JP3153041B2 - 論理回路 - Google Patents
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Description
ミッタ結合論理(以下ECLと記す)回路に関する。
と、この回路は、差動対を構成するnpn型トランジス
タQ1,Q2と、基準電位端子VCSをベース入力とす
るnpn型トランジスタQ3及び抵抗R3からなる定電
流(I3)回路3と、抵抗R2及びnpn型トランジス
タQ4からなるエミッタフォロアとを備える。ここで、
トランジスタQ1のベース,トランジスタQ2のベー
ス,抵抗R3の一端、トランジスタQ1,Q2,Q4の
コレクタ及び抵抗R2の一端、トランジスタQ4のエミ
ッタを、それぞれ入力端子IN,基準電位端子VR1,
電源端子VEE、接地端子GND、出力端子OUTとす
る。
スタQ1のベースの入力端子INを、トランジスタQ2
のベースに接続されている基準電位端子VR1(通常
は、−1.3Vが多く用いられる)より、高レベル電位
(以下“H1”と記す)(例えば、−0.9V)に設定
する。すると、トランジスタQ1が導通状態(以下“O
N”と記す)となり、トランジスタQ2は遮断状態(以
下“OFF”と記す)となる。この為に、トランジスタ
Q2のコレクタ電位は、接地電位まで上昇する。更に、
出力端子OUTには、その電位よりエミッタフォロア
(以下EFと記す)トランジスタQ4の順方向ベース−
エミッタ間電圧(以下VBEQ4と記す)だけ下がった
電位、すなわち“H”(約−0.9V)が生じる。
下“L1”と記す)(例えば、−1.7V)に設定する
と、トランジスタQ1が“OFF”となり、トランジス
タQ2は“ON”となる。この為に、トランジスタQ2
のコレクタ電位は、接地電位から抵抗R2(例えば、2
00Ω)と、基準電位端子VCSの電位(通常は、−
3.1Vが多く用いられる)と、トランジスタQ3及び
抵抗R3から決まるカレントソース電流I3(以下定電
流と記す)(例えば、4mA)による電位降下とを、差
し引いた電位(約−0.8V)が生じる。更に、出力端
子OUTは、その電位よりVBEQ4だけ下がった電
位、すなわち“L”(約−1.7V)が生じる。
の時は出力端子OUTに“H1”が、又、入力端子IN
が“L1”の時は出力端子OUTに“L1”が生じる論
理回路となっている。又、この論理回路の定電流I3
は、入出力電位に関係なく、常に流れている。
回路について説明すると、通常、出力端子OUTにハイ
インピーダンスレベル電位(以下“Hiz”と記す)を
出力為には、EFトランジスタQ4のベース電位を下
げ、EFトランジスタQ4を“OFF”にする。尚、E
FトランジスタQ4を“OFF”する為には、抵抗R2
の値を大きくする構成と、抵抗R2の値は変えずに、定
電流I3の値を大きくする構成とがある。
について、図3を用いて説明すると、図3に於て、入力
端子INを“H1”に設定した場合は、前記論理回路と
同様な動作をする。次に、入力端子INを、“L1”
(例えば、−1.7V)に設定すると、トランジスタQ
1が“OFF”となり、トランジスタQ2は“ON”と
なる。この為に、トランジスタQ2のコレクタ電位は、
接地電位から抵抗R2(例えば、400Ω)と、基準電
位端子VCSの電位(通常は、−3.1Vが多く用いら
れる)と、トランジスタQ3及び抵抗R3から決まる定
電流I3(例えば、4mA)による電位降下を、差し引
いた電位(約−1.6V)が生じる。この時、EFトラ
ンジスタQ4のエミッタを終端(例えば、−2.0Vの
電源電位と50Ωの終端抵抗)していると、EFトラン
ジスタQ4が“OFF”する。従って、出力端子OUT
は、その電位よりVBEQ4だけ下がった電位、すなわ
ち“Hiz”(例えば、−2.0V)が生じる。
の時は出力端子OUTに“H1”が、又、入力端子IN
が“L1”の時は出力端子OUTに“Hiz”が生じる
バスドライバ回路となっている。このバスドライバ回路
の定電流I3は、入出力電位に関係なく、常に流れてい
る。
3の値を大きくする構成について、図3を用いて説明す
る。図3に於て、入力端子INを“H1”に設定した場
合は、前記論理回路と同様な動作をする。次に、入力端
子INを、“L1”(例えば、−1.7V)に設定する
と、トランジスタQ1が“OFF”となり、トランジス
タQ2は“ON”となる。この為に、トランジスタQ2
のコレクタ電位は、接地電位から抵抗R2(例えば、2
00Ω)と、基準電位端子VCSの電位(通常は、−
3.1Vが多く用いられる)と、トランジスタQ3及び
抵抗R3から決まる定電流I3(例えば、8mA)によ
る電位降下を、差し引いた電位(約−1.6V)が生じ
る。この時、EFトランジスタQ4のエミッタを終端
(例えば、−2.0Vの電源電位と50Ωの終端抵抗)
していると、EFトランジスタQ4が“OFF”する。
従って、出力端子OUTは、その電位よりVBEQ4だ
け下がった電位、すなわち“Hiz”(例えば、−2.
0V)が生じる。
の時は出力端子OUTに“H1”が、又、入力端子IN
が“L1”の時は出力端子OUTに“Hiz”が生じる
バスドライバ回路となっている。このバスドライバ回路
の定電流I3は、入出力電位に関係なく、常に流れてい
る。
を参照すると、この回路は、入力端子IN,基準電位端
子VR1をそれぞれゲート電極に接続し、エミッタ電極
を共通にしたnpn型トランジスタQ1,Q2と、基準
電位端子VR2,CONをそれぞれゲート電極に接続
し、エミッタ電極を共通にしたnpn型トランジスタQ
6,Q7と、トランジスタQ6,Q7のエミッタ電極に
コレクタ電極が接続されたnpn型トランジスタQ3と
抵抗R3との直列接続回路からなる定電流回路3と、ト
ランジスタQ2のコレクタ電極と接地端子GNDとの間
に接続された抵抗R2と、トランジスタQ2のコレクタ
電極をベース電極に、エミッタ電極を出力端子OUT
に、コレクタ電極を接地端子GNDにそれぞれ接続した
npn型トランジスタQ4と、ECL回路4とを備え
る。このECL回路4は、npn型トランジスタQ1
6,Q17と、npn型トランジスタQ13及び抵抗R
13とからなる定電流回路3とを備える。
のベースのコントロール端子CONを、トランジスタQ
6及びQ16のベースに接続されている基準電位端子V
R2の電位(通常は、−2.2Vが多く用いられる)よ
り、低レベル電位(以下“L2”と記す)(例えば、−
2.6V)に設定すると、トランジスタQ6及びQ16
が“ON”となり、トランジスタQ7及びQ17は“O
FF”となる。
子INを、トランジスタQ2のベースに接続されている
基準電位端子VR1の電位(通常は、−1.3Vが多く
用いられる)より、“H1”(例えば、−0.9V)に
設定すると、トランジスタQ1が“ON”となり、トラ
ンジスタQ2は“OFF”となる。この為に、トランジ
スタQ2のコレクタ電位は、接地電位まで上昇する。更
に、出力端子OUTには、その電位よりVBEQ4だけ
下がった電位、すなわち“H1”(約−0.9V)が生
じる。
ば、−1.7V)に設定すると、トランジスタQ1は
“OFF”となり、トランジスタQ2は“ON”とな
る。この為に、トランジスタQ2のコレクタ電位は、接
地電位から抵抗R2(例えば、200Ω)と、基準電位
VCS(通常は、−3.1Vが多く用いられる)と、ト
ランジスタQ3及び抵抗R3から決まる定電流I4(例
えば、4MA)による電位降下を、差し引いた電位(約
−0.8V)が生じる。更に、出力端子OUTには、そ
の電位よりVBEQ4だけ下がった電位、すなわち“L
1”(約−1.7V)が生じる。
スのコントロール端子CONを、トランジスタQ6及び
Q16のベースに接続されている基準電位端子VR2の
電位(通常は、−2.2Vが多く用いられる)より、高
レベル電位(以下“H2”と記す)(例えば、−1.8
V)に設定すると、トランジスタQ6及びQ16が“O
FF”となり、トランジスタQ7及びQ17は“ON”
となる。この為に、トランジスタQ7及びQ17のコレ
クタ電位は、接地電位から抵抗R2(例えば、200
Ω)と、基準電位端子VCSの電位(通常は、−3.1
Vが多く用いられる)と、トランジスタQ3,Q13及
び抵抗R3,R13から決まる二系列の定電流I4とI
5(例えば、4mA+4mA=8mA)による電位降下
を、差し引いた電位(約−1.6V)が生じる。この
時、EFトランジスタQ4のエミッタを終端(例えば、
−2.0Vの電源電位と50Ωの終端抵抗)している
と、EFトランジスタQ4が“OFF”する。従って、
出力端子OUTは、その電位よりVBEQ4だけ下がっ
た電位、すなわち“Hiz”(例えば、−2.0V)が
生じる。
が“L2”の時には、バッファ回路で、コントロール端
子CONに“H2”が入力されると、入力端子INの電
位に関係なく、出力端子OUTに“Hiz”が生じるス
リーステイト回路となっている。又、このスリーステイ
ト回路の定電流I4とI5は、入出力及びコントロール
端子の電位に関係なく、常に流れている。
論理回路に存在する問題として、入出力及びコントロー
ル端子の電位に関係なく、常に定電流が流れている点が
挙げられ、これは無駄な電流が流れるという欠点となっ
ている。
のバスドライバ回路では、以下に示す問題がある。出力
端子OUTに“H1”が出力されている時に、抵抗R2
(例えば、400Ω)と、EFトランジスタQ4のベー
ス電流(以下VBEQ4と記す)(例えば、コレクタ電
流が40mAで、電流増幅率が100の時0.4mA)
による電位降下を差し引いた電位(約160mV)プラ
スVBEQ4(約−0.9V)が大きく、“H1”レベ
ル(通常は、−0.9〜−1.0V)の規格を満足しな
くなるという欠点がある。
流I3の値を大きくする構成のバスドライバ回路では、
以下に示す問題がある。定電流I3を増やす為に、トラ
ンジスタQ3及び抵抗R3の回路3のディメンジョンを
変える(例えば、各素子を並列に接続する)必要があ
る。従って、同一サイズの素子を沢山用意したり、ディ
メンジョンの異なる素子を用意する必要がある。このた
め、使用素子数が多くなり、チップサイズが大きくな
り、歩留が悪くなるという欠点がある。
に示す問題がある。定電流を増やす為に、バイアス用の
ECL回路4を別に接続する必要がある。従って、使用
素子が多くなり、チップサイズが大きくなり、歩留が悪
くなるという欠点がある。
ス用のECL回路4に定電流I5を流す必要があるの
で、更に無駄な電流が流れるという欠点がある。
費電流を低く押さえ、チップ面積も小さくした論理回路
を提供することにある。
イト論理回路は、入力信号を受けるエミッタ結合論理回
路と、第1のトランジスタを有するカレントソース回路
と、前記エミッタ結合論理回路の結合部と前記カレント
ソース回路との間に直列に接続されベースに基準電圧を
受ける第2のトランジスタと、前記エミッタ結合論理回
路の出力と前記カレントソース回路との間に直列に接続
されベースに制御信号電圧を受ける第3のトランジスタ
と、前記制御信号電圧により前記第3のトランジスタが
オンとなったときに、前記出力からHizレベルが出力
されるように、前記制御信号電圧に基づいて前記第1の
トランジスタのベース電圧を制御する制御回路とを備え
ることを特徴としている。
において、この実施例は、接地端子GNDとトランジス
タQ1のコレクタ電極との間の抵抗R1と、トランジス
タQ1のコレクタ電極をベース電極、接地GNDをコレ
クタ電極とするnpn型トランジスタQ5と、トランジ
スタQ5のエミッタ電極とトランジスタQ3のベース電
極との間の抵抗R4と、トランジスタQ3のベース電極
と電源端子VEEとの間の抵抗R5とを備えていること
以外が図3と共通であり、図3と共通の参照記号で示す
に留め、説明を省略する。
来例の論理回路と異なる点は、ECL回路の定電流I3
を決めるトランジスタQ3のベースに接続された、従来
の基準電位端子VCSの代わりに、論理回路の変化する
電位をフィードバックして検出する検出回路1と、トラ
ンジスタQ3のベース電位を制御する制御回路2を有し
ている事である。
ンジスタQ1のベースの入力端子INを、トランジスタ
Q2のベースに接続されている基準電位端子VR1の電
位(通常は、−1.3Vが多く用いられる)より、“H
1”(例えば、−0.9V)に設定する。
り、トランジスタQ2は“OFF”する。この為に、ト
ランジスタQ1のコレクタ電位は、接地電位から抵抗R
1(例えば、200Ω)と定電流I1(例えば、2m
A)による電位降下を差し引いた電位(約−0.4V)
が生じる。尚、その電位は、トランジスタQ5のベース
電位となる。従って、トランジスタQ5のエミッタ電位
は、トランジスタQ5の順方向ベース,エミッタ間電圧
(以下VBEQ5と記す)だけ下がった電位(約−1.
3V)となる。
トランジスタQ5のエミッタ電位と電源端子VEEとの
間の電位差を、抵抗R4及びR5によって抵抗分割され
た電位に定まる。この時、トランジスタQ3のベース電
位は、抵抗R4及びR5の抵抗比によって、図3の従来
の基準電位VCSより低くなる。従って、定電流I1
は、従来の論理回路より小さくなっている。又、この定
電流I1は、抵抗R1及びトランジスタQ1を通って流
れる定電流I1であり、直接出力端子OUTの電位には
影響しない。従って、この電流値は、電流通路が抵抗R
1及びトランジスタQ1から、抵抗R2及びトランジス
タQ2に切り替わる時間(以下“tT1”と記す)に、
影響しない程度に小さくする事ができる。
れば、更に定電流I1を小さくする事ができる。ここ
で、トランジスタQ2は“OFF”しているので、その
コレクタ電位は、接地電位まで上昇する。更に、出力端
子OUTには、その電位よりVBEQ4だけ下がった電
位、すなわち“H1”(約−0.9V)が生じる。
1.7V)に設定する。すると、トランジスタQ1は
“OFF”となり、トランジスタQ2は“ON”する。
ここで、トランジスタQ1のコレクタ電位は、接地電位
まで上昇する。尚、その電位は、トランジスタQ5のベ
ース電位となる。従って、トランジスタQ5のエミッタ
電位は、VBEQ5下がった電位(約−0.9V)とな
る。
トランジスタQ5のエミッタ電位と電源端子VEEとの
間の電位差を、抵抗R4及びR5によって抵抗分割され
た電位に定まる。この時、トランジスタQ3のベース電
位は、抵抗R4及びR5の抵抗比によって、図3の従来
の基準電位VCSと同程度となる。従って、定電流I1
は、従来の論理回路と同程度となる。
いるので、そのコレクタ電位は、接地電位から抵抗R2
(例えば、200Ω)と定電流I1(例えば4mA)に
よる電位降下を差し引いた電位(約−1.8V)が生じ
る。更に、出力端子OUTは、その電位よりVBEQ4
だけ下がった電位、すなわち“L1”(約−1.7V)
が生じる。
の時は出力端子OUTに“H1”が、又、入力端子IN
が“L1”の時は出力端子OUTに“L1”が生じる論
理回路となっている。又、この論理回路の定電流I1
は、入出力電位によって異なっている。
について説明すると、トランジスタQ1のベースの入力
端子INを、トランジスタQ2のベースに接続されてい
る基準電位端子VR1の電位(通常は、−1.3Vが多
く用いられる)より、“H1”(例えば、−0.9V)
に設定する。
り、トランジスタQ2は“OFF”する。この為に、ト
ランジスタQ1のコレクタ電位は、接地端子から抵抗R
1(例えば、200Ω)と定電流I1(例えば、3m
A)による電位降下を差し引いた電位(約−0.6V)
が生じる。尚、その電位は、トランジスタQ5のベース
電位となる。従って、トランジスタQ5のエミッタ電位
は、VBEQ5が下がった電位(約−1.3V)とな
る。
トランジスタQ5のエミッタ電位と電源端子VEEとの
間の電位差を、抵抗R4及びR5によって抵抗分割され
た電位に定まる。この時、トランジスタQ3のベース電
位は、抵抗R4及びR5の抵抗比によって、従来の基準
電位VCSより低くなる。従って、定電流I1は、従来
のバスドライバ回路より小さくなっている。又、この定
電流I1は、抵抗R1及びトランジスタQ1を通って流
れる定電流I1であり、直接出力端子OUTの電位には
影響しない。従って、この電流値は、“tT1”に、影
響しない程度に小さくする事ができる。
れば、更に定電流I1を小さくする事ができる。ここ
で、トランジスタQ2は“OFF”しているので、その
コレクタ電位は、接地電位まで上昇する。更に、出力端
子OUTには、その電位よりVBEQ4だけ下がった電
位、すなわち“H1”(約−0.9V)が生じる。
1.7V)に設定すると、トランジスタQ1は“OF
F”となり、トランジスタQ2は“ON”する。ここ
で、トランジスタQ1のコレクタ電位は、接地電位まで
上昇する。尚、その電位は、トランジスタQ5のベース
電位となる。従って、トランジスタQ5のエミッタ電位
は、VBEQ5下がった電位(約−0.9V)となる。
トランジスタQ5のエミッタ電位と電源端子VEEとの
間の電位差を、抵抗R4及びR5によって抵抗分割され
た電位に定まる。この時、トランジスタQ3のベース電
位は、抵抗R4及びR5の抵抗比によって、図3の従来
の基準電位VCSと同程度となる。従って、定電流I1
は、従来のバスドライバ回路と同程度となる。
いるので、そのコレクタ電位は、接地電位から抵抗R2
(例えば、200Ω)と定電流I1(例えば8mA)に
よる電位降下を差し引いた電位(約−1.6V)が生じ
る。
を終端(例えば、−2.0Vの電源端子と50Ωの終端
抵抗)していると、EFトランジスタQ4が“OFF”
する。従って、出力端子OUTは、その電位よりVBE
Q4だけ下がった電位、すなわち“Hiz”(約−2.
0V)が生じる。
の時は出力端子OUTに“H1”が、又、入力端子IN
が“L1”の時は出力端子OUTには“Hiz”が生じ
るバスドライバ回路となっている。又、このバスドライ
バ回路の定電流I1は、入出力電位によって異なってい
る。
イト回路からなる論理回路を示す図2において、この実
施例は、図4のECL回路4が図1の制御回路2と共通
の回路となっていること以外は図4と共通であり、同図
と共通の参照記号を用いるに留め、詳細は省略する。
尚、トランジスタQ5のゲート電極はトランジスタQ7
のゲート電極と共にコントロール端子CONに接続され
ている。
ベースのコントロール端子CONを、トランジスタQ6
のベースに接続されている基準電位端子VR2の電位
(通常は、−2.2Vが多く用いられる)より、“L
2”(例えば、−2.6V)に設定すると、トランジス
タQ6は“ON”となり、トランジスタQ7は“OF
F”する。ここで、トランジスタQ5のベース電位は、
コントロール端子CONに接続されている。従って、ト
ランジスタQ5のエミッタ電位は、VBEQ5だけ下が
った電位(約−3.5V)となる。
トランジスタQ5のエミッタ電位と電源端子VEEとの
間の電位差を、抵抗R4及びR5によって抵抗分割され
た電位に定まる。この時、トランジスタQ3のベース電
位は、抵抗R4及びR5の抵抗比によって、従来の基準
電位VCSより低くなる。従って、定電流I2は、従来
のスリーステイト回路より小さくなっている。又、この
定電流は、トランジスタQ1及びQ6を通って流れる定
電流I2であり、直接出力端子OUTの電位には影響し
ない。従って、この電流値は、電流通路がトランジスタ
Q1から、抵抗R2及びトランジスタQ2に切り替わる
時間(以下“tT2”と記す)に、影響しない程度に小
さくする事ができる。
ト回路であれば、更に定電流I2を小さくする事ができ
る。
子INを、トランジスタQ2のベースに接続されている
基準電位端子VR1の電位(通常は、−1.3Vが多く
用いられる)より、“H1”(例えば、−0.9V)に
設定すると、トランジスタQ1が“ON”となり、トラ
ンジスタQ2は“OFF”となる。この為に、トランジ
スタQ2のコレクタ電位は、接地電位まで上昇する。更
に、出力端子OUTには、その電位よりVBEQ4だけ
下がった電位、すなわち“H1”(約−0.9V)が生
じる。
ば、−1.7V)に設定すると、トランジスタQ1は
“OFF”となり、トランジスタQ2は“ON”とな
る。この為に、トランジスタQ2のコレクタ電位は、接
地電位から抵抗R2(例えば200Ω)と定電流I2
(例えば、4mA)による電位降下を差し引いた電位
(約−0.8V)が生じる。更に、出力端子OUTは、
その電位よりVBEQ4だけ下がった電位、すなわち
“L1”(約−1.7V)が生じる。
のコントロール端子CONを、トランジスタQ6のベー
スに接続されている基準電位端子VR2の電位(通常
は、−2.2Vが多く用いられる)より、“H2”(例
えば、−1.8V)に設定すると、トランジスタQ6は
“OFF”となり、トランジスタQ7は“ON”とな
る。ここで、トランジスタQ5のベース電位は、コント
ロール端子CONに接続されている。従って、トランジ
スタQ5のエミッタ電位は、VBEQ5だけ下がった電
位(約−2.7V)となる。
トランジスタQ5のエミッタ電位と電源端子VEEとの
間の電位差を、抵抗R4及びR5によって抵抗分割され
た電位に定まる。この時、トランジスタQ3のベース電
位は、抵抗R4及びR5の抵抗比によって、従来の基準
電位VCSと同程度となる。従って、定電流I2は、従
来のスリーステイト回路と同程度となる。
いるので、そのコレクタ電位は、接地電位から抵抗R2
(例えば、200Ω)と定電流I2(例えば8mA)に
よる電位降下を差し引いた電位(約−1.6V)が生じ
る。
を終端(例えば、−2.0Vの電源端子と50Ωの終端
抵抗)していると、EFトランジスタQ4が“OFF”
する。従って、出力端子OUTは、その電位よりVBE
Q4だけ下がった電位、すなわち“Hiz”(約−2.
0V)が生じる。
が、“L2”の時には、バッファ回路で、コントロール
端子CONに“H2”が入力されると、入力端子INの
電位に関係なく、出力端子OUTに“Hiz”が生じる
スリーステイト回路となっている。又、このスリーステ
イト回路の定電流I2は、コントロール端子CONの電
位によって異なっている。
に能動素子と受動素子とを用いて説明したが、どの様な
検出回路1及び制御回路2でも、同じ機能であれば、同
様の効果を得る事は、言うまでもない。
動作の論理回路及びコントロール端子CONが“L2”
の時にバッファ回路となる例について説明したが、どの
様な論理回路でも、ECL回路のカレントソース部の電
流を制御する制御回路2と、論理回路の変化する電位を
フィードバックして検出する検出回路1で構成され、同
じ機能であれば、同様の効果を得る事は、言うまでもな
い。
路のカレントソース部の電流を制御する制御回路と、論
理回路の変化する電位をフィードバックして検出する検
出回路とで構成することにより、以下に示す効果があ
る。
に、定電流を小さくできるので、回路の消費電流を低減
できるという効果である。
るバスドライバ回路と異なり、出力端子OUTの“H
1”レベルの規格を満足するという効果である。
するバスドライバ回路の様に、定電流の使用素子(例え
ば、トランジスタQ3及び抵抗R3のディメンジョン)
の増加や変更の必要がなく、集積回路の集積度が向上す
るという効果である。
に、バイパス用のECL回路を別に接続する必要がな
く、使用素子数を低減することができ、集積回路の集積
度が向上するという効果である。
端子VCSがいらなくなるという効果である。
Claims (2)
- 【請求項1】 入力信号を受けるエミッタ結合論理回路
と、第1のトランジスタを有するカレントソース回路
と、前記エミッタ結合論理回路の結合部と前記カレント
ソース回路との間に直列に接続されベースに基準電圧を
受ける第2のトランジスタと、前記エミッタ結合論理回
路の出力と前記カレントソース回路との間に直列に接続
されベースに制御信号電圧を受ける第3のトランジスタ
と、前記制御信号電圧により前記第3のトランジスタが
オンとなったときに、前記出力からHizレベルが出力
されるように、前記制御信号電圧に基づいて前記第1の
トランジスタのベース電圧を制御する制御回路とを備え
ることを特徴とするスリーステイト論理回路。 - 【請求項2】 前記制御回路は、前記制御信号電圧をベ
ースに受ける第4のトランジスタのエミッタ出力電圧を
抵抗分割して、前記第1のトランジスタのベースに出力
するものであることを特徴とする請求項1記載のスリー
ステイト論理回路。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP08157693A JP3153041B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 論理回路 |
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JP08157693A JP3153041B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 論理回路 |
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JPH06296132A JPH06296132A (ja) | 1994-10-21 |
JP3153041B2 true JP3153041B2 (ja) | 2001-04-03 |
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ID=13750139
Family Applications (1)
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JP08157693A Expired - Fee Related JP3153041B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 論理回路 |
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JP (1) | JP3153041B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP08157693A patent/JP3153041B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06296132A (ja) | 1994-10-21 |
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