JP3151538U - カテーテル - Google Patents

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万作 高野
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Abstract

【課題】造影剤噴射口から適切に造影剤を噴射できるカテーテルを提供する。【解決手段】先端部にループ状変形部分1を有する。ループ状変形部分1の近傍でかつ金他部側の側壁に造影剤噴射口5が形成される。ループ状変形部分の最大外径が5〜7mmとされる。ループ状変形部分1のチューブ内径が、他の部分のチューブ内径よりも10%以上小さくされる。カテーテルKTの外径が全長にわたって均一とされている。【選択図】図3

Description

本考案は、特に造影用として好適なカテーテルに関するものである。
例えば心臓の左心室の検査のために、造影用カテーテルを経皮的に左心室内に挿入して、この造影用カテーテルを介して左心室内に造影剤を供給することが行なわれている。特許文献1には、造影剤を供給するための造影用カテーテルとして、その先端部をループ状に変形させたものが開示されており、このループ状の変形部分が豚の尻尾に似ていることからピッグテール式カテーテルとも呼ばれている。特許文献1には、ループ状に変形された部分の近傍の側壁に、複数の造影剤噴射口を開口させたものが開示されている。
特開平10−211286号公報
先端部をループ状に変形させたピッグテール式の造影用カテーテルにあっては、ループ状の変形部分の抵抗によって、その基端部側にある造影剤噴射口から造影剤が噴射されることになる。つまり、造影用カテーテルの基端部側から圧送される造影剤は、ループ状変形部分の大きな抵抗によって、造影用カテーテルの先端開口からは殆ど噴射されることなく、ループ状変形部分よりも基端側の側壁に形成された複数の造影剤噴射口から広く分散して周囲に噴射されることになる。
しかしながら、造影用カテーテルの先端部を単にループ状に変形させただけでは、その先端部の抵抗を十分に確保することが難しく、ループ状変形部分の基端部側の側壁に形成された造影剤噴射口から適切に造影剤を噴射することが難しくなるという問題を生じやすいものとなる。とりわけ、ループ状変形部分は、造影用カテーテルを体内に挿入したときの温度上昇によって少なからず直線状になろうとする傾向があり、このため、ループ状変形部分の形状を、体内への挿入前にあっては所望形状に維持できたとしても、体内に挿入した後は所望形状よりもループが大きくなってしまい、この分ループ状変形部分の抵抗が小さくなって、側壁に形成された造影剤噴射口からの造影剤噴射が良好に行われなくなってしまうことになる。
本考案は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、側壁に形成された造影剤噴射口から適切に造影剤を噴射できるようにしたカテーテルを提供することにある。
前記目的を達成するため、本考案にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、実用新案登録請求の範囲における請求項1に記載のように、
先端部にループ状変形部分を有し、該ループ状変形部分の近傍でかつ該ループ状変形部分よりも基端部側の側壁に造影剤噴射口が形成されたカテーテルにおいて、
前記ループ状変形部分の最大外径が5〜7mmとされ、
前記ループ状変形部分のチューブ内径が、他の部分のチューブ内径よりも10%以上小さくされ、
外径が全長にわたって均一とされている、
ようにしてある。上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。
本考案によれば、ループ状変形部分の形成と、ループ状変形部分の内径を小さくすることとの両方の作用によって、先端部での抵抗を常時大きなものに維持して、側壁に形成された造影剤噴射口からの造影剤噴射を常に良好なものとすることができる。また、ループ状変形部分の外壁部分の肉厚が大きくなるので、その分、ループ状変形部分の形状を維持しようとする機能が高められて、上記効果をより一層十分に発揮し易いものとなる。また、外径をループ状変形部分とその基端部部側とで同一にしてあるので、汎用のカテーテルとしても使用できるようにする上でも好ましいものとなる。
本考案によるカテーテルの一例を示す図。 図1の先端部付近を拡大して示す図。 図1の先端部付近を拡大して示す斜視図。 ループ状変形部分の基端部付近を示す断面図。
図1において、1は、本考案による造影用カテーテルKTの全体形状を示し、体内に挿入前の外力が作用しない通常状態の形状が示される。この造影用カテーテルKTは、その先端部に、ほぼ360度近く湾曲された円環状のループ状変形部1を有する。造影用カテーテルKTの基端部2側は、長い直線状とされて、この直線状の基端部2からは、緩やかにカーブした曲がり部3が連なっている。そして、曲がり部3の終端とループ状変形部分1との間は、短いほぼ直線状とされた境界部4とされている。なお、基端部2と曲がり部3との境界位置が符合α1で示され、曲がり部3と境界部4との境界位置が符合α2で示され、境界部4とループ状変形部分1との境界位置が符合α3で示される。
図2に示すように、外力が作用しない室温状態での前記ループ状変形部分1の直径(最大外径)L1は、5mm〜7mmに設定されている。より具体的には、直径L1は、造影用カテーテルの外径が4Fr(フレンチサイズ)の場合で5mm程度(5mm〜6mm)、5Frの場合で6mm程度(6mm〜7mm)とされている。前記曲がり部3は、ループ状変形部分1に向けて徐々に湾曲度合が大きく(カーブがきつく)されている。このような曲がり部3の形成によって、浅部挿入においても、大動脈弁の腱索や心室下壁にループ状変形部分1が接触することを避けることが可能となり、浅部挿入での安全かつ効果的な造影が可能となる。
図3に示すように、前記境界部4の側壁には、複数の造影剤噴射口5が形成されている。この造影剤噴射口5は、ループ状変形部分1の背面側となる位置に形成されている。より具体的には、ループ状変形部分1にもっとも近い位置の造影剤噴射口5は、上下2箇所に形成され、これよりも基端部2側に隣り合う造影剤噴射口5は、ループ状変形部分1と丁度反対位置において1箇所形成されている。造影剤噴射口5をループ状変形部分1の背面側に形成することにより、造影剤噴射口5から噴射される造影剤を、ループ状変形部分1に邪魔されることなく広く分散させる上で好ましいものとなる。
なお、造影剤噴射口5の形成位置は、適宜選択できるものであり、例えば、2個一対となる造影剤噴射口5境界部4の径方向180度反対側に位置させて、このような2個一対となる造影剤噴射口5を境界部4の長手方向に複数対形成するようにしてもよい。また、カテーテルKTの外周面に螺旋状の軌跡に沿って複数の造影剤噴射口5を形成するようにしてもよい。要は、複数の造影剤噴射口5の開口方向を適宜変更することによって、各造影剤噴射口5から噴射される造影剤の反力によってカテーテルKTの先端部が極力ぶれないように位置設定するのが好ましいものである。また、ループ状変形部分1のもっとも近くに位置する造影剤噴射口5は、ループ状変形部分1の直近、例えばループ状変形部分1の形成開始位置(図1のα3位置)から5mm〜6mm程度の範囲に設定するのが好ましいものである。
図4に示すように、前記ループ状変形部分1のチューブ内径θ1は、他の部分のチューブ内径θ2(つまり基端部2,曲がり部3、境界部4の各チューブ内径)よりも小さく設定されている。ループ状変形部分1のチューブ内径θ1は、ガイドワイヤが挿通できる範囲で極力小さく設定するのが好ましい。より具体的には、ループ状変形部分1のチューブ内径θ1は、他の部分のチューブ内径θ2よりも10%以上小さく設定するのが、ループ状変形部分1の通路抵抗を十分に大きくする上で好ましいものである。
一方、造影用カテーテルKTの外径は、その全長に渡って同一とされている。つまり、ループ状変形部分1においては、そのチューブ内径が他の部分よりも小さくされることに伴って、その肉厚(外壁となる部分の肉厚)T1が他の部分の肉厚T2よりも大きくなっている。
以上のような構成において、カテーテルKTは、例えば、ガイドワイヤを利用して経皮的に心臓の左心室に挿入される。左心室への挿入深さは、境界部4およびループ状変形部分1が左心室内に位置する深さとされる。境界部4,ループ状変形部分1が左心室に位置された状態で、ガイドワイヤが引き抜かれて、造影剤が基端部2側より供給される。ループ状変形部分1の抵抗と、ループ状変形部分1のチューブ内径が小さくされていることから、造影剤は、ループ状変形部分1の先端開口から噴射されることなく、境界部4の側壁に形成された造影剤噴射口5から噴射される。ループ状変形部分1の肉厚T1が他の部分の肉厚T2よりも大きいことから、体内に挿入された後でも、室温かつ外力を受けない状態での所望形状が維持されて、造影剤噴射口5からのみ造影剤を噴射させる上で好ましいものとなる。
以上実施形態について説明したが、本考案は実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された範囲で適宜の変更が可能である。また、本考案によるカテーテルKTは、その外径が全長に渡って均一に設定されているため、造影剤供給用としてのみならず、汎用のカテーテルとしても利用できることになる。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたカテーテルを提供することをも暗黙的に含むものである。
本考案によるカテーテルは、例えば造影剤を利用した人体や動物の検査用として利用できる。
KT:カテーテル
1:ループ状変形部分
2:基端部
3:曲がり部
4:境界部
5:造影剤噴射口
L1:外径(ループ状変形部分)
θ1:チューブ内径(ループ状変形部分)
θ2:チューブ内径(ループ状変形部分以外の部分)
T1:肉厚(ループ状変形部分)
T2:肉厚(ループ状変形部分以外の部分)

Claims (4)

  1. 先端部にループ状変形部分を有し、該ループ状変形部分の近傍でかつ該ループ状変形部分よりも基端部側の側壁に造影剤噴射口が形成されたカテーテルにおいて、
    前記ループ状変形部分の最大外径が5〜7mmとされ、
    前記ループ状変形部分のチューブ内径が、他の部分のチューブ内径よりも10%以上小さくされ、
    外径が全長にわたって均一とされている、
    ことを特徴とするカテーテル。
  2. 請求項1において、
    前記造影剤噴射口が、前記ループ状変形部分の背面側にのみ形成されている、ことを特徴とするカテーテル。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記ループ状変形部分に連なる部分がほぼ直線状の境界部とされ、
    前記境界部に連なる部分が、前記ループ状変形部分に向けて徐々に曲がり度合が大きくされた曲がり部とされ、
    前記造影剤噴射口が前記境界部に形成されている、
    ことを特徴とするカテーテル。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    外径サイズが4フレンツまたは5フレンツとされている、ことを特徴とするカテーテル。
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JP2018502673A (ja) * 2014-10-24 2018-02-01 ヘルマー、グレゴリーHELMER, Gregory Tavr手術用カテーテル

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