JP3151867B2 - 血清アルブミンの精製方法 - Google Patents

血清アルブミンの精製方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微生物培養液等から血
清アルブミン(SA)を精製する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】SAは動物体内、特に肝臓で大量に合成
される血漿蛋白質であり、コロイド浸透圧の維持や種々
の血液蛋白質あるいは低分子物質の運搬などの生理作用
に重要な役割を担っている。近年では、SAは薬剤とし
て大量に使用されている。
【0003】例えばヒト血清アルブミン(Human Serum
Albumin,HSA)は、熱傷、ネフロ−ゼ、出血性ショッ
ク等に対し、静注投与される蛋白製剤であり、その需要
は極めて大きくなっている。
【0004】このように需要の大きいHSA等につい
て、従来はヒト血漿から製造されているが、原料不足か
ら生じる製造量の限界や病原体混入の恐れ等から、非血
漿由来のHSA等を製造する必要が生じている。
【0005】遺伝子組換え法はこのような非血漿由来S
Aの製造には好適な方法であり、例えば特開昭2−27
6589号、特開平3−83595号又はBiotechnolog
y,8,p 42,1990 年等には、酵母を宿主として、大量製造
が要求されるHSA等(HSAのヒトへの投与量は、通
常5から10gである)を効率的に製造する方法が記載
されている。
【0006】このように、遺伝子組換え法によりSAを
製造した場合、宿主である微生物により製造されたSA
は培養液に遊離されることが多いが、同時に培養液中に
は、宿主に由来する他の蛋白質、脂質、多糖類も遊離さ
れているため、培養液からSAを精製する操作が必要と
なる。
【0007】SAの精製方法については、例えばエタノ
−ルを用いる方法(Cohnら、J.Amer.Chem.Soc.68,p459,
1946年、Kistler-Nitschmannら、Vox Sang.,7,p 414,19
62年Fosterら、Methods of Plasma Protein Fractionat
ion,Curling,J.M.,ed.,Academic Press,London,p17,198
0 年)、ポリエチレングリコ−ルによる沈殿と各種クロ
マトグラフィ−を組み合わせる方法(Hao ら、Methods
of PlasmaProtein Fractionation,Curling,J.M.,ed.,Ac
ademic Press,London,p57,1980 年)、ジエチルアミノ
エチル(DEAE)基又はカルボキシメチル(CM)基
を有するイオン交換ゲルを使用する方法(Curling ら、
Methods of Plasma Protein Fractionation,Curling,
J.M.,ed.,Academic Press,London,p77,1980 年)又は、
脂肪酸、ヘパリン、ブル−デキストラン、シバクロンブ
ル−、3GA等をリガンドとしたアフィニティクロマト
グラフィ−による方法(伴野丞計、動物成分利用集成・
陸産動物編、R&Dプランニング、p 166,1987年)等
の、血漿からのHSAの精製方法が知られている。
【0008】
【従来技術の課題】前記したように、従来SAの精製方
法が知られていない分けではない。しかしながらこれら
の精製方法は、基本的に血漿中のSAを精製するための
方法であって、遺伝子組換え法で微生物により製造され
たSAを微生物培養液から精製するための方法ではな
い。血漿成分と微生物培養液成分は大きく性質が異なっ
ているため、血漿成分からの精製方法により微生物培養
液からの精製が効率よく実施し得ないのである。
【0009】前記した血漿からのSAの精製方法の中で
も、シバクロンブル−等をリガンドとしたアフィニティ
−クロマトグラフィ−は、SAとの親和性を利用するも
のであり、微生物培養液からのSAの精製にも有用であ
ることが予想される(Travisら、Biochem.J.,157,p301,
1976年)。しかしながら、アフィニティ−クロマトグラ
フィ−の手法は、高価な官能基を使用する必要から精製
工程のコスト高を招くことになり、また、そのような官
能基を担持するゲルの保存管理を厳密に行う必要があ
り、かつ、ゲルの保存管理を厳密に行ったとしても、能
力劣化しやすい等の改善すべき点がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、遺伝子組
換え法で微生物により製造されたSAを、微生物培養液
から効率的に精製する方法について鋭意検討を行った結
果、金属キレ−トクロマトグラフィ−を使用することで
目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至
った。即ち本発明は、金属キレ−トクロマトグラフィ−
を使用する微生物培養液中の血清アルブミンの精製方法
である。以下本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明は、例えば大腸菌、酵母、動物細胞
等を宿主として製造されたSAを、当該宿主の分泌物を
夾雑物として含む培養液から精製する方法である。本発
明で精製されるSAは、いずれの宿主により製造された
ものであっても制限はない。
【0012】ところで、SAにはヒトSA(HSA)、
ラビットSA(RSA、同一出願人による平成3年特許
願第194984号に記載)等、動物種により種々のS
Aが存在することが知られている。しかし、HSAやR
SAにおいては、24アミノ酸残基からなるプレプロ配
列、35個のシステイン残基の位置、金属との結合に関
与すると考えられるN末端3番目のHis残基、更には
精製標品の等電点は同一であり、かつ、全体としても7
5%のホモロジーを有している。従って本発明は、単に
HSAの精製方法に止まらず、例えばウシ、ヤギ、ラッ
ト、マウス等、HSA以外のSAに適用し得る精製方
法である。
【0013】本発明で使用する金属キレ−トクロマトグ
ラフィ−は、金属を担持するゲルを使用し、その金属と
SAのキレ−ト反応を利用することでSAを精製する方
法である。金属を担持するゲルの基材はどのようなもの
でも制限はなく、それが使用される溶媒系で安定な物質
であれば良い。担持される金属は、例えば亜鉛、ニッケ
ル、銅、コバルト等を例示することができるが、中でも
亜鉛はSAと強固に結合することが可能であるため、本
発明では亜鉛を担持したゲルを使用することが好まし
い。なお、ゲルは、通常の金属キレ−トクロマトグラフ
ィ−の手法に従って適当なカラムに充填した状態で使用
するが、場合によりビ−カに入れた状態で使用しても、
培養液の中に投入するような形で使用しても良い。この
場合には、SAを精製する当然の操作の一つとして、ゲ
ルを培養液から分離すれば良い。
【0014】本発明では、培養液をトリス−塩酸緩衝液
を使用してpH6.0から8.0程度に調整しておくこ
とにより、より効率的にその中のSAを金属を担持する
ゲルと吸着させることが可能である。吸着したSAをゲ
ルから分離し、溶出させるには、例えばイミダゾ−ル等
の低分子アミンを加えるか又はpHを下げる操作等に従
えば良い。しかし、再現性、操作性、分離特性、毒性等
の観点から、グリシンを含む溶液を分離液として使用す
ることが好ましい。
【0015】遺伝子組換え法で製造されたSAを含む微
生物培養液であっても、本発明ではそれを試料として金
属を担持したゲルと接触させてSAを精製することが可
能である。しかしながら、精製効率を高めたり又は操作
を簡単にするため、例えば培養液について遠心分離、限
外濾過、硫安沈殿等を行い、微生物菌体や菌体破砕物等
を除去しておくことが好ましい。
【0016】本発明の精製方法は、それ単独でもSAを
精製することが可能であるが、より高純度の精製を実現
するためには、例えばゲル濾過クロマトグラフィ−、イ
オン交換クロマトグラフィ−等を行ってSAを粗精製し
たものを試料として使用するか、又は本発明の精製を行
った後、このようなクロマトグラフィ−を実施すること
がことが好ましい。このようなクロマトグラフィ−はS
Aを変性させる恐れがなく、かつ迅速に実施可能な方法
であり、発明の精製方法の前又は後処理に好適である。
ここで、ゲル濾過クロマトグラフィ−はSAの分子量を
もとに、イオン交換クロマトグラフィ−はSAの物性を
もとにこれを分離するものである。従って、本発明の前
又は後処理としては、これら2種のクロマトグラフィ−
を実施することが特に好ましい。
【0017】例えばゲル濾過クロマトグラフィ−では、
排除限界分子量が蛋白質換算で10万以上であり、その
分子量が5万から10万付近の蛋白質の分離に優れたも
のを使用することが好ましい。ゲルの基材等に特別の制
限はないが、SAの吸着を防ぐために親水性シリカゲ
ル、親水性ビニルポリマ−ゲル等の、親水性ゲルを使用
すると良い。一方、イオン交換クロマトグラフィ−で
は、SAの物性から考えて陰イオン交換ゲルを使用する
と良い。このようなゲルとしては、例えばジエチルアミ
ノエチル(DEAE)基や四級アミノエチル(QAE)
基を担持するゲルを使用することが例示できる。
【0018】
【実施例】以下に本発明を更に詳細に説明するために実
施例を記載するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。
【0019】実施例1 同一出願人による、平成3年特許願第194984号
記載に従って作製したウサギ血清アルブミン(RSA)
を酵母で製造するためのプラスミド(pYRSA3)を
BamHIによって線状化し、スフェロプラスト法(C
reggら、Molec.Cell.Biol.,5,
p3376,1985年)により酵母(Pichia
pastoris GTS115株、特開昭63−16
4891号)を形質転換し、メタノール資化性のMut
株を調製した(特開昭63−164891号)。
【0020】この形質転換菌をグリセロ−ル培地で増殖
させ、メタノ−ル培地に転換して5日間培養を続けてR
SAを製造、培養液中に遊離させた。
【0021】実施例2 実施例1で得られた酵母培養液を遠心分離して菌体や菌
体破砕物を除去した試料について、限外濾過膜(東ソ−
(株)製、TS−300)で濾過して高分子物質を除去
し、更に限外濾過膜(東ソ−(株)製、TS−10)で
濃縮した。
【0022】濃縮した試料を20mMトリス−塩酸緩衝
液(pH7.0)に対して4℃で一晩透析し、同緩衝液
で平衡化したイオン交換カラム(DEAE TOYOP
EARL 650(東ソ−(株)製)に供し、0〜0.
5M NaClグラジエントにより溶出させた。
【0023】RSAの溶出画分を %SDS−PAGE
を行って確認した後、これを50mM NaCl及び5
%(w/v)酢酸亜鉛を含む50mMトリス−塩酸緩衝
液(pH7.0)で平衡化したキレ−トカラム(ファル
マシア社製、Chelating Sepharose
Fast Flow)に供し、同緩衝液で洗浄した後
0〜0.2Mグリシンのグラジエント溶出によりRSA
を溶出させた。
【0024】イオン交換カラムからの溶出画分の様子を
図1に、キレ−トカラムからの溶出画分の様子を図2に
示す。図1及び図2によれば、イオン交換カラムで精製
した段階(前処理)に比較して本発明の精製方法を実施
した後には、夾雑物の存在が認められない、純度の高い
RSAが取得できたことが分かる。
【0025】実施例3 実施例2で得られた透析物を20mMトリス−塩酸緩衝
液(pH7.0)で平衡化したイオン交換カラム(東ソ
−(株)製、DEAE−5PW)に供し、0〜0.5M
NaClグラジエントにより溶出させた。
【0026】RSAの溶出画分を10%SDS−PAG
Eを行って確認し、これを50mMNaCl及び5%
(w/v)酢酸亜鉛を含む50mMトリス−塩酸緩衝液
(pH7.0)で平衡化したキレ−トカラム(東ソ−
(株)製、キレ−ト5PW)に供し、同緩衝液で洗浄し
た後0〜0.14Mグリシンのグラジエント溶出により
RSAを溶出させた。
【0027】溶出したRSA画分について、更に100
mM NaClを含む10mMリン酸緩衝液(pH7.
0)で平衡化したゲル濾過カラム(東ソ−(株)製、G
3000SWXL)を2本直列に連結したカラムに供し
た。
【0028】また、イオン交換カラム、キレ−トカラム
又はゲル濾過カラムからの溶出画分を10%SDS−P
AGEに供し、それそれの夾雑物の様子を観察した。
【0029】イオン交換カラムからの溶出画分の様子を
図3に、キレ−トカラムからの溶出画分の様子を図4
に、ゲル濾過カラムからの溶出の様子を図5に、これら
3つの溶出画分をSDS−PAGEに供した結果を図6
に示す。これらの図からは、イオン交換カラムで精製し
た段階(前処理)に比較して本発明の精製方法を実施し
た後には大幅に夾雑物が減少し、更にゲル濾過カラムで
の処理(後処理)により、高度に精製されたRSAが取
得できたことが分かり、図6からは、最終的に得た標品
では夾雑物バンドが存在しないことが分かる。
【0030】実施例4 実施例1で使用した酵母をホモジナイザ−で破砕し、こ
れをマウスに免疫して抗ピキア酵母ポリクロ−ナル抗体
を調製し、実施例3で得た3つの溶出画分についてWest
ern blotting試験(Towbinら、Proc.Natl.Acad.Sci.US
A,76,p4350,1979年)を行った。
【0031】結果を図7に示す。図7からは、単にイオ
ン交換カラムによる精製操作を実施して得たRSA標品
では酵母に由来する夾雑物が大量に含まれているもの
の、本発明のキレ−トカラムにより精製した後のRSA
標品は、夾雑物が除去された高純度標品であることが分
かる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、迅速かつ簡単に、微生
物培養液中のSAを精製することができる。従来の血漿
からのSAの精製方法が、血漿成分からのSAの精製を
目的としていたのに比較して、本発明は遺伝子組換えに
おいて宿主として使用された微生物に由来する蛋白質、
脂質、多糖類からのSAの精製方法を提供するものであ
る。
【0033】本発明はそれ自体効率的なSAの精製方法
であるが、前又は後処理としてイオン交換クロマトグラ
フィ−やゲル濾過クロマトグラフィ−を実施すること
で、より高純度のSAを提供し得る精製方法である。本
発明の精製方法は、人体等への投与量が5〜10gと大
量であり、従って当然に夾雑物を可能な限り排除しなけ
ればならないHSA等を精製する場合に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例2におけるイオン交換カラムか
らの溶出画分のクロマトグラムである。図中、溶出ピ−
クの上に示したコの字型の記号は、RSA画分としてキ
レ−トカラムに供した画分を示している。また図中、0
Mから始まる線はグラジエントの様子を示すものであ
る。
【図2】図2は、実施例2におけるキレ−トカラムから
の溶出画分のクロマトグラムである。図中、溶出ピ−ク
の上に示したコの字型の記号は、RSA画分として取得
した画分を示している。また、図中0Mから始まる線は
グラジエントの様子を示すものである。
【図3】図3は、実施例3におけるイオン交換カラムか
らの溶出画分のクロマトグラムである。図中、溶出ピ−
クの上に示したコの字型の記号分は、RSA画分として
キレ−トカラムに供した画分を示している。図中、0M
から始まる線はグラジエントの様子を示すものであり、
Injectは溶出液の添加開始を示し、溶出の様子を示す曲
線の下の数字は溶出液の添加開始からの時間を、溶出ピ
−クの上の数字は各ピ−クの溶出時間を示している。
【図4】図4は、実施例3におけるキレ−トカラムから
の溶出画分のクロマトグラムである。図中、溶出ピ−ク
の上に示したコの字型の記号は、RSA画分としてゲル
濾過カラムに供した画分を示している。図中、0Mから
始まる線はグラジエントの様子を示すものであり、Inje
ctは溶出液の添加開始を示している。
【図5】図5は、実施例3におけるゲル濾過カラムから
の溶出画分のクロマトグラムである。図中、溶出ピ−ク
の上に示したコの字型の記号は、RSA画分として取得
した画分を示している。図中、溶出の様子を示す曲線の
下の数字は、カラムに試料を添加してからの時間を、溶
出ピ−クの上の数字は各ピ−クの溶出時間を示してい
る。
【図6】図6は、実施例3における、イオン交換カラム
からの溶出画分、キレ−トカラムからの溶出画分及びゲ
ル濾過カラムからの溶出画分についてのSDS−PAG
Eの結果を示すものである。Mは分子量マ−カ−につい
ての結果であり、1は実施例1において調製された培養
液濃縮液についての結果であり、2はイオン交換カラム
からの溶出画分についての結果であり、3はキレ−トカ
ラムからの溶出画分についての結果であり、4はゲル濾
過カラムからの溶出画分についての結果である。図中、
図の左横の数字は分子量マ−カ−についての結果から推
定される分子量を示し、RSAの矢印はRSAのバンド
を示すものである。
【図7】図7は、実施例4の結果を示すものである。図
中1はイオン交換カラムからの溶出画分についての結果
であり、2はキレ−トカラムからの溶出画分についての
結果であり、3はゲル濾過カラムからの溶出画分につい
ての結果である。図中、図の左横の数字は別途実施した
分子量マ−カ−についての結果から推定される分子量で
あり、RSAの矢印はRSAのバンドを示すものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12P 21/02 C07K 14/765 C12N 15/09 BIOSIS(DIALOG) MEDLINE(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】亜鉛を担持したゲルを使用する金属キレー
    トクロマトグラフィーを使用する、微生物培養液中の血
    清アルブミンの精製方法。
  2. 【請求項2】血清アルブミンをトリス−塩酸緩衝液中で
    亜鉛を担持した金属キレートゲルに吸着させ、後にグリ
    シンを含む溶出液で溶出させることを特徴とする、請求
    項1の精製方法。
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