JP3152665B2 - 徐放剤用担体およびその製造方法 - Google Patents
徐放剤用担体およびその製造方法Info
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- JP3152665B2 JP3152665B2 JP40685290A JP40685290A JP3152665B2 JP 3152665 B2 JP3152665 B2 JP 3152665B2 JP 40685290 A JP40685290 A JP 40685290A JP 40685290 A JP40685290 A JP 40685290A JP 3152665 B2 JP3152665 B2 JP 3152665B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、徐放剤用担体およびそ
の製造方法に関する。
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】癌、腫瘍、骨髄炎等の治療では、例え
ば、抗癌剤や抗生物質が使用されている。しかし、これ
らの薬剤には、重篤な副作用を有するものが多い。ま
た、これらの薬剤を全身投与しても、患部に作用する量
は投与量に対してわずかである。このため、薬剤を患部
に選択的かつ適量を投与することができる薬剤投与方法
が検討されている。
ば、抗癌剤や抗生物質が使用されている。しかし、これ
らの薬剤には、重篤な副作用を有するものが多い。ま
た、これらの薬剤を全身投与しても、患部に作用する量
は投与量に対してわずかである。このため、薬剤を患部
に選択的かつ適量を投与することができる薬剤投与方法
が検討されている。
【0003】このような薬剤の投与方法として、生体内
患部に埋入して薬剤を徐々に放出させる徐放剤が提案さ
れている。例えば、特開昭59−101145号公報に
は、多孔質セラミックス担体に薬剤を含浸させたもの
を、患部に埋入して適量の薬剤を患部に供給することが
開示されている。また、特開昭61−47401号公報
には、比表面積の大きいリン酸カルシウム系セラミック
スを基材として、このリン酸カルシウム系セラミック担
体に薬剤を吸着させた徐放剤が開示されている。
患部に埋入して薬剤を徐々に放出させる徐放剤が提案さ
れている。例えば、特開昭59−101145号公報に
は、多孔質セラミックス担体に薬剤を含浸させたもの
を、患部に埋入して適量の薬剤を患部に供給することが
開示されている。また、特開昭61−47401号公報
には、比表面積の大きいリン酸カルシウム系セラミック
スを基材として、このリン酸カルシウム系セラミック担
体に薬剤を吸着させた徐放剤が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の徐放
剤では、薬剤を多孔質セラミックス担体に吸着させ、こ
れを患部に埋入した後に薬剤を脱離、放出させている。
しかしながら、多くの薬剤は多孔質セラミックス担体に
対して化学的に吸着されるのではなく、物理的に吸着さ
れる。このため、生体内に埋入すると短時間のうちに多
孔質セラミックス担体から薬剤が脱離、放出されてしま
う。この結果、薬剤を長期間、安定して患部に供給する
ことは困難であった。また、多孔質セラミックス担体の
気孔率や気孔径を変化させても、薬剤の放出量を制御す
ることが困難である等の問題があった。
剤では、薬剤を多孔質セラミックス担体に吸着させ、こ
れを患部に埋入した後に薬剤を脱離、放出させている。
しかしながら、多くの薬剤は多孔質セラミックス担体に
対して化学的に吸着されるのではなく、物理的に吸着さ
れる。このため、生体内に埋入すると短時間のうちに多
孔質セラミックス担体から薬剤が脱離、放出されてしま
う。この結果、薬剤を長期間、安定して患部に供給する
ことは困難であった。また、多孔質セラミックス担体の
気孔率や気孔径を変化させても、薬剤の放出量を制御す
ることが困難である等の問題があった。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、生体内に埋入して、適量の薬剤を長期間にわた
り選択的に患部に供給することができる徐放剤用担体お
よびその製造方法を提供するものである。
であり、生体内に埋入して、適量の薬剤を長期間にわた
り選択的に患部に供給することができる徐放剤用担体お
よびその製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に薬剤溶
液を保持する中空部を有し、薬剤溶液が透過し得るセラ
ミックス多孔体からなることを特徴とする徐放剤用担体
である。ここで、セラミックス多孔体としては、リン酸
カルシウム系セラミックス、アルミナ、ジルコニア、ま
たはそれらの複合体を使用することができる。
液を保持する中空部を有し、薬剤溶液が透過し得るセラ
ミックス多孔体からなることを特徴とする徐放剤用担体
である。ここで、セラミックス多孔体としては、リン酸
カルシウム系セラミックス、アルミナ、ジルコニア、ま
たはそれらの複合体を使用することができる。
【0007】また、本発明は、セラミックス原料スラリ
ーを吸水性成形用型の内壁に付着させて内部に中空部を
有する予備成形体を成形する工程と、該予備成形体を焼
成して薬剤溶液が透過し得るセラミックス多孔体を形成
する工程とを具備することを特徴とする徐放剤用担体の
製造方法である。
ーを吸水性成形用型の内壁に付着させて内部に中空部を
有する予備成形体を成形する工程と、該予備成形体を焼
成して薬剤溶液が透過し得るセラミックス多孔体を形成
する工程とを具備することを特徴とする徐放剤用担体の
製造方法である。
【0008】
【作用】本発明の徐放剤用担体によれば、薬剤溶液を適
宜放出し得るセラミックス多孔体の内部に薬剤溶液を保
持する中空部を有する。これにより、徐放剤用担体を薬
剤溶液に浸漬して中空部に薬剤溶液を保持させることが
できる。また、薬剤溶液を保持させた徐放剤用担体を生
体内に埋入した際には、薬剤溶液がセラミックス多孔体
の気孔を介して放出されるので、適量の薬剤が長期間に
わたり放出される。
宜放出し得るセラミックス多孔体の内部に薬剤溶液を保
持する中空部を有する。これにより、徐放剤用担体を薬
剤溶液に浸漬して中空部に薬剤溶液を保持させることが
できる。また、薬剤溶液を保持させた徐放剤用担体を生
体内に埋入した際には、薬剤溶液がセラミックス多孔体
の気孔を介して放出されるので、適量の薬剤が長期間に
わたり放出される。
【0009】また、本発明の徐放剤用担体の製造方法に
よれば、セラミックス原料スラリーを吸水性の成形用型
の内壁に付着させている。これにより、セラミックス原
料スラリー中の水分が成形用型内に急速に吸収され、内
部に中空部を有する予備成形体が形成される。
よれば、セラミックス原料スラリーを吸水性の成形用型
の内壁に付着させている。これにより、セラミックス原
料スラリー中の水分が成形用型内に急速に吸収され、内
部に中空部を有する予備成形体が形成される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明の徐放剤用担体の
一実施例を示す説明図である。
して詳細に説明する。図1は、本発明の徐放剤用担体の
一実施例を示す説明図である。
【0011】図中10は、内部に中空部11を有する球
状のセラミックス多孔体12からなる徐放剤用担体であ
る。ここで、セラミックス多孔体12は、例えば、β−
リン酸三カルシウム(β−TCP)や水酸化アパタイト
等のリン酸カルシウム系セラミックス、アルミナ、ジル
コニア、またはそれらの複合材を使用できる。特に、生
体親和性が高いリン酸カルシウム系セラミックスの多孔
体が好ましい。
状のセラミックス多孔体12からなる徐放剤用担体であ
る。ここで、セラミックス多孔体12は、例えば、β−
リン酸三カルシウム(β−TCP)や水酸化アパタイト
等のリン酸カルシウム系セラミックス、アルミナ、ジル
コニア、またはそれらの複合材を使用できる。特に、生
体親和性が高いリン酸カルシウム系セラミックスの多孔
体が好ましい。
【0012】セラミックス多孔体12の直径は、約8mm
であり、セラミックス多孔体12の気孔率は、中空部1
1に保持された薬剤溶液が透過できる程度で、約30%
の気孔率が好ましい。
であり、セラミックス多孔体12の気孔率は、中空部1
1に保持された薬剤溶液が透過できる程度で、約30%
の気孔率が好ましい。
【0013】かかる構成の徐放剤用担体10は、次のよ
うに製造する。まず、通常のメカノケミカル法によって
合成したβ−TCP粉末30gに、気泡安定剤15ml、
水25mlを加え、混合・撹拌して、セラミックス原料ス
ラリーを調製する。次に、セラミックス原料スラリーを
シリンジに充填する。シリンジ23を使用して、図2に
示す如く、例えば、石膏のような吸水性の材料からな
る、内径約8mmの球形の成形用割型21にセラミックス
原料スラリー22を、成形用割型21の開口部から内壁
面に沿って流し込む。すると、内壁面に接したセラミッ
クス原料スラリー22は、急速に水分が奪われ、内壁面
に薄く付着する。このようにして、成形用割型21を回
転しつつ、セラミックス原料スラリーを成形用割型21
の内面全体に付着させることによって、図3のように内
部に中空部31を有するセラミックス原料スラリーから
なる予備成形体32を得る。このような予備成形体32
を十分に乾燥した後、1050℃で1時間焼成すること
により、徐放剤用担体10を得る。
うに製造する。まず、通常のメカノケミカル法によって
合成したβ−TCP粉末30gに、気泡安定剤15ml、
水25mlを加え、混合・撹拌して、セラミックス原料ス
ラリーを調製する。次に、セラミックス原料スラリーを
シリンジに充填する。シリンジ23を使用して、図2に
示す如く、例えば、石膏のような吸水性の材料からな
る、内径約8mmの球形の成形用割型21にセラミックス
原料スラリー22を、成形用割型21の開口部から内壁
面に沿って流し込む。すると、内壁面に接したセラミッ
クス原料スラリー22は、急速に水分が奪われ、内壁面
に薄く付着する。このようにして、成形用割型21を回
転しつつ、セラミックス原料スラリーを成形用割型21
の内面全体に付着させることによって、図3のように内
部に中空部31を有するセラミックス原料スラリーから
なる予備成形体32を得る。このような予備成形体32
を十分に乾燥した後、1050℃で1時間焼成すること
により、徐放剤用担体10を得る。
【0014】徐放剤用担体の製造方法の他の実施例とし
ては、図4に示す如く、例えば、石膏からなる直径約8
mmの半球体成形用型41に、シリンジ43を用いてセラ
ミックス原料スラリー42を、半球体成形用型41の内
壁面に沿って流し入れ、内壁面に付着させる。乾燥後、
セラミックス原料スラリー42を半球体成形用型41か
ら離型して、図5に示す如く、球殻を2つ割りにした形
状の予備成形体51を得る。この操作を再度行うことに
より、予備成形体51を計2つ作製する。
ては、図4に示す如く、例えば、石膏からなる直径約8
mmの半球体成形用型41に、シリンジ43を用いてセラ
ミックス原料スラリー42を、半球体成形用型41の内
壁面に沿って流し入れ、内壁面に付着させる。乾燥後、
セラミックス原料スラリー42を半球体成形用型41か
ら離型して、図5に示す如く、球殻を2つ割りにした形
状の予備成形体51を得る。この操作を再度行うことに
より、予備成形体51を計2つ作製する。
【0015】次いで、図6に示す如く、2つの予備成形
体51を互いに組み合わせて、α−TCPおよびクエン
酸水溶液からなる生体用セメント61により接着固定す
る。この予備成形体51,51を乾燥した後に、105
0℃で1時間焼成することによって徐放剤用担体60を
得た。
体51を互いに組み合わせて、α−TCPおよびクエン
酸水溶液からなる生体用セメント61により接着固定す
る。この予備成形体51,51を乾燥した後に、105
0℃で1時間焼成することによって徐放剤用担体60を
得た。
【0016】このようにして得られた徐放剤用担体1
0、60を、抗生物質や抗癌剤の薬剤溶液に浸漬し、減
圧雰囲気下に供することによって、セラミックス多孔体
12の気孔を介して、中空部11に薬剤溶液を保持させ
ることができる。
0、60を、抗生物質や抗癌剤の薬剤溶液に浸漬し、減
圧雰囲気下に供することによって、セラミックス多孔体
12の気孔を介して、中空部11に薬剤溶液を保持させ
ることができる。
【0017】薬剤溶液を保持させた徐放剤用担体10
を、生理食塩水中に浸漬し、放出される薬剤濃度を経時
的に測定した結果、従来の気孔率40%のβ−TCP多
孔体に本実施例と同様の薬剤溶液を含浸させたものと比
較しても、長期間にわたって薬剤を放出できることが確
認された。
を、生理食塩水中に浸漬し、放出される薬剤濃度を経時
的に測定した結果、従来の気孔率40%のβ−TCP多
孔体に本実施例と同様の薬剤溶液を含浸させたものと比
較しても、長期間にわたって薬剤を放出できることが確
認された。
【0018】上記説明したように、徐放剤用担体10、
60によれば、生体内の患部近傍に徐放剤用担体10を
埋入した場合、中空部11に保持された薬剤溶液は、セ
ラミックス多孔体12の気孔を介して外部に放出され
る。このため、適量の薬剤溶液を長期間にわたって放出
することができる。この結果、薬剤を患部に選択的にか
つ長期間にわたって供給できるため、少量の薬剤投与で
も十分な治療効果を上げることができると共に、重篤な
副作用を軽減できる。また、セラミックス多孔体12の
気孔率、気孔径、または厚さを変化させることによっ
て、薬剤溶液の透過性を変更し、薬剤の放出量を制御す
ることができる。
60によれば、生体内の患部近傍に徐放剤用担体10を
埋入した場合、中空部11に保持された薬剤溶液は、セ
ラミックス多孔体12の気孔を介して外部に放出され
る。このため、適量の薬剤溶液を長期間にわたって放出
することができる。この結果、薬剤を患部に選択的にか
つ長期間にわたって供給できるため、少量の薬剤投与で
も十分な治療効果を上げることができると共に、重篤な
副作用を軽減できる。また、セラミックス多孔体12の
気孔率、気孔径、または厚さを変化させることによっ
て、薬剤溶液の透過性を変更し、薬剤の放出量を制御す
ることができる。
【0019】また、セラミックス多孔体12が生体親和
性が高くかつ吸収性の優れたβ−TCPで構成されてい
る。このため、徐放剤用担体10を生体内に埋入した場
合、治療終了後に取り出す必要がない。徐放剤用担体1
0を骨組織中に埋入する場合には、セラミックス多孔体
12をβ−TCPで構成すると経時的に自家骨化するの
で特に好ましい。
性が高くかつ吸収性の優れたβ−TCPで構成されてい
る。このため、徐放剤用担体10を生体内に埋入した場
合、治療終了後に取り出す必要がない。徐放剤用担体1
0を骨組織中に埋入する場合には、セラミックス多孔体
12をβ−TCPで構成すると経時的に自家骨化するの
で特に好ましい。
【0020】
【発明の効果】以上説明した如くに、本発明の徐放剤用
担体によれば、徐放剤用担体を薬剤溶液に浸漬して中空
部に薬剤溶液を保持させることができる。また、薬剤溶
液を保持させた徐放剤用担体を生体内に埋入した際に
は、薬剤溶液がセラミックス多孔体の気孔を介して放出
されるので、適量の薬剤を長期間にわたり放出させるこ
とができる。この結果、患部に薬剤を選択的に投与でき
るため、少量の薬剤投与でも十分な治療効果を上げるこ
とができると共に、重篤な副作用を軽減できるものであ
る。
担体によれば、徐放剤用担体を薬剤溶液に浸漬して中空
部に薬剤溶液を保持させることができる。また、薬剤溶
液を保持させた徐放剤用担体を生体内に埋入した際に
は、薬剤溶液がセラミックス多孔体の気孔を介して放出
されるので、適量の薬剤を長期間にわたり放出させるこ
とができる。この結果、患部に薬剤を選択的に投与でき
るため、少量の薬剤投与でも十分な治療効果を上げるこ
とができると共に、重篤な副作用を軽減できるものであ
る。
【0021】また、本発明の徐放剤用担体の製造方法に
よれば、セラミックス原料スラリーを、吸水性の成形用
型の内壁に付着させ、セラミックス原料スラリー中の水
分を成形用型内に急速に吸収させて、容易に中空の予備
成形体を形成できる。この結果、内部に中空部を有する
徐放剤用担体を容易に製造することができる。
よれば、セラミックス原料スラリーを、吸水性の成形用
型の内壁に付着させ、セラミックス原料スラリー中の水
分を成形用型内に急速に吸収させて、容易に中空の予備
成形体を形成できる。この結果、内部に中空部を有する
徐放剤用担体を容易に製造することができる。
【図1】本発明の徐放剤用担体の一実施例を有する断面
図。
図。
【図2】本発明の徐放剤用担体の製造方法の一例を示す
説明図。
説明図。
【図3】同実施例の徐放剤用担体の製造方法により得ら
れる予備成形体を示す説明図。
れる予備成形体を示す説明図。
【図4】本発明の徐放剤用担体の製造方法の他の実施例
を示す説明図。
を示す説明図。
【図5】同他の実施例の徐放剤用担体の製造方法により
得られる予備成形体を示す断面図。
得られる予備成形体を示す断面図。
【図6】同他の実施例の徐放剤用担体の製造方法により
得られる徐放剤用担体を示す説明図。
得られる徐放剤用担体を示す説明図。
10…徐放剤用担体、11…中空部、12…セラミック
ス多孔体、21…成形用割型、22…セラミックス原料
スラリー、23…シリンジ、31…中空部、32…予備
成形体。
ス多孔体、21…成形用割型、22…セラミックス原料
スラリー、23…シリンジ、31…中空部、32…予備
成形体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−122710(JP,A) 特開 平2−153886(JP,A) 特開 平1−126977(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 47/02 - 47/04 A61K 9/00
Claims (1)
- 【請求項1】 β−リン酸三カルシウム粉末と気泡安定
剤とを含有するスラリーを吸水性成型用型の内壁に付着
させて内部に中空部を有する予備成形体を成形し、該予
備成形体を1000〜1100℃で焼成して製造され、
内部に薬剤溶液を保持する中空部を有し、薬剤溶液が透
過し得るβ−リン酸三カルシウム多孔体からなることを
特徴とする徐放剤用担体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40685290A JP3152665B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 徐放剤用担体およびその製造方法 |
US08/044,549 US6350462B1 (en) | 1990-12-26 | 1993-04-07 | Hollow porous ceramic carrier for embedding in patient for sustained medicament release and method of preparation thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40685290A JP3152665B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 徐放剤用担体およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04224512A JPH04224512A (ja) | 1992-08-13 |
JP3152665B2 true JP3152665B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=18516471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40685290A Expired - Fee Related JP3152665B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 徐放剤用担体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3152665B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4506067B2 (ja) * | 2002-06-28 | 2010-07-21 | 国立大学法人京都大学 | リン酸カルシウム類からなるカプセルおよびその製造方法 |
CN1292803C (zh) * | 2005-01-13 | 2007-01-03 | 西安理工大学 | 空心球结构人工骨填料的制备方法 |
WO2022270614A1 (ja) * | 2021-06-24 | 2022-12-29 | 中部電力ミライズ株式会社 | セラミックス蓄熱体並びにセラミックス蓄熱体の製造方法及びセラミックス蓄熱体の組成推定方法 |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP40685290A patent/JP3152665B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04224512A (ja) | 1992-08-13 |
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---|---|---|---|
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