JP3153664B2 - 広帯域伝送路の信号レベル測定装置 - Google Patents

広帯域伝送路の信号レベル測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数チャネルが周波数
多重化された広帯域伝送路において、信号レベルを測定
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CATVシステムにおける任意チ
ャネルの信号レベルを測定するレベル測定装置が知られ
ている。この装置では、CATV伝送路から所定周波数
帯域の信号を抽出し、抽出された信号を検波して信号レ
ベルを検出することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにCATV伝送路の信号レベルを測定するような場
合には、周波数帯域が広帯域となるため、測定器の周波
数特性が問題となる。即ち、測定器の周波数特性のため
に、信号レベルの測定値に誤差が含まれるという問題が
ある。又、測定器の入出力に関する直線性を広帯域で満
足させることは極めて困難である。よって、測定周波数
帯域が広くなるにつれて、測定器の非直線性による誤差
も増大するという問題がある。
【0004】本発明は上記の課題を解決するために成さ
れたものであり、その目的は、広帯域伝送路における信
号レベルの検出精度を向上させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、多数のチャネルが周波数多重化された
広帯域伝送路における信号レベルの測定装置において、
広帯域伝送路上の信号を入力して、指令された周波数帯
域の信号を抽出するチューナーと、チューナーにより抽
出された信号を検波する検波器と、検波器により検波さ
れた信号をディジタル値に変換するA/D変換器と、周
波数帯域毎に、A/D変換器の出力値と信号レベル値と
の対応表を記憶した較正データメモリと、信号レベルを
検出する周波数帯域を指定する帯域指定手段と、測定さ
れた信号レベル値を表示する表示手段と、帯域指定手段
により指定された周波数帯域に応じて、チューナーによ
り抽出される信号の周波数帯域を指令し、A/D変換器
の出力値から較正データメモリを検索して対応する信号
レベル値を表示手段に表示する制御手段とを有すること
を特徴とする。
【0006】又、他の発明は、指令された周波数とレベ
ルとを有する標準信号を発生する標準信号発生器を有
し、標準信号の周波数とレベルとを、順次、変化させ
て、A/D変換器の出力値を読み取ることにより、測定
系の周波数及びレベルに対する較正データを測定して、
その較正データを記憶させるようにしたことを特徴とし
ている。
【0007】
【作用】帯域指定手段により信号レベルを検出する周波
数帯域が指定されると、チューナーにその周波数帯域が
指令され、A/D変換器から指定された周波数帯域の信
号レベルに対応した出力値が得られる。この出力値に基
づいて、較正データメモリに記憶されているデータが検
索されて、信号レベル値が求められ、この値は表示手段
に表示される。
【0008】又、他の発明では、発生する標準信号の周
波数及びレベルを標準信号発生器に、順次、指令して、
標準信号発生器からの標準信号をチューナーに入力し
て、A/D変換器の出力値を指令した周波数及びレベル
と対応させた較正データが得られ、較正データメモリに
記憶される。
【0009】
【発明の効果】このように、本発明では、周波数帯域毎
に、信号レベルとA/D変換器の出力値との対応関係
を、較正データとしてメモリに記憶しておき、その較正
データに基づいて、信号レベル値を測定するようにして
いる。従って、測定する信号の周波数が広く変化して
も、各帯域毎に入出力の非直線性が較正されることか
ら、正確な測定値を得ることができる。
【0010】又、他の発明では、標準信号発生器に周波
数及びレベルを指令し、チューナーに周波数帯域を指令
し、A/D変換器の出力値を測定し、周波数帯域毎に、
出力値と信号レベル値との関係を較正データとして記憶
するようにしている。従って、測定する伝送路の周波数
帯域を拡張する場合や、チューナーを取り替えたりする
場合に、較正データの測定が容易に行われるという効果
がある。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1において、CATVシステムの同軸ケーブ
ルの入力端子10はスイッチ21のa端子に接続されて
おり、スイッチ21のb端子は標準信号発生器40に接
続され、c端子はチューナー22に接続されている。チ
ューナー22の出力は検波器23に入力し、検波器23
の出力はA/D変換器24に入力している。A/D変換
器24の出力は入出力インタフェース25を介してCP
U26に入力している。CPU26からは、入出力イン
タフェース27を介して、切替信号がスイッチ21に出
力され、その切替信号に応じてスイッチ21の接点はa
端子とb端子とで切替えられる。又、CPU26から
は、周波数指令値とレベル指令値とが標準信号発生器4
0に出力され、それらの指令値に応じて、標準信号発生
器40からは指令された周波数とレベルの標準信号がス
イッチ21のb端子に出力される。又、CPU26から
は抽出する信号の周波数帯域指令値がチューナー22に
出力され、チューナー22により、指令された周波数帯
域の信号が抽出される。
【0012】又、CPU26には、この装置を作動させ
るためのプログラムを記憶したROM27と各種のデー
タを記憶するRAM28と較正データを記憶するEEP
ROM(電気的に消去可能なプログラマブルROM)3
0が接続されており、他に、CRT32が入力インタフ
ェース29を介して、キーボード31が入力インタフェ
ース25を介して接続されている。
【0013】EEPROM30には、図4に示すような
較正データテーブルが記憶されている。較正データテー
ブルは、チャネル番号i とレベル値Lj とAD変換器2
4の出力値との関係を規定したものである。レベルを検
出すべき信号のチャネル番号i が指定されるとき、チャ
ネル番号i に対応する欄におけるAD変換器24の出力
値から較正後のレベル値が求められる。
【0014】次に、CPU26の処理手順について、図
2、図3のフローチャートに基づいて説明する。ステッ
プ100において、キーボード31から測定モードか較
正モードかを指定するキーデータが読み取られ、ステッ
プ102において、そのキーデータから測定モードが指
定されたか否かが判定される。測定モードが指定された
場合には、ステップ104以下の信号レベルの測定処理
が実行される。
【0015】ステップ104でスイッチ21に端子cと
測定端aとを接続する切替え信号が出力され、これによ
り、同軸ケーブルの信号はチューナー22に入力され
る。次に、ステップ106でキーボード31から測定す
る信号のチャネル番号Kが入力され、ステップ108で
そのチャネル番号Kに対応する周波数帯域指令値Bがチ
ューナー22に設定される。これにより、チューナー2
2は設定された周波数帯域の信号のみを抽出し、検波器
23によりこの抽出された信号が検波され、A/D変換
器24から信号レベルのディジタル値が出力される。
【0016】ステップ110ではA/D変換器24から
の出力値Vが入力され、ステップ112において、EE
PROM30に記憶されている図4に示す較正データテ
ーブルが検索され、周波数帯域指令値Bと出力値Vに対
応する信号レベル値Lが求められる。次に、ステップ1
14において、その信号レベル値LはCRT32に表示
される。較正データテーブルは、測定系の周波数特性及
び入出力特性を後述する方法で測定して得られるもので
ある。従って、測定者は検出する信号の属するチャネル
番号を指定しさえすれば、測定する周波数帯域が大きく
変化しても、正確な信号レベル値を得ることができる。
【0017】次に、較正データテーブルの作成時の処理
手順について説明する。ステップ102において、較正
モードが指令されたと判定されると、ステップ200に
おいて、スイッチ21に端子cと較正端bとを接続する
ように切替え信号が出力され、これにより、標準信号発
生器40の出力する標準信号はチューナー22に入力さ
れる。次に、ステップ202、204において、チャネ
ル番号iとレベル番号jとが共に1に初期設定される。
ステップ206では、チャネル番号iとレベル番号jと
に基づいて、標準信号発生器40が発生すべき標準信号
のレベル指令値Lj と周波数指令値Fi とが求められ、
これらの値が標準信号発生器40に設定される。これに
より、標準信号発生器40は、指令された周波数Fi
指令されたレベルLj の標準信号を発生し、その標準信
号はチューナー22に入力する。
【0018】次に、ステップ208において、チューナ
ー22にチャネル番号iに対応する周波数帯域指令値B
i が設定される。これにより、チューナー22は標準信
号を抽出し、検波器23によりこの抽出された標準信号
が検波され、A/D変換器24から信号レベルのディジ
タル値が出力される。
【0019】ステップ210ではA/D変換器24から
の出力値V(i,j) が入力され、ステップ212におい
て、図4に示すように、チャネル番号iとレベル値Lj
に対応させて、出力値V(i,j) が記憶される。次に、ス
テップ214において、レベル番号jが最終値か否かが
判定され、最終値でなければ、ステップ220におい
て、レベル番号jが1だけ加算されて、ステップ206
以下が繰り返される。又、ステップ214において、レ
ベル番号jが最終値と判定されると、ステップ216に
おいて、チャネル番号iが最終値か否かが判定され、最
終値でなければ、ステップ218でチャネル番号iが1
だけ加算更新されて、ステップ204以下が繰り返し実
行される。これらの処理の繰り返しにより、図4に示す
較正データテーブルが完成される。この完成された較正
データテーブルは、EEPROM30に記憶される。
【0020】尚、上記実施例では、指定されたチャネル
の信号レベルを検出する装置について述べたが、広帯域
に分布する多数の単一周波数のパイロット信号の信号レ
ベルを検出するように構成することもできる。又、本装
置の向上出荷時に標準信号発生器40を用いて装置の計
器較正データを得た後、EEPROM30に記録して本
装置に組み入れても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例にかかる信号レベル測
定装置の構成を示したブロック図。
【図2】同装置の測定モードにおけるCPUの処理手順
を示したフローチャート。
【図3】同装置の較正モードにおけるCPUの処理手順
を示したフローチャート。
【図4】同装置の較正データテーブルを示した構成図。
【符号の説明】
22…チューナー 23…検波器 24…A/D変換器 26…CPU(制御手段) 30…EEPROM(較正データメモリ) 31…キーボード(帯域指定手段) 32…CRT(表示手段) 40…標準信号発生器 ステップ104〜114…制御手段 ステップ202〜218…周波数/レベル走査手段 ステップ210、212…較正データ入力手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のチャネルが周波数多重化された広
    帯域伝送路における信号レベルの測定装置において、 前記広帯域伝送路上の信号を入力して、指令された周波
    数帯域の信号を抽出するチューナーと、 前記チューナーにより抽出された信号を検波する検波器
    と、 前記検波器により検波された信号をディジタル値に変換
    するA/D変換器と、 前記周波数帯域毎に、前記A/D変換器の出力値と信号
    レベル値との対応表を記憶した較正データメモリと、 信号レベルを検出する周波数帯域を指定する帯域指定手
    段と、 測定された信号レベル値を表示する表示手段と、 前記帯域指定手段により指定された周波数帯域に応じ
    て、前記チューナーにより抽出される信号の周波数帯域
    を指令し、前記A/D変換器の出力値から前記較正デー
    タメモリを検索して対応する信号レベル値を前記表示手
    段に表示する制御手段とを有することを特徴とする広帯
    域伝送路の信号レベル測定装置。
  2. 【請求項2】 指定された周波数で指定されたレベルの
    標準信号を発生する標準信号発生器を設け、前記標準信
    号発生器の出力する前記標準信号を前記チューナーに入
    力させ、 前記制御手段は、 前記標準信号発生器に発生すべき前記標準信号の周波数
    とレベルを、順次、変化させて指令し、前記チューナー
    に前記標準信号発生器に指令した周波数の標準信号を検
    出するための周波数帯域を、順次、指令する周波数/レ
    ベル走査手段と、 前記A/D変換器の出力値を、指令された周波数及びレ
    ベルに対応して、順次、前記較正データメモリに記憶さ
    せる較正データ入力手段とを有することを特徴とする広
    帯域伝送路の信号レベル測定装置。
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