JP3152733B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP3152733B2
JP3152733B2 JP11202492A JP11202492A JP3152733B2 JP 3152733 B2 JP3152733 B2 JP 3152733B2 JP 11202492 A JP11202492 A JP 11202492A JP 11202492 A JP11202492 A JP 11202492A JP 3152733 B2 JP3152733 B2 JP 3152733B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機やファク
シミリ装置等に用いられる画像読取装置に関し、特に画
像読取を行うラインイメージセンサの取り付け位置を正
確かつ容易に調整できる画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一次元読取センサであるラインイ
メージセンサを使用した画像読取装置が多用されている
が、このラインイメージセンサを画像読取のみならず、
原稿の有無と先後端を検出するセンサとしても使用する
構成が知られている。従来のこの種の画像読取装置とし
ては、例えば特開昭62−151067号公報等に記載
されたものがあり、ラインイメージセンサの出力をA/
D変換するA/D変換器の基準電圧を、原稿画像読取用
レベルとこれより低い原稿端検出用レベルとに切り換え
て、原稿端検出用レベルにてA/D変換したときに一定
時間以上A/D変換器がオーバーフローとなる事実を受
けて原稿端を検出する。
【0003】ところが、このような原稿端検出技術にあ
っては、原稿画像の内容によって、例えば先端がベタ黒
等の場合、原稿の先端によるセンサ信号の変化なのか、
原稿内容の変化によるセンサ信号の変化なのか、判断が
難しく、誤検出し易いという欠点があった。また、この
ような技術により原稿の有無(先後端)を検出するため
には、原稿画像照明用の光源を待機中にも点灯しなけれ
ばならず、電気料金が高くなる、および光源の劣化が早
く寿命が短くなってしまう等の欠点がある。
【0004】そこで、ラインイメージセンサによって読
み取る1ライン中に画像読取領域と原稿検出領域を設
け、画像読取領域では原稿の画情報を読み取り、また原
稿検出領域では原稿の有無と先後端を検出する、分割方
式が提案された。このように、1個のラインイメージセ
ンサを分割使用すれば、原稿の画情報読取と並行して原
稿端を検出できるので、原稿端検出に即応した画情報読
取が可能となり、また原稿端検出精度をも向上できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像読取装置にあっては、理論上設定された
画像読取領域と原稿検出領域に対して、実装段階におい
てラインイメージセンサから得られる実際の画像読取領
域と原稿検出領域が必ずしも一致するものではなく、こ
のためラインイメージセンサの取り付け位置を適正位置
に調整する必要がある。ところが、原稿検出領域と画像
読取領域とを同時に精度良く調整するのは難しく、特に
工場出荷後に市場にてセンサ交換等により再調整が必要
となった場合に困難さは増大する。
【0006】そこで、請求項1記載の発明は、一方でセ
ンサから実際に読み取られた信号を出力し、また他方で
センサを動作させるクロック信号から理論上の画像読取
領域を示す信号を出力することにより、画像読取領域に
関し理論と実際の信号タイミングを比較することを可能
とし、ラインイメージセンサの取り付け位置を正確かつ
容易に調整できる画像読取装置を提供することを目的と
している。
【0007】また、請求項2記載の発明は、一方でセン
サから実際に読み取られた信号を出力し、また他方でセ
ンサを動作させるクロック信号から理論上の画像読取領
域または原稿検出領域いずれか一方を示す信号を出力す
ることにより、画像読取領域または原稿検出領域に関し
理論と実際の信号タイミングを比較することを可能と
し、ラインイメージセンサの取り付け位置を正確かつ容
易に調整できる画像読取装置を提供することを目的とし
ている。
【0008】また、請求項3記載の発明は、一方でセン
サから実際に読み取られた信号を出力し、また他方でセ
ンサを動作させるクロック信号から理論上の画像読取領
域および原稿検出領域すべてを示す信号を出力すること
により、画像読取領域と原稿検出領域に関し同時に理論
と実際の信号タイミングを比較することを可能とし、ラ
インイメージセンサの取り付け位置を正確かつ容易に調
整できる画像読取装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、1ライン中の画像読取領域
から原稿の画情報を読み取ると共に、この画像読取領域
の延長線上に設けられた原稿検出領域において原稿の有
無と先後端を検出するラインイメージセンサと、このラ
インイメージセンサを動作させ、読み取った1ライン分
の読取信号をシリアルデータとして画素単位に読み出す
クロック信号を発生するクロックジェネレータと、を備
えた画像読取装置において、前記ラインイメージセンサ
が読み取った読取信号を画像読取装置の内部の信号処理
回路に出力するとともに、前記ラインイメージセンサの
取り付け位置を調整する調整用の信号として画像読取装
置の外部に出力する読取信号観察端子と、前記クロック
ジェネレータが発生したクロック信号をカウントするこ
とにより前記画像読取領域から画情報を読み取る期間で
ある出力期間を検出し、該出力期間を示す期間検出信号
を生成する期間検出信号生成手段と、前記期間検出信号
生成手段が生成した期間検出信号を前記ラインイメージ
センサの取り付け位置を調整する調整用の信号として画
像読取装置の外部に出力する検出信号観察端子と、を備
えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の発明は、上記目的を
達成するために、1ライン中の画像読取領域から原稿の
画情報を読み取ると共に、この画像読取領域の延長線上
に設けられた原稿検出領域において原稿の有無と先後端
を検出するラインイメージセンサと、このラインイメー
ジセンサを動作させ、読み取った1ライン分の読取信号
をシリアルデータとして画素単位に読み出すクロック信
号を発生するクロックジェネレータと、を備えた画像読
取装置において、前記ラインイメージセンサが読み取っ
た読取信号を画像読取装置の内部の信号処理回路に出力
するとともに、前記ラインイメージセンサの取り付け位
置を調整する調整用の信号として画像読取装置の外部に
出力する読取信号観察端子と、前記クロックジェネレー
タが発生したクロック信号をカウントすることにより前
記画像読取領域から画情報を読み取る期間または前記原
稿検出領域から原稿を検出する期間のいずれか一方の期
である出力期間を検出し、該出力期間を示す期間検出
信号を生成する期間検出信号生成手段と、前記期間検出
信号生成手段が生成した期間検出信号を前記ラインイメ
ージセンサの取り付け位置を調整する調整用の信号とし
て画像読取装置の外部に出力する検出信号観察端子と、
を備え、前記期間検出信号生成手段が前記画像読取領域
または前記原稿検出領域いずれの期間検出信号を生成す
るかを選定する選定スイッチと、前記選定スイッチによ
り選定された期間検出信号に応じて前記期間検出信号生
成手段のカウント動作を切り換えるカウンタ制御部と、
を有することを特徴とする画像読取装置。
【0011】また、請求項3記載の発明は、上記目的を
達成するために、1ライン中の画像読取領域から原稿の
画情報を読み取ると共に、この画像読取領域の延長線上
に設けられた原稿検出領域において原稿の有無と先後端
を検出するラインイメージセンサと、このラインイメー
ジセンサを動作させ、読み取った1ライン分の読取信号
をシリアルデータとして画素単位に読み出すクロック信
号を発生するクロックジェネレータと、を備えた画像読
取装置において、前記ラインイメージセンサが読み取っ
た読取信号を画像読取装置の内部の信号処理回路に出力
するとともに、前記ラインイメージセンサの取り付け位
置を調整する調整用の信号として画像読取装置の外部に
出力する読取信号観察端子と、前記クロックジェネレー
タが発生したクロック信号をカウントすることにより前
記画像読取領域から画情報を読み取る期間と前記原稿検
出領域から原稿を検出する期間とからなる出力期間を検
出し、該出力期間を示す期間検出信号を生成する期間検
出信号生成手段と、前記期間検出信号生成手段が生成し
た期間検出信号を前記ラインイメージセンサの取り付け
位置を調整する調整用の信号として画像読取装置の外部
に出力する検出信号観察端子と、を備えたことを特徴と
する画像読取装置。
【0012】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明において
は、ラインイメージセンサから出力される読取信号を読
取信号観察端子にて観察し、クロックジェネレータから
発生するクロック信号をカウンタによりカウントして、
1ライン中の画像読取領域に対して出力されるクロック
信号の出力期間を検出し、期間検出信号生成手段から出
力される期間検出信号を検出信号観察端子にて観察す
る。
【0013】また、上記構成を有する請求項2記載の発
明においては、ラインイメージセンサから出力される読
取信号を読取信号観察端子にて観察し、クロックジェネ
レータから発生するクロック信号をカウンタによりカウ
ントして、1ライン中の画像読取領域または原稿検出領
域いずれか一方に対して出力されるクロック信号の出力
期間を検出し、期間検出信号生成手段から出力される期
間検出信号を検出信号観察端子にて観察する。その際、
前記期間検出信号生成手段で画像読取領域または原稿検
出領域いずれの期間検出信号を生成するかを選定スイッ
チで選定し、選定された期間検出信号に応じてカウンタ
制御部が前記期間検出信号生成手段のカウント動作を切
り換える。
【0014】また、上記構成を有する請求項3記載の発
明においては、ラインイメージセンサから出力される読
取信号を読取信号観察端子にて観察し、クロックジェネ
レータから発生するクロック信号をカウンタによりカウ
ントして、1ライン中の画像読取領域と原稿検出領域す
べてに対して出力されるクロック信号の出力期間を検出
し、期間検出信号生成手段から出力される期間検出信号
を検出信号観察端子にて観察する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は請求項1記載の発明の一実施例に係る画像読取装
置を示す図であり、同図(a)はそのブロック構成図、
同図(b)はその観察端子における信号波形図である。
【0016】まず、構成を説明する。図1(a)におい
て、ラインイメージセンサ11は、1ライン中の画像読
取領域から原稿の画情報を読み取ると共に、この画像読
取領域の延長線上に設けられた原稿検出領域において原
稿の有無と先後端を検出する。クロックジェネレータ1
2は、ラインイメージセンサ11を動作させるための各
種クロック信号を発生するもので、特にラインイメージ
センサ11により読み取った1ライン分の読取信号をシ
リアルデータとして画素単位に読み出すクロック信号を
発生する。
【0017】ビデオ信号観察端子(読取信号観察端子)
13は、前記ラインイメージセンサ11から出力される
ビデオ信号(読取信号)Vを後述するビデオ信号処理回
路16に出力するとともに、ラインイメージセンサ11
の取り付け位置を調整する調整用の信号として画像読取
装置の外部に出力し、その観察を可能とする端子であ
る。このビデオ信号観察端子13から出力されるビデオ
信号Vの信号波形が図1(b)に示され、1ライン中の
画像読取領域Aから原稿の画情報が、また原稿検出領域
Bから原稿の有無と先後端の検出信号が得られる。
【0018】カウンタ14は、前記クロックジェネレー
タ12から発生するクロック信号、特にラインイメージ
センサ11により読み取った1ライン分の読取信号をシ
リアルデータとして画素単位に読み出すクロック信号
を、1ラインの始めから終わりまでカウントし、前記1
ライン中の画像読取領域Aに対して出力されるクロック
信号の出力期間を検出し、理論上の画像読取領域を示す
期間検出信号Tを出力する。なお、カウンタ14は、本
発明における期間検出信号生成手段を構成している。調
整用信号観察端子(検出信号観察端子)15は、カウン
タ14から出力される期間検出信号Tをラインイメージ
センサ11の取り付け位置を調整する調整用の信号とし
て画像読取装置の外部に出力し、その観察を可能とする
端子である。この期間検出信号Tの信号波形が図1
(b)に示され、1ライン中の画像読取領域を示す理論
領域が出力される。
【0019】なお、図1(a)中、ビデオ信号処理回路
(信号処理回路)16は、ラインイメージセンサ11か
ら得られる原稿の画情報すなわちビデオ信号Vを白黒2
値化または多値化したり、ディザ処理する。次に、作用
を説明する。ラインイメージセンサ11は、シリアル出
力で原稿検出領域Bと画像読取領域Aとを含む1ライン
分のビデオ信号Vを出力する。ビデオ信号観察端子13
は、調整時等にラインイメージセンサ11からのビデオ
信号Vを観察する端子であり、通常、ビデオ信号Vはビ
デオ信号処理回路16にて処理されて、2値あるいは多
値ビデオ信号として出力される。
【0020】クロックジェネレータ12は、ラインイメ
ージセンサ11の動作クロックを含め、本画像読取装置
で使用される各種動作クロックを作成する。カウンタ1
4は、クロックジェネレータ12から作成されるセンサ
11の動作クロック信号をカウントし、1ライン中の画
像読取領域Aのみに相当する期間検出信号Tを作成し出
力する。調整用信号観察端子15は、カウンタ14で作
成された期間検出信号Tを調整時に観察する端子であ
る。調整時に観察端子13、15から外部出力される信
号波形は、図1(b)に示すようになる。
【0021】ここで、ビデオ信号観察端子13から外部
出力されるビデオ信号Vと、調整用信号観察端子15か
ら外部出力される期間検出信号Tとを、例えばオシロス
コープ等の計測器に入力し、その信号波形を観察する。
このとき、ラインイメージセンサ11の取り付け位置が
適正位置からずれていると、オシロスコープの画面上で
は、期間検出信号Tに対してビデオ信号Vの画像読取領
域Aが一致せず、図1(b)中で左右いずれかに変移す
る。そこで、期間検出信号Tに対してビデオ信号Vの画
像読取領域Aが一致するように、ラインイメージセンサ
11の取り付け位置を調整することにより、正確かつ容
易にその取り付け位置を調整できる。
【0022】このように、本実施例においては、画像読
取領域の理論領域すなわち期間検出信号Tと、実読取領
域すなわちビデオ信号Vの画像読取領域Aを観察できる
ので、ラインイメージセンサ11の位置調整、特に工場
出荷後に再調整する際に、ラインイメージセンサ11を
適正位置に正確かつ容易に取り付けることができる。以
下、請求項2記載の発明を実施例に基づいて説明する。
【0023】図2は請求項2記載の発明の一実施例に係
る画像読取装置を示す図であり、同図(a)はそのブロ
ック構成図、同図(b)はその観察端子における信号波
形図である。なお、本実施例において上述例と同一の構
成については、同一符号を付してその具体的な説明を省
略する。まず、構成を説明する。図2(a)において、
カウンタ21は、前記クロックジェネレータ12から発
生するクロック信号、特にラインイメージセンサ11に
より読み取った1ライン分の読取信号をシリアルデータ
として画素単位に読み出すクロック信号を、1ラインの
始めから終わりまでカウントし、前記1ライン中の画像
読取領域Aまたは原稿検出領域Bいずれか一方に対して
出力されるクロック信号の出力期間を検出し、理論上の
画像読取領域を示す期間検出信号T1または理論上の原
稿検出領域を示す期間検出信号T2を出力する。なお、
カウンタ21は、本発明における期間検出信号生成手段
を構成している。調整用信号観察端子15は、カウンタ
21から出力される期間検出信号T1またはT2をライ
ンイメージセンサ11の取り付け位置を調整する調整用
の信号として画像読取装置の外部に出力し、その観察を
可能とする端子である。この期間検出信号T1、T2の
信号波形が図2(b)に示され、1ライン中の画像読取
領域または原稿検出領域を示す理論領域が出力される。
【0024】操作部22は、前記カウンタ21で画像読
取領域または原稿検出領域いずれの期間検出信号T1、
T2をカウントするかを選定する選定スイッチが設けら
れており、調整用信号観察端子15から外部出力する期
間検出信号を選定する。なお、選定スイッチは操作部2
2に設ける構成が最上のものではなく、本選定操作がセ
ンサ11の位置調整に必要なことから考えると、むしろ
ユーザーにとって操作し難い隠れた場所に設けることが
望ましい。
【0025】カウンタ制御部23は、操作部22の選定
スイッチにより選定された期間検出信号T1、T2に応
じて、前記カウンタ21のカウント動作を切り換える。
次に、作用を説明する。操作部22に設けられた選定ス
イッチは、本画像読取装置を操作者すなわち保守・点検
を請け負うサービスマンが操作するためのものであり、
本操作によって調整用信号観察端子15に原稿検出領域
Bまたは画像読取領域Aを示す理論領域の期間検出信号
T1またはT2いずれか一方を出力させる。カウンタ制
御部23は、操作部22の選定スイッチからの信号で、
カウンタ21に原稿検出領域Bまたは画像読取領域Aを
示す理論領域の期間検出信号T1、T2いずれを作成さ
せるかを指示する。
【0026】このときのカウンタ制御部23の処理手順
が図3に示され、まず選定スイッチの選定ポジションに
基づいて原稿検出領域を示す期間検出信号T2のカウン
ト出力が選択されているかどうかを判断し(ステップS
1)、YESならばカウンタ21に原稿検出領域用カウ
ント数をセットし(ステップS2)、リターンする。一
方、ステップS1の判断でNOならば、カウンタ21に
画像読取領域用カウント数をセットし(ステップS
3)、リターンする。
【0027】カウンタ21は、カウンタ制御部23から
指示されたカウント数に基づいて、原稿検出部領域を示
す期間検出信号T2か、画像読取領域を示す期間検出信
T1かを作成する。調整時に観察端子13、15から
外部出力される信号波形は、図2(b)に示すようにな
る。ここで、ビデオ信号観察端子13から外部出力され
るビデオ信号Vと、調整用信号観察端子15から外部出
力される期間検出信号T1またはT2を、例えばオシロ
スコープ等の計測器に入力し、その信号波形を観察す
る。
【0028】例えば、まずカウンタ21に画像読取領域
を示す期間検出信号T1を作成させ、これでビデオ信号
Vの画像読取領域Aにおける信号波形が所定のレベルに
なるように調整する。すなわち、ラインイメージセンサ
11の取り付け位置が適正位置からずれていると、オシ
ロスコープの画面上では、期間検出信号T1に対してビ
デオ信号Vの画像読取領域Aが一致せず、図2(b)中
で左右いずれかに変移する。そこで、期間検出信号T1
に対してビデオ信号Vの画像読取領域Aが一致するよう
に、ラインイメージセンサ11の取り付け位置を調整す
る。
【0029】次に、選定スイッチを切り換えて、カウン
タ21に原稿検出領域を示す期間検出信号T2を作成さ
せ、これでビデオ信号Vの原稿検出領域Bにおける信号
波形が所定のレベルになるように調整する。すなわち、
ラインイメージセンサ11の取り付け位置が適正位置か
らずれていると、オシロスコープの画面上では、期間検
出信号T2に対してビデオ信号Vの原稿検出領域Bが一
致せず、図2(b)中で左右いずれかに変移する。そこ
で、期間検出信号T2に対してビデオ信号Vの原稿検出
領域Bが一致するように、ラインイメージセンサ11の
取り付け位置を調整する。
【0030】こうして、選定スイッチを交互に切り換え
て調整を繰り返し、最後に両方の領域とも所定のレベル
にあることを確認する。このように、本実施例において
は、画像読取領域の理論領域すなわち期間検出信号T1
と、原稿検出領域の理論領域すなわち期間検出信号T2
とを交互に切り換えて、実読取領域すなわちビデオ信号
Vの画像読取領域Aおよび原稿検出領域Bを観察できる
ので、ラインイメージセンサ11の位置調整、特に工場
出荷後に再調整する際に、ラインイメージセンサ11を
適正位置に正確かつ容易に取り付けることができる。ま
た、画像読取領域Aと原稿検出領域Bを個別に観察でき
るので、各領域の調整具合を確認しながら精度良くセン
サ11を取り付けることができる。
【0031】以下、請求項3記載の発明を実施例に基づ
いて説明する。図4は請求項3記載の発明の一実施例に
係る画像読取装置を示す図であり、同図(a)はそのブ
ロック構成図、同図(b)はその観察端子における信号
波形図である。なお、本実施例において上述例と同一の
構成については、同一符号を付してその具体的な説明を
省略する。
【0032】まず、構成を説明する。図4(a)におい
て、カウンタ31は、前記クロックジェネレータ12か
ら発生するクロック信号、特にラインイメージセンサ1
1により読み取った1ライン分の読取信号をシリアルデ
ータとして画素単位に読み出すクロック信号を、1ライ
ンの始めから終わりまでカウントし、前記1ライン中の
画像読取領域Aと原稿検出領域Bすべてに対して出力さ
れるクロック信号の出力期間を検出し、理論上の画像読
取領域を示す期間検出信号Twを出力する。なお、カウ
ンタ31は、本発明における期間検出信号生成手段を構
成している。調整用信号観察端子15は、カウンタ31
から出力される期間検出信号Twをラインイメージセン
サ11の取り付け位置を調整する調整用の信号として画
像読取装置の外部に出力し、その観察を可能とする端子
である。この期間検出信号Twの信号波形が図4(b)
に示され、1ライン中の画像読取領域と原稿検出領域す
べてを示す理論領域が出力される。
【0033】次に、作用を説明する。カウンタ31は、
原稿検出領域と画像読取領域とを示す期間検出信号Tw
を作成し出力する。このTwは図2(b)に示したT
1、T2を合成した信号と考えることができ、前記実施
例で分割調整していた原稿検出領域Bと画像読取領域A
を、本実施例では同時に一括して調整することができ
る。すなわち、本実施例で調整時に観察端子13、15
から外部出力される信号波形は、図4(b)に示すよう
になる。
【0034】ここで、ビデオ信号観察端子13から外部
出力されるビデオ信号Vと、調整用信号観察端子15か
ら外部出力される期間検出信号Twを、例えばオシロス
コープ等の計測器に入力し、その信号波形を観察する。
このとき、ラインイメージセンサ11の取り付け位置が
適正位置からずれていると、オシロスコープの画面上で
は、期間検出信号Twに対してビデオ信号Vの画像読取
領域Aおよび原稿検出領域Bが一致せず、図4(b)中
で左右いずれかに変移する。そこで、期間検出信号Tw
に対してビデオ信号Vの画像読取領域Aおよび原稿検出
領域Bが一致するように、ラインイメージセンサ11の
取り付け位置を調整することにより、正確かつ容易にそ
の取り付け位置を調整できる。
【0035】このように、本実施例においては、原稿検
出領域と画像読取領域との理論領域すなわち期間検出信
号Twと、実領域すなわちビデオ信号Vの原稿検出領域
Bと画像読取領域Aを同時に観察できるので、ラインイ
メージセンサ11の位置調整、特に工場出荷後に再調整
する際に、ラインイメージセンサ11を適正位置に正確
かつ容易に取り付けることができる。
【0036】なお、以上の実施例ではビデオ信号Vの画
像読取領域Aおよび原稿検出領域Bの理論領域すなわち
期間検出信号Tをカウンタ14、21、31によって規
定したが、本発明の主旨に沿うものであれば、例えばタ
イマ等を利用して規定することも可能であり、本発明は
これら他の手段を含むものである。また、実施例では示
していないが、原稿検出領域Bのみについてセンサ位置
を調整する構成も本発明に含むものとする。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係る画像読取装置によれば、ラインイメージセンサ
から出力される読取信号を読取信号観察端子にて観察
し、クロックジェネレータから発生するクロック信号を
カウンタによりカウントして、1ライン中の画像読取領
域に対して出力されるクロック信号の出力期間を検出
し、期間検出信号生成手段から出力される期間検出信号
を検出信号観察端子にて観察するので、画像読取領域の
理論領域すなわち期間検出信号と、実読取領域すなわち
読取信号の画像読取領域を比較観察でき、ラインイメー
ジセンサの位置調整、特に工場出荷後に再調整する際
に、ラインイメージセンサを適正位置に正確かつ容易に
取り付けることができる。
【0038】次に、請求項2記載の発明に係る画像読取
装置によれば、ラインイメージセンサから出力される読
取信号を読取信号観察端子にて観察し、クロックジェネ
レータから発生するクロック信号をカウンタによりカウ
ントして、1ライン中の画像読取領域または原稿検出領
域いずれか一方に対して出力されるクロック信号の出力
期間を検出し、期間検出信号生成手段から出力される期
間検出信号を検出信号観察端子にて観察するので、画像
読取領域と原稿検出領域の理論領域すなわち期間検出信
号を交互に切り換えて、実読取領域すなわち読取信号の
画像読取領域および原稿検出領域を観察でき、ラインイ
メージセンサの位置調整、特に工場出荷後に再調整する
際に、ラインイメージセンサを適正位置に正確かつ容易
に取り付けることができる。
【0039】また、前記期間検出信号生成手段で画像読
取領域または原稿検出領域いずれの期間検出信号を生成
するかを選定スイッチで選定し、選定された期間検出信
号に応じてカウンタ制御部が前記期間検出信号生成手段
のカウント動作を切り換えるので、画像読取領域と原稿
検出領域を個別に観察でき、各領域の調整具合を確認し
ながら精度良くセンサを取り付けることができる。
【0040】次に、請求項3記載の発明に係る画像読取
装置によれば、ラインイメージセンサから出力される読
取信号を読取信号観察端子にて観察し、クロックジェネ
レータから発生するクロック信号をカウンタによりカウ
ントして、1ライン中の画像読取領域と原稿検出領域す
べてに対して出力されるクロック信号の出力期間を検出
し、期間検出信号生成手段から出力される期間検出信号
を検出信号観察端子にて観察するので、原稿検出領域と
画像読取領域とを合わせた理論領域すなわち期間検出信
号と、実領域すなわち読取信号の原稿検出領域と画像読
取領域を同時に観察でき、ラインイメージセンサの位置
調整、特に工場出荷後に再調整する際に、ラインイメー
ジセンサを適正位置に正確かつ容易に取り付けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例に係る画像読取
装置を示す図であり、同図(a)はそのブロック構成
図、同図(b)はその観察端子における信号波形図であ
る。
【図2】請求項2記載の発明の一実施例に係る画像読取
装置を示す図であり、同図(a)はそのブロック構成
図、同図(b)はその観察端子における信号波形図であ
る。
【図3】図2(a)に示すカウンタ制御部の処理手順を
示すフローチャートである。
【図4】請求項3記載の発明の一実施例に係る画像読取
装置を示す図であり、同図(a)はそのブロック構成
図、同図(b)はその観察端子における信号波形図であ
る。
【符号の説明】
11 ラインイメージセンサ 12 クロックジェネレータ 13 ビデオ信号観察端子(読取信号観察端子) 14、21、31 カウンタ(期間検出信号生成手
段) 15 調整用信号観察端子(検出信号観察端子) 22 操作部(選定スイッチ) 23 カウンタ制御部 V ビデオ信号(読取信号) T 期間検出信号

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1ライン中の画像読取領域から原稿の画情
    報を読み取ると共に、この画像読取領域の延長線上に設
    けられた原稿検出領域において原稿の有無と先後端を検
    出するラインイメージセンサと、 このラインイメージセンサを動作させ、読み取った1ラ
    イン分の読取信号をシリアルデータとして画素単位に読
    み出すクロック信号を発生するクロックジェネレータ
    と、を備えた画像読取装置において、前記ラインイメージセンサが読み取った読取信号を画像
    読取装置の内部の信号処理回路に出力するとともに、前
    記ラインイメージセンサの取り付け位置を調整する調整
    用の信号として画像読取装置の外部に出力する読取信号
    観察端子と、 前記クロックジェネレータが発生したクロック信号をカ
    ウントすることにより前記画像読取領域から画情報を読
    み取る期間である出力期間を検出し、該出力期間を示す
    期間検出信号を生成する期間検出信号生成手段と、 前記期間検出信号生成手段が生成した期間検出信号を前
    記ラインイメージセンサの取り付け位置を調整する調整
    用の信号として画像読取装置の外部に出力する検出信号
    観察端子と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】1ライン中の画像読取領域から原稿の画情
    報を読み取ると共に、この画像読取領域の延長線上に設
    けられた原稿検出領域において原稿の有無と先後端を検
    出するラインイメージセンサと、 このラインイメージセンサを動作させ、読み取った1ラ
    イン分の読取信号をシリアルデータとして画素単位に読
    み出すクロック信号を発生するクロックジェネレータ
    と、を備えた画像読取装置において、前記ラインイメージセンサが読み取った読取信号を画像
    読取装置の内部の信号処理回路に出力するとともに、前
    記ラインイメージセンサの取り付け位置を調整する調整
    用の信号として画像読取装置の外部に出力する読取信号
    観察端子と、 前記クロックジェネレータが発生したクロック信号をカ
    ウントすることにより前記画像読取領域から画情報を読
    み取る期間または前記原稿検出領域から原稿を検出する
    期間のいずれか一方の期間である出力期間を検出し、該
    出力期間を示す期間検出信号を生成する期間検出信号生
    成手段と、 前記期間検出信号生成手段が生成した期間検出信号を前
    記ラインイメージセンサの取り付け位置を調整する調整
    用の信号として画像読取装置の外部に出力する検出信号
    観察端子と、 を備え、前記期間検出信号生成手段が前記画像読取領域または前
    記原稿検出領域いずれの期間検出信号を生成するかを選
    定する選定スイッチと、 前記選定スイッチにより選定された期間検出信号に応じ
    て前記期間検出信号生成手段のカウント動作を切り換え
    るカウンタ制御部と、 を有することを特徴とする画像読
    取装置。
  3. 【請求項3】1ライン中の画像読取領域から原稿の画情
    報を読み取ると共に、この画像読取領域の延長線上に設
    けられた原稿検出領域において原稿の有無と先後端を検
    出するラインイメージセンサと、 このラインイメージセンサを動作させ、読み取った1ラ
    イン分の読取信号をシリアルデータとして画素単位に読
    み出すクロック信号を発生するクロックジェネレータ
    と、を備えた画像読取装置において、前記ラインイメージセンサが読み取った読取信号を画像
    読取装置の内部の信号処理回路に出力するとともに、前
    記ラインイメージセンサの取り付け位置を調整する調整
    用の信号として画像読取装置の外部に出力する読取信号
    観察端子と、 前記クロックジェネレータが発生したクロック信号をカ
    ウントすることにより前記画像読取領域から画情報を読
    み取る期間と前記原稿検出領域から原稿を検出する期間
    とからなる出力期間を検出し、該出力期間を示す期間検
    出信号を生成する期間検出信号生成手段と、 前記期間検出信号生成手段が生成した期間検出信号を前
    記ラインイメージセンサの取り付け位置を調整する調整
    用の信号として画像読取装置の外部に出力する検出信号
    観察端子と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
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