JP3153055U - 竹製管楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】トロンボーンに似た竹製の管楽器を提供する。【解決手段】竹製管楽器1は、第1竹筒11および第2竹筒21を備える。第2竹筒21は、第1竹筒11に進退可能に挿入される。なお、第1竹筒11の内周面および第2竹筒21の外周面の少なくとも一方の面に菜種油や椿油などの潤滑剤が塗布されるのが好ましい。また、この竹製管楽器1にはマウスピース30などが付属されるのが好ましい。そして、この竹製管楽器1は次のようにして操作される。先ず、片手で第1部品10の持ち手12を握り、もう一方の手で第2部品20のグリップ22を握る。次に、第2竹筒21またはマウスピース30に口を当てて息を吹き込みながら第1部品10を第2竹筒21に沿って進退させて音を奏でる。【選択図】図1

Description

本考案は、トロンボーン似の竹製管楽器に関する。
竹製の管楽器としては尺八や、笙、篠笛、縦笛、横笛などが広く知られている(例えば、特開平7−234670号公報や特開2002−018815号公報など参照)。
特開平7−234670号公報 特開2002−018815号公報
本考案の課題は、新規な竹製管楽器を提供することにある。
第1考案に係る竹製管楽器は、第1竹筒(外竹筒)および第2竹筒(内竹筒)を備える。第2竹筒は、第1竹筒に進退可能に挿入される。なお、本考案に用いることができる竹材としては、例えば、真竹、孟宗竹、黒竹、篠竹などが挙げられる。
本考案により、トロンボーン似の新たな竹製管楽器を世に提供することができる。
第2考案に係る竹製管楽器は、第1考案に係る竹製管楽器であって、潤滑剤をさらに備える。潤滑剤は、第1竹筒の内周面および第2竹筒の外周面の少なくとも一方の面に塗布される。
このため、この竹製管楽器では、第2竹筒に沿って第1竹筒をスムーズにスライド移動させることができ、なめらかな旋律の音楽を観客に提供することができる。
第3考案に係る竹製管楽器は、第1考案または第2考案に係る竹製管楽器であって、竹製のマウスピースをさらに備える。竹製のマウスピースは、第2竹筒の端部のうち第1竹筒と対向する側の反対側の端部の側に装着される。
このため、この竹製管楽器では、演奏者の衛生を守ることができ、また、演奏者毎にカスタマイズしたマウスピースを提供することができる。
本考案の実施の形態に係る竹製管楽器の斜視図である。 本考案の実施の形態に係る竹製管楽器の分解図である。 本考案の実施の形態に係る竹製管楽器のマウスピースの縦断面図である。
本考案の実施の形態に係る竹製管楽器1は、トロンボーン似の竹製管楽器であって、図1および図2に示されるように、主に、第1部品10、第2部品20およびマウスピース30から構成される。以下、第1部品10、第2部品20およびマウスピース30についてそれぞれ詳述する。
<竹製管楽器の構成部品>
(1)第1部品
第1部品10は、図1および図2に示されるように、主に、第1竹筒11および持ち手12から構成される。
第1竹筒11は、できるだけ真っ直ぐになるように矯めなおし(炙りながらの矯正加工)されている。また、この第1竹筒11は、ほぼ直管形状の第2竹筒21が進退自在に挿入可能となるように節がくりぬかれている。また、この第1竹筒11の内空間は、第2竹筒21の外寸とほぼ一致するように設計されている。また、この第1竹筒11の先端(第2竹筒が挿入される側の端と反対側の端)側の部分Pt1は竹の根っ子になっており、その先端には所定寸法の開口が形成されている。また、この第1竹筒11は、全体が漆でコーティングされている。また、漆コーティング後、この第1竹筒11の内周面には菜種油が塗布されており、外周面には椿油が塗布されている。
持ち手12は、演奏者が第1部品10を第2竹筒21に沿って進退させるのを容易にさせるための部材であって、籐により第1竹筒11の基端側の部分Pb1に固定されている。
(2)第2部品
第2部品20は、図1および図2に示されるように、主に、第2竹筒21およびグリップ22から構成される。
第2竹筒21は、第1竹筒11と同様に、できるだけ真っ直ぐになるように矯めなおしされている。また、この第2竹筒21は、節がくりぬかれていると共に両端が開口しており、外寸が第1竹筒11の内部空間にほぼ一致するように加工されている。そして、この第2竹筒21は、全体が漆でコーティングされている。また、漆コーティング後、この第2竹筒21の内周面には菜種油が塗布されており、外周面には椿油が塗布されている。
グリップ22は、第2竹筒21の基端(第1竹筒11へ挿入される側と反対側の端)側の部分Pb2の外周に、籐により形成されている。
(3)マウスピース
マウスピース30は、図3に示されるように、第3竹筒31、第1蝋体32aおよび第2蝋体32bから構成されている。第3竹筒31には一つの節があり、その節には所定寸法の開口OPが形成されている。また、この第3竹筒31では、第2竹筒21に挿入される側の内部空間SP2に第2蝋体32bが形成され、その反対側の内部空間SP1に第1蝋体32aが形成されている。そして、これらの蝋体32a,32bの形成により、図3に示されるような逆切頭円錐形の吹き込み孔Bb1および切頭円錐形の空気通路Bb2が形成されている。つまり、このマウスピース30では、基端(第2竹筒21に挿入される側の反対側の端)から節に向かう従って吹き込み孔Bb1が徐々に狭くなっており、節から先端(第2竹筒21に挿入される側の端)に向かうに従って空気通路Bb2が徐々に広がっている。
<竹製管楽器の使用方法>
この竹製管楽器1の操作方法は、トロンボーンの操作方法と同様である。
先ず、片手で第1部品10の持ち手12を握り、もう一方の手で第2部品20のグリップ22を握る。次に、マウスピース30に口を当てて息を吹き込みながら第1部品10を第2竹筒21に沿って進退させて音を奏でる。
<本考案の実施の形態に係る竹製管楽器の特徴>
(1)
本考案の実施の形態に係る竹製管楽器1は、トロンボーン似の新規な竹製管楽器であり、様々な音楽パフォーマンスに貢献することができる。
(2)
本考案の実施の形態に係る竹製管楽器1では、第1竹筒11の内周面に菜種油が塗布されており、第2竹筒21の外周面に椿油が塗布されている。このため、この竹製管楽器1では、第2竹筒21に沿って第1竹筒11をスムーズにスライド移動させることができ、なめらかな旋律の音楽を観客に提供することができる。また、菜種油は竹筒11,12に艶や光沢を与える効果があり、椿油は竹筒11,12の割れ防止に効果がある。
(3)
本考案の実施の形態に係る竹製管楽器1には、マウスピース30が付属している。このため、この竹製管楽器1では、演奏者の衛生を守ることができ、また、演奏者毎にカスタマイズしたマウスピースを提供することができる。また、この竹製管楽器1において、空気の流れのバランスをとることもできる。
(4)
本考案の実施の形態に係る竹製管楽器1では、竹筒11,21に漆がコーティングされている。このため、この竹製管楽器1では、竹筒11,21の割れを防ぐことができると共に音を硬く引き締めることができる(音色の強化)。
<変形例>
(A)
先の実施の形態に係る竹製管楽器1では第1竹筒11の内周面に菜種油が塗布されており、第2竹筒21の外周面に椿油が塗布されていたが、第1竹筒11の内周面および第2竹筒21の外周面のいずれか一方にのみ油を塗布してもかまわない。
(B)
先の実施の形態に係る竹製管楽器1では潤滑剤として菜種油や椿油が採用されたが、他の潤滑剤が採用されてもかまわない。
(C)
先の実施の形態に係る竹製管楽器1では持ち手12の固定部材やグリップ22の素材として籐が採用されたが、竹ひご等、籐以外のものが採用されてもかまわない。
(D)
先の実施の形態に係る竹製管楽器1では竹筒11,21に漆がコーティングされていたが、同様の効果を得られるのであれば、漆以外のコーティング剤が用いられてもかまわない。
(E)
先の実施の形態に係るマウスピース30では蝋体32a,32bの形成により逆切頭円錐形の吹き込み孔Bb1および切頭円錐形の空気通路Bb2が形成されていたが、他の素材から蝋体32a,32bと同様の形状体を形成して吹き込み孔Bb1および空気通路Bb2を形成してもかまわない。
本考案に係る竹製管楽器は、トロンボーン似の新規な竹製管楽器であり、様々な音楽パフォーマンスに貢献することができる。
1 竹製管楽器
10 第1部品
11 第1竹筒
12 持ち手
20 第2部品
21 第2竹筒
22 グリップ
30 マウスピース
31 第3竹筒
32 蝋体

Claims (3)

  1. 第1竹筒と、
    前記第1竹筒に進退可能に挿入される第2竹筒と
    を備える竹製管楽器。
  2. 前記第1竹筒の内周面および前記第2竹筒の外周面の少なくとも一方の面に塗布される潤滑剤をさらに備える
    請求項1に記載の竹製管楽器。
  3. 前記第2竹筒の端部のうち前記第1竹筒と対向する側の反対側の端部に装着される竹製のマウスピースをさらに備える
    請求項1または2に記載の竹製管楽器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021032949A (ja) * 2019-08-20 2021-03-01 国立大学法人富山大学 サクソフォン
JP2021032948A (ja) * 2019-08-20 2021-03-01 国立大学法人富山大学 木管楽器用マウスピース

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JP2021032949A (ja) * 2019-08-20 2021-03-01 国立大学法人富山大学 サクソフォン
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