JP3153391U - 紐状構成体、医療機器セット及び気管切開チューブセット - Google Patents

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Abstract

【課題】気管切開チューブ等の医療機器に設けられた取付孔に、紐状体を容易かつ効率的に、しっかりと取付けることが可能な紐状構成体、医療機器セット及び気管切開チューブセットを提供すること。【解決手段】紐状構成体10であって、重ね合せ部13の長手方向の一端側Fから順に、第1部位14と、第2部位15とを設定し、前記重ね合せ部13の前記第1部位14の表側に、互いに横切るように前記重ね合せ部13の前記第2部位15を重ねて環状部16を形成し、前記重ね合せ部13の前記第2部位15から他端側Rに伸びる他端側重ね合せ部17の一部を、前記重ね合せ部13の前記第1部位14の裏側から前記環状部16に挿通して引き出し、前記重ね合せ部13は、前記一端側Fが接続されていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

この考案は、紐状構成体、紐状構成体を備えた医療機器セット、及び紐状構成体を備えた気管切開チューブセットに関するものである。
従来、人体に装着して用いる医療機器の一例として、特許文献1に記載されるような気管切開チューブがあり、このような気管切開チューブは、気管切開チューブと同梱された綿テープの両端をネックプレートの取付孔に通して、それぞれの端部側を取付孔に固結びをすることで気管切開チューブを患者に装着することが一般的である。
しかしながら、綿テープを取付孔に固結びすることにより気管切開チューブに取付ける場合、ネックプレートが患者に適切に装着される程度にしっかりと引っ張ることが難しく、緩んだ状態で装着され易い。また、固結びをする際に、引張り方向にネックプレートが引っ張られてずれやすいという問題があった。
そこで、ネックプレートの取付孔に、別々の紐状体の端部をそれぞれ固結びにより取り付け、それぞれの紐状体の自由端を、患者の頸部後方で蝶結び等によって装着する場合がある。
特開2003−126259号公報
しかしながら、ネックプレートの取付孔に紐状体の端部を挿通させる作業は、手先を細かく動かして行なうことが必要であり、例えば、患者が高齢な場合や、健康状態によっては手間がかかる場合がある。
そのため、紐状体を、気管切開チューブをはじめとする医療機器に形成された取付孔に容易かつ効率的に、しっかりと取付けるための技術的要請がある。
本考案は、かかる事情を考慮してなされたものであり、気管切開チューブ等の医療機器に設けられた取付孔に、紐状体を容易かつ効率的に、しっかりと取付けることが可能な紐状構成体、医療機器セット及び気管切開チューブセットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この考案は以下の手段を提案している。
請求項1に記載された考案は、紐状体を重ね合わせてなる重ね合せ部の長手方向の一端側から順に、第1部位と、第2部位とを設定し、前記重ね合せ部の前記第1部位の表側と、前記重ね合せ部の前記第2部位とを、互いに横切るように重ねられて環状部を形成し、前記重ね合せ部の前記第2部位から他端側に伸びる他端側重ね合せ部の一部を、前記重ね合せ部の前記第1部位の裏側から前記環状部に挿通して引き出し、前記重ね合せ部は、前記一端側と前記他端側の少なくともいずれか一方が接続部とされていることを特徴とする。
請求項2に記載された考案は、紐状体を重ね合わせてなる重ね合せ部の長手方向の一端側から順に設定された第1折曲部と第2折曲部において折り曲げられ、前記重ね合せ部は、前記第1折曲部よりも一端側に設けられた第1部位の表側と、前記第1折曲部よりも他端側に設けられた第2部位の裏側とが、互いに横切るように重ねられて環状部が形成され、前記重ね合せ部の前記第2部位より他端側に伸びる他端側重ね合せ部は、その途中に設けられた第3折曲部が、前記重ね合せ部の第1部位の裏側から前記環状部に挿通して反対側から引き出されており、前記重ね合せ部は前記一端側と前記他端側の少なくともいずれか一方が接続部とされていることを特徴とする。
この考案に係る紐状構成体によれば、紐状構成体の一端側と他端側の少なくともいずれか一方が接続されることにより形成された接続部を取付孔に挿通し、取付孔に挿通した重ね合せ部により環状の紐状体を形成する。
そして、環状の紐状体と取付孔を挟んで反対側にある重ね合せ部(例えば、一端側が挿通されている場合には他端側が、他端側が挿通されている場合には一端側が相当)を、環状の紐状体に挿通する。この環状の紐状体に挿通する前又は後に、他端側を引っ張ると、紐状構成体がほどけて、紐状構成体の環状部に挿通されていた部分が抜ける。
そして、環状の紐状体に挿通した部分を、さらに引っ張ると、環状にした紐状体が縮まって、紐状体が取付孔を締めつけられて取付孔に容易かつ確実にしっかりと取り付けることができる。
また、この考案に係る紐状構成体によれば、紐状構成体の他端側重ね合せ部を他端側に引っ張ることで、紐状構成体がほどけるので、作業を容易、かつ効率的に行なうことができる。
また、紐状構成体の構成が簡単であるため、紐状構成体を容易に製造することができる。
請求項3に記載された考案は、請求項1又は請求項2に記載の紐状構成体であって、前記接続部に挿入ガイドが設けられていることを特徴とする。
この考案に係る紐状構成体によれば、接続部のうち取付孔に挿通する側に挿入ガイドが設けられているので、取付孔に接続部を容易かつ効率的に挿通させることができる。
請求項4に記載された考案は、医療機器セットであって、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の紐状構成体を備えることを特徴とする。
この考案に係る医療機器セットによれば、医療機器と、紐状構成体とを備えているので、医療機器を、容易かつ効率的に患者に装着することができる。
また、紐状構成体がコンパクトに構成され、しかも型崩れし難い構成とされているので、医療機器と紐状構成体を効率的に取り扱うことができる。
請求項5に記載の考案は、気管切開チューブセットであって、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の紐状構成体を備えることを特徴とする。
この考案に係る気管切開チューブセットによれば、気管切開チューブと、紐状構成体とを備えているので、気管切開チューブを、容易かつ効率的に患者に装着することができる。
また、紐状構成体がコンパクトに構成され、しかも型崩れし難い構造とされているので、気管切開チューブセットを効率的に取り扱うことができる。
この考案に係る紐状構成体によれば、気管切開チューブ等の医療機器に設けられた取付孔に、紐状体を容易かつ効率的にしっかりと取付けることができる。
また、この考案に係る医療機器セット、気管切開チューブセットによれば、医療機器、気管切開チューブを、容易かつ効率的に患者に装着することができる。
本考案の第1の実施形態に係る気管切開チューブセットを示す斜視図である。 本考案の第1の実施形態に係る紐状構成体を示す図である。 第1の実施形態に係る紐状構成体の詳細な構成を示す図である。 第1の実施形態に係る紐状構成体の製造手順を説明する図である。 第1の実施形態に係る紐状構成体を気管切開チューブに取り付け手順を示す図である。 第1の実施形態に係る紐状構成体を用いて気管切開チューブを患者に装着した状態を示す図である。 本考案の第2の実施形態に係る紐状構成体を示す図である。 第2の実施形態に係る紐状構成体の詳細な構成を示す図である。 第2の実施形態に係る紐状構成体を気管切開チューブに取り付け手順を示す図である。
以下、図1から図6を参照し、この考案の第1の実施形態に係る気管切開チューブセット及び紐状構成体について説明する。
図1は、気管切開チューブセットの一例を示す図であり、符号1は、気管切開チューブセットを示している。
気管切開チューブセット1は、図1に示すように、一対(2つ)の紐状構成体10と、気管切開チューブ20と、スタイレット30と、収納バッグ40とを備えている。
紐状構成体10は、図2、図3に示すような構成とされ、例えば、布、薄い樹脂等を細長く短冊状に形成した紐状体11を複数回折り曲げることにより形成されている。
紐状構成体10は、図2に示すような概略構成とされており、詳細には、折り曲げて形成される過程における展開状態が、図3に示すような構成とされている。
紐状構成体10は、図3(A)に示すような紐状体11を、接続部12で折り曲げるとともに重ね合わせて形成した図3(B)に示すような重ね合せ部13の、図3(C)に示すように接続部12が位置する長手方向の一端側Fから順に設定された第1折曲部12Aで折り曲げられ、さらに図3(D)に示すように、第2折曲部12Bにおいて折り曲げられて、重ね合せ部13は、第1折曲部12Aよりも一端側Fに設けられた第1部位14の表側Sと、第1折曲部12Aよりも他端側Rに設けられた第2部位15が、互いに横切るように重ねられて環状部16が形成され、重ね合せ部13の第2部位15より他端側Rに伸びる他端側重ね合せ部17が、図3(E)、(F)に示すような状態で、その途中に設けられた第3折曲部12Cが重ね合せ部13の第1部位14の裏側Tから環状部16に挿通して反対側から引き出されている。
また、接続部12には、例えば、先端側が漸次細くなる袋状の挿入ガイド18が被覆されている。
なお、紐状構成体10は、図2に示すような他端側重ね合せ部17が他端側Rにおいて接続されていない形態と、他端側Rも接続され紐状体11が環状に形成された形態のいずれを用いてもよく、他端側Rが接続されていない場合には、他端側重ね合せ部17が他端に至る途中で一重となるように構成されてもよい。
以下、図4を参照して、第1の実施形態に係る紐状構成体10の製造方法について説明する。
1)まず、図4(A)に示すように、紐状体11を接続部12で折り曲げて、接続部12からの長さが所定長さ以上になるように重ね合せ部13を形成する。
2)次に、図4(B)に示すように、接続部12が位置する側を一端側Fとし、一端側Fから順に、第1部位14と、第2部位15とを設定し、重ね合せ部13の第1部位14の表側Sに、互いに横切るように重ね合せ部13の第2部位15を重ねて環状部16を形成する。
3)次いで、図4(C)に示すように、重ね合せ部13の第2部位15から他端側Rに伸びる他端側重ね合せ部17の一部を、重ね合せ部13の第1部位14の裏側Tから環状部16に挿通して引き出す。
4)次に、図4(D)に示すように、紐状体11を一端側Fと他端側Rから引っ張って環状部16を縮める。環状部16が縮められると、重ね合せ部13における第1部位14と、第2部位15は相対的に移動する。その後、挿入ガイド18を接続部12に被せる。
ここで、重ね合せ部13の所定長さとは、例えば、気管切開チューブのネックプレートに2つの紐状体11を取り付けた場合に、2つの紐状体11の他端側を結び合わせることによって、気管切開チューブが患者に装着される長さである。
気管切開チューブ20は、例えば、アウターカニューレ21と、それに挿入可能なインナーカニューレ22とを有しており、アウターカニューレ21のネックプレート23に、紐状構成体10を構成する紐状体11を取り付けて、この紐状体11により気管切開チューブ20を患者(人体)の頸部に装着するようになっている。
また、アウターカニューレ21とインナーカニューレ22とは着脱自在に連結できるようになっている。
アウターカニューレ21は、ネックプレート23と、湾曲外管24と、湾曲外管24の外周部の基端側に形成された第1連結壁部25と、カフ27にチューブ26を介して空気を導入するためのカフ用ポンプ27Aと、湾曲外管24の外側背面に形成され分泌物を吸引するための吸引管28とを備えている。
ネックプレート23は、湾曲外管の基端側の第1連結壁部25に湾曲外管の穴とほぼ直交する方向に延在して形成され、第1連結壁部25と接続される中央壁部23Aの両側に、取付翼部23Bが中央壁部23Aと折曲可能に形成され、それぞれの取付翼部23Bには取付孔23Cが形成されている。
インナーカニューレ22は、湾曲内管29の基端側に第2連結壁部29Aが形成されており、第2連結壁部29Aを第1連結壁部25と係合させて、アウターカニューレ21とインナーカニューレ22とを連結させるようになっている。
スタイレット30は、気管切開チューブ20を手術後又は交換時に患者の切開口に挿入する際に用いられ、アウターカニューレ24に挿入して先端部を段差が少ないテーパー形状とすることで、安全で滑らかに挿管するためのものである。なお、挿入完了後は抜き取られるようになっている。
アウターカニューレ21は、ネックプレート23に形成された取付孔23Cに紐状構成体10の形態の紐状体11を取り付けて、その紐状体11を患者の頸部に結び付けて装着し、その後、カフ27を膨らませて気管内壁に密着させる。
収納バッグ40は、例えば、良好な視認性を確保するために透明又は半透明のポリエチレン等の合成樹脂で形成され、開口部はヒートシールによって溶着、密封して気管切開チューブ20が細菌、有害化合物等によって汚染されるのを抑制するようになっている。
次に、図5を参照して、紐状構成体10を用いて、気管切開チューブ20のネックプレート23に紐状体11を取付ける方法について説明する。なお、図5においては、便宜のため、紐状構成体10を、取付孔23Cの一方の側に取付ける場合について説明する。
1)まず、図5(A)に示すように、紐状構成体10の挿入ガイド18をネックプレート23の取付孔23Cに挿入する。
2)次に、図5(B)に示すように、挿入ガイド18を接続部12から取り除き、取付孔23Cに挿通した重ね合せ部13を構成する紐状体11を接続部12において両側に拡げて、紐状体11の環状部18A(環状の紐状体11)とする。
3)次いで、図5(C)に示すように、この環状部18Aに他端側重ね合せ部17を他端側Rから挿入して環状部18Aの反対側から引っ張り出す。
4)次に、図5(D)に示すように、他端側重ね合せ部17の他端側Rをさらに引っ張って、環状部18Aに挿通された他端側重ね合せ部17の他端側Rを環状部18Aから引き出して他端側重ね合せ部17を引っ張ると、紐状構成体10において環状部16に挿通された他端側重ね合せ部17が、環状部16から引き抜かれて紐状構成体10がほどける。
また、紐状体11の環状部18Aが縮まって紐状体11の接続部12の近い部分が取付孔23Cにしっかりと固定される。
図6に示すように、気管切開チューブ20をネックプレート23に取り付けて、一対の紐状構成体10を用いて、紐状体11をネックプレート23の取付孔23Cに取り付け、紐状体11を頸部の後方で結束して、ネックプレート23に設けた気管切開チューブ20を患者に取り付けたものである。
紐状構成体10によれば、紐状構成体10の接続部12をネックプレート23の取付孔23Cに挿通して環状部18Aを形成し、他端側重ね合せ部17を他端側Rから環状部18Aに挿通して引っ張り出すことで、環状部18Aが縮められて紐状体11の接続部12近傍を取付孔23Cに締めつけるので、容易かつ確実にしっかりと紐状体11をネックプレート23に取り付けることができる。
また、紐状構成体10に挿入ガイド18が設けられているので、接続部12を容易かつ効率的に取付孔23Cに挿通させることができる。また、他端側重ね合せ部17を他端側Rに引っ張り出すことで、紐状構成体10がほどけるので、作業を容易、かつ効率的に行なうことができる。
気管切開チューブセット1によれば、気管切開チューブ20を、容易かつ効率的に患者に装着することができる。
また、気管切開チューブセット1によれば、紐状構成体10がコンパクトに構成され、しかも型崩れし難い構造とされているので、気管切開チューブセット1を効率的に取り扱うことができる。
以下、図7から図10を参照し、この考案の第2の実施形態に係る紐状構成体について説明する。
第2の実施形態に係る気管切開チューブセット(図示せず)は、気管切開チューブセット1が備えていた紐状構成体10に代えて、紐状構成体50を備えている。
図7は、第2の実施形態に係る紐状構成体50を示す図であり、紐状構成体50は、図8に示すような概略構成とされており、詳細には、折り曲げて形成される過程における展開状態が、図8に示すような構成とされている。紐状構成体50が、紐状構成体10と異なるのは、紐状構成体10では、接続部12が重ね合せ部13の一端側Fで接続されていたのに対して、紐状構成体50では重ね合せ部13の他端側Rに接続部52が形成されている点である。
紐状構成体50は、図8(A)に示すような紐状体11を、紐状体11の他端側Rの接続部52で折り曲げるとともに重ね合わせて形成した図8(B)に示すような重ね合せ部13の、図8(C)に示すように紐状体11の長手方向の一端側Fから順に設定された第1折曲部12Aで折り曲げられ、さらに図8(D)に示すように、第2折曲部12Bにおいて折り曲げられて、重ね合せ部13は、第1折曲部12Aよりも一端側Fに設けられた第1部位14の表側Sと、第1折曲部12Aよりも他端側Rに設けられた第2部位15が、互いに横切るように重ねられて環状部16が形成され、重ね合せ部13の第2部位15より他端側Rに伸びる他端側重ね合せ部17が、図8(E)、(F)に示すような状態で、その途中に設けられた第3折曲部12Cが重ね合せ部13の第1部位14の裏側Tから環状部16に挿通して反対側から引き出されている。
また、接続部52には、例えば、先端側が漸次細くなる袋状の挿入ガイド18が被覆されている。
なお、紐状構成体50は、図7に示すような重ね合せ部13が一端側Fにおいて接続されていない形態と、一端側Fも接続され紐状体11が環状に形成された形態のいずれを用いてもよく、他端側Fが接続されていない場合には、重ね合せ部13が一端に至る途中で一重となるように構成されてもよい。
次に、図9を参照して、紐状構成体50を用いて、気管切開チューブ20のネックプレート23に紐状体11を取付ける方法について説明する。なお、図9においては、便宜のため、紐状構成体50を、取付孔23Cの一方の側に取付ける場合について説明する。
1)まず、図9(A)に示すように、紐状構成体50の挿入ガイド18をネックプレート23の取付孔23Cに挿入する。
2)次に、図9(B)に示すように、挿入ガイド18を接続部52から取り除き、取付孔23Cに挿通した他端側重ね合せ部17の接続部52を引っ張り、他端側重ね合せ部17を環状部16から引っ張り出すことで紐状構成体50をほどく。
3)次いで、図9(C)に示すように、接続部52近傍の紐状体11を拡げて環状部18Aを形成し、環状部18Aに重ね合せ部13の一端側Fを挿通するとともに引っ張って紐状体11の一端側Fを環状部18Aから引き出す。
4)次に、図9(D)に示すように、環状部18Aに挿通された重ね合せ部13の一端側Fをさらに引っ張って、紐状体11の環状部18Aを縮めるとともに紐状体11の接続部52の近い部分を取付孔23Cにしっかりと固定する。
紐状構成体50によれば、容易かつ確実にしっかりと紐状体11をネックプレート23に取り付けることができる。
また、紐状構成体50に挿入ガイド18が設けられているので、接続部52を容易かつ効率的に取付孔23Cに挿通させることができる。また、一端側Fを引っ張り出すことで、紐状構成体50がほどけるので、作業を容易、かつ効率的に行なうことができる。
なお、この考案は上記実施の形態に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更をすることができる。
例えば、上記実施の形態においては、気管切開チューブセット1が、紐状構成体10又は50と、気管切開チューブ20と、スタイレット30と、収納バッグ40とを備える場合について説明したが、例えば、紐状構成体10又は50と、気管切開チューブ20の一部の構成によって気管切開チューブセット1を構成してもよいし、気管切開チューブ20に加えて他の構成を付加してもよい。
上記実施の形態においては、医療機器セットが、気管切開チューブセット1である場合について説明したが、例えば、取付孔(一部が接続されていないリング状のものを含む)を有する医療機器に適用してもよい。
また、上記実施の形態においては、接続部12、接続部52に先端側が漸次細くなる袋状の挿入ガイド18を被覆した場合について説明したが、挿入ガイド18を設けるかどうかは任意に設定することができる。
また、挿入ガイド18に代えて、円錐形状等、他の形状を有する他の形状の挿入ガイドを用いてもよいし、紐状体11の接続部12、接続部52を、取付孔23Cに挿入し易い形状に形成し又は挿入時に形状が崩れ難い硬さに形成することにより挿入ガイドを設けてもよい。
また、紐状構成体10、50は、気管切開チューブセット等、医療機器セットの一部として用いる他、例えば、収納袋や箱に収納された状態で紐状構成体単独(1本又は複数本)で流通させてもよい。
本考案は、気管切開チューブ等、医療機器の取付孔への紐状体の取り付けを容易かつ効率的に、しっかりと行なうことができるので産業上利用可能である。
F 一端側
R 他端側
S 表側
T 裏側
1 気管切開チューブセット
10、50 紐状構成体
11 紐状体
12、52 接続部
12A 第1折曲部
12B 第2折曲部
12C 第3折曲部
13 重ね合せ部
14 第1部位
15 第2部位
16 環状部
17 他端側重ね合せ部
18 挿入ガイド
20 気管切開チューブ
21 アウターカニューレ
22 インナーカニューレ
23 ネックプレート
23C 取付孔

Claims (5)

  1. 紐状体を重ね合わせてなる重ね合せ部の長手方向の一端側から順に、第1部位と、第2部位とを設定し、
    前記重ね合せ部の前記第1部位の表側と、前記重ね合せ部の前記第2部位とを、互いに横切るように重ねられて環状部を形成し、
    前記重ね合せ部の前記第2部位から他端側に伸びる他端側重ね合せ部の一部を、前記重ね合せ部の前記第1部位の裏側から前記環状部に挿通して引き出し、
    前記重ね合せ部は、前記一端側と前記他端側の少なくともいずれか一方が接続部とされていることを特徴とする紐状構成体。
  2. 紐状体を重ね合わせてなる重ね合せ部の長手方向の一端側から順に設定された第1折曲部と第2折曲部において折り曲げられ、
    前記重ね合せ部は、前記第1折曲部よりも一端側に設けられた第1部位の表側と、前記第1折曲部よりも他端側に設けられた第2部位の裏側とが、互いに横切るように重ねられて環状部が形成され、
    前記重ね合せ部の前記第2部位より他端側に伸びる他端側重ね合せ部は、その途中に設けられた第3折曲部が、前記重ね合せ部の第1部位の裏側から前記環状部に挿通して反対側から引き出されており、
    前記重ね合せ部は前記一端側と前記他端側の少なくともいずれか一方が接続部とされていることを特徴とする紐状構成体。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の紐状構成体であって、
    前記接続部に挿入ガイドが設けられていることを特徴とする紐状構成体。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の紐状構成体を備えることを特徴とする医療機器セット。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の紐状構成体を備えることを特徴とする気管切開チューブセット。
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