変更しながら収穫できる。その結果、野菜や果物類を傷つけることなく確実に野菜等を挟持しながら収穫でき、商品価値を低下させることがないと同時に、作業性を向上できるうえ、一つの鋏体に対して複数の挟持部材を着脱交換させるだけで多種の野菜や果物類に対応した収穫を行え、使い勝手が良く、費用対効果が高い。
また、挟持部材の閉鎖時の対向間隙は、挟持部材の先端側に向けて次第に広くなるように設定された構成とすることにより、例えば、ベビーリーフのように密集している野菜等の茎枝部を切断する際に、鋏体の切断刃が基端側から次第に閉鎖されていく構造により切断した野菜等が次第に先端側にずれ移動して集まっていくのに対応して、先端側の開放角度を広くして先端側に集まる野菜等を傷つけることなく挟持できる。よって、野菜や果物類の商品価値を低下させることがなく、スムーズに収穫作業できる。
また、挟持部材の取付部は、挟持部材の閉鎖時における対向間隙の先端側の開放角度と基端側の角度とを同時に変更させる同時変更部を含む構成とすることにより、野菜や果物類の種類等に応じて挟持部材の対向間隙の先端側の開放角度と基端側の角度を微調整することができ、野菜等を傷つけることなく確実に挟持できる。
また、挟持部材は、挟持部が切断刃の切断平面に対して十分な離隔位置に配置されて該挟持部と切断平面との間に十分な幅の空隙が形成された構成とすることにより、ある程度大きな野菜や果物類等を挟持部により挟持されるが、空隙の幅よりも小さな野菜等は挟持されず、該空隙を介して落とすことができる。したがって、野菜等の収穫作業と同時に収穫物の大きさの選別を行えるので、利便性が良く作業性を向上しうる。
また、挟持部材は、切断刃からの起立部分を含めてコ字状、逆L字状、T字状のいずれかに形成された構成とすることにより、挟持部と切断刃との間に十分な幅の空隙の形成する挟持部材を簡単な構成で実現できる。さらに、収穫する際に、野菜や果物類が密集している場合でも、挟持部材が隣接する野菜等を傷つけたり、邪魔になったりしにくい。
また、挟持部材の挟持部は、挟持する枝茎部を傷付けるのを防止しながら滑り止めする滑り止めゴム部材で構成されたこととすることにより、滑り止めゴム部材により、挟持した野菜や果物類等を傷つけることがないとともに、より挟持状態の保持力を向上して該野菜や果物類の落下を確実に防止しながら能率良く作業できる。さらに、使用後に野菜等の茎枝部の切断面から出る液汁等で汚れやすい挟持部を滑り止めゴム部材を交換するようにすると、衛生的に利用できる。
本考案の第1の実施形態に係る野菜・果物類の収穫具の平面図である。 図1の野菜・果物類の収穫具の正面図である。 図1の野菜・果物類の収穫具の先端側から見た側面図である。 図1の野菜・果物類の収穫具の開いた状態の説明図である。 図4の野菜・果物類の収穫具の斜視図である。 図1の野菜・果物類の収穫具の挟持部材の斜視説明図である。 挟持部材の位置及び対向間隙幅の変更調整の説明図である。 図1の野菜・果物類の収穫具の収穫時の作用説明図である。 図1の野菜・果物類の収穫具の収穫時の作用説明図である。 図1の野菜・果物類の収穫具の挟持部材の分離状態、及び複数の挟持部材を着脱交換する説明図である。 本考案の第2の実施形態に係る野菜・果物類の収穫具の正面図である。 図11の野菜・果物類の収穫具の先端側から見た側面図である。 図11の野菜・果物類の収穫具の挟持部材の斜視説明図である。 挟持部材の他の形態の斜視説明図である。 挟持部材の他の形態の斜視説明図である。 本考案の第3の実施形態に係る野菜・果物類の収穫具の平面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本考案の野菜・果物類の収穫具の実施の形態について説明する。本考案の野菜・果物類の収穫具は、野菜や果物類の茎部や枝部等を切断すると同時に該茎部や枝部等を挟持しながら収穫操作する手動式の収穫具である。図1ないし図8は、本考案に係る野菜・果物類の収穫具の第1の実施形態を示している。図1、図2、図3に示すように、本実施形態において、野菜・果物類の収穫具10は、鋏体12と、1対の挟持部材14a、14bと、を備えている。
図1、図2、図4に示すように、鋏体12は、収穫対象の野菜又は果物類の茎枝部挟んで切断する収穫具における切断手段である。なお、本実施形態では、茎枝部とは野菜や果物の茎部や枝部、さらに茎と葉の基部をつないでいる葉柄等の茎様のものを含む。鋏体12は、1対の操作柄16a、16bを枢軸18回りに開閉操作して1対の切断刃20a、20bを開閉するように構成されている。例えば、刃厚が2〜3mm程度で片側に刃が形成された2つの切断刃20a、20bの基部側に、それぞれ一方に長い操作柄16a、16bの一端部が連結されており、それらの切断刃20a、20bの刃裏側を互いに合わせつつ重ね合わせた状態で、該切断刃の基部側を枢軸18を介して開閉自在に枢支されている。図2、図3に示すように、1対の切断刃20a、20bが互いに交差する噛み合い面であり、互いに重ね合わせた刃裏面間を含むような仮想的な平面を切断平面22としている。図1、図4、図5に示すように、操作柄16a、16bの間には、該操作柄を開く方向すなわち、切断刃を開く方向に付勢するバネ部材24が設けられている。また、1つの操作柄16bの延長端部には、バネ部材24に抗して操作柄16a、16bの閉鎖状態を保持するための止め環25が設けられている。
挟持部材14a、14bは、切断刃20a、20bの切断平面22の一方側S、図2、図3上では切断平面22に対して上方側に、挟持部26を配置させて固定されており、切断刃20a、20bとともに開閉して、該切断刃による野菜又は果物類の茎枝部の切断と同時に該茎枝部を挟持して保持する挟持手段である。挟持部材は切断した茎枝部とともに野菜や果物の葉や果実等の一部を挟持するようにしてもよい。本実施形態では、図1、図2に示すように、挟持部材14a、14bは、一端側を操作柄16a、16bに支持した固定手段28を介して、それぞれ切断刃20a、20b側に固定配置されている。
固定手段28は、例えば、2つの中間支持板30a、30bを含む。図1、図5、図10に示すように、中間支持板30a、30bは、例えば、金属製又はプラスチック等の硬質素材から形成された、平面視略く字状の細長い板部材からなる。中間支持板30a、30bは、それぞれ鋏体12の両外側面側に配置され、一端側を各操作柄16a、16bの端部側に例えば固定ネジ32等の任意の固定手段を介して支持されるとともに、他端側を切断刃20a、20bの刃表面側に該切断刃の長手方向に沿って延長している。そして、各中間支持板30a、30bの切断刃側への延長他端側に挟持部材14a、14bを着脱固定用ネジ34等の任意の着脱固定手段により、着脱可能に接続支持している。中間支持板30a、30bは、切断刃の先端側へ向けて細くなる刃体形状と略同様に先端側へ向けて細くなるように形成されており、切断刃の幅方向へはほとんど突出しないようになっている。それぞれの中間支持板30a、30bを介して、一方の切断刃20aに一つの挟持部材14aが、他方の切断刃20bに他の挟持部材14bが、固定されている。これにより、挟持部材14a、14bは、切断刃20a、20bの開閉動作に同期して開閉動作する。各中間支持板30a、30bの切断刃側への延長他端部には、着脱固定用ネジ34を受けるネジ孔36(図10参照)が2箇所に板面を貫通するように形成されている。中間支持板の中間部には、鋏体12の枢軸18に対応して孔が穿孔されている。操作柄16a、16bに中間支持板を支持させることにより、焼入れされて高硬度に形成される切断刃と異なって操作柄側のネジ穴等の加工を比較的簡単に行って、挟持部材の支持構成を簡単に実現できる。また、切断刃の刃先側へ傾斜するような刃面形状等に左右されることなく挟持部材を安定した状態で開閉可能な構造で支持させることができる。
図1、図2、図3に示すように、各挟持部材14a、14bは、閉鎖時に互いに対向して野菜等の茎枝部等を挟む部分となる挟持部26と、挟持部26を切断平面22から離隔した位置に配置させてそれぞれの中間支持板30a、30bに支持させる離隔支持片38と、を含む。挟持部26は、切断平面22から離隔した位置Hで切断刃20a、20bの長手方向に沿うように延在されている。挟持部26は、切断平面22に近接する側の該挟持部の縁端位置26Eが、切断平面22から1つの切断刃20aの刃厚Dの2倍の幅で離隔した位置Hに設定されている。なお、挟持部26の縁端位置26Eは、例えば、図11、図12に示した第2の実施形態のように、切断平面22から1つの切断刃の刃厚Dの2倍以上離隔した位置Hであれば任意でもよく、収穫対象の野菜や果物類の種類に応じて設定されるとよい。図2、図3、図6に示すように、離隔支持片38は、例えば、金属又はプラスチック等の硬質素材から形成されており、挟持部26に対応して切断刃20a、20bの長手方向に沿うように延在されている。離隔支持片38は、それぞれ中間支持板30a、30bに面合わせ状に当着して着脱固定用ネジ34を介して取付られる取付部40と、取付部40からL字状に起立され上端側に挟持部26が形成される起立部42と、を含むL字部材からなり、L字状に屈曲した板片で一体的に形成されている。例えば、取付部40は平面視で切断刃の形状と略同様に基部側から先端側に向けて細くなるように形成された板片からなり、起立部42は横長矩形状の板片からなる。
2つの挟持部材14a、14bは、それぞれの取付部40が切断平面22を挟んで各切断刃20a、20bの外面側に配置されるとともに、それぞれの挟持部26を切断平面22の一方側Sの同じ離隔位置に配置させているので、それぞれの起立部42の高さが異なっている。切断平面22の一方側Sに配置された切断刃20a側に取付られる起立高さの低い挟持部材14aは、該切断刃20aの刃表に沿って配置された中間支持板30aに取付部40の下面側を面合わせ状に当着させて、上方側から着脱固定用ネジ34で固定されている。切断平面22の他方側Tに配置された切断刃20b側に取付けられる起立高さの高い挟持部材14bは、該切断刃20bの刃表に沿って配置された中間支持板30bに、取付部40の上面側を面合わせ状に当着させて、下方側から着脱固定用ネジ34で固定されている。挟持部材14bの起立部42は、切断刃20a、20bを迂回状にしながら切断平面22の他方側Tから一方側Sまで延設されている。
各挟持部材の起立部42の上端部であって閉鎖時に対向する内面側に滑り止めゴム部材44が張設され、該滑り止めゴム部材44が挟持部26を構成している。すなわち滑り止めゴム部材44の外形輪郭が挟持部26の外形輪郭となっており、上述のような切断平面22からの離隔位置Hに設定されている。滑り止めゴム部材44は、例えば、3mm程度の厚みで帯板状の一方に長いシリコンゴムからなり、弾力クッション性や滑り止め効果等のゴム特有の素材性質を利用して、野菜や果物類の茎枝部を挟持した際に該野菜等を傷つけるのを防止しながら滑り止めして確実に挟持する。滑り止めゴム部材44の起立部に当着する裏面側は粘着面となっており、粘着面を介して該起立部42に着脱交換可能に貼付けられる。よって、必要に応じて滑り止めゴム部材44を異なる厚みのものに変更したり、作業後等に汚れた際には新しいものと交換して衛生的に利用することができる。
図1、図6に示すように、挟持部材14a、14bの取付部40には、着脱固定用ネジ34の雄ネジ部を貫通させる長孔46が形成されている。長孔46は、着脱固定用ネジ34の雄ネジ部の径より大きな幅で、かつ切断刃の幅方向すなわち枢軸回り略接線方向に向けて長く形成されている。挟持部材14a、14bは、長孔46の幅よりも大きな径の座金を介在して着脱固定用ネジ34によって中間支持板30a、30bに対して着脱可能に固定されている。挟持部材14a、14bは、中間支持板30a、30bに着脱可能であるので、例えば、図10に示すように、切断平面22からの挟持部26の離隔位置Hが異なる他の対の挟持部材14c、14d等、複数対の挟持部材を用意しておき、必要に応じて任意の挟持部材に交換することができる。これにより、一つの鋏体に対して挟持部の位置が異なる挟持部材を着脱交換するだけで収穫する野菜や果物類の種類に適応した収穫を行えるので、便利でありコストパフォーマンスも良い。
図1、図7(a)に示すように、挟持部材14a、14bの閉鎖時に挟持部26は平面視で略ハ字状となるように配置されており、該挟持部26間の対向間隙Gは、挟持部材の先端側に向けて次第に広くなるように設定されている。図8に示すように、1対の切断刃20a、20bで密集している多数の野菜や果物の茎枝部を切断する際には基部側から次第に閉鎖していくので、切断された野菜等も次第に先端側へずれ移動して集まっていく。本実施形態のように、挟持部26をハ字状にして間隙Gの先端側を開放しているので、次第に先端側に集まってくる切断された野菜等を傷つけないように良好に挟持することができる。さらに、長孔46の幅がネジ部より大きく設けられているので、図7(a)の仮想線に示すように、必要に応じて着脱固定用ネジ34を緩めて先端側の開放角度と基端側の角度とを同時に変更させて、任意の角度でネジを締めることにより微調整を行える。すなわち、挟持部材の長孔46が形成された取付部40と着脱固定用ネジ34により、挟持部材14a、14bの閉鎖時における対向間隙Gの先端側の開放角度と基端側の角度とを同時に変更させる同時変更部48を実現している。さらに、図7(b)に示すように、長孔46を介して挟持部26を平行な配置状態とすることもできる。加えて、図7(b)(c)に示すように、それぞれの挟持部材14a、14bは、長孔46を介して幅方向の取付位置を変更することも可能であり、着脱固定用ネジ34を緩めて挟持部材の位置を変更して閉鎖時の挟持部の対向間隙幅Gを変更させた後、任意の変更位置で着脱固定用ネジ34を締めて固定することができる。すなわち、挟持部材の長孔46が形成された取付部40と着脱固定用ネジ34により、挟持部材の閉鎖時の対向間隙G幅を変更させ、かつ任意の変更位置で固定する挟持幅調整部50を実現している。長孔46は同時変更部48と挟持幅調整部50とを兼用している。なお、図7(c)では、1対の挟持部材14a、14bは、互いの挟持部26が当着する位置まで変更可能となっている。
次に、本考案に係る野菜・果物類の収穫具10の作用について説明する。図9に示すように、野菜・果物類の収穫具10を用いて、例えば、丈が7cm程度に成長したほうれん草やベビーリーフを収穫する際には、挟持部材14a、14bの挟持部を上方側に向けた状態で操作柄16a、16bを片手で握りながら切断刃20a、20bを、密集しているベビーリーフの地面側の茎枝部に位置合わせし(図9a)、操作柄を操作しながら切断刃により切断していく(図9b)。該ベビーリーフの切断と同時に、挟持部材14a、14bが閉鎖して該切断したベビーリーフの茎枝部を挟持する。挟持状態のまま収穫箱等まで運んだ後(図9c)、挟持部材を開いてベビーリーフを開放して収穫箱等に収集していく。この際、挟持部材14a、14bの挟持部26は、切断平面22から切断刃の刃厚の2倍以上離隔した位置に配置されるとともに、挟持部材には滑り止めゴム部材44が張設されているので、柔らかいベビーリーフを傷付けずに、しかも安定した状態で滑り落ちることなく確実に挟持できる。よって、ベビーリーフの高い商品価値を維持しながら、片手操作でスムーズに収穫作業を行え、作業能率を向上して労力を軽減することができる。
次に、図11ないし図13を参照しつつ本考案の野菜・果物類の収穫具の第2の実施形態について説明する。第1実施形態と同一部材には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。図11、図12、図13に示すように、本実施形態に係る野菜・果物類の収穫具10aは、第1の実施形態と鋏体12の構成は同じであるが、挟持部材14c、14dの構成が第1実施形態と異なっている。本実施形態では、挟持部材14c、14dは、取付部40から起立している起立部42aの形状が正面視でコ字状に形成され、コ字内側に矩形状の空隙52を有している。すなわち、挟持部26と切断刃との間には空隙52が形成されている。さらに、挟持部材14c、14dは、切断平面22に近接する側の挟持部26の縁端位置26Eが、1つの切断刃20aの刃厚Dの約10倍程度の離隔位置Hに設定されている。よって、挟持部材14c、14dは、挟持部26が切断刃の切断平面22に対して例えば2〜3cm程度の十分な離隔位置に配置されており、該挟持部26と切断平面22との間に2〜3cm程度の十分な幅の空隙52が形成されている。挟持部材14c、14dにこのような空隙52を形成したことにより、例えば、ベビーリーフ等を収穫する際に、切断されたベビーリーフのうち、空隙52の高さ幅よりも小さい1〜2cm程度以下の大きさのものは挟持されることなく空隙52を介して外部へ逃がして落下することとなり、空隙52の高さ幅よりも大きなものだけを挟持して選別して収穫できる。その結果、ベビーリーフの大きさの選別を収穫作業と同時に行えるので、収穫作業後に別途に選別作業を行う必要がなく、作業効率の向上、労力軽減、作業時間の短縮を実現できる。なお、空隙52の高さ幅は、例えば、1つの切断刃の刃厚の2倍以上の幅で形成されれば任意でよく、収穫対象の野菜や果物類の種類に対応して空隙を設定するとよい。挟持部材14c、14dの起立部の構成はコ字状に限らず、図14に示すような逆L字状(42b)または図15に示すようなT字状(42b)に構成してもよい。
次に、図16を参照しつつ本考案の野菜・果物類の収穫具の第3の実施形態について説明する。第1実施形態と同一部材には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。図16に示すように、本実施形態に係る野菜・果物類の収穫具10bは、挟持部材14e、14fの鋏体12への支持構造が異なっている。本実施形態では、挟持部材14e、14fは、上記実施形態のように中間支持板を介在させずに、切断刃20a、20bの刃表面にそれぞれ直接的に固定している。したがって、切断刃20a、20bにネジ穴を形成して、着脱固定用ネジ34を介して挟持部材14e、14fを固定して、その挟持部26を切断平面22から切断刃の刃厚の2倍以上の離隔位置に配置させている。例えば、鋏体の製作時に、焼入れ前に切断刃にネジ穴を形成したり、又は比較的高度が低い切断刃を利用したりして製作される。本実施形態では、上記の第1、第2実施形態と比較して、部品点数を減らすことができ、よりシンプルな構成で製造することもできる。なお、挟持部材の切断刃への支持は、例えば、接着や溶接等の任意の固定手段又はその他の着脱可能な固定手段でもよい。
以上説明した本考案の野菜・果物類の収穫具は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。例えば、鋏体12や挟持部材14a、14bの大きさ、形状等は上記実施形態のものに限らず、任意の大きさ形状のものでもよい。
本考案の野菜・果物類の収穫具は、例えば、葉野菜、実野菜、根野菜等を含む種々の野菜や種々の果物類等を収穫する際に利用できる。
10 野菜・果物類の収穫具
10 収穫具
12 鋏体
14a〜14f 挟持部材
16a、16b 操作柄
18 枢軸
20a、20b 切断刃
22 切断平面
26 挟持部
28 固定手段
30a、30b 中間支持板
40 取付部
44 滑り止めゴム部材
48 同時変更部
50 挟持幅調整部
52 空隙

Claims (10)

  1. 野菜や果物類の茎枝部を切断すると同時に該茎枝部を挟持しながら収穫操作する手動式の野菜・果物類の収穫具であって、
    1対の操作柄を枢軸回りに開閉操作して1対の切断刃を開閉する鋏体と、
    切断刃の切断平面の一方側にそれぞれ固定配置され、切断刃とともに開閉して、切断刃による茎枝部の切断と同時に該茎枝部を挟持する1対の挟持部材と、を備え、
    1対の挟持部材は、それぞれ切断刃の切断平面から離隔した位置であって切断刃の長手方向に沿うように延在させて閉鎖時に互いに対向する挟持部を有し、
    切断刃の切断平面に近接する側の挟持部の縁端位置が、切断平面から1つの切断刃の刃厚の2倍以上離隔した位置に設定されたことを特徴とする野菜・果物類の収穫具。
  2. 操作柄に一端側を支持されて、1対の挟持部材をそれぞれ切断刃に固定させる固定手段が設けられた請求項1記載の野菜・果物類の収穫具。
  3. 固定手段は、一端側を操作柄に支持させるとともに、他端側に挟持部材を接続支持させる中間支持板を含む請求項2記載の野菜・果物類の収穫具。
  4. 挟持部材の閉鎖時の対向間隙幅を変更させ、かつ任意の変更位置で固定する挟持幅調整部が設けられた請求項1ないし3のいずれかに記載の野菜・果物類の収穫具。
  5. 切断平面からの挟持部の離隔距離が異なる複数の挟持部材を有し、
    それぞれの挟持部材には、中間支持板に対して着脱交換可能に取り付けさせる取付部が設けられた請求項3又は4記載の野菜・果物類の収穫具。
  6. 挟持部材の閉鎖時の対向間隙は、挟持部材の先端側に向けて次第に広くなるように設定された請求項1ないし5のいずれかに記載の野菜・果物類の収穫具。
  7. 挟持部材の取付部は、挟持部材の閉鎖時における対向間隙の先端側の開放角度と基端側の角度とを同時に変更させる同時変更部を含む請求項6記載の野菜・果物類の収穫具。
  8. 挟持部材は、挟持部が切断刃の切断平面に対して十分な離隔位置に配置されて該挟持部と切断平面との間に十分な幅の空隙が形成された請求項1ないし7のいずれかに記載の野菜・果物類の収穫具。
  9. 挟持部材は、切断刃からの起立部分を含めてコ字状、逆L字状、T字状のいずれかに形成された請求項1ないし8のいずれかに記載の野菜・果物類の収穫具。
  10. 挟持部材の挟持部は、挟持する枝茎部を傷付けるのを防止しながら滑り止めする滑り止めゴム部材で構成された請求項1ないし9のいずれかに記載の野菜・果物類の収穫具。
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