JP3151932U - 連結構造 - Google Patents

Abstract

【課題】特定の工具を使用せず、自転車に受け枠を脱着することができる連結構造を提供する。【解決手段】少なくとも一つのチューブ嵌め部３０と、受け枠４０と、少なくとも一つの定位具５０と、を含む連結構造において、チューブ嵌め部３０は、自転車のフレームに成形され、貫通孔が設けられ、受け枠４０は、相互に連結している受けユニット４１と、少なくとも一つの挿入ユニット４２と、を有し、前記挿入ユニット４２には定位穴４２１が設けられ、挿入ユニット４２がチューブ嵌め部３０に挿入して定位され、受けユニット４１は、自転車の前輪２４またはリアホイル２５の上に位置され、定位具５０は、チューブ嵌め部３０に設けられた貫通孔と、受け枠４０に設けられた定位穴と、に挿入して固定され、これにより、受け枠４０が自転車のフレームに固定される。【選択図】図２

Description

本考案は、自転車に係り、特に、特定の工具を使用せず、自転車に受け枠を脱着することができる連結構造に関するものである。

図１を参照する。図１は従来の受け枠が自転車に組み付けられている状態の斜視図である。受け枠１１は、その前端にあるフロント支持アーム１１１により自転車１２の後上フォーク１２１に締め付けられ、受け枠１１の受け部１１３が水平状を呈し、荷物などを受けることができる。

しかしながら、これは次のような欠点があった。
（１）受け枠１１が締付手段により自転車１２に脱着し、そうすると、特定の工具を使用しないと自転車１２に受け枠１１を脱着することができないので、使用性が良くない。

（２）受け枠１１のリア支持アーム１１２が自転車１２のリアフォーク端１２２に締付けられるので、自転車１２を修理し、又はリアフォーク端１２２に関連する部品（例えばリア変速器、フライホイルやリームなど）を交換する場合には、リアフォーク端１２２から受け枠１１のリア支持アーム１１２を取外して修理または交換することが必要であり、なお、修理または交換が終了すると、リアフォーク端１２２に受け枠１１のリア支持アーム１１２を結合することが必要であり、受け枠１１が締付手段により自転車１２のリアフォーク端１２２に結合するので、自転車１２の修理が不便になる。

本考案の主な目的は、特定の工具を使用せず、自転車に受け枠を脱着することができる連結構造を提供することにある。

本考案の請求項１に記載の連結構造によると、少なくとも一つのチューブ嵌め部と、受け枠と、少なくとも一つの定位具とを含む連結構造において、前記チューブ嵌め部は、自転車のフレームに成形され、貫通孔が設けられ、前記受け枠は、相互に連結している、受けユニットと、少なくとも一つの挿入ユニットと、を有し、前記挿入ユニットには定位穴が設けられ、前記挿入ユニットが前記チューブ嵌め部に挿入して定位され、前記受けユニットは、自転車の前輪またはリアホイルの上に位置され、前記定位具は、前記チューブ嵌め部に設けられた貫通孔と、前記受け枠に設けられた定位穴と、に挿入して定位され、これにより、前記受け枠が自転車のフレームに定位されることを特徴とする連結構造である。

本考案の請求項２に記載の連結構造によると、前記定位具は、相互に連接している、握り部と、ねじ軸部と、を有し、前記握り部が前記チューブ嵌め部の外面に寄っており、前記ねじ軸部は、前記チューブ嵌め部に設けられた貫通孔に螺着され、前記受け枠の定位穴に挿入され、前記挿入ユニットに押付けており、これにより、前記受け枠が自転車のフレームに定位される。

本考案の請求項３に記載の連結構造によると、前記チューブ嵌め部に設けられた貫通孔はねじ穴である。

本考案の請求項４に記載の連結構造によると、前記受け枠の前記挿入ユニットは円形断面を有するチューブであり、前記定位穴は前記挿入ユニットの軸方向に沿って成形される。

本考案の請求項５に記載の連結構造によると、前記定位穴はＵ字形または円形を呈する。

本考案の請求項６に記載の連結構造によると、前記チューブ嵌め部は自転車の前輪またはリアホイルの上に位置される。

本考案の請求項７に記載の連結構造によると、前記受け枠の前記挿入ユニットは、円形断面を有するチューブであり、前記受けユニットに挿入して定位される。

本考案の請求項８に記載の連結構造によると、前記受け枠の前記受けユニットは、少なくとも、一つのメーンチューブから構成され、前記挿入ユニットが前記メーンチューブに挿入して定位される。

本考案の連結構造によれば、特定の工具を使用せず、自転車に受け枠を脱着することができるという効果を有する。

従来の受け枠が自転車に組み付けられている状態の斜視図である。 本考案の分解斜視図である。 図２の一部の拡大図である。 本考案の組合状態の斜視図である。 本考案の組合状態の断面図である。 図５の一部の拡大図である。 本考案の結合方法を示す模式図であって、受け枠の挿入ユニットがチューブ嵌め部に挿入して定位されている状態を示す。 本考案の受け枠の一部の断面図であって、受け枠のメーンチューブが一部の挿入ユニットを被っている状態を示す。 本考案の受け枠とチューブ嵌め部の結合を示す拡大図であって、受け枠の挿入ユニットに設けられる定位穴が円形を呈することを示す。

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。

まず、図２から図５を参照する。本考案に係る連結構造は、自転車２０がフロントチューブ２１と鞍部支持チューブ２２とを有し、フロントチューブ２１と鞍部支持チューブ２２の間には二つの上チューブ２３が固定され、二つの上チューブ２３によりフロントチューブ２１と鞍部支持チューブ２２が連接され、前輪２４がフロントチューブ２１に対応し、リアホイル２５が鞍部支持チューブ２２に対応し、本考案の実施例では、自転車と受け枠の連結構造は、四つのチューブ嵌め部３０と、二つの受け枠４０と、四つの定位具５０と、から構成される。

前記四つのチューブ嵌め部３０は、上チューブ２３と同じようにチューブであり、各チューブ嵌め部３０は、それぞれ自転車２０の二つの上チューブ２３の両端に成形され、一つのねじ穴３１を有し、前記四つのチューブ嵌め部３０が二組に分けられ、各組がそれぞれ自転車２０の前輪２４とリアホイル２５との上に位置される。

前記二つの受け枠４０は、同じ構造を有し、例えばアルミ合金などに作製され、各受け枠４０は、相互に連結している、一つの受けユニット４１と、二つの挿入ユニット４２と、を有し、各挿入ユニット４２は、円形断面を有するチューブであり、挿入ユニット４２の軸方向に沿って定位穴４２１が成形され、定位穴４２１は、Ｕ字形を呈してもいいし、図８に示すような円形を呈してもよく、挿入ユニット４２がチューブ嵌め部３０に挿入して定位され、受けユニット４１は、自転車２０の前輪２４またはリアホイル２５の上に位置され、且つチューブ嵌め部３０に設けられたねじ穴３１に定位穴４２１が対応する。

前記四つの定位具５０は、同じ構造を有するものであり、相互に連接している、握り部５１と、ねじ軸部５２と、を有し、握り部５１は、ユーザにより握って回動可能であり、チューブ嵌め部３０の外面に寄っており、ねじ軸部５２は、その周面に螺旋が設けられ、チューブ嵌め部３０に設けられた貫通孔３１に螺着され、受け枠４０の定位穴４２１に挿入され、挿入ユニット４２の内壁面に押付けており、これにより、受け枠４０が自転車２０の上チューブ２３に定位される。

次に、図２、図５及び図６を参照しながら自転車２０の後端にあるチューブ嵌め部３０に受け枠４０を組付ける方法を説明する。図６に示すように、まず、二つのチューブ嵌め部３０に受け枠４０の二つの挿入ユニット４２をそれぞれ挿入することにより、挿入ユニット４２と受けユニット４１の連接部位Ａがチューブ嵌め部３０の端面Ｂに寄っており、定位穴４２１がチューブ嵌め部３０に設けられたねじ穴３１に対応しており、このとき、図５に示すように、定位具５０の握り部５１を握って旋回することにより、定位具５０のねじ軸部５２がチューブ嵌め部３０に設けられたねじ穴３１に螺着され、なお、定位具５０を引き続く旋回すると、ねじ軸部５２は、受け枠４０の定位穴４２１に挿入されて挿入ユニット４２の内壁面に押付けるようになり、そうすると、受け枠４０がチューブ嵌め部３０に定位され、そして受け枠４０が自転車２０の上チューブ２３に定位される。

受け枠４０を修理または交換したい場合には、定位具５０を緩めることにより、ねじ軸部５２が挿入ユニット４２の内壁面に押付けなくなり、そうすると、チューブ嵌め部３０の軸方向に沿って受け枠４０をチューブ嵌め部３０から離脱することができ、これにより、自転車２０のフレームから受け枠４０を分離することができる。

本考案は、定位具５０により自転車２０に受け枠４０を快速に脱着可能であり、そして定位具５０は手だけで操作することができ、これにより、特定の工具を使用せず、自転車に受け枠を脱着することができ、使用性が向上する。

また、自転車２０を修理し、又はリアフォーク端２６に関連する部品（例えばリア変速器、フライホイルやリームなど）を交換する場合には、本考案に係る受け枠４０は、自転車２０の上チューブ２３のチューブ嵌め部３０と連接し、リアフォーク端２６と連接しないので、自転車１２の修理が便利になる。

受け枠４０の挿入ユニット４２は、挿入ユニット４２の軸方向に沿って定位穴４２１が成形され、定位穴４２１がＵ字形を呈する長形穴である場合には、受け枠４０の挿入ユニット４２とチューブ嵌め部３０の相対位置を若干調整可能である。

図２及び図７を参照する。受け枠４０の挿入ユニット４２は円形断面を有するチューブであり、なお、受け枠４０の受けユニット４１は、少なくとも、二つのメーンチューブ４１１と、二つのメーンチューブ４１１に溶接された複数の縦チューブ４１２及び横チューブ４１３と、から構成され、挿入ユニット４２が受けユニット４１のメーンチューブ４１１に挿入して定位されるので、チューブであるメーンチューブ４１１がチューブである挿入ユニット４２の一部を覆うので、受け枠４０の剛性が向上し、受け可能な搭載物の重量が更に増加する。

本考案は、自転車に適用することができるだけではなく、連結を必要とする機械部材に適用することもできる。

１１ 受け枠
１２ 自転車
２０ 自転車
２１ フロントチューブ
２２ 鞍部支持チューブ
２３ 上チューブ
２４ 前輪
２５ リアホイル
２６ リアフォーク端
３０ チューブ嵌め部
３１ ねじ穴
４０ 受け枠
４１ 受けユニット
４２ 挿入ユニット
５０ 定位具
５１ 握り部
５２ ねじ軸部
１１１ フロント支持アーム
１１２ リア支持アーム
１１３ 受け部
１２１ 後上フォーク
１２２ リアフォーク端
４１１ メーンチューブ
４１２ 縦チューブ
４１３ 横チューブ
４２１ 定位穴
Ａ 連接部位
Ｂ 端面

Claims (8)

1. 少なくとも一つのチューブ嵌め部と、受け枠と、少なくとも一つの定位具と、を含む連結構造において、
   前記チューブ嵌め部は、自転車のフレームに成形され、貫通孔が設けられ、
   前記受け枠は、相互に連結している、受けユニットと、少なくとも一つの挿入ユニットと、を有し、前記挿入ユニットには定位穴が設けられ、前記挿入ユニットが前記チューブ嵌め部に挿入して定位され、前記受けユニットは、自転車の前輪またはリアホイルの上に位置され、
   前記定位具は、前記チューブ嵌め部に設けられた貫通孔と、前記受け枠に設けられた定位穴と、に挿入して定位され、これにより、前記受け枠が自転車のフレームに定位されることを特徴とする、連結構造。
2. 前記定位具は、相互に連接している、握り部と、ねじ軸部と、を有し、前記握り部が前記チューブ嵌め部の外面に寄っており、前記ねじ軸部は、前記チューブ嵌め部に設けられた貫通孔に螺着され、前記受け枠の定位穴に挿入され、前記挿入ユニットに押付けており、これにより、前記受け枠が自転車のフレームに定位されることを特徴とする、請求項１に記載の連結構造。
3. 前記チューブ嵌め部に設けられた貫通孔はねじ穴であることを特徴とする、請求項１に記載の連結構造。
4. 前記受け枠の前記挿入ユニットは円形断面を有するチューブであり、前記定位穴は、前記挿入ユニットの軸方向に沿って成形されることを特徴とする、請求項１又は２に記載の連結構造。
5. 前記定位穴はＵ字形または円形を呈することを特徴とする、請求項４に記載の連結構造。
6. 前記チューブ嵌め部は、自転車の前輪またはリアホイルの上に位置されることを特徴とする、請求項１、４又は５に記載の連結構造。
7. 前記受け枠の前記挿入ユニットは、円形断面を有するチューブであり、前記受けユニットに挿入して定位されることを特徴とする、請求項１、４又は５に記載の連結構造。
8. 前記受け枠の前記受けユニットは、少なくとも、一つのメーンチューブから構成され、前記挿入ユニットが前記メーンチューブに挿入して定位されることを特徴とする、請求項１に記載の連結構造。