JP3152272U - 雨水処理装置 - Google Patents

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正則 野口
正則 野口
孝至 丹羽
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共立建設株式会社
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Abstract

【課題】建築物を造る際に床スラブの上下に貫通させて作るダメ穴から、上層階の雨水等が下層階へ流下することを防ぐ耐水処理装置を提供する。【解決手段】床スラブに上下に貫通するダメ穴1の下方に設置される雨水処理装置は、前記ダメ穴1から流下する雨水を受け止めるためのシートからなる雨水受け部2と、前記雨水受け部2で受けた雨水を排出するための筒状またはホース状の排水部3と、前記雨水受け部2を前記ダメ穴1の直下に吊り支持するための吊り装置4とからなっている。前記吊り装置4としては、インサートとフック状の吊り具6などを用いることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、建築物を造る際に床スラブの上下に貫通させて作るダメ穴から上層階の雨水等が流下することを防ぐ雨水処理装置に関するものである。
一般に、建築物を建設する際、下層階で使用したコンクリート型枠や関連資材を上層階で流用したり、さらに解体後下層階へ搬出したりするための運搬用開口として、建築物の上下階を仕切る床スラブに「ダメ穴」と呼ばれる貫通孔を形成し、下層階と上層階との間での搬送を迅速に行なっている。
ダメ穴は、例えば300mm×1500mm程度の大きさの穴で、通常1つの階に1つ以上のダメ穴が設けられる。ダメ穴を使用しない時は、作業員の転落や建築資材の転落事故を防ぐため、ダメ穴にベニヤ等で蓋をして塞いでいる。
従来、上層階に流れ込んだ雨水等が、ダメ穴を伝って下層階に浸入するのを防ぐため、ダメ穴周囲に土手と呼ばれる段差を作ったり、ダメ穴周辺にパイプを配設したりして、対処している。しかし、前記土手は段差であるため、作業中の安全性に欠ける。またダメ穴を塞ぐため、コンクリートを打設して仕上げる際、前記土手の段差部分を削らなければならず、非常に手間がかかり、作業効率が悪くなる。
上述のようなダメ穴に関する先行技術文献として、例えば特許文献1〜3がある。
特許文献1は、ダメ穴部分をコンクリート打設後に熔断する際に発生する火の粉を養生するために、傘状をなし、中棒に開閉自在に設けられた骨に、上記火の粉を受けるための耐火シートを張設してなる養生治具である。。
特許文献2は、床スラブに上下に貫通して形成されたダメ穴の周囲を補強する穴補強部材であって、前記床スラブのスラブ筋に連結される補強部材本体と、この補強部材本体のほぼ中央部に形成され、前記貫通穴とほぼ同じ大きさか、若干大きい開口部とを備えた穴補強部材である。
特許文献3は、床スラブに貫通形成されたダメ穴を塞ぐものであり、所定形状の平坦部と、該平坦部の一方の面側に平行に設けられた複数本のリブ部とを備え、該リブ部は突条からなり、該平坦部の側縁部と該リブ部の両端部は圧潰されて該平坦部と重なり、該平坦部の端縁部と該リブ部との間は端部かかり代になっており、前記平坦部が矩形または台形をしているダメ穴を上部から塞ぐ仮蓋である。
特開平09−170334号公報 特開2001−107508号公報 特開2002−356999号公報
床スラブの上下に貫通させたダメ穴を設けることによって、上層階に吹き込んだ雨水等が下層階へと流れ込み、下層階の作業場が汚れてしまうことがある。作業場が汚れてしまうことによって、工事の仕上げにも時間がかかる。また作業場に雨水等が溜まると、作業しにくくなり、作業時間も増加してしまう。
さらに上層階から流れ落ちる雨水等によって、下層階に置いてある建設資材等が濡れてしまう可能性があり、建設資材等への配慮も必要となる。
上述のような課題を回避するために、従来ではダメ穴周囲に土手と呼ばれる段差を作り、その段差が堤防のような役目を果たし、上層階から下層階へ雨水等が流れ落ちるのを防いでいた。もしくは、ダメ穴周辺部に排水パイプを配設し、その排水パイプを伝って、上層階から下層階へ雨水等が流れ落ちるようにしている。
土手を作成する場合、ダメ穴周囲に段差を作成しなければならず、工事仕上げ時にはその段差を削らなければならないので、作業効率が非常に悪い。さらに、段差があるため、足元にも十分気をつけなければならず、作業場の安全性に欠ける。
一方、排水パイプを配設する場合、パイプ配設に関する設計や床スラブ打設時でのパイプ配設という工程が必要となり、さらに工事仕上げ時にパイプ部分を埋めなければならず、パイプを隠す作業にも手間がかかってしまう。
このように上層階から下層階へ流れ落ちる雨水等への対処を行なってきたが、いずれの方法も作業効率を低下させていると考えられる。
本考案は上述のような課題の解決を図ったのものであり、建築物の上層階から床スラブの上下に貫通するダメ穴を伝って、下層階へ浸入する雨水等を安価にかつ、容易に、効率良く処理することができる装置を提供することを目的としている。
請求項1に係る考案は、床スラブに上下に貫通するダメ穴の下方に設置される雨水処理装置であって、前記ダメ穴から流下する雨水を受け止めるためのシートからなる雨水受け部と、前記雨水受け部で受けた雨水を排出するための筒状またはホース状の排水部と、前記雨水受け部を前記ダメ穴の直下に吊り支持するための吊り装置とからなることを特徴とする雨水処理装置である。
前記吊り装置を設けることにより、ダメ穴の下方に雨水受け部を吊るすことができる。前記雨水受け部は上層階からダメ穴を伝って下層階へ浸入する雨水を受け、筒状またはホース状の排水部によって、前記雨水受け部に流下した雨水等を適所まで導いて流し込むことができる。
請求項2に係る考案は、請求項1に係る雨水処理装置において、前記吊り装置は、前記ダメ穴外周部のスラブ下面に埋め込まれたインサートと、前記インサートに取り付けたフック状の吊り具とからなることを特徴としている。
前記スラブ下面のダメ穴外周部にインサートを設け、前記インサートにフック状の吊り具を取り付け、前記吊り具を使用して、請求項1に係る雨水処理装置を吊り下げることができる。
前記インサートは、配電やその他の設備機器の設置等に用いられるインサートと同様に埋め込んでおくことができる。
請求項3に係る考案は、請求項1または2の雨水処理装置において、前記ダメ穴外周部のスラブ下面には、前記ダメ穴外周部に沿って水切り材が設けられていることを特徴としている。
前記水切り材は、前記スラブ下面の前記ダメ穴外周部に設けており、前記ダメ穴から浸入する雨水等が前記水切り材に当たることによって、前記雨水受け部に雨水等を流れ落とすことができる。前記水切り材を設けることにより、前記ダメ穴から浸入した雨水等が前記雨水受け部より広範囲に浸透することを防いでいる。
(1)雨水処理装置を設けることにより、上層階から下層階へ雨水等が流下せず、下層階が雨水等で汚れることが無くなる。
(2)雨水処理装置は上層階から下層階へ雨水等が流れ落ちることを防ぐため、ダメ穴周辺に土手や排水パイプ等を設ける必要がなくなり、作業の手間が減少する。故に作業効率が向上し、作業自体の軽減を図ることができる。
(3)雨水処理装置は軽くて運びやすく、取付け・取り外しが容易にできるため、下層階から上層階への盛り替えがしやすくなる。さらに必要であれば、現場毎に雨水処理装置を転用することもできる。
(4)請求項3に係る考案では、水切り材を設けることで、雨水等が天井を伝って広範囲に浸透することを防ぐ。
本考案に係る雨水処理装置の説明図の例である。 本考案に係る雨水処理装置を上から見た平面図の例である。 本考案に係る雨水処理装置を横から見た平面図の例である。
以下、図面に基づいて、本考案の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本考案に係る雨水処理装置をダメ穴下方に設置した時の例を示した説明図である。
雨水処理装置の一つの例として、雨水受け部2は四角い箱状のものを、排水部3は前記雨水受け部2から下方へ繋がるホース状のものを示した。吊り装置4は、前記皿状の雨水受け部2の長手方向を袋状に加工した部分に通した棒状体8、ダメ穴開口外周部の四隅に設けたインサート5に取付けたフック状の吊り具6であるU字型の寸切ボルトを使用し、前記ボルトをインサート5に取付け、前記棒状体8を前記ボルトに引っ掛けて吊るし、雨水処理装置を設置した例を示している。
前記雨水受け部2は、箱状の例を示したが、雨水等を受けることができる形状であれば皿状・お椀状等形状は問わない。材質は、例えば帆布製のシートあるいはビニールシート等で防水性を備えているものを用いるのが良い。帆布製のシートは丈夫であり、軽量かつ安価に製作することができる。
前記排水部3は、筒状やホース状のものなど、雨水等を流し込む形状であればよい。材質は、前記雨水受け部2と同様防水性を備えているものが好ましい。
前記吊り装置4は、インサート5と吊り具6としてU字型寸切ボルトを用いた例を示したが、前記雨水処理装置をダメ穴下方に吊るすことができるものであればよい。例えば他に鉄線やロープなどを用いることができる。
前記棒状体8は、前記雨水受け部2を吊り具6である前記ボルトに引っ掛けるために設けた例であるが、鉄筋等の棒状のものやリング等を使用して、前記雨水受け部2の重量に対する耐力を保てるものを用いて、雨水処理装置を吊るすようにする。
上述に示した例で作成した雨水処理装置は、容易に取付け・取り外しができ、重量も軽く、何度も繰り返し使えるので、転用性にも優れている。階ごとの盛り替えにも便利に用いることができ、必要であれば現場毎の流用も可能である。
図2は、本考案に係る雨水処理装置をダメ穴下方に設置した状態を上から見た時の平面図の例を示しており、図1の例と同様の雨水処理装置の形状の例である。
前記排水部3は、前記雨水受け部2の真ん中で接合した例を示しているが、前記雨水受け部2と確実に接合されていれば、接合場所はどこでもよい。
前記水切り材7は、前記ダメ穴1に沿った四角い額縁の形状を示しているが、前記水切り材7は前記ダメ穴1より外側で、前記雨水受け部2より内側に設けるようにする。材質は、例えば樹脂製や木製であるが、特に限定されない。また、コンクリート打設前に予め欠損材を取付け、凹形にして、水切目地とすることもできる。
図3は、本考案に係る雨水処理装置をダメ穴下方に設置した状態を横から見た時の平面図を示しており、図2と同様、図1と同じ雨水処理装置の例である。
前記水切り材7は、前記インサート5の手前に天井面から下方へ少し段差を設けたもので、上層階からダメ穴1を伝ってくる雨水等が前記水切り材7に当たることによって、雨水等が前記雨水受け部2へ落ち、前記排水部3へ流れ落ちる。前記水切り材7を設けることによって、前記雨水受け部2より広範囲まで雨水等が浸入することを防いでいる。
前記排水部3は、例えば長い筒状体を用いて、前記雨水受け部2との接合部から適切な場所まで筒状体を伸ばし、雨水等を適切な場所へと導くことができる。そのため、下層階のフロアが上層階から流れ込む雨水等で汚れることがなくなる。
以上に述べたように、本考案は建設現場の床スラブに設けたダメ穴下方に容易に取付け・取り外しができる雨水処理装置であり、今後現場での利便性を図ることができる。
1…ダメ穴
2…雨水受け部
3…排水部
4…吊り装置
5…インサート
6…吊り具
7…水切り材
8…棒状体

Claims (3)

  1. 床スラブに上下に貫通するダメ穴の下方に設置される雨水処理装置であって、前記ダメ穴から流下する雨水を受け止めるためのシートからなる雨水受け部と、前記雨水受け部で受けた雨水を排出するための筒状またはホース状の排水部と、前記雨水受け部を前記ダメ穴の直下に吊り支持するための吊り装置とからなることを特徴とする雨水処理装置。
  2. 前記吊り装置は、前記ダメ穴外周部のスラブ下面に埋め込まれたインサートと、前記インサートに取り付けたフック状の吊り具とからなることを特徴とする請求項1記載の雨水処理装置。
  3. 前記ダメ穴外周部のスラブ下面には、前記ダメ穴外周部に沿って水切り材が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の雨水処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018178373A (ja) * 2017-04-03 2018-11-15 環境商事株式会社 シート取付用金具

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