JP3152887B2 - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JP3152887B2
JP3152887B2 JP03346797A JP3346797A JP3152887B2 JP 3152887 B2 JP3152887 B2 JP 3152887B2 JP 03346797 A JP03346797 A JP 03346797A JP 3346797 A JP3346797 A JP 3346797A JP 3152887 B2 JP3152887 B2 JP 3152887B2
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謙二 洞谷
伊藤  公一
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、サーミスタによ
る被加熱物の高温異常検出機能と、サーミスタの断線異
常検出機能とを有する加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスコンロ等の加熱装置におい
て、被加熱物である調理物が入れられた容器に接触する
ように配置され、該容器の温度を検出するサーミスタ
と、該サーミスタによる検出温度が所定の高温異常判定
値を越える高温異常状態となったことを検出する高温異
常検出回路とを有し、高温異常状態となったときに、バ
ーナへのガスの供給を停止して燃焼を停止するようにし
たものがある。
【0003】そして、燃焼炎のゆらぎや、電気的ノイズ
により、瞬間的に前記高温異常判定値を越える温度が検
出されたときに、誤ってバーナへのガスの供給を停止し
ないようにするため、所定時間継続して該高温異常判定
値を越える温度が検出された場合にのみ、高温異常異常
信号を出力する第1の制限タイマを備えたものも知られ
ている。
【0004】また、サーミスタが断線したとき、或いは
サーミスタが加熱装置に備えた電子ユニットとコネクタ
を介して接続されているものにあっては、該コネクタが
外れたときに、サーミスタによる温度検出が不能とな
り、高温異常状態の検出ができなくなる。そこで、サー
ミスタの断線を検出する断線異常検出回路を設け、サー
ミスタが断線したときにバーナへのガスの供給を停止
し、燃焼が行えないようにして安全性を確保するように
したものが知られている。
【0005】サーミスタの断線、或いはコネクタ外れが
生じると、電子ユニットでサーミスタの抵抗値が極めて
大きい(実際は無限大)と検知されるので、サーミスタ
の検出抵抗値が所定の断線判定値以上であるときに、断
線とみなしてバーナの燃焼を停止すればよいと思われ
る。ところが、サーミスタは検出温度が低いほど抵抗値
が大きくなる特性を持つため、実際には検出抵抗値が前
記断線判定値以上となるのは断線、或いはコネクタ外が
生じたときだけではなく、調理容器に冷凍食品を入れて
加熱を開始したときにも、検出温度が低いため、サーミ
スタの抵抗値が大きくなり、電子ユニット側では断線と
の区別ができない場合がある。
【0006】そこで、このように調理容器が低温のとき
に、サーミスタが断線したものと誤ってバーナが消火さ
れないように、所定時間継続してサーミスタの抵抗値が
前記断線異常判定値以上であることが検出された場合に
のみ断線異常信号を出力する第2の制限タイマを備えた
ものが知られている。これにより、調理容器が低温な場
合には、該所定時間内に調理容器の温度が上昇してサー
ミスタの抵抗値が前記断線異常判定値よりも小さくなる
ので、サーミスタの抵抗値が該断線異常判定値以上であ
る状態が継続する断線と区別することができる。また、
該第2の制限タイマにより、前記第1の制限タイマと同
様、電気ノイズによる誤動作も防止できる。
【0007】以上のように、前記第1の制限タイマや第
2の制限タイマを設けることで、サーミスタの検出温度
の誤認識や、サーミスタの断線の誤認識により、誤って
バーナが消火されるのを防止することができる。
【0008】しかし、前記第1の制限タイマと前記第2
の制限タイマの設定時間はそれぞれ14秒程度の長い時
間に設定する必要があるため、抵抗とコンデンサで構成
するCRタイマであるときは大容量のコンデンサが必要
となり、部品コストが高くなり、部品の設置スペースも
広くなるという不都合があった。また、前記第1のタイ
マと第2のタイマをカウンタで構成したときにも、分周
回数が多くなるため大型のカウンタが必要となるので、
CRタイマであるときと同様、部品コストが高くなり、
部品の設置スペースが広くなるという不都合があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不都合
を解消し、異常状態の誤検出を防止する機能を低コスト
かつ低スペースで実現する加熱装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、燃料供給路に設けられた開閉電磁弁と、被
加熱物の温度を抵抗値の変化により検出するサーミスタ
と、該サーミスタの抵抗値が、所定の高温異常判定値以
下の状態が所定時間継続したときに高温異常信号を出力
する高温異常検出回路と、該サーミスタの抵抗値が所定
の断線異常判定値以上の状態が所定時間継続したときに
断線異常信号を出力する断線異常検出回路と、前記高温
異常信号と前記断線異常信号の少なくとも一方が出力さ
れたときに前記開閉電磁弁を閉弁する電磁弁駆動回路
と、前記サーミスタに接続される分圧抵抗の抵抗値を前
記断線異常判定値に対応した高抵抗値である第1抵抗値
と、前記高温異常判定値に対応した低抵抗値である第2
抵抗値とに周期的に切り替える分圧抵抗切替回路とを備
えた加熱装置において、前記断線異常検出回路に備えら
れ、前記サーミスタの抵抗値が前記断線異常判定値以上
のときに高レベル信号を出力する第1比較回路と、前記
高温異常検出回路に備えられ、前記サーミスタの抵抗値
が前記高温異常判定値以下のときに高レベル信号を出力
する第2比較回路と、前記分圧抵抗切替回路の周期より
も長い期間継続して高レベル信号が入力されたときにの
み高レベル信号を出力する第1タイマと、前記第1比較
回路と前記第2比較回路のどちらか一方の出力を前記第
1タイマを介して入力し、他方の出力を該第1タイマを
介さずに入力して、この2入力の論理和を出力する論理
回路と、該論理回路から高レベル信号が所定時間以上継
続して出力されたときにのみ、前記電磁弁駆動回路に前
記高温異常信号又は前記断線異常信号を出力する第2タ
イマとを設けたことを特徴とする。
【0011】本発明は、前記分圧抵抗切替回路によりサ
ーミスタに接続された分圧抵抗の抵抗値を、断線異常の
判定値に対応した第1抵抗値と、高温異常の判定値に対
応した第2抵抗値とに周期的に切替え、該第1抵抗値で
あるときに断線異常の検出を行い、該第2抵抗値である
ときに高温異常の検出を行うことで、それぞれの検出精
度を向上させる。
【0012】また、前記第2タイマにより、電気ノイズ
等により、前記第1比較回路の出力や、前記第2比較回
路の出力が瞬間的に高レベルとなったときに、前記電磁
弁駆動回路により前記開閉電磁弁が誤って閉弁されるの
を防止する。
【0013】そして、前記第1比較回路と前記第2比較
回路は、ともに異常検出時に高レベル信号を出力するの
で、前記論理回路により前記第1比較回路の出力と前記
第2比較回路の出力の論理和をとり、該論理和の出力を
前記第2タイマに入力することで、前記第1比較回路と
前記第2比較回路とで該第2タイマを共用させることが
考えられる。
【0014】しかし、断線異常でも高温異常でもない正
常状態においては、後述するように、前記分圧抵抗切替
回路によりサーミスタの分圧抵抗値が前記第1抵抗値に
切替えられたときに前記第2比較回路の出力が高レベル
となり、前記第2抵抗値に切替えられたときに前記第1
比較回路の出力が高レベルとなる場合がある。そしてこ
の場合は、前記論理回路により前記第1比較回路と第2
比較回路との論理和をとると、その出力は一定高レベル
となり、異常状態と同じ状態となってしまうという不都
合がある。
【0015】前記第1タイマはこの不都合を解消するた
めのものであり、該第1タイマは前記第1比較回路又は
前記第2比較回路のいずれか一方、例えば前記第1比較
回路と接続され、前記分圧抵抗切替回路によるサーミス
タの分圧抵抗値の切替周期よりも長い期間継続して前記
第1比較回路から高レベル信号が入力されたときにのみ
高レベル信号を出力する。
【0016】断線異常でも高温異常状態でもない正常状
態では、前記第1タイマに前記分圧抵抗切替回路による
サーミスタの分圧抵抗値の切替周期で切り替わる高低2
値レベルの矩形波信号、又は一定低レベルの直流信号が
前記第1比較回路から入力されるので、前記第1タイマ
の出力は低レベルとなる。
【0017】そのため、正常状態での、前記第1タイマ
の出力と前記第2比較回路の前記論理回路による論理和
出力は、該第2比較回路から出力される高低2値レベル
の矩形波又は一定低レベルとなり、前記論理回路から前
記第2タイマに高レベル信号が継続出力されることはな
い。そのため、前記第2タイマを前記第1比較回路と前
記第2比較回路とで共用することができる。そして、前
記第1タイマは前記分圧抵抗切替回路によるサーミスタ
の分圧抵抗値の切替え周期よりも僅かに長い設定値を持
てばよいので、小型のもので済む。
【0018】したがって、前記第1比較回路と前記第2
比較回路のそれぞれに長時間の前記第2タイマを設ける
よりも、タイマのコストを下げることができ、またタイ
マの設置スペースを狭くすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図1
〜図3を参照して説明する。図1は本実施形態における
加熱装置であるガスコンロの構成図、図2は図1に示し
たガスコンロに備えた電子ユニットの異常検出部の回路
構成図、図3は図2に示した回路構成図の説明図であ
る。
【0020】図1を参照して、本実施形態のガスコンロ
は、加熱源であるバーナ1に燃料ガスを供給する燃料供
給路であるガス供給路2に設けられた開閉電磁弁3及び
ガス量調整弁4と、被加熱物である調理物Aの温度を検
出するサーミスタ5と、開閉電磁弁3の通電制御等を行
う電子ユニット6とを備えている。開閉電磁弁3は、点
火・消火ボタン7による点火操作(押操作)で、バネ8
に抗して機械的に開弁されると共に、ソレノイド9への
通電により開弁状態が保持され、また、ソレノイド9へ
の通電の遮断によりバネ8の付勢力で閉弁されるように
なっている。また、ガス量調整弁4は、使用者がこれに
連結された操作子10を操作することでその開度が調整
され、バーナ1への燃料ガスの供給量が可変される。
【0021】サーミスタ5は、電子ユニット6と接続さ
れ、バーナ1上に調理物Aが入れられた調理容器Bを載
せたときに、調理容器Bの底部に接触するようにバーナ
1の中心部に設けられた支持体11の上端部に挿着され
る。これにより、調理物Aの温度に応じたサーミスタ5
の抵抗値が電子ユニット6で検出される。また、バーナ
1の近傍に設けられ、電子ユニット6と接続された熱電
対12は、バーナ1の燃焼時にその燃焼炎の温度に応じ
た起電力を発生し、該起電力が電子ユニット6で検出さ
れる。
【0022】電子ユニット6は、調理物Aの温度が所定
値を越える高温異常状態となったことをサーミスタ5の
抵抗値から検出したときに異常信号を出力する高温異常
検出回路13と、バーナ1の燃焼時に、調理物Aのふき
こぼれや風により、バーナ1が失火したことを熱電対1
2の起電力により検出したときに異常信号を出力する失
火異常検出回路14と、サーミスタ5の抵抗値からサー
ミスタ5の断線を検出したときに異常信号を出力する断
線異常検出回路15と、これらの異常信号が出力された
ときにソレノイド9への通電を遮断する電磁弁駆動回路
16とを有する。
【0023】これにより、調理物Aが高温異常状態とな
ったとき、バーナ1が失火したとき、及びサーミスタ5
が断線したときに、開閉電磁弁3が閉弁され、バーナ1
へのガスの供給が停止される。
【0024】尚、17はバーナ1の点火を行うための放
電用電極、18は放電用電極17に火花放電を生じさせ
るスパーカである。
【0025】電子ユニット6は、図2に示すように、サ
ーミスタ5の抵抗値と熱電対12の起電力に応じて開閉
電磁弁3の開閉制御を行うための回路構成を備えてお
り、該回路構成はサーミスタ5に接続された分圧抵抗2
0,21の合成抵抗値を切替える分圧抵抗切替回路23
と、サーミスタ5と分圧抵抗21の接続点aの電圧を所
定の基準電圧と比較する第1比較回路24,第2比較回
路25と、熱電対12と接続された分圧抵抗26,27
の接続点bの電圧を所定の基準電圧と比較する第3比較
回路28と、第2比較回路25の出力に接続された第1
タイマ29と、第1タイマ29と第2比較回路25及び
第3比較回路28の出力の論理和を出力する論理回路で
あるOR素子30と、OR素子30と接続された第2タ
イマ31と、第2タイマ31からの出力に応じてソレノ
イド9への通電或いは通電の遮断を行う電磁弁駆動回路
16とにより構成される。
【0026】尚、第1比較回路24とOR素子30と第
2タイマ31とにより断線異常検出回路15が構成さ
れ、第2比較回路25と第1タイマ29とOR素子30
と第2タイマ31とにより高温異常検出回路13が構成
され、第3比較回路28とOR素子30と第2タイマ3
1とにより失火異常検出回路14が構成される。
【0027】分圧抵抗切替回路23は分圧抵抗20と並
列に接続されたトランジスタ31と第1発振器32とか
らなり、第1発振器32から出力される高低2値レベル
の矩形波出力により、トランジスタ31がオン・オフさ
れる。トランジスタ31がオフ状態にあるときは分圧抵
抗20,21の合成抵抗値がサーミスタ5の断線異常判
定値(例えば1.5MΩ)に対応した第1抵抗値(高抵
抗値)となり、トランジスタ31がオン状態にあるとき
には分圧抵抗20,21の合成抵抗値がサーミスタ5に
よる調理物Aの高温異常判定値(例えば390Ω,26
0℃に相当)に対応した第2抵抗値(低抵抗値)とな
る。
【0028】第1比較回路24は分圧抵抗33,34と
比較器35とからなり、分圧抵抗33,34によって設
定される断線異常判定値(1.5MΩ)に対応した基準
電圧Vb1(例えば1.28V)が比較器35の負入力端
子に入力され、サーミスタ5と分圧抵抗21の接続点a
の電圧Vd1が比較器35の正入力端子に入力される。こ
れにより、Vd1がVb1以上となる断線異常時に比較器3
5の出力が高レベルとなる。
【0029】第2比較回路25は分圧抵抗36,37と
比較器38とからなり、分圧抵抗36,37によって設
定される高温異常判定値(390Ω)に対応した基準電
圧V b2(例えば0.8V)が比較器38の正入力端子に
入力され、サーミスタ5と分圧抵抗21の接続点aの電
圧Vd1が比較器38の負入力端子に入力される。これに
よりVd1がVb1以下となる高温異常時に比較器38の出
力が高レベルとなる。
【0030】第3比較回路28は分圧抵抗40,41と
比較器42とからなり、分圧抵抗40,41によって設
定される失火異常判定値に対応した基準電圧Vb3(例え
ば2.8mV)が比較器42の負入力端子に入力され、
熱電対12と直列に接続された分圧抵抗26,27の接
続点bの電圧が比較器42の正入力端子に入力される。
これによりVd2がVb3以上となる失火異常時に比較器4
2の出力が高レベルとなる。
【0031】第1タイマ29は、第2発振器43と接続
され、CLR(カウント値クリア入力)端子に高レベル
信号が入力されたときは、第2発振器43からCLK
(クロック入力)端子に出力されるパルス数をカウント
し、CLR端子に低レベル信号が入力されたときにはそ
れまでのカウント値をクリアする。そして、カウント値
が所定時間(例えば0.2秒)に対応した第1設定値に
達したときにCY(キャリイ出力)端子から高レベル信
号を出力する。
【0032】第2タイマ31は、バーナ1の燃焼炎の揺
れや電気ノイズにより誤って電磁弁駆動回路16に高レ
ベル信号(異常信号)が出力されないようにするための
制限タイマであり、第1タイマ29と同様、CLR端子
に高レベル信号が入力されたときは、第2発振器43か
らCLK端子に入力されるパルス数をカウントし、CL
R端子に低レベル信号が入力されたときにはそれまでの
カウント値をクリアする。そして、カウント値が所定時
間(例えば14秒)に対応した第2設定値に達したとき
にCY端子から低レベル信号を出力する。
【0033】電磁弁駆動回路16は、ダーリントン接続
されたトランジスタ44,45と抵抗46とからなり、
トランジスタ44に電源Vcc(例えば6V)が接続され
る。そして、トランジスタ45のベース端子と第2タイ
マ31のCY端子が接続される。これにより、第2タイ
マのCY端子の出力が高レベルであるときは、トランジ
スタ44,45がオンしてソレノイド9に通電されるの
で開閉電磁弁3が開弁される。一方、第2タイマのCY
端子の出力が低レベルであるときは、トランジスタ4
5,44がオフしソレノイド9への通電が遮断されるの
で開閉電磁弁3が閉弁される。また、レギュレータ47
は、電源電圧Vcc( 例えば6V)から安定電圧V
REF (例えば1.5V)を生成する。
【0034】分圧抵抗切替回路23は、分圧抵抗20
(例えば330KΩ),21(例えば360Ω)の合成
抵抗値を断線異常判定値(1.5MΩ)に対応した第1
抵抗値(高抵抗値)と、高温異常判定値(390Ω)に
対応した第2抵抗値(低抵抗値)とに周期的に切替え
る。そして、分圧抵抗20,21の合成抵抗値が第1抵
抗値であるときに第1比較回路24で断線異常の判定が
行われ、第2抵抗値であるときに第2比較回路25で高
温異常の判定が行われる。
【0035】このとき、第1比較回路24と第2比較回
路25の出力は以下のようになる。 (1)分圧抵抗20,21の合成抵抗値が第1抵抗値
(≒330KΩ)であるとき 断線異常時(Vd1≧Vb1) ・第1比較回路24の出力 Vd1≧Vb1(1.28V) となり、高レベル ・第2比較回路25の出力 Vd1( ≧1.28V)>Vb2(0.8V) となり、低レベル 高温異常時(サーミスタ5の抵抗値が390Ω以下) *サーミスタの抵抗値≪分圧抵抗20,21合成抵抗値
であるので、 ・第1比較回路24の出力 Vd1( ≒0V) <Vb1(1.28V) となり、低レベル ・第2比較回路25の出力 Vd1( ≒0V) <Vb2(0.8V) となり、高レベル 正常時 ・第1比較回路24の出力 Vd1<Vb1(1.28V) となり、低レベル ・第2比較回路24の出力 Vd1≦Vb2(0.8V) 又は Vd1>Vb2(0.8V) となり、
不定 (2)分圧抵抗20,21の合成抵抗値が第2抵抗値(
≒360 Ω) であるとき、 断線異常時(サーミスタ5の抵抗値が1.5MΩ以
上) *サーミスタ5の抵抗値≫分圧抵抗20,21の合成抵
抗値であるので、 ・第1比較回路24の出力 Vd1( ≒1.5V) >Vb1(1.28V) となり、高レベル ・第2比較回路25の出力 Vd1( ≒1.5V) >Vb2(0.8V) となり、低レベル 高温異常時(Vd1≦Vb2) ・第1比較回路24の出力 Vd1( ≦0.8V) <Vb1(1.28V) となり、低レベル ・第2比較回路25の出力 Vd1≦Vb2(0.8V) となり、高レベル 正常時 ・第1比較回路24の出力 Vd1≧Vb1 又は Vd1<Vb1 となり、不定 ・第2比較回路25の出力 Vd1>Vb2(0.8V) となり、低レベル となる。
【0036】そのため、断線異常でもなく、高温異常で
もない正常時に、上記に示したように分圧抵抗20,
21の合成抵抗値が第1抵抗値であるときに第2比較回
路25の出力が高レベルとなり、上記に示したように
分圧抵抗20,21の合成抵抗値が第2抵抗値であると
きに第1比較回路24の出力が高レベルとなる場合があ
る。
【0037】図3はこの場合を示したものであり、(1)
は第1比較回路24の出力波形、(2) は第2比較回路2
5の出力波形である。また、図中Aは分圧抵抗20,2
1の合成抵抗値が第1抵抗値(高抵抗値)である期間、
Bは分圧抵抗20,21の合成抵抗値が第2抵抗値(低
抵抗値)である期間である。
【0038】この場合、(1) と(2) の論理和をとると
(3) に示したように一定高レベルとなり、高温異常時や
断線異常時と同じ状態になってしまう。第1タイマ29
はこのような状態が生じるのを防ぐために設けられたも
のであり、第1タイマ29の前記第1設定値は分圧抵抗
切替回路23の切替え周期よりも長い値に設定される。
そのため、(2) に示したような矩形波を第1タイマ29
のCLR端子に入力すると、該矩形波が低レベルとなる
毎にそれまでのカウント値がクリアされるので、カウン
ト値が前記第1設定値に達することはなく、CY端子の
出力は一定低レベルとなる。
【0039】したがって、OR素子30により、第1比
較回路24の出力と第1タイマ29を介した第2比較回
路25の出力の論理和をとると、その出力には(4) に示
すように、第1比較回路24の矩形波出力がそのまま現
れる。そのため、正常時にOR素子30から第2タイマ
31に一定高レベル信号が出力されるのを防止すること
ができる。また、第1タイマの前記第1設定値は、分圧
抵抗切替回路23の切替え周期よりも僅かに大きければ
よいので、小型のものを用意すればよい。
【0040】このように、第1タイマ29を設けること
で、分周段数が多く高コストであり、また、設置スペー
スも大きい長時間タイマである第2タイマ31を、第1
比較回路24,第2比較回路25,及び第3比較回路に
個別に設けずに共用することができ、部品コスト及び部
品スペースの削減を図ることができる。
【0041】尚、本実施形態では第1タイマ29と第2
タイマ31はカウンタを用いたが、コンデンサと抵抗に
より構成してもよく、この場合も高容量のコンデンサが
必要な第2タイマを第1比較回路24,第2比較回路2
5,及び第3比較回路28で共用することで、部品コス
トと部品スペースの削減を図ることができる。
【0042】また、本実施形態では、第2比較回路25
の出力を第1タイマ29を介してOR素子30に入力さ
せるものを示したが、第1比較回路24の出力を第1タ
イマ29を介してOR素子30に入力させるようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱装置であるガスコンロの構成図。
【図2】図1のガスコンロに備えた電子ユニットの回路
構成図。
【図3】電子ユニットの動作説明図。
【符号の説明】
1…バーナ、2…ガス供給路、3…開閉電磁弁、4…ガ
ス量調整弁、5…サーミスタ、6…電子ユニット、7…
点火・消化ボタン、8…バネ、9…ソレノイド、10…
操作子、11…支持体、12…熱電対、13…高温異常
検出回路、14…失火異常検出回路、15…断線異常検
出回路、16…電磁弁駆動回路、17…放電用電極、1
8…スパーカ、23…分圧抵抗切替回路、24…第1比
較回路、25…第2比較回路、28…第3比較回路、2
9…第1タイマ、30…OR素子、31…第2タイマ、
43…第2発振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 則夫 石川県金沢市観音堂町ロ−71番地 アー ル・ビー・コントロールズ株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−4651(JP,A) 特開 平9−34560(JP,A) 特開 平4−215023(JP,A) 特開 平1−131819(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/14 F23N 5/24 113

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料供給路に設けられた開閉電磁弁と、被
    加熱物の温度を抵抗値の変化により検出するサーミスタ
    と、該サーミスタの抵抗値が、所定の高温異常判定値以
    下の状態が所定時間継続したときに高温異常信号を出力
    する高温異常検出回路と、該サーミスタの抵抗値が所定
    の断線異常判定値以上の状態が所定時間継続したときに
    断線異常信号を出力する断線異常検出回路と、前記高温
    異常信号と前記断線異常信号の少なくとも一方が出力さ
    れたときに前記開閉電磁弁を閉弁する電磁弁駆動回路
    と、前記サーミスタに接続される分圧抵抗の抵抗値を前
    記断線異常判定値に対応した高抵抗値である第1抵抗値
    と、前記高温異常判定値に対応した低抵抗値である第2
    抵抗値とに周期的に切り替える分圧抵抗切替回路とを備
    えた加熱装置において、 前記断線異常検出回路に備えられ、前記サーミスタの抵
    抗値が前記断線異常判定値以上のときに高レベル信号を
    出力する第1比較回路と、 前記高温異常検出回路に備えられ、前記サーミスタの抵
    抗値が前記高温異常判定値以下のときに高レベル信号を
    出力する第2比較回路と、 前記分圧抵抗切替回路の周期よりも長い期間継続して高
    レベル信号が入力されたときにのみ高レベル信号を出力
    する第1タイマと、 前記第1比較回路と前記第2比較回路のどちらか一方の
    出力を前記第1タイマを介して入力し、他方の出力を該
    第1タイマを介さずに入力して、この2入力の論理和を
    出力する論理回路と、 該論理回路から高レベル信号が所定時間以上継続して出
    力されたときにのみ、前記電磁弁駆動回路に前記高温異
    常信号又は前記断線異常信号を出力する第2タイマとを
    設けたことを特徴とする加熱装置。
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