JP3151877U - 絶縁被覆剥取工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁体のテーパ剥きに好適で、基本的な作業性や携帯性に優れるのみならず、切削刃の交換コストやメンテナンス面でも有利な絶縁被覆剥取工具を提供する。【解決手段】絶縁電線9の一端を挿入しうる案内用孔部2を内包した工具本体10に、案内用孔部2の軸心Lに対して10〜30度の傾斜角をなす略平坦な切削刃取付部15が形成されて、該切削刃取付部15に薄板状の切削刃3が、その刃先先端を絶縁電線9における導体92の外周に近接させる姿勢で取り付けられる。工具本体10の端面形状は、案内用孔部2を包囲する円筒状部分11の周方向1/3〜1/2の範囲を外方に向けて先細状に膨出させた形状をなす。切削刃3には折取式カッターナイフの替刃を利用して、切削刃3の交換コストを安くする。【選択図】 図1

Description

本考案は、導体を絶縁体で被覆した絶縁電線や、絶縁電線の外側に保護被覆(シース)を施したケーブル等の端末処理作業に際して、導体から絶縁体を剥き取るのに用いる携帯型の工具に関する。
絶縁電線の端末処理に際し導体から絶縁体を剥き取るための携帯型工具として、例えば、特許文献1〜4等に開示されたものが公知である。これらの工具はいずれも、略筒状をなす工具本体に、絶縁電線の一端を軸方向に挿入しうる案内用孔部が形成されるとともに、該工具本体の側部には前記案内用孔部に臨む開口部が形成されて、その開口部に切削刃が取り付けられた構造を有している。案内用孔部に絶縁電線を挿し込んで、工具本体と絶縁電線とを軸周り反対向きに回動させると、絶縁電線の外被を構成する絶縁体に切削刃の刃先が食い込んで絶縁体が螺旋状に剥き取られ、その剥取屑が開口部から連続的に排出される。工具本体は手で握りやすい形状に加工されるが、その一端を電動ドライバ等の回転軸に結合して回せるようにしたものも提案されている。
また、絶縁体の外側にポリ塩化ビニルや耐熱ポリエチレン等からなる保護被覆(シース)を施した電力用ケーブルについては、例えば特許文献5〜6等に開示されたような工具を用いて、まず外側の保護被覆を切開、除去した後、前記工具を用いて絶縁体を剥き取る作業が行われる。
なお、特に太径の高圧電力用ケーブルを配設する作業においては、絶縁体を剥き取ったケーブル端末に電界が集中して絶縁劣化や絶縁破壊を起こすおそれがある。そのため、ケーブル端末にストレスコーンを取り付けるなどして電気的ストレスを緩和させる必要がある。この種の端末処理手段については、例えば特許文献7等に開示されている。
特公昭52−45908号公報 特開昭52−110488号公報 実公平7−6664号公報 実開平7−16520号公報 実願平01−133401号(実開平03−074117号)のマイクロフィルム 実願昭53−147642号(実開昭55−064829号)のマイクロフィルム 特開2008−236939号公報
特許文献1〜4等に開示された工具は、絶縁体の剥取端面が電線の軸心に直交した、いわゆる段剥きを行うためのものとして構成されている。しかし、高圧電力用ケーブルの端末処理においては、鉛筆削りのように絶縁体の剥取面を先細状に傾斜させた、いわゆるテーパ剥きが要求される場合があり、そのようなテーパ剥きに適した使い勝手の良い工具が、これまでにほとんど提案されていない。
また、前記従来の工具は、いずれも特殊な形状に加工した専用の切削刃を使用することから、切削刃が高価で、その交換コストが嵩んでしまう。交換コストを惜しむと、切れ味の鈍った切削刃を使用し続けて作業性や安全性の低下を招くことから、低コストで手軽に切削刃を交換できるような機構も求められるところである。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、特に絶縁体のテーパ剥きに好適であり、基本的な作業性や携帯性に優れるのみならず、切削刃の交換コストやメンテナンス面でも有利な絶縁被覆剥取工具を提供するものである。
前記した目的を達成するため、本考案の絶縁被覆剥取工具は、工具本体に絶縁電線の一端を挿入しうる案内用孔部が形成され、切削刃がその刃先を前記案内用孔部内に突出させて工具本体に取り付けられ、前記案内用孔部に挿入した絶縁電線と工具本体とを軸周り反対向きに回動させると絶縁電線の外被を構成する絶縁体に前記切削刃の刃先が食い込んで絶縁体が螺旋状に剥き取られるように構成される絶縁被覆剥取工具において、工具本体に、案内用孔部の軸心に対して10〜30度の傾斜角をなす略平坦な切削刃取付部が形成されて、該切削刃取付部に薄板状の切削刃が、その刃先先端を絶縁電線における導体の外周に近接させる姿勢で取り付けられたことを特徴とする。
さらに本考案の絶縁被覆剥取工具は、前記切削刃が、折取式カッターナイフの替刃、または該替刃の複数節分を折り取ったものであることを特徴とする。
前記絶縁被覆剥取工具において、切削刃取付部には切削刃の厚みよりもやや浅い切削刃切削刃位置決め用凹部が形成されて、その切削刃位置決め用凹部内に切削刃が載置され、切削刃の上面に切削刃固定プレートを重ねて工具本体にビス止めすることにより切削刃が工具本体の定位置に固定されるように構成するのが好ましい。
また、本考案は、前記絶縁被覆剥取工具における工具本体に、案内用孔部内に進退する可動式の面取りガイドが設けられ、この面取りガイドを絶縁電線における絶縁体の段剥き端面に当接させた状態で絶縁電線と工具本体とを軸周り反対向きに回動させることにより、切削刃が絶縁体の周縁部を面取りするように構成されたことを特徴とする。
前記面取りガイドは、その基端部が切削刃取付部の近傍箇所に揺動自在に軸着されるとともに、基端部の延長端に屈曲形成されてなる自由端部が、案内用孔部に臨むようにして工具本体に形成された面取りガイド揺動用切欠部内に保持されるように構成することができる。
また、本考案は、前記絶縁被覆剥取工具における案内用孔部の軸心の延長方向から工具本体を見た外形が、案内用孔部を包囲する円筒状部分の周方向1/3〜1/2の範囲を外方に向けて先細状に膨出させた形状をなすことを特徴とする。
より詳細には、案内用孔部を包囲する円筒状部分の厚さは案内用孔部の直径の0.3〜0.6倍となされるとともに、案内用孔部の軸心から膨出部分の最外端までの寸法は案内用孔部の直径の1.4〜1.8倍となされたことを特徴とする。
また、本考案は、前記絶縁被覆剥取工具における円筒状部分の一部に平坦な載置底面部が設けられ、該載置低面部は、案内用孔部の軸心に直交する断面形状において切削刃取付部と平行になるように形成されたことを特徴とする。
上述のように構成される本考案の絶縁被覆剥取工具は、工具本体に、案内用孔部の軸心に対して10〜30度の傾斜角をなす略平坦な切削刃取付部が形成されて、この切削刃取付部に薄板状の切削刃が取り付けられることにより、切削刃の刃先が絶縁電線の絶縁体を斜めに剥き取り、その剥取面を鉛筆削りのような先細テーパ状に仕上げることができる。案内用孔部の径と刃先の角度は、絶縁電線の仕様に合わせて適宜設定される。
さらに、本考案の絶縁被覆剥取工具は、切削刃として折取式カッターナイフの替刃を利用することにより、替刃の入手がきわめて容易になり、交換コストが安くつく。切削刃取付部に切削刃の厚みよりもやや浅い切削刃位置決め用凹部を形成して、該凹部に切削刃を載置し、その上面に切削刃固定プレートを重ねて工具本体にビス止めする構成を採用すれば、切削刃の交換作業が容易になるとともに、刃先の位置決め精度も保持しやすくなる。
また、本考案の絶縁被覆剥取工具は、案内用孔部を包囲する円筒状部分の周方向1/3〜1/2の範囲を外方へ先細状に膨出させることによって、コンパクトで握りやすい形状を実現し、作業性や携帯性を向上させる。さらに、前記円筒状部分の一部を平坦に切り欠いて載置底面部を設けることにより、切削刃取付部を上向きにして替刃を交換する際の載置姿勢を安定させることもできる。
本考案の実施形態に係る絶縁被覆剥取工具の全体形状を、絶縁電線の挿入側から見て示す斜視図である。 同絶縁被覆剥取工具の全体形状を、絶縁電線の送出側から見て示す一部分解斜視図である。 同絶縁被覆剥取工具の正面図である。 同絶縁被覆剥取工具の背面図である。 同絶縁被覆剥取工具の上面図である。 同絶縁被覆剥取工具のA矢視図に、絶縁体の剥き取り形態を併せて示した図である。 同絶縁被覆剥取工具の左側面図である。 同絶縁被覆剥取工具のB−B断面図である。 同絶縁被覆剥取工具のC−C断面図である。 同絶縁被覆剥取工具のD−D断面図である。
以下、本考案の実施形態について図を参照して説明する。図1〜図10は、本考案の実施形態に係る絶縁被覆剥取工具1の全体又は各部の形状を示す。
工具本体10には、絶縁電線9を挿入するための案内用孔部2が貫通状態で形成されている。案内用孔部2は、図9に示すように、絶縁電線9の外径よりも僅かに大きい内径d1を有する挿入側案内部21と、テーパ状に縮径した中間部22と、絶縁体91が剥き取られた導体92の外径よりも僅かに大きい内径d2を有する送出側案内部23と、が同軸上に連続した筒孔である。保護被覆(シース)が施された高圧電力用ケーブルについては、別途の工具等を用いて予め保護被覆を除去した電線の端部が、この案内用孔部2に挿入される。以下、この絶縁被覆剥取工具1の全体形状の説明にあたっては、案内用孔部2の軸心Lを水平にした状態を基準にして各部の位置関係等を述べることとする。
工具本体10は、案内用孔部2を内包して案内用孔部2の軸心L方向に伸びる筒状体であって、例えばアルミニウム合金の切削加工等により形成され、その表面には適宜、滑り止め処理が施される。図7に示すように、工具本体10の端面形状(案内用孔部2の軸心Lの延長先から案内用孔部2の挿入側開口端を見たときの形状)は、案内用孔部2を同心状に包囲する円筒状部分11と、その円筒状部分11の一部を外方斜め上向きに増肉した膨出部分12とを合成した形状をなしている。円筒状部分11の下面には、載置状態を安定させるために、一定幅の平坦な載置底面部13が形成されている。
例示形態に係る各部の実際的な寸法関係は、案内用孔部2における挿入側案内部21の内径d1に対して、円筒状部分11の肉厚tはd1の0.3〜0.6倍であり、載置底面部13の幅はd1と略同寸である。膨出部分12は、円筒状部分11の周方向における約1/3〜1/2の範囲から、載置面に対する傾斜角θが40〜50度となる方向へ先細状に膨出して、その外端がd1と同程度の径を有する略半円形断面になっている。案内用孔部2の軸心Lから膨出部分12の最外端までの寸法sは、d1の1.4〜2.0倍となっている。
工具本体10には、載置状態における上面側の一部を切り欠くようにして、略平坦な切削刃取付部15が形成されている。切削刃取付部15は、図3、図4及び図9に示すように、絶縁電線9を挿入する側から他端側に向かって、案内用孔部2の軸心Lに対し所定のテーパ角αで下降傾斜するとともに、図8に示すように、案内用孔部2の軸心Lに直交する断面においては載置底面部13と略平行になるように形成されている。さらに、図9に示すように、切削刃取付部15の谷底部分は案内用孔部2に連通して開口している。例示形態に係るテーパ角αの実用的な数値は10〜20度である。
切削刃取付部15には、絶縁電線9の絶縁体91全体を先細テーパ状に剥き取るための切削刃3と、絶縁体91の周縁部のみを面取りする際に使用する面取りガイド4とが取り付けられている。絶縁電線9の絶縁体91を先細テーパ状に剥き取った形態と、絶縁体91の周縁部を面取りした形態は、それぞれ図6の下添図と上添図に示している。
本考案では、切削刃3として、工作・切削・裁断作業等に広く用いられる折取式カッターナイフの替刃を採用している。この種の替刃は、平行四辺形の薄鋼板における一方の長辺に切刃が設けられ、刃先先端が磨耗したら、等間隔に刻設されている折り筋で替刃を折り取って新たに鋭利な刃先を作り出すものである。現状では、オルファ社製の替刃が実質的な世界標準規格となっており、寸法精度の高い替刃を安価で手軽に入手することができる。例示形態においては、この折取式カッターナイフの替刃(大型サイズ)の3節分を予め折り取って、切削刃取付部15に装着している。
図2、図8及び図10に示すように、切削刃取付部15の上面には、前記替刃3節分の大きさに合致する上面視略平行四辺形の切削刃位置決め用凹部16が形成されている。切削刃位置決め用凹部16の深さは切削刃3の厚みよりも僅かに浅く、この切削刃位置決め用凹部16内に切削刃3が載置され、その上に切削刃固定プレート5が重ねられる。
切削刃固定プレート5は上面視略長円形状をなし、これを切削刃3に重ねると、切削刃3の刃先が切削刃固定プレート5の一方の長辺に沿って僅かに露出する。切削刃固定プレート5の該長辺には、細幅の刃先押え片51が張り出している。切削刃固定プレート5の両端部の半円形部分52は切削刃3の外方にはみ出し、該半円形部分52に形成されたビス挿通孔53に切削刃固定用ビス61が挿通されて、工具本体10に形成されたビス固定孔17に締結される。切削刃3の交換は、この切削刃固定用ビス61を抜き取り、切削刃固定プレート5を取り外して行う。
なお、例示形態では、切削刃固定プレート5も、切削刃取付部15の上面を浅く堀り込んで形成された位置決め用凹段部18上に載置されている。また、切削刃固定プレート5における、刃先と反対側の長辺に形成された略U字状の欠込部54は、切削刃3が切削刃位置決め用凹部16内に正しく載置されているか否かを目視確認するためのものである。
こうして、切削刃3が、テーパ剥きに好適な傾斜角をもって、案内用孔部2の中間部22に固定される。切削刃3の刃先は、絶縁電線9における導体92の外周面に近接する位置に保持される。そして、案内用孔部2に挿入した絶縁電線9と工具本体10とを軸周り反対向きに回動させると、絶縁体91に切削刃3の刃先が食い込んで、絶縁体91をテーパ状に剥き取る。絶縁体91の剥取屑は、切削刃取付部15の上面に乗り上げて螺旋状にカールしながら連続的に排出される。絶縁体91が剥き取られた導体92は、案内用孔部2の送出側案内部23へと前進する。この前進距離には制限が設けられていないので、絶縁体91を任意の長さで剥き取ることができる。
工具本体10に設けられた膨出部分12は、工具本体10の断面形状を手の内になじませて握りやすくするとともに、回動させるときに力を入れやすくする作用をなす。また、膨出部分12が斜め上向きに形成されて、ちょうど切削刃3の周囲に隆起した形状をなしており、換言すれば切削刃3の刃先が膨出部から深く堀り込まれた位置に保持されて、刃先の近傍には堀り込みによる壁部19が形成されているので、工具本体10を強く握りしめても掌が切削刃3の刃先に接近せず、安全性が保たれる。
面取りガイド4は、絶縁体91をテーパ剥きにせず、段剥きの状態で、その周縁部のみを面取りする場合に使用する部材である。面取りガイド4は略L字状に屈曲された部材で、その基端部41が切削刃取付部15の近傍箇所に面取りガイド固定用ビス62で軸着され、図2、図6に示すように、切削刃取付部15の表面に沿って10〜20度、揺動しうるように保持される。基端部41の延長端を屈曲して形成された自由端部42は、図8に示すように、絶縁電線9の導体92を避けて、絶縁体91の段剥き端面にのみ当接する湾曲縁43を有している。自由端部42は、案内用孔部2に臨むようにして工具本体10に形成した面取りガイド揺動用切欠部14内に保持されて、手動操作により案内用孔部2に出入する。
テーパ剥きを行う場合は、面取りガイド4を外側に揺動させて案内用孔部2から離す。絶縁体91の面取りを行う場合は、面取りガイド4を内側に揺動させて案内用孔部2内に突出させる。この状態で、絶縁体91が段剥きされた絶縁電線9を案内用孔部2に挿入して回動させると、面取りガイド4が絶縁体91の端面に当接して絶縁電線9の前進を阻むので、切削刃3によって絶縁体91の周縁部のみが一定幅で面取りされることとなる。
このように、本考案の絶縁被覆剥取工具1は、絶縁体91を先細テーパ状に剥き取るのに好適な構造と形状を具備しているので、絶縁電線9の端末処理作業を大いに効率化する。さらに、切削刃3に折取式カッターナイフの替刃を利用しているので、替刃の入手が容易であり、交換コストを下げることができる。さらに、面取りガイド4を並設することによって、絶縁体91のテーパ剥きだけでなく、段剥き端面の面取りにも利用することができる。
1 絶縁被覆剥取工具
10 工具本体
11 円筒状部分
12 膨出部分
13 載置底面部
14 面取りガイド揺動用切欠部
15 切削刃取付部
16 切削刃位置決め用凹部
2 案内用孔部
3 切削刃
4 面取りガイド
41 基端部
42 自由端部
5 切削刃固定プレート
9 絶縁電線
91 絶縁体
92 導体
L 軸心

Claims (8)

  1. 工具本体に絶縁電線の一端を挿入しうる案内用孔部が形成され、切削刃がその刃先を前記案内用孔部内に突出させて工具本体に取り付けられ、前記案内用孔部に挿入した絶縁電線と工具本体とを軸周り反対向きに回動させると絶縁電線の外被を構成する絶縁体に前記切削刃の刃先が食い込んで絶縁体が螺旋状に剥き取られるように構成される絶縁被覆剥取工具において、
    工具本体に、案内用孔部の軸心に対して10〜30度の傾斜角をなす略平坦な切削刃取付部が形成されて、該切削刃取付部に薄板状の切削刃が、その刃先先端を絶縁電線における導体の外周に近接させる姿勢で取り付けられたことを特徴とする絶縁被覆剥取工具。
  2. 請求項1に記載の絶縁被覆剥取工具において、
    切削刃が、折取式カッターナイフの替刃、または該替刃の複数節分を折り取ったものであることを特徴とする絶縁被覆剥取工具。
  3. 請求項1又は2に記載の絶縁被覆剥取工具において、
    切削刃取付部には切削刃の厚みよりもやや浅い切削刃位置決め用凹部が形成されて、その切削刃位置決め用凹部内に切削刃が載置され、切削刃の上面に切削刃固定プレートを重ねて工具本体にビス止めすることにより切削刃が工具本体の定位置に固定されることを特徴とする絶縁被覆剥取工具。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の絶縁被覆剥取工具において、
    工具本体に、案内用孔部内に進退する可動式の面取りガイドが設けられ、この面取りガイドを絶縁電線における絶縁体の段剥き端面に当接させた状態で絶縁電線と工具本体とを軸周り反対向きに回動させることにより、切削刃が絶縁体の周縁部を面取りするように構成されたことを特徴とする絶縁被覆剥取工具。
  5. 請求項4に記載の絶縁被覆剥取工具において、
    面取りガイドは、その基端部が切削刃取付部の近傍箇所に揺動自在に軸着されるとともに、基端部の延長端に屈曲形成されてなる自由端部が、案内用孔部に臨むようにして工具本体に形成された面取りガイド揺動用切欠部内に保持されたことを特徴とする絶縁被覆剥取工具。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の絶縁被覆剥取工具において、
    案内用孔部の軸心の延長方向から工具本体を見た外形が、案内用孔部を包囲する円筒状部分の周方向1/3〜1/2の範囲を外方に向けて先細状に膨出させた形状をなすことを特徴とする絶縁被覆剥取工具。
  7. 請求項6に記載の絶縁被覆剥取工具において、
    案内用孔部を包囲する円筒状部分の厚さは案内用孔部の直径の0.3〜0.6倍となされるとともに、案内用孔部の軸心から膨出部分の最外端までの寸法は案内用孔部の直径の1.4〜1.8倍となされたことを特徴とする絶縁被覆剥取工具。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の絶縁被覆剥取工具において、
    円筒状部分の一部には平坦な載置底面部が設けられ、該載置低面部は、案内用孔部の軸心に直交する断面形状において切削刃取付部と平行になるように形成されたことを特徴とする絶縁被覆剥取工具。
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